(炎天下の中を歩く3人)
黒潮「あっついなぁー......」
親潮「本当に暑いですねぇ......」
ショタ提督「少し外を歩いただけでこの汗だよ......」
親潮「あっ！いけないいけない......親潮がお拭きいたします」
(ハンカチで提督の汗をぬぐう親潮)
ショタ提督「あっ、悪いね」
親潮「い、いえいえ！いくらでも拭いて差し上げますよ///」ﾌｷﾌｷﾌｷﾌｷ
ショタ提督「あ、ありがとう。でもちょっと摩擦熱が......」
黒潮「やめんか、余計暑苦しいわ」
親潮「はっ！？す、すみません！つい頑張り過ぎて......」
ショタ提督「ま、まぁ気にしなくていいよ！」
ショタ提督「あっそうだ、それより黒潮が持ってるその紙袋は何？」
親潮「そうですね、私も気になってました」
黒潮「ぐへへへへ......気になるか？気になるんか？」
親潮「あっ、なんか嫌な予感......」
ショタ提督「......水着？」
黒潮「せやでー！気になるやろ？見たいやろー？」
親潮「水着なんか着てどうするんですか？」
黒潮「そら海に行くんよ」
親潮「毎日行ってますが？」
黒潮「遊びに行くんや」
親潮「水着を着る必要が？」
黒潮「(けったいな女やな〜〜〜〜)」
黒潮「んなもん見せ付けるために決まっとるやろうが！司令はんになぁ！！」
ショタ提督「え？」
親潮「なっ！？さ、さてはあられもない水着姿で司令を魅了する気ですかっ！？」
黒潮「せやで」
親潮「黒潮さんがそんなこと企んでるなんて......！」
黒潮「なんか勘違いしとるみたいやけど、これ親潮はん用やからね？」
親潮「え？」
黒潮「ホレ、見てみい」
(ほぼ紐みたいな水着)
親潮「」
ショタ提督「」ﾌﾞｰｯ(噴出す音)
親潮「......これ私が着るんですか？」
黒潮「嫌なん？」
親潮「嫌です......」
黒潮「そっか、しゃあないな」
黒潮「じゃあ浜風にでも着てもらうけど、司令はん、ええか？」
ショタ提督「え......///」ﾋﾟｸｯ
親潮「わ゛た゛し゛が゛き゛ま゛す゛！！！！」
ショタ提督「うわあぁぁぁっ！！」ﾋﾞﾋﾞｸﾝ
親潮「い、妹に恥ずかしいことをさせる訳にはいきませんからねっ！司令！分かってますよね！？別に私はこんな破廉恥な格好で司令を誘惑しようなんて魂胆は一切ございませんのでっ！！！」
ショタ提督「あっはい」
黒潮「お〜話が早いわ。楽しみやで！」
親潮「ハァ......ハァ......」
ショタ提督「......そ、それより早く執務室に戻ろうか？」
黒潮「せやな！陽炎はん達がガンガン冷房効かせて昼寝しとるはずやろ」
ショタ提督「う、うん......ちょっとクールダウンしないとね、親潮も」
親潮「そ、そうですね......」
・
・
・
〜執務室〜
陽炎「冷房壊れたから」
黒潮・親潮・提督「ゑ？」
エアコン「にゃー、にゃー、こわれちゃ↑ーう、はぁはぁはぁ、(猛暑が)太いわー」
提督「壊れてるね......」
親潮「壊れてますね......」
黒潮「どうせ不知火はんが適当にいじったんちゃうんか」
不知火「不知火に落ち度でも？(全ギレ)」
陽炎「いや、普通に勝手に壊れただけだと思うけど」
提督「そういえば最近調子悪かったかな......」
黒潮「あああああ！なんでもっとはよ直しとかんのや！暑うてかなわんのに！！」
親潮「司令！この暑さは危険です！親潮が扇いで差し上げます！！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
提督「あっ、ありがとう......でも親潮も無理しないで」
親潮「いえいえ！親潮は大丈夫ですので！！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
提督「ふふっ、ありがとう♪」
親潮「......///」ﾆｺｯ
陽炎「あー、見てるだけで妙に暑苦しいわね......」
不知火「まったくです」
黒潮「そういえば親潮はん、ウチらに比べて涼しそうやな......」
陽炎「そうだ、これもう脱いでいっか」
不知火「同感です」
黒潮「せやな」
(スパッツを脱ぎだす3人)
提督「えっ」
親潮「なっ！？」
(さっきまで着衣していたものが床一面に投げ捨てられる)
陽炎「あーさっぱりした」
不知火「そうですね」
黒潮「ふぅー、気持ちええー」
黒潮「......ん？」
提督「」ﾎﾟｶｰﾝ
親潮「」ｶﾁｰﾝ
黒潮「なんや司令はんに親潮はんも。急に固まってもうて」
親潮「......へ......へ......へ」
黒潮「へ？」
親潮「変態ですッッッ！！！！！！！」
黒潮「は？」
親潮「司令！！見ちゃいけません！！変態がいます！！！！しかも3人も！」ｶﾞｼｯ!!
