司会「今回ウマ娘の名前を引いていただくのはトゥインクルシリーズCMキャラクターである目亀ヤイさん、そして佐鮭イクラの介さんです」
佐鮭「よろしくお願いします」
目亀「よろしくお願いします」
司会「そして名前が出たウマ娘が左のポットから馬番を引いていただきます。それではまず解説者の細江さんと記者の触堕さん、痛図さんに伺いたいと思います」
細江「私は凱旋門賞帰りのスルーセブンシーズ選手が気になりますね」
痛図「僕はトゥインクルシリーズラストランになるタイトルホルダー選手ですね。どの枠に入るかが非常に気になるところです」
触堕「私はソールオリエンス選手、タスティエーラ選手といった今年のクラシック戦線を盛り上げた2人に注目したいです」
司会「それでは、一人目を目亀さんに引いていただきましょう」
司会「まずは今年の目黒記念で重賞初制覇を決めたヒートオンビート選手です。GIIではおなじみですがGIは2度目の参戦となります」
ヒートオンビート「やっぱり1番最初というのはいいですね！枠も1番だったらいいんですが…」ｶﾞｻｺﾞｿ
司会「枠順は…9番です！昨年のイクイノックスさんが優勝した枠になります！」
ヒートオンビート「まぁ、悪くないです。私の強みは常に最善を選択できるセンスだと思うので、あまり枠は関係ないですが、勝って2500の覇者になぁりましょう！」
司会「2人目は佐鮭さんに引いてもらいましたが、スルーセブンシーズ選手です！今季は重賞初制覇からイクイノックスさんを追い詰める2着、凱旋門賞でも4着と奮戦し、今一番勢いに乗るウマ娘と言っても過言ではありません」
スルーセブンシーズ「ついにこの日が来たのれす。今日の占いはセブンが1位なのれ、いい枠引ける気がするのれす」
司会「さぁこの言葉は本当なのでしょうか…おっと！外枠の15番になってしまいました！」
スルーセブンシーズ「ズコーッ！まぁ決まってしまったのはしょうがないのれ、これで頑張ります。DJ先輩やマーちゃん先輩にセブンが勝ったところを見せつけるのれす」
司会「ありがとうございます」
司会「今年は京都記念を制して以降は運に見放された感は否めないドウデュース選手、終わり良ければ全て良しとなるのでしょうか」
ドウデュース「ここへ来てようやく本来の力が出せる気がします1番来い…1番来い…」
司会「ゆっくり、ゆっくり…出ました！5番を引き当てました！」
ドウデュース「本当は1番が良かったですが、5番はすごくいい馬番なのは間違いないですね。今年はレースに出れたのに出れなかったりとか、後輩がやらかした尻拭いしたりでレースに集中できなかったり大変でしたが、全て清算します。ところで、今日ってバイキングとかないんですか！？お腹が空いて空いて…」
司会「ないです、我慢してください」
司会「今季は天皇賞春1着に秋2着、イクイノックス引退後の最強に最も近いウマ娘が登場です。馬番は…昨年と同じ10番に入りました！」
ジャスティンパレス「イエエエエエエエエエエエエイ！空ッ前ッ絶後のォ！超絶怒涛のウマ娘！！ジャスティン！！！えー、秋のレースは『A』と一歩届かないように見えて実際は『Bo』ロ負けだったんで、ここを勝って新たな『C』ャンピオンになります！まぁお姉ちゃんも一緒に走るっぽいんですが、私の敵ではないでしょうね」
司会「ありがとうございます。テンションの起伏に唐突なお姉さんへの挑発と見せ場たっぷりでした」
司会「5人目は今年のダービーウマ娘のタスティエーラ選手です、同世代と、先輩ダービーウマ娘をまとめて撫できることができるでしょうか」
タスティエーラ「なるべくなら内枠がいいんですが…」
司会「希望通りの枠は弾けるのか…あっと希望とは違い13番、外枠となってしまいました」
タスティエーラ「いやぁ…まぁまだ他のウマ娘の枠順が決まっていない以上何とも言えないですが、今年はクラウンさんにダービー制覇を誓って有言実行できました。冬のグランプリも最優秀C(クラシック)級ウマ娘の称号も取るつもりなので見ててくださいクラウンさん！」
司会「ありがとうございました」
司会「香港ヴァーズをまさかの出走不可、有馬記念に矛先を変え、ダービーウマ娘が中山レース場に初見参です」
シャフリヤール「まずは香港はあのような結末になってしまいすみません。有馬の走りでお返しします」
