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女「逃がさない」友「帰りたい」男「見捨てないでくれ」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:07:21 bm2j53sU
〜とある放課後〜

女「ねえねえ友くん、ちょっと聞いてほしいのだけれど」

友「なんだよ」

女「どうも男くんが私の事好きだらしいのよ」

友「……へーそうなんだー」

女「でもねえ、私そんなに男くんのこと好きじゃないのよね」

友「……そうなのか」(男まじドンマイ)

女「それでね。その男くんに明日の放課後、教室で待つように言われたの」

友「ふーん」

女「友くん、お願いなんだけれど一緒に教室に残ってくれないかな」

友「……は?」


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:08:18 bm2j53sU
友「なんで俺が残るの?」

女「だって、自分を狙っている男の子と二人きりだなんて怖いじゃない」

友「学校でそんなことするとは思えないけど」

女「何を言っているの? その油断が命取りよ」

友「男はそんなことをできる奴じゃない。そこは俺が保証する」

女「あなたがそう言ってくれるのは心強いのだけれど、でも怖いものは怖いのよ」

友(あの男に限っては絶対にありえないと思うんだけどな)


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:09:17 bm2j53sU
友「……たぶん、男は告白のために女さん呼び出したんだよな」

女「もちろん」

友「告白されるのに別の男を連れて行くのか?」

女「心強いでしょう?」

友「女さんはそうだろうけど、俺は友達の男を裏切って気分最悪じゃないか」

女「そこを何とかお願い、ね?」

友「いやだ」

女「私を助けると思って、ね? ほら、親切は人の為ならずっていうでしょう?」

友「なんで親切で人を裏切らなくちゃいけないんだ」

女「いよっ! 友くんイケメン!」

友「っ! ありがとよ///」

女「じゃあ引き受けてくれる?」

友「ふざけんな」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:09:51 bm2j53sU
友「とにかく、俺はそんな損な役回りはごめんだね」

女「『そんな損な』? 真剣な話をしているのになんで急にダジャレ言ったのかしら?」

友「〜〜〜! そこは放っておいてくれよ!」

女「もう。いい加減にしてよね」プンプン!

友「……」イラッ


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:14:34 bm2j53sU
友「帰っていいか?」

女「私が悪かったわ」

友「よろしい」

女「それでお願いできるかしら」

友「帰るよ。バイバイ」

女「ああ、お願いだから帰らないで! じゃあ、教室の外で待っておくのはどう?」

友「……友達の告白を覗き見しろっていうのか?」

女「嫌なことをさせちゃうけど、女友達を助けると思ってお願いできないかしら」

友「…はぁ。どうせ嫌と言っても頼みこむんだろ?」

女「もちろん。なんなら当日抱き着いてでも引き留めるわ」

友「うわっ、それは嫌だ……。わかったよ、引き受けるよ」

女「ありがとう! 友くん、大好き」

友「……はぁ」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:15:15 bm2j53sU
友「引き受ける代わりに、条件がある」

女「なにかしら?」

友「失恋した後の男と鉢合わせたくない。だから、告白が終わった時点で帰らせてもらう」

女「失恋させて傷心的な女の子を慰めてくれたりはしないのかしら」

友(……ツッコミ待ちか?)

友「とにかくだ。俺はすぐに帰るからな」

女「仕方ないわね。それで許してあげるわ」

友(この女はなんで急に偉そうになってんだよ!)


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 02:16:22 bm2j53sU
女「それじゃあ明日の放課後、よろしくね」

友「ああわかった、引き受けた以上はちゃんとやるよ。じゃあね」

女「ばいばい」ヒラヒラ



友(さて、明日は急いで帰らないとな)

友(面倒な女の厄介事に巻き込まれてたまるか)


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 03:20:18 bm2j53sU
(はぁ……。あの女のせいで今日は疲れた)

友「帰って寝るかぁ……」


友「ん? 校門で誰か手を振っている…?」


男「友ォオオオ! 待ちわびたぞォオオオ!」ブンブン!

友(……うわ。ムキムキマッチョマンの暑苦しい奴が俺に手を振っている……)

男「相談があるんだァ! ウォオオオイ! 聞いてくれェ」

友「吠えるな、うっとうしい」

男「スマン!」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 03:21:24 bm2j53sU
友(……相談って、100%あの女への告白の話だよな。めんどくせえ…)

男「それで、相談の話だが!」

友「ちょっと待ってくれ」

男「うむ?」

友「今日は疲れてるんだ。また明日にしてくれるか?」

男「ぐぬぅ……。それなら仕方ない。また明日の朝聞いてくれ」

友「……あー、やっべー。すげえ疲れてるわ―。まじやっべーなー」

男「どうした!? そんなに疲れがひどいのか?」オロオロ

友「ごめーん。明日も相談聞いてやれそうにないわ―。明後日にしてくれるかなー」

男「なぬっ! それは困ったぞ……」

友(よし! このまま押し切れば面倒事を避けれる!)


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 03:22:04 bm2j53sU
男「むぬぬぬ。疲れている男に無理をさせるわけには……。でも相談はしたい……!」

友(男を騙すようで心苦しいが、俺の為だ。許せ!)

友「だっりー。まじだっりー。すぐ休まないとぜってー体調崩すわ―」

男「……!」

友(……やったか?)

男「わかった」

友(勝ったな)

男「じゃあ、休みながら俺の話を聞いてくれ! さあ、俺におんぶするんだ!」

友「!?」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 03:23:20 bm2j53sU
友「いやあ、そ、それは遠慮させてくれないか?」

男「遠慮なんてすることはないぞ! さあ! 早く!」

友(おんぶなんて恥ずかしいことできるか!)

