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男「幼馴染なんて幻想だ!」幼馴染「は?」- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:17:27 ID:wsmcxXXw
- 男「…」スタスタ
幼「おーい、男!待ってよー!」タッタッタ
男「…」スタスタスタ
幼「待ってってば!」タッタッタッタッタ
男「…」スタスタスタスタスタスタ
幼「やぁっと追いついた!男!おはよう!」
幼「なんで今朝に限って、一人で行っちゃうのよっ」
- 2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:18:16 ID:wsmcxXXw
- 男「…」スタスタスタスタスタスタスタ
幼「…さっきっから待てって言ってんでしょーがっ!」バシッ
男「…」スタスタ
幼「何よ、何で何も言わないの?」
男「俺は…」プイッ
幼「何よ?」
男「昨夜、ついに理解したんだ」ボソッ
幼「何を?」
- 3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:19:01 ID:wsmcxXXw
- 男「幼馴染なんて幻想だ!」
幼「は?」
男「幼馴染なんて、この世に存在しない、幻なんだよ!」
幼「ちょっと、男、頭大丈夫?受験勉強のし過ぎでおかしくなった?」
- 4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:19:49 ID:wsmcxXXw
- 男「主人公の事が好きだけど、長年兄妹みたいに接してきたから」
男「男女としての距離感が掴めずにいるうちに…」
- 5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:20:44 ID:wsmcxXXw
- 男「隣りの席の積極的な女や」
幼「隣りの席のって私じゃん…」
男「む」
- 6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:21:26 ID:wsmcxXXw
- 男「頼りがいのあるメガネでおさげの女子委員長」
幼「ウチのクラスの委員長、男じゃん…」
男「む」
- 7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:25:39 ID:wsmcxXXw
- 男「些細な気配りに心惹かれちゃったツンデレ女子」
幼「男、昔から周囲への気配りゼロじゃん」
男「む」
幼「あと、ツンデレって何よ」
男「む」
- 8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:26:40 ID:wsmcxXXw
- 男「部活のクールな女子部長とキュートな女子後輩」
幼「男、帰宅部でしょーが」
男「む」
- 9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:27:36 ID:wsmcxXXw
- 男「学校で一番の美人、女子生徒会長」
幼「ウチの学校の生徒会って、全員男子じゃん…」
男「む」
- 10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:28:59 ID:wsmcxXXw
- 男「外見はギャルっぽいのに、実は密かに心寄せてるギャル娘」
幼「ウチの学校、髪染め禁止でしょ?」
幼「だいたい制服でギャルっぽい外見ってどんなのよ?」
男「む」
- 11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:30:57 ID:wsmcxXXw
- 男「黒髪ロングで清楚なお嬢様」
幼「だから、ウチの学校、校則で髪伸ばすの禁止じゃん。ロングとかダメじゃん」
幼「あとお嬢様って具体的にどんな人がお嬢様なん?」
幼「本物のお嬢様はもっとレベルの高いお嬢様学校に行くんじゃない?」
男「む」
- 12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:32:16 ID:wsmcxXXw
- 男「学校のマドンナ先生、もちろん独身」
幼「マドンナ先生って表現古っ!」
幼「ウチの学校の女性教諭、一番若くて40代じゃん…」
幼「…まぁ、独身だけど」
男「む」
- 13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:33:18 ID:wsmcxXXw
- 男「昔、近所に住んでて、転校して離れ離れになったんだけど」
男「数年ぶりに戻ってきた、美少女転校生」
幼「仮にそんな子が居たとしてさぁ」
幼「男がその子の事を覚えてるとは思えないんだけど」
男「む」
- 14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:34:28 ID:wsmcxXXw
- 男「実は血の繋がりが無いとわかって、恐ろしく積極的になった義理の妹」
幼「男、一人っ子じゃん…」
男「む」
- 15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:36:05 ID:wsmcxXXw
- 男「と、とにかく!」
男「…以上の様な人々に」
男「先手を打たれてしまうが」
男「『男が幸せなら…アタシは…』なんて言って」
男「身を引いてしまう…」
男「そんな幼馴染は存在しない!幻想だ!」
幼「まぁ、そんなシチュエーションは滅多にないんじゃない?」ハァ
- 16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:38:53 ID:wsmcxXXw
- 男「もしくは!」クワッ
幼「まだ続くの?」ハァ
男「クラスのDQNに手篭にされたり」
幼「ドキュンってどういう意味?」
幼「あと、手篭って、またしても表現古っ!」
