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夜を歩くようです
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01( ^ω^)夜を歩く
02 ξ゚⊿゚)ξ夜のかえりみち
03 ('A`)夜のきまぐれ
04 ( ・∀・)夜のまぼろし いち
05 (・∀ ・) 夜のおしおき
06【+ 】ゞ゚)夜のモンスター
07(´<_` )夜のひとさがし
08( ・∀・)夜のまぼろし に
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※非常に読みにくいです
01( ^ω^)夜を歩く
となり町へと繋がる山道を僕は歩いている。僕を包むのは闇....風もない、人もいない、辺りに響くのは僕の音だけだ。
トコトコトコトコ
暗闇にアスファルトを踏む僕の足音だけが響く。
僕は夜を歩くのが好きだ。夜の闇の中で僕は僕を、僕だけを感じられる。いつも他人に合わせてなるべく波風の立たないように暮らす日常は僕に僕を忘れさせる。僕は僕が1人の人間だと再確認する為に歩いている。などと考えを巡らせてみる。本当にそう思って歩いているのかもしれない。それともただの後付けかもしれない。
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息を深く吸う....冬の夜の限りなく澄んだ冷たい空気が肺いっぱいに広がる。その澄んだ冷たい空気は鋭利な刃物のように僕の脳天を刺激する。しかしそれには確かな心地よさを伴う。夜にも性格がある。冬の夜は鋭い、冷えた空気が肌に、肺に、脳に突き刺さる。木は鋭さに耐えられず葉を失い、虫は沈黙する。鋭い、だがこの上なく澄んでいる。本当の静寂。澄んだ闇。日頃の鬱憤が澄んだ闇に溶け出し霧散する。代わりに僕の心を澄んだ空気が満たす。
( ^ω^)「寒いお」
ふと呟く。返事はない。この闇は僕のもの。
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パキッ
不意に鋭い音が闇に響く。地に落ちた枝を踏んだのだ。僕だけの音の世界が急に崩れ去る。何故だかそれが楽しくて僕は落ちた枝を探す。探しては踏む。
パキッ、パキッ
しかし何度踏んだところで最初のものには敵わない。もう一度あの感覚に出会いたくて僕は踏む。だが満たされない。暫くして僕は、はたと気が付く。僕は何に夢中になっていたのかと、ただ木を踏んだだけではないか。何がそんなに良かったのかと。僕はそこで考え込む。本当の足音だけが響く闇は僕だけのもの....しかしそこには僕しか居ない。鋭い音はそこに介入する第三者....ひょっとしたら僕は寂しかったのかもしれない。結局人間は1人では生きていけないのだ。こう考えると成る程、理にかなっていそうである。しかしそんな理屈で片付けたくないという思いも何処かで存在している。それほどにあの時の感覚というものはなんとも言えないものであった。
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トコトコトコトコ
再び闇を満たすのは僕の足音。
確かこの辺りには池があったはずだ。
トコトコトコトコ
( ^ω^)「ほら、あったお」
その池は結構な大きさだ。昼間はバス釣りやちょっとしたボート遊びスポットとして隠れた人気を誇っている。
僕はその辺に落ちている石を拾って池に投げた。
ポチョン
なんとも気の抜けた音だ。僕はちょっとしたゲームを思い付いた。石を投げよう。あの池に写った細い月が割るまで。そしてこの気の抜けた音が闇に波紋を広げるような余韻を暫く味わうのだ。
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しえしえ
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>>6
感謝
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投げる。
ポチョン
なんと、もう割ってしまった。自慢では無いが僕は運動は得意ではない。当然コントロールも悪い。それなのに一発で割ってしまった。まぐれだ。しかも、全く嬉しくないまぐれだ。当然僕はまだ満足していない。何故こういうものは起こって欲しいときに起きず、望んでいない時に限って起こるのか。僕の不幸を嘆く訳ではないが、この世界は良いことより嫌なことが少し多くなるような比で作られているのかもしれない.....いや、これはネガティブ過ぎた。別に今のはもう1ゲームやればいいだけなのだ。
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投げる
ポチョン
割れた。流石にこれは酷い。やはりネガティブでも何でもなく不幸の方が多いに決まってる。なんせ幸運であるはずのことが僕の不幸を増やしているのだ。この世界は理不尽だ。なにか神的なものの作為を感じずにはいられない。神的なものはもしかしたら僕を嫌いなのかもしれない。そういえば、あの時だって.....いやキリがない。考えても無駄だった。結局僕はゲームは諦めて普通に池に石を投じる。
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ポチョン
月に照らされた水面に波紋が広がる様子が目に映る。
次に目を閉じて投げてみる。
ポチョン
僕の闇に波紋が広がっていく。僕に気の抜けた音が染み渡る。それから僕に染み渡った波は引いていく。波が完全に引いた時、僕は息を吐いた。波紋が僕に染み渡る....その甘美な感覚に僕は息をするのも忘れていた。もう一度と僕は石にてを伸ばす
投げる
ポチョン
広がる。引く。
投げる
ポチョン
広がる。引く。
投げる
ポチョン
広がる。引く。
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ここで僕はふと思った、大きな石ならどうだろうか?きっと投げた後後悔すると分かっていても僕は沸き上がる好奇心には勝てなかった。
持ち上げる
投げる
ドッボーン
水の柱が立つ。その荒々しさが全くこの闇に似合わず可笑しかった。やっぱりよくなかった、ぶち壊しだ。薄く張り巡らされていた緊張の糸が切れた。なぜだかよく分からないが笑いが込み上げて僕は暫く笑っているしかなかった。
あの後、また数回小石を池に投げてから僕は池を後にした。
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そうだ、今日は頂上の方へ行ってみよう。こんなに澄んだ空気ならきっと星が綺麗なはずだ。次にすることが来まするとワクワクしてくる。自然と足が速く動く。
トットットットッ
闇に響く足音も変わる。ワクワクした気分と合わさって、それがまた気分を楽しくさせる。ここはアスファルトの道。となり町に続く道。車も通るからアスファルトなのは当然だ。頂上へ向かう道は土の道だ。僕は次の足音にもワクワクしながらアスファルトをやや速い足取りで踏みしめる。
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| 頂上 ↑ |
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無駄に字の小さい看板が見えた。
土の道に足を踏み出す。アスファルトとは違う柔らかい音の予感を抱きながら....
カサッ
( ゜ω゜)!!
どうやら道には枯れ葉が散りばめられていたようだ。
カサッカサッカサッカサッ
足を踏み出す度に枯れ葉が潰れて小君良い音をあげる。考えてみれば、今は冬なのだから枯れ葉が落ちていても何ら不思議な事では無い。秋程は落ちていない。秋なら他の音を出すだろうかと今から楽しみになってくる。
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カサッカサッカサッカサッ
道は凸凹と時に曲がりくねりながら延びている。僕は凸凹に足を取られないように、道を外れてしまわないように、慎重に、しかし着実に足を進める。
カサッカサッカサッカサッ
トコトコトコトコ
枯れ葉が無くなってきた。どうやら頂上も近いようだ。
シャリッ
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シャリッ?シャリッって何だ?僕は恐る恐る足を踏み出す。
シャリッ
氷を踏み潰すような感覚。
また一歩。
シャリッ
( ^ω^)「霜柱かお」
思わず声に出す。霜柱と言えば、子供の頃、砂場にあった霜柱を水晶か何かと間違えて家に持って帰ったのは良い思い出だ。
シャリッシャリッシャリッシャリッ
子供に戻ったみたいに霜柱を踏み潰す。氷を踏み潰すような感覚に気分は高揚する。
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シャリッシャリッシャリッシャリッ
大方踏み潰した所で本来の目的を思い出す。また僕は前に進む。
トコトコトコトコ
一気に視界が開ける。頂上だ。
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一面に星空が溢れる
声を出すことも忘れて僕は星空に見いる。ここまでとは想像していなかった。
僕は幸福感でいっぱいになった。
暫く眺めて彼は帰路につく。そんな彼を夜だけが見送っていた。
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01は終わりです。地の文って難しいですね。まあ要約すると夜を歩くのいとをかしと言った所です。
02からは内容が少し変わります
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全部同じ世界の話になるんかな?おつ
>>11の来まするとって所はミスかな
あと>>5の細い月が割るって所も仕様なのか分からないけど微妙に違和感あった
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>>20
どちらもミスでしょうね。同じ世界です
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めげずに投下します。
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暗い。怖い。どうしてこんなことになったんだろう。いや、私が悪いんだ。
02 ξ゚⊿゚)ξ夜のかえりみち
('、`*川 「今日はもう泊まっていってもいいのよ」
ξ゚⊿゚)ξ「着替えとか無いし、大丈夫です」
そう、これが諸悪の根源だ。
('、`*川「ならいいけど....気をつけて帰ってね」
ξ゚⊿゚)ξ「ありがとうございました」
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学校帰りに友達の家で一緒に宿題をしたり遊んでいたりしたらいつの間にかこんなに遅くなってしまっていた。空はとっくに真っ暗になり辺りを照らすのは街灯と時々走る車だけ。家は遠い。親を呼んで帰れば良いという意見があるかもしれない。だが生憎親は2人とも仕事だ。
街灯が10秒後の未来を照らしツンちゃんが歩くとかどっかで聞いたようなことを考えてみる。10秒後はもしかしたら急に車が突っ込んで来るかもしれない、気持ち悪いオッサンに襲われているかもしれない.....思考がネガティブ過ぎる。1人で暗い中を帰る恐怖からか考えることが良くないことばかりだ。駅前のパン屋さんおいしかったなー。あっ、あの時クリームパンのクリームを服に溢したんだった…。無理矢理楽しいことを考えようとしたけど失敗してしまった。
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みてるぜ
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暫くして、道は住宅街に入る。街灯は疎らになりいっそう暗い。辺りの家を見回しても明りが付いている家は少なく、ポツポツとある個人商店も全てシャッターがしまっている。月は半分雲に覆われ怪しげだ。風は静かに私に冷たさを押し付けてくる。怖さも相まって私はぶるっと少し震えた。やっぱり泊まっていくべきだったかもしれない。こんなところを1人で歩いていたら犯罪者からしたら格好の的だ。何か出てきたら絶対に叫んでやる....そう思ったら少し怖さが和らいだ。
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ザザザザザー
足下の溝を流れる水が音をたてる。今朝は雨が降った。それもこうなった理由だった。いつもは自転車で登校しているけど雨だったから歩いて登校していた。そう思うと足下の流れる水にムカついてくる。お前のせいでこんな所を1人で歩かないといけないんだ。自転車があれば何かあっても速く逃げられるし、家にも速く着くのに....。そんな私の怒りにも構うことなく水は自己主張をし続ける。
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カツカツカツ
私のイライラに呼応して足音も鋭い。気を落ち着ける為に私は息を深く吸う....。
うっ....。肺に鋭い冷気が突き刺さる。やめて置けば良かった。寒さが1.5倍くらいになった気がする。何でこんなに寒いのと空気にすらイライラが募る。
カツンカツンカツン
結局、足音は鋭くなるばかりだ。
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ふと気が付くといつの間にか頼りない街灯の明かりすら無くなっていた。
一旦認識してしまうとイライラは全て怖さに変わった。真っ黒にしか見えない範囲が広がる。本格的な
闇....。月は雲に完全に覆われてしまっているし、心なしか風も強くなった気がする。アパートの壊れかかったごみ箱が揺れてカタカタと音をたてている。早くここから抜け出したくて私は足を速める。
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ξ゚⊿゚)ξ「こんなの怖くなんかないわよ!!」