司会「さぁ馬番はトレーナーさんが引いてシャフリヤール選手が広げるという共同作業です。イチャイチャしおって…出ました！好枠の2番です！ﾁｯ」
シャフリヤール「枠は最高の枠を引けました。ところで同期のエフやタイトルがポスター作られているのにダービーウマ娘のシャフリヤール様が作られていないのはどおおおおおしても納得いかないので、ここを勝って絶対にポスター作ってもらいます。大好きなラジコンも今日から我慢します！」
司会「ありがとうございました。願掛けにしては短い気もしますが、成就するのでしょうか」
司会「仁川の鬼タイトルホルダー選手、トゥインクルシリーズラストランを表明していますが有終の美を飾れるのでしょうか」
タイトルホルダー「私が引いても外枠ばかりなので、今日はトレーナーさんに引いてもらいます」
司会「タイトルホルダーは…4番を引き当てました！3年目にしていい枠となりました！」
タイトルホルダー「ドゥラメンテ様にあこがれてこの世界にきて、あんなふうに皐月賞やダービーを獲りたいと思っていましたが…私ができたことはドゥラメンテ様が叶わなかったタイトルを獲ることでした。ドゥラメンテ様みたいにはなれませんでしたが、最後も私らしく、先頭を譲らずに駆け抜けます！どうか私の最後の雄姿を見ていてください…あとお姉は『漫才王グランプリの敗者復活見てるから結果だけ教えて』じゃないんだよ！」
司会「逃げて勝ったウマ娘はキタサンブラックさん以降表れていません。憧れとは対照的な走りは、ここで有終を迎えられるのか」
司会「ここでハーパー選手が来ました、ティアラ戦線では常に好走を見せましたが…やや外目の11番です」
ハーパー「ハーパーハーパー、ありあけ〜の〜…ってそれは横浜名物のお菓子だろ！今年のティアラはリバチーやブレイディだけじゃないってところを見せてやりますよ！ジャイアントキリングは私らの専売特許なので」
司会「ありがとうございます。リバティ選手はJCをあと一歩でしたが、ここで立場逆転となるのでしょうか」
司会「GI14回目の挑戦、積み上げた銀メダルの数は4つ、今度こそ金メダリストになれるでしょうか」
ディープボンド「とりあえず引きまーす。えいっ！……」
トレーナー「………あ、僕が開けろってことっぽいので開けます」
司会「さっきのシャフリヤール選手とは逆のパターンとなりましたが、やはり好枠の6番です！」
ディープボンド「あのー、2着5回獲ったらGIウマ娘ってことにならないですかね？みんなそう思ってますよ」
司会「なりません、思ってません」
ディープボンド「ダメなんかーい！ﾓｰｲｰﾖ！どうもありがとうございました」
司会「この後の漫才王グランプリに気を取られてませんか？」
司会「GIでは常連となっているライラック選手、エリザベス女王杯は2着同着などありますが、ここで主役となれるのか！」
ライラック「まだ欲しい枠は残っているので引き当てたいです」
司会「さぁ希望の枠は引けるのか…ど真ん中の8番を引き当てました！」
ライラック「偶数なのがよかったですね。まぁ本当に、トレセン学園に来て以来、とある先輩が偉大過ぎるせいもあって、『ただのライラック』だの『ラッキーじゃない方』だの『アンラッキーちゃん』だの言われて…やかましいわ！あの先輩は4着だったんで、それを超える1着を獲って、実力だけで十分じゃ！ってのを見せつけます」
司会「ありがとうございました。師と慕うオルフェーヴルさんは2回有馬記念を制していますが師弟制覇となるのでしょうか」
司会「さぁこちらもラストランを表明しています、昨年の香港V覇者のウインマリリン選手は…12番を引き当てましたが、やや苦笑いとなっています」
ウインマリリン「いろいろな国を回っていい思いもさせてもらいました、尊敬するグラスさんはグランプリを獲っているウマ娘なので、私も最後に続きたい、それだけです。あと急に姉弟子のモーリスさんから激励受けたっぽいので、まぁそれも受け取っときます」
司会「ありがとうございました。っぽいというのが微妙な温度差を感じますが…」
司会「昨年の2冠ティアラウマ娘が有馬初参戦、常に好走はしていますがオークス以降勝ちは挙げられていません。ここで久々の勝ちを上げられるでしょうか」
スターズオンアース「1番か16番は嫌ですね。ジャパンカップも外枠だったので」
