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アスカ「私は一人で生きていけるの!」
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アスカ「てことで朝よ!」
シンジ「おはよ。アスカ」
アスカ「ぐーでんもるげん! シンジ、お風呂は?」
シンジ「用意出来てるよ」
"
"
-
アスカ「お風呂あがったわ! シンジ、朝ご飯!」
シンジ「はい、どうぞ」
コト
アスカ「はむはむ」
シンジ「どう?」
アスカ「まあまあね!」
-
シンジ「そろそろ出ないと遅刻しちゃうよ」
アスカ「シンジ、ハンカチが無いわ。ハンカチどこ!?」
シンジ「はいこれ。昨日アイロンかけといたよ」
アスカ「よし、準備万端! ミサト、行ってくるから!」
ミサト「行ってらー」
-
アスカ「ヒカリおはよ!」
ヒカリ「おはよう、アスカ。プリント書いてきた?」
アスカ「プリント……??」
シンジ「昨日ケンスケが持ってきてくれたじゃないか。僕らがネルフ行ってる間に渡されたっていうアンケート」
アスカ「2バカのすることなんて知らないわっ」
シンジ「言うと思った。予備で渡されたやつ持ってきてるから、今書いちゃいなよ。はいこれ」ピラッ
アスカ「なにこれ。給食導入希望の有無!?」
アスカ「ふーん。シンジがお弁当作ってくるからいらないもーん」カキカキ
-
アスカ「というわけでお昼だから、お弁当よこしなさい!」
シンジ「どうぞ」
コト
アスカ「はむはむ」
シンジ「美味しい?」
アスカ「おいし……まあまあね!」
"
"
-
ケンスケ「お疲れさん」
トウジ「ほなさいなら」
シンジ「うん、またね」
アスカ「シンジ! 帰るわよ!」
シンジ「今日ネルフ行かなくていいから、スーパー寄ってくるよ。アスカ、先に帰ってて」
アスカ「……」
シンジ「アスカ?」
アスカ「昨日、ホラー映画見た……」
シンジ「家にはペンペンもいるって」
アスカ「は? そんなの関係ないわよ。私はただ、映画見たって言ってみただけ」
シンジ「えっと。一緒に買物行く?」
アスカ「じゃあつき合ってあげるわ!」
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シンジ「野菜、ちょっと高いな……」カラカラ
アスカ「大変シンジ! あそこ、ちょー可愛い子がいるわ!」
シンジ「え。どこ?」
アスカ「ほらあそこ。なにあれ、天使!?」
シンジ「鏡じゃないか」
アスカ「ちょーかわいー……ハァ」
シンジ「置いてくよー」カラカラ
-
アスカ「シンジシンジ!」
シンジ「今度は何?」
アスカ「カレーコーナーよ! 種類いっぱいよ!」
シンジ「ああ、レトルトの。最近のは味もいいし、ご当地カレーとかで種類多くて面白いよね。どれか買ってく?」
アスカ「じゃじゃーん! 『オホーツク流氷カレー』!!」
シンジ「なんだこれ。青い……!?」
アスカ「セカンドインパクト以前の景色をイメージしたんですって。エヴァを駆るエースパイロットたる私に、ピッタリだわ!」
シンジ「青い……ちょっと綾波みたいだ」
アスカ「赤いの探そーっと」ゴソゴソ
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つまり世界観ベースは新劇か
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旧でもセカンドインパクトで気候変わってるからオホーツクの景色なんてもう無いやろ
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シンジ「ただいまー」
アスカ「ただいま!」
ペンペン「クエ」
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アスカ「シンジが作った夕ご飯食べたし、シンジが沸かしたお風呂も入ったし! あとは遊ぶだけね!」
シンジ「僕、これから宿題しなきゃ」
アスカ「遅いっ。私はとっくに終わってるわよ! 今日は国語無かったから!」
シンジ「アスカが宿題してた時も、僕は家事してたんだよ……」
アスカ「そっか。じゃあ、宿題しないで遊ぶわけね?」
シンジ「違うしなにが『じゃあ』か分からないけど、しないと叱られるの僕だよね?」
アスカ「つまり私は叱られないわ!」
シンジ「僕が怒るよ。とにかく、勉強してくるから」テクテク
アスカ「あ、待ちなさいよシンジー」トコトコ
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シンジ「……」カキカキ
アスカ「プククッ」
シンジ「……」カキカキ
アスカ「プークスクス」
シンジ「……」カキカキ
アスカ「あははははははっぷくくくく、ふひひー!」
シンジ「うう、覗くたびに笑わないでよ! どこが間違ってるの!?」
アスカ「え。別に間違えてないわよ。合ってるけど、笑えばシンジの気が散ると思って」
シンジ「散らしてどーするんだよっ、やめてよ」
