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幼馴染「クリスマスの夜に」- 1 :クリスマスは終わったけれど:2012/12/26(水) 12:33:38 ID:8yjuth3U
- 小学生時代 駄菓子屋
男「僕、カップアイスとクジ一回!」
幼 「私もカップアイスとクジー!」
おばさん「あいよー」
男「そこのイスで食べよう、幼ちゃん」
幼「うんっ!!」
幼「冬に食べるアイスって美味しいよねー、男ちゃん」パクッ
男「うんうん、なかなかオツな味だよね」パクッ
幼「ふふっ、男ちゃんたら大人みたいな言い方しちゃって」
- 2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/26(水) 12:43:12 ID:8yjuth3U
- 男「あはは」
男「幼ちゃん、クジ開けてみよう」
幼「うん」
男「いっしよに開けようね」
男「いっせーの」
幼「せっ!」
男・幼「…」カサッ
男「…あっ」
幼「…男ちゃんも」
男「…もうじきクリスマスだし、サンタさんからのプレゼントかも」
幼「ねっ」ニコッ
幼「……」
幼「…私いいこと、思いついちゃった」
- 3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/26(水) 12:58:15 ID:8yjuth3U
- 幼「…だから…クリスマスの夜に…あとでね…」ゴニョゴニョ
男「」ウンウン
男「わかったよー!」
男「ふふっ、きっとすてきな思い出になるね」
幼「ぜったい、ぜったい、忘れないでね」
男「ぜったい忘れないよ。僕、幼ちゃん大好きだから」
幼「私も大好きー!男ちゃん!!」
男「ずっとふたりでいようね」ニコッ
幼「これをすればもうずっといっしよにいられるよ」ニコッ
男「約束だね」
幼「約束だよ」
- 4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/26(水) 17:53:29 ID:y3MWMytQ
- 支援するよー
- 5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/26(水) 23:24:23 ID:7eVId62A
- 俺にもこんな・・・・・・・・いやなんでもない
- 6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/26(水) 23:47:40 ID:8yjuth3U
- 幼「ぜったいに忘れないで。クリスマスの夜だよ」ニコッ
……
男 (…クリスマスの夜に)
男(僕は何を誓ったんだろう…?)
……
- 7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/26(水) 23:52:24 ID:8yjuth3U
- ………
ナデナデ
男(…頭が気持ちいい)
男(優しく誰かになでられているみたいな…)
男「?」
?「…起きて、男ちゃん」
男「!」ハッ
- 8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 00:02:22 ID:qVY49mes
- ④
応援しています
- 9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 00:03:48 ID:bKDWEneQ
- ……
幼「おはよう、男ちゃん」ニコッ
男「…おはよう、幼ちゃん」
男「」ボーッ
幼「あいかわらずお寝坊さんだね、男ちゃん」クスッ
幼「早く支度しないと遅刻しちゃうよ」ニコッ
幼「朝ご飯できてるから、降りてきてね」
幼「妹ちゃん、待ってるよ」
男「…ごめん、すぐ着替えるから」
幼「えへへ、じゃあ待ってるね」
バタン
- 10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 00:15:35 ID:bKDWEneQ
- 男(…寝顔見られたのか)
男(くーっ!いつも起こしてもらってるとはいえ、恥ずかしいな…)
男「…朝起きて最初にみる顔が、あんなにきれいでかわいい…」ボソッ
男「…だから、余計恥ずかしいんだよ!!」バシバシ(壁を叩いて)
男「…着替えよ」
……
幼「…男ちゃんの寝顔、かわいかったな」
幼「ずっと見てたいな…」
幼「わたし、へんたいさんじゃないもん!!」カアッ
幼「…朝ご飯食べよ」
- 11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 00:35:13 ID:bKDWEneQ
- 男「待たせてごめんね、幼ちゃん、妹」
妹「遅いです、にーさん。幼ちゃんにあんまり迷惑かけてはいけないですよ」
妹「お寝坊が過ぎるのです」
妹「私はもうお腹がぐーなのです、にーさん」
男「ごめんね」
幼「わたしは気にしてないよ」ニコ
男「」グーッ
男「……」
妹「にーさんも、ぐーですね」クスッ
幼「ふふ、早く食べよう。みんなお腹すいてるみたいだし」
- 12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 00:46:23 ID:bKDWEneQ
- 男・幼・妹「いただきます!!」
幼「今日はね、洋食なの」
妹「…オムレツ、おいしすぎなのです」パクパク
男「トーストについてるジャム、おいしいな」パクパク
幼「マーマレードだよ、手作りしたの。…どうかな?」
男「文句なくうまいね」ニコッ
幼「…よかった。男ちゃんがおいしく食べてくれるのが、一番うれしいな」ニコッ
男「…幼ちゃんが作ってくれたもので、おいしくないものなんてひとつもないよ」ニコッ
- 13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 00:58:39 ID:bKDWEneQ
- 男「とっても料理上手だし、一生懸命作ってくれるし、それに味がね、すごく僕の好みなんだ…やさしくて」
男「まるで幼ちゃんみたいな…」
男「…って僕はなに言ってんだ!?…今のはなし、なんでもない!!」カアッ
幼「…わたしみたいな…そんな、恥ずかしいよぉ」カアッ
幼「…えへへ」
男・幼「……」カアッ
妹「…コーンスープもおいしいです…って、この甘ったるい空気、毎度ながらどうにかなりませんかね…」
- 14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 17:05:43 ID:bKDWEneQ
- 男・妹「ごちそうさまでした」
幼「お粗末さまでした」ニコッ
妹「幼ちゃん料理、上手くなりましたね。昔、味見にたくさん付き合ったかいがありました」
幼「ほんとありがとね、妹ちゃん」
男「僕もおいしかったよ。後片付けは僕がしておくから先に出てて、ふたりとも」
幼「わたしも手伝うよ」
男「いつもお世話になってるんだから、いいよ」
- 15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 17:17:25 ID:bKDWEneQ
- 男「幼ちゃん、家事もしてくれてるし」
幼「…そんなこと、みんな家族が忙しいんだから助け合わなきゃ」
男「…じゃあ、僕も幼ちゃんに何かしたいな。たいしたことはできないけど」
男「何かできることがあったら言ってね。…なんでもするよ」ニコッ
幼「…男ちゃんにそんなこと言われたら、気持ちだけでいっぱいいっぱいだよ…」カアッ
男「」ニコッ
幼「」カアッ
妹「…またこの空気ですか…私もいるんですが」
妹「…ほったらかしは寂しいですよ?」
- 16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 17:57:15 ID:bKDWEneQ
- 通学路