司会「さぁ何番になるのでしょうか…なんと、大外16番となってしまいました！」
スターズオンアース「ちょーまーちょまちょまちょーまーちょまちょまちょーまーてーよ！」
トレーナー「ダメー」（頭をつかむサウンズオブアース）
スターズオンアース「まぁみんな言っていますが、どんな枠に来ても自分の力を信じるだけです。秘策『プロジェクトX』をご覧ください」
司会「他局の番組名を言われた気がしますが気にしないでおきましょう」
司会「皐月賞の衝撃の末脚と同じ中山の舞台で、どんなレースを見せられるのか…おっと、皐月と同じ最内1番をゲットしました！」
ソールオリエンス「いい順番は引けたと思います。ただ私はキタサンブラックさんと違ってコーナーが上手くないので枠を生かせるかどうか…まぁどんなレースをしようが勝てばいいのです勝てば。キタちゃん師匠！イノ先輩だけじゃなく私もやれるんだってとこ見ててくださーい！」
司会「ドゥラメンテさんにあこがれるタイトルホルダー選手とは真逆の性質、その鬼脚は2500mとなっても炸裂するでしょうか。残る枠は3つとなりました」
司会「青葉賞と京都大賞典を制し、残すタイトルはGIのみとなりました」
プラダリア「うーん、ここまでくるとどの枠でもいいっていうか…」
司会「さぁ何番になるのでしょうか…14番です」
プラダリア「外は外なんですが、悪くないですね。隣がダービーウマ娘ですし、何より逆の隣に今回絶対に負けたくないセブン先輩がいるんでよかったです。もうセブン先輩さえ抜けば有馬記念に勝ったようなものなので」
司会「ありがとうございました。この読みは果たして当たるのでしょうか」
=====16人目、アイアンバローズ=====
司会「最後はホウオウエミーズ選手とアイアンバローズ選手に同時に開けてもらいます。新たな福島の英雄と前走で才能を開花させたステイヤー、3番と7番どちらに入るのでしょうか。それでは、最後は同時に…ホウオウエミーズ3番、アイアンバローズ選手7番に決定しました！」
ホウオウエミーズ「多分この中ではぶっちぎりで無名だと思うんですが、成長できていることは自分が一番分かっているので。知ってのとおり漫才王グランプリでも無名のコンビが一番怖いんでね、それを一足早くお見せしたいです」
司会「最後7番に入りましたアイアンバローズ選手も一言お願いします」
アイアンバローズ「どうも重賞ウマ娘です。なんとか有馬の前に重賞獲れてよかったです。あと、普段よくしてもらってるオルフェ先輩に『オマエの走りはアタイが一番敵に回したくないタイプだから自信持って走ればいいッス』ってお墨付きもらったので、その通りやるだけだと思ってます。それはそれとしてパレスはナメた口きいてるのでぶっ潰します」
ジャスティンパレス「やだ…怖い…ｱｲｱﾝﾏﾝ！」
触堕「私はライラック選手が本命と思っています。ここ数年はティアラ路線だったウマ娘が好走していますが、そのなかでも枠が悪くないウマ娘がライラック選手だけだったので、本命にしました」
司会「次は痛図さん、お願いします」
痛図「私はスルーセブンシーズ選手ですね。外枠とはいうものの同じトレーナーさんのドゥレッツァ選手が菊花賞を制したので、このウマ娘もあるんじゃないかと思います」
司会「最後に細江さん、お願いします」
細江「私は枠を見て変えました。タスティエーラ選手を本命にします。とは言っても他のウマ娘も外枠ばっかりなんですが…特にスターズオンアース選手は選択肢が狭まってより腹を決めた走りが見られるんじゃないかと」
司会「有馬記念は中山レース場11R、例年より少し遅めの15時40分発走となります。それでは、関係者の皆さんに大きな拍手を！」
-Theme of SUPER UMA MUSUME-
https://www.youtube.com/watch?v=oJmxGDIj0Pg
⑯スターズオンアース
④タイトルホルダー
⑩ジャスティンパレス
②シャフリヤール
というわけで今季は馬の調子と鞍上の調子がずっと噛み合わずに苦しんでいたドウデュース号が最後の最後に栄冠を勝ち取りました。おめでとうございます。
タイトルホルダー号は惜しくも敗れましたが3度の有馬記念のうち最高の走りを見せてくれたと思います。お疲れ様でした。
ウインマリリン号、ホウオウエミーズ号ともども次のステージでの活躍に期待しましょう。