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揺杏「あれ……なんだこの部屋……」
-
揺杏「ふあぁ……」
揺杏「んぅ……」
揺杏(……)
揺杏(……ん?)
揺杏(どこだここ……)
揺杏「おい、起きろ……」
揺杏「なんでお前もここにいるんだ……」
揺杏「おーきーろー……」ユサユサ
揺杏(……ん?)
揺杏(なんでこいつと一緒にいるんだ……?)
揺杏(あれ……これってまずいんじゃ……)
揺杏(……)チラ
揺杏(……なんともなかった)
揺杏(なんだろこの部屋……)
-
おックスしない出られない部屋か?
-
揺杏「やっと起きたか」
揺杏「いや、私もわからん」
揺杏「え、いや、お前が床に寝てたから早く起きた私が乗せといたんだんだよ!」
揺杏(一緒に寝てたことは黙っとこう……)
揺杏「ほれ、水」
揺杏「ん、いや、水道あったからさ」
揺杏「洗面台そこな」
揺杏「ん?私も知らん」
揺杏「お前こそ知らないのか?」
揺杏「そうか……」
揺杏「あ、そこにあったポテチくう?」
-
割と快適空間で草
-
揺杏「なんの部屋なんだろなー」
揺杏「ま、もう少ししたら探索すっか」
揺杏「お、冷蔵庫がコンビニのアレみたいに後ろから入れられるようになってら」
揺杏「肉もあるじゃん」
揺杏「なんか食いたいものあるか?」
揺杏「あー、材料は……あるな」
揺杏「ちょっと待ってな」
揺杏「〜♪」
揺杏「米炊いといてくれ」
揺杏「あー、2合でいいんじゃない?」
揺杏「ラップあるか?」
揺杏「じゃ、多めに炊いといてくれ」
揺杏「冷凍庫もあるみたいだし」
揺杏(どこなんだろここ……)
-
これが同棲ですか
-
揺杏(……ふう)キュッ
揺杏(シャワーと浴槽もあんだな……)
揺杏(……快適なんだけど)
揺杏(……)
揺杏「ばっ!急に入ってくんな!」
揺杏(み、見られてないよな……?)
揺杏「何見てんだ?」
揺杏「はぁ……回線もあんだなあ」
揺杏(……どこなんだここは)
-
揺杏「あ、ベッド……」
揺杏「いや、私がソファで寝るよ」
揺杏「いやいや、遠慮すんなって」
揺杏「風呂も先にもらっちゃったからさ」
揺杏「間を取って……なら仕方ないな」ハァ
揺杏(……)
揺杏(あれ……?)
揺杏(今あいつなんて言ってたっけ……?)
揺杏(間を取って……?)
揺杏(一緒に……寝る……?)
揺杏(は……?)
-
揺杏「こ、こっち向くなよ!絶対だからな!」
揺杏(あれ、これってフリってやつじゃ……)
揺杏(寝れねえじゃねえか……)
揺杏(あわわ……)
揺杏(ね、寝ろ……寝ろ……)
次の日
揺杏「あ……朝か……」
揺杏「……ここどこ」
揺杏「米の炊ける匂いだ……」
揺杏「ふぇ……お前なんでここに……?」
揺杏「あーっ!タンマ!こっち見んな!やめろ!」
揺杏「うわあああああああああああ!!!!」ダダダダダダ
揺杏「髪も梳かしたし……一応大丈夫か……?」
揺杏「……あいつ、料理とかするんだ」
揺杏「……そうなのか」
-
揺杏「うん、美味い」
揺杏「そうなんだ……ま、早起きは三文の得ってやつか」
揺杏「それでみつけたのがそれか」
揺杏「マニュアル……なのか?」
揺杏「封が切られてないけど読んでないのか?」
揺杏「そうか……」
揺杏「じゃあ先に読ませてもらうぜ」
揺杏「……」
揺杏(セックスしないと出られない部屋……)
揺杏(存在したんだ……)
-
あくしろよ
-
揺杏(え、なに、誰がこんなことするの?)
揺杏(どう考えても愉快犯の仕業だろ)
揺杏(麻雀部の……いや、あいつらには無理か)
揺杏(一体誰が……)
揺杏「え、そんなに読み込んでた?」
揺杏「いや、特にすごい発見があったわけでは……」
揺杏「あ゛ーっ!」
揺杏「あー、いや、見間違いっぽかったわ」
揺杏(つい勢いでページ破っちまった……)
揺杏「ひ、一通り見たから見ていいよ……」
揺杏(ページ番号振ってないのがせめてもの救いか……)
揺杏(……)
揺杏(どうしよ)
-
揺杏「あっ、もう読み終わったの?早くね?」
揺杏「いや、ほら、案外大事なことが載ってるかも知れないから熟読した的な……?」
揺杏「ってわけで私は普段から読むのが遅いってわけでもない、わかったな?」
揺杏(まあ……大した情報がないって言われたら流し読みするよな……)
揺杏(セックスしないと出られないってのは私だけしか知らない……)ドキドキ
揺杏「え、聞いてなかったごめん」
揺杏「私が悪かったって、そんな落ち込むなよ」
揺杏「あー、じゃあ私は寝室調べてるから」
揺杏「そっちは頼んだ」
揺杏(出口はあったけど鍵はどこにもないんだよな……)
揺杏(私達が、せ、セックスするしか……)ドクンドクン
揺杏(どうしよ)
-
セックスしようがしまいが黙っていればずっとこの部屋で同棲できる
やったね
-
揺杏(あ、Wi-Fiのパスワード載ってる)
揺杏(ほんとに便利だよなここ)
揺杏(でも……便利すぎて怖いっていうか……)
揺杏(セックスしないと出られない部屋の目的ってなんだ……?)
