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長門『全く、提督と二人きりで飲めたらよかったのにな』
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『あら?でも提督…確かゲッコーだったんじゃ…?』
長門『ゲッコーじゃなくて下戸だ。ヤモリじゃないぞ?』
長門『それにあの人はジュース片手にちゃんと私に乾杯をしてくれる人だ』
『提督、付き合いがよろしかったんですね』
長門『あぁ、あの人は大事から小事まで、あらゆる方面で昔から艦娘のために尽くしてくれる立派な司令官だった』
長門『今となってはビッグ7であることと同等かそれ以上に、彼個人に尽くせたことを誇りに思っている』
長門『…あの人と出会えてよかった』
『そこまで慕っているのに…なんで?』
長門『私はあくまでも艦。軍人だ。これ以上の繋がりなどありはしない』
長門『私は彼を上官として敬い、彼は私を戦力として信頼する。最高の関係じゃないか』
『じゃあその左手のビューティフルなリングは何?なんでまだ付けているんです?』
長門『…憧れのようなものはあった』
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あくして
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長門『だがもう終わったことだ。あの人は平和になった世界を立て直すのに忙しいんだ』
長門『そんなあの人の隣にいて…私に何ができる?平和になった世界で私のような戦力がどれだけ必要なんだ?』
長門『きっと枷になるだけだ。そう思ったからこうした』
『怖かったの?』
長門『……怖かったんじゃ…ない……私の意思だ』
『もう未練はない?』
長門『……』
『ナガート?』
長門『……ない』
『じゃあそのリング外す?』
長門『…いや、付けておくよ。これは未練ではなく……光なんだ。私が一番輝いていた頃の、光』
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『…OK!じゃ思い出話はここまでにしてランチにしましょう!』
長門『あ…もう始めるのか?』
『当然です。今日はこのために来たんですから♪』
長門『…確かお前の友人が共に来ると言っていなかったか?』
『友人…あぁ、あの子はもう少し離れた所でいいみたい』
長門『?』
『ドントウォーリーです。サンドイッチ持ってきたから一緒に食べましょう?』
長門「あ、あぁ、ありがとう。わざわざ作らせてしまってで申し訳ないな」
『いいえ。近所のパン屋で買ってきたの』
長門『あれ?…お前、確かパン屋のパンは苦手じゃなかったのか?』
『そうだったんですけどね。最後くらいいいかなって』
長門『最後?』
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『だってもうナガートは満足してるんでしょう?平和な社会の礎に成れて、それでよかったんでしょう?』
長門『まぁ、そうは言ったが…』
『ユージンもあなたみたいに未練を残してないといいんだけど……ま、今更言ってもしょうがないわね。もう終わりなんだし』
長門『終わり?』
『ええ。これで終わりなんです』
『自分は艦だ』
『提督に対する未練はない』
『平和になったこの世界に自分の居場所なんてない』
長門『…おい?』
『そういったのはあなたでしょう?』
長門『ちょっと待て。何の話をしてるんだ?』
『んもう。わかってるくせに。そのリングを付けたときから気付いていたくせに』
-
長門「あの光景は…っ…』
『気付いていなかったんじゃない。認めたくなかっただけ』
長門『いや、待て、違うんだ!私は提督に…!!」
『もう遅いのですナガート。これはあなたが選んだ道なんです』
長門『私は…こんなつもりじゃ……』
『別の道はあったのかもしれないけれど、しょうがないでしょう?』
『怖くなって逃げた先がここだというわけはない。あなたはそういったのだから』
長門『や…いやだ…私は、提督に……まだ提督に…!』
『一緒に次の世界への礎になりましょう?』
長門『助けて…提督……』
『ベイカーはもう営業開始したのだから』
長門『嫌だ…私はあの人に…まだ……』
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長門『もう会えないなんていやだ!…提督…提督…!』
長門『提督…もう一度あなたに…あなたにちゃんと想いを…私は…あなたを…』
提督…
ていとく…
ていと
てい
て
……
-
長門「――――――!!」
長門「……はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
陸奥「お、起きた?」
長門「陸奥?い、今のは…一体……」
陸奥「あなた大丈夫?今寝ながら第三砲塔が爆発したような悲鳴上げてたわよ?」
長門「今日は…何があった日だ?」
陸奥「え?いや、特に何も…強いて言うならあなたが今朝の演習のMVPだったくらいかしら?」
長門「まだ戦中なのか?」
陸奥「まぁいつも通りの戦中よ。一周回って平和ともいえるわね」
長門「そうか。今のは夢か…すまなかったな。起こしてしまって」
陸奥「それは大丈夫だけど、むしろあなたの方が心配っていうか……」
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流れ変わったな
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長門「…じゃない」
陸奥「え?」
長門「夢じゃない…今のは夢じゃないんだ。このままだと私は…」
陸奥(やっぱり大丈夫じゃなさそう…)
長門「……迷ってる暇はないな」
陸奥「え?ちょ、ちょっと長門?こんな夜中にどこに行くの?」
……
トントントン
提督「はいはいこんばんわ…え?長門?」
長門「夜分遅くに済まない。一緒に寝かせてくれ」
