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【ゼンカイジャー×淫夢SS】ガオな野獣は大会近い!
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・これはテレビ朝日で毎週日曜朝に好評放送中の、機界戦隊ゼンカイジャーと淫夢のクロス小説です。
・台本形式で小説を書くのが初めてのため、なんか変…変よ変よ、と思っても許して亭許して。
・何回かに分けて投下します。完結するまで運営さんどうかスレを落とさないで…
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駄菓子カフェ、カラフル。その台所。
ガオーン「フンフンフンフフフーンフーン♪」
主題歌、全力全開!ゼンカイジャーのテーマを鼻歌で口ずさむガオーン。
テキパキと、軽快に料理を作っている。
そこに五色田ヤツデが入室、ガオーンに声をかける。
ヤツデ「あら、なにやってんだいガオーンちゃん。まだお昼には早いんじゃないの?」
ガオーン「ヤツデ。これだよ、これ」
と言って、手にしたチラシを見せる。
ヤツデ「こりゃ、この近所で今度開かれる、料理大会の参加者を募集するための広告じゃないか」
ガオーン「ソソソソ。実は僕、ちょっとこの大会に出場しようと思ってさ」
ヤツデ「なるほどねぇ。それでガオーンちゃんは今、料理の練習中って訳かい」
ガオーン「ソーナノ、ソーナノ。なんといってもこの大会には、あの『不死鳥料理人の中野くん』が出場するからね。こっちも気を抜けないのさ」
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ガオーン「ちょうど料理が完成した所さん!? だから、試食してみてよ」
ガオーンは皿に盛られた料理をヤツデに差し出す。
ガオーン「この料理名前付いてるんですよ」
ヤツデ「な、なんて言うの?」
ガオーン「カレーピラフっつーんですよ」
ガオーンの作ったそれはなんの変哲もない、レシピ通りに作られた普通のカレーピラフ。
ヤツデはスプーンを手に、カレーピラフを一口食べる。
ヤツデ「うーん……」
と、微妙な表情。
ガオーン「(不安げに)どう、男の手(料理)を食べさせられたけど」
ヤツデ「いや、美味しくない訳じゃないんだよ。訳じゃないんだけど……」
ガオーン「遠慮しないで感想を教えて、どうぞ」
ヤツデ「なんて言うのかねぇ。……そう、例えるなら『おふざけが足りない』って感じかしらね」
ガオーン「おふざけ?」
ヤツデの言いたいことが分からず、ガオーンは首をかしげる。
不意に表から聞き知った者たちの声が。
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ヤツデ「おや、介人たちが買い物から帰って来たみたいだよ」
介人「たっだいまー!」
台所に次々と入って来る五色田介人、ジュラン、ブルーン、マジーヌの四人。
みな、手にはそれぞれ買い物袋を提げている。
介人「ガオーン、頼まれてた料理に使う材料、買って来たよ」
ガオーン「お帰り、介人。お使いに行っきてくれてありがとうね」
ジュラン「ちょ待てよ、俺らも一緒にしてきたんですけど、お使い」
ブルーン「ガオーンが私たちキカイノイドに冷たいのは、もうしょうが、しょうがないです」
マジーヌ「ぬわああああん疲れたもおおおおん」
ガオーン「(キカイノイドの心配は)ん〜、あんましないです」
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介人、テーブルに置かれたカレーピラフに気づく。
介人「あっ、これかぁ、ガオーンが料理大会用に作ったメニューって。俺も一口食べてみていい?」
ガオーン「あ、いいっすよ(快諾)」
カレーピラフを口にする介人。ヤツデ同様に微妙な表情を浮かべる。
ガオーン「どう、介人?」
介人「んにゃぴ…。(言葉に迷いながら) 美味しいんだけど、『なんか足んねぇよなぁ』って感じ、かなぁ」
ガオーン「足りない……一体なにが……」
突然、台所にセっちゃんが飛び込んでくる。
セっちゃん「みんな、大変だチュン! 街でトジテンドが暴れてるチュン!!」
介人「! すぐに行きますよ〜、行く行く。」
介人を先頭に、四人のキカイノイドたちは揃って現場へ急行する。
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街の中。
口々に悲鳴を上げ逃げ惑う人々。
その中心には、戦闘員クダックを従えたトジテンドの王子(仮)、ステイシーがいた。
到着する介人たち。
