由暉子「……両想いですね。嬉しいです」
由暉子「……」
由暉子「いえ、何も言わないで下さい。私はよく分かっていますから」
由暉子「勇気を持って告白して下さったのに無下にする訳ないじゃないですか」
由暉子「嬉しいです。本当に……」
由暉子「……」
由暉子「これからもよろしくお願いしますね、先輩」ﾆｺｯ
由暉子「ではまずは私のことを抱き締めて下さい」
由暉子「……」
由暉子「えぇそうです。今、ここで」
由暉子「……」
由暉子「何も言わないで下さい。私はちゃんと分かっています」
由暉子「……何１つ違うことなんてありません。だって私に告白して下さったじゃないですか」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……『できない』？ 何故ですか？」
由暉子「……では今の告白は嘘だったと？」
由暉子「……」
由暉子「いえ、確かに告白していましたよ」
由暉子「私の目を見て、しっかりと」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「違うと言うのなら……私のことは嫌いだということですよね」
すき
由暉子「……いえ、気を遣って頂かなくて結構です」
由暉子「……」
由暉子「嫌いなんですね」
由暉子「……残念です」
由暉子「……」
由暉子「……では私は帰りますね。失礼しました」ﾍﾟｺｯ
由暉子「……」ｽﾀｽﾀ
由暉子「……」ﾋﾟﾀｯ
由暉子「……なんでしょうか」
由暉子「……」
由暉子「『別に嫌いって訳じゃない』？」
由暉子「嫌いじゃないからと言って好きだとも限らないでしょう」
由暉子「……」
由暉子「……言葉に詰まるという事はやはりそういう事なんですね」
由暉子「では……」ｽﾀｽﾀ
由暉子「……」ﾋﾟﾀｯ
由暉子「……まだ何か？」
由暉子「……」
由暉子「……でははっきりと言って下さい」
由暉子「『私は、あなたの事を愛しています』と」
由暉子「私の目を見たあとに」
由暉子「強く抱き締めて」
由暉子「はっきりと」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「嫌いじゃないのなら言えますよね？」
由暉子「……」
由暉子「……そうです。目を見て下さい」
由暉子「もっと近づいて……」
由暉子「……」
由暉子「……」ｷﾞｭｯ
由暉子「……ふふっ……」
由暉子「私も愛しています。先輩」
これ好き
自分の事だと決め付けるユキはヤンデレの素質がありますね
仲裁に入るチカセンと爽
あわわしてる成香
（翌朝）
由暉子「おはようございます」
由暉子「……」
由暉子「え？ どうして家の前にいるのか、ですか？」
由暉子「お付き合いしているんですから朝迎えに来るのは当然かと」
由暉子「……」
由暉子「早く行かないと遅刻しますよ？」
由暉子「……」
由暉子「手、繋ぎましょうか」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「何故断るんですか？ それくらい当然の事ですよ」
由暉子「だって私たちは付き合っているんですから」
由暉子「……」
由暉子「……ふふっ」
〜教室〜
揺杏「よっ」
揺杏「……」
揺杏「どーした？ そんな顔して」
揺杏「なんか悩みでもあんのか？」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……ふーん。なら良いけどさ」
揺杏壊れちゃ＾〜う
揺杏「……」
揺杏「えっと……」
揺杏「……」
揺杏「……まぁ、なんだ。何かあったらちゃんと言えよな」
揺杏「一人で悩んでても良いことねーしさ」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……あ、そういや一時間目って教室移動だったよな」
揺杏「早く行こーぜ。遅れたらまたどやされるぞ！」
続きあくしろよ
お前がそれを書くんだよ！！
「けどユキと関係持っちゃったから揺杏とは付き合えないしそんな資格ないよね ごめん」
「わ、悪いのはユキじゃなくて俺だから！」
続きはよ
だから二股くらいへーきへーき
（昼休み）
揺杏「あーようやく昼休みだー」