独り言を言って自分を奮い立たせる。
カツンカツンカツン
足を着実に前へ進める。月を覆った雲が少しだけ晴れる。風も弱まる。いい感じだ。大丈夫、何事もなく帰れる。少しだけ心に余裕ができたら喉が渇いていることに気がついた。これだけ歩いたんだから喉が渇きもするだろう。確か水筒のお茶はまだ残っていた筈だ。水筒を取りだしコップにお茶を注ぐ。
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ガササッ
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ξ゚⊿゚)ξ「ーーーーー」
今絶対に何かがいた。声がでない。足が動かない。冷や汗が出る。
ギャリン
金属が何かにぶつかる音がする。
ガササッ
ξ;゚⊿゚)ξ「ーーーーーー」
まただ。何かあったら叫ぼうと思ってたのに悲鳴は声にならずに消えていく。確か隣は墓地だったかも....要らないことを思い出してしまった。
ガササッ
ξ;゚⊿゚)ξ「ーーーーー」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ死にたくない。
ガサガサ
ξ×⊿×)ξ「きゃあああああああああ」
声が出た。足も動く。私は一目散に駆け出した。
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ξ;゚⊿゚)ξハァハァ
もうここまでこれば大丈夫だろうか。ふと気が付くと足が冷たい。靴下が濡れている気がする。もしかして、
ξ;゚⊿゚)ξ「もらした?」
あわてて確認してみる。どうやら靴と靴下しか濡れていなかったみたいだ。一安心....している場合ではなかった。一刻も早く家に帰らないと.....。
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、水筒」
仕方ない、取りには戻れない。たぶん靴下が濡れているのもお茶だろう。
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ピチャッピチャッ
歩く度に嫌な音と深いな感触が伝わる。しかも一気に増した恐怖に縛られたように足が思うように前へ進んでくれない。月はまたもや雲に覆われている。暗闇が私を覆っている。もはや周りも殆ど見えずただただ闇に私の嫌な足音が鳴っているだけだ。
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ピチャッピチャッ
どんどん闇が深くなっている気がする。まるで夜に飲み込まれそうなみたいだ。私は、闇から逃げるように前へ進む。思うようには進まないけど....。
突然何も見えなかった前方に微かな光が見える。あれは何だろうか?頑張って足微かな光へ足を進める。闇が体に纏わりついているかのように一歩進むだけでも物凄く重い。喰われる.....夜に。何故かそんなことを思った。だがそれは奇妙な現実味を帯びていた。火事場のくそ力で前を目指す。すると突然ポツンとたった公衆電話BOXが現れた。それは、街灯何かよりも頼りない弱々しい光だった。だけどそれは確実に私の足下を照らしている。溝を流れる水の音が戻ってくる。あれだけ纏わりついていた闇が薄くなった気がする。私は電話BOXの下にたどり着いた。
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私は電話BOXに寄りかかる。頼りない光に守られてるみたいで恐怖が薄らぐ。電話BOXの光は優しく私を撫でる。もう大丈夫だ。家はもうすぐ。私は公衆電話で自分の携帯電話に電話をかけた。私からのせめてものお礼だ。
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ピチャッピチャッ
変な足音をたてて私は歩く。なんだか今は変な足音も悪くないと思えていた。足に伝わる不快感は嫌だけれども....。
空には雲が少しかかった月が浮かんでいる。何となく平安時代っぽいと感じた。昔読んだかぐや姫の挿し絵がそんなのだったからかも知れない。とにかく何か趣がある。微かに私の縦ロールを揺らす風が心地よい。最初からそうしていれば良かったのだが携帯の明かりを頼りにどんどん歩く。今なら夜を楽しめるような気がする。
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ピチャッピチャッ
あの坂を登って降りれば家がある。登って降りればきっと....。
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02はこれで終わりです。たぶん話が進むごとに読みやすくなります
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01( ^ω^)夜を歩く
>>2
02 ξ゚⊿゚)ξ夜のかえりみち
>>23
03 ('A`)夜のきまぐれ
04 ( ・∀・)夜のまぼろし いち
05 (・∀ ・) 夜のおしおき
06【+ 】ゞ゚)夜のモンスター
07(´<_` )夜のひとさがし
08( ・∀・)夜のまぼろし に
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乙
>>35の足微かな光へ、はミス?
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>>41
またミスってたか。微かな光を抜きで
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>>35
訂正
抜くのは足でした
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ピチャッピチャッ
どんどん闇が深くなっている気がする。まるで夜に飲み込まれそうなみたいだ。私は、闇から逃げるように前へ進む。思うようには進まないけど....。
突然何も見えなかった前方に微かな光が見える。あれは何だろうか?頑張って微かな光へ足を進める。闇が体に纏わりついているかのように一歩進むだけでも物凄く重い。喰われる.....夜に。何故かそんなことを思った。だがそれは奇妙な現実味を帯びていた。火事場のくそ力で前を目指す。すると突然ポツンとたった公衆電話BOXが現れた。それは、街灯何かよりも頼りない弱々しい光だった。だけどそれは確実に私の足下を照らしている。溝を流れる水の音が戻ってくる。あれだけ纏わりついていた闇が薄くなった気がする。私は電話BOXの下にたどり着いた。
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乙
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乙
いい雰囲気
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無い、無い、何処にも無い。
03 ('A`)夜のきまぐれ
俺は今落とし物を探している。髪飾りだ。髪飾りは、彼女であるクーへの誕生日プレゼントだ。今日はとなり町でデートをしていた。彼女もデートも俺には無縁な話だと思っていた言葉だ。敵視していさえいた。でも実際使う側になってみると
('∀`)「いいもんっすね」
お、お前に彼女がいるなんて....だって?
実は俺もなんでいるのか分からないんだよ。
あれは、高校を卒業するのこと日だった。
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('A`)「今日で高校も終わりか」
(´・ω・`)「みんな大学にも受かったし楽しみなことばかりじゃないか」
('A`)「うん、まぁ」
(´・ω・`)「煮えきらないね」
( ^ω^)「好きな人でもいるのかお?」
('A`)ブッ
(´・ω・`)「図星だね」
( ^ω^)「誰だお?」
('A`)「言いたくねぇ」
(´・ω・`)「最後だしいいじゃないか」
('A`)「しゃあねぇな」
('A`)「素直さんだよ」
( ^ω^)
(´・ω・`)
( ^ω^)「身分違いだお」
('A`)「分かってるよ」
( ^ω^)「卒業しようがしまいが変わらないと思うお」
('A`) 「そりゃそうなんだけどな....。何か気分が晴れないんだよ」
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(´・ω・`)「振られてみたらどうかな?」
( ^ω^)「けどそうするには告白しないといけないお。ドクオはできるのかお?」
('∀`)「ムリ」
( ^ω^)「まぁでもこれから楽しもうって時にウジウジされてたらたまらん お」
(´・ω・`)「どうしようかな」
( ^ω^)「僕とショボンとじゃんけんするお」
('A`)「してどうするんだ?」
( ^ω^)「両方に勝てたら告白する、どちらか一方にでも負けたらきれいサッパリ諦める、これでいいお」
(´・ω・`)「結局どっちも諦めるルートという....」
( ^ω^)「それは言うなお」
('A`)「いいだろう、受けて立とうでは無いか」
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('A`)「2人ともに勝ってしまいました」
(´・ω・`)「頑張って」
( ^ω^)「当たって砕けろだお」
こうして俺は振られる為の告白をしに行ったんだった。
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('A`)「ちょ、ちょっと良いですか?」
川 ゚ -゚)「鬱田君か。なんだ?」
('A`)「え、えーと。」
川 ゚ -゚)「煮えきらんな」
('A`)「や、やっぱりいいです」
川 ゚ -゚)「何か用があって声をかけたんじゃないのか?」
('A`)「はい、そうで...あっ、違います」
川 ゚ -゚)「今そうですって言ったな。用があるなら早くしてくれ」
('A`)「えーと、あ、あの、俺は…僕は、えーと素直さんのことが好きでひゅ」
川 ゚ -゚)「そうか」
('A`)「えーと、つきつき、付き合ってください」
川 ゚ -゚)「いいぞ」
('A`)
川 ゚ -゚)
('A`)「Pardon?」
川 ゚ -゚)「いいぞ」
('A`)
川 ゚ -゚)
('A`)「Why?」
川 ゚ -゚)「私も好きだしな」
('A`)
川 ゚ -゚)
('A`)「What?」
川 ゚ -゚)「英語やめろ」
('A`)「あっ、すみません」
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ということで、何故か付き合う事になった。俺はどう考えてもブサイクだ。自分でも分かっていた。なのに何故か凄く美人な彼女がいる。どうして俺なんかと付き合っているのかも分からないし俺のどこに好かれる要素が有ったのかもサッパリ分からない。とはいえ付き合う事になったのだ。そして今日はクーの誕生日、デートの最後に渡そうとポケットに入れて持ち歩いていた。それが仇になった。京都に旅行した時に買っておいた物だ。急遽他の物に変えても良かったがずっとあの髪飾りをあげて喜んでくれる姿を想像していたのだ。出来れば変えたくない。だから俺は探している。
となり町とこの町とを繋ぐ山道を通る前にポケットを確認した時はあった筈だからこの山で落とした筈だ。なのに、くまなく探しているつもりなのに見当たらない。どうしようか....
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もしかしたら狐か何かが拾って移動させたかもしれない。んな分けないだろとは思うが歩いた道をいくら探しても無いんだから仕方ない。道に迷った時の為に木を折って道に起きながら俺は探し始める。
トコ トコ トコ トコ
あ、あった。これは食えるキノコだ。いいものを見つけた。じゃなくて俺は落とし物を探しているんだ。キノコは諦めて俺は進む。
シャーシャーシャーシャー
虫の声がする。2人で歩いていたときは秋って感じで良いなと言っていたし感じていたが今は煩わしい。
トコ トコ トコ トコ
あれ?池に出た。ここにもない。ムシャクシャして俺は石を蹴った。
ポチョン
池に落ちたみたいだ。では行こう。まだまだ時間はある。
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トコ トコ トコ トコ
満月がこっちを見てやがる。お前にはどこにあるか見えてて俺を嘲笑ってるのか?と不毛な事を考える。本当に、ムカつくくらいきれいな月だ。
トコ トコ トコ トコ
無い、無い、何処にも無い。いや、まだ諦めてはいけない。まだ時間は....ある。
トコ トコ トコ トコ
俺は薄々感づいていた。もう見つかる訳が無いということを....。だけど俺はその考えを見てみないふりをして探し続ける。俺はそんなに体力がある訳ではない。いつもならマンドクセと言ってこんなに探し続ける前にやめてしまっていただろう。それだけあの髪飾りはドクオの中では大切だった。クーもたぶん喜んでくれる。だけどそれだけじゃない、俺があれを渡したい。だから俺は探し続ける。まだ....時間はある。
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カサッ カサッ カサッ カサッ
ん?足音が変わったか?いや、今は落とし物だ。
カサッ カサッ カサッ カサッ
落ち葉が大量に落ちている。もしここにあったとしても見つけられそうにない。一応気をつけて枯れ葉を見ながら歩く。
カサッ カサッ カサッ カサッ
ん?急に周りに何もない空間に出た。もう上も無さそうだ。 頂上なのかもしれない。俺は座り込む。あれを渡したい!その気持ちだけで今まで無理矢理気力を出していたがもう限界だ。とても残念だが諦めるしかないみたいだ…。はぁ、ウツダ...シノウ。
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゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 ゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
. . . , 。 . . , .
