親潮「世の少年少女達が......大人として認められ、社会へ仲間入りする」
親潮「そんな、特別な日......」
ショタ提督「僕には関係ないね」←未成年＆社会人
親潮「そ、そうですね......」
親潮「でも、その......司令は、大きくなったら、何になりたいですか？」
ショタ提督「え？」
親潮「だからその、将来の夢ですよ！」
親潮「数年後大きくなった自分を思い浮かべて......どんな姿を、想像しますか......？」
ショタ提督「う〜ん......」
親潮「......」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ショタ提督「元帥」
親潮「夢がないですね」
ショタ提督「真面目に答えたつもりなのに......」
親潮「真面目過ぎるのダメ！ たまにはハメ外さないと！」
ショタ提督 (親潮が言うと説得力あるなぁ)
親潮「という訳で親潮がお手本見せます。司令、これ開けますね」
親潮、丁寧に包装された包みを手に取る
ショタ提督「それはお歳暮で貰った......」
親潮「じゃーん、ウィスキーでした！」
ショタ提督「未成年にこんなもの送り付けるな」
親潮 (軍のトップが未成年ってのもどうかと思いますが)
親潮「ふふふ......親潮いけない子なので一杯頂いちゃいますね、司令もどうですか？」ﾄｸｯﾄｸｯ
ショタ提督「いや僕はいい、って君もダメだよ。返事聞く前に注がないで、聞け」
親潮「いいでしょう司令成人の日ですよ」
ショタ提督「今日は日本中でこんな感じなんだろうなぁ」
ｸｲｸｲｯ
グラスを揺らす親潮
親潮「いい香り。これは上質なスコッティですね」
ショタ提督「スコッチって言おうよ。ティッシュみたいだから」
親潮「覚悟してください！ 今日の親潮は司令相手と言えど手加減しませんよ！」
ショタ提督「仕方ない......不本意ながら受けて立つよ。僕も男だからね」
数分後
ショタ提督 (キ......キツイ......数口でもう頭がくらくらして来た......)
ショタ提督 (とは言え僕も男児の端くれ......ましてや女の子に酒の勝負で負ける訳には......！)
ｺﾃｯ
親潮「もうダメ......」
ショタ提督「早っ」
親潮「ｽﾔｧｰ......」Zzzz
ショタ提督「酒なんて普段飲まない癖に無理するから......」
親潮「ｽｰ......しれぇ......」
ショタ提督「なに？」
親潮「ｽｰ......ｽﾔｧｰ......」
ショタ提督「............寝言か」
親潮「ｽｰ......わたし......おおきくなったら......」
ショタ提督「......？」
親潮「......しれぇの......およめさんに......」
ショタ提督「......」
親潮「ｽｰ......」
ショタ提督「............僕の夢は」
静かな海の傍で君と暮らすことだよ
終わり