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ブーンは冒険するようです〜Complete Edition〜
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( ^ω^)「おいすー」
( ^ω^)「ぼくはブーンだお」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
( ^ω^)「さぁ、冒険の旅に出発するお!」
-
( ^ω^)「ここは始まりの町だおー」
( ^ω^)「あ、あそこに人間がいるお!」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
( ^ω^)「おいすー!」
-
('A`)「なんだ貴様は」
( ^ω^)「ブーンはブーンだお!よろしくね」
('A`)「そうか。俺はドクオだ。ぶっ殺す」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
('A`)「死ぬがいい!」
( ^ω(⊂≡('A` )
メコッォォ!!!
-
( ^ω::)「い、いたいお!やめてお!」
('A`)「俺はお前が嫌いだ!」
( ^ω^)「な、なんでだお!?」
('A`)「馴れ馴れしく話し掛けるんじゃない。世間は厳しいんだ」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
('A`)「俺はみんな嫌いだ!どいつもこいつも、ヘドが出るぜ」
( ^ω(⊂≡('A` )
メコッォォ!!!
( ^ω∩)「二回も殴ったお!」
('A`)「へっ」
-
( ^ω::)「もう怒ったお!ブーンの冒険の門出を邪魔するなら、このホライゾンソードで殺してやるお!」
( ^ω^)⊃―――
('A`;)(き、凶器!)
( ^ω^)「僕は勇者だお!悪漢を成敗してくれよう」
('A`;)「やめてくれ!」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
('A/ /`)ブシャアッヂ
-
('A/ /`)
('A//`)
('A/`)
('A`)「……」
( ^ω^)
('A`)「なんてやつだ」
-
('A`)「この俺を斬ったあと、くっつけるなんて」
( ^ω^)「ホライゾンソードは医療現場でも使える瞬間接着能力を兼ね備えているんだお」
( ^ω^)「ドクオの悪いところは斬ったから、もう大丈夫だお!」
( ^ω(⊂≡('A` )
メコッォォ!!!
-
('A`)「痛かった」
( ^ω::)「みんな大好きだお!」
('A`)「斬られたら痛いんだ、わかるか?」
( ^ω::)「はい」
('A`)「ところで、冒険に出るらしいな」
( ^ω^)「そうだお!ブーンは冒険にいくんだお!」
('A`)「俺もついていっていいか?」
( ^ω^)「え、なんでだお?」
('A`)「お前を殴ると気持ちがいいんだ」
( ^ω^)「わかったお!いわゆる仲間だおね!」
( ^ω(⊂≡('A` )
メコッォォ!!!
('A`)「仲間だ」
( ^ω::)「みんな大好きだお!」
第一話 旅立ち 終わり
-
( ^ω^)「ここは第二の町だお!」
( ^ω^)「ドクオはホライゾンソードの後遺症で死んじゃったお!医療ミスだお!」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ブーン!こんにちは!今日は、隣町まで買い物かしら?いい天気だもんね!」
( ^ω^)「あ?黙れ、殺すぞ」
-
ξ;゚⊿゚)ξ「え、ご、ごめん……えっと、私……なにか気に障ることしたかな……?」
( ^ω^)「レゾンデートルが気に入らない。失せろ」
ξ;-、-)ξ「ご、ごめんなさい……あ、あの、ちょうどお昼時間だから、一緒にご飯でもどうかなって、思って……」
( ^ω^)「……なんだと、飯だと」
-
ξ゚、゚)ξ
++ξ^⊿^)ξ++パァァァ!
ξ*^⊿^)ξ「そ、そうなの!お隣のお家からね、たぁくさんお野菜とお肉を貰ったんだぁ!」
ξ^ー^)ξ「だから、ご馳走いーーっぱい作ったの!」
( ^ω^)
ξ*//へ/)ξ「あ、べ、別にあなたが来てくれたらいいなぁとか思ってないんだからね!一人で食べようと思ったけど、ちょうどたまたま偶然にブーンを見かけたから、その……」
ξ゚/ /⊿゚)ξブシャァッ!!