揺杏(この部屋に居たら、別にセックスしなくても充実した人生は送れそうだよな)
揺杏(それに食料も供給されてるし)
揺杏(……)
揺杏(撮られてるのか……?でもカメラなんてどこにも……)
揺杏(で、でも……そういう系のバラエティーなのか……?)
揺杏(だとしたら今までのあんなのも……)
揺杏(……いや、もう少し過ごしてみて変化があってから考えよう)
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イチャラブあくしろよ
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興味がありましたら見てみてください。
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ネット環境あるなら通報するなり助け呼んだらどうなるんだろ?
場所が分からないとか助けに来た者も捕まるとかSCPみたいな事になるんだろうか
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>>18
揺杏「さ、爽か?実は・・・」
爽「セックスしろよ」
揺杏「」
揺杏「もしもし警察ですか、助け」
警察「セックスしてください」
揺杏「」
-
一週間後
揺杏「今日は麻婆豆腐だ」
揺杏「ん?丁度そうしろと言わんばかりの材料が揃ってたからな」
揺杏「ひき肉があったから次はハンバーグかな」
揺杏「あ゛ー……うまい……」
揺杏「はい、お粗末様でした」
揺杏「食器のほうお願いできるか?」
揺杏「やっぱ二人だと何かと便利だよな」
揺杏(……)
揺杏(なんの変化もないな……)
揺杏(なんかふつうに過ごしてるし)
揺杏(いや、でも……これはこれでいいのかもしれないけど……)
-
揺杏(私には特に何もないけど……こちつはどうなんだ……?)
揺杏(案外貯め込むタイプかも知れないし……)
揺杏(私の知らないことも知ってるかも……)
揺杏(一番大切なことを隠してる私も悪いし……)
揺杏「えっとさ、最近なんか変なことなかったか……?」
揺杏「え、いや……なんか不安だろ?」
揺杏「え?私はなんともないけど」
揺杏「そっか……じゃあ尚更どうして……」
揺杏(教えなきゃ駄目なのかな……)
-
一ヶ月後
揺杏(来ちまったか……)
揺杏(げっろ……)
揺杏(あー……教えたら楽になれんじゃねえかな……)
揺杏「あ゛?あ、いや、そうじゃないくて……」
揺杏「なんともないから、気にしないで……」
揺杏「お前こそなんとも無いのか?」
揺杏「そっか……ちょっと今日はのんびりさせて……」
揺杏「心配しなくていいから……」
揺杏(もし誰かに監視されてたりしてんだったらゴミとかも収集されてんのかな……)
揺杏(やだやだ……変なこと考えちまうな……あー、つら)
揺杏(しばらくは距離を取らねえと間違いが起きかねない……ちょっと迷惑かけるかもな……ごめん……)
-
揺杏(寝てた……)
揺杏(替えなきゃ……)
揺杏「今何時……」
揺杏「え、風呂も飯も準備できてる……」
揺杏「そこまでやらなくても……」
揺杏「いや、ありがたくって申し訳ないって言うか……」
揺杏「一日寝てばっかりでなんかごめんな」
揺杏「しばらくしたらお前の好きなもん作ってやるからよ」
揺杏「ラーメン……はどうなんだろ」
揺杏「近い内に食材が十分あったらかな」ニコ
揺杏「風呂は先入っていいよ」
揺杏「そういうんじゃないっての」
揺杏「今日はいろいろしてもらってたみたいだしさ、たまにはってことで」
揺杏(失敗した……)
揺杏(こ、この風呂をあいつが使ったんだよな……)ゴク
揺杏(いや、いくらなんでもそういう風に意識しちゃだめだ……)
揺杏(考えるな……そう、ボディーソープ類は同じなんだから基本同じ匂いだろ……気にするな……)
揺杏(……)
-
どんな部屋か知ってても知らなくても好感度それなりに高い相手と一ヶ月も同棲してたらやっちゃいそう
-
あく
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学校とかどうしてるんですかね……
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長期休みでしょ(適当)
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危機感がなさすぎる
-
精神と時の部屋でしょ。
-
揺杏(ていうかあいつも悪いだろ)
揺杏(一ヶ月も一緒に寝てりゃ襲う機会なんてごまんとあったろ)
揺杏(私ってそんなに魅力無いのか……?)
揺杏(うーむ……)チラ
揺杏(たしかに痩せ型で胸も乏しいな)
揺杏(……そういうことなのか?)
揺杏(だとしたら永遠に出られないんじゃ……)
揺杏(いくらここが快適とは言え、それはまずいだろ……)
揺杏(なんかの漫画でインフラが壊れて共食いした話も読んだことあるし……)
揺杏(試してみるか)
-
揺杏(タオル一枚はさすがに攻めてるか……?)
揺杏(たしか牛乳があったはず……あれを薄着で飲むのがいい……と思う)
揺杏「フンフーン」
揺杏「隣、いいか?」
揺杏(こんな近く?こんな近くで大丈夫なのか??)
揺杏「はあぁ……やっぱ風呂上がりはなんか飲みたくなるよな」
揺杏「お前も飲む?」
揺杏「いいだろ別に、気にすんなって」
揺杏(うあーっ!間接キスとかヤバイヤバイヤバイヤバイ!!)
揺杏「なあ……出られると思うか?」
揺杏「弱音吐くみたいであれだけど……ちょっと怖いっていうか……」
揺杏(男を見せろ……頼ってるんだぞ……)
揺杏「そう、だよな……お前でもわからないか……あっ」
揺杏(いや、どこ行くんだよ……)
揺杏(作戦は失敗か……急にトイレなんてよ……)
揺杏(マジでこのままここで一生を過ごすのか……?)
揺杏(いや、電波はあるんだし最悪そういうサイトで勃たせてから……)
揺杏「……はあ」
-
お前が襲うんだよ!
