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('A`)色んな矛盾のようです
-
以前vipに投下した( ^ω^)最強の盾のようです('A`)
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1404629375/
のリメイクでございます
-
(# ^ω^)「おい、商人」
('A`)「へぇ、何でしょうお客さん」
(# ^ω^)「何でしょうじゃないお! さっきお前から買った最強の盾壊れたんだお!」
('A`)「はて…お客さん、あの盾をどのようにお使いで?」
(# ^ω^)「この街から出て、すぐ野盗に襲われたんだお!あいつら槍で俺を狙って来やがったお!」
(# ^ω^)「そこでお前から買った盾で防ごうとしたら盾真っ二つ!」
(# ^ω^)=#○「ほら!左手!包帯!('A`)「魔法防御力」
( ^ω^)「…は?」
( ^ω^)「まほう?」
('A`)「あっしは確かにその盾を最強の盾といいやした」
('A`)「ですが、何に対して最強か?と聞かずにお客さん出てっちまいやした」
(# ^ω^)「…ぬうう」
-
'A`)「まぁ怒りなさるな、傷口が開いちまいますぜ」
(# ^ω^)「うぬぬ」
( ^ω^)「…ふぅ」
( ^ω^)「それで?
まほうぼうぎょりょくってのは何なんだお?」
('A`)「へぇ、そいつを使えば火の中水の中あの子の衣の中」
('A`)「森羅万象かき分けて旦那を守ってくれる盾ですぜ」
(* ^ω^)「ほう! この盾にはそんな効果が!」
('A`)「ただ物理になんかにゃ弱い、石とか当たるとすぐ壊れちまう」
(;^ω^)「むむむ、しかし森羅万象の類を防げるのはなかなか魅力的だお!」
( ^ω^)「商人!最強の盾、もう一個ないのかお?」
('A`)「ありやすぜ、先ほど買っていただいた礼に多少お安くしましょう」
( ^ω^)「これは珍品として高く売れるお!」
('A`)「まいどありー」
-
ザアアアア
( ^ω^)「おっ、雨が降ってきたお!」
( ^ω^)「森羅万象を防ぐこの盾を傘代わりに使ってみるお!」
ザアアアアアアアアアアアアアア
/ / / / / / /
/ / / / / /
/ /
/ / / /
/ / /
/ / /
/ / /
/ / / /
( ^ω^)「雨が強くなってきたけどこの盾の前では無問題!」
( ゚ω゜)「…雨で溶けたんですけど」
-
(# ^ω^)「おい、商人!」
('A`)「ありゃ、これは旦那」
(# ^ω^)「魔法防御力最強の盾、溶けちまったじゃねーかお!」
('A`)「あ、これ自然回復力最強の盾だ」
(# ^ω^)「しぜんかいふくりょくうううううううううう!?」
('A`)「へぇ、人の身体ってのは多少の傷でも少し経てば治っちまうでしょう?」
('A`)「その力をすこぶる高める盾ですぜい」
( ^ω^)ヾ「そういえば左手が軽いお」
( ^ω^)「…傷が治ってるお!」
('A`)「特殊な紙で出来てるんで雨なんかに濡れちまうとダメになっちまうんですぜ」
( ^ω^)「商人!この盾を売ってくれい!」
('A`)「へい、まいど!」
-
( ^ω^)「ふむ、この盾を使って医者でも始めるのもいいかもしれないお!」
( ^ω^)「名医として大陸広く名を馳せるのもまた人生!」
( ^ω^)「みなwwwwwwwwwwぎってwwwwwwwwwwきたwwwwwwwwwwww」
ノパ⊿゚)「うーん、おなかがいたいぞおおおおおおおおおおおおおお」
( ^ω^)「早速第一病人発見!ブーンに任せるお!」
ノパ⊿゚)「たのんだああああああああああああああ」
( ^ω^)「よっしゃ、この盾を使えば!」
ノパ⊿゚)「」
( ^ω^)「使えば!」
ノハ;゚⊿゚)「」
ノハヽ゚⊿゚)
-
三 三三
/;:"ゝ 三三 f;:二iュ 何でこんなになるまで放っておいたんだ!
三 _( ^ω^) ,..'´ ̄`ヽノン
/.;: .:}^( <;:::::i:::::::.::: :}:} 三三
〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
. 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
};;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll
-
( ^ω^)「おい!しょうにいいいいいいいいいいんん」
('A`)「おや、旦那どうしやした?大声だして」
( ^ω^)「無事に子供が産まれました!(他人の)」
('A`)「そりゃ良かった、男ですか女ですか?」
( ^ω^)「男の子」
(; ^ω^)「じゃなくて、お礼言いに来たお!」
( ^ω^)「この自然治癒力最強の盾のお陰だお!」
('A`)「あ、これ安産祈願のお守り(盾型:安産力最強)だ」
(; ^ω^)「お守りいいいいいいいいいいいいい?」
('A`)「へぇ、これを身につければ無事に子供が産まれてくるって奴です」
(; ^ω^)「盾型…って普通のお守りはないのかお?」
('A`)「盾ってあるだけで安心でしょう?それでちょっと面白いと思って扱ってやして」
('A`)「なかなか好評なんですぜ」
( ^ω^)「…1つ売ってくれお」
('A`)「まいどー」
-
(; ^ω^)「むうう、安産祈願力最強って…どう使うべきかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「お団子いかがですかー?」
( ^ω^)「腹が減ってはなんとやら、お姉ちゃんお団子一つ」
ξ゚⊿゚)ξ「はい、まいどー」
ξ゚⊿゚)ξ「お団子お好きなんですか?」
( ^ω^)「好きだお!みたらし団子とかいくら食っても足りないお!」
ξ゚⊿゚)ξニヤリ
ξ゚⊿゚)ξ「お団子お好きでしたらこちらで新しい品を扱ってるんですよ」
( ^ω^)「おっ!ぜひぜひ」
ξ゚⊿゚)ξ「はい、どうぞ」
( ^ω^)「うっまーいお!何だか変わった味のお団子だお!」
ξ;゚⊿゚)ξギクリ
( ^ω^)「どれ、もうひと…」
( ゚ ω)「つ」
バタリ
-
ξ゚⊿゚)ξ「うふふ、これでしばらく材料には事欠かないわね」
( ・∀・)「お!やったみたいだな」
( ・∀・)「山の中で旅人待ってるよりこうやった方が早い」
ξ゚⊿゚)ξ「それは良いけど、こいつどうやって隠れ家まで運ぶの?」
( ・∀・)「これで行く」
i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i´ ̄`i
| | | | | | | | | | | |ニ二⊃ ,、
| | | | | | | | | | | |´_ゝ`) _〈 i、
| | | | | | | | | | | |'~フ∞、 _ ___ __ _ _、シ从ヾ、
| | | | | | | | | | | |/_,ハ _  ̄_,,シ:'「|ヽ.・ヽヽ
|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|三}、_)./7 /⌒  ̄|| |.|_ へ.、。_)
|三三三三三三三三三三三三三三三}/ノ ,イ{ ノ ||( ,U
|三/´|`ヾ三三三三三/´|`ヾ三三三レ'ニニニニニニニ0ニコ/
└゙(─@─)========(─@─)=┘ /| | } j{
\._|_,ノ \._|_,ノ 《_,ヒ} 《_,/_}
( ´_ゝ`)「どちらまで?」
( ・∀・)「美府山頂上まで」
( ´_ゝ`)「まいどー」
(;´_ゝ`)(あそこすっげー道細いんだよな、山賊出るって噂だし)
-
ガタゴト
( ・∀・)「おい、お前!起きろ!」
( ^ω^)「…?」
ξ゚⊿゚)ξ「ったく、いつまでも寝てんじゃないよ」
(;^ω^)「え?あ?」
( ・∀・)「わかりやすく喋ってやる、お前は死ぬ、まんじゅうになるんだ」
(;^ω^)(このショボン様さ…ってこいつらに拉致られたのかお)
( ・∀・)「さっきの団子に痺れ薬を盛ったのさ、身体が動かねぇどころか舌もまわらねぇはずだ」
ξ゚⊿゚)ξ「町の馬車屋であたし達のアジトに向かってる、刻んで食い物にしてやるよ」
( ・∀・)「人を刻んで食い物にして、客にやってまたその客を食い物にして…」
(; ^ω^)(さっきのお団子…)
ガタゴト
(; ´_ゝ`)「旦那!嬢ちゃん、大変だ!馬車を引いてた馬の出産が始まった!」
( ・∀・)ξ゚⊿゚)ξ「は?」
ガタガタガタガタ
-
(; ´_ゝ`)「馬が急に産気づきやがって、暴れだしたんだ!」
(;・∀・)「なんだってそんな馬に車引かせてんだよ!」
( ´_ゝ`)「いや、なんかイケるかな−って」
(;・∀・)「こっちは天国に逝きそうだよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「周りは断崖絶壁なのよ!だから馬車じゃなくてあんたと私でこいつを運ぶべきだったのよ!」