―――⊂( ^ω^)「レゾンデートルが気に入らない。冒険の邪魔だ」
-
なんだろう
凄く似た雰囲気の作品を知っている気がする
-
ξ゚/ /⊿゚)ξ
ξ゚/ /⊿゚)ξ
ξ゚//⊿゚)ξ
ξ-⊿-)ξ「ごめんね、私のレゾンデートルがダメだよね……
-
ξ*゚ヮ゚)ξ「そ、そうだ!せめてお料理だけでも食べ」
( ^ω^)⊃――ξ―ヮ゚)ξズブッ!!
―ξ―ヮ゚)ξ「うぐわっ」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
第二話 幼馴染 終わり
-
( ´ω`)「ここは洞窟だお。冒険には洞窟がつきものだお」
( ´ω`)「暗いお、怖いお」
( ^ω^)⊃━━━「でも、武器屋さんで銅の剣を買ったお!これがあれば安心だお!」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
-
(´・ω・`)「おや、そこにいるのは誰だい?」
( ^ω^)「わっ!真っ暗闇から男性が現れたお!」
(´・ω・`)「驚かせてすまない。僕はショボン。冒険者をしている。君は?」
( ^ω^)「ブーンはブーンだお!冒険しているんだお!」
-
(´・ω・`)「なるほど、同じ冒険者か。やっぱり君も、伝説の宝を探しているのかい?」
( ^ω^)「電設の高良?」
(´・ω・`)「そうさ。冒険者なら誰でも夢見る伝説の宝。それがこの洞窟にあるという噂を聞いたんだけど……おっと、喋りすぎてしまったね」
( ^ω^)「電設の高良さん……すごく、興味があるお!僕も探すお!」
-
(´・ω・`)「ならこうしよう。この洞窟には二人じゃないと開かない扉があるんだ。そこまで協力してくれたら、宝は君に譲るよ」
( ^ω^)「おっ!?いいのかお?」
(´・ω・`)「僕は見てみたいだけだからね。触るのも飾るのも興味はないんだ」
( ^ω^)「おー……おっ!」
( ^ω^)「つまり、電設の高良さんは女ってわけだおね!たぎるお!」
(´-ω-`)「……ハハ、なかなか詩人じゃないか。気に入ったよブーン」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
(´・ω・`)(……)
-
〜〜〜
(´・ω・`)「ここが二人じゃないと開かない扉なんだ」
( ^ω^)「スイッチが左と右に二つあるお」
⊂(´・ω・`)⊃「ごらん、間隔が開きすぎて両腕をいっぱいに伸ばしても届かないだろう?」
( ^ω^)「おー……」
-
(´・ω・`)「だから、君が左のスイッチを。僕は右のスイッチを押すからよろしくね」
( ^ω^)「わかったお!早く電設の高良さんをこねくりまわしたいお!」
ポチッ
ガガガガガッ!!
( ^ω^)「やったお!開いたお!」
(´^ω^`)「ああ。やったなブーン」
-
( ^ω^)「よし、それじゃあ行くお!」
(´゚ω゚`)「本当に……よくやってくれたよお前はな!!」
( ´・ω・`)⊃――ズバッ!!
( ω )「おんっ!!」
(´・ω・`)「ハハハ、バカな奴だ。まんまとだまされやがってよ」
( ω )「お、い、いたいお……助けてお……」
-
(´^ω^`)「あー?無駄無駄、俺の武器はハガネの剣だぞ?その傷じゃ、もって3分だろ。バカだなぁ、本当に」
( ω )「おー、おー」
(´・ω・`)「クククッ、これで財宝はいただきだ。世の中の甘い汁を吸い尽くしてやる」
( ω )「おー、おー」
(´・ω・)「あばよ、まぬけな冒険者さん」
( ω )「おー……おー……」
≡≡ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!!大丈夫!?」
( ´ω`)「……おー……?」
-
ξ//⊿/)ξ「べ、別にあなたのことが心配だったからじゃないんだからねっ!わ、忘れ物を渡しに来ただけよ!」
( ´ω`)
ξ゚⊿゚)ξ⊃―――「ブーンしっかりして!!ホライゾンソードならここにあるわ!」
( ´ω`)⊃―――「おー……」
ξ゚⊿゚)ξ「私のことなら心配いらない!見て、私の体!きれいでしょ!?精霊様の加護を受けているから、刺しても死なないの!」
( ´ω`)「……」
-
ξ ⊿ )ξ「い、今、手当てするからね!私、私、ブーンが……ブーンがいなきゃ、私……!」
―――⊂( ´ω`)スッ
( ´/ /ω`)
ザクッ!
