榛名「平気……です。今日も……頑張ります。」
提督「声も元気がないぞ……。風邪ひいたんだな。もう、今日の執務はいいから、早く部屋でやすみなさい。」
榛名「いえ、私が悪いんです。これくらい行けます！これくらい……」ﾌﾗｯ
バタン
提督「お、おい榛名！」
榛名「はあ……はあ……」
提督「すごい熱だ。まったく……無茶しやがって……よいしょ」
提督「気がついたか。」
榛名「提督……ここは……」ﾑｸｯ
フラッ
榛名「うっ……」
提督「そのまま寝ていろ。まったく……すごい熱だったんだぞ。今でもまだ高いんだ。安静にしておかなければダメだ。」
榛名「は、はい……。」
提督「もう7時だ。お粥作っておいたぞ。」
提督「だから寝たままでいいから。絶対安静だぞ。上官命令だ。」
榛名「でも、寝たままでは食べられません……。」
提督「心配するな……」スッ
榛名「！て、提督……？」
提督「食べさせてやるよ。」
榛名「は、恥ずかしいです……」
提督「上官命令だ。……このままだと熱いな。」
榛名「提督……？」
提督「ふうふうしてやるよ。」
榛名「えっ……（ﾄﾞｷﾄﾞｷ）」
提督「ほら。」
榛名「は、はい……」ﾊﾟｸｯ
榛名「お、おいしい……」
提督「まだあるけど、食欲はあるか？」
榛名「は、はい、いただけますか？」
提督「おう。食べて、薬飲んで、寝て……すぐよくなるさ。」
提督「おう。薬も飲んだか？」
榛名「はい！……提督は優しいのですね。」
提督「当たり前のことだ。」
榛名「……提督は、私が怖くないの？」
提督「どういうことだ？」
榛名「私……人間じゃないかもしれないのよ？この薬だって……一般人向けじゃないし……。」
提督「……」
榛名「提督……やっぱり……」
提督「そんな風に無理してお前は……色んなことをやりすぎてしまうんだ。俺にとって一番そこが怖いよ。」
榛名「……え？」
提督「もっと余裕を持て。絶対無理をするな。休む時は休め。」
榛名「提督……」
提督「さあ、もう薬も飲んだんだろ？ねろ。ぐっすり……。」
榛名「わかりました。提督……今日は本当に……すいませんでした。」
提督「わかったわかった。」
榛名「ありがとうございました。おやすみなさい。提督。」
提督「おう。」
提督「……盗み聞きとは、趣味が悪いな。金剛。」
金剛「邪魔するのも野暮だと思いましたカラネー。それよりはましでショウ？」
提督「それもそうだが。」
金剛「それより、榛名のことありがとうゴザイマース。あの娘、無理する所ありますカラネー。」
提督「さすが長女。よくみてるんだな。」
金剛「褒めても何も出ないヨ！」
提督「はは。残念だ。……じゃあ、俺は自室にもどる。」
金剛「OK！おやすみなさいネー！」
そのころ
比叡「お姉様……お姉様……ｺﾞﾎｺﾞﾎ」
金剛「これは……ほうっておけないネ。まったく……」
霧島「榛名の風邪は比叡お姉様の風邪が移ったのね……」
金剛「ほら……リンゴむいたデース。食べるデース。」
比叡「お姉様〜ありがとうございます。ふぁ……っくしょい！」
金剛「汚いデース！」
終わり
早く金剛四姉妹揃えたいんじゃ^〜