(#・∀・)「うるせぇ、街から隠れ家までどれだけ距離があると思ってんだ!」
(; ´_ゝ`)「あわわ、崖から落ちるううううううううううう」
ヒヒーン
ブルあああああああああああああああああ
('A`)「おや、いらっしゃい」
-
( ^ω^)「お久しぶりだお」
('A`)「…なんだか痩せましたねえ」
(; ^ω^)「いや、質の悪い盗人にあって大変だったんだお」
('A`)「いやはや、ツイてないお方だ」
( ^ω^)「痺れ薬を団子に盛られて肉饅頭にされるとこだったお」
('A`)「なんと」
( ^ω^)「まぁ、盗人共は馬車の荷台から崖下へ真っ逆さまなんですが」
('A`)「なんと」
( ^ω^)「一緒にいた馬車屋と街まで帰って来たけど道中大変だったお」
('A`)「へぇ」
(; ^ω^)(興味なさそーだお)
-
ヒヒーン
( ´_ゝ`)「旦那、早く宿へ行きましょう。馬が疲れたみてえだ、水をやりてぇ」
( ^ω^)「なにか買って行きたいけど今日は金がないしこれで失礼するお」
( ^ω^)「それじゃ、また来るお」
('A`)「へぇ、お気をつけて」
∧,,∧
/・・ ミ
(ω_, ノミ (^ω^ )<産まれた子馬はブーンが買ったお
O┬Oノ )∽[ ̄てノ ̄]
◎┴し'◎ ◎──‐◎ =3 =3
('A`)「さてと商売商売」
('A`)「交通安全のお守り(盾形)はいらんかねー」
('A`)「事故にあっても怪我しない、事故に会うかは運次第」
('A`)「美府神社のご加護を受けた最強のお守りでございます」
('A`)「おや、おひとつ?まいどー!」
-
__
/ \
/____\
 ̄ ( ^ω^ ) ̄
. ==|Ξ≡V≡Ξ|==
|≡|###|≡|
 ̄`|卅卅|' ̄
 ̄|.| ̄
_._.,_,,,,__.|.|__、、_,,
('A`)「交通安全のお守り(カカシ型)はいらんかねー」
-色んな矛盾のようです・( ^ω^)編 終-
-
('A`)「お買い物に行ってきますんで少々お待ちくだせぇ」
-
('A`)「再開しますんで少々お待ちくだせぇ」
-
(,,゚Д゚)「ゴラァ、商人!」
('A`)「へい、何でしょう」
(,,゚Д゚)ノ□「この最強の盾パチもんだぞゴラァ」
(,,゚Д゚)「なーにが息子につければ避妊が安心安全マグワイアだ!」
(,,゚Д゚)「嫁は三ヶ月だゴラァ!」
('A`)「穴あいてたんじゃないですかな?」
(,,゚Д゚)「だったらそれはそれでそっちの責任だゴラァ!」
(,,゚Д゚)「穴の開いたもん売りつけたんだからな!」
('A`)「へぇ、でしたらこちらの矛はいかがでしょう?」
━━━━━━━━ロニニ)ヴィイイイイ
(,,゚Д゚)「こいつは立派な矛だゴラァ」
('A`)「特別にただでお譲りしますよ」
(,,゚Д゚)「よっしゃゴラァ」
-
(*////)「ふわあああああああああああすごいいいいいよおおおおおおおお」
(,,゚Д゚)つ§ヴィイイイイ「この矛を使ってから嫁との仲がとっても良くなりました」
(,,゚Д゚)「マグワイのとき嫁がこの矛使ってくれって」
(,,゚Д゚)「…まぁ僕の息子は入れさせてくれないんですけど」
(,,゚Д゚)「…夫婦仲は円満です!」
('A`)「はい、こちらの最強の矛(R-18バイブ型)今ならなんと、18000000円!」
('A`)「おまけで安産祈願のお守り(盾型)もお付けします!」
('∀`)「ご連絡お待ちしてまーす!」
-
(´・ω・`)「おい、商人!」
('A`)「いらっしゃいませ、なにかお探しですか」
(´・ω・`)「美府と府良須の戦が始まる、盾が入用なのだ。売ってくれい」
('A`)「美府のお上からの支給とかないんでございやすか?」
(´・ω・`)「流れの傭兵風情に貸す物はないと言われた」
('A`)「いつだって世知辛え世の中で御座いますね」
(´・ω・`)「此度の戦は府良須側につこうと思う」
('A`)「旦那の好きになさると良い、それよりこの盾はどうですかい?」
(´・ω・`)「なかなかに良さそうな盾だな」
('A`)「へぇ、最強の盾で御座います」
(´・ω・`)「ほう…最強とな」
('A`)「まいどありー」
-
わーわー 殺せ−! そっちから!そっちから!
(´・ω・`)
右に行ったぞ!
左から攻めろ-
ショボくれ眉毛だ!
あっちにいるぞ! 追え!
(´・ω・`)「なんか俺凄く狙われてるんだけど」
-
━━━━O/⌒ヽ━━━━ロニニ)ヴィイイイイ
∧,,∧(,,゚Д゚)
/ο ・ )Oニ)<;;>
/ ノ lミliii|(ヾゝ
(o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ
(,,゚Д゚)つ§「お主、なかなかの強者と見えるゴラァ」
(;´・ω・`)「美府の大将ギコ!」
(,,゚Д゚)つ§「一戦交えられよゴラァ」
(,,゚Д゚)つ§ヴィイイイイ「この最強の矛を持って討ち取ってくれるゴラァ!」
(;´・ω・`)(凄い矛だ…今まで幾人も屠って来たに違いない!なんか濡れてテカテカしてる!)
(,,゚Д゚)つ§「いざ!」
パカラッパカラッ
アッーー
-
面白い。支援
-
バイブ使うなwwwwww
-
(#´・ω・`)「おい、商人!」
('A`)「おや、旦那」
(#´・ω・`)「お前のお陰で城づとめに取り立ててもらえたぞ!ありがとう!」
('A`)「その割には怒ってらっしゃいません?」
(#´・ω・`)「当たり前だ!貴様からあの盾を買ってから常に人が擦り寄ってくるのだ!」
(#´・ω・`)「老若男女構わず身体を狙ってくる!性的にも生的にも!」
('A`)「あれ、魅力最強の盾で御座いますから」
(´・ω・`)「魅力…?」
('A`)「誰もが旦那を殺してしまいたいほど愛しいって思うようになるんです」
(´・ω・`)「戦は終わった!この盾は用無しだ!」
('A`)「返品は買ってから二週間までなんですが」
(´・ω・`)「買値の二倍払う!引き取ってくれ!」
('A`)「…ふむ、いいでしょう」
-
´・ω・`)「ふぅ、これで心穏やかな日々が過ごせる」
(´・ω・`)「少し暇を貰おう、女を買い団子を食って過ごそう」
(*゚ー゚)「そこのあんた、いい男だね」
(´-ω・`)「ふむ…なかなかどうして」
(*゚ー゚)「遊んでいかないかい?」
(´・ω・`)「ちょうど、女を探してた所だ」
(*゚ー゚)「こっちよ」
(*´・ω・`)(いい尻だなあ)
-
(´・ω・`)「ここは…お前の家か?」
(*゚ー゚)「旦那がいなくなっちまってね、今は子供が一人さ」
(´・ω・`)「むぅ…」
(*゚ー゚)「気にしないで子供は畑にやってるよ」
(´・ω・`)「まだ幼いのであろう?」
(*゚ー゚)「この前五つになったばかりさ」
(´・ω・`)「…お主、もし良ければワシの妻にならんか?」
(*゚ー゚)「…」
(´・ω・`)「ワシも幼い頃から畑に出ていた、気がつけば流れ者だ」
(´・ω・`)「字も読めない農民は城づとめさせてくれなかった」
(´・ω・`)「此度の戦で敵の大将を討ち取ってな、傭兵の身だが城へ登用を許されたのだ」
(*゚ー゚)「あんた…」
-
(´・ω・`)「考えてみないか…? ひもじい思いはさせない、俺はお前が気に入った」
(´・ω・`)「子供は城へやって読み書きを習わせよう、なに、私の子といえば問題ない」
(*゚ー゚)「気持ちだけ…貰っておくよ」
ガサゴソ
(*゚ー゚)「そういや、あんたさ…この矛に覚えはないかい?」
(;´・ω・`)「なっ…」
ドスッ
-
(*゚ー゚)「ごめんください」
('A`)「おや、奥さん」
(*゚ー゚)「ここって買い取りとかも出来るのかい?」
('A`)「出来ますぜ…割と何でも」
(*゚ー゚)「そうかい、できれば引き取って欲しいものがあるんだけど」
('A`)「へえ…こりゃ立派な矛だ」
(*゚ー゚)「だろ?」
('A`)「これだと、かなり良い値は出せますぜ」
(*゚ー゚)「私はあまりそろばんは得意じゃなくてね」
('A`)「贅沢しなけりゃ、しばらくは生活出来るかと」
(*゚ー゚)「そうかい、なら安心だ」
-
(*゚ー゚)「あとこの店って…」
ザアアアアアアアアアアアアアア
('A`)「おっと雨だ、奥さんすいません
店の外の物取り入れないんといけないんでお待ちいただけやすか?」
(*゚ー゚)「…またお邪魔するよ」
('A`)「まいど」
ザアアアアアアアアアアアアアア
(*゚ー゚)「人間って引き取ってくれるのかねぇ」
ザアアアアアアアアアアアアアア
-
ザアアアアアアアアアアアアアア
/ / / / / / /
/ / / / / /
/ /
/ / / /
/ / /
/ / /
/ / /
/ / / /
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
'、;: ...: ,:. :.、... :.、.:: _;... .;;.‐'゛ ̄  ̄
ノ
('A`)<こ、これはエビフライじゃなくて魔法防御力最強の盾なんだからっ!