ξ゚⊿゚)ξ「え、自分を斬って」
( ^//ω^)
( ^ω^)
ξ*゚⊿゚)ξ「傷が治ってる……!や、やったー!」
-
( ^ω^)⊃━━━ ←銅の剣 サッ
( ^ω^)⊃≡━ξ゚⊿゚━ξ|←壁
ドンッ
━ξ;⊿;━ξ|
「ぶ、ブーン、いたいよぉ!壁に刺さって抜けないよぉ!」
-
^ω^ )≡ススッ
テクテク(´^ω^`)
⊃お宝⊂
「ヒヒヒ!これだけあれば豪遊できるぜ!」
(´・ω・`)「ん!?」
━ξ;⊿;━ξ|
「い、痛いよぅ……どこ行ったのブーン……会いたいよぅ」
(;´・ω・`)「な、なんだ……女が壁に磔にされてやがる……」
-
ω^) (´・ω・`)
―――⊂( ^ω^)(´・ω・`)「……ちょうどいい、前菜だ。これからのメインディッシュ前にはこういう田舎娘も悪くな」
(´・/ /ω・`)ザンッ
( ^ω^)⊃/ω・`) ヒョイ
( ^ω^)⊃/ω・`)━━ξ゚⊿゚━ξ|
「あ、ブーンだぁ!助けてくれるのね!」
-
ズボッ
( ^ω^)⊃/ω・`)ξ;⊿;━ξ|
「栓されて抜けないよぉ!」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
第三話 ダンジョン 終わり
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( ^ω^)「ここは絶望の町だお」
( ^ω^)「ホームレスや乞食、殺人犯や凶悪犯罪者がいっぱいだお」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
(#゚;;-゚)「……」ジィーッ
( ^ω^)「お?なんだお君は。どうしたんだお?」
-
(#゚;;-゚)「その剣……」
( ^ω^)⊃―――「お!これはホライゾンソードと言って、医療の現場で活躍している道具だお!」
(#゚;;-゚)σ「違う。そっちじゃなくて、こっちの」
( ^ω^)「お……これは、ハガネの剣だお」
-
(#゚;;-゚)「この辺りに売ってない……追いはぎした?」
( ^ω^)
( ^ω^)「拾ったんだお」
(#゚;;-゚)「そう。どこで?」
( ^ω^)「さっきからなんなんだお、君は。僕は何も悪いことしてないお」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
-
(#゚;;-゚)「そうじゃない。高価な物が落ちてたなら、他にも何かあるかもと思って」
( ^ω^)「おっ!そうだったのかお!ごめんお、ブーン勘違いしたお!」
(#゚;;-゚)「ブーン?」
( ^ω^)「おん!僕の名前はブーンだお!君の名前は?」
(#゚;;-゚)「でぃ」
( ^ω^)「でぃちゃんかお!僕は冒険者だお!一緒に冒険するお!」
(#゚;;-゚)「できない」
( ^ω^)「なんでだお?」
-
(#゚;;-゚)「この町のボスが、僕を雇ってるから」
( ^ω^)「ボス?」
(#゚;;-゚)「モララー。ホストクラブ『パンドラ』で働いているNo1ホスト」
(#゚;;-゚)「僕も、働いてる。こようけいやく?で、お金を稼がないと辞められない」
( ^ω^)「おお、大変だお。ならボスとお話して、冒険してもいい許可をもらうお!」
(#゚;;-゚)「や、やめたほうがいい。殺されちゃう」
( ^ω^)「大丈夫だお!人は、話せば分かる!」
(#゚;;-゚)「……」
-
〜〜〜
