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( ^ω^)群馬へ集う者たちのようです- 1 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:20:05 ID:kapmMYMw0
-
世界で最も危険な場所が何処か、今では小学生でも知っている。
アマゾンの奥地でも、ヨハネスブルグでも、大気圏でも無い。
それは、極東の島国にある。
第一話「出発」
- 2 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:21:26 ID:BYmTUOg.O
- ほうほう
- 3 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:22:36 ID:kapmMYMw0
-
( ^ω^)「と、いう訳で、群馬に行こうと思うお」
('A`)
( ^ω^)「おっおっ」
('A`)「ど……」
(;'A`)「どうしたブーン!?就活が上手くいかなくて頭がおかしくなったか!
それともモテなすぎて頭がおかしくなったのか!?最初から頭がおかしかったのか!?」
( ;^ω^)「頭は正常だお!失礼だお!」
- 4 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:24:41 ID:kapmMYMw0
-
喫茶店の中で叫んだドクオに、店内の注目が集まる。
(;'A`)「群馬がどういう場所か知ってるのかよ!」
( ^ω^)「ドクオは知ってるのかお?」
(;'A`)「いや、あんまり……」
( ;^ω^)「期待通りだな!」
(;'A`)「そりゃそうだろ!あそこに入った冒険家や記者、軍隊、ほとんど死んだんだ!
五体満足で帰ってきた人間なんて聞いたことがない!」
( ^ω^)「だからこそ行きたいんだお!」
- 5 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:27:24 ID:kapmMYMw0
-
(;'A`)「どうしたんだよ急に!あそこにはゴールドロジャーも何も置いてきてないぞ」
( ^ω^)「ブーンの父さんのことは知ってるお?」
('A`)「ああ、確か行方不明の」
( ^ω^)「居場所がわかったんだお」
(;'A`)「そうなのか!良かったな……俺たちが小学生の頃から失踪中だったもんな。
で、場所は?」
( ^ω^)「群馬」
(;'A`)「わかってたけど!話の流れでわかってたけど!」
ブーンはカバンから一枚の紙を取りだした。
- 6 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:28:31 ID:KFfsmcXs0
- グンマー支援
- 7 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:30:30 ID:kapmMYMw0
-
('A`)「これは?」
( ^ω^)「父さんは日本冒険協会、略してNBKのトップランク会員なのは知ってるお?」
('A`)「ああ。いつ聞いてもその略し方は意味が無い感じするな」
( ^ω^)「先日、NBKに長い間連絡が途絶えていた父さんから、通信が入ったんだお」
(;'A`)「これが、その通信の中身だってのか?」
「
グンマ ニテ コウセンチュウ
」
( ^ω^)「アナログな通信方法で、情報は少ないけど、間違いなく父さんからの通信らしいお。
父さんはずっと日本にいたんだお!日本の、群馬に!」
- 8 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:33:36 ID:kapmMYMw0
-
(;'A`)「群馬に……」
( ^ω^)「父さんが何故群馬に向かったのか、NBK職員にもわからないらしいお。
ただ、ブーンと母さんを見捨ててでも、やらなきゃいけないことがきっとあったんだお」
('A`)「お前の父さんは、公民の参考書にも名前載ってるほど、凄い人だしなあ」
ブーンは手に持ったコップをテーブルにたたきつける。
( ^ω^)「ブーンも力になりたいお!就活なんてやってられないお。
群馬に行って、父さんを助けるんだお!」
(;'A`)「そうは言っても。お前、本当にあそこがどんな場所か、理解してるんだろうな」
- 9 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:37:49 ID:kapmMYMw0
-
( ^ω^)「わかってるお!