幼「期末テスト大変だったね。いっしよに勉強できてよかったよ。…いい点取れてるかな」
男「大丈夫だよ、きっと。頑張ったし」
男「でも、教えあうのっていいよね。誰かと考えたほうがよくわかるからね」
妹「ふたりとも忙しいのに、勉強みてもらってすみません」
妹「中二の問題なんて、高一には関係ないのに」
幼「気にしないでー」
男「いいって」
妹「私、ふたりと同じ高校行きたいです」
男「嬉しいこと言ってくれるね」
幼「ねっ。えへへ、応援してるね」
妹「はい、頑張ります」ニコッ
- 17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 18:13:56 ID:bKDWEneQ
- 友「男ー!幼ちゃーん!」
幼「友くん、女ちゃん」
女「おは!あいかわらずのラブラブっぷりね」クスッ
友「さすがは生まれたときからのお隣さん、もう夫婦だな!!」
幼「もうっ!!からかわないでよ!!…らぶらぶとかふうふなんて…ソンナフウニミエルノカナ…」ゴニョゴニョ
男「ああ、ふたりとも朝から元気だね」ニコッ
友「テストが終わったんだぞ!!テンション上げなくてどうすんだ!!」
女「完全に同意だけど。…友の場合テスト返しまでよね、浮かれていられるの…」
- 18 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 18:28:35 ID:bKDWEneQ
- 友「うるせー!!やなこと思い出させんな!!」
友「冬休みのことで頭いっぱいにしたいんだよ!!」
友「…そのとおりだけどさ」
女「…認めるのね」
男「…相変わらずは、君らもだよな」
幼「えへへっ」
妹「ふふふっ」
- 20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 18:51:14 ID:bKDWEneQ
- 友「…年末だし、もうすぐクリスマスだな」
女「そうね」
友「プレゼントもらえるのはいいが、リア充が浮かれてむかつくわー」
友「クリスマスに恨みはない。…だがリア充、お前らはダメだ。滅べ!爆発しろっ!!」
女「…別にいいじゃないの、どんだけリア充うらんでんのよ」
妹「…気持ちはよくわかります、なぜか…」
幼「…クリスマスかぁ」
男「…うん?幼ちゃん?」
妹「にーさん、幼ちゃん、クリスマスはやっぱり?」
- 21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 20:14:03 ID:bKDWEneQ
- 幼「うん、もちろん!!」
幼「今年もクリスマスイブにパーティーするよ!!」
幼「イブならお父さんとお母さんいるから…男くんのご両親もいるんだよね?」
男「うん、休みだってさ。よかったよ」
妹「去年はにーさんたち受験でしたし、どっちの両親もいないから…」
男「うん、三人で出来合いのケーキやチキン食べただけだったね」
幼「だから今回楽しみなんだ。張り切って料理つくるから、楽しみにしててね」
男「おうっ!」
妹「はい!」
- 22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 20:16:50 ID:bKDWEneQ
- もう年末だし
まったり幼馴染SS
読みたい
- 23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 20:44:45 ID:qVY49mes
- 俺もそう思う
だから続きを早く書いて下さい
- 24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 21:33:04 ID:bKDWEneQ
- 幼「場所はわたしの家ね〜」
幼「女ちゃんと友くんも来る?」
男「人数多いほうが楽しいもんね、どうかな?」
女「いいの?行きたいけど」
友「ホントに?じゃあ、行かせてもらおうかな」
幼「歓迎するよー」ニコッ
男「待ってるね」ニコッ
妹「今年はにぎやかになりそうですね」ニコッ
女「男くん、幼ちゃん、妹ちゃんよろしくねっ♪」
友「よろしく」
- 25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 21:57:57 ID:bKDWEneQ
- ……
妹「…じゃあ私、中学行きますね」
男「ああ、気をつけてな」
幼「またあとでね」ニコッ
女「いってらっしゃい」ニコッ
友「おう、がんばれ」
妹「行ってきます」ニコッ
幼「……」
幼「…ねぇ、男ちゃん」
男「なに?」ニコ
幼「…やくそく…」ボソッ
男「うん?」
幼「…なんでもないよ」ニコッ
男「……」
幼「…覚えててくれてるかな」ボソッ
男(…幼ちゃんが気にしてるの、クリスマスの約束のことだよね)
男(思い出さなきゃ…きっとすごく大切なことだ)
- 26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 23:36:19 ID:bKDWEneQ
- 高校
男「…というわけなんだ」
友「小さいころのクリスマスの約束ねえ…」
女「直に聞いてみれば?幼なら答えてくれるかも」
女「…なんだったら私聞こうか?さりげなくね」
男「…忘れてるのは僕が悪いからね…なんとか、思い出したいんだ」
友「…昔、遊んでたところ回ってみるとか。懐かしくて思い出せたりしてな」ニコッ
男「…そうだね、やってみよう」
- 27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/27(木) 23:54:19 ID:bKDWEneQ
- 昼休み
幼「男ちゃん、お弁当食べよう」
男「うん、今日も用意してくれてありがとう」
男「おいしそうだね」ニコッ
幼「おんなじクラスでよかったねぇ」
幼「自然にご飯、いっしょに食べられるから」
幼「食べてる人の反応見られると、作りがいがあるんだぁ」
男「いっしょにおしゃべりしながら食べてるだけでも、楽しいけどね」
幼「それはもちろんだよ〜」ニコッ
幼「男ちゃんといるだけで楽しいもん♪」
男「ふふ」
友「…あっちで食おうか、今日はいつもよりいっそう、いいムードだな…」
女「邪魔しちゃ悪いもんね…」
- 28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 00:09:05 ID:qOhekVVU
- 男「……」
幼「…?」
幼「…クリスマス…今年は…」
幼「…クリスマスパーティー楽しみだね、男ちゃん」ニコ
男「そうだね」ニコ
男(いつも助けてもらってるのに、大事なこと忘れてごめんね、幼ちゃん)
男(僕にも何かして上げられることがあればな…)
男「…ねえ、イブじゃないクリスマス当日は空いてるかな?」
幼「空いてるよ。…ていうか、特に用事がなかったらいっしょにいるよね」
幼「…どうかしたの?」
- 29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 00:19:03 ID:qOhekVVU
- 男「…いや、いっしょに遊ぼうかなって」
幼「いいよ、わかった」ニコッ
男「うん、ありがとう。お弁当おいしいや」
幼「えへへっ、ありがと」
男(…これでよし、あとは準備を整えてと)
男(…もし思い出せても、忘れてしまったことはあやまらなきゃね)
男(…ごめんね、幼ちゃん)
- 30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 00:23:52 ID:qOhekVVU
- あんまりいちゃラブしてなくてゴメン
おやすみなさい
- 31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 00:47:32 ID:/HCbwlS2
- 乙
続き待ってるよ!