( ・∀・)「あんたが俺と話をしたい旅人さんか」
( ^ω^)「おっ!僕はブーンって言いますお!」
( ・∀・)「俺はモララー。この絶望の町を牛耳ってる」
( ^ω^)「すごいですお!ボスみたいだお!」
-
( ・∀・)「みたいじゃない。そうなんだよ、ブーン。それより用件は?」
( ^ω^)「このでぃちゃんと冒険をしたいんだお!許可をくださいお!」
( ・∀・)「でぃ……本当か?」
(;#゚;;-゚)「い、いや、この人が勝手に」
( ・∀・)「……」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
-
( ・∀・)「……いいだろう」
(#゚;;-゚)「えっ!」
( ^ω^)「おっ!さすがボスだお!」
( ・∀・)「ただし条件がある」
( ^ω^)「なんだお?」
( ・∀・)「あんた……ホストやってみないか?」
( ^ω^)「そもそもホストってなんなんだお?赤い郵便受けかお?」
(#゚;;-゚)「それはポスト。ホストは女性とお酒を飲みながらおしゃべりする」
( ‐∀・)「楽しい仕事だ。どうだい?体験入店ってことで一つ」
( ^ω^)「おっ!たぎるお!みんな大好きだお!」
( ・∀・)「よし、決まりだ。じゃあこの契約書にサインしな」
( ^ω^)φ「おっ、ブーンの達筆が火を吹くお!」
-
(#゚;;-゚)「……ぶ、ブーン」
( ・∀・)「でぃ」
(#゚;;-゚)「!」
( ・∀・)「黙ってな。この兄ちゃんも言ったじゃないか」
( ・∀・)「おんな大好きだってな」
(# ;;- )
( ^ω^)「おっ、書けたお!」
-
( ・∀・)「ようこそ、パンドラに。歓迎するぞ、ブーン」
( ^ω^)「おっおっおっ」
( ‐∀‐)「くっくっく」
-
〜〜〜
Ω「いらっしゃいませ、美しき迷えるファニーガール!」
ζ(゚ー゚*ζ「こんばんは。モララーはいるかしら?」
Ω「はっ。申し訳ございません。ただいまモララーは接客中でして……」
パァンッ ¨※━┐ζ(゚ー゚*ζ
ζ(゚ー゚*ζ「使えないわね。……そこのキミ」
( ^ω^)「お?」
-
ζ(゚ー゚*ζ「モララーは、いるかしら?」
( ^ω^)「僕はブーンだお!」
カチャッ ━┐ζ(゚ー゚*ζ
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
( ^ω※)パァンッ¨※━┐ζ(゚ー゚*ζ
( ^ω※)「うっ!」
-
ζ(゚ー゚*ζ「もういいわ、自分で探すから」
( ^ω※)「うう……」
(#゚;;-゚)「ブーン」
( ^ω※)「い、いたいお……撃たれたお」
(#゚;;-゚)「ブーン、大丈夫?」
( ^ω※)「痛いお……」
-
(#゚;;-゚)「い」
\(#゚;;ー゚)/「痛いの痛いの、とんでけー!」
( ^ω※)「……」
(#゚;;-゚)「ど、どうかな。なんか、お客様にすると、みんな喜ぶから……」
( ^ω※)「……」
-
───
十年前
⊂( ^ω^)⊃「お外走るの楽しいお!」
⊂( ×ω×)⊃ビタァンッ!!
( ´ω`)「おおおんっ!!こけたお!いたいお!」
≡ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、ブゥゥーン!!大丈夫!?」
( ^ω^)「あ、大丈夫なんで。はい、あのはい」
ξ*>⊿<)ξ「い、痛いの痛いの、とんでけー!」
( `゛ω´)≡⊃)ρ゚)ξヘブッフ!