男「……乗らないのか?」

友「いや、いい」

男「!」ピコーン

友(あ、すごく嫌な予感がする)

男「乗れないのか! じゃあ、俺が抱き上げてやろう!」ヒョイ

友「え、なんで首と足に手を回して……。やめろぉおおおおおおおお!!!」

こうして俺は、お姫様抱っこをされながら下校することになった。


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 03:24:01 bm2j53sU
男「ガッハッハ! 友人を助けるのは気持ちいいものだ!」

友 ←死んだ目

男「友達に助け助けられ……、青春だな!」

友 ←死んだ目

男「あれ? さっきより元気ないぞ? どうした」

友「……放っておいてくれ」シクシク

男「掘っておいてくれ? すまん、俺ホモじゃないから無理だ」キリッ

友「なんという勘違いしてるんだお前は!」

男「おっ、元気が出た」

友「開き直ったんだよコンチクショウ!」ウワアアアン!


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 03:25:48 bm2j53sU

男「それでだ。相談なんだが聞いてくれェ!」

友(もうどうにでもなーれ)

男「実は俺には好きな奴がいてだな。その子はすごく可憐で華奢でな……

     -中略-

  というわけなんだ!」

友「つまりは、告白するために女さんを明日の放課後に呼び出したってことでOKだな?」

男「OK!」ズドン

友(なんでそれだけを語るのに10分もかけてんだよ)

男「そこで、友に頼みたいことがあるのだ……!」

友「なんだ?」

男「明日、一緒に教室に残ってくれまいか!」

友「……は?」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 07:26:27 5Ta2Ausc
期待


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 14:39:49 5jPqkn9E
うむ、続けたまえ


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:11:45 bm2j53sU
訂正
>>1 4行目 好きだらしい⇒好きらしい


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:12:35 bm2j53sU
友「なんで俺が残るの?」

男「だって、一人で告白に挑むだなんて心細いじゃあないか!」

友「ふざけんなこの熱血ヘタレ」

男「うぐっ……」

友「だいたい、告白のために女さんを呼び出したんだろ? そこに別の男連れて行くのはどうなんだよ?」

男「心強いだろォ?」

友「あのバカと同じこと言ってんじゃねえよ!」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:14:36 bm2j53sU
男「あのバカ?」

友「あー…、ゴホン。とにかくだ。告白は一人でやったほうがかっこいいだろ」

男「うむ。確かに情けない男と思われてフられるのはごめんだなァ!」

友(どちらにしろ100%振られるんだけどな)

男「だが、どうしても踏ん切りがつかんのだ。友がいてくれれば、きっと俺は戦える」

友(……この男、本当に情けないな。ここは一つ、発破をかけてやらないと)


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:15:54 bm2j53sU
友「男。お前、そんなに情けない奴だったか?」

男「え?」

友「一人で戦えない奴が、どうして恋人を守れるんだ。恋人を守れないやつを誰が好きになる?」

男「……!!! そうだな!!」

友「気合入れろ男ォ! 俺の知っているお前は勇敢な男だ!」

男「……俺は勇敢だ! 勇敢なんだ!」ウオオオオオオオ!

友「よし! お前なら一人でやれる!」

男「ああ! ありがとう、友よ! 勇気が出たよ。今なら何でもできる気がするぞ」

友「ファイトだ!」

※友は男にお姫様抱っこをされています


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:16:53 bm2j53sU
ご近所さん「ねえ? あれ何?」

友姉「うわ……。私の弟じゃんあれ」

男「〜♪」

友「」

※しつこいようですが、友は男にお姫様抱っこされています


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:18:10 bm2j53sU

友「……もう家についたし降ろしてくれないか」

男「いいや。ベッドに送り届けるまで安心できない」

友「もう元気が出たし大丈夫だ(やめろキモいしホモいんだよ!)」

男「友がそういうなら……よいしょっと。大丈夫か?」

友「もちろん(精神的にズタボロだよ一生恨んでやる)」ニッコリ


友「それじゃあな。明日頑張るんだぞ(そしてこっ酷くフられてこい)」

男「ああ。じゃあな!」

友「……行ったか」


友(これで明日、面倒に巻き込まれないで済む)ホッ


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:19:12 bm2j53sU
男「ああそうだ! 明日、教室の外で見守っててくれよ! じゃあな!」


友「……は?」

友「はああああああああああ!?」

………
……



23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 20:41:48 bm2j53sU
姉にお姫様抱っこについて問い詰められたり
夜中に男と女にひたすらメールされたりしながら、告白前日は過ぎた。
(ちなみにあまりにも鬱陶しかったので最終的には着信拒否した)

そして、忌々しい告白の日がやってきたのだった


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/31(金) 21:01:52 TWeVyTps
はよ


25 : ◆EoQCQ91A12 :2014/10/31(金) 22:56:39 bm2j53sU
すまぬ、続き考えてない。
明日まで待ってくれ

よければ一昨日あたりに書いた短編どうぞ(宣伝)
幼馴染「好きです!」男「うぇーい!」


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/01(土) 01:16:58 iYD1oUh.
女は自業自得で絶望して欲しいわ。


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/01(土) 19:50:22 kp45Tjr2
>>26
別に悪いこと言ってないじゃん


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/25(火) 16:39:43 glDHGnlE
早く


29 : いぬのたまご :2014/12/14(日) 12:34:08 uLIRPmtg
まとまったお金が欲しい方はこちらへ

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