- 32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 15:32:18 ID:qOhekVVU
- 帰り道
男「…今日は少し違うルートで帰ろうかな…いい?」
幼「いいよ」
……
幼「…幼稚園のときの通学路だね…懐かしいな」
男「来てみたくなっちゃってね。うん、ふたりで手をつないでここをあるいた…」
幼「わたし年中さんのころ、ここでころんで泣いちゃったんだよね」
幼「男くんわたしの頭、泣き止むまで優しくなでてくれたよね。あのころから優しいんだから」ニコッ
- 33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 15:50:22 ID:qOhekVVU
- 男「幼ちゃんだって優しいよ…年長組のとき僕が迷子になったときに、探しに来てくれたよね」
幼「結局ふたりで迷子になっちゃったけどね」クスッ
男「…でも嬉しかったよ、隣町で心細かったからね」
幼「今なら歩いて行ける距離なのにね」ニコ
男「子供のころって今と感じ方全然違ったよね」
幼「ふふ。でも毎日がキラキラしてたよね、新鮮で」
男「新しい発見でいっぱいだもんね」
幼「…わたしは今でもステキな発見でいっぱいだけど」ボソッ
- 34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 16:09:38 ID:qOhekVVU
- ……
男「…でこっちが小学校のころの通学路だな」
幼「そこの空き地でよく遊んだよね…」
男「そうだね、妹と三人でいっぱいさ」
幼「…うん、思い出がいっぱいなの…大事な…」ニコ
幼「そこで遊んだあとはね…」
男「あの駄菓子屋さんでお菓子食べるんだよね」
幼「…クジ、よくひいたよね」
男「時々、結構いいのが当たるんだよな…プラモとか」
幼「うん…ホントにいいのがね…」
- 35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 16:15:59 ID:qOhekVVU
- 男(…空き地、駄菓子屋、くじ…)
男(…夢で見たことがある)
男(何か引っかかる。もう少しで思い出せるかな…)
男「……」
幼「……」
- 36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 16:39:09 ID:qOhekVVU
- 幼「……」ギュッ
男「幼ちゃん?」
幼「手つないで帰ろ?…なんか懐かしくなっちゃった」ニコ
男「…よくつないでるけどね」ギュッ
幼「いいの、えへへー」
男「……」
男「」ナデナデ
幼「男ちゃん?」
男「懐かしくなったからね…だめかな?」ニコ ナデナデ
幼「…だめじゃない、だめなわけない…」カアッ
男「時々なでてるけどさ、今日はなんか違うね」クスッ
幼「…ううぅ」カアアッ
- 37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/28(金) 20:25:26 ID:qOhekVVU
- 男宅
男「…といったわけで、幼ちゃんにクリスマス当日にサプライズがしたいんだ」
男「いつもお世話になってるから、恩返しをね。協力してほしいな」
妹「わかりました」
妹「…しかし幼ちゃんもにーさんも、なぜ私に同じようなこと頼むんでしょう」
男「みんな、妹を頼りにしているんだよ」
妹「…まあ、幼ちゃんにはいつもお世話になってますし、協力しますね」
男「ありがとう、慣れないから色々教えてくれ」
妹「はい」
妹「…サプライズは別にして、ちゃんと約束思い出さなきゃだめですよ」
男「…うん」
- 38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 00:02:26 ID:HWMNGeTs
- 夕飯時
男「今日は僕が夕飯を作ってみたんだ」
男「いつも作ってもらってるからたまには、ね」
幼「すごいねー。ありがと、男ちゃん」
男「さあ、食べてみてくれよ」ニコッ
幼「いただきまーす♪」パクッ
幼「……」
幼「…うん、おいしい…よ」
妹「…この肉じゃが、芋が焦げてるのに中かたいです」モグモグ
妹「…味噌汁、味薄すぎです」
妹「ご飯、べちゃべちゃしてます。水減らして炊きましょう」
妹「全体的にあとちょっとですね」
- 39 :ちゃんといちゃらぶにならないな:2012/12/29(土) 00:16:04 ID:HWMNGeTs
- 男「…率直な意見ありがとう、妹」
男「反省しなきゃな」
男「うーん…」
幼「…わたしは好きだよ。嫌いじゃないもん」
幼「男ちゃんがいっしょうけんめい、作ってくれたんだよ」
幼「…それだけでうれしいよ」
男「ありがとう、幼ちゃん」
男「でもさ、きちんとしたご飯作りたいから素直な感想がほしいんだ」
男「正直な感想聞かせて」
幼「…おいしいよ」
男「そうか…」
男(本当においしいものが作れるように頑張らなきゃ)
男(…幼ちゃんに心から喜んでもらいたいから)
- 40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 00:22:08 ID:HWMNGeTs
- 男「そうだ」
男「明日からお弁当自分で作るよ」
男「上手に作れるようになったら、幼ちゃんにも作るね」
幼「……」
幼「…うん、楽しみにしてる…ね」
妹「……」
妹「…にーさん、ハリキリすぎはいけませんよ」ボソッ
- 41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 00:34:34 ID:HWMNGeTs
- 朝
幼「おはよう、今日も起こしに来たよ…」
男「おはよう」
幼「今日は早いんだぁ…」
男「まあね、毎日面倒みてもらっちゃ悪いし」
男「ああそう、朝食つくったよ」
妹「簡単なものだし、大丈夫ですよ…私が保証します」
男「…ヒドい言われようだ」クスッ
男「さっ、朝ご飯どうぞ」
幼「…うん、いただきます」
幼「…どうしたんだろ、男ちゃん」ボソッ
男(世話になりっぱなしはよくないしね。少しずつ恩返しを…)
幼(…寝顔見たかったな)
- 42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 00:45:12 ID:HWMNGeTs
- 教室
男「…友、相談があるんだけど」
友「なんだ?」
男・友「……」ボソボソ
幼「…なに話してるのかな…?」
女「…さあっ?」
女「それより、洋服屋さん行かない?いいとこ知ってるのよ。一人で行くより楽しいし…」
幼「うん…」
幼「……」
- 43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 00:47:48 ID:HWMNGeTs
- ではおやすみなさい
見てるひと、ありがとうございます
- 44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 03:10:26 ID:E420ZdEA
- おつ
- 45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 18:07:13 ID:HWMNGeTs
- 昼休み
男「お昼を自分で作るのも悪くないね」ニコッ
幼「…うん」
男「…確かにおいしくないな、はは…」パクッ
帰宅時
幼「男ちゃん、帰ろー」ニコ
男「うんっ」
……
幼「男ちゃん、いっしょに今日遊べるかな」
男「ごめんね、今日用事があるから」
幼「なんの用事?」
男「友とちょっとね」
男「…後で埋め合わせするからね」
幼「…うん、気にしないで」ニコッ
幼「用事頑張ってね」
男「うん」
男「…面接、初めてなんだよな」ボソッ
- 46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 18:27:00 ID:HWMNGeTs
- ……
数日後 昼休み
男「」グッタリ
友「男ー、大丈夫かぁ」
男「まあね…慣れないことするのは大変だ」
友「お前真面目だしな。あんまり肩肘張るなよ」
男「友はすごいね」ニコ
友「お前もよくやってるよ」
友「飯ありがとな、イタリアン好きだから嬉しいわー」
男「…不出来なモノ食べさせて申し訳ないな」
友「ケーキはうまかったぞ」
男「普通の料理より、スイーツがうまくできるとは」クスッ
友「…男らしいな、甘党だし」ニコッ
- 47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 18:43:38 ID:HWMNGeTs
- 男「」グッタリ
男「…眠い」ファーア
幼「……」
幼「…最近男ちゃん、すごい疲れてる」
幼「前よりいっしょに居られないし…心配だよぉ」
女「登下校いっしょだしいいじゃない」
幼「うん、でも放課後から夜まで、外でなにかしてるみたいなの」
幼「帰ってきたあとも夜遅くまで起きてるみたいだし…」
幼「…忙しいみたいだけど、ムリしないでほしいな」
女「…愛されてるのねぇ、男君」
幼「…あ、あいっ!?」カアッ
女「今さら照れないの」ニコ
- 48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 19:15:13 ID:HWMNGeTs
- こんなSSだけど大丈夫かな
- 49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 19:20:00 ID:FfNy6XKQ
- 知らん
- 50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 20:30:21 ID:WW07re5g
- 早く
- 51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 20:32:39 ID:9fd37Erw
- 大丈夫と断言する!
