■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
妹「お兄ちゃんのココすっごく硬ぁい」
-
∧,,∧
( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
/ ∽ |
しー-J
ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。
例1 ID:wwh7KM12 の場合 7×12=84 なので84回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. の場合 数字がないので今日は一休み。
さあ、存分に腹筋するがよい。↓
"
"
-
うおおおおおおおお ふぅ
-
うんうん
-
腹筋鍛えた後妹に触らせてスレタイ言わせようってことだろ?
-
知ってたよチクショウ
"
"
-
まだまだ行こうか
-
数字少なすぎワロタ
-
「硬くて、すっごくたくましいよぉ……お兄ちゃんの、ココ」
そう言って、妹は俺の硬いモノを撫で回す。
油断した。しくじった。畜生。糞。
左足だ。根本からやられた。
-
人間の力じゃあない。
わかっていたが、人間じゃあない。
俺の足は根本から引き千切られた。
今、妹が荒い息を吐きながら撫で回してるのが、俺の足だ。
筋肉質で硬い、俺の足だ。
-
妹は、まるでバナナの皮でも剥くように、俺の足の肉をぢぢっと引き裂くと、
中から現れた、真っ白い大腿骨を舐め回す。
「美味しいよぉ、お兄ちゃんの、白いの……すごく、美味しい」
れろれろれろんと舐め回す。
-
しばらく、ぼうっと見つめてしまった。
美しい。
妹は変わってしまったが、その容姿は変わらずに可愛いままだった。
-
そのうちに、世界がグラリと傾く気がして、俺の意識が遠くなる。
見つめている場合ではなかった。このままいくと失血死だ。笑えない。
俺は着ていたシャツを脱ぐと、それで足の断面を覆い、腰の辺りでしっかりと括りつける。
妹が、俺の硬いモノに夢中になってくれているのが幸いだった。
-
こんな大変な時に、俺の頭は、昔に偽善活動で献血した事を思い出す。
あの時の何倍もクラクラした。あの時抜いた血が欲しいくらいだ。
俺は震える手で、銃を探した。近くに落ちているはずだ。
-
血溜まりの中にそれはあった。
アルミホイルで包まれた電磁銃だ。
妹を……『アレ』を殺すために、必要な銃だ。
引鉄を軽く引くと、二本のレールに挟まれた弾丸が、直列電流を受けて無限大に加速する。
この速さが、魂を殺すのに必要なのだ。
俺は心の中で、ニコラ・テスラに礼を言った。
-
照準を合わせ、深く引鉄を引く。
電磁銃から放たれた弾丸が、妹の頭を貫いた。
俺の硬いモノをしゃぶっていた妹は、弾丸を受け、崩れ落ちた。
死んだのだ。これで妹は、二回死んだ。
人の魂は、脳に宿るのか?
それとも、心の臓に宿るのか?
俺はその問いに答えを見つけた。
-
人の魂は、ぐちゃぐちゃの味噌に宿るのだ。
俺の血と、妹の脳漿が混ざったドロドロの中で、
笑う。笑う。笑う。
-
21.262グラムだ。
21.262グラムが、全てを駄目にした。
彼のダンカン・マクドゥーガルが提唱した、魂の重さだ。
-
彼によれば、魂を持つのは人間だけだそうだ。
犬は魂を持たない。
今になって、その研究成果が正しかったという事が証明された。
-
死んだ人々は21.262グラム軽くなり、
そして、21.262グラム重くなったのだ。
ちゃんと埋めたはずなのに、死んだ人々が歩き出す。
レチクル座から、少女たちが舞い戻る。
破滅の歌を朗々と、歌いながら。
想い人を殺す。
-
俺はぴかぴかに磨かれた、銀のノコギリを取り出すと、妹の身体を108の部位に切り分けた。
もう二度と、21.262グラム重くならないように。
上半身、下半身、腕は肘関節に刃を入れ。
手は、二度と俺を引き千切る事がないよう、指の一本一本でバラバラにする。
夜の闇の中、ぎこぎこというノコギリを引く音と、なまぐさい臭いが漂う。
-
妹の足を切っている時、ふと視線を感じた気がして、
顔をあげると、女がいた。
黒髪の、鼻がツンと高い、美しい女だ。
大切そうに、いとおしそうに、男の生首を持っている。
想い人を、見つけたのだろう。
俺は無視して妹の再殺を再開した。
-
切り分けた妹は一つ残らず、1.3メートルの深さに掘られた墓の中に埋められる。
それは、魂が透過出来ないとされる土の厚さだ。
片足の俺は穴を掘るのに苦労したが、なんとか妹が眠れる大きさの穴をあける。
しめった土の臭いが鼻をつく。
血のなまぐささに慣れた俺に、その臭いは痛いほどだった。
-
妹の名が書かれた墓石は、無惨にも横倒しになっていたが、無視した。
もう、ここに眠るのは妹ではないのだ。
妹であった21.262グラムは、もう空へ昇ったのだ。
俺の腕の中にあるのは、21.262グラムの入っていた器でしかない。
俺は、その器の頬にキスをした。
この世の終わりのような味がした。
-
器を、投げ捨てる。
1.3メートルの深さを落ち、気味の悪い音をたてる。
死んだのだ。妹は、死んだのだ。
俺の頭の中で、妹は、レチクル座の入口にある水晶の舟に乗り、
遠くとおくへ去っていった。
ずっと前に死んだ妹が、
やっと今、死んだ気がした。
-
全てを終えて、一息つき、
片足のけんけんで、墓場を去ろうとした時。
俺は、嫌なものを見た。
-
隣の墓だ。隣の墓の……
墓石が、倒れている。
土がめくれ、大きな穴が、あいている。
-
隣に眠るのは……
俺の恋人だ。
俺の恋人が……永遠の眠りについていた……はずだ。
-
声をかけられた。
後ろから、俺の名前を呼ばれた。
懐かしい声で。暖かい声で。
-
振り返ると、彼女がいた。
いや……彼女の器を奪った、『アレ』がいた。
そいつは底抜けに明るい顔で笑うと、
俺の唇を奪う。
-
奪われた。
冷たくて、肉の腐った臭いと、彼女の懐かしい匂いが混ざった、そんな息を嗅いで、
面食らった隙に……引き千切られた。
唇を奪われた。文字通りに。
-
彼女は笑っていた。
笑っていた。
笑っていた。
笑って、いたんだ……!
-
俺はもう……疲れてしまった。
俺は、生を諦めた。
俺は瞳を閉じたけれど……
それでも世界は、無くならない。
-
その後、俺は……
21.262グラム軽くなり、
21.262グラム重くなるのだが……
それはまた、別の話だ。
……………………
-
終わりです。
スレタイからこんな話しか思い浮かばなかった。
筋少いいよね。最高だよね。もっと有名になってほしい
ではまた、妹腹筋スレとかで会いましょう……
-
またあんたか…
次も期待してるぞ
-
相変わらず狂ってんなあ
-
【ランキング総選挙 1票を→http://3step.me/3b7x】
-
あら素敵
乙
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■