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櫻子「服が縮んだー?」
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はじめまして
ゆるゆりの櫻子×向日葵のSSです
キャラ崩壊などあると思いますが宜しくです
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――古谷家
櫻子「服が縮んだー?」
櫻子「ぷっくくく、そんなことあるわけないじゃん」ジタバタ
櫻子「あっ、もしかして、ド○えもんの見過ぎでスモールライトが夢に出て来たとか!」ドヤッ
向日葵「もう、そんなんじゃありません」
向日葵「これです」ジャン
櫻子「エンブ……洗剤?」
向日葵「はい。実は安くなっていたので新しく買ってみたのですが、どうもうちの服にあわないらしくて……」
櫻子「?????」
櫻子「え? 洗濯で服が縮むの?」
向日葵「……そんなことも知りませんの」
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櫻子「うん。だって洗濯とかしたことないし」
向日葵(撫子さんと花子ちゃんの苦労が目に浮かびますわ)ゲッソリ
向日葵「まあとにかく、自分の分はともかくとして、楓のお気にいるのシャツも一緒に洗ってしまって……」
向日葵「うぅ、あの子がとっても気に行ってるやつだったのに」
向日葵「ほぼ毎日着ていくような、大切なものを……縮めて……」シクシク
櫻子「買えばいいじゃん」
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向日葵「簡単に言わないで下さい。思い入れとかもあるのです」ビシッ
櫻子「そっか。じゃあ……どうしようもないね」
向日葵「どうしようもない……どうしようもない……」グサッ
向日葵「あの子が家に帰ってきて、服が縮んでしまったと知ったら……」
櫻子「怒るだろうね。私だったら電気ショックの刑」
向日葵(ピカチュウ? もうちょっと女の子らしい発想を……)
櫻子「で、どーすんの? 何か考えてあるの?」
向日葵「うぅ、どうしましょう……」
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櫻子「(ピピピッ)ふーん。なんか調べてみたけど、熱を使ったら戻るらしいよ」
櫻子「ほら見て。熱と水を使って繊維を伸ばすと、元通りになるんだって」
向日葵「その方法では、元通りにはなりません。繊維がますます痛んでしまいますわ」
櫻子「じゃあこれは? 服が新品よりも綺麗になる方法10」
向日葵「この詳細を見るには別途、登録が必要になります」
櫻子「へー登録するだけでいいんだ」
向日葵「やめなさい。料金とか色々かかります」
櫻子「じゃあこっちは!? 新素材、服が元通りになる洗剤!」イラッ
向日葵「そんなオカルトありえません。また新しい洗剤で、失敗するだけです」
向日葵「だいたいネットの情報を鵜呑みにしてはいけません」
向日葵「世の中にはキュレーションといって、でっちあげの情報を上げる集団も……」クドクド
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櫻子「あーもう! イチイチ否定するじゃん!」イライラ
櫻子「そんなに否定するんだったら、素直に謝りなよ!」
櫻子「楓ならそれぐらい、許してくれるでしょ!」
櫻子「もうそれしか方法ないじゃん!」
向日葵「……もちろん、謝ります。でもこの服は、楓にとって思い出深い服なんです」
向日葵「私は楓が大切にしているのを、一番近くで見て来たから……」
櫻子「向日葵って、本当に楓が好きなんだな」
向日葵「なっ/// お、おかしいですか?」
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櫻子「うん。すっごい変。私は別に、花子のヨーグルト食べても気にしないし」
櫻子「お姉ちゃんがテレビ見てても、見たいテレビあったらチャンネル変えるし」
櫻子「花子の大事に取ってある牛乳飲んでも気にしない」
櫻子「でもさ、それは私も同じなんだよ」
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櫻子「家族に遠慮とかされたくないし、いつでも自然体でいたい」
櫻子「撫子や花子に何をされても、本気で怒ることはないし、いつも笑顔でいたい」
櫻子「楓もきっとそう思ってるよ。向日葵と一緒にいれば、服が縮んだって気にしないよ」
櫻子「だ、だからその、私だって……だから/// 楓に変な気を使わない方がいいって!」テレッ
向日葵「櫻子……」
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向日葵「あなたは謝ることを覚えた方がいいですわよ?」
櫻子イラッ
向日葵「くすっ。でもあなたの気持ちは伝わりましたわ」クスクス
向日葵「楓に一言謝って、それで終わるようにします」
櫻子「そうしろよ。きっと丸く収まるから」
\ピーンポーン/
櫻子「宅急便? ピザ? カニ?」
向日葵「楓が帰ってくる時間です」
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楓「お姉ちゃん、ただいま。櫻子お姉ちゃんも」
櫻子「おかえりー」
向日葵「あの、楓、実は」コソコソ
楓「その服……」
向日葵「っ!」
櫻子(おいおい、顔色真っ青になって……謝って終わりにするんじゃなかったのかよ)アセアセ
楓(どうして畳んでないんだろ)???