( (7
< く
-色んな矛盾のようです・(´・ω・`)+(,,゚Д゚)編 終-
-
( ´∀`)「モナ!商人!」
('A`)「これは宿屋の坊っちゃん、いらっしゃいませ」
( ´∀`)「モナは旅に出るモナ!」
('A`)「ほほう、坊っちゃんも独り立ちですかい?」
( ´∀`)「モナモナ、お金はたくさんあるモナ!旅支度させてくれモナ」
('A`)「それでしたらこれはどうでしょう」
( ´∀`)「矛?」
('A`)「これは最強の矛で御座います」
( ´∀`)「モナー!かっこいいモナ!売ってくれ!」
('A`)「まいど、お気をつけて」
-
( ´∀`)「それじゃ、行ってくるモナ!」
川母´∀`)「行ってらっしゃい(どら息子が)」
山父´∀`)「気をつけるんだぞ(出て行くぞ!)」
( ´∀`)「モナーにはこの最強の矛があるモナ!力強いモナ!」
川母´∀`)山父´∀`)「そっか」
〜三時間後〜
( ´∀`)「疲れたモナ」
( ´∀`)「陽も落ちそうだし馬車でも通らないかなー!」
(# ´∀`)「…馬車とか通らないかなあああああああああ!」
( ´_ゝ`)「ども、通りすがりの馬車ですが」
( ´_ゝ`)「どちらまで?」
( ´∀`)「えっ、あ…どこか空いてる宿までお願いします」
パカラッパカラッ
-
( ´_ゝ`)「宿を探しまわってたら山の中まで来ちまった」
( ´_ゝ`)「なんだか馬が震えてらぁ、陽も落ちる時間だがちょいとオイラは麓までひとっ走りするぜ」
( ´∀`)「ありがとモナー」
( ´∀`)「さて、宿屋のフカフカお布団で眠るんだモナ」
(メ・∀・)「…らっしゃい」
( ´∀`)「モナ!一泊させてほしいモナ!」
(メ・∀・)「ようございますぜ」
ξメ゚⊿゚)ξ「私がお部屋へご案内します」
(メ・∀・)「…ご飯、後でお持ちします。美味しいので召し上がって下さいね」
(* ´∀`)「是非いただくモナー!」
-
( ´∀`)「モナー!ヘトヘトで足がパンパンだモナ!」
( ´∀`)「おなか減ったモナー」
( ´∀`)「その前に風呂」
スゥ…
(メ・∀・)「…お客さん、何処へ?」
(; ´∀`)「びっくりしたモナ、風呂だモナ」
(メ・∀・)「その前に、どうです?飯でも」
( ´∀`)「風呂から上がってからいただくモナー」
スゥ…
( ´∀`)「…行っちゃったモナ」
-
( ´∀`)「いい湯だモナ!」
( ´∀`)「お月さんでも出てれば良かったけど雲に隠れちまってるモナー」
「フフフ…」
(; ´∀`)(…女風呂の方から声が聞こえるモナ)
「ご飯、美味しい、ご飯…」
( ´∀`)「お風呂でご飯とはいやはや」
(; ´∀`)「だ、誰も居ないし、モナは童貞だし(?)ちょっと見てもいいよね」
ガコッ!
-
ξ;;;⊿゚)ξ「誰だ!」(;;ω;;)
(; ´∀`)「人…」
ξ;;;⊿゚)ξムシャムシャ(;;ω「貴方、美味しい?」
(; ´∀`)「髪の毛! 人の髪の毛食ってるモナ!」
-
(; ´∀`)「早く!早く!逃げないと!」
スゥ…
(メ・∀・)「いかがでしたか?お風呂は?」
(; ´∀`)「ヒッ…」
(メ・∀・)「お客さんほら、ご飯の時間ですぜ…」
(; ´∀`)「モナは用事が出来たモナ!帰るモナ!」
(メ・∀・)「帰る…?外はマックラなのニ…」
(; ´∀`)つ§ブンブン「…っ!どけ!モナ!」
ダッ三( ´∀`)
スゥ…
△
(;;;∀・)「逃がすものか」
( )
)ノ
-
(; ´∀`)つ§「ハァハァ…この矛重い、モナ」
( ´∀`)つ§「ええい!」
ポ、、、∞←矛を捨てたように見える
( ´∀`)「これで楽になったモナ!」
スゥ…
ξ;;;⊿゚)ξ「貴方、お金持ってそうね」
ξ;;;⊿゚)ξ「いいお肉になりそう」
(; ´∀`)「モナは美味しくないモナ!」
(; ´∀`)「出口!どっから来たっけ…?」
カラン
( ´∀`)「捨てた矛が勝手に」
ヒュ〜三三§
( ´∀`)「…廊下を疾走してるモナ」
-
ヒュ〜三三§
"§" ピョンピョン (´∀` )
(; ´∀`)「凄く跳ねてるモナ」
( ´∀`)「…もしかして僕を呼んでる?」
スゥ…
(;;;∀・)「あんたを食べる」
ξ;;;⊿゚)ξ「私はすね、次は指」
(;;;∀・)「耳は俺、歯は茹でるからな」
"§" ピョンピョン
ヒュ〜三三§
(; ´∀`)「矛に…ついていくモナ!」
-
(;;;∀・)「あんたを食べる」
ξ;;;⊿゚)ξ「指は右から順々に」
ヒュ〜三三§
(; ´∀`)「もうダメだ、足が痛い」
"§" ハヤクコイヨ (´∀` ;)<ムリ−
( ´∀`)「ああ…僕の人生オワタモナ」
( ´∀`)「父ちゃん母ちゃん…」
スゥ…
(;;;∀・)「あんたを食べる」
ξ;;;⊿゚)ξ「腕は左から順々に」
パアアアアアアア…
(; ´∀`)「なんか急に明るくなってきたモナ…これが死ぬってことかいっ」
ちょっ
-
(; ´_ゝ`)「旦那、ああ…良かった!起きた!」
( つ∀`)ゴシゴシ「あれ…馬車のご主人」
(; ´_ゝ`)「麓で聞いたんだ、ここに宿なんてないって!」
(; ´_ゝ`)「陽が昇って来てみたら崖の一歩手前で旦那が倒れてたってわけさ」
(; ´∀`)「そんな…宿が跡形もないモナ」
( ´_ゝ`)「化け物の類でしょう、お天道様が昇ったからいなくなっちまったんだ」
(; ´∀`)そ「矛は!矛は何処モナ!」
( ´∀`)「アレとお天道様のお陰で助かったんだモナ!」
( ´_ゝ`)「この辺には財布とかはあったんですが、矛は…」
( ´∀`)「ぬううう、最強の矛がないと旅は続けられないモナ!また買いに行くモナ!」
-
('A`)「おや、坊っちゃんお帰りなさい」
( ´∀`)「モナ!最強の矛を売ってくれモナ!」
('A`)「あの導き力最強の矛ですかい?」
( ´∀`)「導き…力?」
('A`)「へぇ、近くに願望が強い奴がいるとそいつを導いてくれる…それが導きの矛ですぜ」
('A`)「旅人は道中、宿や馬車なんか見つからないときは矛にお願いするんです」
('A`)「昔は霊を導く矛って言いましてね、寺の坊主が使ってたとか」
('A`)「ただ、自分も一緒にあの世に導かれちまったって話も聞いてます」
('A`)「あまりになんでも導いてしまうので導き力最強の矛ってわけです」
*************************************
(; ´_ゝ`)「陽が昇って来てみたら崖の一歩手前で旦那が倒れてたってわけさ」
*************************************
(; ´∀`)「あの矛、僕を何処へ導くつもりだったモナ…?」
-
( ´∀`)「…旅は辞めるモナ」
('A`)「ありゃ、そうですかい」
( ´∀`)「導きの矛ってのはまだあるモナ?」
('A`)つ§「ありますぜ」
( ´∀`)「あるだけ売ってくれモナ!」
('A`)「二本目ですしお安くしときますよ」
( ´∀`)「ありがとモナー」
('A`)「まいどありー」
-
***********************
( ´∀`)「はい、いや〜三ヶ月先まで先客が入ってまして!え?それでもいい?まいど!」
('A`)「坊っちゃん…いや、旦那」
( ´∀`)y-~「いや、これはこれは矛屋さん」
('A`)「うちは矛屋じゃないんですが…まぁいいや、凄い繁盛ですなぁ」
( ´∀`)y-~「ここだけの話、客を導いてくれって毎日矛にお願いしてるんだモナ」
( ´∀`)y-~「お陰でもうウハウハだモナー!」
('A`)「へぇ、羨ましい限りですぜい」
( ´∀`)y-~「おっと、お客さんが来る時間だ」
('A`)「あっしもこれで失礼」
-
( ´∀`)y-~「ふう、一端の商人風情が…」
スゥ…
( ´∀`)「へい!らっしゃ…」
(; ´∀`)「い」
∀・)⊿゚)ξ
***********************
-
__
モ |
ナ |
| |
の |
墓 | ∴ ('A`) <自然回復力最強の盾いかがですかー
──┐ ∀ << )
-色んな矛盾のようです・( ´∀`)編 終-
-
川 ゚ -゚)「ごめん、どなたかおらぬか」
('A`)「これはこれは…清姫様いらっしゃいませ」
川 ゚ -゚)「私はもう、清姫ではない」
('A`)「先の戦は残念でございました」
川 ゚ -゚)「大将のギコが討ち取られてしまっては為す術もないよ」