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アスカ「もう笑わないから、横で見てていい?」
シンジ「いいけど……ホントに邪魔しないでね」
アスカ「任せて! 大人しくしてるわ!」
シンジ「うん。じゃ、どうぞ」
アスカ「……」チョコン
シンジ「……」カキカキ
アスカ「……」ジーッ
シンジ「……」カキカキ
アスカ「……」ジーッ
アスカ「……」ジーッ
シンジ(これはこれでやりづらい……)
-
シンジ「よし、宿題おしまい」
アスカ「おしまったからゲームするわよ!」
シンジ「いいけど。どれやるの?」
アスカ「これ! コンピュータ相手に腕は磨いたけど、やっぱり対戦ゲーは対戦しなくっちゃ!」
シンジ「こないだ買ってたやつか。僕、ほとんどやったことないや。相手になるかな……」
アスカ「なんか問題?」
シンジ「問題っていうか、対戦相手が弱すぎてもつまんなくない?アスカ」
アスカ「私はシンジぼこぼこにするだけでも楽しいけど」
シンジ「そ、そっか。まあ、うん……ならいいんだ」
アスカ「するわよ!」
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ピコピコ
シンジ「やっぱり、まるっきり勝てない……」
アスカ「シンジよわーい。ヨワシンジー」
シンジ「だからそう言ったじゃないか!」
アスカ「私、強い! ゆーあーなんばーわーん!」
シンジ「……楽しそうだね」
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アスカ「…ニャム…」ウツラウツラ
シンジ「そろそろ寝たら?」
アスカ「むぅ……眠い……このままじゃシンジに負けちゃう……」
シンジ「だから、もう寝なよ。また明日対戦すればいいじゃないか」
アスカ「ぅん……ふぁ、おやすみぃ。シンジは?」
シンジ「まだ平気だから、せっかくだからちょっと練習しとくよ。いくらなんでも、圧勝だけじゃアスカも飽きちゃうだろ?」
アスカ「そーかな……そーかも……ニャム……」フラフラ
シンジ「おやすみ」
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ピコピコ
シンジ「……」
ピコピコ
シンジ「……」
ガチャ…
アスカ「シンジ……」
シンジ「あれ? まだ寝てなかったの?」
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アスカ「なんか、急に思い出しちゃった」
シンジ「なにを?」
アスカ「昨日、ホラー映画見た……」
シンジ「……一人で寝るの、怖いとか?」
アスカ「ちっ違うわよ変な誤解しないで! 私はただ、昨日見たってことと、さっきその内容思い出したっていう事実を告げただけなんだから!」
シンジ「えっと。じゃあ、僕が寂しいから、たまには居間に布団ならべて一緒に寝ようよアスカ。ほら、ユニゾンの時みたいに」
アスカ「私にキスしようとした時みたいに?」
シンジ「それはもう忘れてよっホントに!」
アスカ「シンジすけべー」
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アスカ「んしょっと。シンジ、お布団準備万端よ!」
シンジ「じゃあ電気消すね。おやすみ」
アスカ「やすみー」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……アスカってさ」
アスカ「なによ」
シンジ「一人で生きていけるって言ってたけど、大丈夫なの?いろいろと」
アスカ「どーゆー意味?」
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シンジ「いや、その。やたら手がかかるっていうか……」
アスカ「いいのよ、あんたの手がかかる分には。私とセットなんだから」
シンジ「そ、そうなの?」
アスカ「そうよ。私がそう決めたの」
シンジ「……そっか」
アスカ「シンジと一緒なら、一人で生きていけるわ」
シンジ「それってさ、一人って言わないような」
アスカ「うっさい。ファ……もう凄く眠いから、本気で寝ましょ」
シンジ「ファ……うん」
アスカ「おやすみなさいシンジ。また明日」
シンジ「明日もよろしくね、アスカ」
終わり
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すばらしい
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>アスカ「私、強い! ゆーあーなんばーわーん!」
あほかわいい乙
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これは良い
乙です
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こんなだから、サードインパクト起きてもLCLにならずに生き延びれたんだろうなぁ…
惣流さん乙
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