提督「え゛っ!?」
長門「あぁいきなりこんなことを言われても困るか…そうだな、怖い夢を見て不安になったので一緒に寝てもいいか?」
-
提督「はい!?」
長門「ケッコンカッコカリをした間柄だ。それくらい許してくれてもいいだろう?」
提督「いやいやいや、そんな嫌なわけないしむしろ望むところなんだけども!」
長門「じゃあ一緒に寝よう。あなたの温もりで安心させてくれ」
提督「温もりって…そんな急に言われても…ケッコンカッコカリしたのだって昨日の事じゃ…」
長門「……頼む。この通りだ」
提督「っ…!な、何にもないんだよね?勘違いしちゃダメなパターンだよね?」
長門「…提督が望む通りにするつもりだ」
提督「あ、そ、そうなの?」
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…執務室(ベッド備え付き)…
…22:00
「あっ、ま、まってくれ長門」
「これはどう見てもその気なのだろう♥」
ギシギシ
「はぁんっ…っ…うぅ…んっ」
「んっ…んっ…んっ♥」
ガタガタ
「んっ…♥んっ…♥んぁあっ…♥」
ガタンガタン
「あっ♥あっ♥ああっ♥んんっ♥ああっ♥すごい…んぅううっ♥」
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…23:00
「はぁっ♥」
「あっ♥ ああっ♥」
ギシギシ
「ま、待って、これ上にバレたら責任問題に…」
「ああっ♥ああっ♥」
「な、なんで激しくすんだ、ああっ、ま、待って!」
「責任…責任…♥」
「な、ちが、そっちの責任じゃ、あああっ」
ギシギシ
「ああああああっ♥ 」
「はぁっ♥はぁっ♥これで責任取ってくれるのか♥」
「そ、そういう意味じゃ…いや取るけど…あああっ」
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…1:00
「あっ♥ああっ♥」
「いいっ♥」
ギッ ギッ
「もう一度、そのまま♥」
「ああ提督♥提督♥」
ギッ ギッ
「ちゅっ、ちゅるるっ♥んぅぅっ♥」
…3:00
「はぁっ、長門っ、長門っ、長門っ…!」
ギシギシ
「ああっ♥提督♥これからも♥一緒に♥ずっと一緒にぃ♥」
ギシギシ
「あああ♥」
「一緒♥ずっと一緒に♥ああっ、提督♥提督ぅ♥」
ガタガタ
「はぁっ、はあっ、はぁっ」
「ああっ♥イク♥んんっ♥イクぅっ♥」
-
つよい
-
………
……
…
…翌朝…
提督「……」
長門「……」
提督「……」
長門「……」
提督「…シャワー、浴びにいこうか」
長門「あぁ」
ガチャッ
ゴンッ
サラトガ「アウチ!」
長門「あっ」
提督「ちょっ、さ、サラトガ?」
サラトガ「グッ…グッドモーニング、提督、ナガート」
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提督「なんでこんなところに…まさか……」
サラトガ「いいえ、全然そんな!私ドアに聞き耳立ててたとかそんなこと全然…」
長門「……」
サラトガ「な、ナガート?私そんな盗み聞きなんてこれっぽっちも…」
サラトガ「ちゃんと二人の事応援してますし…何にも知らないので…」
長門「……」
サラトガ「ソーリー…実は」
長門「…ありがとう、サラトガ」
サラトガ「へ?」
長門「お前のおかげで一歩踏み出せたよ」
サラトガ「ゆ、ユアウェルカム…?」
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長門「ありがとう…な」デコピーン
サラトガ「アウチ!」
提督「え?」
長門「ではサラトガ、私と提督は少し身を清めてくるから、その間執務の準備を頼む」
サラトガ「あ、アイシー」
提督「あ、あぁ、頼んだ」
長門「……提督、もしあなたにジュウコンするつもりがあるのなら、彼女も候補に加えてやってほしい」
提督「はぁっ!?」
サラトガ「!?」////
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完
長門は戦後も幸せに過ごしてほしい
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かわいい
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長門好き
改二の衣装大好き
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あーサイコサイコ…
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こういうのでいいんだよこういうので
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純愛だわコレ最高だわコレ
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長門の良さがビンビンに伝わってきます!!
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指輪渡してから一日なのか...
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長門は可愛くてすばらなんですけど前半の怖いサラトガ?はなんなんですかね…(クソザコ読解力)
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クロスロード…
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ちなみにカウンターバーによると長門さんは確か下戸のはず
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仲良くクロスロード婚しろ
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