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梨子「壁が迫ってくる」
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ゴゴゴゴゴォ
梨子「ど、どうしよう…」
梨子「え?これって…いわゆる…」
梨子「壁ドン!」
梨子「壁に壁ドンなんて…なんて」
梨子「高難度にも程があるわよ」ハァハァ
梨子「…」ハァハ…
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初投稿です。
短いです。
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ゴゴゴゴゴォ
梨子「まって、まずは状況を整理しないと」
梨子「朝起きて」
梨子「食事して、お風呂入って」
梨子「朝練のために早めに家を出て」
梨子「千歌ちゃんから、ラインがあって」
千歌『今日は朝練なしになったから、部室に来ないでよ!絶対ダメだよ!』
梨子「って言われて、でも、もう学校の近くだったし、教室に行っとこうと思って、教室に入って」
梨子「自分の机の近くに来たら壁が迫ってきた」
梨子「以上!」
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ゴゴゴゴゴォ
梨子「そうだ、写真撮っとこ…」カシャ
梨子「よし、壁ドンなうっと…」ポチポチ
梨子「いや、まだされてないし…」ポチポチ
梨子「…あ、扉が無くなってるわね」
梨子「壁が飲み込んだのかしら?」
梨子「?そう言えば…この壁っていつ止まるのかしら…」
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ゴゴゴゴゴォ
梨子「…え?ま、まって、こ、このままじゃ私…」
潰 さ れ ち ゃ ん じ ゃ
梨子「っ」ゾクッ
梨子「い、いやっ…ど、どこかに出口は…」キョロキョロ
梨子「う、嘘…ま、窓なら…でもここ二階だし…」
梨子「そ、そうだ!携帯」ポチポチ
梨子「誰か助けて!千歌ちゃん!曜ちゃん!」ポチポチ
プツッ
梨子「あ、あれ?な、んで…」カチカチ
梨子「う、嘘!こ、こんな時に充電切れ?!」カチカチ
"
"
-
ゴゴゴゴゴォ
梨子「あ…も、もうダメ…みたい…」
梨子「窓があったことも壁に飲み込まれたし…」ペタン
梨子「ふふ…もう足も震えて立てないわね…」
梨子「千歌ちゃん、曜ちゃん…ありがとう…そして、こんな形で居なくなってごめんね…」ギュッ
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ゴゴゴゴゴォ
梨子「もう壁がすぐそこだよ…」ガタガタ
梨子「…分かっていても、覚悟を決めても…」ガタガタ
梨子「怖いものはやっぱり…怖いなぁ…」ガタガタ
梨子「みんな…さよならっ」ギュッ
ゴゴゴゴゴォ
ゴゴゴォ
ゴォ
…
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梨子「…?」
梨子「…あれ?か、壁が目の前で…」
バァーン!!
梨子「ひぃ!壁が…壊れて…」
千歌「ばばーん!千歌ちゃん登場ー!」
梨子「…え??」
バァーン!!