('A`)「…一端の商人風情になにか御用で?」
川 ゚ -゚)「この国、美府を府良須から取り返したい」
('A`)「あいにく国は売っておりませぬ」
川 ゚ -゚)「口の減らぬ奴だ」
('A`)「商人から口をとっては商いは出来ませんぜ」
-
川 ゚ -゚)「商人、ここでお主から盾を買った傭兵がおろう」
川 ゚ -゚)「音に聞けばその盾は周囲の目を惹きつける効能があったとか」
('A`)「そりゃまた難儀な盾でございますな」
川 ゚ -゚)(すましおってからに)
川 ゚ -゚)「商人、その盾を出してもらおうか」
('A`)「…」
川 ゚ -゚)「国は無くなり、父と母は斬られ、腹心のロマネスクと落ち延びてはや百晩」
川 ゚ -゚)「その盾を用いて府良須の主に取り入り、刃を喉元に突き立てる」
('A`)「清姫様程のお方がお手を汚すのを見て見ぬふりをするのは気が引けますぜ」
('A`)「だがあっしも商売人だ。
売ってくれと言うものを売らぬわけにはまいりません」
('A`)「これが最強の盾でございます」
-
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
川 ゚ -゚)「…」
('A`)「これが最強の盾、荒巻でございます」
川*゚ -゚)「…かわいい」
('A`)「飯は何でも食べますよ」
川 ゚ -゚)「えっ」
('A`)「独り言です、ちなみにうちは動物用の食い物なんて取り扱ってまして」
川 ゚ -゚)「この荒巻用ってのあるだけくれ」
('A`)「まいどー」
-
○
⊂⊃ ⊂⊃ /~~\ ⊂⊃
林林............,,,,傘傘傘::::::::傘傘傘.........林.林...
_,,..,,,,_
、, ,,, 、,, ./ ,' 3/⌒ヽ-、_ 、 ,, @
、, /l. /____/ ヽ|ノ,,
@ ,,, 、,,  ̄,, ̄ ̄ ̄ ̄,, ̄ ,,, 、,,
ヽ|ノ 、、, ,, 、,, , " ,, 、、, ,,
川 ゚ -゚)「盾って飼ったことないけどこれでいいのかな」
/ ~つと)
( ФωФ)「姫〜!何処へ行っておったんですか!夕飯の時間ですぞ」
川 ゚ -゚)「今行く」
_,,..,,,,_
./ , `ヽーっ ウーン…
l ,3 ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
-
( ФωФ)「姫、国を必ず取り戻しましょう」
川 ゚ -゚)「飯粒がとんでいるぞ」
( ФωФ)「私は居ても立ってもいられないのです」
(# ФωФ)「府良須の奴らが美府城を我が物顔で踏み歩いていると思うだけで怒りに震えるので御座います」
川 ゚ -゚)「私もだよ」
( ФωФ)「散り散りになった美府の者達も同じ想いでしょう」
川 ゚ -゚)「…ギコを討った敵将の話を町で聞いた」
( ФωФ)「なんと!それで!」
川 ゚ -゚)「しぃが敵を討ったそうだ」
( ФωФ)「殺しは打首では…」
川 ゚ -゚)「覚悟の上であろう、良き夫婦だった」
( ФωФ)「子供もおったはず」
川 ゚ -゚)「五つだったかな、だがその話は聞かなかった」
( ФωФ)「…夕飯が冷めてしまいますな」
川 ゚ -゚)「ああ、まったくだ」
-
<⌒/ヽ-、___ ./ ,' 3 `ヽーっ
/<_/____/ l ⊃ ⌒_つ
 ̄ ̄ `'ー---‐'''''"
川 ゚ -゚) … _,,..,,,,_
_| ⊃/(___ ./ ,' 3 `ヽーっ
/ └-(____/ l ⊃ ⌒_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'ー---‐'''''"
<⌒/ヽ-、___ ./ ,' 3 `ヽーっ
/<_/____/ l ⊃ ⌒_つ
 ̄ ̄ `'ー---‐'''''"
-
( ФωФ)「姫様、お早うございます」
川 つ -)「うん、おはよう」
( ФωФ)「寝不足ですかな? お顔が心なしか曇って見えます」
川 ゚ -゚)「…」
( ФωФ)そ
(; ФωФ)(父上と母上の事を考えて夜も寝られぬのか)
( ФωФ)「出すぎた真似を致しました、お許し下さい」
川 ゚ -゚)「え、ああ…大丈夫、ちょっと一人にしてくれ」
( ФωФ)「御意」
(ФωФ )... (゚- ゚川
-
川 ゚ -゚)「行ったか」
/ ,' 3 グゥ〜
川 ゚ -゚)「荒巻起きろ〜」
ん〜〜〜ッ!
_,,..,,,,_
⊂./ ,' 3 `ヽーっ
⊂l ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
ご飯だぞー
川 ゚ -゚)o,..,,,,_
/つi'" ,' 3 `ヽーっ
し-,l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
/ ,' 3 ゲプ
/ ,' 3 グゥ〜
川 ゚ -゚)「また寝ちゃった」
-
川 ゚ -゚)「商人、いるか」
('A`)「これは姫様、いらっしゃいませ」
川 ゚ -゚)「ここは馬は取り扱っておらぬか」
('A`)「あいにく馬は取り扱ってません」
川 ゚ -゚)「むぅ…なにか乗り物はないか?」
('A`)「カゴとかではダメなんですか?」
川 ゚ -゚)「うむ、一人で乗りこなせるものがいい」
('A`)「でしたらこれはどうでしょう、外の国の物なんですが」
川 ゚ -゚)「ほう、これはいいな!1つ貰おう」
('A`)「まいどありー」
-
_,,..,,,,_
これで散歩にいけるぞ>川 ゚ -゚) ___./ ,' 3 `ヽーっ
O┬O ) / ヽ ⊃ ⌒_つ
◎┴し'-◎ ≡ `'ー---‐'''''">>>>
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''
川 ゚ -゚) ┏
/ っ /っ ◎─┴◎
/ / 彡
∪^∪
_,,..,,,,_
川 ゚ -゚) ./ ,' 3 `ヽーっ
/J l ⊃ ⌒_つ
=== `'ー---‐'''''
◎─┴◎
-
川; ゚ -゚)「ってしまった!荒巻どっかいった!」
ピュー === / ,' 3
-
川;゚ -゚)「いた!荒巻!…って」
∧_∧ ズルズル…
(#゚;;-゚)o,..,,,,_
/ つ/ ,' 3 `ヽーっ )))
し―-,l ⊃ ⌒_つ )))
`'ー---‐'''''"
川#゚ -゚)「ちょっと待ったああああああああああ」
(#゚;;-゚)「お姉ちゃん、誰?」
川#゚ -゚)「誰でも良かろう。
その荒巻は私の物だ、返してもらおう」
(#゚;;-゚)「やだよ、これは私の夕飯だもの」
川#゚ -゚)「童、親から人のものをとってはならぬと言われなかったのか」
(#゚;;-゚)「人のものを取らなきゃ食べていけないの」
川 ゚ -゚)「貴様…」
川;゚ -゚)(出るとこへ出たいが府良須の役人は頼れん)
(#゚;;-゚)「…お姉ちゃんがご飯を御馳走してくれるのなら、これ返しても良いよ」
川 ゚ -゚)「…わかった」
-
(; ФωФ)「姫!どちらへいかれておったのですか!探しましたぞ!」
川;゚ -゚)「いや、ちょっとね」
(#゚;;-゚)「猫みたいなお目目」
( ФωФ)「…何ですか、この童」
川;゚ -゚)「いや、ちょっとね」
(#゚;;-゚)「猫のお目目って目やにがついてて嫌い」
川 ゚ -゚)「猫は可愛かろう、私もよく遊んだものだ」
(#゚;;-゚)「…私もお目目以外は好き」
( ФωФ)「目隠しとかすれば良いのかな」
川 ゚ -゚)「目を隠していては生活出来まい」
( ФωФ)「ですよねー」
-
( ФωФ)「忘れておった、夕飯なのである」
川 ゚ -゚)「あーそれでだな」
(#゚;;-゚)「私もご馳走になるから」
(; ФωФ)「いいんですか、姫様」
川 ゚ -゚)「うん…仕方ない」
(; ФωФ)「いや、どう見ても乞食の類ですぞ」
(#゚;;-゚)「乞食ですけど」
(; ФωФ)「ほらね!」
(#゚;;-゚)「だけどいいの? お城に言うわよ、姫様がここにいること」
川 ゚ -゚)「…それはやめてくれ
私だけじゃない、ロマネスクに迷惑がかかる」
川 ゚ -゚)(荒巻とも遊べなくなるしっ!)