幼「昭和か!」バシッ
男「む」
- 17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:39:49 ID:wsmcxXXw
- 男「イケメン先輩に言い寄られたり」
幼「イケメンて」ハハハ
男「む」
- 18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:40:46 ID:wsmcxXXw
- 男「鈍感な主人公に愛想尽かして」
男「ホイホイついていっちまう!」
男「そんな幼馴染は人間として最低だ!」
幼「幼馴染とか、そういうの以前にさ」
幼「それって普通に恋愛として、アリなんじゃないの?」
男「違う!」カッ
幼「何が?」
- 19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:41:39 ID:wsmcxXXw
- 男「幼馴染とは!主人公を一途に想い続ける存在なのだ!」
幼「えー?」ハァ
男「幼馴染とはつまり、妖精と同義なのだ!」
幼「何で急に妖精出ちゃった?」
男「この世の中に存在しないという意味で、同じ意味なのだ!」
- 20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:42:30 ID:wsmcxXXw
- 男「だから幼馴染なんて幻想なんだ!」
幼(あぁ、そんな妄想を…)
男「それが1週間考えに考え抜いた上での結論だ!」
幼(受験生が、貴重な時間を1週間も…そんな事考えてたなんて…)
- 21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:44:03 ID:wsmcxXXw
- 男「だからお前も幻想だ!」ビシッ
幼「は?バカじゃないの?」
男「お前はただの近所にすむ女子高生Aだ!」
男「今はそれ以上でもそれ以下でもない!」
幼「あのさ、男」ハァ
男「なんだ?」
- 22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:45:00 ID:wsmcxXXw
- 幼「17年、お隣同士で、親同士の仲も良くって」
幼「部屋のカーテン開ければ、お互いの部屋が見えちゃう」
幼「しかも、ちょっと勇気だせば、小学生でも飛び移れちゃうくらい近い距離」
幼「保育園から高校までずーっと同じクラス」
幼「苗字も似てるから、出席番号も近くて」
幼「席替えしても何故か隣りになる事が多く」
- 23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:46:06 ID:wsmcxXXw
- 幼「朝、忙しい男のお母さんのかわりに」
幼「起こしに行くのと、朝食アンド弁当を準備」
幼「登下校もほぼ毎日一緒」
幼「休日も男の部屋でゲームしたり、バカ話したり」
幼「そんな、昔からの馴染みを『幼馴染』って言うんじゃないの?」
- 24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:47:11 ID:wsmcxXXw
- 男「だから!」クワッ!
男「そんな絵に描いたような幼馴染が存在するはずがない!」
男「だからお前は幻に違いない!」
- 25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:47:54 ID:wsmcxXXw
- 幼「…」
男「…」
幼「…」バシッ
男「いたっ!何だよ」
幼「…」グイーーーーー
男「痛い!モミアゲ引っ張るの止めて!」
幼「…」ゲシッゲシッゲシッ
男「痛ったい!無言で太ももに膝蹴り連打するの止めて!」
- 26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:48:49 ID:wsmcxXXw
- 幼「…で?」
男「はい…」ボロッ
幼「何で今回はそんな事考えちゃった?」
男「あの、プライバシーに関する事なんで、言いたくないんスけど」
幼「いいから!言いなさいよっ!」
- 27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:49:40 ID:wsmcxXXw
- 幼「アンタ、バカなんだから」
幼「余計な事考えてたら、大学落ちちゃうよ?」
男「…そんなはっきりバカって言われると、オレだって傷つくぞ?」
幼「そんな事はどうでも良いから、何があったの?」
男「実は…」
- 28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:50:54 ID:wsmcxXXw
- 幼「はぁ?告白された?」
男「…はい」
幼「…」プルプル
幼「…誰に?」プルプル
- 29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:52:24 ID:wsmcxXXw
- 男「A組の女さんと、B組の委員長さんと、ツンデレさんと」
男「バレー部の先輩女さんと後輩女さんと」
男「学年が1つ下だけど、転校生女さん」
男「隣町の女子校の生徒会長女さんと、ギャル娘さんと、清楚娘さん」
男「あと、向いのアパートに住んでる教師女さん」
男「それと、ウチの母ちゃん再婚して、義理の妹出来た」
男「その義妹ちゃんからも告白された…」
幼「」
- 30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:53:25 ID:wsmcxXXw
- 男「幼?聞いてる?」
幼「…なんでそんな事になったの?」プルプル
- 31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:54:26 ID:wsmcxXXw
- 男「まず1週間前」
男「下駄箱に手紙が入っててさ」
男「放課後屋上に来てくださいって書いてあったんで」
男「行ってみたら女さんと、委員長さんと、ツンデレさんが居た」