-
そういうとこだぞ揺杏
-
トイレ(意味深)した後の匂いでバレそうなもんなんですが揺杏はピュアだから分からないんだと納得しました
-
1ヶ月あれば処理くらいはしてるんだよな……
-
何日か後
揺杏(さて、今日の夕飯はっと……)
揺杏(ん?生アーモンドだ、珍しいな)
揺杏(うま)ポリポリ
揺杏(生牡蠣もある……生食用か……豪勢なこって……)
揺杏(なんだろこれ……アボガドオイル……?これまた珍しいな)
揺杏(あとは山芋と豚肩ブロック肉か……)
揺杏(なんか最近料理の能力が上がってきてる気がするな……)
揺杏(ん、冷凍庫にうなぎ)
揺杏(季節外れなんだがなぁ……)
揺杏(じゃ、とりあえずカキフライかな)
揺杏「今晩はカキフライな」
揺杏「あと生アーモンドもあったからおやつに食べてて」
揺杏「食べすぎるとお腹壊すから程々にな〜」
-
あっ…(察し)
-
食材はなんでもあるけど凄十とかはないのかな
-
揺杏「レモンがあったからかけよう」ドバドバ
揺杏「いいんだよ、ビタミンはなんやかんや他の成分の吸収も助けるんだからさ」
揺杏「ほら、日光浴びられないだろ?」
揺杏「揚げ物にはレモン、胃もたれしたら大変だもんな、な?」
揺杏「案外イけるもんだろ?」
揺杏「そいつぁなによりだ」
揺杏「一応酢で締めてるのもあるから」
揺杏「牡蠣はいいよなぁ……」
揺杏「こうして密室にいても海が思い浮かぶもんな……」
揺杏「……海へ行きたかったな」
揺杏「あ、茶碗空じゃん、盛ってくるか?」
-
唐突なウリ狂語録で草
-
また次の日
揺杏「今日は角煮に挑戦してみた」
揺杏「圧力鍋もあったからさ」
揺杏「ゆで卵は適当に作ったから文句は無しな」
揺杏「へー、辛子かけるんだ」
揺杏「やっぱコラーゲンだよな、お肌ツヤツヤになりそう」
揺杏「いや、知ってるし、気分で言っただけだし」
揺杏「後でこれなんかに使えないかな」
揺杏「あー、タレがなんかの役に立つかもな」
揺杏(……やばいな)
揺杏(一日中ゴロゴロして美味いもん食べて寝るだけ……)
揺杏(ふ、増え……)
揺杏(……運動しなきゃ)
-
さらに数日後
揺杏「はぁ……はぁ……」
揺杏(……)
揺杏(最悪だ……)
揺杏(またあいつでシちまった……)
揺杏(なんでだ……今までこんなことなかったのに……)
揺杏(とりあえず風呂からあがろ……)
揺杏(はぁ……)
揺杏「あ、あがったぜ」
揺杏「ん、ちょっと長湯しちまったかな……」
揺杏「あぁ、それじゃ」
揺杏(いうてあいつも結構長風呂だよな……)
揺杏(髪乾かすのもかなりかかってるみたいだし)
揺杏(そんなにかかるもんなのかな)
揺杏(不思議だ……)
-
運動(意味深)はまだか!
-
あくしろ〜
-
風呂の排水溝が詰まりそう
-
あくヤるんだよ
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早く書いてやくめでしょ
-
これは媚薬盛られてますね…
-
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏「んっ……」
揺杏(だめだ……こいつの寝てるすぐ隣でするなんて……)
揺杏「あっ……」
揺杏「っ……」
揺杏(き、気持ちいい……)
揺杏(戻れなくなっちまう……)
揺杏「ふーっ……ふーっ……」
揺杏「んーっ……」
揺杏(はぁ……はぁ……)
揺杏(……)
揺杏(悩みは誰かに話すとなんとやら……だっけか)
揺杏(私だけムラムラしてるのはそういう部屋だって知ってるからじゃねえのか……?)
揺杏(……)
揺杏(ていうかなんでこいつに教えなかったんだっけ)
揺杏(なんであの時とっさに隠したんだっけ)
揺杏(関係が壊れるのが嫌だったから?)
揺杏(こいつと一緒にいたかったから?)
揺杏(なんで……)
-
揺杏(結局寝てないや……)
揺杏「お前はいいよな……悩みとかなさそうで」
揺杏「いや、ふつうに生活してた頃より確実に体調が良さそうだからよ」
揺杏「ん、まあ、確かに?私のおかげでもあるか」
揺杏「てかそれなら普段からなんとかしとけって」
揺杏「これから先に普段があるかわからないけどな」
揺杏「あー……無いわけじゃないけど」
揺杏「そんな心配するほどのことでもないから……」
揺杏「ごめんな……」ボソッ
揺杏「そ、そんなことより飯にすっか!」
揺杏(こいつにだって悩みの1つや2つあるはずだ)
揺杏(こいつにとってこの部屋は決して出られない部屋でしか無い)
揺杏(そこに私と二人きり、毎日顔を突き合わせてんだもんな)
揺杏(態度には出さなくても嫌がってるかも知れない)
揺杏(だとしたら……)
揺杏(……)
揺杏(私は……いつまでこうしてるつもりなんだ……?)
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イチャラブあくしろよ
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セックスしたいけど一度しちゃったらこの生活も終わりか……と悩む揺杏ちゃんおねがいします
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秘密にしちゃった自分が原因でどんどん苛まれてくのあぁすごくいい…
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恋愛クソザコ二人を部屋に閉じ込める心理学実験かなにか?
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数日後
揺杏(……箱?)
揺杏(開けてみるか)
揺杏「おい!ちょっ!来い!」
揺杏「やべぇよ……とうとうヤバイのが来たよ」
揺杏「これ……多分あれだよな?スッポンだよな?」
揺杏「初めてみたわ……結構弱ってるけど」
揺杏「これ……どうする?」
揺杏「ちょっと食べ方調べてみてくれるか?観察したい」
揺杏(うわ……えぇ……?)