-
(#゚;;-゚)「これが夕飯? 意外と庶民的なのね」
川 ゚ -゚)「贅沢を言うな、切り詰めている物は切り詰めている」
( ФωФ)「城は落ちても美府の名は残っておる!
各地に散り散りになった同士を集め、府良須から美府を取り戻すには金がいるのだ」
(#゚;;-゚)「切り詰めるねぇ…」
川;゚ -゚)「な、なんだ…私は無駄遣いとかしてないぞっ」
(#゚;;-゚)「ほんとかなぁ」
( ФωФ)「女って怖いなー」
川 ゚ -゚)「童、名前を聞いてなかったな」
(#゚;;-゚)「でぃ」
( ФωФ)「ふむ、乞食といえど親はあるのであるな」
(#゚;;-゚)「…母上は処刑されたの」
-
川;゚ -゚)「処刑?」
(#゚;;-゚)「人を殺したのさ、打首だよ」
( ФωФ)「いつの話であるか?」
(#゚;;-゚)「梅雨の時期だよ」
(; ФωФ)「!」
( ФωФ)「…お主、しぃとギコの娘であるか」
川;゚ -゚)「!」
(#゚;;-゚)「そうさ、姫様」
( ФωФ)「少しばかり前、美府の町で女が大金を持っていると噂が立った」
( ФωФ)「噂を聞いた町の若い衆が度胸試しついでに女の家に忍び込んだのである」
( ФωФ)「夜這いも兼ねてどれほどの金を持っているか見てみようと」
(#゚;;-゚)「若い衆はあたしの家の床下に潜り込んだのさ」
( ФωФ)「そして…腐った男の死体を見つけたのである」
-
( ФωФ)「話は役人に伝わりしぃはすぐに捕まったのである」
(#゚;;-゚)「…母さんはその日のうちに斬られたよ」
川 ゚ -゚)「…」
(#゚;;-゚)「あたしが畑から戻ってきた時には城の前に母さんの首があってさ」
(#゚;;-゚)「あたし、数はわからないんだ」
(#゚;;-゚)「でも、母さんの首は一つってのは分かったよ」
川 ゚ -゚)「…でぃ」
(#゚;;-゚)「罪人が住んでたって理由で家はお取り壊し、奉公先も追い出されちまった」
( ФωФ)「それで乞食に身を落としたのであるか」
-
(#゚;;-゚)「ご馳走になったね、そろそろお暇するよ」
川 ゚ -゚)「待て」
川 ゚ -゚)「荒巻は駄目だがこいつをくれてやる。
売るなりガラクタを集めるのに使うなり好きにしろ」
(#゚;;-゚)「貰っていいのかい? あの動物の散歩に使うんだろ?」
川 ゚ -゚)「散歩位どうだってなるさ」
(#゚;;-゚)「それじゃ、いただくよ」
(#゚;;-゚)
( O┬O
≡◎-ヽJ┴◎
川 ゚ -゚)「…どうだってなるわけないだろ、荒巻重いんだぞ」
-
^ω^)「戦が終わったって聞いて久々に美府に来たけどなーんも変わんねーお」
( ^ω^)(#゚;;-゚)スッ「おっとごめんよ」
(; ^ω^)「町も賑やかだし」
ズルズル / ,' 3−⊂川 ゚ -゚)「はい、ちょっとごめんねー」
( ^ω^)「美人は多いし」
('A`)「盾−矛−」
( ^ω^)「お前相変わらずだな」
('A`)「旦那も相変わらずなようで」
(; ^ω^)「ぬっ、財布がっ!」
('A`)「…財布の紐が緩いのは結構ですが、懐が緩いのはよろしくないですぜ」
-
('A`)y-~「どうですかい、旅の方は」
( ^ω^)「ぼちぼちだお、最近は野盗もあまり居ないし」
('A`)y-~「ほう、では戦が始まるってのは本当なんですかね」
( ^ω^)「野盗崩れを羅運治が集めてるって奴かお」
('A`)y-~「羅運治の主は元々美府の姫様ですぜ、野盗の男を集めて何をしてるのやら」
( ^ω^)「男漁りが趣味なんだお」
('A`)y-~「姫様が野盗崩れをねぇ」
('A`)y-~「…」
( ^ω^)「…」
('A`)y-~「さて、今日は何をお買い上げで?」
( ^ω^)「…いや、財布ないって」
('A`)y-~「…」
-
( ФωФ) 「戦ですと!」
川 ゚ -゚) 「町で噂になってた、羅運治が府良須を攻めようとしているのでは、と」
( ФωФ) 「キュート様、立ち上がられたか」
川 ゚ -゚) 「どうかな、キュートが羅運治に嫁いで何年になる?」
( ФωФ) 「しかし、姫様の妹君ですぞ」
川 ゚ -゚) 「府良須に城が奪われた時、羅運治に早馬を出しただろ」
( ФωФ) 「救援が来なかったのは使者に道中なにかあったのでは」
川 ゚ -゚) 「分かっているのは羅運治は動かず美府の城は落ち、私達はここに居るって事だ」
(; ФωФ) 「むうう…」
川 ゚ -゚) 「さてと、飯の時間だ」
( ФωФ)(姫様最近良く食べるな−)
-
/ ,' 3ゲプ
川 ゚ -゚)「お前よく食べるな−」
(#゚;;-゚)「お姉ちゃん」
川 ゚ -゚)「…久しぶりだな」
川 - -)「私の知り合いにずいぶんじゃないか」
o川*゚ー゚)o「ふふっ、ちょっと道を尋ねただけよ」
-
川 ゚ -゚)「童に道を聞く時、羅運治では背中に刃を突きつけるのか?」
o川*゚ー゚)o「子供って逃げられると捕まえるの、大変だから」
o川*゚ー゚)o「貴方、もう行っていいわよ」
(#゚;;-゚)「お姉ちゃん…」
川 ゚ -゚)「ロマネスクのとこへ行け、私がキュートに会っていると伝えろ」
o川*゚ー゚)o「相変わらず無愛想ね、心配でもしてあげれば?」
川 ゚ -゚)「キュート、羅運治は府良須と戦をするつもりなのか?」
o川*゚ー゚)o「そうだよ、羅運治の名前を使って故郷を取り戻すの」
川 ゚ -゚)「故郷?…故郷だと?」
川#゚ -゚)「では何故美府が攻められ、父と母が斬られた時に立ち上がらなかった!」
-
o川*゚ー゚)o「漁夫の利って言葉知ってる?」
川 ゚ -゚)「双方を争わせ、弱った方を攻めるのか…」
o川*゚ー゚)o「そーです!大正解!」
川#゚ -゚)「貴様、美府の血を継いでおきながら!」
o川*゚ー゚)o「だからたま〜に里帰りしてたじゃん」
o川*゚ー゚)o「まぁ、密偵ついでだったんだけどね」
川#゚ -゚)「…美府の情報を府良須に流したのか」
o川*゚ー゚)o「羅運治は府良須と美府を統治するのよ。
美府の血を持ち、羅運治の姫の私なら出来る」
o川*゚ー゚)o「でもね、貴方が生きてるって知られると美府の残党が騒ぐから」
o川*゚ー゚)o「消えてくれないかな、清姫」
-
(;#゚;;-゚)つグイグイ川 ゚ -゚)「ねぇ、お姉ちゃん」
( ;;ωФ)「姫様!賊が姫様を狙っております!」
川;゚ -゚)「ロマネスク、目…」
( ;;ωФ)「目の一つや二つ気にしませぬ」
o川*゚ー゚)o「ロマちゃん、お久しぶり」
o川*゚ー゚)o「ちょっと老けた?」
( ;;ωФ)「キュート様! 」
( ;;ωФ)「…なるほど、賊の正体は羅運治兵であるか」
川 ゚ -゚)「でぃ、動くなよ」
(#゚;;-゚)「いっぱい、人がいっぱい」
( ;;ωФ)「賊に囲まれてるのである」
-
o川*゚ー゚)o「羅運治の兵達よ…っても野盗崩ればかりだけどね」
