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もし浅井漣ちゃんと学生時代に一緒のクラスだったとして
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偶然道端に落ちていた財布を拾って中身を見るとクラスメイトの浅井漣の物だったらしく
普段から凛としている彼女相手に妙に緊張するなと思いつつも早速見つけて話しかけると
今までのお堅いイメージが崩れるほど驚いた表情で迎えられペコペコと平謝りまでされて
「大した事じゃないから」と別れようとするとせめてものお礼として奢って貰う事になり
「ファミレスですけど……」と気恥ずかしそうに笑う彼女が途端に身近な存在に思えて来て
男の人に滅多に話しかけられないと言う彼女に質問攻めをされたった一日で親しくなると
翌日から教室でも廊下でも言葉を交わすようになり実行委員も一緒に行う間柄に変化して
野球の応援に駆けつけてくれる漣に感謝しながら彼女の部活の手伝いもするようになって
その柔らかい笑顔や元気にはしゃぐ姿に癒され彼女と会う事が毎日の密かな楽しみになり
漣を高嶺の花だと思っている男達を見ると吹き出しそうになるのを必死に堪えたりもして
ちょっと得意になっていると漣の態度が自分と他とでは違うという噂が流れていたようで
朝の教室に入ると漣が他の生徒に取り囲まれてからかわれているところに出くわしたため
ただの噂とはいえ流石に悪いと思い「そういう関係じゃない」と割り込もうとしたはずが
こほんと咳払いをした漣が凛々しい顔で「付き合ってます」と堂々宣言してしまったので
沸き立つ歓声の中でこちらと全く目を合わせようとしない漣の耳まで真っ赤にした横顔を
ただただポカンとしながら眺めていたい
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浅井漣「──ですよね、パワポケさん!?」
パワポケ「キツイってレン、セーラー服は……」
漣「まったくキツくないです!高校の頃のだって余裕で入ります!」
パワポケ「そういう意味じゃなくて……」
漣「もちろんパワポケさんの分もありますよ!」バサッ
パワポケ「ちょっ……が、学ラン!?恥ずかしっ!?やだ、それだけはっ……!」
漣「さあさあ、一緒に『伝説の樹の下ごっこ』をして、失われた青春を取り戻しましょう!」シュルシュル
パワポケ「うわあああっ!?」ジタバタッ
END
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いつもと違う感じもいいね
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優しい世界
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かわいい
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