揺杏(いや、え、えぇ……?)
揺杏(テストか何かなのか?)
揺杏(セックスしないと出られないってのは嘘で料理の資格か何かを取らせるやつなのか……?)
揺杏(スッポンねぇ……美味いのかな)
揺杏「あ、道具もある」
-
揺杏「意外とできるもんだな」
揺杏「うまいうまい」
揺杏「すっぽんって北海道には自生してないんだな」
揺杏「だとするとここが北海道ですら無いかも知れないのか……」
揺杏「……怖いな」
揺杏「ふう、ちょっと暑くなってきたな」
揺杏「ん?今更そんなの気にするほどじゃないだろ?」
揺杏「ふぃ〜……あっち〜……」パタパタ
揺杏「てか、多いな」
揺杏「二人で食う量じゃねえぜこれ」
揺杏「うん、明日にとっとこう」
揺杏「じゃ、また明日」
-
揺杏(……)
揺杏(火照りが治まらねぇ……)
揺杏(……)
揺杏(……あぁ!精力増強だ!)(超遅理解)
揺杏(すっぽんったらそりゃそうに決まってやがる!!)
揺杏(ああああああああああああああ!!!!やっと気づいた!!!)
揺杏(道理で最近!!)
揺杏(……仕方ねえんだ、これはこんな食材を仕向けてきた奴らが悪いんだ)
揺杏(だから私は変態じゃねえし、仕方ないんだ、うん)
揺杏(て、ことはあいつも……)
揺杏(でもそんな素振り見せてないし……)
揺杏(今更だがあいつってほんとに人間なのか……?)
揺杏(実は女だとか……は、ないよな)
揺杏(見えちゃったし)
揺杏(……一体何だってんだ)
揺杏(いっかいして冷静になってから考えよう……)
-
揺杏(相変わらず気持ち良さそうに寝やがって……)
揺杏(ちゃんと毛布被らないと風邪ひくだろ……)パサ
揺杏(……)
揺杏(実はこいつももう気づいてたんじゃねえかな)
揺杏(気づいてて黙ってたんじゃねえかな)
揺杏(なんで?)
揺杏(からかってるつもりだったとか……?)
揺杏(いや、私はさすがに知ってると思ってたんだろうな)
揺杏(……こいつにとって私は一体何なんだ?)
揺杏(暇つぶしの対象とか?)
揺杏(……気になるな)
-
ラッコ鍋も加え入れろ〜?
-
そこでそういう発想になるのか…(恐怖)
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-
揺杏(……)シャコシャコ
揺杏(どう思ってんだろ)シャコシャコ
揺杏(私は少なからず意識してるけど……)シャコシャコ
揺杏(……)
揺杏「うわっ!」ゴクッ
揺杏「朝っぱらから驚かすなって!!飲んじゃったろ!!」
揺杏「え、そんなに呼んでた?」
揺杏「じゃあちょっと考え事してたわ」
揺杏「そりゃ、まあ、いろいろだよ」
揺杏「いろいろったらいろいろだっての」
揺杏「さ、そんなことより朝飯だ」
揺杏「たまにはお前に作ってもらうとするかな?」
揺杏(そんなことなのか……?)
揺杏(あいつにどう思われているのかはそんなことで片付けていいのか……?)
-
揺杏「うん、うまい」
揺杏「……」
揺杏「いや、食欲がないわけじゃなくて……」
揺杏「……あのさ」
揺杏「お前的には……どう思う……?」
揺杏「いや、ほら、えっとさ……」
揺杏「わ、私のこと……とか……」
揺杏(聞いちゃった)
揺杏(あーあ……関係変わっちまうなこりゃ)
-
揺杏「あ、うん」
揺杏「そう、だよな」
揺杏「お前らしいわほんと……」
揺杏(え?は?ありえん)
揺杏(何ヶ月か同じ部屋に閉じ込められてんだぞ……?)
揺杏(同じ釜の飯も食べて……)
揺杏(何より寝るときも一緒なのに……?)
揺杏(“友だち”だぁ……?)
揺杏(え、怖い怖い怖い……)
揺杏(友だち認定してれば平気でこういうことするの?)
揺杏(なんだこいつ!危ねェぞ!)
揺杏(えぇ……?)
-
揺杏「そっか……友だちか……」
揺杏「なんかもうちょっとないのか?」
揺杏「あっ、はい」
揺杏「うん、それはまあ、そうだけど」
揺杏「幼馴染と友だちってどう違うんだよ」
揺杏「……」
揺杏「まあ、いい……」
揺杏「食器も洗っとけ!」
揺杏「妥当だ!理不尽じゃねぇ!」
揺杏(これほんとに帰れんのかな……)
-
押し倒せ(大声)
-
これはやけ精力剤した揺杏が逆レイプする展開ですね
-
どちらもあまりに手を出さなさすぎて仕掛けた側もイライラしてそう
-
揺杏(……)
揺杏(ちょっと目が覚めちまった……)
揺杏(トイレ……)
揺杏(……ん?あいつが居ねえじゃねえか)
揺杏(今……何時だ?)
揺杏(ん……?)ガサゴソ
揺杏(やっぱり居ねえ)
揺杏(トイレか?それとも夜食?)
揺杏(……)
-
揺杏「おーい」
揺杏(キッチンには居ねえな……)
揺杏(冷蔵庫を漁った形跡もなし……)
揺杏(じゃあトイレか)
揺杏「居るか?」コンコン
揺杏「あぁ、ここだったか」
揺杏「早めにしてくれよな」
揺杏「別に困るこたないだろ」
揺杏「むう……仕方ねえ、急げよ?あっちで待ってっから」
揺杏(……)
揺杏(深夜は通販ばっかだな……)
-
揺杏(ん!)
揺杏「遅えぞ!」
揺杏「あとはやく寝室行って先に寝てろ!」
揺杏「はぁ……」
揺杏(ん?ドライヤーの音か?)