特殊な電磁波によって上空で光が散乱し、群馬内部は衛星カメラからも見ることができない。
県境は、高さ一キロにも及ぶ垂直の壁。
鬱蒼としげった死の森。
得たいの知れない生き物が飛び交う地獄の壁。
人を喰う大蛇が住む底なし沼。
この四つに遮られて、内部へ侵入するのさえ難しいとされてるお。
運良く内部へ行けたとしても、中は人喰い原住民の住処。
チーターよりも早く走り、クマよりも腕力が強く、コウモリより耳がいい進化した人類が待っているお」
(;'A`)「き、聞けば聞くほど無理ゲーじゃん!死にに行くようなもんだぞ!」
- 10 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:39:07 ID:KPRPcv460
- グンマ >>1ヲ ユルサナイ
- 11 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:40:16 ID:kapmMYMw0
-
( ^ω^)「わかってるお!でも、今行かないと、一生後悔するんだお!」
(;'A`)「ブーン!」
( ^ω^)「ブーンの友達はドクオだけだお。だからこれは、お別れの挨拶だお。
今までありがとうだお。じゃ」
(;'A`)「おい、待てってば!」
ドクオの声を無視し、ブーンは喫茶店から出て行った。
(;'A`)「俺、金持ってねえぞ!」
ニートのドクオはただ、立ち尽くしていた。
- 12 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:41:27 ID:KFfsmcXs0
- やりやがった
- 13 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:41:42 ID:kapmMYMw0
-
数日後。
J( 'ー`)し「本当に行くのかい?」
( ^ω^)「どうしても、父さんを助けたいんだお……」
J( 'ー`)し「わかった。カーチャン、仕送りは怠らないからね」
( ^ω^)「群馬にATMあるかな……行ってくるお!」
巨大なリュックサックを背負い、母親に見守られながら、ブーンは家を発った。
心は気合いでみなぎっていた。
- 14 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:42:23 ID:kapmMYMw0
-
( ^ω^)「おっ?」
('A`)
( ^ω^)「ドクオ……」
('A`)「どうしても行くのか」
( ^ω^)「行くお。もう決めたんだお」
('A`)「わかった。じゃあ、この俺を倒してからにしろ!」
- 15 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:44:41 ID:kapmMYMw0
-
( ^ω^)「見送りありがとうだお。行ってくるお」
(;(#)'A`)「やっぱ伝説の冒険家の息子ではあるな……。
まさかいつの間にか負けてるとは思わなかった。でも待ってくれ」
( ;^ω^)「しつこいおドクオ」
('A`)「お前に話を聞いてから、俺なりに群馬のことを調べたんだ」
( ^ω^)「え?」
('A`)「そしたら、群馬に侵入し、そして生還することが出来た、三人の人物がいることが判明した」
( ;^ω^)「し、調べた?凄いおドクオ!」
('A`)「ああ。今のグーグルの検索エンジンはとても優秀なんだ」
- 16 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:45:25 ID:uiPH6FsU0
- 群馬県人としては凄い複雑…
馬鹿にしすぎだと
- 17 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:46:27 ID:X1Ne6Tq6O
- 役人のようですのリメイクかと思った
- 18 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:49:13 ID:kapmMYMw0
-
( ;^ω^)「その三人ってのは、誰のことだお!」
('A`)「住んでる場所はわかってる。でも名前がわかったのは、モララーという男だけだ」
( ^ω^)「モララー……」
('A`)「モララーという男は、世界で最も犯罪件数が多い修羅の国、福岡にいる!
もう一人は、暗黒組織、筑波研究学園都市!
最後の一人は、この世界で最も天国に近い、青森県の恐山だ!
ブーン!まずはこいつらを仲間にするんだ!」
( ^ω^)「ドクオ……お前……」
- 19 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:50:48 ID:kapmMYMw0
-
('A`)「俺にはこれしか出来ないけど、応援するよ」
( ^ω^)「ありがとうだお。お前の就職が決まるのも応援するお」
('A`)「そこは触れないでやって」
( ^ω^)(まずは……福岡!修羅の国で生き残れないなら、どうせ群馬に行っても死ぬお!)
