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メジロアルダン「ライアン、少し私の身体のことで相談が……」
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あれは私がトレーナー室でのミーティング中に体調不良で倒れそうになってしまった時のこと。
傍に座るトレーナーさんが咄嗟に私の身体を抱きとめてくれたのです。
ヒトとウマ娘、筋力でいえばもちろんウマ娘が上なのは分かっています。それでも私たちと違う不思議な力強さを感じました。
私は「病院へ行こう」という彼の言葉を頭を振って拒否しました。
少し休めば問題ないものだと経験的に知っていたからです。
私が「この程度のこと、もう覚悟はおありでしょう?」と思いを込めて彼の髪を漉くように撫でると、彼は無言で首肯し髪を撫でていた私の手を取り、ぎゅっと握りました。
私よりひとまわり大きくてごつごつした男の人の手。心が落ち着く温かさがありました。
私が更に温もりを求めて彼の指の股に自分の指を滑り込ませ、きゅっと握りこむと、彼はそれに応えて力強く握り返してくれました。
それはまるで「大丈夫」「信じている」と言われているようでした。
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体調は私の予想通りしばらく休んだら治りましたが、それ以来、私を抱きとめた力強さや、いつもよりずっと近い距離で感じた彼の体温、そして指を絡めた感覚を思い出すと胸が早鐘を打ち、彼の顔が近付くと抱き付きたい衝動に駆られ、同時に下腹部に不思議な熱さを感じるのです。
身体の調子が特段悪くなるというわけでもないですし、どちらかというとレースの前の高揚感に近く思います。
身体のことに詳しいライアンなら何か知っているのではないかと思ったのですけど、いかがしょうか?
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なんか始まってる!
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主治医「単なる貧血です。下腹部の感覚は気のせいですね」
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少なくともここから
アルダン→ライアン→ドーベルの流れで
トレーナーがメジロされる
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\早く永遠になったほうがいいんじゃないか/
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身体中 巡る生きた証
期待 覚悟 諦めない鼓動 感じて
やっと(やっと)やっと 蕾が開きだす
誰よりも高く どこまでも高く
春を告げに 飛び立って 今
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これがアルダンとトレが歩む栄光の道ちゃんですか
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ダスカライアンとの漫画談義のエピソードからして
アルダンは普通に男女のそういう関係の事知ってそうな気も
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少女漫画で学んだ知識が役に立つ
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「え、えーっと? あたしにもちょっとわからないですねー」
そう言ってあたしはアルダンさんの質問をはぐらかす。
名家のお嬢様の上、病気がちであたしたちとも遊ぶことが少なかったからなのか、そっち方面の知識にはかなり疎いみたいだ。
あたしの答えにアルダンさんは「そうですか…」と残念そうに呟いてしゅんとしてしまっている。
「あ、あー、でもドキドキすることはあたしもありますねー」とフォローのつもりで声を掛けると、力なく寝てしまっていたアルダンさんの耳がピンと立ち、同時にキラキラした表情をあたしに向けた。
口には出さないけど「お話、聞かせて?」という圧がすごい。
話すつもりはなかったけど、そういう訳にもいかないみたいだ。
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あたしがトレーナーさんと一緒にスクワットで脚を追い込んでいた時の話です。
その日はジムが空いていてスクワットラック占有して使うことができました。
しばらくトレーニングをした後、トレーナーさんに補助に入ってもらいながら最後の追い込みに入りました。
1回、2回と回数を重ねて、どんどん脚が辛くなっていって「もう潰れる」ってなるホントのギリギリにトレーナーさんが補助してくれたんです。
ちなみにこの補助って、真後ろに立って一緒にスクワットをしながら脇を腕で支える形になるからすごい距離が近いんですよね…
…それはともかく、補助に入ってくれたトレーナーさんに声掛けをしてもらいながら続けたんですけど、
身長差の関係でトレーナーさんの「頑張れ」とか「ライアンならできる」って声があたしの耳元で聞こえるんです。
トレーナーさんも補助しながらだから声だけじゃなくて息遣いとかも聴こえてくるんですけど、逆にそれが……
…………はっ。そ、それでホントのホントに限界まで追い込んでラックにバーベルを戻した後、膝が抜けて潰れそうになったところで
トレーナーさんが後ろから抱えるように支えてくれると「頑張ったね」って頭を撫でながら言ってくれたんです!
