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【ウマ娘SS】そのウマ娘、ただひたすらに頂点を目指す
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・このSSは「ウマ娘プリティダービー」の二次創作です。
・現在ウマ娘化されていない競走馬をモチーフにしています
・元ネタはSS中には出しませんのでクイズ感覚でどうぞ。読めば分かると思いますが…
・うまぴょいはどこ…?ここ…?
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「失礼いたしますわー!……本当にここがトレーナールームであっていまして?」
「なんて狭いんですの!しかもめっちゃ汚いですわ!ちゃんとお掃除していまして!?」
「……っと、本題を忘れるところでしたわ」
「本日よりあなたの指導を受けて差し上げる美しく強く誇り高きウマ娘……それがわたくしですわよ!」
「……何か言いたげな目ですが、心優しきわたくしはスルーしてさしあげますわ!感謝なさい!」
「目標は当然、師であるあの方に並ぶ…いえ、越えることですわ!G1、10コぐらい取りたいですわね!」
「そして何よりもあの女……高慢ちきで冷血でウマ娘の風上にも置けないあのお嬢様をギッタギタのボッコボコに……!」
「……ハッ!?あ、いえ、もちろんわたくしの方が高貴なのですけれども!?オーッホッホッホ、ゲホッ!」
「ともかく!あなたの力を信じますわよ、トレーナー。必ずやわたくしと共に頂点に至りますわよ!」
「オーッホッホッホッホッホッホ!気分がいいですわ!今なら飛ぶ鳥も地面からジャンプして蹴り落とせるぐらいですわ!」
「まぁ、高貴なわたくしが優秀なのは当然も当然ですけれども?トレーナーの尽力もちゃんとわたくし認めていますのよ!」
「さぁ!次のレースはどこかしら?わたくし、細かい予定を覚えるのが苦手なのですわ!」
「……ふふふ、来ましたわね!わたくしの華麗なる三冠、その一つ目が!」
「憎っくきあの女もその他の選手たちもぜーんぶぶっ飛ばしてわたくしがあの方の一番弟子だと証明いたしますわよ!」
「未来は激しく輝いていますわ!オーッホッホッ、ホッ、ブエックショーイ!……ズズッ」
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「があああああああッ!そんな、バカなぁ!?」
「チッッッッッ、クショぉぉぉぉぉぉぉッ………!」
「……ハッ!?く、悔しさのあまりついついお下品な言葉が……!」
「進化した高貴なわたくしの走りで2着……しかも1着はあの女……!」
「わたくし、最後の最後で勝った気になってしまったんです。その瞬間、あの女の涼しげな顔がふいっと抜いて行って…!」
「許しがたい……。許しがたいですわ…!この敗北の原因はひとえに、わたくし自身が招いたのですわ!」
「自分のことをこれほどまでにボコボコにしたいと思ったことはねぇですわ…!」
「わたくし、今まではぬるま湯でちゃぷちゃぷ遊んでいただけだったんですわね…!」
「……とびっきりの特訓を!お願いできるかしら、トレーナー」
「次の機会で、あの女を何としてでもぎゃふんと言わせてみせますわよ!」
「うぐ……うぐぐぐぐぐぐぐ……ぐぎぎ、ぎゃふん……」
「完敗です……。5馬身……そんなの訓練でもつけられたことない……」
「……アタシはしょせん負け組に………」
「……いや、こんな程度で逃げ帰るなど、師であるあの方への侮辱!おかあさ…母の恥!」
「わたくしはまだやりますわ…!あの女をぶっ倒して"参りました"と言わせてやるんです!」
「引き立て役で終わるのなんてまっぴらゴメンですわ!根性!練習!勝利!これしかないですわ!」
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ウマ娘は復活するんだ
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「………………」
「……お母さん、せっかく来てくれましたのに」
「…………あんなシーン、見せたく、なかった、なぁ……」
「………ハッ!?ととと、トレーナー!?い、い、いつからそこにいたんでごぜーますわよ!?」
「さっきの言葉聞いてないですわよね!?ね?ねぇ!?」
「……ほーんと正直者ですわね、あなたって」
「……もちろん。これも涙じゃねーですわ。汗かなにかですわよ」
「……心の汗は目から出る?……暑苦しいですけど良い言葉ですわね」