揺杏「よし、ジャンケンすっぞ！」
揺杏「今日は……そうだな、負けた方が飲み物奢りな！」
揺杏「いくぞ？ せーの！」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「ん？ どした？」
揺杏「どこ見てんだよ」
由暉子「……」
揺杏「……あ、ユキじゃん」
揺杏「丁度いいしユキも一緒に食おうぜ」
由暉子「……いえ、私は遠慮しておきます」
揺杏「なんか用でもあんの？」
由暉子「はい。……では行きましょうか、先輩」
揺杏「あれ？ こいつに用？」
由暉子「……そうです。では私たちはこれで」
揺杏「あ、うん」
（中庭）
由暉子「……では、食べましょうか」
由暉子「どうぞ」
由暉子「……」
由暉子「え？」
由暉子「お弁当を作ってくるくらい普通でしょう。付き合っているんですから」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……まぁ、今日は仕方ないですね。伝えていなかった私にも責任はありますし」
由暉子「ですが明日からは毎日私が作ってきますので」
由暉子「……」
由暉子「作るにあたっていくつか聞いておきたい事があります」
由暉子「……まず、好きな食べ物を」
由暉子「あと嫌いな物や苦手な物も聞いておきたいですね」
由暉子「好きな味付けも教えて下さい」
由暉子「あなたの母親の得意料理の有無、その内容について」
由暉子「朝食はご飯かパンか、１日何食なのか」
由暉子「朝食、昼食、夕食……それぞれの時間帯も教えて下さい」
由暉子「食事のペースは速いのか遅いのか」
由暉子「今まで週に何回、どちらで外食をしていたか」
由暉子「主にどんなメニューを好んで注文していたか」
由暉子「他にも……」
（教室）
揺杏「……よう」
揺杏「……」
揺杏「ユキとなんの用事だったんだ？」
揺杏「……」
揺杏「『大したことじゃない』？ ……ふーん……」
揺杏「……」
揺杏「……」
前のスレから全然変わんねえよなお前はよォォ―――――ッ
先に入ってから書くんだよ！
詳しく
最近は防水のスマホもあると聞く(2回目)
淡「へ？私と打ちたいの？」で検索検索ゥ！(ダイマ)
スマホが壊れました 未カン が見える見える
あくまでも真水だからね基準は
怖がらせようとは全く思ってなさそうな所が怖い
和訳したら草生えた
（部室）
爽「っしゃー！ 部活だ部活！」
揺杏「テンションたっけ」
爽「あれ？ そういや成香とあいつは？」
揺杏「成香は掃除当番、あいつは……うん。わかんね」
爽「チカも当番なんだよな。せめてユキが来れば三麻できるけど」
揺杏「……だな」
爽「じゃあ自動卓電源入れとくか！」
＜ｶﾞﾁｬｯ……
由暉子「……失礼します」
爽「よう」
揺杏（！）
爽「おーおー２人揃って部室に来るなんてなー」
揺杏「……来る途中で会ったとかじゃねーの」
爽「まぁ仲が良いのは良いことだ！ うん！」
＜ｶﾞﾁｬｯ……
誓子「ごめんね、長引いちゃった」
成香「遅くなってごめんなさい」ﾍﾟｺｯ
爽「全員揃ったし早速打つか！」
由暉子「……では最初は私たちが抜けますね」
揺杏（えっ）
誓子「いいの？」
爽「わりーね」
揺杏「……別に私が抜けても良いけど」
由暉子「いえ、大丈夫です」
揺杏「……」
由暉子「では先輩、一緒に観戦しましょうか」ﾆｺｯ
揺杏「……」
〜対局中〜
爽「……よーし！ リーチだ！」
成香（こわいです……）
誓子（良い手だし押そう！）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……）ﾁﾗｯ
揺杏（……あの二人、さっきから妙に距離が近いような……）
揺杏（……）
揺杏（ていうかユキがくっつき過ぎてるような……）
「こいついつも風呂入ってんな」ってこう書くんすね〜
揺杏（……気のせいかな）
揺杏（……）
揺杏（……）
由暉子「先輩なら何を切りますか？」
由暉子「この場合だったら左から３つめを切った方が良いですよ」
由暉子「……ふふっ」ｷﾞｭｯ
揺杏（……）
揺杏（や、やっぱり気のせいじゃない……）
草
揺杏（……）
