あはは、ビックリしましたかマスター！ 沖田さんですよ！ ようやくドア開けてくれましたね！
ふっふっふ、いかがです？ こう見えても私、声真似には自信があるんですよ
標的を油断させるために声色を変えて近づくなんていう暗殺の常套手段もありましてそれの応用って訳です！
んん〜、それにしてもマスターのご様子を見るに我ながらものすごく似てたみたいですね
私の腕、もとい喉は今だにサビついていなかったということですか！ や〜本日も沖田さん大勝利というわけですね！えへへ！
……で、なんで居留守なんて使ったんですか？ お部屋にいるのなんて丸わかりでしたよ？えっ？決まっているじゃないですか、私が聞き逃すと思っているんですか、マスターの息づかいを。例え部屋越しだろうが私がマスターの出す音を聞き逃すわけがないじゃないですか。それからなんで酒呑さんと認識した途端に扉を開けたんですか？頼光さんほど良く知っているわけじゃないですけど、あのヒトって鬼ですよね？人間のマスターからしたら決して相容れない存在ですよね？マスターが反英霊だろうと区別しないとてもお優しい方であるのは重々承知してますけどそれにしたって無防備すぎますよ。加えて……どうしてあんなに、とても安心しきった、嬉しそうな表情(カオ)をしたんですか？
……ふふっ、まあなんだっていいです。ええ、沖田さんぜーんぜん気にしていませんよ
だってこうしてマスターが私を迎え入れてくれたんですから！私にとってこれほど嬉しいことはありません！
さあて、それじゃあマスター！
いーっぱい、お話、しましょうね？
ノッブにもどうしようもないゾ
https://i.imgur.com/WGDtAKD.jpg
とても安心しきった、嬉しそうな表情だったのがどういう表情になってるのか
考えるだけで胸がしめつけられる
先輩もさぞ驚かれたことでしょう
私はそんな事はしませんよ
正々堂々と先輩を襲いに行きますから
あっ、でも多少は驚くなり抵抗するなりしていただけた方が嬉しいですね
無抵抗の先輩を犯しても何の達成感もありませんから
やはりこの手で先輩を服従させることが最高ですね
想像しただけで興奮してゾクゾクしてきました
だから先輩！この扉を開けて下さい！ ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
……
開けろ ｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞﾝ
出たな変態シールダー
怯えれば怯えるほどに、感情とは死んでいくものなのです。
真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態――
希望から絶望へと切り替わる、その瞬間のことを言う。
如何でしたか？瑞々しく新鮮な恐怖と死の味は…
ちょっぴり恋愛下手なだけなんですよ