───
-
( ^ω※)「おお!痛くなくなったお!」
(#゚;;-゚)「血が止まらないけど、大丈夫?」
( ^ω※)「おん!でぃちゃんのおかげだお!幸い、弾丸は貫通してるお!みんな大好きだお!」
―――⊂( ^ω※)スッ
( ^/ /ω※)
ブシャッ!
( ^//ω※)
( ^ω^)
( ^ω^)「ほら、止まったお!」
(#゚;;-゚)「良かった……」
-
( ^ω^)「それより、さっきのマダムは誰だお?」
(#゚;;-゚)「デレデレ様」
( ^ω^)「しもつかれ?」
(#゚;;-゚)「違う。デレデレ様。モララーにぞっこんなお金持ちのお嬢様」
( ^ω^)「おお、お金持ちだったのかお。だから銃を持ってたんだお」
(#゚;;-゚)σ「あれを見て」
( ^ω^)「お?」
-
ζ('ー`*ζ「モララァ、会いたかったよぅ」
( ・∀・)「ハハハ、これはこれは。お待たせしてしまったね僕のフェアリー」
ζ(゚、゚*ζ「もう、バカァ、ドンペリ入れちゃう」
(・∀・ )「おい、ドンペリもってこい」
Ω「はっ、ただいま!」
-
支援するぜ
-
(#゚;;-゚)「……」
( ^ω^)「ドンペリってなんだお?魔物かお?」
(#゚;;-゚)「違う。お酒。とても高い。10万ゴールドする」
( ^ω^)「オリハルコンソードが買えるお……」
(#゚;;-゚)「モララーは人気NO1で、デレデレ様はお金持ち。当然の帰結」
( ^ω^)「むずかしいお……もうやめたお!ブーンは冒険するんだお!」
( ・∀・)「おっと、そうはいかないぜ?」
( ^ω^)「も、モララーさんお」
( ・∀・)⊃□「契約書にサインしただろ。1000万ゴールドの売り上げをたてるまで、辞めませんってな」
(; ^ω^)「え……し、知らないお!」
-
(#゚;;-゚)「……」
( ・∀・)σ□「ここに書いてある。さらに、約束を破れば殺されても文句はいいませんとも、な」
( ^ω^)「おおお……!」
( ・∀・)「残念だったな、ブーン。この『箱』の中にあるのは甘い夢のような贅沢でも、煌びやかな財宝でもない」
( ‐∀・)「ありもしない一筋の希望にすがる、哀れな人間の人生だけなのさ」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
-
(#゚;;-゚)「ブーン……ごめん、僕が余計なこと言ったから……」
( ^ω^)「お、気にするなお。ブーンはでぃと冒険するんだお」
( ・∀・)「キミの冒険は残念ながら、影の扉のように終わってしまったのさ。一生養分として生きるがいい」
ζ(゚ー゚*ζ「キャー!モララーかっこいい!」
( ^ω^)「おっおっお。それはどうかお」
( ・∀・)「なに?」
( ^ω^)「ようは1000万ゴールド売り上げればいいんだお。ブーンなら余裕だお」
-
(#゚;;-゚)「ぶ、ブーン。無理。モララーですら、総売上は780万ゴールド。それを、何も知らない素人ができるわけが」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
( ・∀・)「フン。強がるなよ、新米が。このモララー様に勝てると思っているのか」
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
( ・∀・)「……いい度胸だ。ならばホストバトルといこうか」
(#゚;;-゚)「!!」ζ(゚ー゚*ζ
( ^ω^)「ホストバトルお?」
-
( ・∀・)「この後、1時間の間だが店のフィーバータイムが始まる。その間に俺と売上を競って、越えることができたら」
( ・∀・)「お前の好きなようにしていい」
( ^ω^)「でぃも連れて行っていいのかお?」
( ・∀・)「好きにしろ。俺に勝ったらの話だが」
( ^ω^)「おっ!わかったお!みんな大好きだお!」
-
〜〜〜
Ω「モララーさまぁ!」
「モララー!」Ω
( ・∀・)「リシャール!ピンドン!ヘネシー!おら、さっさともってこい下僕ども!!」
Ω「す、すごい……やっぱりいつ見てもNO1はすごい」
Ω「もう200万こえているぞ……」
Ω「こりゃ新米に勝ち目ないな」
ΩΩΩ「ハハハハハ」
-
Ω「お、おい!」
Ω「ん?」
Ω「見ろ!あのブーンって奴!」
ΩΩΩ「!!!!」
-
[ドクターブーン診察所]
|
|⊂(#゚;;-゚)
◎
( ^ω^)「はい次の方ー」
Ω「診察してやがる!!」
Ω「な、なに!?」
-
( ‘∀‘)「すみません、喉の調子が」
( ‘/ /∀‘)
ブシャッ
( ‘//∀‘)
( ‘∀‘)「あ、良くなりました!!ありがとうございます先生!!」
◎
( ^ω^)「30万ゴールドですお」
( ‘∀‘)⊃「はい!」
-
( ´W`)「あの、末期ガンなんですが」
( ´W/ /`)
ブシャァ!!
