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大和麻弥「フヘヘ、今日もお願いします……」
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麻弥「すみません先輩、毎回無理言っちゃって」
麻弥「どうしても我慢できなくてぇ……フヘヘ」
麻弥「ん〜いい子っすね〜♪ すぐにお手入れしてあげますよ〜♪」
麻弥「いい締まり具合……この黒光りするフォルムなんて、惚れ惚れしちゃいますよ……」ウットリ
麻弥「いやぁ本当に――」
麻弥「ここのスタジオ、良い機材揃ってますよねー!」
麻弥「〜〜〜♪」
麻弥「あ、どうぞ。これっすねー」
麻弥「代わりにそっちの工具取ってもらって……」
麻弥「どうも、ありがとうございますっ」ニコッ
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麻弥「そうだ、先輩。ここの配線について、ちょっと聞きたいんですが」
麻弥「えっとですね……ここ、ここっす」ギュ
麻弥「はぇ〜。なるほど、そうやるんですね。勉強になりますっ」ムギュムギュ
麻弥「……あ」
麻弥「すっすすすいません!!!」バッ
麻弥「じっ、ジブンみたいな女未満が、申し訳ないです!」
麻弥「ホント、お気を悪くされたならすいません!!」
麻弥「うぇ? そ、そんな笑わなくてもいいじゃないっすか〜!」
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麻弥「ジブン、ここに来て本当に良かったです」
麻弥「スタジオ付きとはいえ、ドラマーとして認めてもらえて。可愛い機材たちに囲まれて」
麻弥「何より……ジブンみたいなのにも引かずに付き合ってくれる」
麻弥「――先輩みたいな人に、出会えたんですから」
麻弥「へ? デビュー、ですか?」
麻弥「仮にもミュージシャンの端くれである以上、そういう気持ちがないわけじゃないですが……」
麻弥「ジブン程度のドラマーなんて、いくらでもいるっすからねぇ」
麻弥「求めてくれる人がいないと、そういうのはどうにも」
麻弥「はは。ないない、ないっすよ」
麻弥「ここに採用してもらったのだって、とんでもない幸運ですから」
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バンドリスレは癒やし
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麻弥「やっぱり自分は裏方気質というか。演劇部でもそっち方面ですし」
麻弥「こっちの方が性に合ってるんですよね〜」
麻弥「それに――」
麻弥「……」
麻弥「いえ、なんでもないです」
麻弥「それより先輩、今月のデジアート読みました!?」
麻弥「目から鱗でしたよね〜! ジブン、次の給料で早速買っちゃおうかなーなんて計画してるんすけど〜!」
麻弥(……先輩の側で、もっと勉強させてほしい、なんて)
麻弥(ジブンみたいなのが、そんなこと言ったら、迷惑ですよね……)
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11月3日は大和麻弥さんのお誕生日です
おめでとうございます
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いいゾ〜これ
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バンドリノンケ部はもっとやれ
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道を開けろ!バンドリノンケ部保護委員会だ!
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ココアイレテキマシタ−
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バンドリノンケ部ええぞ!
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祝日のバンドリノンケ部は明日への活力になるからもっとやれ
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バンドリノンケ部に人生が救われてる
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ヌッ!
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注射なんです〜
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>>15
DAAAAA!!
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>>15
Oh...