男「あの3人さ、去年同じクラスだったじゃん?」
男「文化祭の時とか、オレ頑張ったじゃん?」
男「その頃からオレの事好きだったらしくて」
男「3人で告白してきた」
男「誰と付き合っても文句なしって事らしい」
幼「」
- 32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:55:08 ID:wsmcxXXw
- 男「バレー部の2人は」
男「6日前に体育館裏に呼び出された」
男「前に体育の授業中、俺がサーブ打つ所見てたらしくて」
男「その姿に惚れたらしい」
男「2人で告白してきた」
男「もともと2人、付き合ってるらしいんだけど」
男「2人同時に、同じ人に惚れたって事で」
男「じゃあ3人で付き合っちゃえば良いじゃん!って事になったんだって」
男「どっちが本妻でどっちが愛人でも構わないんだって…」
幼「」
- 33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:56:04 ID:wsmcxXXw
- 男「転校生女ちゃんの事は…幼、覚えてない?」
男「俺たちの1つ下で、よく俺たちの後ついてきてた子」
男「俺たちが中学に上がる時、転校して行ったじゃん」
男「6日前、この街に引っ越してきたんだって」
男「5日前、偶然学校の廊下で会ってさ」
男「ちょっと立ち話してたらさ」
男「いきなり告白された」
男「昔から、オレの事が好きだったんだって」
男「もしこの街で、再会出来たら、絶対告白するって決めてたらしい」
幼「」
- 34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:57:21 ID:wsmcxXXw
- 男「生徒会長女さんと、ギャル娘さんと、清楚娘さんは」
男「先月、予備校の帰りにさ」
男「ヤンキー達に絡まれてる所を助けたんだ」
男「で、物騒だから3人とも家まで送って行ったんだけど」
男「最後に送って行った生徒会長女さんがさ」
男「後日、改めてお礼がしたいから連絡先を交換したいって」
男「オレ、断ったんだけど、向こうが必死に聞いてきたもんで」
男「アドレス交換したんだ」
- 35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:58:13 ID:wsmcxXXw
- 男「そしたら、4日前の日曜に急に連絡あって」
男「駅前の喫茶店に行ったら」
男「ギャル娘さんと、清楚娘さんも居てさ」
男「最初はお礼を言われてたんだけどさ」
男「ギャル娘さんが『好きです、付き合って下さい』って言い出して」
男「生徒会長女さんも『私も君の事が好きになってしまったんだが』って」
男「で、2人が言い合いになっちゃってさ」
男「それをなだめてたら…」
男「清楚娘さんも『わたくしもあなたの事をお慕いしております』とか」
男「結局3人から告白された…」
幼「」
- 36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:59:14 ID:wsmcxXXw
- 男「教師女さんは、幼も知ってるよね」
男「あの人、昔から誰も見てない所で」
男「オレに色々チョッカイ出してきてたんだけどさ」
男「3日前、夜食買いに行こうとして家を出た時に」
男「バッタリ会っちゃって」
男「夜の10時くらいだったんだけど」
男「教師女さん、酔っ払っててさ」
男「部屋に引っ張りこまれたんだ」
- 37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:00:17 ID:wsmcxXXw
- 男「『親戚から、お見合いの話しがさー』とか」
男「『男子校のに美人女教師なんて、危ないよねー』とか」
男「めっちゃ愚痴られてさ」
男「眠いなー、腹減ったなーとか思ってたら」
男「『私と結婚しない?』って急に言ってきてさ」
男「『年上は嫌い?』とか『私、魅力ないかなぁ?』とか」
男「何か変な雰囲気になってきたから、走って逃げた」
男「部屋出る時『結婚の話、本気だから!』って…」
幼「」
- 38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:01:45 ID:wsmcxXXw
- 男「義妹ちゃんとは、2日前に初めて会ったんだけどさ」
男「何か『義理の兄妹って萌えません?』とか」
男「最初から全力でアピールしてきててさ」
男「その日の夜、オレの部屋に来てさ」
男「『お義兄ちゃんになら、いいよ?』とかさ」
男「オレたちは義理とはいえ兄妹になったんだから」
男「そういう事言うの止めなさいって言ったら」
男「『一目惚れなんだもん!しょうがないじゃん!』だって」
幼「」
- 39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:03:19 ID:wsmcxXXw
- 男「そんな訳で、考えてたんだ」
幼「…オレ様、モテ期キターーーーー?とか?」
男「違う違う!」
男「漫画や小説なんかだとこういう時さ」
男「幼馴染はなぜか身を引く事が多いよな」
幼「…そういう漫画や小説をあまり読んだ事がないので、わかりません」
男「そういうものなんだよ。幼馴染って」
- 40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:04:25 ID:wsmcxXXw
- 男「先行で、めっちゃ有利なはずなのに、身を引いちゃうんだよ」
男「頑張っても負けちゃうんだよな。その他の登場人物に」
幼「…へぇー」
男「幼はさ」
幼「な、何?」ドキッ
男「オレの幼馴染じゃんか?さっき自分でも言ってたけどさー」
幼「まぁ、幼馴染…だね」
- 41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:05:42 ID:wsmcxXXw
- 男「これは現実の話しだから関係ないと思うけどもさ」
幼「ん」
男「俺が告白されたって聞いたらさー」
