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ショタ提督「注文の多い?」ショタ指揮官「料理店?」
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二人の若い……というよりも幼いともいえる少年たちが、すっかり海軍士官の格好をして、ぴかぴかする軍服を着こみ、最新のスマホを持ち、だいぶ山奥の木の葉のかさかさしたとこを、こんなことをながら、あるいておりました。
ショタ提督「ぜんたい、ここらの山はけしからんね。鳥も動物も一匹といないよ。ずいぶん歩いてきたっていうのに」
ショタ指揮官「綺麗な景色か可愛い野生の動物なんかを、スマホのカメラにとらえて写真に撮って、艦船通信にあげれば人気間違いなしなんだろうになぁ」
それはだいぶの山奥でした。案内してきたスマホの地図アプリも、ちょっとまごついて、案内できないくらいの山奥でした。
それに、あんまり山を歩き続けたので、その最新式のスマホも、二台いっしょに電池切れを起こして、しばらく点滅して、それから暗く消えてしまいました。
ショタ提督「君が『山に行ってみよう』などというから」と一人の少年が、そのスマホの暗い画面を、ちょっと見かえしてみて震えた声で言いました。
ショタ指揮官「君こそ『いつも海ばかりだから普段と違うところに行きたい』と言ってたじゃないか」と、もひとりが、くやしそうに、そして不安そうにあたまをあげて言い返しました。
はじめ少年は、すこし顔いろを悪くして、じっと、もひとりの少年の、顔つきを見ながら云いました。
ショタ提督「ぼくはもう戻ろうとおもう。」
ショタ指揮官「それじゃあ、これで切りあげよう。戻りに麓のお土産屋さんで、絵葉書や特産のお土産でも買って帰ればいいよ。」
ショタ提督「地元のお菓子もでていたねえ。そうすれば結局おんなじことだよ。では帰ろうじゃないか」
ところがどうも困ったことは、どっちへ行けば戻れるのか、いっこうに見当がつかなくなっていました。
風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました。
ショタ提督「どうも腹が空いた。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。」
ショタ指揮官「ぼくもそうだ。もうあんまりあるきたくないな。」
ショタ提督「あるきたくないよ。ああ困ったなあ、何かたべたいなあ。」
ショタ指揮官「食べたいもんだなあ」
二人の少年は、ざわざわ鳴るすすきの中で、こんなことを云いました。
その時ふとうしろを見ますと、立派な一軒の西洋造りの家がありました。
そして玄関(げんかん)には
RESTAURANT
西洋料理店
Queen's House
女王軒
という札がでていました。
ショタ提督「君、ちょうどいい。ここはこれでなかなか開けてるんだ。入ろうじゃないか」
ショタ指揮官「おや、こんなとこにおかしいね。しかしとにかく何か食事ができるんだろう」
ショタ提督「もちろんできるさ。看板にそう書いてあるじゃないか」
ショタ指揮官「はいろうじゃないか。ぼくはもう何か食べたくて倒れそうなんだ。」
【1/4】
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二人は玄関に立ちました。玄関は白い瀬戸の煉瓦で組んで、実に立派なもんです。
そしてガラスの開き戸がたって、そこに金文字でこう書いてありました。
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」
二人はそこで、ひどくよろこんで言いました。
ショタ提督「こいつはどうだ、やっぱり世の中はうまくできてるねえ、きょう一日なんぎしたけれど、こんどはこんないいこともある。このうちは料理店だけれどもただでご馳走するんみたいだよ」
ショタ指揮官「どうもそうみたいだ。決してご遠慮はありませんというのはその意味だね」
二人は戸を押して、なかへ入りました。そこはすぐ廊下になっていました。その硝子戸の裏側には、金文字でこうなっていました。
「ことに海軍将校のお方や若いお方は、大歓迎いたします」
二人は大歓迎というので、もう大よろこびです。
ショタ提督「君、ぼくらは大歓迎にあたっているんだよ!」
ショタ指揮官「ぼくらは両方兼ねてるからね!」
ずんずん廊下を進んで行きますと、こんどは水いろのペンキ塗りの扉がありました。
ショタ提督「どうも変な家だ。どうしてこんなにたくさん戸があるのだろう。」
ショタ指揮官「これは北連式だ。寒いとこや山の中はみんなこうさ。」
そして二人はその扉をあけようとしますと、上に黄いろの字でこう書いてありました。
「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」
ショタ提督「なかなかはやってるんだ。こんな山の中で。」