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麻弥「あ、先輩……ちょうどよかった」
麻弥「ちょっと、相談というか。ご報告というか、ありまして」
麻弥「実は、その。じ、実は、えっと」
麻弥「ジブン、アイドルになるんです」
麻弥「あ、アハハ……」
麻弥「……」
麻弥「……」
麻弥「いやほんと、ウソみたいな話ですけど! 自分自身半信半疑なんですけど!」
麻弥「なんか、そういうことになっちゃいました……ハハ、ハ」
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麻弥「ええ。いつもの芸能事務所さん……というか、そこのタレントさんから、お誘いを受けまして」
麻弥「知ってます? はい、子役出身の」
麻弥「その方だけじゃなくて、ユニットの他の方からも、熱心に誘われて」
麻弥「正直無理だとは思うんですけど! でも、でもっ」
麻弥「この間はああ言いましたけど、やっぱり『バンドのドラマー』には憧れがあって」
麻弥「それに、こんなジブンを、必要としてくれたことが嬉しくて」
麻弥「ついつい頷いてしまったというか…………先輩?」
麻弥「あの、なんか顔色が良くないですけど」
麻弥「……」
麻弥「そう、ですよね。先輩も、無理だと思いますよね」
麻弥「なに勘違いしてるんだ、って話っすよね」
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麻弥「どう考えても単なる数合わせです、こんなの」
麻弥「だって、だって……そうでもなきゃ、こんなジブンがアイドルなんて」
麻弥「ちゃんちゃらおかしいというか。あり得ないというか」
麻弥「それを弁えておけって話ですよね、はは」
麻弥「……!! せ、先輩?」
麻弥「うえっ!? い、いや、そんなことはないですよぉ」
麻弥「だってジブンすよ? 女子力皆無、いつも油塗れで、ドラム以外なんの取り柄もありやしな……」
麻弥「う、えっ。あう……?」
麻弥「あ、ありがと、ございます……」カァァァ
麻弥(美人、て。せ、先輩が、私のこと、美人、って)フワフワ
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麻弥「わかり、ました。変な弱音吐いて、すみませんでした」
麻弥「大和麻弥、やれる限りのことはやってみます!」
麻弥「そうなると、スタジオミュージシャンは辞めることになっちゃうんすけど」
麻弥「……それはすっごく残念なんですけど」ボソッ
麻弥「エヘン! レコーディングなんかでは、これからもきっと、お世話になりますから」
麻弥「気が早い? あはは、これはお恥ずかしい」
麻弥「とにかく! これからもよろしくお願いします、先輩!」ニコッ
麻弥(――ああ、嬉しい)
麻弥(彩さんたちと同じだ。ジブンを……こんな私を、ちゃんと見てくれる。認めてくれる)
麻弥「へ? あ。そ、そういうことになるんすかね……?」
麻弥「ファン。先輩が、ジブンのファン、第1号?」
麻弥「フヘ。フヘヘヘヘ……」ニヘラ
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いいずぇ…
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フヘヘ
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かわいい
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でもこの後活動休止するんだよね…
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麻弥「……」
麻弥「あ、先輩、どうも」
麻弥「いえ、大丈夫です。ちょっと手を動かしてたかっただけなんで」
麻弥「ええ、レッスンは終わったんですけど。それ以外の予定が全部キャンセルになっちゃいましたから」
麻弥「いえ……ジブンは、元からあまり、期待というか。ダメ元みたいなところありましたから」
麻弥「本当に、ジブンは、大丈夫で」
麻弥「……」
麻弥「ごめん、なさい。嘘つきました」
麻弥「ショックです。やっぱり、いろいろと」
麻弥「彩さんやイヴさんが、傷付いてる姿を見るのも、辛いですし」
麻弥「それに……」
麻弥「やっぱりジブンに、『バンド』は縁がなかったのかなぁ、って」
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麻弥(……ああ)
麻弥「先輩には、敵わないっすね」
麻弥「そう、ですね。落ち込んでる理由、もう一つ、あります」
麻弥「自分が、ちょっと、嫌になって」
麻弥「……」
麻弥「心のどこかで、ホッとしてる自分がいるんです」
麻弥「分不相応な、アイドルなんて道、これで閉じてしまえば」
麻弥「何にも気兼ねすることなく。誰の目にも憚ることなく」
麻弥「――先輩の側に、ずっといられるのに、って」
麻弥「あ……!」
麻弥「……」ギュッ
麻弥(彩さん、日菜さん、千聖さん、イヴさん)
麻弥(ごめんなさい)
麻弥「先輩……これからもずっと、私の、大和麻弥の」
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「たった一人のファンで、いてくれますか……?」
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>>25
(みたいな感じで慰めックスからのバッドエンドを書きたくなるのでこのイベントは)キャンセルだ
(IFルート扱いで)カットしよう!
