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村上春樹作「生かさず殺さずのクリスマス」にありがちなこと
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センパイがブーブ・クリコじゃなくてオーパスワンを持ってくる
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やれやれ、これだから女性っていうのは。
すでにイブの終わりを味わった僕は、眠たげな顔で白けた雰囲気を隠さずにいた。
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29歳の春に拓也は生まれて初めて恋に落ちた。
広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。
それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。
そして勢いをひとつまみもゆるめることなく大洋を吹きわたり、アンコールワットを無慈悲に崩し、インドの森を気の毒な一群の虎ごと熱で焼きつくし、ペルシャの砂漠の砂嵐となってどこかのエキゾチックな城塞都市をまるごとひとつ砂に埋もれさせてしまった。
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おい拓也、お前いったいどこに居るんだ?
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生かさず殺さずの羊男のクリスマス
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週末は、昼夜問わず仕事が入る。そういう日に僕は、ガソリンみたいな味がするキメションとカスピ海ヨーグルトだとかで食事を軽く済ませるようにしていた。
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>>4
「ウッス」
僕は今、どこにいるんだろう?
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