揺杏(なんだあいつ、またシャワー浴びたのか?)
揺杏(シャワーだけだと体冷えるんだがな……)
揺杏(髪も洗いすぎるとキューティクルがどうたらって言うし……)
揺杏(体調崩されるとこっちも大変だって前にも言った気がするのに)
揺杏(ま、いいか)
揺杏(それにしてもあいつの行動はたまによくわからんな……)
-
次の日
揺杏(……また目が覚めちまった)
揺杏(あいつ今日も居ないのか)
揺杏(実は私と寝るのが嫌で別のとこで寝てんじゃないか?)
揺杏(……)
揺杏(あ、またこの音……)
揺杏(変じゃないか?)
揺杏(なんでそんな頻繁に髪を乾かす必要があるんだ?)
揺杏(……怪しい)
揺杏(明日見てみるか)
-
カビが生えちゃうからね・・・
-
次の日
揺杏(……)
揺杏(またこの音か)
揺杏(洗面所だよな、多分)
揺杏(引き戸で助かった……)
揺杏(微妙に見えねえな……)
揺杏(けど……ドライヤーを髪にあててるわけじゃないのか……?)
揺杏(ますます訳がわかんねえ……)
揺杏(あ、終わった)
揺杏(んー、何の袋だ?)
揺杏(結局見えなかった……)
揺杏(……怪しい)
-
徐々に仕掛人の目に生気が戻ってきそうな展開いいぞ
-
揺杏「なんか最近さ、夜中にコソコソしてないか?」
揺杏「いや、見たんだよ」
揺杏「いや、見たんだって……そんなとこで強情張らなくてもいいから」
揺杏「ん?最近かな……」
揺杏「ってことは結構前からだったりするのか?」
揺杏「ふーん」
揺杏「で、あれはなにしてんだ?」
揺杏「いや、教えろよ」
揺杏「いいだろ?減るもんじゃねえし」
揺杏「それともなんだ?人に言えないようなことなのか?」
揺杏「前にもお言ってたろ?私のこと幼馴染ってよ」
揺杏「その幼馴染にも言えないようなことなのか?ん?」
揺杏「強情な奴め……」
-
熱すると固まるんですね…ためになった
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トイレットペーパーに包んで流すじゃダメなんですかね??
熱したら臭いすごそう
-
揺杏「言うつもりがないなら実力行使だ!」
揺杏「どうせ密室だ!周囲への配慮なんかしねえぞ!」
揺杏「こてんぱんにしてやらぁ!」
揺杏「がああああああああああ!!!!」
揺杏「!」
揺杏「……いや、わかってたさ」
揺杏「中学の頃だったっけ、こうやって実力が逆転したのは」
揺杏「相変わらずだな」
揺杏「だから……あー……そのだな……」
揺杏「早く降りてくんね……?」
揺杏「いや、こっちも悪かったからよ……」
揺杏(あいつに馬乗りにされて……)
揺杏(……)
揺杏(場面によっちゃめちゃくちゃにされてたかも知れないんだな……)
揺杏(あいつに限ってそんなことはないけど)
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揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「なあ」
揺杏「私もお前に秘密にしてることがあるんだ」
揺杏「まあ、お前が秘密にし続けるなら私は言うつもりはないけど」
揺杏「どうしたい?」
揺杏「ま、いくつかあるかな」
揺杏「女が美しくあるには常に隠し事をしとけってな」
揺杏「さ、あとはお前次第だ」
揺杏「えー?どうしよっかなー」
揺杏「こっちが先に言ってもそっちが言うとは限んないしなー」
揺杏「ん?かなり重要なことだと思うぜ?」
揺杏「いや、それはお前次第だからなあ……なんとも言えんなあ」
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スゲェ!さすが揺杏ァ!
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何だコイツは!めんどくさいぞ!
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がんばれ揺杏
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イチャラブあくしろ〜
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いいぞいいぞ揺杏!頑張れ頑張れ揺杏!
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あく、脱いで二日経ちそう
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揺杏(やったか……?)
揺杏「え」
揺杏「ふ、ふーん……いいのか?ほんとに重要なことだぜ?」
揺杏「例えばっても……んー……ポートランド殺人事件の犯人くらい?」
揺杏「いや、誰でも知ってるわけではないから」
揺杏「知らない人が聞いたら驚くくらいだから!」
揺杏「そっちだって秘密にしてるのは辛いだろ?」
揺杏「聞いてやるよ、な?」
揺杏(強情なやつめ……)
揺杏(知られて死ぬようなことでもないだろうに)
揺杏(こっちはここからの出方握ってるんだぞ……?)
-
揺杏「あー、じゃあこうしよう!」
揺杏「お前が一つ打ち明けたらこっちは二つ開示する!」
揺杏「これでいいだろ!」
揺杏(出方を教えてそのまま好意を伝える……!完璧だ!)
揺杏「ねね、いいだろう?たった一つ教えてくれるだけでいいんだ」
揺杏「絶対に喋らないから」
揺杏「こうして二人っきりの部屋じゃんか」
揺杏「……」
揺杏「馬鹿にすんなぁ!」
揺杏「お前のはもっと深刻そうなやつだ」
揺杏「それに今日の朝飯はチャーハンだって決めたばっかりだろ?」
揺杏「流石にその程度じゃ騙されないっての」
揺杏(そんなに嫌なのか……?)
揺杏(そんなに信頼されてないのか……?)
揺杏(こいつにとって私って……)
揺杏(その程度の存在なのか…?)