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ええぞ!
イチャラブにすればいいんだよ!
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IFルートなら書いちまえよ!
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やさしいせかいがすき
でもやらしいせかいもすきです
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麻弥「どうもです。今日もよろしくお願いしますっ」
麻弥「〜〜♪ んん〜今日もいい子たちっすね〜♪」
麻弥「これも先輩が、日頃から愛情込めてお世話してるからですかねー?」
麻弥(……羨ましいなぁ)ボソッ
麻弥「うっひゃ!? な、なんでもないっす!!」
麻弥「あ、はっはい。これですねー」
麻弥「それ、お願いできますー?」
麻弥「フヘヘ、ありがとうございます」
麻弥「ふぅっ、これでよし、と」
麻弥「いやぁ……あれから色々ありましたけど」
麻弥「気が付けば、本当に『アイドル』になっちゃってましたねぇ、ジブン……」シミジミ
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麻弥「ジブンを取り巻く環境も、ジブンの頭の中の考え方も、諸々変化はありましたけど」
麻弥「こうやって機材を弄る時間が思ったより減らなかったのは、嬉しい誤算でした!」
麻弥「スタジオ練やレコーディングの度に、こうしてせ……」
麻弥「きっ機材! 機材ちゃんたちには会えますもんね〜!」アセアセ
麻弥「あは、あはは……」
麻弥「……」
麻弥「何度も何度も、悩みました」
麻弥「本当に、こんなジブンが、アイドルやっていけるのかって」
麻弥「でもイヴさんが……彩さんが、千聖さんが、日菜さんが」
麻弥「パスパレの、大事な仲間たちが、教えてくれたんです」
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麻弥「ありのままの自分でいいんだ、って」
麻弥「ありのままのジブンを、ファンは見てくれてるって」
麻弥「そう言われた時、最初に……先輩の顔を、思い浮かべました」
麻弥「当たり前じゃないですか。だって先輩は、ジブンのファン、第1号なんですから」
麻弥「へ? わ、忘れるわけないじゃないっすか!」ガタッ
麻弥「ジブンあの時、本当に嬉しかったんですからね!?」
麻弥「先輩が、先輩が見てくれてるって思ったから、私はここまで……!」
麻弥「……あ」
麻弥「い、いやぁ、なんかすいません……ハハ」
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麻弥「えっ、と……言いたいことは、さっき言っちゃったようなものなんですが」
麻弥「ありのままのジブンを、最初に見つけてくれた」
麻弥「大事な時に背中を押してくれた」
麻弥「迷ったときに、心の支えになってくれた」
麻弥「そんな先輩に、改めて、お礼……というか、なんというか」
麻弥「言いたいなぁ、と思ったというか」
麻弥「……」
麻弥「な、なんか冷静になってみると、死ぬほど恥ずかしいこと言ってますねジブン……」カァァァ
麻弥「うえぇぇ!? な、なんで見る必要なんかあるんですか!?」
麻弥「こここ、こんな化粧っ気もない油塗れの顔見ても、なんも面白くないっすよ〜!?」マッカッカ
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(見たって)いいだろ大和!
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ヌヌヌッ!