揺杏（最近そこそこ仲良くなってきてたのは気付いてたけど……ここ数日で普通こんなにくっつくか？ あのユキだぞ……？）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（も、もしかして……）
揺杏（……）
揺杏（この二人―――）
爽「―――揺杏、それロンだぞ」
揺杏「え？ ……あっ……」
誓子「もうちょっとで追い付きそうだったのにー」ﾑｽｯ
揺杏「……ご、ごめんごめん」
成香「揺杏ちゃん大丈夫ですか？」
揺杏「え？ 何が？」
成香「なんだか体調悪そうに見えて……」
揺杏（！）
誓子「そうなの？ 保健室いく？」
成香「わ、わたしもその方がいいと思いますっ」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……わりぃ、じゃあそうさせてもらうわ」
爽「……よし、お前揺杏のこと保健室につれてけ！」
揺杏「えっ」ﾋﾞｸｯ
爽「まさか一人で行かせるつもりじゃないよな？ 男だろ？」
揺杏「ちょっ、待て爽……」
誓子「……そうね、私もそれが良いと思うわ」
成香「揺杏ちゃんのことお願いします！」
爽「ちゃんと見てもらえよ」
揺杏「うっ……」
由暉子「……」
人称を私たちにして仲を見せつけるテクニックですねｸｫﾚﾊ…
けど曇りは見たくない(二律背反)
〜廊下〜
揺杏「……」
揺杏「……いや、大丈夫。一人で歩けっから」
揺杏「……」
揺杏「お前は戻ってろよ。別にどっか悪いって訳じゃねーから」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……あっそ。じゃあ勝手にしろよ」
〜廊下〜
揺杏「……」ｽﾀｽﾀ
揺杏「……」ｽﾀｽﾀ
揺杏「……なぁ、お前さ……」
揺杏「……」
揺杏「お前って……」
揺杏「……えーっと、その……」
揺杏「……」
揺杏「……ユk……あいつと……」
揺杏「……」
揺杏「……だ、だから……あいつと……」
揺杏「……っ……っきあって……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「ーーえっ！？」ﾋﾞｸｯ
揺杏「『保健室に着いた』？ ……あ、あぁ……」
（翌日）
〜昼休み〜
揺杏（……）ｷｮﾛｷｮﾛ
揺杏（……またあいつどっか行ったのか）
揺杏（……）
揺杏（もしかして……ユキと……？）
揺杏（……）
揺杏（……）
〜教室前（一年生）〜
揺杏（……）ｷｮﾛｷｮﾛ
揺杏（……やっぱりユキもいない）
揺杏（……）
揺杏（……どこ行ったんだろ）ｽﾀｽﾀ
爽「――よっ。一年の教室で何やってんだ？」
揺杏「あ、爽……」
揺杏「まぁ……ちょっとな」
爽「ほう」
揺杏「そっちこそ何やってんだよ」
爽「飲み物買いにきたらお前がこそこそしてたからさ」
揺杏「……」
爽「誰か探してたのか？」
揺杏「……爽さ、ユキ見なかった？」
爽「いや見てないけど」
揺杏「そっか」
爽「ユキがどうしたんだ？」ｽﾀｽﾀ
揺杏「いや、なんでもねーよ」ｽﾀｽﾀ
爽「ほーん」ｽﾀｽﾀ
爽「……あれ？」ﾋﾟﾀｯ
揺杏「どした？」
爽「いや、あそこにいんのユキじゃね？」
揺杏「え！？」
揺杏（！）
揺杏（あ、あいつも一緒にいる……！！）
揺杏「っ……！」ﾀｯ
爽「あっ、おい揺杏！」
〜中庭〜
由暉子「……」
由暉子「美味しいですか？」
由暉子「……良かったです」
由暉子「……」ｼﾞｰｯ
由暉子「……」ｼﾞｰｯ
由暉子「……」ｼﾞｰｯ
由暉子「……はい？ あ、私は先輩が食べ終わってから頂くので大丈夫です」
由暉子「……」ｼﾞｰｯ
由暉子「『そんなに見られてると食べづらい』？ ……そうですか？」
〜物陰〜
ｺｿｺｿ…
揺杏「……」
爽「お、おい揺杏！ あの二人ってまさか……！」
揺杏「……」
爽「おいおい！ この私に黙ってユキを落とすとはあいつも偉くなったもんだな！」
揺杏「……」
爽「……」
揺杏「……」
爽「……」
爽「えーっと……なぁ、揺杏」
揺杏「……爽」
爽「ん？」
揺杏「やっぱりあの二人って付き合ってるように見えるかな……？」
爽「えっ」
揺杏「……」
爽「あ、いや、どうだろうなぁ。たまたま会って折角だから昼飯食べようってなっただけかもしれないぞ」
揺杏「……」
爽「なんなら本人に聞いてみても良いんじゃないか？」
