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【SS】野獣先輩「シン・ウルトラマン面白過ぎィ!」
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※現在、上映中のシン・ウルトラマンのネタバレが多々あります。ご注意ください。
シン・ウルトラマンを空手部メンバーと
遠野、拓也さんと観た帰りの事……
野獣「いやー、ウルトラマンカッコ良かったっすねぇ」(原作ファン並の感想)
MUR「おっ、そうだな。ウルトラマンがカッコ良かったお陰で原作をあまり知らない俺も楽しめたゾ」
KMR「ほんとですよね。個人的には短く感じましたが、ウルトラマンってやっぱりいいなぁってなる凄い映画でしたよ」
遠野「先輩、僕も他のシリーズが気になったから色々と教えてくださいよ!」
野獣「あー、良いよ良いよ……じゃあ入門編はそうですね…………王道を往くティガ……」
拓也「マジ面白かったぜ!またウルトラマン拉致の新作のアイデアが浮かんじまったぜ〜」
野獣・KMR「は?(威圧)」
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野獣「お前さ、拓也さ。さっき、ヌッ……映画観てからさ、マジであんなの書こうと思ったのか?」
KMR「本当にそういうの不快なんで辞めて貰って良いですかね……?」
拓也「も、申し訳ナイス!」
野獣「しょうがねぇな〜。今度からは俺達の前ではそういうのやめてくれよな〜頼むよ〜」
KMR「チッ」(申し訳ナイスって何だよ。ウルトラマンナイスかよ。)
遠野「……よそう、友達同士で争っていてもしようがない」
野獣「ファッ!?原作メフィラスの台詞っすかぁ!?良いねぇ〜!」
遠野「フフ、先輩に話を合わせる為に少し勉強しました!」
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MUR「よし!じゃあ皆、シン・ウルトラマンのどこが良かったか大いに話そうゾ」
遠野「ああ^〜いいっすね〜」
野獣「Foo↑いいねぇ〜」
KMR「そうですね」
KMR「やっぱり僕は旧作のオマージュ部分が良かったですね」
KMR「まず開始早々に度肝を抜かれたのはなんといってもウルトラQですね」
KMR「まずはシン・ゴジラからのシン・ウルトラマンのアイキャッチの変化」
KMR「あれは初代ウルトラマンのオマージュですね。」
遠野「はぇ〜」
MUR「あれ、やっぱり元ネタがあったのかゾ」
KMR「オールドなファンからすれば、あの時点で感慨深かったんですけど余韻はすぐに吹っ飛びましたね」
KMR「ウルトラQ怪獣達の客演ラッシュ、あれはたまりませんでした」
野獣「あー、あそこホントに好き!(語録無視)」
KMR「ゴメスからのマンモスフラワー、ラルゲユウス、ゴーガ、パゴスはびっくりしましたよ」
野獣「いいっすね〜Foo↑!」
MUR「ん?そいつらはウルトラマンの怪獣なのかゾ?」
MUR「というかウルトラQとウルトラマンの違いがよくわからんゾ」
KMR「……実に良い質問ですね」
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KMR「まず僕が挙げた怪獣はどれもウルトラQに出てくる怪獣で、彼らはウルトラマンとは戦っていません」
KMR「ウルトラQというのはウルトラマンの前身となった作品です。」
KMR「ウルトラQのメインは怪獣と怪奇現象で、ウルトラマンの様なヒーローが出てきません」
遠野「えぇ……(困惑)」
MUR「え、だったらどうやって怪獣と戦ったんだゾ?ウルトラマンが居なかったら勝てないんだゾ!」
KMR「怪獣の苦手な物を使って撃退したり、人の居ない島に運んだり……別の良い怪獣が倒したりしていましたね」
KMR「そもそもウルトラマン以前の怪獣モノの作品はヒーローなんていませんでしたからね」
KMR「怪獣が出てきて好き勝手やって終わり、なんて作品も珍しくなかったですよ」
MUR「成る程」
遠野「え、じゃあウルトラマンはウルトラQとはどういう関係なんですか?」
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野獣「まあ簡単に言うと前番組と後番組っすねぇ」
野獣「当時、ウルトラQは物凄い人気だったから二期の制作が早い段階で決まったんだよなぁ」
野獣「だけどT○Sがそこで「怪獣と戦えるヒーロー」が欲しいと円谷に無茶振りしたんだ」
遠野「はぇ〜」