「はぁぁぁ……。もう誤魔化しきれないから正直にゲロりますけれど!…アタシはお嬢様でも何でもないんですの」
「母は……そんなに強いウマ娘ではなかったんですけれど、アイドル面の人気がついてそこそこ売れていたらしいですわ」
「だからこそ、わたくしがトレセンに入れる資質を持っていることが嬉しかったみたいで、アタシよりも喜んで大泣きしてましたわ」
「学園に入って、幸運にも三冠ウマ娘のあの方にスカウトされて……そこであの子と出会ったんですの」
「あの子はお母さまと一緒にはるばる、あの方の指導を受けるためだけに来たってウワサになってました」
「ウワサが先行して周りが遠巻きにしてるのにあの子は平然としてて、それでますます一人になって……」
「それでもあの子は一番強くてかっこよかったんですの。…ちょっと寂しそうでしたけど」
「……その夜、思っちゃったんですわ。アタシ、あの子より何倍も何十倍も"劣っている"、"負けている"って」
「家も、才能も、美しさやカッコよさだって……そう実感しちゃったのもなおさら惨めでしたわね」
「……だから次の日、わたくし、あの女に宣言してやりましたの!"わたくしがあなたをボコボコにしてやりますわ!"って」
「…………しゃ、喋り方が変なのは分かってますわ!でもパッと見だけでも対等になりたかったんですの!」
「それ以来ずーっとあの女に勝負を挑んでは負けて、挑んでは負けて……気づけばこんなとこまで来てしまいましたわ」
「あっちはあの方と同じく三冠ウマ娘で、こっちは……なんて言えばいいのかしら?」
「"準"三冠ウマ娘?めっちゃダセェですわね……」
「……道はまだまだこれから?そうですわよね…。…うん、そうですわね!」
「…………なんだか喋っていたらスッキリいたしましたわ!お礼申し上げますわよ!」
「今日はいっぱいニンジンを食べて、お風呂にダイブして、早く寝て、明日からバリバリやりますわよー!」
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「はーっ…アホほど寒いですわ!雪でも降れば雪合戦で体を温められるのに…」
「というかもう年末なんですわね。……G1を一個も勝てなかったことには悔いしかねぇですわよ」
「……ですが、あなたと出会えた幸運は大きいと本気で思っておりますわ!幸運に思っていいですわよ!」
「高貴なわたくしの間違いも遠慮なく正しますし!ややこしすぎるスケジュールもばっちり管理できてますし!」
「来年こそはあなたと二人でデッカいところ勝ちますわよ!」
「……そういえばあの女、年明けは海外から始動するらしいですわね。年度代表にも選ばれましたし、当然かもしれませんが…」
「それはそれとして!忘年会に来ないとはどういう了見なんですの!みんな参加いたしましたのに!」
「あの方がうまいうまいと褒めてくださったニンジン料理を食わずに年越しすることに今更腹がムカムカしてきましたわ!」
「……まだ間に合いますわね!大至急作ってあの女のとこに持っていきますわよ!」
「…何を笑っているんですの、トレーナー!あなたも手伝いなさいな!」
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「……やってやりましたわ!アタシ、ようやくやれましたわ!夢みたいな現実ですわね!」
「ほら、トレーナー、アレやりましょ、アレ!手をパンパンってやってグッグッてするヤツ!」
「マンガで見たことありますわ!上手く行ったぜ!みたいなアレですの!一度やってみたかったんですわ!」
「ほら、早くやりますわよ!アタシ、これからインタビューがあるんですから……」
「…………へ?どうしてインタビュアーの皆様がここに…?」
「あんまりにも遅いから押しかけて来た…?あらやだ、アタシそんな長い時間はしゃいで……」
「…オ、オーッホッホッホッホッホ!ド、ドッキリ、大成功ですわー!」
「"実はわたくしの中味が野暮ったい芋娘だったら"ドッキリですわ!」
「レースもバラエティもできるウマ娘、それがわたくしなんですの!……え、使わない?あ、あら、そう…」
「自信?レース前からやれる気しかしませんでしたわ!前に行ってぶっちぎる!それだけ考えてましたわ!」
「勝因は……強いてあげるなら先のレースですわ!あのレースで強い方たちとバチバチやった経験が活きましたわね!」
「あのレースの結果から判断して今回もダメだと思った方、ちゃんとわたくしのことを見直すんですわよ〜!」
「高貴なわたくし、ここからがスター街道の始まりなんですから!」
「だから次の目標は……ちょっ、まだ語り足りないのですけれども!?
