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ひとりで不動産屋を開業した高浜直樹さん(28歳)
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新卒でIT系の大手企業に就職するも1年で退職し、様々に葛藤しながら4ヶ月後に子育てファミリーを対象にした不動産屋を開業予定の高浜さん。 未経験・異業種からたった一人で開業準備をするに至るまでには、どのような思いがあったのでしょうか。お話を伺いました。
一人でいるのが好き
小さいころから一人でいるのが好きでした。
幼稚園でやっとお友達ができて仲良くしていたと思ったら、
気づいたら一人でずっとお花を見ているような子だったんですよ。
孤独が好きすぎて、親からも心配されてしまうほどでした。
小学校に入ってからは一人ぼっちに耐えられない気持ちがあったので、
友達と秘密基地を作って遊んだりもしていましたが、
やはり一人でいるのが好きだということに変わりはありませんでしたね。
小学校6年生の時に、母親が20代の時に一人で自転車で北海道を一周したという話を聞いてからは、
自転車に没頭するようになりました。
いつかは自分も同じように自転車で北海道に行ってみたいと思ってたんですよね。
しかし、中学に入学してからは孤独生活とは一転、バレー部に入部して部長になったり、
先生に勧められて生徒会長も経験したんです。
当時も変わらず一人でいることが好きでしたが、周囲とうまくつるむことができないことに、
コンプレックスもあったんですよね。
一人の時間さえ確保できるのであれば、頑張って周囲と仲良くするようにしていたんです。
この時期のおかげで、人前で話すことが苦ではなくなったので良い経験だったなと思います。
そして高校に進学してから、ついに夢だった北海道自転車一周の旅を実現しました。
このころからよく一人で旅に出るようになりましたね。
日光まで150キロ走ってみたり、いろいろなところに行きました。
一方、勉強はさぼるのがかっこいいと思っていて、全然していなかったんですよ。
「このまま旅人になる!」と周りには宣言していましたが、ある時友達に、
「旅人でどうやって食べていくの?」と言われてしまったんですよ。
それでたしかにそうだなと思い、受験勉強を始めました。
自分のいるべき場所
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分のいるべき場所
大学に入学してからも、変わらずいろいろなところに旅に出ていました。
大学で非公認自転車部を一人で立ち上げ、卒業するまでずっと一人で活動し、日本一周も達成しました。
また、海外にもたくさん行きましたね。
行ってしまえばなんとかなるという精神で、いろいろなところを飛び回っていました。
とにかく同じものを見続けるのが嫌いなんです。新しいものや変化が好きで、
人と同じことはしたくないと思っていました。
そして就活の時期を迎えたのですが、この時ばかりは本当に頑張りました。
高校でも大学でも勉強をほとんどやってこなかったことに後悔していて、学歴コンプレックスがあったんです。
「巻き返すならこのタイミングしかない!」と必死になりましたね。
自分で道を切り開いていくような、旅をしたエピソードは企業にとても受けが良かったんですよ。
それに加えて、チームワークを克服しようと、小学校にボランティアに行くチームをまとめたという話をしたりすることで、
協調性もある理想的な就活生を演じていました。
おかげで内定を5社もらうことができましたが、その中でもIT系の会社に入社することを決めました。
その理由は営業がメインの他の会社よりも、IT系なら一人で黙々と仕事をやっていけそうなイメージだったからでした。
しかし、実際に入社してみると、いきなり飛び込み営業をすることになったんです。
その時は好成績も収められ、意外となんとかなるかと思っていたのですが、
やはりその後すぐ、考えを改めることになりました。
飲み会の周りのテンションにもあまりついていけないし、仕事ではチームワークは当然のように求められる。
自分はこの空気感に合わないと悟りました。
そんな気持ちを抱えたまま、毎日終電で帰る激務の日々を半年ほど続けたところ、
ついにうつ病になってしまったんです。
この会社は自分を成長させてくれる場ではあるけれども、
やはり自分のいるべき場所ではないなという結論に至り、入社して約1年後に退職しました。
夢だったツリーハウス
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退職して1〜2か月は家にこもっていました。
次に何かをしなければと焦っていたものの、
会社勤めをして社会復帰をするのは難しいと思っていたので、
実家の仕事を手伝いながら何をしようか考えていました。
そこでふと湧いてきたのが、子供のころから夢だったツリーハウスを作ってみたいという想いだったんです。
人生一度きりだし、せっかく会社を辞めたこのタイミングだからこそ、やりたいことをやってみようと思ったんですよね。
それからネットの掲示板に書き込んで、ツリーハウスを作る土地と木を貸してくれる人を探したところ、
偶然にも土地を貸してくれる人が見つかったんです。
その場所で荒地から、一人で大きな松の木のツリーハウスを作っていきました。
ツリーハウスというと、みんなで集まってワイワイするようなイメージがあるかもしれないですが、
自分としては家よりもさらに孤独になれる場所でしたね。
ハウスを作りながら、その土地を貸してくれた人と話しているうちに、うつ病の症状は回復していきました。