梨子「ひゃぁ!!」クルッ
曜「ヨーロソー!曜ちゃんも登場!」
梨子「え?え?」
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千歌「どう?びっくりした?」
曜「ドッキリだよ!」フフン
千歌「いやぁ、梨子ちゃんにバレないように教室に来らすの大変だったんだよ」
曜「まぁ、梨子ちゃんが他に行きそうな、図書館にルビィちゃん達が…」
千歌「音楽室には果南ちゃん達に頼んであるからね」ドヤッ
梨子「…ふふ」
曜「?梨子ちゃん?」
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梨子「あはははっ!」
千歌・曜「!?」
梨子「驚いたわぁ…この私が驚かされるなんて…」
千歌「り、梨子ちゃん?」
梨子「ふふ…許さない」
曜「っ!」ゾクッ
梨子「絶対許さナイ…」
梨子「この私を驚かせたこと…必ずコウカイされて あ ゲ る わ…」タッタッタッ
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千歌「い、今の、り、梨子ちゃん…だったの?」ビクビク
曜「…分からない…でも、何だか普通じゃない感じ…」
「どうしたの?」
千歌・曜「え?」クルッ
梨子「おはよう、二人とも」ニコ
千歌「え、え?あれ?梨子ちゃん?」
曜「え?梨子ちゃんなら今、階段を上がって…」ユビサシ
梨子「?私ならこの階段を上がってきたじゃない」
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千歌「でも、この階段を上がって…っ!」ゾクッ
曜「な、なんで…」ゾクッ
梨子「…え?え??」オロオロ
千歌「梨子ちゃんは上に上がって、下から来て…でも、上に上がって…梨子ちゃんが梨子ちゃんじゃなくて…」
曜「!!ち、千歌ちゃん落ち着いて!」
梨子「千歌ちゃん!」
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鞠莉「チャオ〜♪」テクテク
梨子「鞠莉さん!」
鞠莉「?どうしたの?三人とも?」
千歌「ま、鞠莉ちゃん、この階段、今梨子ちゃんとすれ違ったよね!そうだよね!」
鞠莉「…」
曜「ま、鞠莉ちゃん?」
鞠莉「千歌っち、梨子は今来たばっかりじゃない…すれ違ってないわ」
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千歌「…」
曜「千歌ちゃん…」
梨子「千歌ちゃん…」ソッ
千歌「…ひぃ!?」ビクッ!!
梨子「!!」ビクッ
千歌「ごめんなさいごめんなさい梨子ちゃんごめんなさい」ブルブル
曜「ち、千歌ちゃん」ギュッ
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梨子「…」
鞠莉「…」スッ
千歌「ごめんなさい、ごめんなさいっ」ギュッ
曜「千歌ちゃん…ねぇ、鞠莉ちゃん、なにか聞いて…」スッ
曜「…」
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曜「…」トントン
千歌「…」フルフル
曜「…」トントントン
千歌「…」フルフル フルフル
曜「…」グイッ
千歌「?!よ、ちゃん…?」
曜「あれ」ユビサシ
千歌「?」
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梨子「…」ニコニコ
鞠莉「…」ドッキリダイセイコウ!!
千歌「?」
ドッキリ 大 成 功!!
千歌「……」
千歌「え、えぇぇ!!嘘ぉ!」
鞠莉「sorry♪本当のことよ」
梨子「千歌ちゃんとっても驚いて…」フフ
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千歌「2人とも酷い!」
梨子「先に仕掛けたのはそっちでしょ」フフ
曜「あ、あれ?なら、さっき上に行った梨子ちゃんは…?」
梨子「あ、あぁ、あれはよっちゃんよ?」
千歌・曜「え?」
梨子「よっちゃんから教えてもらったの…誰かさんが悪いこと企んでるみたいってね…」ニコニコ
千歌「あ、あはは」
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曜「善子ちゃんの裏切りがあったなんて…」
鞠莉「ギルキスの絆はとっても硬いのよ♪」
梨子「そういうこと」
千歌「は、はぁ…ドッキリはもう懲り懲りだよ…」
曜「ほ、ほんとにね」アハハ
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梨子「あ、そう言えば千歌ちゃん」
千歌「?」
梨子「私、まだ体験してないわよ?」
千歌「…はぇ?」
梨子「私にもやってくれるわよね…壁ドン」ニコニコ
曜「え?」
梨子「は?」マガオ
千歌「あ、はい…」
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鞠莉「さてさて、私も教室に…」
ダイヤ「ま〜り〜さ〜ん!!」ダダダダッ
鞠莉「ワォ♪私の事にも、壁が迫ってくるわ♪」ダッダッ
ダイヤ「誰が壁ですの!!待ちなさい!鞠莉さん!!」ダダダダッ
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終わりこちゃん
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ぁぁ壁が… 壁がたおれてくる…
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