少なくとも1人はあなたの書くSSが好きな人間が居るぞ
- 52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 21:59:57 ID:HWMNGeTs
- 女「まったくウブなんだから」ニコ
女「心配しなくても、男君しっかりしてるところあるし平気でしょ」
幼「…うん、でもわたしの個人的なワガママなんだけど…少しさびしいなって」
幼「会える時間がへってることもだけど」
幼「男ちゃんにご飯作ってあげたり、お世話するのわたしすごく楽しいから…」
幼「朝と夜、男ちゃんが作ってくれるのもうれしいんだけど…」
幼「…なんだろ」
女「…嫁かよ」
幼「…お嫁さん」カアッ
女「…それはもういいから」ハァーッ
- 53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 22:15:27 ID:HWMNGeTs
- 幼「…お弁当食べよ」モグモグ
女「あんた、イタリアンすきよね」
幼「うん、スパゲティとかピザとか大好き」
女「お弁当そのままね」
幼「冷めてもおいしいようにとか、お弁当むきにアレンジしてるんだ」
幼「ひとつひとつを小さめにして種類ををたくさん詰めるの…バランスがね」
女「…料理、ホント凝るんだから」
幼「…和食は肉じゃがが好きなの…それはね…」
女「…もう料理好きなのはわかったわ」
女「家事も好きだし、芯までお嫁さんなのね…」
女「男くんは幸せ者ね…幼もだけど」
- 54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 23:39:44 ID:HWMNGeTs
- 夜 男宅
男「…ただいま」
妹「お帰りなさい」
妹「にーさん、ホントに疲れきってますね…時間遅いですもん」
妹「色々頑張るのは結構ですが、幼ちゃん心配してますよ」
男「…あと少しでたまりそうなんだ。あと、あっちが完成するのも近い」
男「もうひとふんばりなんだ」
妹「…私が何度も満腹になったかいがありますね」
妹「…でも幼ちゃん、会う時間が減ってすごくさびしがってます。フォローを忘れないでくださいね」
男「うん、わかってる」
- 55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/29(土) 23:51:01 ID:HWMNGeTs
- 男「…さて、練習を始めようかな…いつもみたいにダメ出し頼むよ」
妹「好きでダメ出ししてるわけじゃありません。にーさんがダメすぎるんです」
妹「…でも最近良くなってきてます。幼ちゃんも喜んでくれるかも」
男「じゃあ、頑張らなきゃな」ニコ
妹「その意気です」ニコッ
妹「…終わったら、すぐ寝るんですよ。にーさん、ふらふらしてます」
男「わかってる…付き合わせてごめんな」
妹「まったくです。できる妹に感謝、ですよ」
男「あはは…ありがとう」
- 56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/30(日) 00:11:54 ID:bczRaG3s
- 幼の部屋
幼「おうちでひとりはさみしいなー」
幼「わたしの家も男ちゃんちも両親出張多いから」
幼「…最近、男ちゃんち居るの気まずいな。なにかこっそりしてるし」
幼「家事とかご飯の支度、男ちゃんが終わらしちゃうし。やることないのも寂しいな」
幼「ちょっと前までずっといっしょだったのに…」
幼「いつもいっしょにいたいなー、なんて」
幼「…もう遅いのに男ちゃんちまだ起きてる」
幼「帰って来たのも遅いのに…」
幼「……」
幼「…よくわかんないけど、頑張ってー男ちゃん!」
幼「わたしは味方だよー!なんて」ニコッ
- 57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/30(日) 00:28:47 ID:bczRaG3s
- とりあえずここまで 見てるかたありがとうございます
- 58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/30(日) 06:12:05 ID:K7AYkTDw
- なんか気持ち悪い
幼稚なんだなあ
ガキの思考
- 59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/30(日) 11:32:11 ID:bczRaG3s
- 甘ったるいの書きたくてね
どろどろしてるほうが好みかな?
- 60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/30(日) 13:36:44 ID:MKpsgwgw
- そのままでいいから
- 61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/30(日) 21:32:14 ID:MKubLsr2
- そのままで良い
そのままで良いよ!
- 62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 21:12:46 ID:/j8JbX8Q
- また数日後 教室
男「ふーっ」ノビー
友「よう男!ちゃんと貯まったかぁ?」
男「ああ、プレゼントも用意もできたよ」ニコッ
女「幼、きっと喜ぶわね」
男「…ホント、ふたりには世話になったよ…ありがとう」
友「気にすんな、ガンバレよー!応援してるからよ」
女「うまくやりなさいよ」ニコッ
男「うん!」
- 63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 21:24:54 ID:/j8JbX8Q
- ……
友「…男たち、うまくいくといいな」
女「そうね、今時珍しいウブなふたりだしね」
女「そうじゃなきゃ、体重計気にして色々協力した甲斐ないし」
友「ははっ…ところでさ、イブじゃないほうって空いてる?」
友「ヒマなんだよ。あいつら見てたら、うらやましくなってさ。一人じゃつまんないしさ」
女「…そうね、空いてないこともないわね。タイクツするより友といたほうがましかしら」
友「…素直じゃないな」ニコッ
女「お互い様よ」ニコッ
- 64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 21:43:01 ID:/j8JbX8Q
- ……
幼「…久々だね、いっしょに帰るの」ニコッ
男「…そうかな、二週間くらいだよ」
幼「二週間は長いよ、まあいいけどね…」
男「…僕にも長かったんだけどね」ボソッ
男「」フラッ
幼「…男ちゃん?」
男「…ちょっとつまづいたよ、あはは」
男(…シフトでむちゃしたからな。時間がないとはいえ…体力ないな、僕)
幼「気をつけなきゃだめだよ…なんか顔色悪いし」
幼「ちゃんと休まないとだめだよ。男ちゃんがんばり屋だけどやりすぎはよくないよ」
- 65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 21:59:28 ID:/j8JbX8Q
- 幼「…最近忙しいみたいだから、ね」
男「…ありがとね。でも、ほんと大丈夫だから」ニコ
幼「…ならいいんだけど」
男(…幼ちゃんには勝てないや。何かしてることはやっぱりばれてるかぁ)
男「…じゃあ、ゆっくり帰ろうか」
男「…少しだけ寄りたいところがあるんだけど、いいかな?」
幼「…男ちゃんがいいなら。体調、平気?」
男「うん、大丈夫」
幼「…そう、でもできるだけ早く帰ろうね」
- 66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 23:22:30 ID:/j8JbX8Q
- ……
幼「わー、なつかしい…ちいさいころよく来てた駄菓子屋さんだぁ」
男「こないだ見たときから来てみたくてね…なにか食べて帰ろうよ」
幼「うん!」
……
- 67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 23:31:25 ID:/j8JbX8Q
- 幼「おっきいコーラアメおいしい〜」
男「サイコロキャラメルもおいしいよ」
幼「ほら男ちゃん、チョコバット、きゃべつ太郎、サラダポテト♪」
男「…うんうん、おいしいよね。ボンタンアメ、きびだんご…ずいぶん買っちゃったね」
幼「分け合って食べよ」ニコッ
男「うん」ニコッ
- 68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 23:42:16 ID:/j8JbX8Q
- 少年「くじ引こうよ」
少女「うん、いっしょに引こうねぇ」
少年・少女「……」
少年「当たったー、船のプラモデルー!」
少女「いいなー」
少年「がっかりしないでー少女ちゃん、いっしょに作ろうよ!」
少女「…いいのー?」
少年「うん、ふたりのほうが楽しいよ!!」
少女「ありがと、少年くん!」ニコッ
少年「帰ってお菓子食べながら作ろ!!」ニコッ
少女「うん!!」(手をつなぐふたり)
男「……」
幼「……」
- 69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/12/31(月) 23:48:30 ID:/j8JbX8Q
- クリスマスなのに年を越してすみません よいお年を
- 70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/01(火) 00:12:42 ID:Irf5iutQ
- お疲れ様。よくある事さ、気にすんな。乙
そして明けましておめでとう。
- 71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/01(火) 08:40:03 ID:G5Uc6VB.
