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川田ゆらり「今年のバレンタインチョコ?私ですが何か?」
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七島麻美「そう言って昨日から連絡が途絶えたゆらりが心配で家に来たけど……いったいこの部屋で何があったの!?」
川田ゆらり「あさみちゃん……パワポケくん……助けて……助けてください……」デデ-ン
パワポケ「ゆらりがチョコの塊と一体化してる!?早く助けないと!」
麻美「う、うん……ゆらり、どうして倒れた樽の中から顔を出してるの?それに部屋中がチョコでドロドロになってるけど……」
ゆらり「あの、『今年のチョコは私です❤︎』をやろうと、チョコを波波注ぎ込んだ樽の中に入っていたのですが……チョコの重さで樽から出られなくなってしまい、無理矢理脱出しようとしたため樽ごと倒れ込みました」
麻美「前代未聞の事件だったよ!?どうして樽なんかで自分を固めようと思い立ったの!?入る前に気づきなよ!人のこと言えないくらいドジだよこの人!?」
ゆらり「危うく“黒ひげ危機一発”のような醜態を晒してしまうところでしたね」
麻美「手遅れだよ!よっぽど恥ずかしい事になってるよ!溢れでたチョコのせいで床一面がチョコレートの海だよ!何事かと思ったよ!」
パワポケ「あさみ、今は言い争ってる暇はない!一刻も早くゆらりを救出するぞ!」
麻美「えー……パワポケくん、私、今の話を聞いてゆらりを助ける気が俄然無くなって来たよ。自業自得すぎて何も言えないよコレ」
ゆらり「そんなこと言わずに助けてください。チョコがとても重くて……私を樽の中から引っ張り出してください」
パワポケ「よし!あさみ、俺の服を持ってくれ!」バババババッ
七島「きゃあっ!?全裸になるの早っ!?」
パワポケ「今行くぞ、ゆらり……うわっ!くそ、何だここは、すべるぞ!!」ズザザザ
ゆらり「撒き散らしたチョコは全然固まっていないので、床が大変滑りやすくなっています。気をつけてください」
パワポケ「5秒早く言ってくれぇえええ!」ドシ-ン!
麻美「早くも二次災害が発生したよ!?パワポケくん、壁に発射されたけど大丈夫!?」
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パワポケ「あれ、痛くない……壁についてたチョコが衝撃を和らげたのか……うわっ!俺の身体もチョコでベッタリに!?やばい!起き上がれない!」ジタバタ
麻美「どうしようゆらり!このままだとパワポケくんがチョコの海に溺れちゃうよ!」
ゆらり「あさみちゃん、そっちにラッピング用のピンク色のリボンが置いてあるので、それをパワポケくんに……!」
麻美「ええと、リボン、リボン……あった!……ってこれ凄い透け透けなんだけど!こんなの自分の身体に巻くつもりだったの?とんだ変態だよ!?」
パワポケ「うわっぷ……やばい、身体がチョコに飲まれそうだ……!」
ゆらり「あさみちゃん、もう時間がありません!」
麻美「……ええい、わかったよ!パワポケくん、このリボンに捕まって!」シュルルルル
パワポケ「でかした!あさみ、このままゆらりの所まで引っ張ってくれ!」
麻美「……はあ、元はと言えばゆらりのせいなのに……どうして私がこんな事を……」グイッグイッ
パワポケ「いいぞいいぞ……よし、ゆらりの側まで来たっ!樽から引っ張り出すぞ!……ダメだ!ビクともしない!」グググググク
ゆらり「うがぁっ!?いだいだいだいだいだいだいじぬじぬじぬじぬぅ!!」
麻美「パワポケくんストップ!ゆらりの首にキャメルクラッチがキマってるよ!凄い声出てるから!」
パワポケ「くそっ!大量のチョコがのし掛かって抜けない……ゆらり、腕は出せるか?」
ゆらり「は、はい。腕くらいなら伸ばせます」ニュルン
パワポケ「少しずつチョコをかき分けていこう。俺の手を中に入れるぞ」ズポッ
ゆらり「ひうっ……あ、あの、私いま、裸ですので……色々優しく触ってください……あっ❤︎」ズリッズリッ
麻美「うわー。目の前で想像を絶するプレイが繰り広げられてるよ。なにこれ、私の存在必要?」
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パワポケ「あさみは大切だ!ゆらりの腰にリボンを取り付けたから、少しずつ引っ張ってくれ!」
ゆらり「私は匍匐前進で……う、上手くいきませんね」ツルッツルッ
麻美「側から見たら凄い光景だよこれ」グイグイ
パワポケ「しかしやけに温かいなこのチョコ……それにネトネトしてるけど肌触りは嫌な感じがしないし……」ズロズロ
ゆらり「お肌に優しい物を使っておりますので……チョコ風呂みたいで意外と快適でしたよ。パワポケくんも入られますか?」
麻美「ゆらり結構余裕そうだよ!助ける必要ないと思うんだけど……?」グイグイ
パワポケ「本当だ!めっちゃあったかい!チョコの重さが良い感じに心地いい!足の先からポカポカする!」ヌクヌク
ゆらり「そうでしょう?私が温めておきました。好きなだけ褒めてください」
麻美「なんでパワポケくんも入ってるの!?ちょっと、その位置関係は見た目がまずいよ!」
パワポケ「これも作戦だ!ゆらり、俺がチョコを支えているからその隙に脱出してくれ!」
ゆらり「大丈夫ですあさみちゃん……結合部は誰にも見られないので。中で何が起こっても誰にもわかりません」
麻美「結合部!?それが一番まずいんだよ!いいから早く出なよ!おりゃ!片手一本背負い!」グワンッ
ゆらり「あ!あさみちゃん、そんな勢いよく引っ張ったら……」スポ-ン!