-
揺杏「なあ」
揺杏「そんなに嫌か?」
揺杏「私に言うのはそんなに嫌か……?」
揺杏「私だってお前を心配して……」
揺杏「……」
揺杏「お前にも知られたくないことの一つや二つあるのはわかってる」
揺杏「でも……でもさ」
揺杏「こうなったからにはこれ以上秘密にするのはよくないと思うんだ」
揺杏「これからの二人の関係に係るっていうかさ……」
揺杏「ギスギスしたくないし……」
揺杏「……」
揺杏「あ、バレた?」
揺杏「重めの雰囲気にする作戦も失敗か……」
揺杏「じゃあ逆にどうすれば教えてくれんだよぉ……」
揺杏「おーしーえーろー!」
揺杏「教えないとボイコットするぞ!!」
揺杏「いいのかー!」
-
続き来てるやん(歓喜)
-
もう始まってる!
-
揺杏「そういう所ってどういう所だよ!」
揺杏「言わなきゃわかんねーだろー!」
揺杏「あー!気になる!教えろってー!」
揺杏「逆ってなんだよ逆って!」
揺杏「私以外なら誰に打ち明けられるんだよ!」
揺杏「まさか私にも言えないようなことをユキやら成香やらにホイホイ言うんじゃねえよな!」
揺杏「え、チカセンって……お前マジか……」
揺杏「あー、あれか?懺悔的な?」
揺杏「懺悔室行ってもわかるだろ……初めて聞く声じゃねえんだし」
揺杏「な?となると私がいいだろ?」
揺杏「爽と比べても私だろ?逆に言いづらいだろ?な?」
揺杏「ほら、言えよ」
揺杏「なんでだよ!!」
-
揺杏「いいのか?本当にいいのか?」
揺杏「もし教えなかったらショック死かストレスで死ぬぞ?」
揺杏「この部屋から出るには二人して出なきゃ駄目なんだぞ?」
揺杏「いいのか?」
揺杏「え、あ、えー、それはあれだ」
揺杏「仮にお前だけ出てみろ!」
揺杏「この部屋が残るともわからねえ、そんな状態で毎日楽しく過ごしてましたって通じると思うか?」
揺杏「私が出てこなかったら私を食べてたかと思われるかも……」
揺杏「必然的に殺人鬼と食人族の汚名を背負って生きることになんだよ!」
揺杏「な?二人じゃなきゃ出られないだろ?」
揺杏(あぶね……出方を隠してるかと思われるところだった……)
揺杏(……そういや隠してるんだった)
揺杏(これ教えたらどんな反応されるんだろ……)
揺杏(やっぱり秘密にしてたほうがいいんじゃ……)
-
納得のクソザコっぷり
-
>>81
不覚にもかわいいとおもいました
-
必死なのがかわいい
-
あく
-
揺杏「……」
揺杏「は?そんなんじゃねえし、ちゃんとした秘密だし」
揺杏「そっちこそ冷蔵庫のプリン食べたとかその程度なんじゃないか?」
揺杏「ほんとか?」
揺杏「ま、なんにせよ私は許すからさ、さっさと吐いちゃえよ」
揺杏「おう、ちゃんと受け止めて考えるよ」
揺杏「……」
揺杏「いや、そんな前ふりしたら言えよ!」
揺杏「信用ならないのか?この私が?このやり取り何回目だと思ってるんだ!」
揺杏「……」
揺杏「じゃあいい」
揺杏「私から話す」
揺杏「それでいいだろ」
揺杏「……」
-
揺杏(……ん?)
揺杏(ってことはこれから告白するの?)
揺杏(やっべどうしよこんなシチュエーションで?)
揺杏(てか告白のセリフも考えてないし)
揺杏(あっ……)(思考停止)
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏「あっ!違う!ちゃんと言いたいことはあるんだ!」
揺杏「だけどその……うまく言葉にできないってか……」
揺杏「言いにくいっていうか……」
揺杏「……」
揺杏「幼馴染だからこそだっての……」ボソッ
揺杏(……覚悟決めろ)
揺杏(こいつのためにも私のためにも……)
揺杏「……」
揺杏「いいか、よく聞けよ」
揺杏「聞き逃したら絶対後悔するからな」
揺杏「……」
-
揺杏「わ、私は……」
揺杏「お前が……好きだ」
揺杏「ライクじゃなくてラブの方で……」
揺杏「好き、なんだ……」
揺杏(言っちゃった……)
揺杏(ぽかんとしてるし……)
揺杏(失敗かな……)
揺杏(……)
揺杏「だ、だから!私と付き合ってくれ!」
揺杏「嘘じゃねえ!本当の気持ちだ!」
揺杏「それとも私が言ったことを受け入れられないってか?」
揺杏「この際だから言う!好きだ!ずっと前から!」
揺杏「好きなんだ!」
-
や、やったッ!!
-
モニターの前の有珠山メンバーも思わずガッツポーズ
-
これは勝ちましたね
-
強豪相手がいなければ最強とはなんだったのか
↓
やっぱり最強じゃないか
-
でも揺杏の先制は不穏
-
勝ったな(確信)
風呂入ってくる
-
希望の未来へレディ・ゴーッ!!
-
揺杏(人事を尽くして天命を待つ……)
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏「あの……どうかな?」
揺杏「えっと……返事とかは……?」
揺杏「あっうん」
揺杏(……待たせるな)
揺杏(やっぱだめ……?)
揺杏(……)
揺杏(よくよく考えてみりゃとんでもないタイミングだったよな)
揺杏(なかなかひどいシチュエーションだし……)
揺杏(あっ……これ……)
-
揺杏(……)
揺杏「あのさ」
揺杏「いや、お前からでいい」
揺杏「えっと……全部だ全部!」
揺杏「どこがって言われると答えられないくらい全部!」
揺杏「ほんとだって!信じてくれ!」
揺杏「それともあれか?いたいけな少女のはじめての告白を棒に振らせるのか?」
揺杏「なあ……」
揺杏「そ、そうか、そうだよな」
揺杏「いきなりすぎたな」
揺杏「あ、じゃあちょっとあっち行ってるから……」
揺杏「そう言うならここにいるけど……」
揺杏(混乱するなよぉ!バシッと決めろよぉ!)
