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七島麻美「……ちょっと太ったよ」
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七島麻美「う〜、う〜、うぃ〜〜〜」
川田由良里「新年早々、国民保護サイレンの真似を始めてどうされましたか、あさみちゃん」
麻美「してないよ!?急にサイレンの真似したら私、おかしな人だよ!?」
ゆらり「冗談です。何か悩み事がありましたら、私が相談に乗りますよ」
麻美「ありがとうゆらり。実はね……」
ゆらり「今回はどの様なハイレベルなドジをかましてしまったのでしょうか。時と場所と場合によっては私でもフォロー不可能ですが」
麻美「ドジ確定なの!?私がゆらりに相談する悩み、全部自分のドジに関する事なんだ!?」
ゆらり「その道においては、あさみちゃんの右に出る者はおられませんので」
麻美「その謎の信頼感はいいよ……そろそろ、本題に戻るよ?」
ゆらり「はい」
麻美「私ね……少し、ふくよかというか、ぽっちゃり体型っぽくなったかもしれないんだよ」
ゆらり「……」ツマミ
麻美「ひゃう!?」ビクッ
ゆらり「デブですね」
麻美「はっきり言わないで!?」ガ-ン
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ゆらり「あさみちゃん。お雑煮食べすぎましたね」
麻美「だ、だって美味しかったんだもん。ゆらりのお母さんが作ったの」
ゆらり「それに加えて、あさみちゃんのお母様から頂いたお土産まで、あろう事かあさみちゃんが笑顔で手を伸ばしていました」
麻美「み、みんな食べて良いって言ってたよ!」
ゆらり「その後、三ヶ日はバラエティ番組を見ながらこたつの中でゲームをして過ごし……」
麻美「ゆらりも維織さんも、妙にスマブラ強いよね……」
ゆらり「ついにあさみちゃんが外に出る姿は見られず……」
麻美「えへへ。今年の冬は寒いから、寝正月だよ!」
ゆらり「……」ツマミ
麻美「ひゃうっ!?」ビクッ
ゆらり「その結果がこれです」プニプニ
麻美「わ、脇腹つまんじゃダメだよ!?」
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あさゆらすき
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ゆらり「フォロー不可能と判断致しました」
麻美「おかしい……ゆらりだって私とそう変わんない正月だったのに」カチカチ
ゆらり「私はあさみちゃんよりもずっと燃費が良いので」
麻美「う〜、羨ましい〜、その体質分けろ〜」サワサワ
ゆらり「セクハラはやめてください」パシッ
麻美「つめたっ!?これ以上ないほど冷たい対応だよ!?」
ゆらり「別に、例えこの先ブクブクと肥え太られてしまっても、『見苦しいな、この豚』と思うだけで、私達は親友ですよ」
麻美「ゆらりの思ってる親友のハードルが随分低いよ!?」
ゆらり「……はあ。おおかた、パワポケくんと言ったところでしょうか」
麻美「うっ……ゆらり、鋭いね……」
ゆらり「今のあさみちゃんがその姿を見せたくない相手と言えば、パワポケくんか、養豚場にいる飼育員のおじさんのどちらかですからね」
麻美「豚の話はもう良いよ……」
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ゆらり「ちなみにパワポケくん、“女の子は痩せてるよりもぽっちゃりしてる方が好き”と言っておられましたよ」
麻美「えっ、ほんと?」キラキラ
ゆらり「冗談です」
麻美「今までで一番残酷な冗談だよ!?純情な乙女心が弄ばれたよ!?」ガガ-ン
ゆらり「実際に会ってみれば良い事だと思いますが」
麻美「でも……幻滅されたら嫌だし……」
ゆらり「その溜まった脂肪を、ぷにぷにしてくれるかもしれませんよ」
麻美「え?……いや、ダメだよパワポケくん……セクハラだよそれ……そんなとこまで触っちゃ……あっ、パワポケくんが好きなら……」ポッ
ゆらり(めんどくせーな)
麻美「なんか自信がついてきたかも!休み明けが楽しみになってきたよ!」
ゆらり(運動して痩せるという選択肢は元々無いのですね)
麻美「そうと決まったら……スマブラ、鍛えないとね!維織さんにリベンジだよ!」タッタッタッ
ゆらり(言い放つと、あさみちゃんはどこかへ行ってしまわれました……まあ、自分の家ですが)
ゆらり「…………」スッ
プルルルルップルルルルッ
ピッ
ゆらり「明けましておめでとうございます、パワポケくん。突然ですが、痩せているのとぽっちゃりしているの、どちらが好みでしょうか……」
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この二人すき
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孕んだのかと思いましたね
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パワポケ「ええと……」
麻美「…………」
ゆらり「…………」
パワポケ「確かに、肉がついてるな」
麻美「なんでゆらりも、ちょっとふくよかになってるの……」プニプニ
ゆらり「リバウンドですね」プニプニ
パワポケ「二人とも、正月太りってやつか?」
麻美「わ、私はそうだけど……」
ゆらり「はい。うっかりしてしまいました」
パワポケ「珍しいな。あさみはともかく、ゆらりまで太るなんて」
麻美「ともかく!?私って、そんなに不養生に見えるの!?」
パワポケ「あさみの事だから、どうせ『今年は寒いから寝正月だよ!』とかなんとか言って、こたつでダラダラ過ごしてたんだろ?」
麻美(あれ〜っ!?バレバレだったよ!?)
ゆらり「ん……パワポケくん、少し強いです……」ビクッ
パワポケ「ああ、ごめんごめん。なんだかしおらしいゆらりが新鮮で、つい……」
ゆらり「……それなら、仕方ありませんが」ポッ
麻美「…………」ジト-ッ
パワポケ「どうした、あさみ?」
麻美「なんでも。ただちょっと、親友のずる賢い一面を見てね……」
パワポケ「?」
ゆらり「…………続けてください」
パワポケ「え?う、うん」
麻美「ふ、太ってるのも、今のうちだからね!すぐ痩せちゃうから、堪能すると良いんだよ!」テレテレ
ゆらり「とても屈辱的ですが……自分を戒める意味でも、パワポケくんのぷにぷにを受け入れなければなりません」テレテレ
パワポケ(俺、いつまで二人の脇腹つまんでれば良いんだろ……)プニプニ
〜おしまい〜
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こういうのでいいんだよこういうので
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俺はこれを求めてた
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