霧島「それ以前の問題って突っ込みはなしですか」
比叡「そりゃ私のカレーはまだまだだなぁって思うよ？でもいつまでもカレーばっか作ってる訳にもいかないでしょ」
比叡「おかげで今や鎮守府でも私といえばカレーの人って噂が聞こえてくるくらいだよ」
霧島「カレーへの風評被害が悔やまれるわね」
比叡「だからもっと違うの作りたいの！いつまでも色々グツグツやってる訳にはいかないの！」
霧島「カレーって普通グツグツじゃなくてコトコトなんですけどね」
霧島「じゃあ取りあえず>>3でも作ってみては」
霧島「ステーキでもどうですか？」
比叡「ステーキ！！素敵な響きですね！」
霧島「ｳﾝ」
比叡「じゃあさっそくステーキ作っちゃいましょう！！」
比叡「検索検索ゥ！」ｶﾀｶﾀ
霧島(おっ？珍しく作り方をちゃんと調べてますね)
比叡「よし！これならお姉さまのエレガントなディナーにぴったりのステーキが作れます！！」
霧島「さすがに問題なさそうですね。ではさっそくこちらのお肉を...」
比叡「え？」
霧島「え？」
〜神戸港〜
比叡「やってきました！神戸です！」
霧島「調べてたのは作り方じゃなくて肉の方とは...」
比叡「じゃあさっそく神戸牛探しましょう、神戸牛！」
霧島「そんな都合よく手に入りますかね、お高いですよ？」
比叡「ならあそこにいる人(>>11)に話をうかがってみましょう！」
比叡「熊野ちゃん！なんでここに！？」
霧島「これはこれは珍しいこともあるのですね」
熊野「生粋の神戸民であるわたくしがここにいるのが、そんなにおかしくて？(半ギレ)」
〜かくかくしかじか〜
熊野「なるほど、素敵なお姉さまに最高級なステーキをご馳走したいということでして？」
比叡「はい！そういうこと！！」
熊野「いやいや実際神戸牛はマジうめぇですわ」
霧島「熊野さん落ち着いて、言葉が」
熊野「しかしここらで神戸牛を手に入れるとなると少々なお値段になりますわね」
熊野「かく言うわたくしも神戸牛は数えるほどしか口にしたことがなくてよ」
熊野「あぁ思い出しただけでよだれダバーですわ」
霧島(この人ほんと大丈夫なの...)
比叡「うーん私と霧島のおこずかいだと難しいかなぁ...」
霧島「何勝手に妹に払わせようとしてるんですか」
熊野「しょうがありませぬわ、>>21さんに相談いたしてみましょう」
霧島「海原雄山って、あのっ？」
比叡「え？誰」
霧島「なんかこういう話に取り合ってくれるんですかね？」
熊野「わたくし達も艦娘という立場にありますから、それ相応の待遇はしていただけるのでは」
霧島(むしろ面倒くさくなりそうなんだけど...)
比叡「まぁ取りあえず行ってみましょう！！」
霧島「よくそんな知らないおっさんのとこに堂々と行けますね。しかも肉ねだりに」
〜美食倶楽部〜
比叡「ここかぁ...なんか高級旅館って感じでいいですね〜」
熊野(このただならぬいいトコ雰囲気...！足を踏み入れられない...！)ｶﾞｸｶﾞｸ
霧島「ここ完全会員制みたいですし勝手に入れないんじゃないですか？」
比叡「ごめんなさーい！！」
>>24「誰ですか？」
比叡「あれぇ！？大潮ちゃん？」
霧島「なんでここに...？」
大潮「前おじいちゃんのお仕事の手伝いしたことがあって、それ以来雇われてるんです！」
霧島「おじいちゃん...」
霧島(雇うって建前で近くに置きたいだけでしょうあのロリコン爺...)