( ´W/ /`)
( ´W//`)
( ´W`)「なんだか体が軽い!っほっほい!!」
◎
( ^ω^)「ガン……ガンなら40万ゴールドですお」
( ´W`)「40万ゴールドで、ありえたはずの未来を生きられることができるなんて……先生ッ!ありがとう!!」
◎
( ^ω^)「みんな大好きだお!」
-
Ω「すげぇ……モララーさんの200万どころか」
Ω「ああ。もう600万近く稼いでる」
Ω「こりゃひょっとするとひょっとするかもしれんぞ……!?」
(; ・∀・)(ちっ……!ふざけたマネを!)
ζ(゚ー゚*;ζ「も、モララー……」
( ・∀・)「デレデレ様、どうか私に力を。いかがです?魔界王印のロマネタワーで500万パワーなど」
ζ(゚ー゚*ζ「ご、ごめん。ちょっと今日は……」
-
( ・∀・)「は?なに、俺の客だろ?払えよ」
ζ(゚ー゚*;ζ「え……」
( ・∀・)≡⊃「払えってんだよ!クズが!!」
ζ(>‐<*ζ「キャァッ!」
( ^ω^)⊃「おっ!!大丈夫ですかお!」
ζ(>、<*ζ「う、うう……」
(・∀・ )「金のない女に興味はない。とっとと失せろ」
( ^ω^)「な、なんてこと言うんだお!女の子に乱暴なことしちゃいけないお!!」
ζ(゚、゚*ζキュンッ
-
( ・∀・)「フン。残念だが、俺も本気を出す。ブーン、お前の負けだ」
( ^ω^)「お?」
( ・∀・)「今から俺の人脈を使って、全世界のメス共をこの店に呼び寄せる」
Ω「お、おい聞いたか!?」
Ω「ああ。モララーさんの人脈つったら……各国の王から魔界の三貴族、天界の二神までつながっているらしい」
Ω「そいつらが下々を連れて大挙したら……売上は1000万ゴールドどころじゃすまないぜ!」
-
( ・∀・)「バカな男だ、ブーン。俺に勝てると少しでも思ったその甘さ、あの世で後悔するがいい!」
( ^ω^)「違うお!女の子はみんな平等に愛されるべきだお!そんな卑劣な考えで、みんなを傷つけちゃダメだお!」
( ・∀・)白「あ、もしもし。俺っす。モララーっす。ちょっと店きてくんないっすかね」
( ^ω^)「通信中だお……静かにするお……」
( ^ω^)「……みんな大好きだお……」
(#゚;;-゚)「ブーン……」
ζ(゚ー゚*ζ「……」
-
スッ⊂ζ(゚ー゚*ζ
( ^ω^)「お?」
ζ(゚ー゚*ζ「使いなさい」
( ^ω^)「しもつかれ?」
ζ(゚ー゚*ζ「あなたになら、使いこなさせるはず」
( ^ω^)「これは……通帳と印鑑!」
ζ(^ー^*ζ「ブーンと言ったわね。あなたのこと、好きになっちゃったわ」
( ^ω^)「おっ!ブーンはみんな大好きだお!ありがとうお!」
-
( ・∀・)白「ええ、はい。そうなんすよ、ええ。え?会議中?いやいや、ね。ほらぁ、ちょっとだけ店に顔出すくらいわけないでしょ?」
( ^ω^)「モララー!お前の負けだお!」
( ・∀・)白「あ、すんません。ちょっと失礼」
白⊂( ・∀・)「なんだよ、通信中だぞ!マナー違反だぞ!」
( ^ω^)⊃「ごめんだお!これを見ろお!」
( ・∀・)「!!」
-
Ω「お、おい。あの通帳、見たか!?」
Ω「ああ。ちらっと見たけど200億ゴールドはあったな」
Ω「マジかよ、っていうことは」
( ^ω^)「僕は、この通帳を使うお!これで僕の売上げは200億とんで790万ゴールドだお!」
( ^ω^)「この1時間の間で、僕の売上げを越えられるかお!?みんな大好きだお!」
( ・∀・)「ぐはぁ!!」
Ω「すげー!!新米があのモララーさんに勝ちやがった!!」
ワアアアアアア!!