( ^ω^)「行ってくるお!」
('∀`)「おう!」
朝日を受けて歩き出したブーンを、いつまでもいつまでも、ドクオは見つめていた。
- 20 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:52:46 ID:kapmMYMw0
-
次回 第二話「修羅の国」
政府から見捨てられた大地では、法律が効力を無くしていた。
過激派組織ヤクザ、ストリートチルドレン、ヤンキー。
暴力が支配している街で、ブーンはモララーを見つけ出すことができるのか。
今回はこれで終わり
- 21 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 00:53:38 ID:KFfsmcXs0
- 乙乙
- 22 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 01:29:59 ID:Pofa.2uk0
- 福岡県民がスタンバイを始めました おつ
- 23 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 01:30:07 ID:NjdwUNdkO
- ほんとに役人思い出すな
(人のスレで悪いがそっちも続き期待)
修羅の国に住んでるが、良くリサーチしてるなと思ってしまった
今後も上手く特徴を掴んだ地域描写に期待
- 24 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 01:52:30 ID:cLgNQg6I0
- 面白いわ
- 25 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 03:38:35 ID:vTm/.1QA0
- グンマーネタかwww
楽しみだ。もう少し溜まったらまとめ読みさせてもらう
- 26 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 08:02:15 ID:V0sH0mOAO
- >>22
ヤバさのベクトルが全然違うだろ
- 27 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:26:41 ID:y10jIhXc0
-
飛行機は怖かったので、新幹線で博多まで行くことにした。
( ^ω^)(博多は福岡の主要都市だお。美味しいものあるかな)
(゚A゚* )「なあ兄ちゃん。何処まで行くつもりや?」
( ^ω^)「博多です」
(゚A゚; )「な、何やて!?死にに行くようなもんやで自分!」
( ^ω^)「せやかてブーンは行くと決めてんでおまんがな」
(゚A゚; )「あそこがどういう場所か知ってて言うてんのか!?」
- 28 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:29:43 ID:y10jIhXc0
-
( ^ω^)「知ってますお。さっきるるぶも買いましたし」
(゚A゚* )「あそこは警察が機能してへん。賄賂が横行しとるからな。
複数の暴力団が手榴弾でキャッチボールしとるんや。
道ばたには犬の糞よりも薬莢の方が多いらしいで。
あんた死ぬで!」
( ^ω^)「ご忠告ありがとうでおまんがな。でも行くと決めてんでがんねん」
(゚A゚* )「そうか……なら止めへん。でもその似非関西弁だけは止めたい」
( ^ω^)「ごめんお」
隣の席に座っていた女は、新大阪で降りて行った。
それから三時間後。
- 29 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:33:41 ID:y10jIhXc0
-
( ^ω^)(とうとう着いたお……!)
周りにいる乗客たちの様子が、明らかにおかしい。
かたぎには見えない者ばかりだ。
( ^ω^)「えーっと、駅の出口は……あっちかな?」
< ゚ _・゚> (゚д゚=)
( ^ω^ )
(;;・∀・;;) (゚∀゚ )
( ^ω^)「え?」
- 30 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:35:45 ID:y10jIhXc0
-
駅を出た直後だった。
囲まれていた。
< ゚ _・゚>「ウェ〜〜ルカ〜〜〜ム!福岡へようこそ!」
四人の男たち、手には、サブマシンガン。
< ゚ _・゚>「そして死ね」
( ;^ω^)「危っ!!!!」
とっさにその場でしゃがみ込んだ瞬間、頭上でけたたましい銃声が飛び交った。
- 31 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:37:26 ID:y10jIhXc0
-
(;;・∀・;;)「かわすなよぉ!」
( ゚∀゚)「アヒャヒャヒャ!」
(=゚д゚)「そっちに逃げたぞ!」
( ;^ω^)「はぁ……はぁ…!何なんだお一体!?」
ブーンは敵の動きに気をつけて、ジグザグに街を駆けていく。
( ;^ω^)(こ、これが福岡!?)
背中のリュックサックに何発が被弾したようだ。
- 32 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:37:45 ID:KWinob2I0
- 福岡ヤバすぎワロタ
- 33 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:39:37 ID:y10jIhXc0
-
⊂二( ;^ω^)⊃(全速力!)
