ヒシミラクル「アッハハハハハ！！ ヒヒ、ハハハハハハッ！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
トレーナー「なん……なにあれ。何飲ませたの？」
タキオン「いやぁ、闘争本能を引き上げるというか解放するというか、そういう副作用があったようでね」
トレーナー「メインの効果は？」
アグネスタキオン「神経系の回復を促す効果さ」
チェルヴィニア「ひぃぃぃぃぃ！！」
デンクマール「あ゛あ゛〜゛来゛る゛ぅ゛ぅ゛！！」
トレーナー「ヒシミラクル！ここで走っちゃダメだよ！待って、止まれ！うわあああっ！！」ｶﾞｯｼｬ-ﾝ
ダンツフレーム「きゃあ！？ ど、どうしたんですかトレーナーさん！」
ヒシミラクル「さあダンツちゃん、証明の時間だよ……この地上最速の脚を使って、どちらがより強いのか答え合わせをしようよ……！」
ダンツフレーム「え、えぇ！？」
ヒシミラクル「ヴ」ﾊﾟﾀﾘ
ダンツフレーム「ミラ子先輩！？」
アグネスタキオン「おや、想定より早く熱量(カロリー)を使い切ったみたいだねぇ。変に止めるよりこっちの方が安全だったんだが……」
トレーナー「そ、それをはやく……言って……」ﾊﾟﾀﾘ
ダンツフレーム「トレーナーさんも！？」
アグネスタキオン「フムフム、流石はトレーナーくんだ。ウマ娘に全力体当たりされても傷一つ無いとは。では後は頼んだよ、ダンツくん」
ダンツフレーム「え、ちょ……タキオンちゃん！！ もおぉ〜〜〜〜！！」
マンハッタンカフェ「トレーナーさんが、怒っていましたよ」
アグネスタキオン「ヒシミラクルくんには申し訳ない事をしたねぇ」
マンハッタンカフェ「そうではなく……焦って色々試さないように、と」
アグネスタキオン「おいおいおいおい！ 時間は有限なんだ。試せることはすぐにでもやるさ」
マンハッタンカフェ「トレーナーさんは、10年先の事を言っているようですが」
アグネスタキオン「くくく、暇なんだねぇ彼は」
マンハッタンカフェ「……暇」
アグネスタキオン「だろう？ 今すぐにでも脚の心配を取り除いてやりたいと考えていたら、明後日の事なんて気にしてられないねぇ」
マンハッタンカフェ「だから……ずっと走ってもらいたいから、じゃないんでしょうか……」
アグネスタキオン「…………ふぅん…………ふふ……」
マンハッタンカフェ「……早くくっついてしまえばいいのに」
アグネスタキオン「何か言ったかい？」
マンハッタンカフェ「何も」