「時間が押してる!?わ、わたくしの話を最後まで聞いてくださいまし!」
「一言!あと言いたいのはたった一言ですわ!」
「わたくしはこれからあなたに追いつきますわ!だから―あっ!まだ途中なのに〜!?」
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「いよいよ来ましたわね、この時が…!」
「前の対決から一年とちょっと。今日こそわたくしがあの子をギッタギタにして高笑いを聞かせてやる日ですわ!」
「"前王者であり宿命のライバルををついに破った高貴なるスーパーヒロイン"……見出しはこれですわね!」
「今年はあの子よりもG1の勝ち数が多いですし、波が来てますわよ!」
「……い、一個で勝ちは勝ちですわ!ほ、他のレースが微妙だったのは……不甲斐ないと思われても仕方ないですわね」
「ですけれども!ここに勝てば全てチャラ!あの女にも大きな顔ができる!ついでに世界もいただけちゃいますわね!」
「よっしゃー!かましてやりますわー!オーッホッホッホッホッ……」
「……ゲホッ!ゴホッ!ハァ、ハァ……まーた勝てませんでしたわ!」
「あの子がどうこう以前に、完全にわたくしの走りを見失ってしまいましたわ…。ごめんなさい、トレーナー」
「周りの子たちも強敵揃いなのにそこに警戒しないというのは余りに浅はかでした……」
「また特訓をお願いできるかしら……?わたくし、こんな不完全燃焼では終われませんのよ!」
「あっ!ウイニングライブ始まりましたわよ!……うぐぐ、相変わらずのすまし顔ですわね!」
「でもダンスも歌もカンペキで文句のつけようがねぇですわ!流石わたくしの終生のライバルですわね!」
ヒソヒソ…
「…………ん?」
ヒソヒソヒソヒソ…
「……ちょっと失礼!さっきからわたくし、あなた方のせいでライブに集中できないのですけれど!」
「ステージに立っている選手への賛辞の声ならどれほど大きい声でも許しますが、小声での悪口を聞き逃す耳は持っていませんわよ!」
「観客から走り方がブサイクだのライブでの愛想がないだのと!意見があるならここでうだうだしないで、直接ぶつけていらっしゃい!」
「彼女の優勝を貶すことはレースで戦ったわたくしや他の選手、関わった全ての人に泥をかけているのと同じ意味だと知りなさい!」
「…………まったくもう!信じられませんわね!勝ち方がかわいくないなんて、どういうアタマをしていれば出てくるのかしら!」
「レースに勝利してまで言われるなんておかしいですわよ…!悔しい気持ちとおめでとうの気持ちは両立できるはずですわ!」
「……さ、ライブに集中しなおしましょ?」
「次は絶対!あのステージのド真ん中に立ってやりますわよ!」
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「わたくしはできる……わたくしはできる……わたくしはできる……!」
「……よっしゃー!やってやりますわよ!」
「というかなんでわたくしの人気が二ケタなんですの!高貴なるディフェンディングチャンピオンですわよ!」
「……まぁ、わたくしとしても確かにこれまでの成績だとやや不安な気持ちも分からなくはないですわね」
「しかし!敗れたレースを糧として!わたくし、自分の強みを学びましたわよ!」
「集団の先頭に立ってレースをガンガン引っ張って、最後の直線でさらにギアを上げる!これですわ!」
「あなたが短いレースを勧めてくれたのも、このことをわたくしに気づかせたかったからでしょう?ちゃーんと分かっているわよ!」
「G1連覇があの女にできてわたくしにできない道理はねぇですわ!オーッホッホッホッホ……」
「オーッホッホッホッホッホッホッホ!パーフェクトですわ!ブリリアントですわ!サイッコーですわー!」
「これが高貴なるわたくしの走り!あの方の教え、トレーナーとの特訓、そしてわたくしの資質の結晶ですわ!」
「これでもうわたくしを切った予想はできなくなりましたわね!ふふんっ!」
「次のレース?当然、春のグランプリですわ!皆さま、わたくしに清き一票をよろしくお願いいたしますわー!」
「ライバルの皆様をぶっちぎり!あの女を粉砕して!再び最高のライブを皆様にお届けいたしますの!」
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「…………気に入りませんわね」
「今日のレースの勝敗ではありませんわ!わたくしは3位でしたが、まぁ納得といった感じですわね」
「……というか1位のアレには今日は勝つのはちょっとムリでしたわね…」
