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【スト魔女SS】第一回 501 チキチキラジオチャンネル権争奪大会
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たぶんアニメ2期初めあたりの話
501基地・談話室
♪〜♪〜
部屋においてあるラジオから流れる壮大な楽曲
それを聞きながらソファでくつろぐバルクホルン
バルクホルン「うん…やはりワーグナーのつくる歌劇はいいな」
バルクホルン「荘厳でいて、それでいて古すぎない、すっきりした曲調だ」
バルクホルン「劇場はバイロイトのものを使用したのかな?」
♪〜♪〜
ご満悦で指揮者の真似をするバルクホルン
バルクホルン「ワルキューレの騎行……やはり素晴らしい……!壮大なカールスラント神話がこの身に溶けこんでくるようだ…!」
…ドタバタドタバタ
バルクホルン「ん?」
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バァン!!
ルッキーニ「うじゅ〜〜〜〜ッ!!疲れたもおおおおおおおん!!!!」
シャーリー「きつかったなぁー今日の訓練ー!」
ハルトマン「こんなの続いたらやめたくなっちゃうよねー」
バルクホルン「」
♪〜♪〜
シャーリー「んん〜??なんかよく分かんない曲が流れてんな〜」
ハルトマン「げっ!これクッソ長いオペラじゃん。全部聞いてたら丸一日以上かかるやつ」
ルッキーニ「ヴェ〜ダディソレ〜」
バルクホルン「」
♪〜♪〜
ハルトマン「もっとオシャレで都会的なやつかけよーよ」
新聞のラジオ欄を見るシャーリー
シャーリー「お、ちょうど今ニューヨークのビッグバンドが録音放送やってるぞ!」
ルッキーニ「やっふ〜〜!!それ聞きたーい!」
ハルトマン「トゥルーデ、チャンネルかえるよー。ずっと聞いてたみたいだしいいよね」
カチッ
♪シング・シング・シング
バルクホルン「」ブチッ
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談話室前の廊下
サーニャ「エイラ、いいの?訓練で疲れてるのに私のピアノの練習に付き合ってもらって…」
エイラ「ナンテコトナイッテ。私はサーニャのピアノ聞きたいだけだしサ」
エイラ「えーと、確か談話室にピアノとラジオがあったよナ」
サーニャ「うん、ラジオでウィーンの有名なピアニストの録音放送をやるの。参考にしながら練習したいなって…」
ドタバタ
エイラ「ん?なんか騒がしいナ」
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ガチャ
バルクホルン「待たんか貴様らアアア!!ジャズ盤ごと叩き割ってやる!!」
シャーリー「なに怒ってんだよ!お前ずっと独り占めしてたんだからもういいだろ!」
ハルトマン「トゥルーデ、落ち着いて!曲の盛り上がりのとこだったの知らなかったんだって!」
バルクホルン「ワーグナーを知らないとは貴様それでもカールスラント軍人かッ!!」
ルッキーニ「いっえ〜い!スウィング、スウィング、スウィング!」
バタン…
エイラ「何やってんだアイツラ……」
サーニャ「ど、どうしよう…これじゃ練習どころじゃないわ…」
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エイラ「しょーがないナ…なんで喧嘩してんのか知らないケド、ラジオだけ借りて私達の部屋で練習しよウ」
サーニャ「え、でも談話室のはみんなのものだし……勝手に持ちだしちゃ……」
エイラ「でもここに置いといたら壊されかねないだロ?」
ワーワー ギャーギャー ドタバタ バキ ハンマ
サーニャ「(……それもそうかも)」
エイラ「ダイジョーブ、ちょっと借りるだけサ」
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バルクホルン「うおーッ!」
シャーリー「このーッ!」
ルッキーニ「頑張れシャーリー!!」
コソ コソ
ルッキーニ「ウジュ?」
ルッキーニ「あっ!エイラがラジオに何かしてるー!」
バルクホルン・シャーリー「なにぃ!?」
エイラ「ゲッ……」
バルクホルン「エイラ、コソコソ何をやってる!?」
エイラ「ハハ……いやー、ちょっとだけコレ借りてこうと思って……」
シャーリー「ちょっと借りてくぅ?そいつは盗っ人の常套句だぞ!」
バルクホルン「貴様、ヘタレ狐から泥棒猫にくら替えしたのかッ!」
エイラ「だ、誰がヘタレ狐ダ!このシスコン大尉!」
バルクホルン「なんだと!」
エイラ「やんのカ!?」
シャーリー「やったらァ!」
ルッキーニ「やっちゃえ〜ッ!」
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ワーワー ギャーギャー
サーニャ「あわわ……どうしよう……」
ハルトマン「やれやれ、後は私に任してサーニャん」
サーニャ「ハルトマンさん……」
談話室の内線を使うハルトマン
ハルトマン「あ、もしもし?ミーナ?ごめんあの、談話室で、喧嘩がちょっと起きてるんだけど……。規律違反だよ、規律違反!今すぐ来てもらえる?お願い」ガチャ
ハルトマン「ミーナ呼んだからね。大人しくしてようサーニャん」
サーニャ「よかった……」
サーニャ「(あれ?この人さっきまで騒いでた側じゃ……)」
バァン!
ミーナ「憲兵よ!」
ハルトマン「ミーナ!」
ワーワー ギャーギャー
ミーナ「ちょっと!これは一体何の騒ぎ?談話室がメチャアクチャアになってるじゃない!」
ハルトマン「実はかくかくしかじかで…」
ーーー
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ハルトマンに金玉ケルトマンされたい
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