男「もしかしたら幼が身を引いちゃうかもしれないだろ?」
幼「うん…んん?」
男「だからさ…」
幼「ちょっと待った!」ビシッ
- 42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:06:56 ID:wsmcxXXw
- 男「何?」
幼「何で私がアンタの事を好きな感じで、話し進めようとしてるの?」
男「はい?」
幼「私、男の事が好きとか、言った事あったっけ?」
男「んー。直接言われた事は無いかな?」
幼「間接的にもそんな事言った事ないよっ!」カッ
男「それもそうか?」
- 43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:07:44 ID:wsmcxXXw
- 幼「そ、そうだよ!私達は単なるご近所さん!」
幼「それ以上でもそれ以下でもないよっ!」
男「お、おう。そうだよな。ご近所さんだよな」
男「てか、それ俺が言っただろ?近所の女子高生Aって」
幼「言ってたね…」
男「つまりだな、幼」
幼「うん」
- 44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:08:51 ID:wsmcxXXw
- 男「オレは幼に、身を引いてほしくないんだよ」
幼「は?意味わかんないんですけど」
男「オレは幼の事が好きなんだよ」
幼「」
- 45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:09:39 ID:wsmcxXXw
- 男「昔からずっと好きなんだよ」
幼「なっなっ…」カァァァァ
男「だから、オレの事を好きでい続けて欲しいんだよ」
幼「だっだっ…」カァァァァァァ
男「幼、何か言語が崩壊してるぜ?大丈夫か?」
幼「あっあんた!そんなこ、告白を…」
幼「こ、こんな…登校途中に…」
幼「な、な、何の風情もない!」
- 46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:11:05 ID:wsmcxXXw
- 男「んん?告白?」
男「え?幼、オレの気持ちに気づいてたんじゃなかったの?」
幼「はっ?」
男「で、幼もオレの事、好きでしょ?」
幼「なっ」カァァァ
男「当ってるだろ?」ニヤリ
幼「ア、アンタ…」カァァァァ
- 47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:12:17 ID:wsmcxXXw
- 男「オレはさ、ずっと幼一筋だからさ」
男「幼もずっとオレの事好きでいてくれよ」
幼「で、でもアンタ、あんな、た、たくさんの人に告白されて…」
男「全部キッパリ断った!」
幼「え?」
男「その場で、全員断ったよ」
幼「マジで?」
男「一筋だからな」フンス
- 48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:13:31 ID:wsmcxXXw
- 幼「…」グスッ
男「ちょ、泣くなよ!」アセアセ
幼「だって…ずっと片想いだと思ってたから…」グスッ
幼「男の事、鈍感だと思ってたから…」グスッ
幼「わた…わたしの気持ちになんか、ぜんぜん気付かなくて…」
幼「な、何とも思ってないのかなって…」グスッ
- 49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:14:12 ID:wsmcxXXw
- 男「幼、よくオレに鈍感鈍感言ってるけど」
男「幼の方が鈍感じゃん?」ハハハ
幼「うぅ…」グスグスッ
男「絶対幸せにするからさ」
男「幼馴染としてじゃなくて、一人の女の子として」
男「オレと付き合って下さい」ペコッ
幼「あ、あたしで良ければ…」ペコッ
- 50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:15:08 ID:wsmcxXXw
- 幼「じゃあさ」
男「何?」
幼「何でさっきちょっと無視したの?」
男「あぁ、あれは…その…」カァ
男「昨日の夜さ、結論に達したんだ」
男「今朝、絶対気持ちを伝えようって」
幼「うん」
男「でもいざ幼の顔みたらさ…」
男「その…恥ずかしかったんだ…」マッカッカ
幼「あ、そ、そう…」マッカッカ
- 51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:16:42 ID:wsmcxXXw
- 男「つまりさ」
幼「うん?」
男「幼馴染なんて幻想だ!」
幼「は?」
男「今、オレの隣に居るのは」
男「隣の家に住んでいる、オレの大事な彼女だ!」
男「って事だな!?」ハハハ
幼改め彼女「…ハイ」マッカッカ
おわり
- 52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:21:32 ID:wsmcxXXw
- スレタイ思いついたときは、
うまいオチも同時に思いついたと思ったんだけど
何か、変なオチになっちゃったなぁ…
誰か読んでてくれれば嬉しいです
次スレ立てるときは
ツン幼「はぁ?」男「いや、だからさ…」
って感じで立てたいと思ってます
- 53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:28:21 ID:DM8BB6tY
- この発想はなかった
- 54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:32:53 ID:wsmcxXXw
- >>53
良かった、読んでくれた人がいて
どうもありがとう
- 55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:34:41 ID:ofL9yvhc
- 乙
幼馴染みが
「そんなに告白されたアンタのほうが幻想じゃない?」
「 いや、全部アンタの妄想か」ハハハ
みたいな突っ込み入れるかと思ってたが、いい意味で裏切られた
ハッピーエンドはいいね