-
揺杏(……)
揺杏(待ち時間……ってどうなんだ)
揺杏「あっ」
揺杏「おう」
揺杏「して……どう、かな?」
揺杏「……」
揺杏「……!」
揺杏「本当か?ほんとのほんと?」
揺杏「本当なんだよな?騙したりしてないか?」
揺杏「あ、そうだな、たしかに私もだ……」
揺杏「へへ……なんか似てるな……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「で、隠し事ってなんだっけ?」
-
揺杏「覚えてるぞ」
揺杏「私が先に言ったからな、お前だけ答えないわけにはいかないだろ?」
揺杏「それとも彼女の頼みを断るのか?」
揺杏「安心しろって、ちょっとやそっとのことじゃ嫌いになんかなるわけないから」
揺杏「秘密を貫き通そうってんならこっちにも秘策はあるしな」
揺杏「さ、白状しなって」
揺杏「……ん?」
揺杏「それってアリ?」
揺杏「いや、それはさっき聞いたって」
揺杏「私のことが好きってのは悩んだ結果だったじゃんか」
揺杏「もっと別なこと隠してんだろ?」
揺杏「教えて?」キュッ
揺杏「あっ!笑うな!」
揺杏「いいからさ、なんでも人に話すと楽になるもんだぜ?」
揺杏「な?」
-
へぇっ?
-
もうはじまって…もうくっついてる!!
-
やったぜ。
-
揺杏「……」
揺杏「わかった」
揺杏(持ってくるって……なんか鍵かなんかなのか?)
揺杏(そんなのないと思ってたけど……)
揺杏(……)
揺杏(これだけ長い期間閉じ込めてたんだから新しい脱出法が確立されても仕方ないのか?)
揺杏(気になるな)
揺杏「で、それってのは何なんだ?」
揺杏「え、なにこれ」
-
揺杏「これなにほんとに」
揺杏「いや、わかるけど」
揺杏「いや、わからないわやっぱり」
揺杏「あれだよな」
揺杏「オナホってやつだよな」
揺杏「多分そうだよな」
揺杏「……」
揺杏「隠してたのってこれ……?」
揺杏「……」
揺杏「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
揺杏「そんなことでくよくよしてたのか……」
揺杏「恥ずかしがるようなことじゃないだろ!思春期なんだし」
揺杏「はあ……」
揺杏「いやまあ、お前がちゃんと男として機能してたってのがわかって安心したわ……」
揺杏「はぁぁぁぁ……」
-
揺杏「じゃあ夜な夜な変なことしてたのもそれなのか」
揺杏「ははぁ……」
揺杏「こんなの一体どこに隠してたんだか……」
揺杏「で、あとは隠してること無いのか?」
揺杏「そっか」
揺杏「ふーん……」
揺杏「じゃあオカズは?」
揺杏「そういうのあるんだろ?」
揺杏「クラスでよく耳にしたしな」
揺杏「色々じゃわかんねえなあ?」
揺杏「ふーん?」
揺杏「例えば?」
揺杏「いたいけな青少年がそんなサイトにねぇ……」
揺杏「で、あとは?」
揺杏「まだあるんだろ?」
揺杏「……」ワクワク
揺杏「えっ……成香はアウトだろ……」
揺杏「妄想にしたってだめだろ……」
揺杏「……で?あとは?」ワクワク
揺杏「……チカセンか……いい趣味してんな」
揺杏「……爽も?へえ……」
揺杏「ユキは何十回だったんだ?ん?」
揺杏「……」
揺杏(あ、これ本気で私が眼中にないパターンなのでは?)
-
>……チカセンか……いい趣味してんな
草
-
揺杏「……」
揺杏「ま、そういうことにしといてやるよ……」
揺杏(言い出せないだけだよな……ほうだよな……そうだよ)(自己肯定)
揺杏「これでスッキリさっぱり付き合えるな」
揺杏「てことでこれからもよろしくな」
揺杏(いや、嬉しいな……これならもっと早く告っときゃよかったわ)
-
数ヶ月後
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏(……)
揺杏(代わり映えしねぇ……)
揺杏(タイミング逃した……)
揺杏(セックスが鍵だって言いそびれた……)
揺杏(なんで?なんでオナホ使用を暴露した辺りで言えなかったんだ?)
揺杏(……)
揺杏(ど、どうしよ……)
-
恋愛クソザコここに極まれり
-
好きな人と2人とはいえ狭い部屋に数ヶ月も閉じ込められたら発狂しそう
いや普通の部屋とは書かれてないし、描写が出てこないだけで普通にたくさんの人がいて町ぐらいあるのかもしれない
-
そろそろだいじっこが来るかなと思ってるけどなかなか来ない
-
??「揺杏!お前がそんなんじゃ駄目やないか!」
-
うんこ…うんこ…(憤慨)
-
揺杏(オナホについて言及したにはしたけど……)
揺杏(別に使用を控えろって言ったわけじゃないし……)
揺杏(ってかそんなこと言われてなんで私に手を出さないんだ?)
揺杏(そんなに気持ちいいのか?)
揺杏(いやまあ知られてるのに使い続ける勇気なんかないだろうけどさ……)
揺杏(今もどっかで使ったりしてるのかな…)
揺杏(……)
揺杏「あ、醤油取って」
-
揺杏(やっぱりセックスってのがだめなんだよ、うん)
揺杏(私から言い出したら変態みたいだし)
揺杏(この部屋から出るため!って言ったらその程度の女って思われるし)
揺杏(うーむ……)
揺杏(どこかにさり気なく隠してそこにあった事にしとくか……?)
揺杏(幸い最近は探索もしてないし……)
揺杏(ってか恋人らしいことなんもしてないな)
揺杏(恋人らしいことが何なのかわかんないけど)
揺杏(もしかして恋人の段階すっ飛ばした生活してたのか……?)