脚力には自信があった。
十分ほど街を駆けると、銃声が聞こえなくなった。
( ;^ω^)「さ、流石は修羅の国……一分で死ぬ所だったお」
周りを見渡す。
( ;^ω^)「酷い街だお。ほとんどのビルが壊されてる。爆破されたような跡ばかりだお。
るるぶの情報嘘つき過ぎだお。駅前で泊まれそうなホテルなんて無いお」
- 34 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:40:00 ID:.OGSgm/M0
- マイナーなaaが一気に出てきて俺は嬉しいよカーチャン
- 35 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:44:18 ID:y10jIhXc0
-
( ;^ω^)「東横INNは何処だお。心のふるさと東横INNは……」
背中のリュックサックは、穴だらけになっていた。
母さんからもらった弁当から汁が漏れている。
( ;^ω^)「と、とりあえずコンビニにでも寄るお。お腹が空いたお」
( ^ω^)「あ、セブンイレブン発見だお!流石は店の数全国一位!」
( "ゞ)「ふあぁぁ……眠…っ何だテメエ!?」
( ;^ω^)「え!?お、お客だお!サンドイッチを売って欲しいお」
- 36 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:45:53 ID:y10jIhXc0
-
( "ゞ)「強盗か!死ねええええええ!」
カウンターには機銃が備え付けられていた。
( ゚ω゚)「ぎゃあああああああああ!!!!」
横転して避けた。
コンビニの入口が機銃の乱射によって吹き飛ぶ。
( ゚ω゚)「お客様満足度マイナス五万だお!」
壊れた入口に飛び込むようにして逃げた。
- 37 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:48:59 ID:y10jIhXc0
-
( ;^ω^)(もうやだお。帰りたくなってきたお。命がいくつあっても足らないお)
( ^ω^)「それにしても、こんな街にいるモララーってどういう奴なんだろう?」
( ^ω^)「たぶんクマみたいな奴だお。クマと見間違うくらいの大男だお。
ていうかほとんどクマだお。むしろただのクマじゃ?」
動物園を当たってみようと、るるぶを開いた直後だった。
< ゚ _・゚>「おデブちゃんみっけ!」
(=゚д゚)「殺せ!」
( ;^ω^)「またかお!?」
- 38 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:50:23 ID:y10jIhXc0
-
直後、サブマシンガンが火を噴く。
⊂二( ;^ω^)⊃「何が何だかわからないお!むおおおおおお!!!」
無茶苦茶に走っていった。
背中のリュックが破れていく感触がわかった。
< ゚ _・゚>「追い込め!」
(;;・∀・;;)「いや、待て!」
< ゚ _・゚>「何だこら!?殺すぞ!」
- 39 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:53:24 ID:y10jIhXc0
-
(;;・∀・;;)「あいつ、"中州"へ向かってる」
<;゚ _・゚>「う、そうか……」
( ゚∀゚)「あひゃひゃひゃ!俺たちが手を出せる場所じゃねえや!」
若者たちはサブマシンガンをしまった。
(=゚д゚)「くそ、暇だなあ」
< ゚ _・゚>「じゃあ大学行く?単位やばいっしょ」
(;;・∀・;;)「この前教授に会ったらマグナム撃たれたぜ」
( ゚∀゚)「アヒャヒャヒャ!九産大で死ねるなら本望!あひゃひゃひゃ!」
- 40 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 15:55:58 ID:y10jIhXc0
-
( ;^ω^)「ふぅ、やっと逃げられたかお?」
辺りを見回すと、窓の壊れたビル群の向こうに、川が見えた。
( ^ω^)「飲めるかな?水分補給したいお」
( ;^ω^)「ゲェ!不味いお!下流にも程があったお!」
コンビニに入りたかったが、また機銃を撃たれると思うと入りづらい。
( ^ω^)「何処かに落ち着ける喫茶店でも無いかな……無いだろうなあ」
- 41 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:01:31 ID:y10jIhXc0
-
( ^ω^)「それにしても、この橋は中々しゃれおつだお。名前とかあるのかな?」
近くにあった橋を渡りながら、ぼんやり考え事をしていると、
( ;^ω^)「!」
銃声。
気がつけば、目の前で撃ち合いをしている集団があった。
( ;^ω^)「うぅ〜怖いお!近寄らない方がいいお」
( ^ω^)(あれはおそらくヤクザ同士の争いだお。触らぬヤクザにたたり無しだお)
- 42 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:03:30 ID:y10jIhXc0
-
彡 l v lミ「む、怪しい奴がいるぞ!」
( l v l)「敵か!?一般人か!?味方か!?どうにしろ殺せ!」
( ;^ω^)「そんな馬鹿な!」
気がつかれた。
数人の男たちがブーンに銃を向ける。
( ゚ω゚)「いやああああああああああ!」
彼らは銃の扱いに長けているのが目に見えてわかった。
外すことは無さそうだった。
- 43 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:05:09 ID:y10jIhXc0
