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オグリキャップ「もぐもぐもぐもぐ」
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所狭しと並べられた大皿から、見る間に料理が消えていく。
オグリキャップとテーブルをともに囲めばいつでも見られる、お馴染みの光景だった。
『本当によく食べるなぁ』
「むぐむぐごきゅごきゅ……む」
「トレーナー。そんなにじっと見られては、少し恥ずかしい」
『おっと、ごめん』
「はぐはぐはぐはぐ」
などと言いつつ、完食するまで決して手は止めないオグリキャップであった。
「ふう。ごちそうさまでした」
「……なあトレーナー。実際のところ、どうなんだろう?」
『何が?』
「私は、お腹いっぱい食べるのが好きだ。大好きだ」
「しかし、競走者として、ウマ娘として、そればかりではよくないことも……わかっているつもりなんだ、一応」
「マックイーンが減量に気を遣っているのを見たりすると、申し訳ないとまでは思わないが」
「身の置き場に困る、というか」
「食堂の人たちに大変な苦労をかけていることも知っている」
「トレーナー……私はもう少し、食べる量を抑えるべきなんだろうか?」
『う〜ん……』
オグリキャップの言うことは、一面においては正しい。
たくさん食べてエネルギーを得るのも、そのエネルギーを消化できるだけの運動量を積めるのも、アスリートにとっては大事な資質だ。
だが何事にも限度というものはあるわけで……
『明らかに食べ過ぎだと思ったら、その時は口を挟むけど』
「……そうか。私はトレーナーを信じている」
「キミがそういうのなら、判断に従おう」
などと言いつつも、明らかにしょんぼりしているオグリキャップである。
そんな顔をさせたいわけではないのだ。
なぜなら自分は――
『でも俺は、いっぱい食べるオグリが好きだから』
「……!」
だから、無理に自分を抑えつけるようなことはしなくてもいい。
そう伝えると、オグリキャップはパァッと顔をほころばせた。
「うん、わかった。トレーナーを信じる」
「私はいつだってめいっぱい食べて、めいっぱい走る」
「そして行き過ぎていたら、その時はキミが止めてくれる。こんなに安心できることはない」
「ふふっ。ああ、安心した……安心したら、なんだかお腹が空いてきたな」
『えっ』
「すまないトレーナー、おかわりをもらってくるから待っていてくれ」
『さっきの今で!?』
幸せいっぱいの笑みを浮かべて第二ラウンドに挑むオグリキャップ。
そんな彼女を眺めながら、早速ブレーキの踏みどころを計るのであった……
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納得いきませんわ!かわいすぎますわ!
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オグリすき
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かわいい
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こういうのでいいんだよこういうので
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◇◇◇
廿 廿
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(アプリ)オグリのシミュとかいうウマ娘二次創作界でもっとも難しいとされているものをかわいく仕上げてくるのすごい
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>>6
これすき
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