揺杏「……！」
爽「善は急げだ！ 聞いてこよう！」
揺杏「ちょ待っ……バカ！ いいよ別に！」
爽「でも―――」
揺杏「いいから！」
爽「……まぁお前がそう言うなら良いんだけどさ」
揺杏「……」
爽「……でも気になるんだろ？」
揺杏「そ、そりゃ……まぁ、少しは……」
爽「どっちに転ぶかはともかく、そーいうモヤモヤはすぐ解決させた方が良いぞ」
揺杏「……」
爽「な？」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……ん」
休みながら続き書いて頂ければと思います
のんびり待ってます
と思ったら終わってた
〜部室〜
爽「部活だ！」
誓子「誰が抜けるかジャンケンね！」
由暉子「私たちが抜けますよ」
揺杏（！）
誓子「え？」
爽「いやーやっぱりジャンケンするべきだろー」
成香「そうですよ！」
由暉子「……そうですか。分かりました」
揺杏（……）
誓子「く、悔しい……」←抜け番
由暉子「……」←抜け番
〜対局中〜
爽「先制リーチ！」
揺杏「……げっろ」
成香「怖いです」
揺杏「……」
揺杏「……」ﾁﾗｯ
揺杏「……どした？ お前の番だぞ」
揺杏「『何切るか迷ってる』？」
成香「わたしもです……」
揺杏「爽の手って大体高いからなー」
爽「はっはっは」
由暉子「……これを切るのが一番無難かと思います」ﾂﾝﾂﾝ
揺杏（！）
爽（あっ…）
爽「お、おいユキ！ ヒントあげちゃダメだぞー」
由暉子「……失礼しました。つい」
由暉子「お邪魔しました先輩。頑張って下さいね」
由暉子「……」
由暉子「……ふふっ」
爽（……言われてみると確かに二人の距離が妙に近いような……）
爽（マジで本当に付き合ってたりするのか……？）
揺杏（……）
揺杏（……）
成香はすみっこで大人しくしてなさい
〜部活終了後〜
爽「じゃあ帰るぞ！ 今日は久々に皆で荷物持ちジャンケンするか！」
誓子「良いわよ！ 絶対負けないから！」
成香「すてきです」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……なぁ、ユキ」
由暉子「はい」
揺杏「ちょっと聞きたい事があるんだけどさ、いいか？」
由暉子「……はい。構いませんよ」
もうほなまたって字面見るだけでお風呂入りたくなる
〜廊下〜
揺杏「……」
由暉子「それで……揺杏先輩、聞きたい事とは」
揺杏「……」
揺杏「えっと……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……あ、あいつの事なんだけどさ」
由暉子「はい。あの人が何か？」
揺杏「……」
揺杏「……いやほら、最近さ、ユキとあいつ仲良くなったなーって」
由暉子「……」
揺杏「……」
由暉子「……当然じゃないですか」
揺杏「え……？」
由暉子「だってお付き合いしてますから」
.
揺杏「……！！」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……そ、そっか……」
由暉子「はい」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏（……やっぱり……そうだったんだ……）
揺杏「……いつから？」
由暉子「１週間ほど前です」
揺杏「……そっか」
由暉子「あの人から告白して下さいました」
揺杏「……」
由暉子「私のことを強く抱き締めて下さいました」
揺杏「……」
由暉子「私の目を見て、はっきり『愛してる』と言って下さいました」
揺杏「……」
揺杏「……」
由暉子「他にも―――」
揺杏「……待って」
由暉子「……」
揺杏「もういいよ」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……もう……いいから……」
由暉子「そうですか」
由暉子「そろそろ戻りましょう。皆さんが待っています」
揺杏「……」
由暉子「……揺杏先輩？」
揺杏「わるい……私、先に帰るわ」
由暉子「……そうですか。ではまた明日」
揺杏「……」ﾌﾗﾌﾗ
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……」ｸｽｯ
.