- 描写がきもい
幼稚
- 72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/01(火) 08:46:25 ID:ZIwajm7w
- 乙
あけましておめでとう
心折れずに完走してください
>>71そんなん言うなら読むなよ
スレをそっと閉じれば良い
- 73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/03(木) 22:23:39 ID:l.aFllaA
- この甘々路線で完結させるか迷いますね
- 74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/04(金) 00:03:23 ID:LadWaPnc
- いかんのか?
- 75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/04(金) 00:59:52 ID:gYrvDe7E
- ネトラレとか鬱は書きにくいのでして。 こうしてワンパターンになりがちです。
- 76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/04(金) 01:13:26 ID:R2ZFhZ0c
- 王道でいいじゃない
- 77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/06(日) 00:07:49 ID:V1w3HY/Q
- 幼「…あの子たち」
男「…うん?」
幼「わたし達の小さいころに似てる…」
男「ああ、そう、確かにね。仲良そうな子たちだったね」
幼「ふふっ…なんか懐かしいな」
男「僕もだよ」
幼「あんな感じで遊んでたね、私たち」
男「そうそう、放課後いつもいっしょで」
幼「ふたりのお家のどちらかで過ごして」
男「お菓子とかはんぶんこにして食べてさ」
幼「ここのお店買ったのとかね…あんな風にくじなんかもひいて…」
男「なんかセンチメンタルな気分になったな…」
幼「…物悲しくなっちゃった」
男「やってることは今といっしょなのに…」
幼「ね…今もいっしょにいるのに…」
- 78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/06(日) 00:19:12 ID:V1w3HY/Q
- 男「…子どものときと何も変わってないな…僕ら」クスッ
男「…ガキんちょなわけだね、僕は。…あっ、幼ちゃんは違うよ。僕よりしっかりしてる」
幼「……」
幼「そうかな…?」
男「…幼ちゃん?」
幼「わたしは変わってきてるかもしれないよ?」
幼「何も全部そのままなわけないもん」
幼「…男ちゃんは本当に変わってないの、まったく?」
男「……」
男「…僕は…」
幼「……」
- 79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/07(月) 23:46:01 ID:dmMCPs9k
- 少年「あーっ、告白だぁ!」
少女「告白だね〜」ニコ
男「」ビクッ
幼「」カアッ
少女「らぶらぶなムードになったら告白するんだよね。わたし知ってるよっ!」
少年「僕も知ってる〜!」ニコ
少女「とってもいい感じだもん。お兄さんとお姉さん。間違いないよ」
少年「もしかしたら、もう付き合ってて、プロポーズかもしれないよ」
少女「じゃあ、結婚しちゃうの?すごいね〜!」
男「…プロポーズ」
幼「…結婚」
男「……」カアアッ
幼「……」カアアッ
- 80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/07(月) 23:54:44 ID:dmMCPs9k
- 幼「…そんな…まだはやいよぉ」ボソッ
男「…まあ、そんな感じかな」
幼「…男ちゃん!?」
男「まあいいじゃん」ニコッ
少女「美人で可愛い彼女さんだねぇ。お兄さん幸せ者〜」
男「でしょ」
少年「少女ちゃんも可愛いよ。僕大好き」ニコッ
少女「わたしも少年くんだいすき」ニコッ
男「…仲良しさんだね」
少年・少女「うん!!」
- 81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/08(火) 00:06:16 ID:hmJ7UvZQ
- 少年「僕、少女ちゃんとずっといっしょにいるんだ」
少女「わたしも少年くんといるよ。少年くんのお嫁さんになるんだもん」
男「そっか、ふたりとも幸せだねぇ」
男「…結婚の約束ね」ボソッ
少女「うん♪」
少年「そうだよ。お兄さんも幸せだよね。彼女さんと仲良しだもんね」
男「…うん、そうなんだ。とっても仲良しなんだよ」ニコッ
男「…だから、頑張らなきゃ」
少女「なにを〜?」
男「幸せになるために頑張るってこと。少年くんと少女ちゃんも頑張るんだよ」
- 82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/08(火) 00:20:08 ID:hmJ7UvZQ
- 詰まっちゃってすみません
見ているかたありがとうございます
- 83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/08(火) 18:07:05 ID:hmJ7UvZQ
- 少年・少女「うん!!」
男「ふふ」
幼「……」ニコッ
男「……」
男「…それは?」ニコ
少女「指輪だよ、少年くんにもらったの」ニコッ
少年「結婚指輪だよっ!!そこの駄菓子屋さんのくじで当てたんだよ!!」
少年「僕もはめてるよ。ぺありんぐなんだ」
少女「これでずっといっしょにいられるんだよ。好き同士ならぺありんぐするって、お母さん言ってたもん」
少年「ねー!だからしてるんだよ!」
男「…そっかぁ」
幼「……」
- 84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/08(火) 21:00:35 ID:hmJ7UvZQ
- 男「ふふ」
幼「……」
幼「少年くんと少女ちゃん、ステキな約束してるんだね」
少年「うん、絶対いっしょにいるんだ」
少女「ねー」
幼「うんうん」ニコッ
幼「…約束、信じてればずっといっしょにいられるからね…」
幼「…指輪大切にしてね」
少年「もちろんだよ」
少女「…お姉さんも約束したの?お兄さんと」
少年「そうなの?」
幼「そうだよ、だからふたりでいられるの」ニコッ
幼「ふたりとおんなじ約束」
幼「…だからふたりも大丈夫」
幼「わたしたちみたいにね」ニコッ
少年「すごいね〜」
少女「すてきだね〜」
幼「ふふふ」
男「……」
- 85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/08(火) 21:26:35 ID:hmJ7UvZQ
- ……
幼「わたしは幼、そっちが男くんだよ」
幼「よくここのお店にいるから、また会おうね」ニコッ
男「またね」ニコッ
少女「男お兄さん、幼お姉さん、またね〜」
少年「今度遊ぼうね、バイバイ〜」
……
- 86 :クリスマスどころかお正月も終わってしまった:2013/01/08(火) 21:44:50 ID:hmJ7UvZQ
- 男「もう、帰ったかと思ってたよ…びっくりしちゃった…まぁ楽しかったけどね」
幼「いい子たちだったね。幼稚園くらいかな、可愛いね」
男「また会いたいね」
幼「うん」ニコッ
男「……」
男「…幼ちゃん」
幼「なぁに、男ちゃん?」
男「僕はね…変わっていないけど、変わりたいんだ」
男「ふたりのこれからをね…」
幼「……」
男「約束、思い出したよ」
- 87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 00:43:53 ID:fCGDGr7w