1年で会社を辞めてしまうような自分はダメだと思っていたんですが、
その人のように自由に生きている人が自分を受け入れてくれたということが、
安心に繋がっていったんだと思います。
また同時に自分の中で、不動産という仕事は、まさに自分のやりたいことに近いのではないかなと思い始めたんです。
小さいころから壁に囲まれた狭い空間が好きだったし、
子供のころから作って遊んでは憧れていた秘密基地とどこか重なったんですよ。
そこから土地を貸してくださった方に教えてもらいながら宅建の勉強を始め、
不動産の道に進んでみることに決めたんです。
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細く長く愛される不動産屋さんに
そしてまず最初は、マンションなどを買って大家さんをやってみたんですね。
でも何か違うなと思ったんです。
大家さんだと直接人と繋がれることがなかったし、
何よりも、一度部屋を貸してしまえば、後は何もしなくて良いので、
家でゴロゴロして何もしていない父親の姿は、子どもに見せたくないなと思ったんです。
そこで、今度は大家さんとお客さんを仲介する、不動産屋になろうと決めたんです。
また、世間では郊外で子育てをすることを選ぶ流れもある中で、
逆に自分自身が経験している都心で子育てをすることの良さを、
もっと広めたいという思いも湧いてきたんですよね。
そこで、「都心で子育てする家族のため」というコンセプトの不動産屋さんを始めることにしました。
そして現在は、4ヶ月後の開業に向けて、不動産開業セミナーに参加したりいろいろな人に自分の活動を広めたりと、
準備を進めている段階です。
とりあえずこれからの2年間で、不動産屋として一人前になるのが目標です。
ただ事業の拡大は狙わず、従業員も雇うつもりはありません。
ずっと自由にやっていきたいんですよ。
自分がこれからも子育てを楽しむためにもこれがいいと思うんですよね。
だから「お客様のお子様もお客様に」というモットーのもと、長く細くやっていきたいと思っています。
いつかはここから始まって、「都心の子育て不動産」という分野を確立させたいと思っているんですよね。
作成日:2014年06月16日
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長い
3行で
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高浜さんは新卒で大手IT企業に就職。チームプレイは合わないからと退職後、ひとりで始められる不動産屋を28歳で開業。現在30歳で文京区の千石で不動産屋を営業中。
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調べたらあったわ。「文京子育て不動産」。東洋大の白山キャンパスに近いね。
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ふーん。で?
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そんなヤツより、水戸大家の峯島の方がよっぽどすごい。
彼は農業高校出身なのに、コツコツお金を貯めて不動産を買い、その後
不動産業を始めて今や六本木にオフィスを構え年商100億を目指している。
こういうのを見ていると金儲けには学歴は全く必要ないな。
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峯島氏の略歴
茨城の農業高校出身
2001年 - 金持ち父さんを読み
投資家を目指す決意をする。
2004年〜2005年の2年間
修行の為ハウスメーカーにて
住宅販売を手がける。
2005年11月 - 25歳にて生涯初の不動産
1Rマンション購入。
2006年 9 月 - 26歳にて2つ目の物件
3LDKマンション
(自宅として使用)購入。
2007年12月 - 27歳にて宅建試験合格。
2008年 2 月 - 27歳にて戸建2戸購入。
2008年 4 月 - 27歳にてアパート
(2DK×6戸)購入。
2009年 7 月 - 28歳にて店舗(店舗×5戸)
購入。
2009年 9 月 - 28歳にてソシアルビル購入。
2009年11月 -
不動産賃貸業(大家さん)を軸にサラリーマンを引退。 水戸市の自社ビルに事務所を作り、法人化する。 また、自身の「世の中の不動産業者には良心的で不動産投資に詳しい業者が少ない、」という想いから、同法人にて不動産業を開始する。
2011年12月 -
水戸市で開始した不動産事業を軸とした法人を東京都六本木に移転。
2014年1月 -
不動産業の法人を六本木の中心であるアマンドの入るビルの最上階に移転。
2014年8月 -
同ビルにもう1フロアーの事務所増設。
2016年3月大阪市にて大阪営業所開設
http://mitoooya.com/
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>>9
その人が学歴を持っていたらもっと稼げていたという可能性もあるぞ
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学歴は関係ないと思う。
結婚相手はともかく、医者や弁護士や不動産屋が東大卒かどうか気にしたことはあるか?
そして、それを気にする意味はあるか?
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