。 ゚ . 。
( 'A)
ノ(ヘ_ヘ
‐''"´''"''''"""''"`'''""`""""''''''"´'''"""''"`''"""'''"'''''"`""''''``''‐優
-
見上げると満天の星空が広がっていた。俺の探し物は、この星達から一個の星を見つけるようなものなのかもしれない。あまりにも壮大すぎて完全にやる気を削がれてしまった俺は呆けたように空を眺める。ここは、星達を曇らせてしまう街灯も建物の明かりも何もない。星を見るには絶好のスポットだろう。クーは星とか好きかな?いや、好きじゃなくてもこの星空には流石に感嘆せざるを得ないだろう。『良いところを知ってるじゃないか』とか、誉めてくれるかもしれない。思わず顔がニヤケる。たぶん俺は今キモい顔をしているんだろうな。ブーンによく言われた。そういえば、ブーンは夜に歩くのが好きとか言ってた気がする。今日は探し物でいっぱいいっぱいだったが俺もハマってしまうかもしれない。空気を深く吸い込む。秋の少し冷たい空気が気持ちいい。
-
シャーシャーシャーシャー
これぞ秋の夜と言えるような虫の声が聞こえる。
カクッ
ヤバイ、寝てしまいかけた。いつまでもこうしていたら風邪をひいてしまうだろう。名残惜しいが俺は帰路につく。道標は落ち葉に隠れてしまっている。俺はなるべく通ったと思われる場所を通って下る。
カサッ カサッ カサッ カサッ
おお、俺は天才かもしれない。道標のあるところに一発で降りれた。後はこれを辿るだけ、誕生日プレゼントは残念だけど他の物を急いで用意しよう。慣れない長時間の運動に身体中がミシミシいっている。今日はしっかり休もう。 また明日はプレゼント探しで忙しくなりそうだ。
-
夜の道に木の枝の細い道標。この道標の終点に探し物が丁寧に置かれていることをこの時ドクオはまだ知らない。
-
03は終わりです。次はとても読みやすいです
-
おつ
>>52のんな分けないだろ、と起きながら、はミスか?
-
乙
-
>>60
見たところ52には無さそうです。一応他も確認してみます
-
んな訳ないだろと置きながらってことか
-
この時がずっと続けば良いのに....。
04 ( ・∀・)夜のまぼろし いち
僕はとなり町の会社から山道を通って家へ帰る。車はこの前壊れてしまってから面倒臭くて買い替えていない。僕はあれからずっと無気力だ、ただ毎日を流れ作業の様に過ごしているだけだ。言っておくがあれからというのは車が壊れてからという意味ではない。婚約者だったトソンが急に居なくなってしまってからだ。死体は見つかっていないがもう死んだということになっている。葬式もしたけど僕の心は晴れない。トソンと一緒に色々な所に行ったり、時には喧嘩をしたりした日々はキラキラと輝いていて楽しかった。でも今は燃えカスみたいな僕ひとり.....。
-
ベンチがあったので一休みする。今にも沈もうとしている夕日が眩しい。ちょっとだけ綺麗だなと思った。
夕日が沈んで行く。空はオレンジ、薄いオレンジ、薄い緑、薄い水色とグラデーションになっている。綺麗なのだろう。けど結局感動なんてものは感動するだけの余裕が心に無いと出来ないのだろう。
ー哀愁が漂ってますね。
-
( ・∀・)「トソ、ン?」
そんな訳無いと思いつつ僕は後ろを振り返る。
(゚、゚トソン「久しぶりですね」
( ・∀・)「ほ、本当にトソンなのかい?」
(゚、゚トソン「ええ」
( ・∀;)「トソン、会いたかった」
( ;∀;)「ずっと会いたかった」
(゚、゚トソン「モララーさん落ち着いて」
( ・∀;)
(゚、゚トソン「相変わらずかわいいですね」
( ・∀・)「今まで何処に言ってたんだい?」
そう尋ねるとトソンは悲しそうに視線を下に落とした。釣られるように下を見ると日の当たっている部分の体が消えていた。
(゚、゚トソン「私、たぶん死んじゃったんです」
( ;∀;)「う、嘘だ」
僕はトソンに手を伸ばす。手はトソンをすり抜けない。
( ;∀;)「ほら、触れるし会話もできる。死んでるわけ無いじゃないか」
(゚、゚トソン「でも、私は夜が終わったら消えちゃいますよ」
( ;∀;)「嘘だ嘘だ」
-
僕は子供みたいに嘘だ嘘だと繰り返す。会えたと思ったら死んでますだなんて酷すぎる。もしかしたら生きているかもしれないという希望が本人の言葉に消されてしまった。
(゚、゚トソン「で、でも毎日ここにこれば会えますから....ね」
トソンが困った様に僕を精一杯慰める。会えるのは嬉しい、だけど涙は溢れて止まらない。
(゚、゚トソン「折角会えたんだから泣いていたら時間が勿体ないですよ。私もいっぱいお話したいですし」
( ・∀;)
僕は頑張って涙を拭う。もう完全に日は沈んでしまっていた。トソンにも足がないというわけでもなく本当に生きているみたいだ。
-
/(゚、゚トソン
トソンが手を差し出してくる。
( ・∀;)\/ (゚、゚*トソン
手から温もりが伝わる。また涙が溢れる。いい加減元気を出してくださいとたしなめられてしまった。少しだけ冷静になってトソンを見るとなんだか悲しげだ。そうか、僕がずっと泣いていたら今のトソンでは足りないと言っているみたいだ。元気を出さないと、本当に久しぶりに会えたんだ。色々と話たいことがたくさんある。
( ・∀・)「もう大丈夫だよ、ありがとう。それとごめん」
(゚、゚トソン「謝らないでください、モララーさんを置いて1人で逝ってしまったのは私です」
( ・∀・)「もうずっと会えないと思ってたから本当はこうやって話せてるだけで喜ぶべきだったんだよ」
-
僕らは手を繋いでベンチに腰掛けながら話す。
( * ・∀・) 「それでさ、上司が言うんだよ『毛根がもうこんなになくなっちゃった』ってさ。色んな意味で笑えないジョークとかやめてほしいよ」
クスクス (゚、゚*トソン
こんな風に楽しい気分で誰かと話したのはいつぶりだろうか。トソンはクスクスと笑ったり時には僕をたしなめたりしながら僕の話を楽しんでくれているみたいだ。昨日まではこんな日が来るなんて思っていなかった。
-
(゚、゚*トソン「この山を案内しましょうか?」
話が一段落したところでトソンが提案する。
( ・∀・)「では、お願いしようではないか」
( * ・∀・) \/(゚、゚*トソン
トコトコ トコトコ
2人分の足音が静かな闇に響き渡る。それが嬉しかった。
(゚、゚*トソン「先ずはここです」
-
そこには池があった。
(゚、゚*トソン「前にここに来た人はここに石を投げてましたよ」
( ・∀・)「じゃあどっちが遠くまで投げられるか競おうよ」
(゚、゚*トソン「えー、絶対に負けるから嫌ですよ」
( ・∀・)「石の大きさでハンデをつけるからさ」
(゚、゚*トソン「なら私に石の大きさを選ばせてくださいね」
( ・∀・)「いーよ」
-
▲▲▲▲▲
(_____)←モララーの
■←トソンの
(;・∀・)「結構違うね」
(゚、゚*トソン「頑張ってくださーい」
( ・∀・)コノコノー
(゚、゚*トソン「では行きますよ」
(×、×トソン「えいっ」
(;・∀・)「そーれ」
ドボーン ピチョン
-
(゚、゚*トソン「勝ちましたー」
(;・∀・)「くそぅ」
(゚、゚*トソン「勝ったからご褒美を希望します」
( ・∀・)「なんだい、言ってみなさい」
(゚、゚*トソン「あの、その、なでなでを....」
( ・∀・)「昔から好きだね、それ」
( ・∀・)ノ (゚、゚*トソン
(゚、゚*トソン ポー
( ・∀・)「おーい」
(゚、゚*トソン ハッ!
( * ・∀・) 「相変わらずトソンはかわいいなー」
(゚、゚*トソン「もう、行きますよ」
( * ・∀・)\/(゚、゚*トソン
( * ・∀・)「あ、あっちにボートがあるよ。行ってみようよ」
(゚、゚*トソン「いいですよ」
-
( * ・∀・)チャプン
(゚、゚*トソン「気持ちいいですね」
( * ・∀・)「そーだねー」
僕らを乗せたボートはすいすいと進んでいる。月の光を受けて微笑むトソンは美しい。死人とは到底思えない。
池の真ん中辺りに着いて僕はボートを止めた。静かな水に囲まれる。2人に会話はない。ただ2人で凭れあって静けさに浸る。言葉がなくても背中に伝わる暖かさからお互いがここにいるということが感じられて嬉しかった。
(゚、゚*トソン( * ・∀・)
-
(゚、゚*トソン「そろそろ行きますか?」
( * ・∀・)「あ、そうだね」
( * ・∀・)チャプチャプ
( * ・∀・)「岸に着いたぞー」
(゚、゚*トソン 「説明口調ですね」
( * ・∀・)「いやいや、そんなことないよ」
(゚、゚*トソン「次行きますよ」
( * ・∀・)イイネー
(゚、゚*トソン「レッツゴー」
( * ・∀・)「オー」
-
______________
| |
| |
| 頂上 ↑ |
| |
| |
|______________|
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| |
| |
( * ・∀・)「字が小さいね」
(゚、゚*トソン「そうですね」
( * ・∀・)「頂上に行くのかい?」
(゚、゚*トソン「そうですよ」
( * ・∀・)\/(゚、゚*トソン
カサッカサッカサッカサッ
(゚、゚*トソン「ここです」
( * ・∀・)「おおっ!」
-
/ ̄ ̄\
/ ⊂二二⊃
| |⊂二⊃
⊂二⊃ /
\__/
∧∧
( 三) (゚、゚*トソン
/⌒ 三ヽ /⌒ 三ヽ
��������-/ / 三||- / / 三||-
(_人_三ノ_) (_人_三ノ_)
-
/ ̄ ̄\
/ ⊂二二⊃
| |⊂二⊃
⊂二⊃ /
\__/
∧∧
( 三) (゚、゚*トソン
/⌒ 三ヽ /⌒ 三ヽ
/ / 三|| / / 三||
(_人_三ノ_) (_人_三ノ_)
-
僕らは2人並んで月を見る。
(゚、゚*トソン「知ってました?今日は十五夜なんですよ」
( * ・∀・)「それでこんなに綺麗なのかー」
(゚、゚*トソン「星が凄い日もありますよ」
( * ・∀・)b「いいね」
今日が十五夜だったなんて今の今まで知らなかった。こんなことなら月見団子を買っておけば良かった…そうすればもっと雰囲気を味わえたのに....。僕は完全に忘れていた。別れの時が来ることを....。
-
ーモララーさん起きて
( ・∀��)
どうやら居眠りしていたようだ。
( ・∀・)「おはようトソン」
(゚、゚*トソン「そろそろ重いので起き上がってください」
ん?そういえば頭に柔らかい感触が....これは、膝枕!!!