熊野「くっ...駆逐如きに出し抜かれるとは...！」
霧島「あなたちょっと黙ってて」
比叡「なら話が早いですね！私神戸牛が欲しいんです！！」
大潮「はい！お任せください！！」
〜室内〜
海原雄山「...」
霧島「...」
熊野「... ... ... ...」ｶﾞｸｶﾞｸ
比叡「？」
霧島「こ、このたびはお招きいただき誠に感謝申し上げます...」
海原雄山「面倒な挨拶などいらん」
海原雄山「大潮の知り合いの客人であれば丁重にもてなさねばと考えていたが...とんだ無礼者だな」
海原雄山「この美食倶楽部に足を運んだ目的が最高級の神戸牛が欲しいからだと...？」
比叡「はい！お姉さまに最高のステーキを」
海原雄山「黙れぃ！！」
比叡「ひえっ！？」
熊野(あああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ！！！！！！ﾌﾞﾂﾁﾁﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾁﾁﾁﾁﾌﾞﾘﾘｲﾘﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞｩｩｩｩｯｯｯ！！！！！！！ )
海原雄山「その態度、この海原雄山に対する侮辱と受け取るぞ」
海原雄山「どうしても欲しいというのなら>>27料理で私の舌を唸らせてみせろ」
海原雄山「私を納得させられなかったら二度とここに来るな(そして大潮は返さん)」
熊野「ハァ...ハァ...ハァ...ハァ...(緊張が解けきらず声を荒げる音葉)」
比叡「つまり牛乳から作れってことですか？」
霧島「無茶言うな」
霧島「しかし明日までって準備させる気さらさらないわね、あのジジイ」
比叡「大体ヨーグルト料理ってなに？ヨーグルトにジャムかければいいの？」
霧島「いやダメでしょ、それじゃ」
霧島「ヨーグルトを料理に使うのはトルコとかインドじゃないかしら...」
比叡「インド？要するにカレーにぶち込めばいいんですね！？」
霧島「ｱｯﾊｲ」
大潮「おじいちゃん！今日の晩御飯はなんですか？」
海原雄山「きょうはねー？大潮ちゃんの大好きなカレーライスだよー？」
大潮「カレーですか！？カツは？カツはアゲちゃいますかー！？」
海原雄山「アゲアゲですよぉ〜！！」
審査員「なんちゅうもんを食わせてくれたんや…なんちゅうもんを…」
審査員「このカレーすべてが腐ってる！！なんてカレーだ！邪悪そのものだわ！！」
審査員(鼻血ダバー)
海原雄山「出て行けぇ！！(ガチギレ)」
比叡(ひええええええ)
霧島「じゃあ死ねよ」
(上空に発砲する音)
熊野(とおぉぉ↑おぉぉおお↓？？？(発狂))
霧島「勝手にウチのかわいい駆逐拉致りやがって、なに偉そうにしてんだコラ、こちらとらお国のために戦っとるんだぞコラ、お前らの貴族お遊びに付き合っとる暇ないんじゃボケ」
海原雄山「くっ...！そんなことだから戦争が日本がどうたらこうたら...！」
霧島「死ねよ(二撃必殺)」
半壊した美食倶楽部を後にする一行
霧島「ま、これで目的の神戸牛は手に入りましたね」
比叡「まぁそうね...」
熊野(どうすりゃいいんだ...)
大潮「お爺ちゃん大丈夫なんですか？」
霧島「大丈夫よ、気絶させただけだから」
霧島「心配するならお姉さまの料理を食べた人たちの舌の方だけどね...」
比叡「？」
当日
審査員「なんちゅうもんを食わせてくれたんや…なんちゅうもんを…」
審査員「このカレーすべてが腐ってる！！なんてカレーだ！邪悪そのものだわ！！」
審査員(鼻血ダバー)
海原雄山「出て行けぇ！！(ガチギレ)」
比叡(ひええええええ)
霧島「じゃあ死ねよ」
(上空に発砲する音)
熊野(とおぉぉ↑おぉぉおお↓？？？(発狂))
霧島「勝手にウチのかわいい駆逐拉致りやがって、なに偉そうにしてんだコラ、こちらとらお国のために戦っとるんだぞコラ、お前らの貴族お遊びに付き合っとる暇ないんじゃボケ」
海原雄山「くっ...！そんなことだから戦争が日本がどうたらこうたら...！」
霧島「死ねよ(二撃必殺)」
半壊した美食倶楽部を後にする一行
霧島「ま、これで目的の神戸牛は手に入りましたね」
比叡「まぁそうね...」
熊野(どうすりゃいいんだ...)
大潮「お爺ちゃん大丈夫なんですか？」
霧島「大丈夫よ、気絶させただけだから」
霧島「心配するならお姉さまの料理を食べた人たちの舌の方だけどね...」
比叡「？」
比叡「これで最高のステーキを作っちゃいますよ！！」
大潮「神戸牛のステーキ食べたいです！！」
熊野「...」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
霧島「正直なところ、神戸牛を食べれるという期待と比叡お姉さまが料理するという不安が入り混じってますね...」
比叡「それでは気合！入れて！焼きます！！」
(火柱を上げる音)
霧島「ヤメロォ！！」ドゴォ
比叡「ヒィィィィィ！？」
霧島「比叡お姉さま？高級ステーキってのは完全に生でも食べれない訳じゃないから、生焼けでいいんですよ？」
比叡「こんがり焼いた方がいいかなーって...」
霧島「こんがりどころじゃないでしょ」
熊野「こういうのは脂がおいしいのですわ。焼きすぎては脂が落ちてしまいますでしょう？」
大潮「牛さんたちも頑張ってあぶら溜めてるんだねー」
比叡「それでは気を取り直して、焼きます！」
焼き加減>>39
金剛「何かまた嫌な予感がしてきたデース...」
比叡「お待たせいたしました！お姉さま！！比叡特製、神戸牛ステーキです！！」
金剛「ス、ステーキですネー...」ﾁﾗﾁﾗ
霧島「...」
金剛(これ生肉デース！！)
霧島(雑巾よりはマシでしょう、我慢してください)
金剛「ｳｰﾝ...」
〜実食〜
金剛「...」
比叡「...！」
金剛「さ、さすがは神戸牛デース...！」
熊野「お刺身！お刺身ですわ！！」
大潮「脂がトロけちゃいます！！」
比叡「！？おいしいですか！？やったー！！」
霧島(生肉出しただけでしょうが！)
比叡「これからはカレーでなくステーキの比叡の異名で呼ばれることでしょうね！素敵！」
霧島「それ気に入ったんですか...？」
後日
比叡「私のトンテキ食べた人が次々にトイレに行ってる...」
霧島「申し訳ないが豚の生はNG」
終わり
みんな食べるのは…やめようね！
食べていいのはベア兄貴だけ