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月村手毬「いったいどういう事ですか!!」
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P「常々言っていることですが、主語が無いと話したい内容が伝わりませんよ」
手毬「この! トゥイットゥアーの投稿! なんなんですかっ!!」
『歌には自信あります』
『足引っ張ったら──殺すから』
『好きな食べ物はケーキ……へ? 本音で? じゃあ、背脂チャッチャ系のラーメンとか、とんかつカレーかな』
『短所……もうちょっと、素直になれたら、いいかなって……』
P「ああ、初星学園公式アカウントで不定期に投稿しているアイドル紹介動画ですか」
手毬「こんなの載せるなんて聞いてないんですけど!?」
P「言ってませんからね」
手毬「普通アイドルに一言くらい……いや、それよりもなんですかこの内容!」
P「自分なりに月村手毬の魅力を考えた結果です。素晴らしい出来だと自負していますし、反応も良いですよ」
手毬「! そう、これについてるコメントも!」
『今一番の有望株来たな』
『あの若さであの歌唱力はガチで第二の如月千早になると思うわ』
『ガチでビジュ良くてびっくりしちゃった。歌手でもよかったんちゃう?』
『中学の時のユニット時点でもうプロアイドルみたいなもんだったよ』
P「何か問題が?」
手毬「そっちじゃなくてこれとか!」
『これ本人は自分がクールキャラだと思ってんのホンマ草』
『キャラ作りじゃないの? 今どきそんな天然じゃやっていけんだろ』
『中身がアイドルのイメージ外なのギャップ通り越して二重人格みを感じる』
『素のままやった方が人気出る。絶対』
『臨界ブラキそっくりよね』
P「まぁそういう意見もあります」
手毬「プロデューサーのせいでわたしのイメージ、崩れちゃうじゃないですか……」
P「とっくの昔に仮面は見破らていたようですが……」
手毬「そ、そんなはず」
P「しかしよく見てください。インプレッションだけで50億というのは、他アイドルと比較すると一桁違うんですよ?」
手毬「こんな注目のされ方なんて期待してません!」
P「ですが、まず月村手毬の方を向いてもらわない事には歌を聞いて貰えません」
手毬「それは……そうかもしれないけど……」
P「早速、ほら」スッ
手毬「…………仕事のご依頼、歌唱ステージについて、独占取材の件……これ、来てるの全部仕事の?」
P「そうです。まだまだ学生のあなたに今日だけで数十件の話が舞い込んできました」
手毬「…………」
手毬(わ、わたしのプロデューサー凄すぎる! 動画見た時はどうして私のこと虐めるんだろうって思ってたけど……)
P「これで私のやり方に納得して頂けないのならば、他の方法も考えますが」
手毬「その必要はない。よく分かったから」
P「ありがとうございます」
手毬「でも、今度からああいうプロモーションみたいなのは事前に内容を共有して下さい」
P「前向きに検討しておきます」
手毬「絶対見せること!!」
P「………………………………分かりました」
手毬「よしっ」
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平和に解決
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草
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草
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手毬の評判が良い +3000点
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