( * ・∀・)「もうちょっとだけー」
(゚、゚*トソン「だめでーす」
( * ・∀・)「そこをなんとかー」
(゚、゚*トソン「だっめでーす」
( * ・∀・)「ぐぬぅ。起きるよ」
( * ・∀・)トウッ
(゚、゚*トソン「よくできまちたねー」
( * ・∀・)「俺は大人だぞー」
(゚、゚*トソン「もうちょっとだけー」
( * ・∀・)「ぐっ。ところで僕はどれくらい寝ていたんだい?」
(゚、゚*トソン「二時間くらいでしょうか」
(;・∀・)「なんと。そんなに膝枕させちゃってごめん」
(゚、゚*トソン「寝顔を堪能できたので大丈夫ですよ」
(;・∀・)「なら良かったよ」
(゚、゚*トソン「早くどこか行きましょ」
( * ・∀・)「そうだねー」
-
(゚、゚*トソン「早くしないと日も明けちゃいますしね」
( * ・∀・)「あ、もうそんな時間なのか。じゃあそろそろ帰ろうよ」
(゚、゚トソン
何か悪いことを言っただろうか?トソンが悲しそうな顔をしている。さっきまであんなに楽しそうだったのに….。
(;・∀・)「な、なんか気にさわる事でも言ったかな?ごめん」
(゚、゚トソン「いいえ、そんなことではないです。ただ家には帰れません」
(;・∀・)「どうしてさ」
(゚、゚トソ「私、幽霊ですよ?」
そうトソンが言った時、急に眩しい光が僕の目に突き刺さった。ふとトソンの方をみる。足がない。
-
(;・∀・)「お、おい。冗談だよな?」
(゚、゚ト「残念ながらそろそろお別れも近いみたいです」
( ・∀;)「い、行くな....」
( ;∀;)「行かないでくれ!まだまだ話たいことも見せたいものも色々あるんだよ。」
(゚、゚「ごめんない....」
僕はトソンがどこかへ行ってしまわないように抱きしめる。もう僕は涙でぐちゃぐちゃだ。
(゚、「また....明日...」
ーチュッ
頬に何かが当たって、それから僕の腕の中からトソンは消えた....。微かな暖かさを残して....。
-
朝焼けに照らされて僕は立ち竦むしかなかった….。
-
04は終わりです。 ( ・∀ー)文字化けが多いですね
-
これは反則だろ・・・
-
>>85
地の文を大幅に減らしてしまったことでしょうか?一応最初の構想の時点で出てくる人数が複数なら会話を多くしようとは考えていましたがその考えは甘かったかもしれないです
-
>>86
泣くしかないだろって意味w
いらん勘違いをさせてしまった。
すまない
-
>>87
そういうことでしたか、邪推し過ぎでした。すみません
-
おつ……トソン……
-
ブクブクブクブク
僕は沈む
05 (・∀ ・) 夜のおしおき
ハァハァ
俺は全力で山を駆ける。遂に隠れ家が見つかってしまった。時効廃止とかやめて欲しい。逃げても逃げてもゴールなんて無い。今まで一緒にいたデレには悪いが逃げないとどうしょうもない。置き手紙を残して俺は逃げる。俺を見ているのは月だけだ。捕まえられるもんなら捕まえて見やがれ。
-
ところで俺みたいな何の変哲もなさそうな奴がなんで追われているのか疑問に思う人がいるんじゃないかと思うが、俺はテロリストだ。爆破テロとかをやっちゃうあれだ。
ザッザッザッザッ
俺は周囲に気を配りながら山を駆ける。このペースなら順調にとなり町に行けそうだ。となり町に着いてからの移動手段はもう決めてある。こんなこともあろうかとバイクを隠して置いたのだ。自分の頭の良さに惚れ惚れとする。
バキッ
すってんころりん
ゴツン
-
痛い。しかも転んだ先にご丁寧に石まで置いてある。俺は石を怒りに任せて石を蹴っ飛ばした。石は木の幹か何かに当たったようだ。いや、そんなことはどうでもいい。俺はまた走る。
ザッザッザッザッ
そもそも、こんな風に逃げる羽目になったのも全部アイツが悪い。 元々俺はごく普通の大学生だった。普通に職について、普通に結婚とかして普通に死んでいくんだと勝手に思っていた。だが、そうはいかなかった。
-
爪'ー`)y‐「君ちょっといい?」
(・∀ ・;) 「ななななんでしょうか?」
そうして俺はテログループのアジトに連れていかれた。逆らったら何かされそうで凄く怖かった。結局俺はテログループの仲間に入れられてしまった。俺は自分の不幸を呪った。
爪'ー`)y‐「あのゴミ片付けといてくんない?」
(,,゚Д゚)「床吹いとけよ」
ミ,,゚Д゚彡「ちんたらすんなよ」
最初の頃は雑用ばかりだった。俺は人なんか殺したりしたくなかったからそれは嬉しいことだった。だけど、テログループの構成員達は雑用に厳しかった。ちょっとでもミスがあるとすぐに俺を蹴った。たぶん俺は次第に病んでいっていたのだ。
-
ある日、俺に初任務が与えられた。街の真ん中に爆弾を仕掛けて来いといったものだった。その任務が与えられると同時に俺はアイツに言われた。
爪'ー`)y‐「これで君も僕らの仲間だよ」
俺はその言葉がとても嬉しかった。 もうただの雑用なんて御免だ…そう思った。
街には色々な奴がいた、玩具を買ってとせがむ小さな子や、友達と道いっぱいに広がってしゃべっている集団、腕を絡めた恋人 、皆共通して幸せそうだった。俺はこんなにも不幸なのに....。今からお前らをみんな吹っ飛ばしてやると思ったらゾクゾクした。あれだけ人を殺すのは嫌だったのにだ。俺は染まったんだなと思った。
-
その後も沢山の任務が与えられた。大臣を狙撃したりもしたし線路に石を置くとかいう地味なこともこなした。何が目的でこんな任務が与えられていたのかは今でも知らないし知りたいとも思わない。ただ任務をこなしていくだけ。それを楽しいと感じていたあの頃の自分はきっと狂っていた。
そんな日々を経て俺は立派な重罪人だ。罪を償わないといけないだろう。だが俺は俺のテロ行為を人のせいだと思っていた。俺は怖くて仕方なくやらされていたのだ、俺も被害者じゃないか、そんな具合にだ。だから俺は俺が指名手配されつ時もリーダーが捕まった時も逃げ続けた。時効まで逃げ切れば勝ちだ、そう思っていた。結局時効は廃止されてしまったが.....。
-
逃げ続けた先で俺は1人の女の元にたどり着いた。それがデレだ。彼女はフォックスの妹だった。彼女はよく俺を慰めてくれた。お兄ちゃんに酷い事をされたでしょ....といったようにだ。次第に俺は彼女に惹かれていった。そうなると俺が重犯罪人だという事は俺にとって重荷になるばかりだった。彼女の笑顔は綺麗だった。俺みたいな奴が一緒にいると彼女が 汚れてしまうような気がした。何度もこっそり出ていこうとしたけど結局無理だった。恋人にはなれないにしても少しでも一緒に居たかった。俺にそんな我が儘が許されていないと分かっていても....。
-
そうやって過ごしてきた。昨日まで.....。昨日、俺はヘマをした。ちょっと外出したときにうっかりマスクを外してしまったのだ。俺を見た人の1人が急に携帯を取り出したからたぶん通報されたのだろう。俺がこの町にいることが警察にバレてしまった。そして俺は今山を駆けている。いつかまたデレに会いたいと願いながら....。
-
ガサッ
暗闇で何か俺じゃないものが蠢いた。背筋を冷たい汗が流れる。夜にここを通って逃げる事も予想済みだったのだろうか、それとも熊か何かなのだろうか。どちらでも最悪だ。暗闇で相手がどこにいるか分からない。俺は立ち止まって周囲を警戒する。だが何かがいる気配はしなかった。俺は警戒を解いて走る。
ガサッ
そいつはただただ俺に着いてくる。なにもせずに....。
-
(・∀ ・;)「おい誰だよ」
返事はない。そうしている間にも次第に音は大きくなっていく。俺は音のする方を目を凝らして見る。しかしそこには深い闇があるだけだ。逃げるべきか、対峙するべきか....。俺は対峙する事を選んだ。逃げても逃げても追ってきそうだったからだ。
風は暴れ、木々がざわめく。そいつは確かに近づいている。だが、姿が一向に見えない。回りが暗いからかもしれない。そうは言っても、回りの木くらいは見えるのだからそいつが見えてもおかしくない。霊的なものかな?と考えて俺は鼻で笑った。そんなものいるわけないのに。
一旦下を向いて前を向き直した時、俺は度肝を抜いた。
-
そこにあった景色が無いのだ。さっきまでは確かに木々が見えていた。しかしそこにはなにもない。こんな一瞬で暗くなったりするものなのだろうか。風はピタリと止み、奇妙な足音も消えている。あいつは....闇はもうすぐそこまでまで来ていた。飲み込まれる....そんなことを思った。それならそれでもいいかも知れない。警察に捕まるよりましだろう。もう俺が諦めかけていた時、不意にデレの声が聞こえた。
ζ(゚ー゚*ζ「お兄ちゃんに酷い事をされたでしょ?」
そうだった。俺はまたいつかデレに会いたかったんだ。こんなところで飲まれている場合じゃない。
-
(・∀ ・)「くっそ」
俺は一目散に走る。あいつも俺を追ってくる。テロ行為をしていた頃もこんな恐怖は感じなかった。逃げても逃げても俺を飲もうと追ってくる。
俺の体が軋んでいる。体力はどんどん無くなっていく。そうなるにつれてどんどん恐怖は強まる。このまま逃げ続ける事は不可能だろう。だが戦ったところで闇の倒しかたなんて分からない。まさに絶体絶命というやつだ。
それでも俺は走る。そうするしか無いからだ。いつかあいつが諦めてくれることを願って力を振り絞る。そんな時....
