アメリカ合衆国ハワイ州
真珠湾
ジョン・F・ケネディ「えっ！私が、日本に、ですか？」
司令「ああ、オーバーホールが必要なジョージ・ワシントンの代替として第7艦隊に加わり、ヨコスカ海軍基地にしばらく駐留してもらう」
ジョン・F・ケネディ「ピャー……？」
司令「まあそう言うな。サムライの国の軍艦は参考に出来るかもしれないし、何より第7艦隊は我が合衆国海軍きっての精鋭だ。選ばれた事を誇りに思いたまえ」
ジョン・F・ケネディ「ピャー…」
司令「私からは以上だ。戻っていいぞ、出発に向けて準備を始めた方が良いからな」
ジョン・F・ケネディ「出っ歯とメガネの国…第7艦隊に転属だってさ。ハハハ、敵わないね」
マッキャンベル「ヒュー！ついてないな、あんたも。ほら、第二次湾岸戦争の時も…それに加えて今回の転属ときた」
ジョン・F・ケネディ「まったくクソッタレだな」
マッキャンベル「まあ、あの『ハゲと出っ歯とメガネの国』はそこまでのクソッタレじゃない。最悪の地獄よりもちょっとはマシなクソッタレだ」
ジョン・F・ケネディ「そうか、あんたはヨコスカに居た事があるんだったな」
ジョン・F・ケネディ「ヨーロッパか、良いねえ」
マッキャンベル「いや何、結局軍艦にとっちゃあどこでも大した違いは無えよ。それこそイタリアでもイラクでもな」
ジョン・F・ケネディ「だと良いがな」
マッキャンベル「おっと、第7艦隊は別だぜ。何せ周りに居る軍艦共が…とんでもないクソッタレだ」
ジョン・F・ケネディ「日本海軍…いや、自衛隊と言ったか。一体どこがどうクソッタレなんだ」
ジョン・F・ケネディ「えっ」
マッキャンベル「まあとにかく頑張れよ。グッドラック」
ジョン・F・ケネディ「ああ、ありがとう」
マッキャンベル「じゃあな」
ジョン・F・ケネディ「……」
何かを思い出してしまったマッキャンベルは、苦虫を噛み殺した様な顔をしながらツインテールを揺らして帰っていった