o川*゚ー゚)o「たかが女二人に老いぼれ一人、本当は私一人でもいいんだけどね」
川l゚ -゚)「ぬかせ!貴様はもう妹ではない、薄汚れた雌狐だ!」
o川*゚ー゚)o「ならば狐は狐らしく、獲物の皮を剥ぎ取るだけ」
o川*゚ー゚)o「お前たち、やれ!」
o川*゚ー゚)o「…殺れ!」
o川;゚ー゚)o「…あれ?」
/ ,' 3 ゲプ
-
( ;;ωФ)
川 ゚ -゚)
(#゚;;-゚)
/ ,' 3 ゲプッ
o川;゚ー゚)o「ど、何処にいった!あいつら!」
川 ゚ -゚)「ロマネスク」
( ;;ωФ)「御意」
o川;゚ー゚)o「な、なによ!私を斬る気!?」
川 - -)「でぃ、見るな」
(#゚;;-゚)「あいつ、お姉ちゃんの妹なんだよね」
川 - -)「妹、だった」
( ;;ωФ)「逆賊、覚悟!」
o川;゚ー゚)o「い、いやああああああああああああ」
-
( ;;ωФ)「姫、死体はどうしましょうか」
川 ゚ -゚)「そこらに埋めとけ」
( ;;ωФ)「御意」
川 ゚ -゚)「ちょっと思いついたんだけど」
( ;;ωФ)「何ですかな、わし目がめっちゃ痛いんですけど」
o川 ゚ -゚)o「こうしたら私キュートに見えね?」
( ;;ωФ)「見えます、頬紅をさせば分からないでしょう」
o川 ゚ -゚)o「…良し、私は天下を統一するぞ」
-
川 ゚ -゚)「商人、いるか?」
('A`)「おや、姫様お久しぶりで御座います」
川 ゚ -゚)「ここは頬紅は扱ってないのか?」
('A`)「あいにく切らしてまして、ですがこれが御座います」
━━━━┻
川 ゚ -゚)「これは?」
('A`)「トンファ…じゃなくて最強の矛です」
川 ゚ -゚)「頬紅はないのか」
('A`)「これが今、町娘の間で流行ってるとか」
川 ゚ -゚)「いや、頬紅…」
('A`)「夏はこれ一つで海へ繰り出せ、魅惑のトンファじゃなくて…矛で売ってます」
川 ゚ -゚)「まあ頬紅も矛も大して変わらんだろ、一つくれ
あとこれも」
('A`)「まいど!」
-
o川 ゚ -゚)o┫「このかわゆい感じ…これで完璧にキュートだろう」
( ;;ωФ)「姫様、それは?」
o川 ゚ -゚)o┫「頬紅がなかったからな、代わりにこのトンファ…矛を買ってきた」
( ;;ωФ)
(;;ωФ )
(;;ωФ)
o川 ゚ -゚)o┫「こっち見んな、わかりずらい」
o川 ゚ -゚)o┫「あと、自然回復力最強の盾ってのも買ってきた」
o川 ゚ -゚)o┫「眼帯型だって」
( ●ωФ)スチャ「盾なのか眼帯なのかわかりずらいですなー」
-
o川 ゚ -゚)o┫「改めて…ロマネスク私は誰かな?」
( ●ωФ)「どっからどう見ても羅運治の姫、キュート様です」
o川 ゚ -゚)o┫「良し、今から羅運治に出つ。しばらく戻らん」
( ●ωФ)「あの…あれはどうすれば?」
/ ,' 3←あれ
o川 ゚ -゚)o┫「でぃに世話を任せてる、お前もたまには構ってやってくれ」
( ●ωФ)「あいつのせいで食費が爆上がりなんですが」
o川 ゚ -゚)o┫「羅運治の内部に入り込むのに時間はかかるまい、うまく行ったら食料送るから」
( ●ωФ)「…なんだろう、すごく心配」
o川 ゚ -゚)o┫「それじゃ行ってくる」
川 ゚ -゚)
( O┬O┫
≡◎-ヽJ┴◎
-
(#゚;;-゚)「お姉ちゃんもう行っちゃったの?」
( ●ωФ)「…うん」
(#゚;;-゚)「変装下手くそだったよね」
( ●ωФ)「うん」
(#゚;;-゚)「あの乗り物ないと困るんだけど」
( ●ωФ)「うん」
(#゚;;-゚)「あと、これからお姉ちゃんの代わりにここに住むから」
( ●ωФ)「いいよ」
(#゚;;-゚)「いいの?」
( ●ωФ)「一人も二人も変わらんわい」
(#゚;;-゚)「やった!」
-
0川 ゚ -゚)0┫「勢いで飛び出したのはいいが金がなくなってしまった」
トンファ…矛ダウジング!!
川 ゚ -゚)
| ヽノヽ ┳━
> >
0川 ゚ -゚)0┫「こっちになにかあるな…」
0川 ゚ -゚)0┫「うぉ!地面から18000000円出てきた…!」
0川 ゚ -゚)0┫「半分くらいは貰って、もう半分はロマに送ろう」
0川 ゚ -゚)0┫「トンファ…いやこの矛便利だなー」
-
/ )
./ /
/ / 私のたびはこれからだ!トンファ…矛ジャンプだとぅっ!
/ /
./ / , -つ
/ / 川 ゚ -゚) ./__ノ
/ \ / /
.| へ/ /
| レ' /、二つ
| /
/ /
/ /
/ /
/ ノ
/ / ミ
ヽ_つ
∩
| |
| |
| |
| |ニ⊃
∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-色んな矛盾のようです・クー編 (打ち切りエンド)終-
-
从 ゚∀从「おい、誰かいねぇのか!」
('A`)「いらっしゃい」
从 ゚∀从「ここにとびっきり凄い頬紅があるって聞いたんだが!」
('A`)「万能のトンファ…矛なら売り切れなんですよね」
从 ゚∀从「えーご先祖様がその頬紅で天下統一クロニクルしたって聞いたぜ」
('A`)「まぁ無いものは無いですなぁ」
从 ゚∀从「マジかよ、糞箱売ってくる」
('A`)「売るなら引き取りますぜ」
从 ゚∀从「いや、売らないけどさ」
('A`)「用がないならお帰りくだせぇ」
从;゚∀从「いや、あるってあるって!」
从 ゚∀从「実はあたし未来から来たんだけどさ」
('A`)「お帰りくだせぇ」
从;゚∀从「待て待て!糞箱あげるから!」
-
从 ゚∀从「未来からご先祖様に会いに来たんだけどタイムマシンが壊れて帰れなくなっちまったんだよね」
('A`)「あっしは未来ってのが何処にあるか分かりませんが」
('A`)つ§「帰れなくなっちまったんならこの導き力最強の矛ってのはどうですかい?」
从 ゚∀从「かっけー」
('A`)「あと、こういった物も取り扱ってますが」
プォオオオオーーーーーーン!!
__________
/━━━━━━━━━ \
|┃| ̄ ̄|. 〇 〇 [未来]┃|
|┃| ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|┃|
|┃|__||______|┃|
|┃ JR ┃|
|┗━━━━━━━━━┛|
| ━━ ━━ ━━ |
| [最強.矛快] |
| \('A`)/ |
| 〇 ━━━ 〇 |. ┌────────────
|___________|. │
│ │[=.=]| |.. │
└─────────┘ │
/ \ │
/ \
从 ゚∀从「うわーはやそー」
-
从;゚∀从「ってこれ電車じゃねーか!」
('A`)「私には外の国の物はわからんですなぁ」
从;゚∀从「いや、日本製だから」
('A`)「今ならこの糞箱ってのと引き換えでお譲りしますよ」
从 ゚∀从(こいつを改造すれば未来へ戻れるかも…!)