-
ガッ
石につまづいて俺は盛大に吹っ飛んだ。一気に恐怖がMAXに振り切れる。物凄い痛みと迫り来る闇に俺は軽くパニックになった。起き上がりたいのに手足が動かない。そうしている間にも闇は迫ってくる。迫ってくるから、またパニックになる。悪循環だ。
やっとの事で立ち上がった時、体はとても重かった。体がなかなか前に進まない。闇にまとわりつかれているような感じがした。結局逃げきれなかった。これは天の裁きなのかもしれない。それでも俺は逃れたくて最後の力を振り絞って走る
(・∀ ・#)「うおおおおおお」
-
(・∀ ・;)「えっ?」
さっきまで地面があったはずなのに、そこには水があるだけ.....。そこで俺は気を失った。
ドッボーン
( ∀ )
-
またんきは深く深く夜の底へと飲み込まれていった。
-
05は終わりです。またんきを選んだのは間違えでしたorz
-
ギイイ
軋んだ音を立てて棺桶が開かれる。
06【+ 】ゞ゚)夜のモンスター
この町には幾つかの都市伝説がある。「夜になると人が消えることがある」というのもその一つだ。
( ´∀`)「今日はその都市伝説を解明してやるモナ」
( ´_ゝ`)「やっぱり帰ろうぜ」
l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者は意気地無しなのじゃ」
(´<_` )「もとは、兄者が行こうぜって言ったんだぞ」
( ´_ゝ`)「そうだけど」
( ´∀`)「妹者ちゃんも本当に連れていくモナか?」
(´<_` )「行きたいって言って聞かないからな」
( ´∀`)「分かったモナ。じゃあ行くモナ」
l从・∀・ノ!リ人「レッツゴーなのじゃ」
-
ギイイ
軋んだ音を立てて棺桶が開かれる。
今宵もモンスターは徘獲物を求めて徘徊する....。
-
( ´∀`)「とりあえず墓地に来てみたモナ」
l从・∀・ノ!リ人「雰囲気が出てるのじゃ」
( ´_ゝ`)「」
(´<_` )「おい、兄者」
( °_ゝ°)「ハッ」
(´<_` )「大丈夫か?」
( ´∀`)「帰ってもいいモナよ」
( ; ´_ゝ`)「いや、大丈夫だ」
ガタッ
-
( ; ´_ゝ`)「ヒイッ」
(´<_` ; )「本当に大丈夫なんだろうな」
l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者、頑張るのじゃ」
( ; ´_ゝ`)「う、うん」
ワオーン
( ; ´_ゝ`)「うわっ」
(´<_` )「ただの犬の遠吠えだろ」
( ´∀`)「あっ、人の手が地面から伸びてるモナ」
( ; ´_ゝ`)ドテッ「うわぁぁぁぁ」
( ´∀`)「嘘モナ」
l从・∀・ノ!リ人「あっ、あの棺桶!開いてるのじゃ」
( ; ´_ゝ`)ズリッ「ひぃ」
(´<_` ; )「あんまり兄者をからかうなよ」
l从・∀・ノ!リ人「本当なのじゃ」
(´<_` )「そんなわけ....」
( ゜_ゝ°)
(°<_゜ )
(´<_` )「よし、帰ろう」
( ´∀`)「ダメモナ。全然目的を達成できてないモナ」
( ; ´_ゝ`)ガタガタ
-
モンスターの影が月に照らされる。彼の足元は血で満たされていた....。
-
( ´∀`)「とりあえず墓地からは出て回りを探検するモナ」
(´<_` )「説明口調だな」
l从・∀・ノ!リ人ワクワク
( ; ´_ゝ`)ガクガク
ニャーーーーー
( ; ´_ゝ`)「きゃああああ」
(´<_` )「猫にびびるな」
( ´∀`)「カァカァ」
( ; ´_ゝ`)「あんぎゃぁぁぁ」
(´<_` )「カラスですらないぞ」
( ´∀`)「モナーモナー」
l从・∀・ノ!リ人「のじゃあのじゃあ」
( ; ´_ゝ`)「くぁwせdrftgyふじこlp」
(´<_` )「兄者、本当は怖がってないだろ」
( ; ´_ゝ`)「モナーと妹者は怖い事を言うって勝手に脳が覚えちゃって」
( ´∀`)「モッナー」
l从・∀・ノ!リ人「のっじゃー」
( ; ´_ゝ`)「ひょえー」
(´<_` )「勝手にやってろ」
-
モンスターはゆっくりとした足取りで進んでいく。血の足跡を残しながら......。
-
( ´∀`)「あっ、血の足跡モナ」
( ; ´_ゝ`)「」
(´<_` )「本当にあるな」
l从・∀・ノ!リ人「怖いのじゃ」
(´<_` )「全然そうは見えないけどな」
l从>∀<ノ!リ人 テヘッ
( ´∀`)「辿ってみるモナ?」
(´<_` )「血は流石にやめといた方がいいんじゃないか?」
l从・∀・ノ!リ人「行くのじゃ」
(´<_` )「妹者が言うなら」
( ´∀`)「じゃあ辿るので決まりだモナ」
( ; ´_ゝ`)「」
(´<_` )「何か喋れよ」
( ; ´_ゝ`)「あ」
(´<_` )「流石だな」
-
モンスターは小屋の裏に獲物を見つける。モンスターは息を殺して獲物に近寄った....。
-
( ´∀`)「あ、小屋があるモナ」
( ; ´_ゝ`)「ひぃ」
(´<_` )「小屋があるだけだろ」
l从・∀・ノ!リ人「入ってみるのじゃ?」
(´<_` )「1人がまず様子を見るっていうのはどうだ?」
( ; ´_ゝ`)「そうしようそうしよう」
(´<_` )「久しぶりにまともに喋ったな」
( ´∀`)「誰が行くモナ?」
l从・∀・ノ!リ人「はーい」
(´<_` )「いや、妹者はダメだ」
l从・。・ノ!リ人「えーなのじゃ」
(´<_` )「モナー、頼む」
( ´∀`)「分かったモナ」
l从・~・ノ!リ人「ちっちゃい兄者の意地悪」
(´<_` ; )「悪かった悪かった。今度アイス買ってやるから」
l从>∀<ノ!リ人「やったーなのじゃ」
( ´∀`)「見てくるモナ」
-
( ´∀`)
【+ 】ゞ゚)ギロリ
(;´∀`)
-
(;´∀`)「何もなかった」
(´<_` ; )「語尾を忘れているぞ」
(;´∀`)「本当に何もなかったモナ」
(´<_` )「何かあったんだな」
(;´∀`)「とにかくここはダメモナ。他を探すモナ」
-
モナーが見たもの即ちモンスターは怒っていた。
【+ 】ゞ゚)「邪魔が入った」
モンスターは逃げてしまった獲物を諦めて歩き出す。ゆっくりとした足取りで....。
-
(;´∀`)「こんな山なんてどうモナ?」
l从・∀・ノ!リ人「何かありそうなのじゃ」
( ; ´_ゝ`) 「俺ちょっとトイレいってくる」
(´<_` )「1人で行けるのか?」
( ; ´_ゝ`)「無理、モナー頼む」
(;´∀`)「兄弟揃って僕に頼りっきりモナね。いいモナ」
-
モンスターは獲物を見つける。
【+ 】ゞ゚)「子犬か....こいつはどんな風に哭くのかな?」
モンスター....今宵も獲物を刈る夜のハンター......。
-
トイレに行ったっきり2人は帰って来なかった
-
06は終わりです。次は短くなりそうです
-
おつ
-
何処に要るんだよ
07(´<_` )夜のひとさがし
2人が居なくなってから俺と妹者は暫く待った末に前からここでコッソリ2人だけでどっか行ったのだという結論を出した。まず兄者が誘っておきながらあんなにガクガクだったのがおかしかったのだ。そう思ったから俺達は兄者達への愚痴を言い合いながら帰った。だけど次の日になっても兄者達は帰って来なかった。だから俺と妹者はこうしてずっと兄者達を探しているのだ。
-
(´<_` )「全然いないな」
l从・〜・ノ!リ人「いたづらにしては酷すぎるのじゃ」
(´<_` )「もしかしたら都市伝説が本当だったりして」
l从> <ノ!リ人「おっきい兄者が帰って来ないなんて嫌じゃ」
(´<_` )「絶対見つけるから安心しろ」
そうは言ったものの俺は焦り始めていた。朝から探しているのにもう夕方だ。田んぼでは煩いくらいに蛙の鳴き声がこだましている。日はもう半分沈みかけて手を繋いだ俺と妹者を赤く染めている。そういえば昨日血の足跡があったっけ?もし兄者達がその足跡の持ち主の毒牙にかけられていたら.....。こんなに見つからないと最悪の展開が頭を過ぎってしまう。
-
(´<_` )「あ、コンビニだ。昨日言ってたアイス買ってやるよ」
l从・〜・ノ!リ人「そんなことより探す方が大事なのじゃ」
(´<_` )「気分転換も大事だろ?ほら選べ」
l从・∀・ノ!リ人「分かったのじゃ」
妹者は好みのアイスを探しに行った。きっと目的のアイスはすぐに見つかるだろう。兄者達もこんな風に簡単に見つかったらいいのにと思った。
-
l从・∀・ノ!リ人「これにするのじゃ」
(´<_` )「おっけー」
ーお会計は105円になります
(´<_` )「はいよ」
ー105円丁度頂きます。またお越し下さい。
(´<_` )「はい、妹者」
l从・∀・ノ!リ人「ありがとうなのじゃ」
俺と妹者は近くの公園のベンチに並んで座る。もう完全に日は沈んでしまった。正直もう兄者達は見つからないんじゃないかとも思う。
l从・∀・ノ!リ人「アイス美味しいのじゃ」
(´<_` )「そうか、なら良かった」
l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃい兄者、元気を出すのじゃ!まだ希望はあるのじゃ」
(´<_` )「頑張るよ」
もう何度も探したけどもう一回山を調べてみよう。やっぱりそこくらいしか居ると思える場所が無い。
(´<_` )「妹者、山行くぞ」
l从・∀・ノ!リ人「分かったのじゃ」
-
l从・~・ノ!リ人「ちっちゃい兄者....ゴメンなのじゃ」
(´<_` )「どうした?」
l从・~・ノ!リ人「疲れちゃったのじゃ」
(´<_` )「おぶってやるよ」
l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃい兄者!大好きなのじゃ」
おぶってやるとすぐに妹者は眠ってしまった。今までよく頑張ったと思う。朝からずっと今まで文句も言わずにずっと探し回っていたのだ。ずっと見つからなくて不安もあっただろう。妹者は強い子になりそうだ。背中から感じる妹者の温かさが挫けそうな俺を奮い立たせてくれる。
-
山へとたどり着く。ざわざわと揺れる木々が不気味だ。ここで兄者達が居なくなったんだよな…と思うと足が少しすくんだ。
ざっざっざっざっ
とりあえず兄者達がトイレに行った方を一通り見る。まぁ見つからないのだが....。他を探してみよう。
-
池があった。もしかしたらこの中に沈んでいるんじゃないだろうか?思考がネガティブだ。きっと兄者達は生きている。
頂上にも行った。星が綺麗だったが兄者は居なかった。
道からそれた場所にも行ってみた。血のついた石があった。怖かった。勿論兄者達は居ない。
-
ガサッ
暗闇に俺ではないものの音が聞こえる。
(´<_` )「兄者?」
返事はない。虫か何かだといいが、ここで兄者達が消えたということがあるだけあって少し怖い。それにさっき血もあった。俺はここを離れることにした。
ガサッ
音が着いてくる。
(´<_` )「」
兄者達を探す課程で少しずつ溜まっていた恐怖が爆発する。足がすくんで動かない。妹者もいるのに。
-
ガサッ
そうしている間も音は俺に迫ってくる。音が来る方に目をやるとそこは真っ暗闇だった。そこだけおかしいくらいに....。
ガサッガサッ
