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『短命』(仁奈×武内P)
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仁奈「きれいなおくさんをもつと、『たんめい』になるとききやがりました」
武内P「た、『短命』……とは?」
仁奈「ながいきは『ちょうめい』で、そのはんたいが『たんめい』でやがります」
武内P「どこからそんな知識を……」
仁奈「むかしばなしから聞いたです、とてもきれいなおくさんのだんなさんは、みるみるうちにやせほそって死んじまうって」
仁奈「えーと、ごはんをよそったりして……指から毒が……いや、ちげー、それは間違いだっけ……」
仁奈「足をからめたりして足から毒が……えーと、それもちげー」
武内P「なんですか一体」
仁奈「『たんめい』になるげんいんなんだっけ……おもいだせねーです」
仁奈「プロデューサー!お話のとおりに一緒にやってくだせー!そうしたら思い出せそうです!」
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武内P「えぇ……」
仁奈「まずごはんをよそう」
武内P「はい」
仁奈「ちげー!ふわってよそうです!」
武内P「違いがあるんですか!?」
仁奈「ごはんをわたそうとして」
武内P「はい」
仁奈「てとてがふれる」
仁奈「めとめがあう」
仁奈「あたりを見ると、だれもいない」
仁奈「………」
仁奈「……なんで『たんめい』になりやがるんでしたっけ?」
武内P「指に毒を塗っていたからではないでしょうか」
仁奈「それはお話の中で違うって言われてたです!もういっかい!」
仁奈「こんどは寒くてくっつきあってるの!」
仁奈「おたがい寒くてくっついて」
武内P「はい」
仁奈「かたとかたがくっついて」
仁奈「てとてがふれる」
仁奈「あしをからめあう」
仁奈「あたりを見ると、だれもいない」
仁奈「………」
仁奈「……なんで『たんめい』になりやがるんでしたっけ?」
武内P「足に毒を……?」
仁奈「それもお話の中で違うって言われてたです!」
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仁奈「あー!思い出しやがりました!」
武内P「何ですか」
仁奈「『よるにやることを、ひるまもずっとやってるから『たんめい』になる』ですよ!」
仁奈「うーん、でも仁奈、けっきょくわからねーです、『ひるまもずっとできる、よるにやること』ってなんでやがりますか?」
仁奈「プロデューサーは、意味分かるです?」
武内P「そ……それは……」
〜〜
仁奈「おひるねでやがりますか……?えー……??」
仁奈「おひるねなんてしたらながいきしそうでやがりますが……」
武内P(何とか誤魔化せましたね)
仁奈「すぅー……」
武内P(寝た……)
武内P(私も疲れていましたし……このまま昼寝をするのも悪くはありませんね……)
〜〜
ごそごそっ……
武内P(ん……何ですか……)
武内P(仁奈……さんがいつの間にか私の顔の真横に!?)
仁奈「んぅ〜……プロデューサー……」
仁奈「だいすき……」
ちゅっちゅ……
武内P(ああ……やはり私は、『短命』だ……)
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あっ…武仁奈が帰った来たんやなって…
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優しい世界
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