- ……
クリスマス当日
幼「きのうはパーティー楽しかったね」
男「うん久々に家族揃ってね」
幼「1日でみんないなくなっちゃったけどね…」
男「まぁ、忙しいからね」
幼「友くんと女ちゃん楽しんでたね」
男「僕らの家族のテンション高すぎて、驚いてたけどね」
幼「わたしたちだってびっくりするもん。仕方ないよ」
男「大人もあんなにハシャぐんだな…僕らも見ているだけで楽しいからいいかな」
幼「ふふっ」
幼「…ところで今日は男くんのお家でなにするの?」
幼「誘ってくれたから、なにか楽しいことするんだよね…普段から男くんといるだけで楽しいけど」
- 88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 00:54:24 ID:fCGDGr7w
- 幼「…居間に入らないの?」
男「…ふふ、それはね…」
幼「なぁに?」
妹「はい」バッ
男・妹「メリークリスマス!!」パーン
幼「…きゃっ!?」
男「驚いてくれたね、幼ちゃん」ニコッ
妹「クラッカー作戦成功ですね、にーさん」ニコッ
幼「…男ちゃん、妹ちゃん?」
男「…少しやりすぎたかな、ごめんね」
- 89 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 01:06:57 ID:fCGDGr7w
- 男「クリスマスパーティーだよ…昨日もしたけど」
男「一応25日が本番だし、2日してもいいよね。やりたくなっちゃったんだし」
男「今日のためにいろいろ準備したから、楽しんでほしいな」
幼「…パーティー」
妹「わたしも手伝いました」
男「ありがと、妹」ナデナデ
妹「わたし、なでなででよろこぶほど子どもじゃありませ…ふぁ、もっと…」
男「あはは」
男「じゃ、みんな中にどうぞ」ニコッ
幼「うん」
- 90 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 01:09:15 ID:fCGDGr7w
- ずいぶん長くなってすみません
みているかたありがとうございます
おやすみなさい
- 91 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 16:50:48 ID:jl3iBmhk
- 支援
気にせずのんびりでいいと思うよ
- 92 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 19:11:51 ID:fCGDGr7w
- ……
妹「部屋はわたしが飾り付けました」
男「ありがとね…じゃ、ほら」
幼「…あっ」
男「うん」ニコッ
幼「わたしの好きな料理ばっかり」
男「そう、イタリア料理がメインなんだ…と言ってもピザとかスパゲティとかなんだけどね…僕が作りました、一応ね」
男「場違いかもしれないけど、肉じゃがとかコーンスープとかもあるよ」
男「ケーキは昨日はデコレーションだったから、今日はフルーツロールケーキだよ」
妹「料理はわたしが味見に付き合いましたから、にーさんが作ったものでも大丈夫。美味しいですよ」
- 93 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 19:51:32 ID:fCGDGr7w
- 妹「朝、昼、晩、それ以外もにーさんの料理に付き合いました」
妹「わたしだけじゃなくて、友さんや女さんも試食してたんですよ」
男「みんなにはずいぶん助けられたよ」
男「僕本当、料理ヘタクソだからさ、幼ちゃんに世話になりっぱなしだからね」
男「自分でも作れるようになりたかったし、幼ちゃんに普段家事とか、色々お世話になってるお礼がしたかったんだ」
妹「にーさん、夜遅くまで料理練習してたんですよ…幼ちゃん、食べてみてあげてください」
男「自信はないけど食べてみてください。お願いします」
幼「……」
- 94 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 19:59:55 ID:fCGDGr7w
- 男「普段の幼ちゃんへのお礼を込めて、僕の料理でクリスマスパーティーしたかったんだ」ニコッ
妹「わたしも幼ちゃんにはいつも感謝してます。準備手伝ったから楽しんでください」ペコリ
男「うん、そういうことなんだ」
男「…どうかな」
幼「……」
- 95 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 20:23:10 ID:fCGDGr7w
- 幼「ふぇ…うぅ…うっ」ジワッ
男「…幼ちゃん!?」
妹「…幼ちゃん?」
幼「ちが…うのっ…うれしく、てっ」グスッ
幼「…男ちゃんたちの…気持ちがうれしくて…胸があったかくなっちゃって…」グスグス
幼「わたし…ただ好きでしてるだけなのに…」
幼「…ありがとう、男ちゃん……妹ちゃんも…」ニコッ
男「幼ちゃん…」ニコッ
妹「良かったですね、にーさん…」
- 96 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 21:33:16 ID:fCGDGr7w
- 男「じゃあ、パーティー始めるよ!!」
幼・妹「おーっ!!」
……
- 97 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 21:49:37 ID:fCGDGr7w
- 男「数は多いけど食べきれるように量は調節してあるよ…一応ね」
妹「…そうですか?いっぱいありますよ…」
幼「えへへ、何からたべようかな?」
妹「肉じゃが上達してます」モグモグ
幼「ほんとだぁ、優しい味だよね。おいしい」
妹「唐揚げできるようになったんですね」
幼「ピザ、カリカリしてるのにさくさくしてる」モグモグ
妹「ペペロンチーノいいかんじです」
幼「ん〜っ、デザートおいし〜」
妹「にーさん、デザートのほうが得意ですからね。男子なのに…」
幼「ケーキ甘さ控えめでたべやすいねぇ」
男「」ニコニコ
- 98 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 22:02:15 ID:fCGDGr7w
- 男「幼ちゃん…ほら」
幼「なぁに?」
男「クリスマスプレゼントだよ。開けてみて」
幼「手袋だね…可愛いなぁこれ。ありがと、男ちゃん」ニコッ
男「どういたしまして」ニコッ
幼「渡すの遅れちゃったけどプレゼントわたしからも…どうぞ、男ちゃん」
男「マフラーか…あったかそうだね。幼ちゃんありがとう」ニコッ
幼「えへへ〜、喜んでもらえてうれしいよぉ」
幼「パーティーもプレゼントもステキだね…ホントありがと、男ちゃん」
幼「わたし、こんな楽しいクリスマスはじめて…一生の思い出にするね…」
男「そうか…準備したカイあったなぁ…」
- 99 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 22:13:47 ID:fCGDGr7w
- 幼「男ちゃん」ニコ
男「幼ちゃん」ニコ
妹「またわたしを放置して、甘ったるい空気を作るんですね…今日は仕方ないですが、なんてったってクリスマスですからね」
妹「…寂しくないですよ」
幼「えへへ」ナデナデ
妹「幼ちゃん!?なぜわたしになでなでを!?」
男「ふふ」ナデナデ
妹「にーさんまで、わたしに!?」
男「幼ちゃんにも」ナデナデ
幼 「えへへ〜」
妹「なんですか、これ…」
男・幼「♪」ナデナデ
妹「まぁ、いいですよね…楽しいし」
- 100 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 23:50:08 ID:fCGDGr7w
- その夜 駄菓子屋近くの空き地
男「…この空き地に来るのも久々だな」
幼「…うん」
