みほ「……」
みほ「勘違いしないでほしいのはね、これはあくまであなたが喜ぶかなーって気持ちで着ているってこと」
みほ「私が自発的に個人的趣味として着ているわけではないんです」
みほ「そこは間違わないで。絶対に」
みほ「秘められた西住の本能が覚醒したとかそういうんじゃないから。本当に、リアルガチで」
みほ「…まぁこの時点でおかしいはおかしいんだけど。そこは目を瞑って」
みほ「でもね、中学の時に1回、お父さんがお仕事でどうしても26日まで帰って来れないことがあったんだけど」
みほ「その時もコスプレしてたからね、お母さん」
みほ「その時理解しましたよ。『あ、これただの趣味だ』って」
みほ「『この人ただ自分がコスプレしたいからやってるんだ』って」
みほ「あっはっはっはっは」
みほ「どこの世界に母親のマイクロビキニサンタコス姿を喜ぶ女子中学生がいるの？」
みほ「少なくとも私とお姉ちゃんはそんな特殊で倒錯した癖は持ってないんですよ」
みほ「だいぶ鳥肌立ってたからねお母さん、寒さで。まぁ私達も別の理由で鳥肌総立ちだったけど」
みほ「あっはっはっはっはっはっは」
みほ「……はぁ」
みほ「まだ感想が聞こえてきませんねー」
みほ「彼女の可愛いサンタさん姿への賞賛が聞こえてきませんねー」
みほ「ふーしーぎーでーすーねー」
みほ「そんな悪い子にはプレゼントあげられませんねー」
みほ「あーあー」
みほ「…まぁ、許してあげますか」
みほ「というわけでプレゼントはこちらー」ｺﾞｿｺﾞｿ
みほ「じゃーん、ボーコーパージャーマー(男性用Lサイズ)」
みほ「私とお揃いだよ。いいでしょ」
みほ「今日から毎日使ってね」
みほ「ふふふ、この間買ったボコペアカップも併せてあなたのボコファン化は進んでいるんだよ」
みほ「じゃ、早速これを一緒に着て記念撮影しようか。とりあえず愛里寿ちゃんとお姉ちゃんに送って…」
みほ「え、ダメ？着るのはいいけど写真はNG？」
みほ「えぇー」
END
ここsyamuさん