提督「え？あ、うん......」←親潮に目隠しされる提督
黒潮「待て」
黒潮「なんでスパッツ脱ぎ脱ぎしただけで変態呼ばわりされなイカンの？」
黒潮「それやと元から着とらん親潮はんとか毎日が変態やん」
親潮「そ、それとこれとは話が違います！」
親潮「司令は立派な男の子なんです！そんな男性の前であろうことか同じ年頃の異性が身に着けているものを脱ぎ捨てるなど......事実上の変態行為ですッッッ！！！」
陽炎「知らねーよ、そんなの」
黒潮「そっかぁ......知らんかった。親潮はん、悪いな」
黒潮「じゃあ親潮はんも変態になってもらおか？」
親潮「え......？」
黒潮「不知火はん？司令はんの目隠し頼むわ」
不知火「任せなさい」
提督「え？」←不知火に目隠しされる提督
黒潮「さて......」
黒潮「覚悟せえやあぁぁぁぁぁ！！！」ｶﾞﾊﾞｯ
親潮「きゃあっ！？」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
中破！
黒潮「まだまだあぁぁぁぁ！！！」
親潮「いやあぁぁぁ！！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
大破！
黒潮「これで仕上げや！！」ｷｭｯ
親潮「えっ？こ、これはっ！？」
黒潮「不知火はん、オッケーや！！」
不知火「はい」
(目隠しを解かれる提督)
提督「ん？」
親潮「......///」←紐みたいな水着を着せられてる
提督「エッ！！」ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ
黒潮「ウチらと、親潮はん。どっちが......変態かな？」
親潮「違うんです......司令......そんなつもりは(涙)」
提督「あ、(泣くのは)ちょっと待ってもらって......」
提督「普通に可愛いし、似合ってると思うよ......？」
親潮「......ほ、本当ですか？」
提督「うん！すごく僕の好みだよ！！」
親潮「司令......！！」ﾊﾟｧｯ
提督「折角そんなステキな水着着てるならさ、やっぱ海に行かなきゃ損だよ！海に行こうよ！！」
親潮「は、はい！！そうですね、司令！！」
不知火「海なら毎日行ってるでしょう」
黒潮「不知火はん、もうその下りいらん」
提督「じゃあ僕も水着引っ張り出さなきゃ！それと浮き輪の準備も......」
親潮「は、はい！ご支度なら親潮にお任せください！」
黒潮「やれやれ、陽炎はんと不知火はんも行くか？」
陽炎「まっ、こんな蒸し風呂みたいな部屋よりは外の方が涼しいか」
不知火「パラソルを準備しましょう」
黒潮「よっしゃ！ほなみんなで海水浴や！暑さを吹き飛ばしたるでぇ！！！」
＜ｺﾝｺﾝｺﾝｺﾝ
親潮「ん？」
(ガチャ)
天津風「おじゃましまーｓ」
親潮「......」
天津風「......」
天津風「......変態がいる」
黒潮「一番言われたない奴に言われたな」
たぶんつづく
https://i.imgur.com/YGaJs2I.jpg
https://i.imgur.com/fGbVLNu.jpg
クッロレ懐かしい…懐かしくない？
料理を褒められてふがふがする親潮もっと好き
天津風「変態がいる......」
親潮「い、いや......」←すげぇ際どい水着姿
時津風「なになにー？」ﾇｯ
時津風「本当だー！ヘンタイがいるー！！」
雪風「ヘンタイがいます！」ﾇｯ
親潮「ち、違うっ！......って、よりによってあなたたちに言われたくないわよ！！」
初風「変態」
親潮「あ、そうですね」
黒潮「騒がしなってきたなぁ」
黒潮「なんや、キミら何しにきたん？」
雪風「はい！雪風たち、涼みに来ました！」
時津風「暑いなー！クーラーつけてよー！早く早くー！」
陽炎「あー悪いけどね......」
エアコン「こわるる＾〜」
提督「今冷房使えないんだよね.......」
雪風「壊れたんですかぁ？」
時津風「え"え"－！？んなバカなー！！」
初風「どうせ不知火が適当にいじったんじゃないの」
不知火「不知火に落ち度でも？(全ギレ)」
天津風「そ、それより、これはどういうことなのよ！説明してくれる！？」
提督「え」
