(*ﾟ∀ﾟ)「がおー！食べちゃうぞー！」
二人の少女が戯れている。何も知らない人から見れば、微笑ましい光景かもしれないが、じつは、違う。
人間と、妖怪なのだ。
(*ﾟーﾟ)「はぁ…今日もあの子達は元気ですねぇ…」
私の名はしぃ。個人的に子供達に勉強を教えている。
从 ﾟ∀从「いいことじゃねえか。子供は元気が一番だぜ？」
お茶を注ぎながら彼女は言う。
ちなみに彼女も妖怪で、ハインと言う。炎鳥の妖怪で、妖怪の中でもかなり強い方だと聞いている。
(*ﾟーﾟ)「確かに元気なのは構わないんですが、妖怪と子供があんなに親しくしていいのかと…」
从 ﾟ∀从「でも、つーはそこまで悪い妖怪では無いだろ？ぃょぅやトソンだってよ」
彼はちらと窓を見る。
外では
(･∀ ･)「ぃょぅ君！鬼ごっこしよー！」
(=ﾟωﾟ)ﾉ「いいよまたんき君！負けないからなー！」
ぃょぅ、と呼ばれた子供もまた妖怪。人間と関わるべきではない化け猫というのに、あんなに仲がいい。
(*ﾟーﾟ)「…妖怪は人間を食料とします。いわば、天敵なんです。なのに、あんなに仲がよくなってしまっては妖怪を恐ろしく見ないようになってしまう」
私は立ち上がり
(*ﾟーﾟ)「そろそろ暗くなってきましたね。ハイン、子供達を帰してあげてください」
从 ﾟ∀从「はいよ。お前はどうするんだ？」
(*ﾟーﾟ)「私はすこしでぃと話をしてきます」
从 ﾟ∀从「顔面汚職巫女か。まぁ気をつけろよ」
ちなみにハインは巫女と昔争った事があるらしく、あまり好まないようだ。
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