爽「そうだなぁ」
爽「んー……」
爽「……」
爽「えーっと……」
爽「……」
爽「……ノリが良いところとか？」
爽「……」
爽「ん？ 当たり前だろ、褒めてるよ」
爽「……『他には』？」
爽「ん〜〜……そうだな」
爽「……」
爽「……なんだかんだ言ってちゃんと着いてきてくれるところかな」
爽「お前のそういうところは結構好きだよ」
爽「……」
爽「……」
爽「ん？ どした？」
爽「おいおい、お前から聞いといて顔そむけんなよな！」
成香の場合
成香「……す、好きなところですか？」
成香「えーっと……」
成香「えーっと……」
成香「……」
成香「……」
成香「うぅ……」
成香「……えっ？ 『そんなに浮かばないか』？」
成香「あ、いえっ！ そういう訳では！」ｱｾｱｾ
成香「ずっと一緒にいたいとは思うんです」
成香「手を繋ぐとあったかい気持ちになりますし……」
成香「あなたの肩に寄りかかって眠るととっても心地良いですし」
成香「いつまでもあなたの隣にいられたら幸せだなぁって思います」
成香「ただ、どこが好きかと聞かれると……」
成香「うぅ……」
成香「……」
成香「……」
成香「……あ、あれ？ どうして顔をそむけるんですか？」
成香「ご、ごめんなさい！ 怒っちゃいましたか！？」ｱｾｱｾ
誓子の場合
誓子「好きなところ……ねぇ」
誓子「……」
誓子「あなた、それ自分で聞いて恥ずかしくないの？ まぁ別に構わないけど」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「そうね、あえて言うなら……」
誓子「……」
誓子「私よりジャンケン弱いところとか？」
誓子「……むっ」
誓子「し、仕方ないじゃない。急に聞かれるこっちの身にもなりなさいよ」
誓子「はぁ……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「好きじゃないところなら沢山あるんだけどね」
誓子「……言おっか？」ｸｽｯ
由暉子の場合
由暉子「先輩の好きなところですか？ 全部です」
由暉子「『もう少し細かく』？ ……そうですね」
由暉子「……」
由暉子「朝、私に『おはよう』と挨拶をする時の眠気を隠せていない瞳が好きです」
由暉子「登下校の時や部室へ向かう時に私の隣を歩く先輩の横顔が好きです」
由暉子「練習中に有効牌を引き入れた時に我慢できずに緩んでしまう口元が好きです」
由暉子「他家のリーチに何を切るか迷っている時に腕を組んで椅子にもたれかかる仕草が好きです」
由暉子「危険牌を切る前に他家の河を一瞥する時に一瞬だけ見せる流し目が好きです」
由暉子「直撃された時やツモられた時に見せる驚いた表情や悔しそうな笑顔が好きです」
由暉子「食券機や自販機の前に立って悩んでいる背中が好きです」
由暉子「腕捲りをしてネクタイを緩める仕草が好きです」
由暉子「憂鬱そうな表情で頬杖を突いたり」
由暉子「雨が降った後の道端の水溜まりを傘の先で突ついたり」
由暉子「肩から落ちそうになった鞄を背負い直したり」
由暉子「そういった些細な行動が好きです」
由暉子「他にも……」
由暉子「……え？ 『もう大丈夫』？」
由暉子「まだ沢山ありますが……先輩がそう仰るなら」
由暉子「……」ﾆｺﾘ
揺杏の場合
揺杏「……はぁ？ お前のどこが好きかって？」
揺杏「な、なに変なこと聞いてんだよ……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「！！」
揺杏「ち、違っ……！」ｶﾞﾀｯ
揺杏「嫌いなわけないだろ！」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……じゃあ、逆に聞くけどさ」
揺杏「……」
揺杏「お前は……私のどこが好きなんだよ……？」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「『全部』？」
揺杏「なんだそれ、ずっりー……」
揺杏「……」
揺杏「じゃあ私も……」
揺杏「お前の、その、ほら」
揺杏「……」
揺杏「……すっ」
揺杏「好き、だ。全部」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「っ……！」
揺杏「お、お前だって紅くなってんじゃねーか！ お互い様だっつーの！////」
揺杏「バーカ！ このバーカ！！」
ｷﾞｬｰｷﾞｬｰﾜｰﾜｰ
ハッピーにしちゃ対比が効きすぎてませんかね…（疑念）
（警戒）
こういうのでいいんだよこういうので
ほぉ��ええやん、気に入ったわ
次もこの調子でしっかりな
たとえ5人になってもユキが2人取るんだよなぁ...
全員分じゃなくて揺杏のだけ取る所に意地を感じる
ユキも揺杏が一番の強敵だと思ってるんじゃないだろうか
主人公と大物悪役みたいな関係でカッコいい
ユキの内心が書かれないからわからないけど、
もしかしたら必死で揺杏から引き離してるとかだったら
興奮する
爽くん大勝利
他の4人を尻目に愛を育んでそう