〜下駄箱〜
由暉子「……お待たせしました」
誓子「……あれ？ 揺杏は？」
成香「おトイレでしょうか……」
由暉子「揺杏先輩なら用事があるらしく先に帰りましたよ」
誓子「え？ そうなの？」
由暉子「はい」
爽（……）
自分でも分からないんだよなぁ……
お風呂入ってきます
ファッ！？
お風呂でじっくり考えて休んで…
草
申し訳ありません。
ハッピーエンドは難しそうですね・・・
〜下校中〜
由暉子「……」ｽﾀｽﾀ
由暉子「……先輩」
由暉子「手、繋ぎませんか？」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……それくらい良いじゃないですか。付き合ってるんですから」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「どうしたんですか？」
由暉子「……」
由暉子「まるで何かを心配しているかのような表情をしていますが」
由暉子「何を気になさっているんですか？」
由暉子「……」
由暉子「……揺杏先輩の事ですか？」
由暉子「……」
由暉子「あなたが気にする事ではないと思いますよ」
由暉子「『大した用じゃない』とも言っていましたから」
由暉子「……」
由暉子「だから心配なさらないで下さい。いいですね？」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……」
.
〜真屋家〜
由暉子「……今日も送っていただきありがとうございました」
由暉子「……」
由暉子「上がっていって下さい。あたたかい飲み物でも出しますよ」
由暉子「夕飯も食べて下さい。もしよろしければ泊まっていきませんか？」
由暉子「……」
由暉子「ふふっ……なんでそんなに驚いているんですか？」
由暉子「当然の事ですよ、付き合ってるんですから。……ね？」
由暉子「……」
由暉子「……そうですか、残念です」
由暉子「……」
由暉子「……揺杏先輩の事、そんなに気になりますか？」
由暉子「『当たり前だ』？ ……そうですか」
由暉子「……」
由暉子「……そうですよね」
由暉子「……」
（翌日）
揺杏「……」
揺杏「……」ﾁﾗｯ
由暉子「おはようございます。先輩」
由暉子「今日も中庭でお待ちしてますね」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏（……ユキのやつ、嬉しそうだな）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（こんな事になるならもっと私も頑張れば良かった）
揺杏（ユキに勝てるとは思えないけど……少しでも後悔しないように……）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……ちっくしょ……）
揺杏（……）
ﾎﾟﾝｯ
揺杏「―――ッ！？」ﾋﾞｸｯ
揺杏「きゅ、急に肩叩くなよ！ なんだよ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
揺杏「……」
揺杏「……え？ 教室移動？」
揺杏「……」
揺杏「あぁ、そうだったな……」
揺杏「……忘れてた」
揺杏「……」
揺杏「な、なんだよ、私の顔に何か付いてるか？」
揺杏「……」
揺杏「……『何でもない』？」
揺杏「いやいや、どう見てもそんな顔じゃなかったろ」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……まぁいいけどさ……」
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……あれ？）
揺杏（……）
揺杏（なんだろ……この違和感）
揺杏（上手く言えないけど……なんだか、こう……）
揺杏（……なんか、引っ掛かるような……）
http://go.ascii.jp/m$n
ここが分岐点っぽいな
というか揺杏びいき多すぎィ！
いけるとこまでギスギスして欲しい（真顔）
〜昼休み〜
揺杏（……）
爽「揺杏」
揺杏「あ、爽……」
爽「昼飯一緒に食わないか？ チカと成香も呼んだから」
揺杏「……そうだな。サンキュ」
爽「じゃあ中庭……はダメだから、うちらの教室で食うか」
揺杏「……ん」
〜廊下〜
爽「……」ｽﾀｽﾀ
揺杏「……」ｽﾀｽﾀ
爽「……あ」
揺杏「どうした？」ﾁﾗｯ
揺杏「……」
揺杏「……あぁ、ユキたちか」
爽「揺杏……」
揺杏「いーよ気ぃつかわなくて」
揺杏（……）
