アフロ田所「オォン！先週ロンドンにゴキゲンなライブを見に行ったばかりで持ち合わせは8.10ドルしかないんだよなぁ…」
その台詞のあと、電話の向こうから何かを殴打する音と、田所さーッん！！！という悲鳴が聞こえた。
誘拐犯肉おじゃ「結構疲れますねこれ」
アフロ田所「お、お前さ誘拐犯さ、ゆうすけ君に指一本でも触れたんだら？もう許さない。はっきりわかんだね」
誘拐犯肉おじゃ「(それなら1人で裏路地のライブハウスまで)来いすか？」
アフロ田所「いいよ！！来いよ！！」←お前が行くんだよ
そしてライブハウスについたアフロ田所はステージ裏の扉を開ける。そこには確かにゆうすけがいた。安堵するのも束の間、闇の中から何者かにスポットライトに当てられてアフロ田所はギンギンのロックミュージックの手荒い歓迎をされた！
闇落ちしたかつてのバンド仲間肉おじゃ「(本当に1人で来るとか)笑っちゃうんすよね」(ギターをかき鳴らしながら)
その背後では月光町ちっちゃいものクラブの面々が下卑た薄笑いを浮かべながら荒々しくドラムやベースをかき鳴らしていた。
ゆうすけ「田所さーッん！！！！」
アフロ田所「まったくしょうがねぇな…」(アフロからギターを取り出しながら)
(愉快そうな笑みを浮かべる肉おじゃ)
そして5分後…
肉おじゃ「(やはり田所に比べて自分のギターテクは)未熟です…」
アフロ田所のギター「オォン！アォン！ちょっと田所さんの旋律良すぎぃ！！！肉おじゃみたいな多田野早く強く弾けばいいと思ってるバカガキとは比べ物にならないって、はっきりわかんだね！！！！」
観客1「いいゾ〜これ」
観客2「すげぇハリケーン(の中にいるみたいな臨場感のある演奏)……」
観客3「(身体が踊り出すのが)我慢できぬ……」
アフロ田所「いいよ！こいよ！(歓声を)ステージにかけてステージに！！！」
(敗北を悟り苦悶の表情を浮かべ崩れ落ちるる肉おじゃ)
そして聴衆はアフロ田所にドビュッシーと絶叫した。百人にも迫る耳の肥えた者たちのアンコールがここに始まったのだ。
一方、ステージ裏のゆうすけは憧れの兄貴分の魂の演奏に涙しいつか自分も隣で楽器を奏でたいと夢想していた。
(ものの)あはれ。
いると鬱陶しいけどいなかったらいなかったで物足りなさを感じてそう
孤児のゆうすけをギターで笑顔にして引き取ったんでしょう
よかった
淫夢ワールドとレア社の世界観は通ずるところがあるしギターに目がついててしゃべってもおかしくはない