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かわいい
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麻弥「一般論として、なんですけど」
麻弥「アイドルって生き方は、一生続けられるものじゃあないですよね」
麻弥「あ、いえ! ネガティブな話をするつもりはないんですよ?」
麻弥「はい。彩さんみたいな生粋のアイドルなら、話は別かもですけど」
麻弥「あの人はもう、生き様がアイドルっすからねー」
麻弥「だけど、ジブンはきっと違います」
麻弥「いつか、ジブンは、アイドルをやめる日が来る……はずです」
麻弥「……でも」
麻弥「先輩は。先輩だけでもいいから。ううん、先輩だからこそ」
麻弥「ジブンの、最初のファンになってくれた先輩には」
麻弥「ずっと、ずっとジブンの、ファンでいてもらいたいん、です」
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麻弥「……」
麻弥(つ、伝わらなかった、かな)
麻弥(いくらなんでも、遠回しすぎたかな)
麻弥(でも、これ以上なんて言ったらいいかわからないし)
麻弥(ジブン、アイドルだから。これ以上のことは言えないし)
麻弥「……うぇ?」
麻弥「は、ぁ。はい。それは、知ってますよ、もちろん?」
麻弥「先輩は、アイドルになるって決めた、その最初の日からジブンの」
麻弥「……前?」
麻弥「もっと、前? それってどういう……」
麻弥「!!」ハッ
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麻弥「っ、ぁ」
麻弥「え……え? え?」
麻弥「わ、私……ずっと、ずっと、片思い、だと、思ってて」
麻弥「アイドルになったのだって、どうせ無理だ、って諦めてたからで」
麻弥「でも……でも……? あ、う、え?」
麻弥「う〜〜〜っっっ!! 先輩ッ!!」
麻弥「……」
麻弥「ジブンでも思いの外大きな声が出て、な、なんか冷静になっちゃいました」ハハ
麻弥「あの、先輩。もう一回。ちょっと、混乱してるんで」
麻弥「もう一回、仕切り直させてもらっていいです……?」
麻弥「ど、どうも恐縮です。それでは」
麻弥「ふぅぅ………………先輩。先輩」
麻弥「これからも、ジブンの、大和麻弥の」
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「ずっと私の、世界で一番のファンで、いてくれますか?」
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麻弥「〜〜〜♪」
麻弥「よぉし今日も一段落! お疲れ様でしたー!」
麻弥「……ハッ!」
麻弥「その、ここだけの話なんですけど。オフレコでお願いしたいんですけど」
麻弥「ジブン、実はですね……」
麻弥「いい感じのスキマにハマるのが、隠れた趣味だったりするんですよ……」ゴゴゴ
麻弥「えっ。あ、ご存知」
麻弥「ああ、アンプの裏……みみみ見てたんすかぁ!?」
麻弥「うう〜スキマがあったらハマりたいとはこのことです〜」
麻弥「……」
麻弥「そ、それで、ですね?」ソワソワ
麻弥「ここに、未だハマったことのない、未知のスキマがあることに、最近気が付きまして……」モジモジ
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麻弥「その……こ、ここ、です」ツンツン
麻弥「う。い、言います。口で言います」
麻弥「せ、先輩の……腕の、中……です」プシュー
麻弥「じゅっ10秒だけ! 先っぽだけでいいっすから!」
麻弥「節度は守ります! ジブンアイドルですから! その範囲内でなんとか!」
麻弥「えっ。と……ああっと……」キョロキョロ
麻弥「ぶっちゃけ千聖さんあたりにはもうバレてる感あるというか……」
麻弥「日菜さんも天才的に勘が鋭い方ですし……」
麻弥「そういえばここのところイヴさんの視線がいつにもましてあたたかいような……」
麻弥「あ、彩さんは大丈夫です。それが彩さんのいいところなので」
麻弥「……」
麻弥「後生! 後生ですから〜〜!!!」
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麻弥「廊下クリア。窓の外クリア」
麻弥「アンプ裏クリア。ミキサーの陰クリア。ソファの下クリア」
麻弥「オールクリア。それでは1分だけ……あ、30秒。ハイスイマセン、仰る通りです」
麻弥「大和麻弥、参ります!」
麻弥「っ……」ギュッ
麻弥「すー……」ギュギュギュ
麻弥「ふー……」ギュムー
麻弥「……」
麻弥「先輩好きっす」ボソッ
麻弥「……! フ、フヘ」ニヘラ
麻弥「フヘへ〜……♪」ギュー
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終 わ り
麻弥ちゃんのアイドル成長物語は泣ける👍
あとおっぱい大きいからすき
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オレモオマエガスキダ
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センパイ!オカシテイイッスカ!
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オカシタイ!
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良い!良い!良い!
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