-
( ・∀・)「……くそ、くそ。魔界の三貴族共め……会議中でなければ……」
( ^ω^)「違うお、モララー。お前の敗因は一つだけだお」
( ・∀・)「なんだと……」
( ^ω^)「みんな大好きじゃなかったことだお」
( ・∀・)「……完敗だぜ」
ΩΩ「ブーン!ブーン!」ΩΩ
-
(#゚;;-゚)(パンドラの箱に残った、一筋の希望)
( ^ω^)「おっ!みんな大好きだお!」
(#゚;;-゚)(それは、彼なのかもしれない)
( ^ω^)「よーし、みんな!この通帳で豪遊するといいお!ブーンは冒険の旅に出るお!」
ΩΩ「うえーい!!」ΩΩ
(#゚;;-゚)(これは父上に報告しなければ)
(#゚;;-゚)(魔界王、ロマネスクに)
(#゚∥;;∥∥シュンッ
-
( ^ω^)「お、さぁでぃちゃん。冒険するお!あれ、いないお」
( ^ω^)「どこいったおー?でぃちゃーん」
「ブーン」
( ^ω^)「お!もう入り口に立ってたのかお!気が早い」
-
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!会いたかっ」
キャッ! ξ*//⊿/)ξヤダ ブーンタラ..
⊂ 二つ
( ^ω^)| ガシッ
/ 二二つ〇
( 、〈 ) ) )
`JJ (_)_)
( ̄( ゙̄)////
( ( ( ////
γつ / ̄ ̄ ̄ ゙̄丶
/ 〇⊂二二 )⌒⌒ヾ、)
\ (.ω.)つしし
ξ。⊿。)ξグエッ!
ドグシャッアァ!!!
( ^ω^)「さぁ!冒険の続きをするお!みんな大好きだお!」
第四話 ボス戦 終わり
-
†††最終話†††
( ^ω^)「やめるお、実は女の子で、魔王の娘だったけど人間との暮らしによって人との関わり合いに心をうたれ、第三の試練で悪魔王デモンズグレイストジャムから受けたツヴァイダークネスロンドの為せる因果律の操作から僕を助けたでぃ!」
(#゚;;-゚)「もう、遅い。魔界王ロマネスクは倒れた」
(#゚;;-゚)「これ以上……誰の悲しむ顔も見たくない……」
-
( ・∀・)「ブーン……思い出せ……俺と初めて出会って……その後、ひょんなことからカジノで共闘して……絶対に勝てないロシアンルーレットゲームをお前の奇策で乗り越え、その魂に共感した俺と、お前の思い出を……」
( ^ω^)「元ホストで多重債務者の、モララー……」
ζ(゚ー゚*ζ「ブーン……思い出して。私が渡した通帳と印鑑を。その後、破産した私に優しく手を差し伸べてくれたあなたと私の絆を……」
( ^ω^)「元マダムで自己破産した、デレデレ……」
( ^ω^)「おん……通算5回生き返ったドクオが助けてくれたこの命……無駄にはできないということかお……みんな大好きだお……でも……!」
-
(#゚;;-゚)「もはや……あの存在には誰も逆らえない……あれは、神の次元に達している」
(#゚;;-゚)「それでも、やるというの?ブーン」
( ^ω^)「おっ……」
( )「全く、困った冒険者だ」
( ^ω^)「お、お前は!!」
バー (´・ω・`) ン!!