遠野「結果的には大成功ですよね」
野獣「ああ。そこはT○Sの慧眼だったってはっきりわかんだね」
KMR「ただ制作にお金と時間がかかり過ぎたのとスケジュールの問題でウルトラマンは39話の番組になってしまいましたけどね」
野獣「ま、その話はおいおいな」
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野獣「で、最初に雷を出すヤツ以降はウルトラマンに出てきた怪獣ってワケ」
遠野「ああ、ネロンガですね」
MUR「ああ、あいつはすっげぇ強かったゾ〜」
KMR「ネロンガ以降の怪獣は人類では歯が立たない怪獣扱いでしたね」
野獣「まあウルトラマン本編のオマージュは多々あったけど、何といっても最高だったのはザラブ星人戦だな!」
KMR「それはそうですね」
野獣「ビルを突き破る変身シーンが最高にカッコ良かったぜ」
野獣「そしてニセウルトラマンと対峙した瞬間に流れるおなじみのBGMがあ^〜たまらねぇぜ!」
KMR「夜間での戦い、チョップした時に痛がるシーン、地上戦からの空中戦の流れも原作通りで感動しましたよ」
野獣「空中戦は流石に技術の発達を感じたな!」
MUR「確かにザラブとの空中戦はめちゃくちゃ良かったゾ〜」
野獣「だら?(三河弁)」
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遠野「あ、これは原作をあまり知らない立場の意見なんですけど」
遠野「僕はメフィラスが一番好きでした。カッコ良かったですよね、メフィラス」
MUR「「私の好きな言葉です」っていうフレーズも良かったゾ〜」
野獣「メフィラスは原作の味も残しながら、クールで知的なキャラに昇華された感じだったな!」
遠野「原作のメフィラスはどうなんすか?」
野獣「ウルトラマンと互角の強さなのは原作も同じなんだけど……」
KMR「子供を誘拐して「地球を上げます」と言えと脅迫したりしてましたね」
遠野「えぇ……」
MUR「全然紳士じゃないんだゾ……」
KMR「まあシン・メフィラスも紳士とはちょっと違いますけどね」
遠野「だけどクールな佇まいや、ウルトラマンと互角に戦うところはかっこよかったですよ!」
遠野「山本耕史さんの演技も胡散臭い宇宙人感が良く出てて、とてもハマってました!」
遠野「僕、山本耕史さんの大ファンだからメフィラスだけで物凄い満足しちゃいましたよ!かっこいいですよね〜」
野獣「ファッ!?」
野獣「俺の遠野を奪われてたまるか!山本耕史許せねーっ!」
KMR「先輩、外で恥ずかしい真似はやめてください」
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MUR「俺は外星人よりも怪獣の方が好きだゾ」
MUR「電撃をブチかますネロンガも、ドリルで山をぶち抜いて暴れまわるガボラも魅力的なんだゾ」
MUR「人間相手に怪獣が大暴れするからそれをやっつけるウルトラマンのカッコ良さも際立つんだゾ」
KMR「技術の進歩や兵器描写のお陰で怪獣の脅威の表現もレベルアップしてましたしね」
遠野「怪獣と言えば最後のゼットン!怪獣というか完全にロボットでしたけど」
遠野「あの有無を言わさずに圧倒的な力でウルトラマンをねじ伏せる所は痛々しさすら覚えましたよ」
遠野「原作でウルトラマンを倒しただけあって、とにかくわかりやすく強いキャラクターでしたね」
野獣「確かにデカくて武器が沢山あって攻撃が効かないっていうシンプルな強敵描写だったな」
KMR「そこは少し不満でしたけどね。テレポートとかを使ってウルトラマンを翻弄する得体の知れないゼットンが好きだったので」
MUR「まあそこは受け取り方次第だゾ」
MUR「だけどSFとか特撮に慣れてない俺達には多分、今回の分かりやすいゼットンの方が良かったと思うゾ」
遠野「見た途端に「こいつは無理だわ」ってなりましたよねー」
野獣「いや……でもゼットンを倒した後の次元の渦に巻き込まれるウルトラマンを思い出すと、涙が出……出ますよ……」
野獣「オォン!アォン!(慟哭)」
遠野「確かにあそこは物悲しさを覚えました……」
KMR「思わずウルトラマンがブラックホールに呑み込まれるダイナの最終回を思い出してしまいましたね……」
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野獣「で、ゼットンを連れてきたゾーフィには笑ったよなぁ」
KMR「あんな細かいネタを拾ってくるとは思いませんでしたよね」
MUR「あ、そうだ。ゾフィーってウルトラマンの仲間だよなぁ?」
