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【スト魔女SS】第一回 501 チキチキラジオチャンネル権争奪大会

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:09:43 xNCnSp7E

たぶんアニメ2期初めあたりの話

501基地・談話室

♪〜♪〜

部屋においてあるラジオから流れる壮大な楽曲

それを聞きながらソファでくつろぐバルクホルン


バルクホルン「うん…やはりワーグナーのつくる歌劇はいいな」

バルクホルン「荘厳でいて、それでいて古すぎない、すっきりした曲調だ」

バルクホルン「劇場はバイロイトのものを使用したのかな?」

♪〜♪〜

ご満悦で指揮者の真似をするバルクホルン

バルクホルン「ワルキューレの騎行……やはり素晴らしい……!壮大なカールスラント神話がこの身に溶けこんでくるようだ…!」

…ドタバタドタバタ

バルクホルン「ん?」


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:10:12 xNCnSp7E
バァン!!

ルッキーニ「うじゅ〜〜〜〜ッ!!疲れたもおおおおおおおん!!!!」

シャーリー「きつかったなぁー今日の訓練ー!」

ハルトマン「こんなの続いたらやめたくなっちゃうよねー」

バルクホルン「」

♪〜♪〜

シャーリー「んん〜??なんかよく分かんない曲が流れてんな〜」

ハルトマン「げっ!これクッソ長いオペラじゃん。全部聞いてたら丸一日以上かかるやつ」

ルッキーニ「ヴェ〜ダディソレ〜」

バルクホルン「」

♪〜♪〜

ハルトマン「もっとオシャレで都会的なやつかけよーよ」

新聞のラジオ欄を見るシャーリー

シャーリー「お、ちょうど今ニューヨークのビッグバンドが録音放送やってるぞ!」

ルッキーニ「やっふ〜〜!!それ聞きたーい!」

ハルトマン「トゥルーデ、チャンネルかえるよー。ずっと聞いてたみたいだしいいよね」

カチッ

♪シング・シング・シング

バルクホルン「」ブチッ


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:10:40 xNCnSp7E
談話室前の廊下

サーニャ「エイラ、いいの?訓練で疲れてるのに私のピアノの練習に付き合ってもらって…」

エイラ「ナンテコトナイッテ。私はサーニャのピアノ聞きたいだけだしサ」

エイラ「えーと、確か談話室にピアノとラジオがあったよナ」

サーニャ「うん、ラジオでウィーンの有名なピアニストの録音放送をやるの。参考にしながら練習したいなって…」

ドタバタ

エイラ「ん?なんか騒がしいナ」


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:11:03 xNCnSp7E
ガチャ

バルクホルン「待たんか貴様らアアア!!ジャズ盤ごと叩き割ってやる!!」

シャーリー「なに怒ってんだよ!お前ずっと独り占めしてたんだからもういいだろ!」

ハルトマン「トゥルーデ、落ち着いて!曲の盛り上がりのとこだったの知らなかったんだって!」

バルクホルン「ワーグナーを知らないとは貴様それでもカールスラント軍人かッ!!」

ルッキーニ「いっえ〜い!スウィング、スウィング、スウィング!」

バタン…

エイラ「何やってんだアイツラ……」

サーニャ「ど、どうしよう…これじゃ練習どころじゃないわ…」


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:11:21 xNCnSp7E
エイラ「しょーがないナ…なんで喧嘩してんのか知らないケド、ラジオだけ借りて私達の部屋で練習しよウ」

サーニャ「え、でも談話室のはみんなのものだし……勝手に持ちだしちゃ……」

エイラ「でもここに置いといたら壊されかねないだロ?」

ワーワー ギャーギャー ドタバタ バキ ハンマ

サーニャ「(……それもそうかも)」

エイラ「ダイジョーブ、ちょっと借りるだけサ」


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:11:40 xNCnSp7E
バルクホルン「うおーッ!」

シャーリー「このーッ!」

ルッキーニ「頑張れシャーリー!!」

コソ コソ

ルッキーニ「ウジュ?」

ルッキーニ「あっ!エイラがラジオに何かしてるー!」

バルクホルン・シャーリー「なにぃ!?」

エイラ「ゲッ……」

バルクホルン「エイラ、コソコソ何をやってる!?」

エイラ「ハハ……いやー、ちょっとだけコレ借りてこうと思って……」

シャーリー「ちょっと借りてくぅ?そいつは盗っ人の常套句だぞ!」

バルクホルン「貴様、ヘタレ狐から泥棒猫にくら替えしたのかッ!」

エイラ「だ、誰がヘタレ狐ダ!このシスコン大尉!」

バルクホルン「なんだと!」

エイラ「やんのカ!?」

シャーリー「やったらァ!」

ルッキーニ「やっちゃえ〜ッ!」


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 10:12:15 xNCnSp7E
ワーワー ギャーギャー

サーニャ「あわわ……どうしよう……」

ハルトマン「やれやれ、後は私に任してサーニャん」

サーニャ「ハルトマンさん……」

談話室の内線を使うハルトマン

ハルトマン「あ、もしもし?ミーナ?ごめんあの、談話室で、喧嘩がちょっと起きてるんだけど……。規律違反だよ、規律違反!今すぐ来てもらえる?お願い」ガチャ

ハルトマン「ミーナ呼んだからね。大人しくしてようサーニャん」

サーニャ「よかった……」

サーニャ「(あれ?この人さっきまで騒いでた側じゃ……)」


バァン!

ミーナ「憲兵よ!」

ハルトマン「ミーナ!」

ワーワー ギャーギャー 

ミーナ「ちょっと!これは一体何の騒ぎ?談話室がメチャアクチャアになってるじゃない!」

ハルトマン「実はかくかくしかじかで…」

ーーー


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/08/06(木) 20:44:18 oa4j3jc6
ハルトマンに金玉ケルトマンされたい


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