インデックス「右腕切り落としても、生えてくるんだよね？」
上条「ああ。理屈はわからないけどな」
インデックス「ならさ」
上条「？」
インデックス「無限にお肉を精製できる、って話じゃないかな」
上条「！？天才かお前！」
インデックス「ふふん」
"
上条「よっしゃさっそく包丁用意するぜ！」
インデックス「ふふん」
上条「よし、じゃいくぞ！」
インデックス「……待って当麻」
上条「？」
インデックス「もしかしてさ、右腕以外も再生するんじゃないかな」
上条「！」
インデックス「足も生えてきたりするなら、腕よりもお肉いっぱいとれるんだよ」
上条「天才かお前！」
インデックス「ふふん」
インデックス「うん！」
次の日
インデックス「……」
インデックス「……えー、結果から言うと」
インデックス「右腕以外は、再生しないみたいなんだよ」
インデックス「……それにしても」
インデックス「一発目から首を切り落とすとは思わなかったんだよ」
御坂「ばかあああああ！！」
小萌「上条ちゃん！うわああああ！！」
土御門「かみやああああん！うわああああ！！」
インデックス「そのまま死んだから目はニコニコしてて口はOなんだよ」
吹寄「上条当麻あああああああ！！」
インデックス「シュールなんだよ」
"
姫神「上条くんんんんん！！」
インデックス「馬鹿の見本なんだよ」
インデックス「ここまで来ると今までの不幸もこの馬鹿さに起因するもののように見えてくるんだよ」
一方通行「一下！一下！うわああああ一下あああああああ！！」
インデックス「……ねえ」
一方通行「一し……あァ？んだよ」ｸﾞｽｯ
インデックス「その一下、ってなに？」
一方通行「あァ……死んじまったから二階級特進で三下から一下だァ……」
インデックス「……イラッとするからそういう小ネタはいらないんだよ」ｲﾗｯ
一方通行「……」ｸﾞｽｯ
お坊さん「えー、ではこれより故人上条当麻の葬儀を執り行います」
神裂「上条当麻あああああああ！！」
ステイル「あの子を残していくなんて……あの馬鹿め……ｸｯ」
インデックス「隣にいるんだからこの子でいいと思うんだよ」
アニェーゼ「うわああああん！！」
アンジェレネ「えええええん！！」
インデックス「ロリが葬式で泣いてると絵になるんだよ」
ルチア「異教の生臭坊主が！死ねナッパ！」ｽﾊﾟｰﾝ
お坊さん「痛い！」
インデックス「相変わらずなんだよ。ていうか来なきゃよかったんだよ」
インデックス「悲しい現実から目を背けすぎて眼前にユートピアを形成してるんだよ。すごいんだよ」
木原数多「俺より先に逝っちまってどうすんだよ……畜生！」ﾀﾞﾝｯ
インデックス「あなたと当麻は面識がないはずなんだよ」
インデックス「勝手に仕切りだしたんだよ。そして間違いなくそれは友人じゃないんだよ」
テッラ「……ご紹介に預かりましたローマ凄教左方のテッラです」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
インデックス「葬式で拍手はどうかと思うんだよ」
首だけは怖くて試せなかった奴
首だけは怖くて試せなかった奴
インデックス「なんか頭悪そうなんだよ」
テッラ「ほんと……なんだろうな、あの……上条、とは俺ダチで……ずっとダチで……」
インデックス「バイク事故とかで仲間が死んだときのDQNって多分こんな感じなんだよ」
テッラ「最初は……天国のあいつに手紙書いて、で、ここで読もうと思ったんすけど……」
インデックス「当麻は馬鹿って理由だけで地獄に落ちても不思議じゃないレベルの馬鹿だったんだよ」
テッラ「俺……そういうの苦手だから……」
インデックス「不器用な自分を演出しだすところがますますDQN臭いんだよ」
テッラ「代わりに、リリックを書いてきました」
インデックス「メーターを振り切ったんだよ」
テッラ「……おい！上条！お前もしっかり聞いてくれよ！」
インデックス「ああもうそういうのまじうっぜえんだよ」
テッラ『Yo what's up ！やれんのかhomies！！ 』
「「「「「うおおおおおお！！」」」」」
インデックス「まさかの大盛況なんだよ」
テッラ『かますぜ！brah ！！』
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
インデックス「まさかのゴーストライターなんだよ」
テッラ『いくぜ！！』
テッラ『ただ！マイク握りたくて！夜な夜ながむしゃらにブラザー達掻き分けて！！』
インデックス「まさかの丸パクなんだよ」
俺「やめさせてもらうわ。どうも、ありがとうございました」
インデックス「ってなんで俺くんが！？」
本当に本当の終わり