あなたの寝顔が恋しくなってしまってついこっそりと覗き見ていた。
ほら、昔よく執務室で仮眠を取っていただろう？
今はホーネットが独占しているが、あなたの寝顔を見るのは私にとってもかけがえのない一時で、日課だったんだ。
それからホーネットがいない日に作り置きしてあった料理、あれも私が作ったものだ。……あなたは気味悪がって食べてくれなかったようだがな。
あの、心配でな、きちんと栄養のバランスを考えて食事を摂っているかな、とか、ほら、指揮官は相変わらずの激務じゃないか。
私の料理はヴェスタルにもお墨付きをもらえたし、あなた好みの味付けなら妹より知っているし、だから良かれと思って……
……いいや、もはや返す言葉もない、身辺を騒がせ不安にさせてしまったこと、謝って済まされるものではない。
失ってしまった信頼はこれから全力であなたに尽くす事で取り戻してみせる。
どうか私から目を逸らさないでくれ、今後も過ちを犯すようなら遠慮なく罰してくれて構わない。
だから私を見てくれ、指揮官。
指揮官はもうちょっとだけ構ってあげて