男「昼間だと目立っっちゃうからね」
幼「ライトだよ、男ちゃん」スッ
男「ありがと」
男「ええと…」
男「…この石の下かな」
幼「当時とあまり変わってないから、場所すぐわかるね」
男「じゃあ、スコップを使って、と…手早く済まそう」
幼「うん、手伝うね」
ザックザック
- 101 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/09(水) 23:56:31 ID:fCGDGr7w
- 男「…見つけた」
幼「うん…わたしの家に運ぼう」
……
- 102 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 00:08:06 ID:orFZCPMU
- 男「…高いクッキーの缶…これおいしかったんだよな」
幼「…わたしのおじさんのお土産だったんだよね…わたしたちのタイムカプセルは」
男「外は錆びちゃったか」
男「…開けるよ」
幼「うん」
パカッ
幼「もうひとつ缶が入ってる…男ちゃん、昔っから慎重だよね」
男「まあね…これも開けて、と」パカッ
男「…中身は厳重にくるんだだけあって無事だね」
幼「…みんな、あるね」
- 103 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 00:25:41 ID:orFZCPMU
- 男「2通の手紙と小さな箱」ガサッ
幼「…読んで、手紙」
男「うん」
男「…未来の幼ちゃんへ」
男「ぼくはいつも幼ちゃんといっしょにいたいです。もし手紙を読んでる幼ちゃんのそばにぼくがいたら、結婚してください」
幼「…男ちゃん」ウルッ
幼「…わたし、ちゃんとそばにいるよ」
男「うん、僕も…」
幼「…こっちはわたしのかな。自分で読むよ、聞いて」
男「わかった」
幼「…未来の男くんへ」
幼「わたしはおとこくんが大好きです。おとこくんといるだけで毎日幸せです」
幼「だからおとこくんにも幸せになってほしいです」
幼「おとこくんがわたしといるときに、笑顔でいられるように頑張りたいです」
- 104 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 00:39:37 ID:orFZCPMU
- 幼「いつもそばでおとこくんを幸せにしたいです」
幼「もし、わたしといるおとこくんが幸せなら、わたしをおとこくんのお嫁さんにしてください」
幼「……」カアッ
男「…僕のよりステキな文章だね」ニコッ
幼「…そんなことない…よ」
男「優しい内容だね。あったかい気持ちになれたよ」
幼「…ありがとう…男くんの手紙も心に残ったよ。わたし、すっごくうれしい…」
幼「……」ギュッ(手紙を抱きしめて)
男「ふふ」
男「…箱も開けるよ」
- 105 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 00:45:46 ID:orFZCPMU
- パカッ
男「…指輪だよ、駄菓子屋さんのくじで当てた」
幼「なぜかふたりでいっしょに当たったんだよね」
幼「…わたしたちの婚約指輪…」
男「…マセてるな、子供の僕ら」クスッ
幼「えへへ」
男「……」
幼「……」
- 106 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 01:01:21 ID:orFZCPMU
- 男「…ごめんね」
男「僕らがした約束は、今日のクリスマスの日にあの空き地で」
男「手紙と指輪の入ったタイムカプセルを掘り起こすこと」
男「ふたりいっしょにいられたら掘りに行こう。だから絶対離れないように」
男「…僕はこの約束を忘れてたんだ」
男「少年くんと少女ちゃんたちを見て、ようやく思い出したんだ」
男「…ホントにごめんね…」
幼「……」
幼「男くんは悪くないよ…子どものころの約束だもん」
幼「本気にしてるのはきっとわたしぐらい…恥ずかしいよね、子どものままで」
男「そんなこと…」
- 107 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 01:04:44 ID:orFZCPMU
- 幼「…でも男くんは思い出してくれた」
幼「約束、守ってくれた」
幼「こんなに嬉しいことないよ」ニコッ
男「幼ちゃん…」
幼「…男くん」
- 108 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 01:14:26 ID:orFZCPMU
- お付き合いありがとうございます
- 109 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 02:57:37 ID:3Ej6i6ZM
- 乙
- 110 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 18:39:38 ID:orFZCPMU
- 男「僕の気持ちはあの日と変わらない」
男「…でも幼馴染という関係を超えて、幼ちゃんと恋人になりたいんだ…大好きだから」
男「…僕とおつきあいしてください」
幼「……」
幼「わたしの気持ちはあの日から大分変わっちゃった」
幼「毎日男ちゃんと過ごしてるうちに」
幼「子どもの頃よりもっともっと、ずっとずっと、大好きになったんだよ」
幼「だから喜んで男ちゃんとおつきあいしたいです」ニコッ
男「…ありがとう、幼ちゃん」ニコッ
- 111 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 18:51:38 ID:orFZCPMU
- 幼「男ちゃん…」
男「…渡したいものがあるんだ」スッ
幼「…可愛いラッピングの箱だね」
男「開けて」ニコッ
幼「うん…これ、指輪?」
男「…今日、告白に成功したら渡すつもりだったんだ」
男「今日が特別な日だってことだけは覚えてたからね…パーティーとか色々準備したんだ、いい日にしたくてさ」
男「一応、シルバーのちゃんとしたやつだよ。安物だけど」
男「友に紹介してもらったバイトでお金貯めて買ったんだ」
男「ペアリングなんだよ、ほら。良かったらいっしょにはめよう?」
- 112 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 19:03:51 ID:orFZCPMU
- 幼「…うん、着けるね」
幼「…似合う?」ニコッ
男「うん、すっごく」
男「僕は?」
幼「ステキだよ」ニコッ
男「ありがとう」ニコッ
幼「……」
男「……」
幼「」クスッ
男「」クスッ
幼「…なんかくすぐったいね…不思議な気持ち」
男「…でも、あったかい気持ち、かな」
幼「これでわたしたち恋人同士だね」
男「もうずっと恋人同士みたいだけどね」
幼「…確かに」クスッ
幼「…じゃあ、恋人だって証明しなきゃ…」
男「…どうやって?」
- 113 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 21:21:19 ID:orFZCPMU
- 幼「…こうやって」
幼「」ギュッ
男「幼ちゃん…」カアアッ
男「…じゃあ」ギュー
男「」チュッ
男・幼「」チュッ
幼「…証明完了だね…ちなみにファーストキスだよ」ニコッ
男「…幼稚園や小学生のころのはノーカンかな…?」
幼「ん〜…全部わたしたちふたりだから、アリで」
男「…ふふ、何回ファーストキスする気?」
幼「何回でも」クスクス
男・幼「」チュッ
男・幼「……」
幼「あ〜、幸せ」
男「だね」
- 114 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 21:31:07 ID:orFZCPMU
- 幼「…あっ男ちゃん、窓の外」
男「…雪だね」
……
男の家