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向日葵「あ、あの、楓……その、私、実はその……」
向日葵「あ、あの、あなたの……そのゴホっ!」
向日葵「ちょっ櫻……「あーもう見てらんねえ!」
櫻子「なんでこんなことでウジウジ悩んでんの! 楓は気にしないって言ってんじゃん!」
向日葵「だけど……」メソメソ
櫻子「さっきも言ったけど、向日葵がそんな風に悩んでる方が楓は気にするって。楓も超心配してんじゃん」
楓「お姉ちゃん……」
向日葵「ごめんなさい。本当にごめんね、楓」
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櫻子「楓、ほら、この服!」
楓「?」
櫻子「向日葵が新しい洗剤使ったら、服が縮んじゃったんだって。それを気にして、謝りたいって。ほら」
向日葵「ごめんね、楓。私が新しい洗剤を不用心に使ったから」
楓「そんなこと……全然気にしないよ」ニコッ
向日葵「楓……」パァ
櫻子「ふっ」ニヤニヤ
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楓「それにお姉ちゃん……この服、縮んでないよ?」
櫻子「ん?」
シュルシュル
楓「ほら、普通に着れるよ」
櫻子「……」
向日葵「じゃあ、どうして私の服だけ、着た時にきつくなったのかしら」
櫻子(は? 自分の服を着た時にきつくなったって、それだけの理由で縮んだと思ったの???)
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楓「ひょっとして、お姉ちゃんの胸がまた大きくなったんじゃない?」
向日葵「え?」
楓「ほら、前に下着のサイズが一つ大きくなったし、そのまま服を着て、縮んだように思ったんじゃないかなって」
向日葵「あら。じゃあちょっと測ってみますわね。櫻子はちょっと部屋の外に出てってね」
櫻子「……」
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向日葵「あら本当、大きくなってる! ウエストとか変わってない!」キャッキャ
櫻子「……」
楓「わあ、良かったねお姉ちゃん」キャッキャ
向日葵「けど。これはこれで複雑ですわ」
楓「気にしなくていいと思うの。お姉ちゃんすらーっとしてて、スタイルいいの」ヨカッタネ
向日葵「そうかしら? ありがとう」ニコッ
櫻子「…………」
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向日葵「この洗剤も捨ててしまおうかと思ってましたのに、無駄にならずに済みました」
楓「お姉ちゃん、この洗剤とってもいい匂いがするよ」
向日葵「あら。実は今一番流行ってる洗剤なんですって」
楓「なんだか、この服とっても気持ちいい」
向日葵「嬉しいわ。とっても良い洗剤なのね」
櫻子「………………」
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櫻子(扉の外ではほのぼのとした姉妹の会話が繰り広げられている)
櫻子(私はこれだけ心配したのに、何の見返りもない)
櫻子(私の胸は、なぜ大きくならないのだろう)
櫻子(おっぱいの価値って、なんだろう)
櫻子(姉とは一体なんだろう)
―完―
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オマケ!
櫻子「もう、向日葵がおっぱい魔人なのが悪いんだ!」ウォォォ
櫻子「だからクダラナイことでウジウジ悩んだりするんだ!」
向日葵「な、こら! 櫻子どこを触って!」
櫻子「どこも何もおっぱいだよー! こんなイケナイのが惑わせるんだー!」
櫻子「あれ!? このコリっとしたのって……」
向日葵「やんっんあっ……」カァ///
櫻子「あ、いや、その……」カァ///
楓「……」
楓「お姉ちゃんたち、どうしてお顔が赤くなってるの?」
楓「楓に教えて欲しいの」
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という感じで、ダイエット回から妄想が広がりました
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