ショタ指揮官「それあそうだ。見たまえ、大きな料理屋だって軍港にはすくないだろう
」
二人は云いながら、その扉をあけました。するとその裏側に、
「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。」
ショタ提督「これはぜんたいどういうことなんだ。」ひとりの少年は顔をしかめました。
ショタ指揮官「うん、これはきっと注文があまり多くて支度が手間取るけれどもごめん下さいといういうことだ。」
ショタ提督「なるほど。早くどこか室の中にはいりたいもんだね。」
ショタ指揮官「そしてテーブルに座(すわ)りたいね」
ところがどうもうるさいことは、また扉が一つありました。そしてそのわきに鏡がかかって、その下には長い柄のついたブラシが置いてあったのです。
扉には赤い字で、
「お客さまがた、ここで髪(かみ)をきちんとして、それからはきものの泥を落してください。」
と書いてありました。
ショタ提督「これはどうも尤もだ。僕もさっき玄関で、山のなかだとおもって見くびったんだよ」
ショタ指揮官「作法の厳しい家だ。きっとよほど偉い人たちが、たびたび来るんだね。」
そこで二人は、きれいに髪をけずって、靴の泥を落しました。
そしたら、どうです。ブラシを板の上に置くや否や、そいつがぼうっとかすんで無くなって、風がどうっと室の中に入ってきました。
二人はびっくりして、互によりそって、扉をがたんと開けて、次の室へ入って行きました。早く何か暖いものでもたべて、元気をつけて置かないと、もう途方もないことになってしまうと、二人とも思ったのでした。
扉の内側に、また変なことが書いてありました。
「護身用の防犯ベルをここへ置いてください。」
見るとすぐ横に黒い台がありました。
ショタ提督「なるほど、防犯ベルを持ってものを食うという法はない」
ショタ指揮官「いや、よほど偉いひとが始終来ているんだ。」
二人は鳳翔さんと三笠おばあちゃんから「もしものときの用心のため」と言われ肌身離さず持つように言われていた防犯ベルをはずし、それを台の上に置きました。
また黒い扉がありました。
「どうか軍帽と外套と靴をおとり下さい。」
ショタ提督「どうする、とる?」
ショタ指揮官「仕方ない、とろう。たしかによっぽど偉い人なんだ。奥に来ているのは」
二人は帽子とオーバーコートを釘にかけ、靴をぬいでぺたぺたあるいて扉の中にはいりました。
扉の裏側には、
「スマートフォン、腕時計、財布、ベルト、その他金物類、ことに尖ったものは、みんなここに置いてください」
と書いてありました。扉のすぐ横には黒塗りの立派な金庫も、ちゃんと口を開けて置いてありました。鍵まで添えてあったのです。
ショタ提督「ははあ、何かの料理に電気をつかうと見えるね。金属のものはあぶない。ことに尖ったものはあぶないということだ」
ショタ指揮官「そうだね。でもお会計は帰りにここで払うのだろうか?」
ショタ提督「どうもそうらしい。」
ショタ指揮官「そうだ。きっと。」
二人はスマホを取り出し、腕時計をとったり、みんな金庫のなかに入れて、ぱちんと錠をかけました。
【2/4】
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すこし行きますとまた扉があって、その前に硝子の壺が一つありました。扉にはこう書いてありました。
「壺のなかのクリームを顔や身体や手足にすっかり塗ってください。」
みるとたしかに壺のなかのものは牛乳のクリームでした。
ショタ提督「クリームをぬれというのはどういうんだ?」
ショタ指揮官「これはね、外がひじょうに寒いだろう。室のなかがあんまり暖いとひびがきれるから、その予防なんだって。前に北方の船団護衛をしていたうちのメイドに教えてもらったことがあるんだ。」
二人は壺のクリームを、顔に塗って手に塗ってそれから靴下をぬいで足に塗りました。それでもまだ残っていましたから、それは二人ともめいめいこっそり顔へ塗るふりをしながら喰べました。
それから大急ぎで扉をあけますと、その裏側には、
「クリームをよく塗りましたか、おちん○んの裏側までちゃんと塗りましたか?」
と書いてあって、ちいさなクリームの壺がここにも置いてありました。
ショタ提督「そうそう、ぼくは陰部には塗らなかった。あぶなくひびを切らすとこだった。ここの主人はじつに用意周到だね。」
ショタ指揮官「ああ、細かいとこまでよく気がつくよ。ところでぼくは早く何か食べたいんだけど、どうもこうどこまでも廊下じゃ仕方ないね。」
するとすぐその前に次の戸がありました。
「料理はもうすぐできます。
十五分とお待たせはいたしません。すぐたべられます。早くあなたの頭に瓶の中の媚やk……香水をよくりかけてください。」
そして戸の前には金ピカの香水の瓶が置いてありました。
二人はその香水を、頭へぱちゃぱちゃ振りかけました。
ところがその香水は、どうも変な匂いがするのでした。
