■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■

【SS】横山奈緒「プロデューサーさん。話ってなんですか?」

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:28:40 GcAj8qpY
P「ああ、奈緒。来たか」

奈緒「私、レッスン終わったばかりで疲れてもうたんですけど……何かあるんですか?」

奈緒「あっ! ひょっとして、私が疲れてると思って、ご飯食べさせてくれるんです?」

P「ああ、そうだ」

奈緒「なーんて。そんなことあらへん……」

奈緒「……はい?」

P「ほら。早く着替えてきてくれ」

奈緒「……ぷ、プロデューサーさん。冗談はやめてくださいって」

奈緒「私がこう言っても、いつもなんだかんだで理由つけて食べさせないじゃないですか」

P「早くしないと予約時間に間に合わないぞ」

奈緒「だから今回もじょうだ……予約時間?」

奈緒「……き、着替えてきます」

P「疲れてるだろうけど、できるだけ早めにな」

奈緒「……」


――


奈緒(……あ、あれ?)

奈緒(プロデューサーさんがあんなこと言うのって……まさかもう酔ってる、とか?)

奈緒(呂律も回ってたし、息もにおわなかったけど……万が一ってこともあるし)

奈緒(だとしたら、私が注意せんとあかんな)

奈緒「……」

奈緒(――いつからやっけ)

奈緒(「そういうこと」を意識するようになったのって……)


――


P「あっ、奈緒。来たか」

奈緒「……」

P「……顔赤いな? 疲れたか?」

奈緒「へっ!? そ、そんなことありませんよ……もう」

P「そうか。それなら、車出すから助手席に座ってくれ」

奈緒「……!」

奈緒「だ、ダメですってプロデューサーさん! 酔ってるんですよね!?」

奈緒「私、プロデューサーさんを犯罪者にはできませんってば!」

P「……え?」

奈緒「……あ」


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:29:51 GcAj8qpY


――


奈緒「……」モジモジ

P「そっか。俺が飯に誘うのはそんなに意外だったか」

奈緒「そ、そうですよ! だから私、さっきあんな勘違いして……うう」カァァ

奈緒「ホンマに飲んでないんですよね?」

P「さすがに俺もアイドルを乗せて飲酒運転なんてしないし出来ないよ。……いや、そもそも普段から飲酒運転なんてしないけどな」

P「そろそろ店に着きそうだな」

奈緒「……どんなお店、なんですか?」

P「ん? まぁ、着けば分かるって」

奈緒「つ、着けば分かる……?」


奈緒(それってもしかして……なんだか夜にオトナの人たちがワイングラス傾けたりしてるようなオシャレな感じの?)

奈緒(あ、あらへんわな。うん)

奈緒(私がそんなお店に行く、なんて……あれ? でもこの前、キャンペーンガールのお仕事でオシャレな服を――)