MUR「ウルトラマンの仲間が地球を滅ぼそうとするなんておかしいダルルォ!?」
野獣「あ、あれはゾフィーじゃなくてゾーフィだから……(震え声)」
KMR「あれはゾフィーを悪の宇宙人と勘違いした当時の児童詩の記述が元ネタなんですよ」
KMR「だから本編の正義の宇宙人ゾフィーと光の星の調停者ゾーフィは別人(断言)」
KMR「まあゾーフィも冷酷非情ではなく、最後にウルトラマンを助けに来てくれましたし……(精一杯のフォロー)」
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野獣「ま、シン・ウルトラマンがクッソ面白かったのは変わらないからね。ま、多少はね?」
KMR「僕も気になる所はありましたけど、大満足の名作でしたよ!」
遠野「僕もウルトラマンは詳しくないですけど、今年観たヒーロー作品では一番良かったですね」
拓也「でもよぉ、ネットでは賛否両論じゃねぇの?」
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野獣「そマ?」
拓也「マジマジ、セクハラとか色々とチョー言われてるって!」
KMR「ま、別に良いんじゃないですか?」
野獣「ウン」
拓也「あれ、さっきみたいに怒らねぇのかよ!」
野獣「いや、感想は人それぞれだってそれ一番言われてるから」
KMR「まあ原作が大好きなオールドファン受けするオタク向けな所があるのは否定できないですしね」
野獣「俺達とは趣味が合わないってだけで良い……良くない?」
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KMR「まあ僕らの界隈にわざわざ乗り込んで不快になるような事を言わなければ別にどうでも良いですね」
野獣「人の好き嫌いなんて他人がどうこうできるもんじゃねぇんだよなぁ」
遠野「そうですよね、自分が好きならそれで良いですよね」
MUR「俺も他人からなんて言われようとポッチャマは一生好きだゾ〜」
拓也「お前ら良い事言うじゃねぇかよ!」
拓也「だったら俺の好きな作品もお前らに観て欲しいぜ!」
拓也「ブルーレイもあるから今から俺んちに来いよ!」
遠野「あ^〜いいっすね〜」
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遠野「で、拓也さんの好きな作品ってなんなんですか?」
拓也「大怪獣のあとしまつ」
野獣・KMR「…………」
野獣「あっ、俺はもう帰るわ……日課のランニングの時間だぁ(適当)」
KMR「僕もこれからご飯を食べに行くので失礼しまーす(適当)」
遠野「えっ、何で」
MUR「2人が帰るんなら俺も帰るゾ〜」
遠野「あっ、すいません……じゃあ映画はまた別の日って事で」
拓也「…………」
拓也「おい!もう許せるぞオイ!」
おしまい
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ネタを多く拾ってて好きなのが伝わって来てよかった(小並感)
ただKMRと野獣先輩でガチオタ被りしてるから
野獣先輩は知識ひけらかし系のニワカにした方がもっと面白いと思う
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解説役を2人にしたかったんですけど、
ニワカの訂正とかも入れると良かったかもしれないですね
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乙シャス!
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いつものメンバーにサラッと混じる拓也さんで草
面白かった(小並感)
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普段見てるコミュニティが他人の界隈に乗り込んで不快を撒き散らす連中だらけになって辟易(穏当な表現)としてたのでこういうのは和みますね
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案の定ウルトラマン拉致に思いを馳せる拓也さんで草
面白かったです
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遠野みたいな後輩が欲しい
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