ショタ提督「この香水はへんなにおいだ。嗅いでると身体がポカポカして、おちん○んがムズムズする。どうしたんだろう?」
ショタ指揮官「まちがえたんだ。メイドが風邪でも引いてまちがえて入れたんだ。うちのメイドのシリアスなんて風邪ひいてなくてもよく間違えるんだ」
二人は扉をあけて中にはいりました。
扉の裏側には、大きな字でこう書いてありました。
「いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気の毒でした。もうこれだけです。どうか火照った身体の一部に、壺の中のローショ……化粧水をたくさんよくもみ込んでください。」
なるほど立派な青い瀬戸の塩壺は置いてありましたが、こんどというこんどは二人ともぎょっとしてお互にクリームをたくさん塗った顔を見合せました。
ショタ提督「どうもおかしい。」
ショタ指揮官「ぼくもおかしいとおもう。」
ショタ提督「沢山の注文というのは、向うがこっちへ注文してるんだよ。」
ショタ指揮官「だからさ、西洋料理店というのは、ぼくの考えるところでは、西洋料理を、来た人にたべさせるのではなくて、来た人を西洋料理にして、食べてやる家とこういうことなんだ。これは、その、つ、つ、つ、つまり、ぼ、ぼ、ぼくらが……。」がたがたがたがた、ふるえだしてもうものが言えませんでした。
ショタ提督「その、ぼ、ぼくらが、……うわあ。」がたがたがたがたふるえだして、もうものが言えませんでした。
ショタ提督「逃げ……。」がたがたしながら一人の少年はうしろの戸を押そうとしましたが、どうです、戸はもう一分も動きませんでした。
奥の方にはまだ一枚扉があって、大きなかぎ穴が二つつき、青色の♂とピンクの♀の形が絡み合うマークが拵えてあって、
「とてもお疲れ様でした。大へん結構にできました。さあさあ、『おなか』におはいりください。」
と書いてありました。おまけにかぎ穴からはきょろきょろ二組の眼がこっちをのぞいています。
ショタ提督「うわあ。」がたがたがたがた。
ショタ指揮官「うわあ。」がたがたがたがた。
ふたりは泣き出しました。
すると戸の中では、こそこそこんなことを云っています。
「だめですね。もう気がついたんでしょうか?ローションをつけてくれませんね」
「そのようですね。「おなか(膣内)」に入るという表現が直接的過ぎたのでしょうか?」
「でも香水として身体につけてもらった媚薬のおかげで外からわかるくらい勃っているみたいですし、挿入に問題は無さそうですね。」
「あとはこの部屋まで入って頂ければ、ご主人様たちから進んで求めてこられたという体裁も整うのですが」
「呼びましょう、呼んでみましょう!おーい、提督さん♡、早くいらしてください。ロー○ンのホットスナックや高○屋のお節料理とか準備していますよー。」
「ご主人様、ご主人様。お好きなピ○ハットのピザをたくさんご用意しております。それにナゲットやポテトとサラダのサイドメニューも準備しております。食後の甘味としてポ○キーもございますからいらしてください」
【3/4】
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風邪引いてなくても間違えるで草
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学校の国語で習った化け猫に高慢な紳士たちが化かされる物語のように、化け物に(食事的な意味で)食べられると思い込んだ二人の少年たちは恐怖のあまり、顔がまるでくしゃくしゃの紙屑のようになり、お互にその顔を見合せ、ぶるぶるふるえ、声もなく泣き出しました。
中ではあまりの怯えようにビックリして焦り呼びかけてきます。
「そんなに泣いたら可愛らしいお顔が……ふふっ、でも泣き顔も可愛らしくて♡……大丈夫ですよ、温かかいご飯とお布団を準備してありますから♡ロ○ソンのポイントで買ったユン○ルもたくさん用意してありますし、お腹いっぱいになった後はいっぱい気持ちよく練習できるよう頑張りますね♡」
「食事、入浴、褥、メイドとしてすべてご用意しております。ご主人様が望まれるのであれば今すぐ夜伽でも……ド○キでいろんな性具も揃えましたのでどのような趣向でもご満足いただけるご奉仕が出来るかと」
などというわけのわからない言葉についに二人は大声を出して泣いて泣いて泣いて泣いて泣きました。
すると扉が開き
「て、提督さん!?」「ご主人様!」という声がして白く輝く銀髪とふくよかな胸を揺らしながら、教師とメイド長を務める巡洋艦たちが飛び込んできました。
化け物が襲い掛かってくると思っていた少年たちは信頼する部下たちが現れたことに驚いたものの、すぐに「鹿島!」「ベル!」と二人の胸に飛び込み抱き着きました。
胸の中で泣きじゃくる少年たちの背をさすり落ち着かせながら二人は怖がらせてしなったことを謝り、そして事の次第を語り始めました。
