マリー『彼が来ないのだけど』
安藤「は？」
マリー『だから、デートなのに私の彼が一向に来ないのよ』
安藤「あ、ああ…そういうことですか。ええと、待ち合わせは何時ですか？」
マリー『９時半よ』
安藤「……今はまだ８時過ぎですが」
マリー『男性はデートに待ち合わせより早めに来るものでしょう？それよりも早めに来て驚かせようと思ったのよ、私は』
安藤「はぁ…しかし早めに来ると言ってもせいぜい１５分か２０分くらいでは…」
マリー『…………』
安藤「？マリー様？」
マリー『…………そうなの？私、早すぎたの？』
安藤「(えぇ…)」
マリー『ちょっと待ちなさい』
安藤「えっ？」
マリー『アイツってどういうこと？』
安藤「いや、マリー様と今お付き合いしている彼のことですが」
マリー『私の彼氏をアイツ呼ばわり…しかも連絡先を知っているなんて…ずいぶんなことね？』
安藤「えぇ…いや、そもそもアイツは私の中学の時の同級生で、それを私がマリー様にご紹介して…」
マリー『お黙りなさい。もういいわ、私から電話するから。彼は私だけのものよ』ﾌﾟﾂｯ､ﾂｰﾂｰ
安藤「…………」
安藤「」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
押田『もしもし、どうした安藤君？こんな朝早くに』
安藤「隊長の教育くらいしっかりやれこの成金貴族！！！！！」
押田『いきなり何の話だこのサンキュロット！！！！！』
END
ここ独占欲と愛情を強く感じて興奮する