トレーナーさんは慌てて手を引っ込めて「ごめん、歳の離れた妹がいるからつい…」って謝ったけど、あたしはもっと続けて欲しかったな。
ほら、あたしって『かっこいい』とか褒めてもらうことは多いでしょう?
でもあんな風に、女の子みたいに扱ってもらうことはほとんどなくて……だからすごい嬉しかったんです。
一緒にトレーニングしてたからトレーナーさんの汗の匂いとかもしたんですけど、全然嫌じゃなかったっていうか……
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「…参考になりましたかね…あ、あはは……」
あたしが話し終わってアルダンさんに改めて目を向けると、真っ赤な顔をして太ももを擦り付けるようにモジモジとしていた。
きっとあたしの顔も同じように真っ赤だろう。とにかく顔から火がそうなほど熱い。
こんなフェティッシュな話をして少し引かれるんじゃないかと不安だったけど、そんなあたしの心配を知ってか知らずかアルダンさんは
「魅惑のささやき…汗の匂い…いいですね……」と私の話を自分たちに当てはめた空想の世界に旅立ってしまっていた。
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続きええぞ!ええぞ!
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いいゾ〜これ
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あぁ^〜
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かーっ!卑しかーっ!
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あーっと!卑しすぎた!お互いに卑しすぎました!
これは2人とも卑しいからOKか
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ライアンをお姫様扱いしまくって赤面させたい
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メジロ家はドスケベしかいないのか
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「ドーベル、本を貸していただきありがとうございました。今回も素晴らしい内容でした」
最近、アルダンさんはよく少女漫画を借りにくるようになった。
アタシは「最近は活字の本ではなく漫画をよく読むんですね」と素直に口にする。
昔から漫画を読みはしたけど、教養程度に触れるくらいでここまで頻繁ではなかったと思う。
「そうですね。最近はレースやトレーニングが忙しくて前ほど読書の時間が取れないというのもありますけど…」
「けど?」
「皆の好きなものを私も一緒に楽しみたいという理由も大きいですね」
アルダンさんはそう言ってアタシに微笑み掛ける。
アタシは同性相手なのに一瞬ときめきかけて「あ、あぁ、そうなんですね……」と気の抜けた返事をして目を逸らしてしまった。
アルダンさんの優雅さや立ち振る舞いは本当に非の打ち所がなくてフィクションの、それこそ『少女漫画に出てくる御令嬢みたい』なんて感想をよく抱く。
"みたい“じゃなくて、本物の御令嬢なんだけど。
そんなすごい人と自分の好きなもので一緒に楽しめるのはすごく嬉しい。
「ドーベル? どうかしましたか?」
アタシがあれこれ考えていたら、アルダンさんに声を掛けられた。
「あ、いえいえ! なんでもないです! それより、次は何を貸しましょうか?」
アルダンさんは歴史物やファンタジー世界を舞台にした作品が好きだから、と思案を巡らせる。
「……ねぇ、ドーベル。貴女は少女漫画みたいにドキドキする体験を実際にしたことはありますか?」
「……は、はい?」
色んな作品の世界を高速で巡っていたところ、ものすごい勢いで現実世界に引き戻された。それでも一瞬理解が追いつかなかった。
「こういう作品を読んでいると、どうしても憧れてしまうのですよ」
「えぇ〜……」
憧れそのものみたいな学園生活を送ってるアルダンさんがそんなこと言うとは思わなかった。
アタシだってあんな自分の全てを預けてしまえるトレーナーと、あ、あんな風に──
「ドーベル?」
「ひ、ひゃい?! いいい、いやないですないです! アタシなんて全然!!」
アタシの答えにアルダンさんは「そうですか…」と残念そうに呟いてしゅんとしてしまった。
「あ、あー、でも憧れのシチュエーションみたいなのはありますねー」とフォローのつもりで声を掛けると、
力なく寝てしまっていたアルダンさんの耳がピンと立ち、同時にキラキラした表情をアタシに向けた。
口には出さないけど「お話、聞かせて?」という圧がすごい。
話すつもりはなかったけど、そういう訳にはいかない雰囲気だ。
アタシは「漫画の中の話ですからね!」と厳重に前置きをして話を始めた。
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>>21
> アタシは「漫画の中の話ですからね!」と厳重に前置きをして話を始めた。
常日頃の自分の妄想を告白してしまうんですね分かります
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メジロアルダン流行らせコラ!
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メジロアルダンスレは心が豊かになる
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