殺人など7つの罪 元女子大生、2審も無期懲役
殺人など7つの罪に問われた、宮城・仙台市出身の元女子大生の控訴審判決で、愛知・名古屋高裁は23日、1審の無期懲役を支持し、控訴を棄却した。 23日の裁判に、元女子大生は出廷しなかった。 仙台市出身で、名古屋大学の元女子大生(22)は、2014年12月、自宅で、知人の森 外茂子さん(当時77)を殺害したほか、2012年に仙台市内の高校の同級生2人に、劇物のタリウムを飲ませ殺害しようとした罪など、7つの罪に問われていた。 1審で、名古屋地裁は、「精神障害の影響は限定的で、刑事責任能力はあった」として、検察の求刑通り、無期懲役を言い渡した。 その後、弁護側が「責任能力はない」と控訴し、無罪を主張していた。 23日の判決で、名古屋高裁は、「1審で採用した『精神障害の犯行への影響は限定的』と判断した医師の鑑定に、不合理な点はない」などとして、1審の無期懲役を支持し、控訴を棄却した。 23日、被告の元女子大生は、出廷しなかった。