暗闇はどんどん迫ってくる。俺は尻餅をつきそうになったが妹者を落としてしまうと思い耐えた。妹者が居なかったらきっと俺は尻餅をついていた。まぁ尻餅をつかなかったからといって動ける訳ではないのだが....。
ガサッガサッガサッ
闇はもうすぐそこまで来ている。でも力が出ない。母者にお前は肝心な時にへたれると言われたのを思い出した。このままでは妹者も危ないのに。妹者の為にも逃げないと….そう思うのに一向に力が出ることはなく闇は俺に迫ってくる。兄者達もこれにやられたのかもしれない。
ガササササササ
俺の体が黒いものに飲み込まれていく。背中から妹者の感触が消えている。せめて妹者だけでも助かってくれたらいいのだが.....。
ズズズズズズ
どんどん体の感覚が無くなっていく。死ぬのかな?死ぬのは怖かったはずなのにすんなりと受け入れている自分に驚く。もう恐怖は無い。ただただ安らかな気持ちだけが広がっていた。
-
弟者は闇に飲まれていった。
to be continued
-
>>133
to be continuedとかいう余分なものが付いてしまいましたが気にしないでください。07は終わりです。
-
もうすっかり習慣になってしまった夜のデートを今日も繰り返す。
08( ・∀・)夜のまぼろし に
仕事が終わると僕は急いで山へと向かう。
(゚、゚トソン「どうも」
( ・∀・)「遅くなってゴメン」
(゚、゚トソン「私もついさっき来たところですし」
( ・∀・)「それはないw」
(゚、゚トソン「ばれました」
トソンは夜になった時からずっと待っていたに違いない。だって彼女は夜になると現れる幽霊なんだから....。
( ・∀・)「今日も行こうか」
(゚、゚*トソ「はい」
( ・∀・)「今日は何処に行こうかな〜」
毎日会っていると行くところが無くなっていく。トソンは強い光が当たるところには行けない。だから山の中で何処に行くか考えるという事になる。
-
(゚、゚*トソン「初夜のルートにしませんか?」
( ・∀・)「初夜って言い方エロいね」
(゚、゚*トソン「そんなのじゃありませんし!」
( ・∀・)「ゴメンゴメン、分かってる」
(゚、゚トソン「行きますよ!」
( ・∀・)「怒らないでよ」
(゚、゚トソン「ムードを壊すからですよ」
(゚、゚トソン「行きますよ」
( ・∀・)「待って」
(゚、゚トソン「何ですか?」
( ・∀・)\「ほら」
( ・∀・)\/(゚、゚*トソン
( ・∀・)「最初は池だったっけ?」
(゚、゚*トソン「そうです」
( ・∀・)「じゃあ行こうか」
-
(゚、゚*トソン「今日も石投げしますか?」
( ・∀・)「どうしようかな」
(゚、゚*トソン「ハンデは軽めにしますから」
( ・∀・)「ならいいか」
(゚、゚*トソン「勝った方がお願いをするで良いですよね?」
( ・∀・)「いいよ。ところでハンデはどんな感じだい?」
(゚、゚*トソン「左手で投げてください」
( ・∀・)「それくらいなら」
(゚、゚*トソン「決まりですね」
-
( ・∀・)「それー」
(゚、゚*トソン「えいっ」
ポチョンポチョン
( ・∀・)「同じくらいだな」
(゚、゚*トソン「そうですね」
( ・∀・)「どうする?」
(゚、゚*トソン「引き分けだからお互いにお願いをしませんか?」
( ・∀・)「いいよ」
(゚、゚*トソン「じゃあ私から....」
(゚、゚*トソン「頭を撫でてください」
( ・∀・)「おーけー」
( ・∀・)/ (゚、゚*トソン
(゚、゚*トソン ポー
( ・∀・)「僕のお願いはずっと一緒に居てくれかな」
(゚、゚*トソン ポー
(;・∀・)「聞いてないのか。おーい」
(゚、゚*トソン 「ハッ」
(;・∀・)「あ、気づいた。僕のお願いはまた膝枕して欲しいだよ」
(゚、゚*トソン「じゃあ頂上に着いたらしますね」
( ・∀・)「よし!」
僕は意気地無しだ
-
( ・∀・)「今日もボートはあるね」
(゚、゚*トソン「じゃあ乗りましょう」
( ・∀・)「レッツゴー」
ボートは水面をすいすいと滑っていく。月の光を受けるトソンは今日も美しい。
(゚、゚トソン「モララーさん、私の事なんか忘れて幸せになってください」
突然トソンが切り出す。いつもだ。いつもトソンはそう言う。そしてそう言った後に悲しそうな顔をするんだ。僕はそんな顔を見たくはない。僕は下を向いていつものように答える。
( ∀ )「そんなことできるわけないじゃないか」
下を向いているからトソンがどんな表情をしているのかは分からない。でもきっと困ったような表情を浮かべているのだろう。
(゚、゚トソン「そうですか」
この一連のやり取りが終わると僕らはまた元に戻る。僕は嫌なことを忘れて今を楽しむことに徹するし、トソンも夜のデートを楽しむことに徹する。
-
(゚、゚*トソン「月が綺麗ですね」
( ・∀・)「そうだねー」
(゚、゚*トソン「モララーさんは分からないんですね」
( ・∀・)「どういうことだい?」
(゚、゚*トソン「愛してるって意味です」
( *・∀・)「トソンがそんなことを言うなんて珍しいね」
(゚、゚*トソン「私だって時には言いたくなります」
( *・∀・)「言ってくれると嬉しいから時にはじゃなくてバンバン言ってよ」
(゚、゚*トソン「月が綺麗ですね月が綺麗ですね月が綺麗ですね月が綺麗ですね」
(;・∀・)「そういう事じゃなくてね」
(゚、゚*トソン「まぁ分かってますけどね」
こんな他愛もない話が楽しい。トソンと会うのがこんなにも楽しいのに忘れる事なんてできるわけがないのだ。
-
漕ぐのをやめたボートは池の上でプカプカと浮かんでいる。
(゚、゚*トソン「私結婚式は教会がいいです」
( ・∀・)「おーけーおーけー」
(゚、゚*トソン「家はちゃんとした一軒家がいいです」
( ・∀・)「だよねー」
(゚、゚*トソン「子供は男の子が2人欲しいです」
( ・∀・)「女の子も捨てがたいけどねー」
今はもう叶わないことなのだけど将来に夢を馳せる。まだトソンが生きていた頃みたいで懐かしい気持ちになる。
-
( ・∀・)「ところでなんでそんな話を急にし始めたんだい?」
(゚、゚*トソン「秘密です」
( ・∀・)「えー」
(゚、゚*トソン「いつか教えますから」
( ・∀・)「絶対だよ」
(゚、゚*トソン「指切りしときますか?」
( ・∀・)「いや、いいよ。トソンが約束を破ったのなんて一回だけだしね」
(゚、゚*トソン「何のことですか?」
( ・∀・)「婚約だよ」
(゚、゚*トソン「物凄い嫌みですね」
( ・∀・)「さっきまでの仕返しね」
(゚、゚*トソン「約束破り0の女になってみせます」
( ・∀・)「無理だろうけど期待して待ってるよ」
(゚、゚トソン「信用ないですね。そろそろ頂上に行きますか?」
( ・∀・)「そうしようか」
僕はボートを岸まで漕ぐ。
-
______________
| |
| |
| 頂上 ↑ |
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|______________|
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| |
| |
相変わらず字が小さい看板を横目に僕らは頂上へと手を繋いで歩いていく。
( ・∀・)「ところで成仏とかはしなくていいの?」
(゚、゚トソン「して欲しいんですか?」
( ・∀・)「いや、そんなわけじゃないけど....トソンが心配でさ」
(゚、゚トソン「そういうことなら大丈夫です」
( ・∀・)「そんなもんなんだなー」
(゚、゚*トソン「そろそろ頂上ですよ」
( ・∀・)「だね」
-
/ ̄ ̄\
/ ⊂二二⊃
| |⊂二⊃
⊂二⊃ /
\__/
∧∧
( 三) (^、^*トソン
/⌒ 三ヽ /⌒ 三ヽ
/ / 三|| / / 三||
(_人_三ノ_) (_人_三ノ_)
-
僕らは並んで月を見る。
(゚、゚*トソン「今日も綺麗ですね」
( ・∀・)「そーだねー」
(゚、゚*トソン「あっ、膝枕を忘れてました」
( ・∀・)「そうだった、じゃあお願い」
(゚、゚*トソン「どうぞ」
太股の柔らかさが気持ち良くて僕はすぐに寝てしまった。
-
(゚、゚*トソン「起きてくださーい」
( ・∀��)「あ、もうそんな時間か」
そう、もうすぐ忌々しい朝が来るのだ。
( ・∀・)「また明日」
そう言って僕はトソンを抱き締める。
(゚、゚*トソン「痛いですよ」
( ・∀・)「僕の思いの強さだと思ってよ」
(゚、゚*トソン「ふふっ」
日は着々と登り始める。僕はトソンをもっときつく抱き締める。朝に対する僕のせめてもの抵抗だ。いつも結局そんな抵抗は意味がないのだけれど….。
-
眩しい光が僕を照らす。気づいた時には僕の腕の中は空になっているのだろう。毎日の事だ、もう慣れた。因みに曇りの日もどういうわけか朝になるとトソンは消える。朝日が当たらなければとか淡い期待を打ち砕かれた時はかなりショックだった。
完全に朝日が登った。
-
何故かトソンは消えていなかった。
To be continue
-
08終わり。
-
まだ続くのかな?おつ
-
乙
-
寂しいね。
寂しいね。
どうする?
連れてこようよ。
そうしよう。
09( ∵) 夜のいたづら( ∴)
(>、<トソン「うう」
(゚、<トソン「あれ?」
(゚、゚トソン「私は死んだはずですよね?」
( ∵)「お姉さん起きたんだね」
( ∴)「僕ゼアフォー」
( ∵)「僕はビコーズ」
(゚、゚トソン「ここは何処でしょうか?」
( ∴)「死後の世界だよ」
( ∵)「お姉さんは幽霊になっちゃったんだ」
(゚、゚トソン「やっぱりそうなんですね」
( ∵)「悲しくないの?」
(゚、゚トソン「悲しいですよ。でも闇に飲まれた時にはもう死んだかなと思っていたので....」
( ∴)「そうなんだー」
-
(゚、゚トソン「ここは何もないですね」
( ∵)「夜になると外の世界と繋がるから色々あるんだけどねー」
( ∴)「今は昼だからねー」
(゚、゚トソン「私は幽霊なんですよね?」
( ∴)「そうだよー」
(゚、゚トソン「成仏とかはしなくてもいいのですか?」
( ∵)「しなくてもいいよ」
(゚、゚トソン「そんなもんなんですね」
( ∴)「そうだよ、そんなもんなんだよ」
(゚、゚トソン「の割りには私達だけしか居ませんけどね」
( ;∴)「ギクッ」
( ;∵)「ここはできたばかりなんだよ。僕達死神に成り立てでさ」
(゚、゚トソン「そうなんですね」
( ;∴)「そうだよ」
-
(゚、゚トソン
( ;∵)
( ;∴)
(゚、゚トソン「暇ですね」
( ∵)「そういうことなら」
( *∵) ( *∴)「僕達と遊ぼうよ」
(゚、゚トソン「いいですよ」
( *∵) ( *∴)「ヤッター」
(゚、゚トソン「何をしますか?」
( *∵)「トランプ」
( *∴)「鬼ごっこ」
(゚、゚トソン「たぶん鬼ごっこなら私の圧勝ですよ」
( *∴)「確かにそうだね」
(゚、゚トソン「じゃあトランプですね」
( *∵)「ヤッター」
(゚、゚トソン「とりあえずババ抜きでもしますか」
( *∴)「僕が配るー」
(゚、゚トソン「配れるんですか?」
( *∴)「トランプを小さくすれば僕だって持てるもん」
(゚、゚トソン「そんなこともできるんですね」
( *∴)「すごいでしょー」
アーババダ!!