揺杏（はは……楽しそうで何よりだ）
揺杏（ていうかあいつ、せっかくユキと一緒に飯食ってんだからもう少し楽しそうにしろよ）
揺杏「……なぁ」
爽「ん？」
揺杏「ユキとあいつ、やっぱ付き合ってるんだって」
爽「！」
揺杏「一週間くらい前に……あいつが告白したんだってさ」
爽「……」
爽「……」
爽「……そっか」
〜教室（三年生）〜
成香「……あっ、チカちゃんの卵焼き美味しそうです」
誓子「あげないわよー」
爽「……もらい！」ﾋｮｲ
誓子「あーー！！」
揺杏（……）
ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……こうして見てみると他にも結構カップルいるんだな）
揺杏（……）
揺杏（はぁ……）
揺杏（……）
揺杏（いいな……みんな楽しそうで）
揺杏（……）
揺杏（私も……）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（私だって……あいつと一緒に……）
揺杏（……多分、そういう関係になれたらあいつも楽しんでくれる）
揺杏（と、思う）
揺杏（……まぁ今さら遅いんだけどさ）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（きっと、二人で楽しんで―――）
揺杏（……）
揺杏（……あれ？）
揺杏（……）
揺杏（また……何だか、こう、引っかかるな）
『あの人から告白して下さいました』
揺杏（……ってユキが言ってたよな？）
揺杏（つまりあいつはユキの事が……す、好きだった訳だ）
揺杏（なのにどうしてあいつだけ楽しそうじゃないんだ……？）
揺杏（……）
揺杏（男だったら普通はユキみたいに小さくて可愛くて胸でかい子と付き合えたら嬉しいよな）
揺杏（ましてやそれが自分の好きな子でもあるなんて最高だろ）
揺杏（でもあいつは……）
揺杏（朝ユキと登校してきて私に挨拶する時も）
揺杏（授業中も、休み時間も）
揺杏（部活の時も、帰り道も……）
揺杏（……どこか元気が無かった気がする）
揺杏（ユキと付き合ってる事を私らに遠慮してる可能性もあるっちゃあるけど……）
揺杏（昼休みにユキと二人っきりの時でも同じ感じだった。……ついさっき見掛けた時だってそうだ）
揺杏（……）
揺杏（……いやいや、じゃあなんだよ）
揺杏（ユキが嘘ついてるのか……？）
揺杏（ホントはあいつじゃなくてユキが告白したって事か……？）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……いや、そもそも本当に付き合ってるのかも分からなくなってきた）
揺杏（……）
揺杏「……」ｶﾞﾀｯ！
成香「ひゃっ！？」ﾋﾞｸｯ
誓子「な、なに？ 急に立ってどうしたの？」
揺杏「あ、ごめんごめん」
爽「……揺杏？ どうかしたのか？」
揺杏「わりぃ、ちょっと急用ができた」
誓子「え？」
成香「え？ え？」
揺杏「……片付け頼むわ」ﾀｯ
爽「お、おい揺杏！」
ここに主人公との絆があるじゃろ？
まあたまには息抜きも必要ですし
怜のやつも面白いからよいのでは？
真なり
草
この流れで淡スレの続きも立てろ(無慈悲)
草ァ！
〜廊下〜
揺杏（……）ｽﾀｽﾀ
揺杏（今、二人は中庭で昼飯食ってるから……昼休みが終わってあいつと離れた時がベストだな）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……もしかしたら単に私の気のせいかもしれない。でも……）
揺杏（どうせ振られんならやるだけやった方が悔いも無くなる）
揺杏（……）
〜教室（一年生）〜
由暉子「……」ｽﾀｽﾀ
揺杏「……ユキ」
由暉子「揺杏先輩、どうかしましたか？」
揺杏「聞きたいことがあるんだ。ちょっといいか？」
由暉子「……」
由暉子「……」
由暉子「……はい」
あっちはあれで終わりなんだよなぁ……
〜廊下〜
由暉子「……それで、聞きたい事とは？」
揺杏「あいつの事なんだけど」
由暉子「あの人がどうしました？」
揺杏「……お前らってホントに付き合ってるのか？」
由暉子「え？ 当たり前じゃないですか」
揺杏「……本当か？」
由暉子「はい」
揺杏「……」
由暉子「一応聞いておきますが何故そんな事を？」
揺杏「違和感があったんだよ。ユキとあいつが一緒にいる時に」
由暉子「……」
揺杏「ユキは嬉しそうだったけど……あいつは少し違った」
由暉子「……」
揺杏「ユキの話だとあいつが告白してきたんだろ？」
由暉子「はい」