( ^ω^)「クソ野郎、ショボン!!!!」
-
(´・ω・`)「初めて会ったとき、君にはなんの魅力も感じられなかった。俺の旅金を稼ぐための路傍の石ころに過ぎなかった」
(´・ω・`)「だが……竜の山でドラゴンの涙を手にするために戦った時の、お前」
(´・ω・`)「悪魔王デモンズグレイストジャムのメギドネスフレイムスラッシュを片手で受け止めたお前……」
(´・ω・`)「そして」
(´・ω・`)「今こうして、絶対に勝てない存在にあらがうお前」
( ^ω^)「……」
(´^ω^`)「俺は、好きだよ」
( ^ω^)「お、お……」
-
{{{{'A`}}}}シュワワワワ
「答えは、出たか?」
( ^ω^)「通算6回目の……蘇生!?」
-
{'A`}「俺は嫌いだ。だがな、お前は違うだろ?」
{'A`}「神だろうが、なんだろうが……お前ならいうんだろ?」
( ^ω^)「……だお……」
{'A`}「ああ」
( ・∀・)「おう」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!」
(´・ω・`)「フッ」
(#゚;;-゚)「……それが、君の選択。なら、僕はそれに付き合う」
(#^;;ー^)「治すんだ、ドクターブーン。あの、混沌のイルを……!!」
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( ‐ω‐|ジャキッ...
⊃|⊂
「みんな……みんな……!!」
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ミ ヘ
| ミ |
| ミミ゛ |
| ミヾ γ |
rヽ-―=≧―≦=―_γヘ
|ヘ| /;;;|⌒|;;;;;|/|
|6ヘ_」;;ノミミヾ;;;ノ6|
ヘ (  ̄ |ミミ|  ̄ ) /
ヽ| (^ミミ^) |ノ
| ヾノ |
ヘ ,――ヽ /
\ ー /
\__/
「我はツン。精霊王を喰らい神となったモノ──」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ミ ヘ
| ミ |
| ミミ゛ `´ |
| ミヾ り γ |
rヽ-―=≧―≦=―_γヘ
|ヘ| /;;;|⌒|;;;;;|/|
|6ヘ_」;;ノミミヾ;;;ノ6|
ヘ (  ̄ |ミミ|  ̄ ) /
ヽ| (^ミミ^) |ノ
| ヾノ |
ヘ ,ーーヽ /
\ \_/ /
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「我を殺せるか、ブゥウウウウウウウン!!!!」
ゴォッ≡≡≡―――⊂( ^ω^)「みんな大好きだおぉおおおおおお!!!!」
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ホライゾンソードが世界を救うと信じて──!
ブーンは冒険するようです。
end...
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以上です。全十話予定を五話にまとめたので、少し急な場面があったかもしれませんが、読んでくれてありがとうございました。
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俺には見えるぞ、みんなの困惑した顔
頭空っぽにして読めた、乙
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やだ…頭おかしい(誉め言葉)
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自分の感情が分からない…
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待てよ見たことあるんだが待てよ
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http://www.logsoku.com/r/2ch.sc/news4vip/1426887816/
http://www.logsoku.com/r/2ch.sc/news4vip/1426788376/
Complete Editionってのはあれか、VIPで投下できなかった分も含めた完全版的なあれか
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ドクオの4度目の復活シーンで泣いたわ
1話のあれは伏線だったんだな
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全十話だとしてもツンがああなる意味がわからん…
まあそこに一番笑ったわけだが
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zfっっzx
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感動した
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