从 ゚∀从「良し、さっきの導きの矛と、この電車を売ってくれ」
('A`)「この糞箱っての価値がありそうですから導きの矛はおまけ致しますよ」
从 ゚∀从(どう見ても大赤字です、本当にありがとうございました)
-
从 ゚∀从「良し、あれをこれでこれをあれしてっと」
从 ゚∀从「電車もこのハイン様にかかればタイムマシンに早変わりさ!」
从 ゚∀从「あとは出力だな、パワーis未来って奴だ」
从 ゚∀从「こう…未来へ帰れそうな爆発力を持った物ないかなー?」
(;^ω^)「誰か!誰か!そいつを捕まえてくれお!」
从*゚∀从「何だか騒がしいな、泥棒でも出たのかな!」
-
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)つ
( つ /
⌒ヽ / ⌒) Y⌒ヽ
人 /__ し ノ⌒ヽ 人 ズドドドド…
Y⌒ヽ)⌒ヽ し Y⌒ヽ Y )⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
从;゚∀从「馬が走ってる…いや、走ってるけどなんか違う!」
(; ^ω^)「姉ちゃん!ここに馬が来なかったかお?」
从;゚∀从「二足歩行の哺乳類なら通ったけど」
(; ^ω^)「ばっかもーん!そいつが馬だお!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
从 ゚∀从「どっちもすげえ早さだったぜ…あいつ、いや彼奴等なら未来へ連れてってくれる!」
-
(; ^ω^)「ぬうう、あいつ何処行ったんだお!」
从 ゚∀从「お兄さん、馬なんかほっといてあたしと遊ばない?」
(; ^ω^)「今はそれどころじゃないお!」
从 ゚∀从つ§「この導きの矛を使えば馬なんてすぐ見つかっちゃうよ〜?」
从 ゚∀从「行け!」
ポ、、、§
ピュー=§
从 ゚∀从つ「あっちだ!」
(; ^ω^)「お、おう…」
(; ^ω^)(なんなの、この娘)
-
从 ゚∀从「いた!」
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)
( ∩∩
( ^ω^)「やっと見つけたお!さあ帰るお!」
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<やだね
( ∩∩
从 ゚∀从「拗ねてる…かわゆい〜」
(; ^ω^)「子馬から大きくしたの誰だと思ってるんだお!」
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<別に頼んだわけじゃないし
( ∩∩
-
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<もう疲れちまってさ
( ∩∩
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<来る日も来る日も馬車馬のように扱われて
( ∩∩
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<どっか気楽な草原でゆっくりしてぇ
( ∩つy-~
(; ^ω^)「ふざけんじゃねーお!」
从 ゚∀从「なら、あたしがその夢叶えてやろうか?」
-
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<まじで?
( ∩∩
从 ゚∀从「知り合いに牧場経営してる奴がいるからさ、そこなら静かに暮らせるぜ」
(#^ω^)「駄目だお!お前は僕の馬なの!」
从 ゚∀从「小せえ奴だなぁ、お前」
(#^ω^)「こいつを買うのにどれだけかかったと思ってんだお!」
从 ゚∀从「分かった、分かった。
じゃあさ、あんたも俺と一緒に来いよ」
(#^ω^)「ああん?」
从 ゚∀从「そこはすげえ儲け話が山程転がってるんだ!大金持ちになる機会だ!」
(# ^ω^)
( ^ω^)「…詳しく聞かせるお」
-
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<この車なら未来ってとこに行けるの?
( ∩∩
从 ゚∀从「天才の俺が電車(とお前と内藤)をタイムマシンに改造した、あとは加速だけだ!」
( ^ω^)「未来ってとこへ行けば導きの矛使って儲け放題だお!」
从 ゚∀从「さあ、電車を引っ張るんだ!未来へレッツゴー」
:/ /
./ / 丿 :
// /_,. -;=''" _,
// '-'"`" -‐ニ‐"___=__---
:/レ ____-__-_ /`''-w´ヽ ,√"´\ /`''-w´ヽ ,√"´\ O /`''-w´ヽ ,
.,/′ /⌒ヽ 从 ゚∀从 /ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._) : ̄ ̄0 ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄oヾ  ̄ ̄ ̄`゛ ̄ ̄ ̄/ ̄○ ̄ ̄ ヾ  ̄ ̄`゛ ̄ ̄ ̄/ ̄
; i:::″⊂二(^ω^ )二二二⊃; __○...........o.......〈..............................〉..............................0..〈................................〉...。...........
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i:: :: : ヽ くヽ _-__ o ヾ _ , O / ヾ _ ○/ ヾ _ ,
ヽ ヾ ヽ`JJ 三__ ̄ ̄ ̄`ヽ、_,/ ̄ ̄ヾ_/ ̄ ̄ ヾ '' ゚̄  ̄ ̄`ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ ''  ̄
ヾ\\: \,. -;=''" _,.-;-\ \ ̄ノ
. \ |\ :: |i''-'"`" -_ヾ______\_ソ′‘ ・. ’、
( ─丶 :: ,. -;=''"─ヾへメフ ̄ ̄ >>  ̄ ̄/フ二ニフ ; ゜+°′。.・”;
‘ ・. ’、′( ( ( ))へ从从へ从( ソ从へへ从从 )) ) へ. ’、 ′‘ ・. ’
kasokuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu!!!!!!!!!!!!!!!
-
从 ゚∀从「無事に現代社会へご到着だ。時間旅行ってのはなかなかリスキーだな」
从 ゚∀从「さあ、牧場へ行こうぜお馬ちゃん」
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<俺の人生始まったな
( ∩∩
( ^ω^)「競馬場ってとこで導きの矛を転がしまくるお!」
彡| ・ \( ^ω^)从 ゚∀从「うはwwwwwwwwwwみなぎってきたwwwwwwwwww」
-
('A`)「この糞箱ってのどうやって使うんだろ」
('A`)「まぁいいか」
('A`)「盾はいらんかねー」
('A`)「とっても珍しい形の盾だぁ」
('A`)「地球防衛軍3とかオススメだよ〜」
('A`)「…売れねぇよなぁ」
-色んな矛盾のようです・从 ゚∀从編 終ー
('A`)というか、これで終わりでさぁ
-
あしたは月曜日だよ! おやすみ!
-
乙!
-
乙
-
乙
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面白かった おつ
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面白い期待
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めっさ面白かった!
乙
-
乙
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ハイン可愛いよハイン
-
かわゆい〜のところすごくシュールで良いw
めちゃおもしろかった、乙
-
過去作が知りたい
-
('A`)「アフター編を投下するんでおまちくだせぇ」
-
(*゚ー゚)「ふぅ、酷い雨だったね」
(´-ω-`)
(*゚ー゚)「…いつまでも家には置いとけないねぇ」
( ´∀`)「ごめんくださいモナー」
(;゚ー゚)「げっ、宿屋の…」
( ´∀`)「露骨に嫌な顔されると傷つくモナー」
(;゚ー゚)「いやいや、ちょいと雨で洗濯物が濡れちまってね」
( ´∀`)「こんなあばら屋じゃ、何処に干しても一緒モナー」
(*゚ー゚)「うるさいね、あんたのおんぼろ宿も似たようなもんだろ」
( ´∀`)「今度モナーが旅に出て三国にまたがって宿の話をすることになったモナ」
(*゚ー゚)「へぇ、いい厄介払いってわけだね」
(; ´∀`)「…そうともいう」
-
( ´∀`)「それはそうと、さっき後ろに隠したのはなにモナ?」
(;゚ー゚)「…馬鹿だね、女が自分の洗濯物を見せるわけないだろ!」
( ´∀`)「こりゃ失敬モナ」
(*゚ー゚)「用がないなら帰っとくれ!」
( ´∀`)「そうそう、府良須の兵士が行方不明になってるのは知ってるモナ?」
(*゚ー゚)「…知らないねぇ」
( ´∀`)「つい先日突然行方不明になったモナ!」
( ´∀`)「元は傭兵らしいんだけど先の戦でギコさんを討ち取ったやつらしいモナ」
( ´∀`)「城では大騒ぎらしくて見つけたら賞金が出るとか」
( ´∀`)「…奥さんにちょいと小耳に入れとこうと思って」
(*゚ー゚)「モナー良いかい? 一つ聞いとくよ」
( ´∀`)「あ、僕は童貞です」
-
(#)∀`)「マジですいません」
(*゚ー゚)「あんた…本当は行方不明の奴の話をする為にここに来たんじゃないのかい?」
( ´∀`)「…?」
(;゚ー゚)(この質問は駄目だね、逆に怪しまれちまう)
( ´∀`)「さっきも言ったけど旅へ出るご挨拶にここにきたモナ」
( ´∀`)「下着泥ついでにね!」
_ _ .' , .. ∧_∧
∧ _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( )←モナー
, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
-
(#゚ー゚)「おとといきやがれ!」
(#)∀(#)「はい、すいませんでした」
ガララ
('A`)「奥さんすいません、さっきの矛の代金お忘れだったんでお届けに来たんですが」
(*゚ー゚)「あ、そこに置いといてくれないかい?」
('A`)「額が額なんでご本人に確認してもらいたいんですが」
(*゚ー゚)「やれやれ、今行くよ」
( ´∀`)「おっ…凄いお金モナ!」
(;゚ー゚)「あんたねぇ、これはでぃと私の生活費なんだよ」
( ´∀`)「これだけあれば豪遊出来るモナ!」
(*゚ー゚)「…」
('A`)「…ご確認頂いたんであっしはこれで」
( ´∀`)「モナーもバイバイモナー」
(;゚ー゚)「…口の軽い奴に見られちまった」
-
(`・ω・´)「モナー、旅に出るんだって?」
( ´∀`)「モナモナ、三国にまたがってモナーの宿を広めるんだモナ!」
(`・ω・´)「まぁ、それで惜別の酒席を設けてるんだが」
(`・ω・´)「大丈夫なのか?道中倒れても誰も助けてくんねぇぞ」
( ´∀`)「モナはもう大人だモナ、大丈夫!」
(`・ω・´)「ってもよ、最近は戦だの何だの物騒じゃねぇか」
( ´∀`)「戦はもう終わったモナ!」
(`・ω・´)「わかんねーぞ、今度は羅運治が動き出すかもしれねぇ」
( ´∀`)「その時はその時モナ!」
(`・ω・´)「おまえなぁ…」
( ´∀`)「そうそう、面白い話があるんだモナ!」
( ´∀`)「今日ちょっと、下着ドロに入ったんだけどね…」
(;`・ω・´)(変な度胸はあるんだよなぁ)
-
(*゚ー゚)「床下の死体の下に穴を掘って金を隠すって我ながら名案だよね」
(*゚ー゚)「死体の下に金が埋まってるなんて誰も思わねぇからね」
(#゚;;-゚)「お母さん、一人でブツブツ言ってるけど何してんの?」
(;゚ー゚)「ッ…ジメジメしてるからね、虫が出てこないように床下に薬をやってんのさ!」
(#゚;;-゚)「虫は嫌だなぁ」
(*゚ー゚)「さ、虫に噛まれないように寝ちまおう」
(#゚;;-゚)「うん」
(*゚ー゚)「…いつまで続くかね」
(#゚;;-゚)「…? 虫のお薬の事?」
(*゚ー゚)「この生活が、さ」
(#゚;;-゚)「お父さん居なくなっても、でぃはお母さんいるから大丈夫だよ」
(*゚ー゚)「…母さんもさ」
-
**********************************************
(#゚;;-゚)「荒巻!また変なもん食べて!」
(;●ωФ)「店先の案山子食ってるんですけど」
/ ,' 3モグモグ
('A`)「お客さん困りますよ、商品食べられちゃあ」
(#゚;;-゚)「あ、すいません、お金は払います」
('A`)「…そいつ(荒巻)は元はウチの商品だし、今日は荒巻用の食べ物買うって事でまけとくよ」
(#゚;;-゚)「あ、ありがとう…」
('A`)「ほれ、これが荒巻用の食いもんだ」
/ハ. , ィ
ノム'┴く
,! =ミ:'ーo_<ちぃーす!府良須の城主っす!