イッチャダメデスヨ
セアフォーハヘタダナ
-
(゚、゚トソン「おや、辺りが森に森になりましたね」
( ∵)「夜になったんだね」
(゚、゚トソン「もしかしてここって地球ですか?」
( ∴)「そうだよ」
( ∵)「お姉さんが死んじゃった町の山だよ」
(゚、゚トソン「やっぱりそうなんですね」
( ∴)「自由に歩いても大丈夫だけど強い光に当たったらダメだよ」
(゚、゚トソン「何故ですか?」
( ∵)「そこは昼みたいなものだからね」
(゚、゚トソン「そうなんですね」
( ∴)「山から出ることは難しそうだけどゴメンね」
(゚、゚トソン「なぜゼアフォー君が謝るのですか?」
( ∴)「なんでもないよ」
( ∵)「そんなことより折角だから山を案内しようよ」
( ∴)「いいね」
(゚、゚トソン「じゃあお願いします」
( ∵)「アイツが通ってるルートなんてどうかな?」
( ∴)「いいと思うよ」
( ∵)「じゃあ出発」
-
(゚、゚トソン「池ですね」
( ∴)「アイツはいつも石を投げてるよ」
( ∵)「そうだね。じゃあ」
( ∵)「石を投げて誰が遠くまで飛ばせるか競争しようよ」
( ∴)「いいよー」
(゚、゚トソン「いいですよ」
( ∵)「もちろんお姉さんはハンデありね」
(゚、゚トソン「いいですよ。どんなのですか」
( ∵)「左手で投げるのは?」
(゚、゚トソン「分かりました」
( ∵)「じゃあ行くよ」
そーれ
そりゃー
えいっ
-
(゚、゚トソン「圧勝でした」
( ∵)「ハンデが軽すぎたかな」
( ∴)「あの石を投げるってのはどう?」
▲▲▲▲▲
(_____)
(゚、゚トソン「無理です」
( ∵)「そこをなんとか」
(゚、゚トソン「まぁいいですよ」
そーれ
そりゃー
うおりゃああああ
-
す( ∴)「勝ったー!」
(゚、゚トソン「おめでとうございます」
( ∵)「くそー」
( ∴)「勝ったからご褒美ー」
(゚、゚トソン「私もさっき勝ちましたよ?」
( ∴)「さっきのはなしー」
( ∵)「ずるーい」
(゚、゚トソン「私はそれでもいいですよ」
( ∴)「じゃあ肩を揉みたまえ」
( ∵)「じゃあ最下位の僕がやるよ」
( ∴)「よろしい」
( ∵)「いくよー」
( ∴)「くるがよい」
-
ゴキゴキゴキゴキ
( ;∴)「痛い痛い痛い痛い」
( ∵)「痛いくらいが丁度良いんだよ」
( #∴)「やめろー」バキッ
( #∵)「やったなー」ドコッ
(゚、゚トソン「2人とも喧嘩はやめなさい!」
( ∵)ビクッ
( ∴)ビクッ
( ∵)「ごめんなさい」
( ∴)「ごめんなさい」
(゚、゚トソン「いいですよ」
( ∵)「気を取り直して」
( ∴)「次は頂上だね」
-
+ ゚ . + . . .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
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。 ゚ . 。
‐''"´''"''''"""''"`'''""`""""''''''"´'''"""''"`''"""'''"'''''"`""''''``''‐優
-
(゚、゚トソン「綺麗ですね」
( ∵)「だよねー」
( ∴)「心が浄化されていく。僕は口から汚れた心を吐き出した」
( ∵)「キャラ変わってるよ」
(゚、゚トソン「こんなのが見れて私幸せです」
( ∵)「ならよかったよ」
(゚、゚トソン「モララーさんにも見せてあげたかったです」
( ∴)「そいつは誰?」
(゚、゚トソン「婚約者です」
( ∵)「へぇー」
-
3人で遊ぶ日々が暫く続いた後のある日の夜
( ∵)「こんな所になんか落ちてるよ」
( ∴)「開けてみる?」
( ∵)「開けてみよう」
ガサガサ
( ∴)「髪飾り?」
( ∵)「お姉さんにあげようよ」
( ∴)「いいね」
( ∴)「お姉さん!プレゼントだよ」
(゚、゚トソン「綺麗な髪飾りですね」
( ∵)「その辺に落ちてたんだー」
(゚、゚トソン「落とし物だったんですか?」
( ∴)「たぶんねー」
(`、´トソン「今すぐ返してきなさい!」
( ;∴)「ごめんなさーい」
(゚、゚トソン「気持ちは嬉しいですが、人のものを盗るのはいけませんよ」
( ∵)「はーい」
-
それから数日たったある夜
(゚、゚トソン「今日はちょっと1人で散歩してみますね」
( ∴)「えー遊ぼうよ」
( ∵)「お姉さんの好きにさせてあげようよ」
(゚、゚トソン「ごめんなさいね」
( ∵)「いってらっしゃい」
( ∴)「ぶーぶー」
-
次の日の夜
(゚、゚*トソン「今日も1人で散歩してみますね」
( ∴)「えー」
( ∵)「えー」
(゚、゚*トソン「ごめんなさいね」
ある日の夜
(゚、゚*トソン「今日もだけどごめんなさいね」
( ∵)「最近様子がおかしいね」
( ∴)「着いて行ってみる?」
( ∵)「そうしようか」
( * ・∀・)\/(゚、゚*トソン
( ∴)「幸せそうだね」
( ∵)「もう夜は遊べないのかな?」
( ∴)「寂しいね」
( ∵)「寂しいね」
( ∴)「どうする?」
( ∵)「もう1人連れてくる?」
( ∴)「そうしよう!」
( ∵)「そうと決まればいくよー」
-
( ∵)「よさそうなのが居るね」
( ∴)「そうだね」
ξ゚⊿゚)ξ
( ∵)「ちょっと驚かせればいけそうだね」
( ∴)「よし、じゃあ行くよ」
ガサッ
( ∵)「良い感じ」
( ∴)「もう一押し」
ガサッ
( ∵)「そろそろ?」
( ∴)「まだかなー」
ガサッ
ξ×⊿×)ξ「きゃあああああああああ」
-
( ∵)「もういけるでしょ」
( ∴)「じゃあいくよ」
( ∵) ( ∴)「怖がりはこっちにおいで!」
ザワワワワワワ
ξ×⊿\\\\\\
ξ゚⊿゚)ξ
( ∵)「あれ?逃げられちゃったよ?」
( ∴)「怖くなくなっちゃってるね」
( ∵)「失敗かー」
( ∴)「あーあー」
( ∵)「やっぱり悪いことはしちゃいけないね」
( ∴)「そうかもね」
-
ある日の夜
(・∀ ・)
( ∵)「ねぇ、あの人何かに怯えているよ」
( ∴)「本当だね」
( ∵)「どうする?」
( ∴)「やっちゃおう!」
( ∵)「次は慎重にやらないとね」
( ∴)「だね」
( ∀ )どぼーん
(//////////
( ∵)「うまく行ったね」
( ∴)「気絶してるよ」
( ∀ )ちーん
( ∵)「暫く起きそうにないね」
( ∴)「そうだね」
-
ある日の夜
( ∵)「またまた連れてこれそうな人がいるよ」
( ∴)「しかも2人だね」
( ∵)「どうする?」
( ∴)「やっぱり大勢の方が楽しいよ!」
( ∵)「なら決まりだね」
-
( ´∀`)「ここは何処モナ?」
( ∴)「死後の世界だよ」
( ∵)「お兄さんは幽霊になっちゃったんだ」
( ´∀`)「うそモナ」
( ;∵)「どうしてそう思うの?」
( ´∀`)「トイレをしに行って死ぬわけがないモナ」
( ;∴)「いつの間にか殺人鬼にやられたとか?」
(;´∀`)
【+ 】ゞ゚)←思い出した
(;´∀`)「そうかもしれないモナ」
( ;∵)「そうだよ!」
( ;∴)「うんうん」
(;´∀`)「都市伝説なんて解明しなきゃよかったモナ」
( ;∵)「は、はは」
( ´∀`)「ところで死後の世界のわりに普通に山の景色なのはどうしてモナ?」
( ∵)「夜だからねー」
( ´∀`)「死後の世界がこんなんだったなんて知らなかったモナ」
( ;∴)「はは」
( _ゝ )ちーん
-
その次の日
( ∵)「アイツいけそうだよ」
( ∴)「昨日連れてきた気絶してるのに似ているよ」
( ∵)「連れてきたらたぶん喜んでくれるよ」
( ∴)「寂しくないもんね」
(´<_` )「うぅ」
(´<_` )「死んだのか?」
( ∵)「そうだよ」
( ∴)「ここは死後の世界だよ」
(´<_` )「そうなんだ....」
( ´∀`)「弟者も死んじゃったモナ?」
(´<_` )「あぁモナーも死んでたのか....」
( ´∀`)「どうしてそんなに元気がないモナ?」
(´<_` )「妹者が...」
-
( ∵)「妹者って誰かな?」
( ∴)「おんぶされてた子かな?」
( ∵)「見に行ってみる?」
l从;∀;ノ!リ人「ちっちゃい兄者まで居なくなっちゃったのじゃ」
( ∵)「泣いてるね」
( ∴)「寂しいのかな?」
( ∵)「悪いことしちゃったね」
( ∴)「どうする?」
( ∵)「返してあげようよ」
( ∴)「仕方ないね」
-
l从;∀;ノ!リ人
(´<_` )「妹者!」
( ´∀`)「あれ?戻ったモナ?」
( _ゝ )ちーん
l从;∀;ノ!リ人「ちっちゃい兄者!何処に行ってたのじゃ?」
(´<_` )「よく分からない所....もう何処にも行かないからな」
l从;∀;ノ!リ人「良かったのじゃ」
( _ゝ )ちーん
-
ある昼
(゚、゚トソン「ただいまです」
( ∵)「今日も楽しかった?」
(゚、゚トソン「ええ、とても」
( ∴)「よかったねー」
( ∵)「今日も遊んでくれる?」
(゚、゚トソン「いいですよ。何をしますか?」
( ∵)「双六!」
(゚、゚トソン「いいですよ。」
( ∴)「やったー」
ヤッターロクダ
エーイチダヨ
イッカイヤスミデス
-
コロコロ
(゚、゚トソン「4ですね」
( ∵)「ねえ」
(゚、゚トソン「何ですか?」
( ∵)「僕達と遊んでいて楽しい?」
(゚、゚トソン「もちろん楽しいですよ」
( ∴)「お姉さんは帰りたい?」
(゚、゚トソン「何処にですか?」
( ∴)「イケメンの人のところ」
(゚、゚トソン「モララーさんのことですか」
( ∴)「たぶん」
(゚、゚トソン「そりゃ帰りたいですけど私は死んでいるんじゃ....」
( ∵)「今まで嘘をついていてごめんなさい」
( ∴)「僕達本当はこの町の夜なんだ」
(゚、゚トソン「ごめんなさい。意味が分からないです」
( ∵)「夜の精霊みたいなものだよ」
( ∴)「夜はみんな寝ちゃってるし昼は僕達2人だけになっちゃうしで寂しかったんだ」
( ∵)「だから、こっちの世界に連れてきちゃいました」
( ∵) ( ∴)「本当にごめんなさい」
(゚、゚トソン「私は死んでなかったってことでいいですか」
( ∵) 「うん....」
( ∴)「ごめんなさい」
-
(゚、゚トソン「まぁいいですよ。やっぱりモララーさんが好きだって再確認できましたし」
( ∵) 「ごめんなさい」
(゚、゚トソン「帰せるなら帰して欲しいですけどあなた達は大丈夫なんですか?」
( ∵) 「寂しいけど我慢するよ」
( ∴)「やっぱり連れてくるのは良くないことだから.....」
(゚、゚トソン「じゃあお願いします」
( ∵)「お姉さん」
( ∵)( ∴)「さようなら」
(゚、゚トソン「何言ってるんですか?また今度ですよ」
( ∵)( ∴)「え?」
(^、^トソン「夜になったら時々は遊びに行きますから」
( ∴)「お姉さん、ありがとう」
(゚、゚トソン「じゃあまた今度」
( ∵)( ∴)「また今度!」
-
ある日
(・∀ ・)
( ∵)「あっ起きた」
(・∀ ・)「ここは何処?」
( ∴)「夜だよ」
(・∀ ・)「ちょっとよく分からない」
( ∵)「もといた世界とは別だと思えば良いと思うよ」
( ∴)「帰りたい?」
(・∀ ・)「別の世界ってことは警察も居ないということじゃ....帰りたくない」
(・∀ ・)「あっ、デレ」
( ∵)「会いたいの?」
(・∀ ・)「最後に一回でも....無理だよね....」
( ∴)「できるよ」
(・∀ ・)「え?」