- 56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:35:57 ID:vGQGuaUE
- おつ
- 57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:39:29 ID:dq7ZLZ5.
- 乙
今のところ>>1の書く幼馴染SSは安心して読める
- 58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:43:09 ID:wsmcxXXw
- >>55
>>56
>>57
読んでくれてありがとうございます
寝取り、寝取られ、大嫌いです
幼馴染はみんな幸せになったらええんや!
- 59 :以下、名無しが深夜にお送りしますね:2012/06/09(土) 22:44:53 ID:YrMpHfLo
- おつ
こーゆーの 大 好 物 で す !
- 60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:57:53 ID:HaQ6D5mU
-
乙
是非>>1には最近の幼馴染み不遇の風潮をどうにかして欲しい。
- 61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 23:02:20 ID:xTKpp0Zo
- 乙!
やっぱ幼馴染は報われないとね!
- 62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 23:30:10 ID:HqXYnrxs
- おつ
次の幼馴染みも楽しみだ
- 63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 23:44:55 ID:OJ/KIPyo
- 乙
サクッと読めて良かった
- 64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 23:50:43 ID:.ie3WIzQ
- さっぱりしてて読みやすい
- 65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 23:53:45 ID:V9DMRH96
- >>1乙!
今夜はいい夢見れそうだ
- 66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/06/10(日) 00:14:20 ID:za20MvdE
- 乙乙
- 67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 00:16:12 ID:ra/wsLhA
- おっつん
- 68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 00:18:12 ID:T77GecTM
- 乙 幼馴染はいいものだ
- 69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 01:10:16 ID:yHCeyJfM
- スペックの高い男にはスペックの高い幼馴染みがいるのねん
- 70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 01:24:44 ID:a0IwSJBU
- おっつおっつ
やっぱ大正義幼馴染だわ
王道こそ一番だね
- 71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 01:43:20 ID:ZOz.shHM
- 乙
また幼馴染物書いて欲しいなぁ(チラッ
- 72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 03:43:56 ID:tVrKPs1I
- む
面白かった
- 73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 07:14:33 ID:PPEXeod.
- >>37
>男「『男子校のに美人女教師なんて、危ないよねー』とか」
学生の登場人物は全員・・・?
- 74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 07:38:22 ID:mOSl0QAQ
- >>73
つまりそういうことだよ
- 75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 10:23:03 ID:AVUjmvTk
- 皆さん、読んでくれてありがとうございます。
>>73
『男子校の中に美人女教師なんて、危ないよねー』って書きたかったんです
教師女さんは男と幼が通う学校の先生ではなく、近所の男子校の先生です
男と幼の家のご近所さんで、30代
ショタコンで、昔から男に軽いセクハラしてたって設定です
説明が足りなかったですね
次作も、その次も、今、書いてます
幸せな幼馴染物を書いてます
期待してもらえるなら、いくらでも頑張れる気がします
また読んでもらえると嬉しいです!
ではちょっと仕事行ってきます!
- 76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 10:55:21 ID:9AN6nR3k
- 乙! 俺もこんなSS書きたい
- 77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 12:01:49 ID:4o5hT9hk
- 次回作も期待してます
- 78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/10(日) 22:12:07 ID:T938gi9k
- 面白かったよ
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