「横から見ててもめっちゃくちゃに気持ちよさそうにブッ飛ばしてましたわ…。ライブでもはちゃめちゃなコトしでかしてましたし…」
「わたくしが気に喰わないのはあの女のことです!ようやく先着できたと思えば……あの顔はなんなんですの!」
「怒るでも悔しがるでもなく!ただただ無表情!心無い野次にも仲間からのフォローにも一切耳を貸さずとっとと帰りやがりましたわ!」
「あんな姿は……わたくしの望みではありませんわ!」
「まったくもう!わたくしの調子まで崩さないでほしいですわね」
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「まぁ、わたくし、年末のグランプリに参加できるんですの!?」
「てっきりダメだと……自分の身の程は弁えているつもりですが、ファンの皆様が応援してくれることを実感できるのは嬉しいですわね!」
「ねぇ、トレーナー?あなたから見てこの前のレースはどう見えたかしら?…………もう、歯切れが悪いですわよ!」
「……そろそろ退き時だと、そう思っているのでしょう?わたくしも同感ですわ」
「……まったく!わたくしにヘタな気を遣うんじゃねぇですの!バシっと言いなさい!バシっと!」
「わたくしはいつだって誇り高く勝負の最前線を走ってきましたわ!そのゴールが目の前に来た、それだけのこと!」
「今一度気合を入れなおさないといけませんわね!トレーナー、最後までよろしく頼みますわよ!」
「……最後のレースですもの、一片たりとも悔いの残らない、最高のレースにしたいですわね」
「……ピ、ポ、パ、ポ、ピッ……よし!行きますわよ、トレーナー!」
「どこに行く気って……ついてくれば分かりますわ!待ち合わせに遅れないよう、すぐに出ますわよ!」
「…………!来ましたわ!」
「トレーナーはここで待っていてくださる?……もしわたくしがあの女をぶん殴りそうになったら止めてくださいまし」
「……遅いですわよ!わたくし、十分も前から待っていましたのに!」
「用件?決まっているでしょう!ここはグラウンドですわよ!並走練習に決まっていますわ!」
「走るつもりの恰好をしていない?もう!しょうのない子ですわね!」
「ではわたくしの走りを見て、あなたの素直な感想を聞かせてくださいまし!いいですわね!」
・・・・・・・・・・・・・・・
「ふぅ、ふぅ……さて、どうだったかしら?」
「………………なるほど、それで終わりですの?」
「肝心なことをしゃべっていないでしょう?……あなたとわたくし、どちらが速いのかしら?」
「……何を口ごもっていますの!こっちはあなたの素直な意見を聞きたいんですわ!」
「…………"自分の方が速い、と思う…"!?」
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「あなた……!いい加減、ウジウジしてんじゃねーですわよ!」
「"自分の方が速い"と平然と言い切るのが今までのあなただったでしょう!何をビクビクとしているんですの!」
「常にアタシの前にゴールして、ライブで最高のパフォーマンスを見せていたあの澄まし顔はどこ行ったんですの!」
「断言して差し上げますわ!今のアタシよりあなたの方が強い!いや、あなたは他のどのウマ娘より強い!」
「その力が発揮できていないのはただ一つ。あなたが弱気になって周囲の目を気にして縮こまっているからですわ!」
「そうなった理由は知りません!興味もないですわね!アタシが興味を持てるのはあなたの強さ!それだけですわ!」
「批判にもプレッシャーにも打ち勝てる強さ!そこにアタシはずーっと、ずーーーっと嫉妬してきたし憧れてきたんですわ…!」
「三冠も年度代表ももはやどうでもいいですわ!あなたは今の自分の強さに誇りと責任を持ちなさい!」
「そして堂々と勝ちに行きなさい!他の有象無象が野次を飛ばしたら、アタシが黙らせてやりますわ!」
「何故そこまでって……決まっているでしょう!あなたがアタシの最高のライバルだからですわ!」
「あなたがいたから…アタシはここまで這い上がってきたんですの…!」
「だから最後までアタシと正面から戦いなさい!いいですね!はい、以外の返答は認めねぇですわ!」
「……いいお返事ですわ。今度のレース、楽しみにしてますわよ」
「……お待たせしましたわ、トレーナー。さ、帰って特訓しましょう」
「ライバルを励ますなんて勝ちに拘る上では不要なんでしょうけれど…最高のレースにはあの女の全力が不可欠なんですの」