揺杏「なのに……好きな子と一緒にいるんだとしたらなんであいつはいつも寂しそうな顔してたんだよ」
由暉子「……」
ロリ爆乳しか眼中にない
揺杏「……」
由暉子「……」
揺杏「私の勘違いならごめん」
由暉子「……」
揺杏「……でも、もし付き合ってるのが嘘なら……」
由暉子「……」
揺杏「……本当のこと言ってくれ。頼む」
由暉子「……」
由暉子「……」
Ｍカップ聖おっぱい母乳ちゅぅーちゅぅー！
なにさらっと許されねぇ事言ってんだオォン！？
由暉子「……揺杏先輩が言った通り、嘘ですよ」
揺杏「！！」
揺杏「じ、じゃあ……付き合ってなかったのか……？」
由暉子「はい」
揺杏「あいつがユキに告白した訳じゃないのか……？」
由暉子「はい」
揺杏「…………」
由暉子「申し訳ありませんでした。安心しましたか？」
揺杏「あ、いや……」
揺杏「その……」
揺杏（……）
揺杏（……よかった）
揺杏（ユキには悪いけど……ホントによかった……）
由暉子「……」
由暉子「……やはり揺杏先輩もあの人の事が好きなんですね」
揺杏「！！」
揺杏「っ……」
揺杏「……」
揺杏「……ま、まぁ……一応……」
由暉子「そうですか」
由暉子「……」
由暉子「ではしっかり謝らなければいけませんね」
揺杏「……い、いや、別に私はそこまで……」
由暉子「確かに今考えればあれは交際している事にはなりませんでした」
揺杏「良いって、ホントの事が分かったんだからそれで……」
由暉子「いえ、謝らせてください。だって―――」
由暉子「ぬか喜びさせてしまったんですから」
.
揺杏「……え？ な、なぁユキ、今なんて……」
由暉子「ぬか喜びさせてしまった……と言ったんです」
揺杏「ぬか喜び？ な、なんだよそれ……」
由暉子「つまり今ならば交際していると断言できるという事です」
揺杏「え？ え……？」
由暉子「だって私たちは、昨日……深く繋がったんですから」
揺杏「ちょっと待って、一体何のこと……」
由暉子「あの人は私のものになり、私もあの人のものになりました」
由暉子「……この言葉の意味、分かりますよね？」
揺杏「……」
揺杏「え……」
揺杏「……そ、それっ……て……」
揺杏「……」ﾌﾗｯ
由暉子「大丈夫ですか？」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「嘘……ついてたのか」
由暉子「そんなつもりはありません。ほんの少し勘違いしていただけかと」
揺杏「……！」
揺杏「――付き合ってなかったのかって聞いたら『はい』って言ったじゃないか！」
由暉子「事実なので」
揺杏「ど、どこが……っ」
由暉子「以前までは確かに『付き合ってなかった』です」
揺杏「は……？」
由暉子「昨日の夜から正式に『付き合い始めた』ので」
揺杏「……」
由暉子「……まぁ、あれだけしたら責任を取らざるを得ないでしょうからね」ｸｽｯ
揺杏（！！）
揺杏「―――ふざけんな！！」
揺杏「ユキ……お前……あいつに何したんだ！！」
由暉子「私は何もしていません。したのはあの人です」
揺杏「嘘つくなよ！ あいつは後先考えねーでそういう事する奴じゃない！！」
揺杏「お前があいつの性格につけ込んだんだろ！！」
由暉子「言いがかりは止めて下さい。言えば言うほど揺杏先輩が苦しくなるだけかと思いますが」
揺杏「…………黙れよ……！」
由暉子「……それに、何を言っても私とあの人の繋がりは消えませんよ」
揺杏「……」
由暉子「……私はそろそろ戻ります」
揺杏「……」
由暉子「揺杏先輩も早く戻らないと授業に遅れますよ」
揺杏「……」
由暉子「……」
由暉子「では……また部室で」ｸｽｯ
揺杏（ッ……！）ｷﾞﾘｯ
次回くらいで終わる予定です
終わるの早い…早くない？
絶対に立派なアイドルに育成する
日本の国栄のためにも
http://i.imgur.com/LQonVmM.jpg
http://i.imgur.com/xfVpCRX.jpg
フォルムが丸っこくてかわいい
〜屋上〜
揺杏（……）
揺杏（……）
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
揺杏（……授業始まっちゃったな……）
揺杏（……）
揺杏（今日は……もういいや。このままサボろう……）
ﾋｭｳｳｳｳ…
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（ユキ……あいつ……なんで……）
揺杏（どうしてだよ……）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏「…………寒いなぁ……」ｸﾞｽｯ
