パワサカ「はぁ、はぁ……さくらちゃん、遅くなった……」ｾﾞ-ﾊ-
桜「さくらちゃんはやめろっ！堂木野だ！」ﾊﾞｼﾊﾞｼ
パワサカ「うおおっ！？もっと優しくして！」
桜「いつまで待たせたと思ってるんだバカやろう！約束すっぽかしやがって！」
パワサカ「やくそく……約束ねぇ」ｼﾞ-ｯ
桜「うっ……なんだその顔はっ」
・・・
パワサカ『なぁ堂木野。今度、一緒に服を買いに行かないか？』
桜『はぁ！？な、なんで俺がパワサカと……』
パワサカ『ほら、堂木野って結構おしゃれするだろ。オススメの店とか色々知ってそうだし』
桜『(そ、そのお誘いの仕方は、で、デートでは……デートかな……いや違う！友人同士で買い物するだけだ！)』
パワサカ『もちろん、時間があったらで構わない……』
桜『ごにょごにょ……だバカ〜ッ！』ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
パワサカ『ええっ！？良いの悪いの、どっち！？』ｶﾞ-ﾝ
パワサカ「寝てたら、突然電話が鳴ったからびっくりしたよ」
桜「……ちゃんと話を聞かないお前のせいだ」ﾌﾟｸｯ
パワサカ(開き直った……)
桜「ま、まあ。俺にも非があったのは認めよう。とにかく、さっさと行くぞ！」
パワサカ「はいはい。じゃ、ほら」ｷﾞｭｯ
桜「へっ？な、な、なっ……！」ﾜﾅﾜﾅ
パワサカ「堂木野小さいから、はぐれて店がわからなくなったら困る……ふぐぅっ！？」ﾄﾞｽｯ
桜「〜〜〜っ！ばかっ！もういい！ひとりでいくっ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
パワサカ「ええっ！？せっかく来たのに！？」ｶﾞ-ﾝ
桜(……急いで来てくれたのは、ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ嬉しかったんだからなっ！)ﾎﾟｯ
結局、お店の前で待っててくれました。
END
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