介人「そこまでだ、トジテンド! ……って、あれ? ステイシーだけ? いつもの怪人はいないの?」
ステイシー「なんで毎週やられるために出てくる雑魚を引き連れてくる必要があるんだい。今日の君たちの相手は、僕一人だ」
ジュラン「ずいぶんと余裕だな、笑っちゃうぜ。おい介人! こんな奴、速攻おしおきしてやろうぜ!」
介人「いくぞ、みんな! チェンジ全開!!」
ギアトリンガー『バン!ババン!バン!(迫真)』
ギアトリンガーにそれぞれのセンタイギアをセットし、五人の姿が世界を守るヒーローのものへと変わる。
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ゼンカイザー「秘密のパワー! ゼンカイザー!!」
ゼンカイジュラン「恐竜パワー! ゼンカイジュラン!!」
ステイシー、名乗りの途中にもかかわらず、懐から一枚のトジルギアを取り出し、ギアトジンガーにセット。
ギアトジンガーを決めポーズ中の無防備なゼンカイザーに向け、引き金を引いた。ヒーローもののお約束を破る悪役の屑がこの野郎。
ゼンカイガオーン「百獣パワー! ゼンカイ……って、介人危ないッ!!」
ゼンカイジュラン「あぁ、オォ↑ッ!?」
ゼンカイザーに向けて、暗黒のエネルギーをまとった光弾が飛んでいく。
ゼンカイガオーンはゼンカイジュランを突き飛ばし、ゼンカイザーと光弾との間に割って入った。
ゼンカイガオーン「グワ゛ー゛!!」
ゼンカイザー「あ、ガオーン!?」
ゼンカイザーの身代わりとなってステイシーの攻撃を食らったゼンカイガオーン。
変身が解けたガオーンは、意識を失い倒れてしまった。
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ガオーンの周りに駆け寄る四人。声をかけるが反応がない。
ステイシー「邪魔が入ったか……。だが、次こそ当てる」
再び銃口をゼンカイザーに向け、トリガーを引く。が、なにも起こらない。
ステイシー「チッ、どうやらこのトジルギアは、強力な代わりに一発でエネルギーを使い果たしてしまうらしいな」
ステイシー、ゼンカイジャー達に背を向ける。
ゼンカイザー「待て、ステイシー! ガオーンに一体、なにをしたんだ!?」
ステイシー「…………」
ゼンカイジュラン「訊いてんだよなぁ、訊いてんだよ小僧、コラァ、コラ」
ステイシー「……僕が今使ったのは、あらゆる並行世界の中でもとびきり最悪で最低な世界、『インムトピア』の力を持つ『インムトジルギア』」
ゼンカイブルーン「インムトピア? はて、私も聞いたことのない世界ですが……」
ステイシー「インムトピアはあまりの恐ろしさから、ボッコワウスが真っ先にギアの中に閉じ込めた世界なのさ。五色田介人。その恐怖、身をもって知るといいよ」
ステイシー、今度こそ振り返らず、この場から去っていく。
残された四人のゼンカイジャーにクダックが群がる。
ゼンカイザー「ガオーンのことが心配だけど……とりあえず今は、目の前のことに全力集中!」
クダックとゼンカイジャーたちの戦闘をバックに、OPテーマが流れ始める。
セっちゃん「第810回、ガオな野獣は大会近い! だチュン!」
以下、つるの剛士のアツゥイ熱唱。
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こ↑こ↓までしか書き溜めできていないので、今回はいったん終了です
次回もよろしくお願いさしすせそ!
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新参兄貴かな?
乙シャス!
あと落とすのは運営さん(エーゲート)じゃなくてここの管理人AILE君だゾ
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>>10 新参という訳でもないんですけど、管理人さんのこととか興味なく調べたこともないもので…センセンシャル!
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>>11
どうやってNaNじぇい知ったかわからないけどブログの方ではAILE君がコメントしたりしてるから見とけよ見とけよ〜
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ヌヌヌッ!マジーヌちゃんの出番あくしろよ
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ゼンカイジャーSSはもっとやれ
これは期待の新人だぁ…
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