パワポケ「 ひいいい!?ゆらりが発射された!?」
ゆらり「うへぇ!?ど、どいてください!あさみちゃん!?」ズズズズ
麻美「え!?後ろで凄い音してるけど何……きゃあっ!?」ビタ-ン!
パワポケ「うわぁ!2人がぶつかったぞ!おい大丈夫か!?」
ゆらり「けほっ……私はチョコでコーティングされてるので無傷です。リボンは千切れてしまいましたが……」
麻美「……いてて、倒れちゃったけど私も大丈夫……あっ!?……うわーん!大丈夫じゃなかったよ!せっかく作ったシュークリームが潰れちゃったよ!」
パワポケ「シュークリーム?」
麻美「バレンタイン……パワポケくんに用意してたのに……」
ゆらり「あ、あさみちゃん、ごめんなさい……な、なんとお詫びしたら良いか……」
麻美「許さないよ。勝手に私達を巻き込んで……服もビシャビシャだよ……なんだよこれ……」ムクリ
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ゆらり「ひ……た、立てない……!?で、出来るだけ穏便にお願いします……あさみちゃん……」ググググ
パワポケ「お、おい喧嘩はやめろ2人とも……ってあれ!?で、出られない!チョコが重い!今度は俺が樽から出られなくなった!」
麻美「絶対に許さないよ……まったく、ゆらりはいつもこうなんだよ……自分だけ抜け駆けしようとして……」シュルシュルプチプチ
パワポケ「あさみ!?何やってんだ!?」
ゆらり「ど、どうして服を脱いでおられるのですか!?」
麻美「ふんっ!ゆらりはそこで見ていれば良いんだよ!」ズササササ
パワポケ「うおっ!俺の方に滑って来た!?」
麻美「とうちゃーく!はあ……本当だ!あったかいよこれ!ヌクヌクしてるよ!」ポカポカ
パワポケ「な、なんであさみまで入ってくるんだ!?俺を助けてくれよ!」
麻美「やだよ!パワポケくん、シュークリームはダメになっちゃったから……エヘヘ、今年のチョコは私だよ!」チュッ
パワポケ「!?ぷはっ!あさみ!?何を!?」
麻美「甘ーい!このチョコ、まだまだいっぱいあるよ!食べ終わるまでここにいようね!」
ゆらり「な……ぐううう!?だ、ダメです!それは私のチョコです……!」
麻美「私のシュークリームを台無しにしたゆらりが悪いんだよ!パワポケくん、私をいっぱい味わってね!」チュッチュッチュッ
パワポケ「むぐっ!?お、俺の意思は……んっ!ま、まあいいか……食べ切れるかなこれ……ぷふっ!?」
ゆらり「そ、そんな悪い冗談は許しません……くっ、壁の反動を利用すれば……ていっ!」ズササササ
パワポケ「ぷほっ!今度はゆらりが迫ってくるぞ!?」
ゆらり「ふう。やれやれ、あさみちゃんも詰めが甘いですね……チョコだけに。チョコは渡しません。これは私がパワポケくんに作ったものです」ポカポカ
パワポケ「ゆらり!?狭い!流石に樽の中に3人は狭いって!」
麻美「むう……ゆらりもしつこいなぁ。でも、そっち側だと何もできないよ。パワポケくんは私と抱き合ってるし」
ゆらり「そんな事はありません。チョコの中にいればこうやって……パワポケくん、こっちを向いてください……んっ……」チュッ
パワポケ「ぶっ!?ゆ、ゆらりまで!?」
麻美「えー!なんであっち向くの!?パワポケくんは私の方を見てないと!……んっ!」チュッ
パワポケ「ぷはっ!ふ、2人とも!?く、苦しいって……!」
ゆらり「では、どちらのチョコがより美味しいか……パワポケくんに決めていただきましょう」ムギュウウウウウ
麻美「その勝負、乗ったよ!パワポケくん、私を選ばなきゃダメだからね!」ムギュウウウウウ
パワポケ「ぐ、ぐるしい……トホホ〜!バレンタインデーはこりごりだーい!」
この後、大量のチョコの波にさらわれ、樽ごとガラス戸を突き破り高層マンションの下に放流される一行だったが、この時はちょこっとも知る由も無かった。(チョコだけに)
終
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終わりです。
食べ物で遊ぶのは良くないと思いました。
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この二人すき
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パワポケSSはもっとやれ
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あーヤバイ!(ヘドバン)
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3Pはいいぞ
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ゆらりすき
麻美すき
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パワポケ13は神
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なんとなくゆらりのビジュアルがよしのんで再現されてしまう
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こういうのでいいんだよこういうので
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シリアスなイチャラブもオナシャス!
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ちょっとネタ寄り過ぎというか彼岸島チック過ぎるからもう少しパワポケらしさがあるといいと思った(小並感)
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この後二人に枯れるまで求められるパワポケ君
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