( ∵)「夜は向こうの世界にもいけるんだよ」
(・∀ ・)「じゃあお願い」
-
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( ∵)「こんな家なんだ」
( ∴)「じゃあ僕達は隠れてるね」
(・∀ ・)「ありがとう」
-
ζ(゚ー゚*ζ「お買い物お買い物ー」
(・∀ ・)「やぁ」
ζ(゚ー゚*ζ「えっ、またんき君?」
(・∀ ・)「会えてよかった」
ζ(゚ー゚*ζ「えっえっ?逃げたんじゃないの?」
(・∀ ・)「うーん、違う世界にね」
ζ(゚ー゚;ζ「えーっと頭大丈夫?」
(・∀ ・)「いや、本当だって」
ζ(゚ー゚;ζ「あはははは」
(・∀ ・)「どうしたらいいのかなー」
( ∵)「ばぁぁぁぁ!」
ζ(×ー×*ζ「きゃっ」
(・∀ ・)「おい、出てくるなよ」
( ∵)「出てきた方が良いかなと思ってね」
( ∴)「ばぁぁぁぁ!」
(・∀ ・)「もう遅いかな」
-
ζ(゚ー゚;ζ「何ですか?この子達」
( ∵)「僕ビコーズ」
( ∴)「僕ゼアフォー」
( ∵) ( ∴)「僕達が違う世界に連れていきましたー」
ζ(゚ー゚;ζ「......」
ζ(゚ー゚;ζ「帰して…」
ζ(;ー; ζ「帰してよ!」
(・∀ ・)「ちょっと、それってどういう....」
ζ(;ー; ζ「もう会えないとか書いてあって悲しかったんだから!やっと会えたと思ったら違う世界ですって.....こんなの酷いです」
(・∀・;)「一応僕が残りたいって言ったんだけど」
ζ(;ー; ζ「私の気も知らないで….帰ってよ!二度と目の前に現れないでよ!」
-
(・∀・;)とぼとぼ「ごめん....」
( ∵)「いや、ここは帰る場面じゃないと思うよ」
(・∀・;)「でも僕は汚れてるし.....それに、違う世界の存在だし......えっとそれから」
( ∵)「お兄さんかっこわるーい」
ζ(;ー; ζグスッ
( ∴)「お姉ちゃんは僕達の世界に来たい?」
ζ(;ー; ζグスッ「やだぁ、行っても辛いだけだもん」
( ;∴)「うーん」
(・∀・;)「えっとさ、デレ。違う世界なら僕は捕まることは無いんだよね.....」
ζ(;ー; ζ「安全でさぞや快適なんでしょうね」
(・∀・;)「でも、僕は最後にデレに会いたかったんだ。だって僕はデレが好きだから」
(・∀・;)「じゃあね。バイバイ」
ζ(;ー; ζ「待って!やっぱり私も行く」
(・∀・;)「えーと、ということは」
-
ζ(;ー; ζ「だって私も好きだから」
(・∀・;)「いや、でも僕は汚れてるし…えっと....」
( ∵)「じゃあ連れていくね」
ζ(゚ー; ζ「お願いします」
( ∴)「でも怖がってないじゃん」
(・∀・;)「えーと、僕は犯罪者だし....」
( ∵) ( ∴)「うるさいよ」
(・∀・;)「」
( ∵)「ねぇヘタレ、お姉ちゃんを怖がらせてよ」
(・∀・;)「無理だろ」
( ∴)「このヘタレが!」
(・∀・;)「ごめん」
-
カサカサ
ζ(゚ー; ζ「え?」
カサカサ
ζ(×ー×*ζ「きゃあああああああ」
( ∵) 「今だ!」
( ∵) ( ∴)「怖がりはこっちにおいで」
ζ////////
ζ(×ー×*ζ「うぅ」
( ∵)「気がついた?」
ζ(゚ー゚*ζ「ここが噂の異世界なの?」
( ∴)「そうだよ」
(・∀ ・)「昼だから何もないけどねー」
ζ(゚ー゚*ζ「暇そうですね」
( ∵)「だからさ」
( ∵) ( ∴)「僕達と遊んでよ!」
-
エピローグ(゚、゚トソン 夜はまぼろし?
私はモララーさんと星を見に来ています。あれから親と色々あったり、自分の墓を参ったり、結婚式をあげたりしました。こうやって普通の生活をしているとあれが本当にあったことなのか分からなくなってしまいそうです。
(゚、゚*トソン「涼しいですね」
( ・∀・)「そうだねー」
私達は頂上へ向かって歩いています。今は幸せいっぱいの新婚生活ですが、時々ビコーズ君とゼアフォー君との生活が懐かしくもあります。
( ・∀・)「着いたよ」
(゚、゚*トソン「わぁ」
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‐''"´''"''''"""''"`'''""`""""''''''"´'''"""''"`''"""'''"'''''"`""''''``''‐優
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(゚、゚*トソン「綺麗ですね」
( ・∀・)「だよねー」
(゚、゚*トソン「私ちょっとトイレに行ってきます」
( ; ・∀・)「外で?」
(゚、゚トソン「もう、いいじゃないですか」
( ; ・∀・)「う、うん。気を付けてね」
トイレに行くというのはただの口実だ。本当は.....
(゚、゚トソン「ビコーズ君。ゼアフォー君」
(゚、゚トソン「居ないんですか?」
(゚、゚トソン「おーい」
結局呼び掛けても2人は出てきませんでした。私は本当に2人と過ごしていたのでしょうか?あまりに長いと不審に思われてしまいます。仕方ありません。
私はモララーさんの元へ戻る。約束通り遊びに来たが2人には会えなかった。そもそも私は本当に約束をしたのだろうか?すべては私の長い夢とかだったのかもしれません。
トソンの後ろで気が揺れている。
トソンには2人が手を振っているように感じられた。
おわり
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完結はさせました。
-
乙!
面白かった
-
乙
久しぶりにこんな面白いもん見た
保存確定
-
おつ
まとめられるか分からんけどもしまとめられた時にまとめさんが修正しやすいように04以降の誤字脱字衍字っぽい所貼っとく
>>66の言ってたんだい(行ってたんだい?)、>>68と>>82の話たい(話したい?)、>>82のごめんない(ごめんなさい?)、
>>93の吹いとけよ(拭いとけよ?)、>>95のされつ時(された時)、>>107の徘獲物(獲物?)、
>>124の前からここでコッソリ2人だけでどっか行ったのだ(「前からここで」は不要?)、>>154のセアフォー(ゼアフォー?)、
>>155の森に森に(森に?)、>>158のす( ∴)(「す」は不要?)
ここは仕様だよーとかここは正しくはこうだよーって所あったら言ってくれー
-
>>189
ミス多すぎワロタ、ありがとうございます
-
赤ペン先生だー!最近よく見かける赤ペン先生!!
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>>191
赤ペン先生は心の救いですよw
-
ねぇ、あなたはいったい誰なの?
('、`*川 夜のお姫様
-
私はいつもの場所を目指して歩く。
夜のひんやりとした風はロングコートを一枚羽織っただけの私をなでていく。
既に少しばかり垂れた露がひんやりとした風と共鳴して私を凍えさせる。
正面には紅く染まった月が怪しげに私を照らしている。
('、`*川「この辺りだったかしら?」
ガサッガサッ
--ほら、現れた。
彼はいつもこの辺りで現れる。
現れるとは言っても足音がするだけ……姿を表す事もなければ、声をかける事もしない。
ただ私をどこかで見守るだけ……。
私との秘密の時間をただ共有するだけ……。
何者かは分からない。
-
('、`*川「ねぇ、あなたはいったい誰なの?」
答える者はいない。
でも答えなんか必要ない。
彼は私にとっての王子様。
私を優しく見守る王子様。
見えない彼の姿を想う……ただそれだけで露は次々と流れ出しては私を凍えさせるのであった。
-
歩くこと15分。
ブーンと音をたてて道を照らす自動販売機がポツリと突っ立っている。
私の目的地だ。
ここは、私のステージ。
自動販売機の光はスポットライト。
観客は彼だけ。
ガサッ
彼の立ち止まる音がした。
その音が開演の合図。
私は彼が居るであろう方向を向いてゆっくりとロングコートを脱いでいく。
熱った肌に夜の風が心地よい。
-
やがて私は一糸纏わぬ姿になった。
ちょっとしたスリルと彼に見られているという意識が作用して益々露は流れ出す。
一度嵌ってしまうと抜け出せない、底無し沼のようなものだ。
さらに強い刺激へと私を駆り立てる。
駆り立てられるままに私はあれこれとポーズをとる。
露は更に流れ出す……。
-
ガサッ
突然、辺りに音が響いた。
冷水を浴びせられたように急激に背筋が寒くなる。
こんな事はあり得ない、あってはならない。
彼は私を優しく見守るだけだった。
そのはずだった。
頭が真っ白になり、それから私の意識は闇へと吸い込まれていった……。
-
久しぶりに地の文の練習です。
正直この投下に気づく人がいたら凄いと思うの
-
わーい専ブラだから一瞬で気づいたよー
-
おつおつ
相変わらずいい雰囲気だなぁ
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えろい
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※今更だけど閲覧注意、特に次のは
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オマエハオレノモノ
( ФωФ)夜の王子様
-
思えばあれは偶然の事であった。
あの日、我輩はツマミが切れていた事を思い出してコンビニへと向かっていた。
そして出会ったのだ。
女と……。
その女はロングコートを着て、ふらふらと夜道を歩いていた。
心配だった。
だからついて行った。
-
しばらく歩くと、女は自動販売機の前で立ち止まった。
我輩はその時、女は喉でも渇いたのかと思っていた。
まさか女がこの後一糸纏わぬ姿になるとは思ってもいなかった……。
-
それから我輩は毎日その女をつけている。
自動販売機の光に照らされたあの白い肌が目に焼き付いて離れない。
あの身体に触れたい、滅茶苦茶にしてやりたいと我輩の中の獣が叫ぶ。
それを何とか押さえつけ、ただ後をつける。
我輩は理性と本能との狭間で揺れる、不安定な存在であった。
-
そんな事を考えているうちに今日も女は現れた。
相変わらず危なかっしい、ふらふらとした足取りだ。
我輩は気付かれないように少し間隔を空けて女に続く。
正面には紅く染まった月が怪しげに女を照らしていた。
-
あれから15分くらい歩いただろうか?
道を照らす自動販売機の光が見えてきた。
自動販売機から少し離れた茂み。
それが私の特等席だ。
私が茂みに隠れると女はロングコートをゆっくりと脱ぎ始める。
開かれたロングコートの隙間から覗く白い肌に息を呑む。
もう何度も見ている筈なのに……。
-
やがて女は一糸纏わぬ姿になった。
白い肌、テラテラと光る太腿、紅い月……その全てが妖艶な雰囲気を作り上げていた。
女はあれこれとポーズをとり、我輩はそれに魅入る。
そうやって時が過ぎようとしていた時、それは突然やって来た。
頭は真っ白になり心臓は暴れ出す。
獣が牙を剥く。
-
オレがほんの少しの理性を取り戻した時、オレは女を組み伏せていた。
最早抑えつける事も叶わない。
獣に支配されたオレは本能の命ずるままに狂ったように腰を振り続けた。
-
紅く染まった月の下、狂気の宴が幕を開ける……。
-
おわりです。続きはおそらく無いです
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