P「奈緒、着いたぞ。……って、どうした? 顔、赤いな」

奈緒「……プロデューサーさん。私、オシャレになっちゃうんですか?」カァァ

P「だ、大丈夫か? 言ってることも何だかおかしいけど、調子が悪いのか?」

奈緒「い、いえ。いいんです」

奈緒「私、今日はオトナっぽく頑張りますから!」

P「いや、そんなに身構えなくてもいいんだぞ」

奈緒「ダメです! オトナのプロデューサーさんの隣にいるなら、その……お、オシャレにもなりますから」

P「……とりあえず、入るか」

奈緒「は、はい! えっとワイングラスは……って、あれ? どこかでかいだことのあるようなにおいですね」


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:30:33 GcAj8qpY


――


P「どうだ、奈緒? おいしいか?」

奈緒「……はい」モグモグ

奈緒「やっぱり、美奈子の料理は絶品ですね……」

美奈子「ホント!? えへへ、奈緒ちゃんとプロデューサーさんが来るって言うから準備してたんだよ」

美奈子「あっ、もっといっぱい食べますか? サービスしますよ?」

P「ありがとな。でも、いいよ。ただでさえ、安くしてくれたし」

美奈子「いいんですよ、気にしなくて! ……あれ、奈緒ちゃん? ちょっと顔赤いね。お水、持ってこよっか?」

奈緒「み、美奈子。気にせんでええ。……でも、できたら水の入ったピッチャー、持ってきてくれへん?」

美奈子「うん、分かった!」


P「やっぱり美奈子の作るご飯はうまいな」

奈緒「……そうですね。私、何度食べてもあきまへんわ」

奈緒「なんで私、車に乗ってる時に美奈子のお店に来るってわからなかったんやろ……なんで」モグモグ

P「……奈緒。やっぱりさっきから様子がおかしいけど、何かあったのか?」

奈緒「えっと、その……なんというか、私だけ空回りしてたんかな、って」

P「空回り? 奈緒はいつも通り、一生懸命レッスンしてた気がするけどな」

奈緒「そ、そういうことやないんです! なんというか、その」モジモジ


美奈子「はい、奈緒ちゃん! ピッチャー、持ってきたよ!」

奈緒「わっ!?」

美奈子「はい、プロデューサーさんもどうぞ」

P「おお、ありがとな」

美奈子「料理追加はいつでも承りますからねー。……あっ、奈緒ちゃん。ちょっといい?」

奈緒「な、なんや?」


美奈子「――言いたいことあるなら」

美奈子「今日がチャンスじゃない?」


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:31:02 GcAj8qpY
奈緒「――!」カァァ

美奈子「それじゃねっ」

P「このチャーハン、美奈子の作っただけあって量が多いけど美味いな……奈緒?」

奈緒「な、なんでもありません。えっとえっと、ワイングラスは」

P「落ち着け、奈緒。それは俺のコップだ。あと、ワイングラスはないぞ」

奈緒「あっ。……えっと、その、い、今のはボケです。えへへ」

奈緒「こ、これ、やっぱり美味しいですね……」モグモグ

P「……」


――


P「いやー、食べたな」

奈緒「そ、そうですね。やっぱり美奈子のご飯は美味しかったですよね」

奈緒「私、おかわりいくつしちゃったかな……後で、美奈子にお金払わなきゃ」

P「いいよ。俺が美奈子と話して、必要なら俺が全部出すから」

奈緒「……プロデューサーさん?」

奈緒(あ、あれ? やっぱりいつものプロデューサーさんと違う?)

奈緒(でも、それってどういうことなんや……?)


P「美奈子はいい嫁さんになるだろうな」

奈緒「……嫁、さん」

P「奈緒?」

奈緒「……」モジモジ


――言いたいことあるなら

――今日がチャンスじゃない?


奈緒「……私、聞きたいんですけど」

奈緒「いつも私が『ご飯食べましょう』って誘っても断ってたのに、何で今日はプロデューサーさんから誘ってきたんですか?」

奈緒「私、それが全然わからないんです……もし、かして」


奈緒「プロデューサーさんは――私、を」


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:32:21 J7CtM4U6
奈緒好き


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:32:47 HsLKuvyI
いっぱい食べる奈緒が好き


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:33:04 GcAj8qpY
P「……えっとな、奈緒」

奈緒「は、はい!」

P「今日は何日だ?」

奈緒「……へ?」

奈緒「えっと……何日でしたっけ?」

P「……2月12日だ」

奈緒「……!」

P「だから連れて行ったんだぞ。誕生日には奈緒が一番好きなことを叶えてあげたいって思ったから」

奈緒「……プレゼント、だったんです?」

P「そうだよ。奈緒が喜んで注文しまくるのを見てたら、嬉しくなってしまった」

奈緒「……え?」

奈緒(そ、それじゃ私、ずっと勘違いしてたんじゃ……?)

奈緒(そもそも私、最初から何を想像してたんだっけ……えっと)

奈緒(「オトナっぽいレストラン」「グラスを傾けて」……)


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:33:42 GcAj8qpY
奈緒「……」カァァ

P「……奈緒、やっぱり調子悪いだろ? 美奈子のご飯食べてる時は元気だったけど」

P「この時期は寒いからな。……俺のコート、貸そうか?」

奈緒「い、今はいいです! プロデューサーさんは運転に集中してください!」

P「そうか。まぁ、そろそろ奈緒の家なんだけどな」

奈緒「……もう、そこまで来てたんですか」

P「うん。……奈緒、帰る前に一つだけ言っとくな」

奈緒「は、はい」

奈緒(アレかな……やっぱり体調が悪い時はすぐに言え、とかなんかな)

奈緒(プロデューサーさんだから、それは当然なんやけど……まぁ、私の期待とは違うわな――)


P「誕生日、おめでとう。これからも元気よく頑張ってくれ」


9 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:34:55 GcAj8qpY
奈緒「……!」

P「あっ。そろそろ着いたな。駐車するから、ちょっと待っててくれ」

奈緒「……」

P「……よし。駐車できた。またな、奈緒」

奈緒「……」

P「……奈緒? どうした? やっぱり調子が――」


奈緒「――私、プロデューサーさんが好きです!」


P「……え?」

奈緒「……えっと、その。し、信頼できるパートナーとして、です!」

P「……律子みたいなことを言うようになったな」

奈緒「だ、だから好きです!」

P「うん、わかった。ありがとな」

奈緒「……はいっ!」

奈緒「……」

奈緒(言いたいこと……きっとこれで今はええんやろな)

奈緒(私も満足してるし――いつかは)


P「それじゃ、奈緒。体調に気をつけて早く寝るようにな」

奈緒「はいっ! プロデューサーさんも!」

P「体調がよくなったみたいで良かったな」


奈緒(……いつか)

奈緒(この笑顔に、ちゃんと……私のホントの気持ちを――なんて)


奈緒「……」

奈緒(プロデューサーさんの誕生日――絶対、祝ったろ)クスッ


10 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:35:19 GcAj8qpY
2月12日は横山奈緒さんの誕生日です
おめでとうございます


11 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:35:42 nsxV/VgA
オメシャス!


12 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:39:08 HsLKuvyI
いいSSやこれは…(恍惚)


13 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:46:00 MsvDccMM
ナオメッチャ


14 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:46:26 z4QRh8oM
スキ


15 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 20:59:09 J7CtM4U6
ええの読んだわ!


16 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 21:33:17 NTSd81.k
玉も竿もでけぇなお前(褒めて伸ばす)


17 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 22:17:00 ali1odYY










18 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 22:21:42 MrzpzUE6
良い……(笑点)


19 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/11(月) 22:21:57 /6.J55d6
これはええもんや
ありがてぇありがてぇ


20 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/12(火) 08:21:44 CEJ8R5Cg
オメシャス!


21 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/12(火) 08:41:50 x2/qgH2c
なぜか脳内で押本ユリ風に再生された


22 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/02/12(火) 20:55:45 PW4WL3rc
こういうのでいいんだよこういうので


■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■