「それに……最後ぐらいあの子にはしがらみなく、ノビノビと走ってほしい。それだけですわ!」
「ふえ!?急にハンカチなんか近づけて、一体何を…………あっ!?こ、これは心の汗ですわ!」
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「いよいよ、ですわね……!わたくしの最後のレース……!」
「……言おうかどうか迷ったんですけれど、やっぱり言っちゃいますわね?」
「たぶん今のわたくしの力では…この2500mを走り切ることで精いっぱい。勝ち負けには絡めないことはよーく分かっていますの」
「それでも全身全霊を持って勝ちにいきますわ!それがわたくしの美学!走る前から諦めるなんてありえねぇですわ!」
「だから、瞬きせずにちゃんと見ておくんですのよ!あなたと過ごした時間の集大成をこの地に刻んでみせますから!」
「では、いってきま…………っと、忘れるところでしたわ!」
「レースが終わったら、パーッとニンジンパーティしますわよ!もちろん、あの子も誘って!」
「よっしゃー!では高貴なわたくしの頂点を目指すラストラン、魅せてやりますわー!」
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そういうわけでSS完成です。元ネタは解説要る?ってぐらい有名な子ですね
ちなみにライバルのあの子とは7戦して6回負けてるらしいっすよ、やはりヤバい(三冠馬)
弟や妹が海外で頑張ったので、もしかしたら遠征していたら今以上の結果が残せていたのかもしれませんね
ところでウマ娘のアプリリリースはまーだ時間かかりそうですかね…?
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滲み出る偽お嬢様感に草
対戦成績については相手が悪すぎたんだよなぁ
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三冠で宝塚惨敗ってジェンティルドンナ?
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「……見つけた!久しぶりですわね、トレーナー!」
「見ない間にちょっと太ったんじゃありませんの?ウマ娘の管理も大事ですけれど、自分の体もきちんと管理しないと…」
「どうしてドバイにって……それはもちろん!可愛い可愛い妹たちの雄姿を見るためですわ!」
「航空券?自費ですわよ?……行ってくれれば関係者枠で取れた?……その、そうすると妹たちに来るのがバレるでしょう?」
「ヴィブはきっと手放し喜んでくれるんでしょうけれど、グランは恥ずかしいのか最近嫌がるようになってしまったんですわ…」
「だからこっそり妹たちの走りを見に来ちゃったワケですわ!あなたにも久しぶりに会いたかったからちょうどいいですわね!」
「それでわたくしの妹たちは指導していてどうなんですの?可愛いでしょう!?かっこいいでしょう!?」
「ヴィブは本当にいい子で、レースの度にわたくしにお手紙をくれるんですの!羨ましいでしょう!?」
「グランはちょっと生意気なところもあるんですけれど!それを補って余りあるあのカッコよさが素敵ですわね!」
「しかも二人とも本当に強くて…あの子たちの指導に少しでもわたくしの時の経験が活きているなら嬉しいですわ!」
「……あっ!そろそろ始まるみたいですわね!誰よりもデッカい声で応援いたしますわよー!」
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>>16
SSの主人公はヴィルシーナ、作中での"あの女"ことライバルはジェンティルドンナのつもりで書きましたねぇ!
調べてたらヴィルシーナの馬主の大魔神の誕生日が2月22日だったらしく、とことん2に縁がある馬だなって…
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玉も竿もでけえなお前(誉めて伸ばす)
この世代は例の白いヤツ筆頭に個性が強いから流行れ!
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ウマ娘また流行らせコラ!
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乙
このssのおかげで母馬のハルーワスウィートのことを知れたゾ
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