天津風「親潮姉さんはいやらしい水着着てるし......(ﾓｸﾓｸ」
親潮「こ、これは......」
天津風「陽炎姉さん達はスパッツ脱ぎ散らかしてるし......(ﾓｸﾓｸﾓｸ」
陽炎「別にいいでしょ、暑いんだし」
天津風「あなただってなによ......その......///」ｼﾞｰ
提督「あっ(ﾓｯｺﾘ)」
天津風「な、なにいやらしいこと考えてんのよ！！！(ﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸ」
提督「あっつッッッｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ！！！！」
黒潮「アカンこれじゃ死ぬぅ！」
陽炎「死ぬｩｩｩｩｩｩｩｩｩ」
不知火「なんということでしょう、蜃気楼の影響で陽炎が二人に見えます」
親潮「お、落ち着いて天津風！これには訳が！」
天津風「訳？」
親潮「こ、この水着は黒潮さんが勝手に用意したもので......」
親潮「私は不本意ながらそれを着せられただけで......」
親潮「べ、別にこんな破廉恥な格好で司令を誘惑しようなんて魂胆は一切ないから」
天津風「なるほど」
天津風「そういう魂胆なのねーーーー！！！(ピィ＾〜〜〜〜〜〜〜」
親潮「ああああああああっつ！！！！」
黒潮「親潮はん、その説明完全に逆効果やでぇ......」汗ﾀﾞﾊﾞｰ
天津風「そんなことしなくたって......提督は親潮姉さんのことが一番好きなのよ！！」
親潮「えっ」
天津風「いつも二人で幸せそうで、私達が付け入るスキなんてハナからどこにもないんだから......」
天津風「でも、だからって......私たちのこと相手してくれなくなるのは嫌なんだから......たまには私たちとも遊びなさいよ！」
黒潮「な、なんや......そういうことかいな......」ｾﾞｪｾﾞｪ
黒潮「ほなら蒸発するまで相手したるわ！かわいい妹の頼みやからなぁ！せやろ、親潮はん！？」
親潮「は、はい！！おっしゃる通りです！！」
親潮「天津風、みんな、あなたたちの気持ちを汲み取れなくて申し訳ありません」
天津風「そ、そんな謝らないで......私のわがままだから......」
親潮「親潮は司令と同じくらい妹達みんなのことすごく大事に思ってますから、何でもおっしゃって下さい」
天津風「あ、ありがとう......」
黒潮「よっしゃ、決まりやな！ほなみんなで遊び行くでー！！準備ええか！？」
黒潮「......ん？」
(とっくに避難してる雪風、時津風、初風)
陽炎「もうダメ死ぬ」
不知火「えー球審の不知火です、猛暑のため試合を中止いたします」
提督「海へ行きたかったな」
黒潮「はよ起きろ」
〜海水浴場〜
雪風「とっても涼しいです！」ｻﾞﾌﾞｻﾞﾌﾞ
時津風「うれしいーうれしー！」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ
提督「ふー気持ちいいー」
親潮「司令！たとえ泳いでるときでも水分補給は忘れずに！熱中症になりますからね！！」
提督「うん、気をつけるね！！」
雪風「熱中症？」
親潮「暑くて倒れちゃうことよ。まぁ雪風たちは強い娘だから大丈夫よ」
時津風「ねっちゅーしよー？」
親潮「ん？」
雪風「キスするんですか？」
時津風「ねっチューしよー！！」
親潮「ちょっ！そういうこと言わない......///」
黒潮「司令はーん、親潮はんが呼んでるでー(笑)」
提督「え、なになに？」
親潮「いいやっ、なんでもないですっ！」
提督「？」
時津風「しれー、親潮がねっチューしよーだってー」
提督「ええっ！？」
親潮「ち、ちちち違います！！違いまっ......///」
親潮「す......」ｸﾗｯ
(ぶっ倒れる親潮)
黒潮「ホンマになりおった......」
提督「たたたた大変だ！！！」
雪風「熱中症です！！」
時津風「熱中症だー！！」
天津風「言ってるそばからイチャイチャすなーっ！！(ﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸ)」
終わり
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