揺杏(……)
揺杏「あ、玉ねぎの皮剥いといてくんない?」
-
続いてウレシイ…ウレシイ…
-
揺杏「おやすみー」
揺杏(そうだよ、そういや同じ寝床で寝てんだよ)
揺杏(ここから後一歩手を伸ばせば発展するんだよ)
揺杏(うーむ……)
揺杏(いや、却ってこうしてた期間が長すぎてスキンシップの一環程度に捉えられるのでは?)
揺杏(じゃあもう無理じゃん)
揺杏(風呂に侵入するとか……)
揺杏(いや、無理だろ)
揺杏(なんか参考になること……)
揺杏(……)
揺杏(……zzz)
-
揺杏「恋人らしいことがしたい」
揺杏「うんにゃ、ありゃ恋人がすることじゃねえ」
揺杏「同棲してる大学生位のすることだ」
揺杏「わかるだろ?な?」
揺杏「高校生の男女は普通こんな共同生活をしないんだ」
揺杏「感覚麻痺してるけど」
揺杏「もっと甘酸っぱいなんかしたい!」
揺杏「いいだろー?な?」
揺杏「これも恋人らしいことって感じで普段と違うことを求める彼女を演出してるんだよ」
揺杏「それはまだ考えてないけど」
揺杏「失った何かを取り戻すんだ!なんとしてでも!」
-
がんばれ揺杏ァ、ふんばれぇ(やんややんや)
-
揺杏「カップルってなにするんだろな」
揺杏「ちょっと調べてみるか」
揺杏「たまにはこうやって肩を寄せ合って一つの画面を見たりしてさ」
揺杏「えーっと……カップル すること……」
https://i.imgur.com/BSyRvUQ.png
揺杏「……」
揺杏「えぇ……」
揺杏「ど、どうしよ」
-
タブ開きすぎてて草
-
怒涛のする事ないで草
-
揺杏「とりあえず部屋の中でできることをピックアップしてみるか」
揺杏「映画に動画に本に音楽にネットサーフィンに料理に……」
揺杏「普段やってることと大して変わらねえな」
揺杏「お、模様替えか……これはいつかしよう」
揺杏「ふーむ……」
揺杏「マッサージか……」
揺杏「今日はこれかな?」
揺杏(マッサージからイチャイチャして風呂を経由すれば……)
揺杏(模様替えついでに説明書の一部が出てきた体にすれば……)
揺杏(よし、完璧)
-
揺杏「あ゛あ……効く……」
揺杏「結構上手いけどなんかやってたの?」
揺杏「あー、なるほど、親孝行な奴め」
揺杏「あー……んひゅっ♡」
揺杏「……」
揺杏「んっ♡」
揺杏「う、上手いよな……」
揺杏「え……あぁ、たしかにつかってたっけか」
揺杏「でもこういうのってオイルじゃないのか?」
揺杏「まあ、試してみるだけ試してみるか」
揺杏「うおっ……温い……」
揺杏(なんか……やば……)
-
揺杏「お前は全然こってないなー」
揺杏「羨ましいよ」
揺杏「こちとら肩がこるのなんのって……」
揺杏「……どこ見てんだ」
揺杏「無くてもこるもんなの!」
揺杏「前から思ってたけど背中が広いよな」
揺杏「今度模様替えする時に全身こるまでやらせるか」
揺杏「冗談だって」
-
続きはまだですかねぇ…
-
続き待ってるゾ
-
このままここに永住するから続きはないゾ
-
アイアンマン!
-
揺杏(…結局全身マッサージされたからおとなしく風呂に入ってるわけだが……)
揺杏(あいつも一緒に入りゃいいのに)
揺杏(そうすりゃちょっとは……)
揺杏(本来ならあいつが先に入ってるとこに突入するはずだったんだがな……)
揺杏(相変わらずだよ、ほんと)
揺杏(据え膳と何ヶ月過ごしてるんだっての)
揺杏(ほんとの据え膳だったら腐ってるって)
揺杏(まさかあいつには膳に中身が入ってないように見えてるのか……?)モミ
揺杏(いや、やめよう……かなしい……)
揺杏(いっそ裸で……)
揺杏(む、無理……)
揺杏(……)
-
揺杏「あがったぞ」
揺杏「待たせて悪いな」
揺杏「いや?別に?何も企んでねえけど?」
揺杏「一応入れ直しておいたから暖まってこいって」
揺杏(よし)
揺杏(落ち着け……)
揺杏(突然入浴中に入って来られたらあちらとて無事ではすまないだろ……)
揺杏(そこまで行ければあとは流れだ……)
揺杏(よし……!)
揺杏「……っ!は、入るぜ?」ガラガラ
揺杏「べ、別にいいだろ?湯冷めしたんだって!」
揺杏「タオルだって巻いてんだからさ?ほら、お前の分も」
揺杏「背中くらいなら流すから……駄目、か?」
揺杏「じゃあ決まりだな」
-
揺杏「あの、ほんと……冷めるから……湯船に浸かるからな……?」
揺杏「それじゃお前が冷えるだろ」
揺杏「な?せっかく湯船も広いんだからさ」
揺杏「暖かい……」
揺杏「あー、だからそれは……湯冷めしたからで……」
揺杏「わかるだろ?それなりにはさ」
揺杏「じゃあ背中流してやるよ」
揺杏「それとも洗ってやろうか?」
揺杏「えっ」
揺杏「あっ、ああ、待ってろ」
揺杏「スポンジとタオルどっちがいい?」
揺杏「あっ、う、うん……」
揺杏「いいんだよな?」
揺杏「いや、特に深い意味はないけど……」
揺杏「じゃあ触るからな……」
-
え!?続いてる!嬉しい!(語録無視)
-
2人はこの部屋で一生過ごして終了
-
続きはないんですか!?
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