＜ ｶﾞﾁｬｯ…
揺杏（！）
揺杏「あ……」
揺杏「……」ｺﾞｼｺﾞｼ
揺杏「……」
揺杏「……よう」
揺杏「……」
揺杏「お前こそどうしたんだよ」
揺杏「……『風に当たりたかった』？ はは……なんだそれ」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「なぁ、お前さ……」
揺杏「……」
揺杏「……ユキと付き合ってるんだって？」
揺杏「……」
揺杏「ああ。本人から聞いたんだ」
揺杏「……」
揺杏「付き合ってるなら教えてくれても良かったんじゃねーの？」
揺杏「……」
揺杏「はは……冗談だから謝んなよ」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「だから謝んなって……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……ケジメって……なんのだよ……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「あぁ」
揺杏「お前が優柔不断なのはとっくに知ってるよ」
揺杏「……それだけじゃねーぞ」
揺杏「頼まれたら断れないお人好しで」
揺杏「そのくせ変な所で妙に頑固で真面目で」
揺杏「……」
揺杏「それに……自分の事には超が付くほど鈍感で」
揺杏「……」
揺杏「バカで……」ｸﾞｽｯ
揺杏「……一緒にいると……楽しくて……」ﾎﾟﾛｯ…
揺杏「……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
揺杏「……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
揺杏「……お前の事……好きだったよ」
.
揺杏「……」
揺杏「……だから……謝んなって……」
揺杏「……」
揺杏「やめろよ……なんでお前まで泣いてんだよ……」
揺杏「バカ……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……」ｸﾞｽｯ
揺杏「……あいつさ」
揺杏「ちょっと過激な気もするけど、お前のこと好きだってのは本当だと思う」
揺杏「……」
揺杏「……だから……」
揺杏「……」
揺杏「あいつのこと……よろしくな」
揺杏「……この私を振ったんだから代わりにあいつのこと絶対幸せにしろよ」
揺杏「いいな？」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……ん」
揺杏「よし、じゃあこの話はもう終わり！」
揺杏「お前はもう教室戻れよ。今ならまだ少しの遅刻で済むぞ」
揺杏「……ほれ、行った行った」
揺杏「……いーから！」
揺杏「こういう時くらい敏感になれバカ！」
揺杏「……」
揺杏（ったく……やっと行ったか……）ﾊｧ…
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……じゃあな」ﾎﾞｿｯ
ﾋｭｩｩｩ…
揺杏「……」
揺杏「……」
揺杏「……さむ……」
爽「……じゃあこれ飲むか？」
揺杏「っ！？」ﾋﾞｸｯ
爽「よ」
揺杏「……なんだ爽か……」
揺杏「……客が多いな」
爽「ん？」
揺杏「なんでもねーよ。つーか授業は良いのか？」
爽「問題なし！ お前こそ良いのか？」
揺杏「私も問題ねーし」
爽「……そっか」
揺杏「……」
爽「……」
揺杏「……」
爽「……」
揺杏「……で、結局なんの用だよ」
爽「ん？」
揺杏「今はできれば一人になりたいんだけどな」
爽「……いやぁ、揺杏が寒そうにしてたからあったかい飲み物持ってってやろうかなって」
揺杏「……」
爽「……」
揺杏「……」
爽「……」
揺杏「……勝手にしろよ」
爽「おう。勝手にする」
取りあえずこの辺で一旦終わります
揺杏がいい女してますね……
http://i.imgur.com/wSRhVQ7.jpg
http://i.imgur.com/sgVMC7x.jpg
http://i.imgur.com/z3AjDS3.jpg
http://i.imgur.com/C3oJrob.jpg
クッソかわえぇんじゃあ^〜
続きはま〜だかかりそうですかねぇ？
クッソかわえぇんじゃあ^〜
続きはま〜だかかりそうですかねぇ？
どうしてくれんのこれ(クレーマー)
http://i.imgur.com/92PR75N.jpg
てめェなんだよその名前欄はよぉ！？