__ノ "´ で'ニ,"`
/ ハ `ニ、,不、
/ ト、ヽ ,'/| \
ハ。。。|、ヽ// | 。。。 \
厶,_|O |\'/ /| 〇 ,/ ヽ
`V | l/ / | / ̄[ブ
| _| ヽ!_/ , ◇、 {ノ_ ヽ
V'〈. \ { ノ`◇ノ ̄卞、}
_, -‐'二/ ノ>三亙三三/ r-イヽ、〉
/ ̄フ/{ 〈‐'´/,イ | |._{l_{.ハ>┴‐'¨ヽ
/ノ / /,>-'/| !|_ -|‐'T ヽ \__ノ
ノ// ,/ / /入|__!| | | V.ハ ノ
__人〃 / / / /'´ | !|| _ゝ| ハ ノ 〉|(
く_二-' ‐' ∧/ ,ハ |/ /| ,川 | / ´ / |_ヽ、
 ̄`ーニ__∠__|ノ∠ニ_Zィフ‐ヘL.∟ノ_/_ノ===='
 ̄\_/ ̄ }三ニ=‐'´
-
/ハ. , ィ
ノム'┴く
,! =ミ:'ーo_<ドクオちゃん!なんか人手が足りないんだって?
__ノ "´ で'ニ,"`
/ ハ `ニ、,不、
/ ト、ヽ ,'/| \
ハ。。。|、ヽ// | 。。。 \
厶,_|O |\'/ /| 〇 ,/ ヽ
`V | l/ / | / ̄[ブ
| _| ヽ!_/ , ◇、 {ノ_ ヽ
V'〈. \ { ノ`◇ノ ̄卞、}
_, -‐'二/ ノ>三亙三三/ r-イヽ、〉
/ ̄フ/{ 〈‐'´/,イ | |._{l_{.ハ>┴‐'¨ヽ
/ノ / /,>-'/| !|_ -|‐'T ヽ \__ノ
ノ// ,/ / /入|__!| | | V.ハ ノ
__人〃 / / / /'´ | !|| _ゝ| ハ ノ 〉|(
く_二-' ‐' ∧/ ,ハ |/ /| ,川 | / ´ / |_ヽ、
 ̄`ーニ__∠__|ノ∠ニ_Zィフ‐ヘL.∟ノ_/_ノ===='
 ̄\_/ ̄ }三ニ=‐'´
('A`)「そうそう、ちょっと荒巻用のお肉が足りなくってね」
/ハ. , ィ
ノム'┴く
,! =ミ:'ーo_<ドクオちゃんの頼みなら仕方ねぇ!ちょっと俺が一肌脱いでやんよ!
__ノ "´ で'ニ,"`
/ ハ `ニ、,不、
/ ト、ヽ ,'/| \
ハ。。。|、ヽ// | 。。。 \
厶,_|O |\'/ /| 〇 ,/ ヽ
`V | l/ / | / ̄[ブ
| _| ヽ!_/ , ◇、 {ノ_ ヽ
V'〈. \ { ノ`◇ノ ̄卞、}
_, -‐'二/ ノ>三亙三三/ r-イヽ、〉
/ ̄フ/{ 〈‐'´/,イ | |._{l_{.ハ>┴‐'¨ヽ
/ノ / /,>-'/| !|_ -|‐'T ヽ \__ノ
ノ// ,/ / /入|__!| | | V.ハ ノ
__人〃 / / / /'´ | !|| _ゝ| ハ ノ 〉|(
/ ,' 3モグモグ‐' ∧/ ,ハ |/ /| ,川 | / |_ヽ、
 ̄`ーニ__∠__|ノ∠ニ_Zィフ‐ヘL.∟ノ_/_ノ===='
 ̄\_/ ̄ }三ニ=‐'´
(;●ωФ)(;#゚;;-゚)「…」
-
川 ゚ -゚)「羅運治にキュートとして入り込んだのは良いけど府良須と戦争すんの面倒だなー」
(*゚∀゚)「キュートさま、大変です!」
ササッ o川;゚ -゚)o┫「っぶねぇ、人の部屋に入る時は合図くらいしろよな〜」
(;゚∀゚)「アヒャ、すいません!急いでたもんで」
o川1;゚ -゚)o┫「で、どうした?なにかあったのか?」
(;゚∀゚)「アヒャ、府良須の主が倒れました!」
o川;゚ -゚)o┫「病?それとも暗殺か?自ら果てるような奴ではなかろう」
(;゚∀゚)「いや、なんか誰かに食われたらしいです」
o川 ゚ -゚)o┫「…なんだろう、凄い既視感を感じる」
*************************************************************
-
从 ゚∀从「ってことでご先祖様は美府、府良須、羅運治の三国を統一したのさ!」
( ^ω^)「府良須の城主って犬だったのかお」
彡| ・ \「旅人のくせにそんなこともしらねぇのか」
(# ^ω^)「お前調子にノッてるだろ」
彡| ・ \「(俺に)乗ってたのはお前だろ、なんつって」
(# ^ω^)「誰に似たのか口が悪いな…お前より競馬場のお馬さんに会いに行くお!」
从;゚∀从「あいつも現代社会に染まってんなー」
从 ゚∀从「あ、そうだ…その荒巻って奴、今も生きてるらしいぜ」
彡| ・ \「へぇ…」
从 ゚∀从「なんでも食っちまうらしいからな、気をつけろよ」
彡| ・ \「ハハ、そんな馬鹿な話あるわけないよ…馬だけに」
从 ゚∀从(ダジャレのセンスないな…)
-
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<牧場主さんちぃーす
( ∩∩
(´<_` )「元気そうだな。
今日新しい馬が来るから仲良くやれよ」
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<まじで?
( ∩∩
(´<_` )「珍しい種らしいからな、お前もきっと気にいるぜ」
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<俺も結構珍しいだろ、しゃべるんだぜ
( ∩∩
(´<_` )「確かに」
-
/ヾ∧
彡| ・ \
彡| 丶._)<退屈しのぎにはなるかなぁ
( ∩∩
(´<_` )「おっ、来たみたいだぞ」
/ヾ∧
彡|; ・ \
彡| 丶._)<あ…
( ∩∩
/ ,' 3「…」
〜それぞれのその後.編・終〜
('A`)「…あっしのその後はご想像にお任せしますぜ」
('A`)「まいどー」
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猫耳チャットルームさん誤爆してすいませんでした、寝ます
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乙
荒巻の存在が軽くホラー
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乙乙
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百物語14本目もしかしてあんたか
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>>121
おお〜納得するわ
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