少年たちが冬休みに二人だけで出かけようと計画しているのを知ったこと。自分たちの力だけで登山を成功させて周りを驚かせようとしているのを知り、成長を嬉しく思い陰ながら支えようと決めたこと。万が一にも遭難しないようこっそり後をつけていたこと。帰りに疲れている身体を癒そうと食事と休憩のできるこの屋敷を準備しておいたこと。ついでに成長した少年たちを自分たちの手で一皮むけさせ大人にしようとしていること。
二人は正直に包み隠さず語りましたが、少年たちは安堵と自分たちの企みが筒抜けであったことの気恥ずかしさでいっぱいで最後の一番大事な部分を聞き流してしまいました。
「怖がらせてしまってごめんなさい。いっぱい泣いてお顔がぐちゃぐちゃになってしまってますからお風呂に入って綺麗にしましょう♡」
「身体も冷えていらっしゃるようですので温まって頂きましょう。準備はしてありますのでどうぞこちらへ♡」
そういうと二人はそれぞれの少年の手を引き奥へと入りました。
そこも今までと同じような廊下となっていましたが、先の戸が二つにわかれていました。教師とメイドは「「さあ、こちらへ♡」」と手を引きながら二人をそれぞれの部屋へと連れていきました。
扉の向こうは何故か寝台と浴室が一つになっているにある不思議な間取りとなって、上着や靴、スマホや財布などの今までに置いてきた装飾品は綺麗に畳まれひととこにまとめてありました。
所持品が無事なことを知り安心するとともに「あれ?お風呂に入るだけなら別々に入らなくてもいいんじゃ……」という考えが、少年たちの脳裏に浮かび指摘しようとしたときには
「んっ♡」
教師とメイド長にそれぞの唇を塞がれ寝台に疲れた身体を預けさせられると
「では、お身体を癒させて頂きます♡」
と残り少ない衣服を脱がされるとともに、媚薬に反応していた性器をその女体へと導かれ
「あんあん♡」、ギシギシ、「いいっ♡いいっ♡」、グチュグチュ、「イクイクッ♡」パンパン
「「もう出ないよぉ……」」
そんな激しくも甘い一夜が明けて、少年たちは
「提督さん♡」「ご主人様♡」と腕を取る伴侶を連れて無事に再会しました。
そして二人の用意した料理を食べ無事に下山し、明石の店で指輪を買って、母港へと帰りました。
しかし、紙屑のようにしわしわになるまで絞られた二人の若いお○んちんだけは、母港に帰っても、軍務に励んでも、それらの妻に「練習」「ご奉仕」と称されエッチをすることとなり、いつも空っぽになってしまうのでした。
おわり
【4/4】
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以上です
最初は元ネタの猟犬たちの役割で愛宕'sを出そうかと思いましたがよく考えれば相手が増えるだけなので止めました
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よし、純愛だな!
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>>6
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>>6愛宕たちのも書いて欲しい
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釣りに使う料理の貧弱さがなんかかなしい
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>>10
ナチュラルにそれぞれのコラボ先をディスっていて草
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なんでや!高島屋のおせちはくっそ高いやろ!
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途中までてっきり愛宕と愛宕が黒幕かと思いながら読んでた
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野獣ママ「チンポもシコシコしてやるからなぁ〜♥︎♥︎♥︎♥︎♥︎♥︎」
ショタ指揮官「ママーッ!!!!!!!!」
ぬっと伸びた手がシーツの盛り上がりに触れる。ただそれだけで、ショタ提督もほとばしるような叫びとともに射精した。たまげたなぁ。
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▽今年最初のYoutubelive
『相席しょこ堂/料理対決
(ビストロSMAPのパクり)』
MC:もこう(馬場豊)
本日のお客様:あっさりしょこ
ゲスト:?????
シェフ:たいじ
おにや(小松潤季)、よしなま、
Euriece/ジャン・ユリース・デル・ロサリオ
(SCARZ/ストリーマー)
(20:00〜)
ttps://youtu.be/gECO_vK0ztM
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