妹「…にーさんと幼ちゃんが帰ってこないです」
妹「またいつものごとく、イイ感じになってるんでしょうね」
妹「あんまりほっとかれると寂しいですよ」
妹「…あっ、雪」
妹「…明日は三人で雪遊びしたいですね」
妹「ふふ、楽しみです」ニコッ
妹「かまくら、雪合戦…色々したいな…ゆきうさぎとかかわいいですね…」
妹「」ニコニコ
- 115 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 21:44:44 ID:orFZCPMU
- 友の家
友「…女、料理できるんだ。うまいな」モグモグ
女「まあね…美味しかったならなにより」
女「…練習したかいあったわね」ボソッ
友「男と幼ちゃん…うまくいったかな」 女「そうねえ…多分うまくいってるんじゃない」
友「…俺たちみたいに?」
女「うん…長く好きでいるのってすごいことから」
友「俺らは七年か…」
女「ふふっ」
女「…雪」
友「雪だな…」
女「…いいな」
友「」ギュッ
女「」ギュッ
女「…友、手あったかい」
友「…女もな」
- 116 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 21:48:51 ID:orFZCPMU
- ……
幼「…さっ、妹ちゃん待ってるから行こう」
男「うん」
幼「…男ちゃん」
男「うん?」
幼「だいすきだよ」ニコッ
男「僕も…」
男「…愛してる」ニコッ
- 117 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 21:58:43 ID:orFZCPMU
- ……
…
数年後
少女「…少年くん、待ってよー」タタッ
少年「少女は歩くの遅いな」タタッ
少女「少年くんが急ぐからだよ。もっと私に優しくしなきゃだめ」
少年「…優しくしてるから荷物持ってるんだよ。冬休みになるんだから計画的に荷物持ち帰れよ」
少女「えへへ、そこは感謝してるよ」
- 118 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 22:34:47 ID:orFZCPMU
- 少年「感謝してるなら宿題くらい自分でやれよ。なんで数学、俺にやらせるんだよ」
少女「…私は英語教えてるもん」
少年「少し聞いてるだけだよ。数学は丸投げじゃん」
少年「あと、部屋に勝っ手に入るな。プライバシーの侵害だぞ」
少女「見られて困る物でもあるの?」クスッ
少年「……」
少年「…写真たて見られたら冷やかされるな、俺らふたりのやつだし…」ボソッ
少女「…全く少年くんは素直じゃないなぁ」
少女「…あっ」
- 119 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 22:43:37 ID:orFZCPMU
- 少女「…そういえば」
少女「…男お兄さんと幼お姉さん結婚するんだよ」
少女「クリスマスに式なんだって…ロマンティックだよね」
少女「いっしょに行こうよ。呼ばれてるんだ、ふたりでおいでって」
少年「…うん」
少女「ウェディングドレスかぁ…いいなぁ。お姉さんキレイだからにあうよね。私も着たいなぁ」チラッ
少年「……」
少女「お兄さんみたいにカッコいい人と、ヴァージンロード歩きたいなぁ」チラッ
少年「……」
- 120 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 22:50:10 ID:orFZCPMU
- 少年「…ドレスくらい着せてやる」ボソッ
少女「なぁに?」ニコッ
少年「……」スタスタ
少女「……」
少女「えへへ…ばっちり聞こえたよ」
少女「…待ってよ」
少年「」スタスタ
少年「……」カアッ
少女「おーい」タタッ
少女「もー」
……
- 121 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 22:53:52 ID:orFZCPMU
- おしまい
- 122 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 22:56:55 ID:orFZCPMU
- お付き合いどうもです
アマアマ過ぎでしたかね?
自分でも思いますが それでは
- 123 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 22:57:34 ID:Om.sk5w.
- 乙でした
良かったよ
- 124 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 23:01:37 ID:2oAh8OW.
- おつ
- 125 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/10(木) 23:41:52 ID:RGf2E0ZU
- おつ
- 126 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/11(金) 00:14:42 ID:vN6TEp3I
- オマケ
幼「はまった〜」ニコッ
男「どうしたの、幼ちゃん?」
幼「見て男ちゃん、タイムカプセルの指輪はめてみたの。シルバーの指輪は薬指だから、小指に」
男「…じゃあ、僕もはめてみようかな」スポッ
男「…でも、たいへんだな」
幼「なんで?」
男「…婚約指輪や結婚指輪も全部つけたら、どの指にどの指輪をはめるのかな?」ニコッ
幼「…男ちゃん」ジワッ
幼「大好きっ!」ダキツキ
男「ふふ」ナデナデ
妹「…わたしを無視しないでください」
妹「全く……わたしもなでなで頼めますか?」
- 127 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/11(金) 00:28:02 ID:vN6TEp3I
- オマケ2
少年宅
少女「…最近少年くん、私をお部屋に入れてくれない…なんで、寂しいよ?」
少年「…もう年頃だからな、ほらプライバシーさ」
少年(…俺の部屋はマズい)
少年(いっしょに写ってる写真とか、ふたりで作ったプラモとか…記念の指輪とか見たら、こいつ俺を絶対からかうぞ)
少年「今絶対ダメっ!もう少し、また今度!」
少年(なんとか隠す)
少女「…彼女に内緒ごとはよくないよぉ…えっちなのかくしてるとかじゃないよね」ジトー
少年「…んなわけないっ!」
少女「じゃあ、入れてー!」
少年「やーだー!」
ガヤガヤ
- 128 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/11(金) 00:28:54 ID:vN6TEp3I
- オマケ おしまい
- 129 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/11(金) 01:39:47 ID:cji2xkd.
- おつおつ
- 130 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/11(金) 02:16:00 ID:xeUN9PVU
- 乙
- 131 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/11(金) 16:46:14 ID:lX7yox0k
- 乙乙
乙
- 132 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/01/18(金) 07:48:25 ID:E6FuRW3o
- 甘甘だな
男と幼の手に色んな指輪がはめてあるのシュールそうだな。砂糖吐くけどw
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