-
銃声。
((( ;-ω-)))
( ;-ω-)「ん?」
( ;^ω^)「当たってないお?」
「昼間から騒がしい奴らだな」
( ;^ω^)「うお!?誰だお?」
目を開けると、すぐ傍に一人の男が立っていた。
- 44 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:07:28 ID:y10jIhXc0
-
年齢はブーンと大きく変わらないように見えた。
三十手前といった所か。
イケメンだったのでブーンは反感を覚えた。
( ・∀・)「これ、返すわ」
男は握っていた手を開く。
そこには、ヤクザたちの撃った弾丸があった。
( ・∀・)「そら!」
軽いモーションで投げたように見えたが、目にも見えぬ弾速でヤクザたちに弾が向かっていった。
彡 l v lミ「ぎゃあ!」
( l v l)「うお!」
- 45 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:09:47 ID:y10jIhXc0
-
ヤクザたちの足に当たったらしく、数人のヤクザがその場にすっころぶ。
( ;^ω^)「い、今のは一体……」
( ・∀・)「観光客か?ここには楽しいことなんて無いぜ。さっさと帰りな」
男は涼しい顔で、ヤクザたちを通り過ぎ、中州の方へ向かっていった。
彡 l v lミ「クッ、いつもいつも邪魔しやがって!」
( l v l)「あれが、"全ての重火器に愛された男"か……。うちの事務所にスカウトしたい所だが」
( ;^ω^)("全ての重火器に愛された男"?厨二病くせえ……)
- 46 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:11:36 ID:y10jIhXc0
-
ブーンはそそくさとヤクザたちの前から逃げていった。
( ;^ω^)「あんな化け物もいるのか。福岡……恐ろしい所だお」
逃げていく途中、橋の名前が書かれた看板を見つけた。
( ^ω^)「……であい橋?」
( ;^ω^)「ろくな出会い無かったっつーの!」
今日泊まれる宿を探して、再びブーンは走り出した。
- 47 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:15:46 ID:y10jIhXc0
-
次回 第三話「ヘルス 逃げ出した先」
宿が見つからないので中州のヘルスに行ったブーンであったが、
実はそこはぼったくりヘルス。
会計で数百万要求されてしまい、全速力で逃げ去る。
飛び交うロケットランチャーをかわしながら逃げた先は、小さなバーだった。
今回はこれで終わり
- 48 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 16:16:33 ID:y10jIhXc0
- 本編にタイトルコール入れ忘れた…
- 49 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 17:05:36 ID:KWinob2I0
- この全方位dis、嫌いじゃないぜ
- 50 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 17:41:37 ID:KFfsmcXs0
- おつおつ
流石修羅の国
- 51 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 18:02:04 ID:cLgNQg6I0
- 明太子通販で注文したらダイナマイト来そう
- 52 :名も無きAAのようです:2012/06/24(日) 20:46:38 ID:aVBtEIbk0
- 九産大www出会い橋www乙
- 53 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 01:52:46 ID:8Y23CVcA0
- こいつは良作の予感がするぜ
- 54 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 06:30:13 ID:EmIh8qmMO
- これはなかなか
- 55 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:32:35 ID:NDEZfeuM0
-
吸い付く舌が生き物のようだ。
( *^ω^)「うっひょー!気持ちいいお!」
川 ゚ -゚)「本当?嬉しい……。でも、もう時間だ」
( ^ω^)「あ、そう。せっかく五連発にチャレンジしようと思ったのに。
でいくらだっけ?」
川 ゚ -゚)「一回延長したから、六百万円かな」
( ω ) ^ ^
第三話「ヘルス 逃げ出した先」
- 56 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:35:28 ID:NDEZfeuM0
-
( ;^ω^)(まさかぼったくりヘルスだったとは!逃げるしかないお!)
川 ゚ -゚)「あんたたち!出ておいで!」
( ・−・ )( ´W`)( ´ー`)( ゚¥゚)「うぃーい」
( ω ) ゚ ゚
男たちの手には、拳銃はともかく、小型のミサイルランチャーも見えた。
ビルの窓から飛び出し、地面へと降り立つ。
- 57 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:37:01 ID:NDEZfeuM0
-
( ;^ω^)「逃げないと!」
全裸の上にイカ臭いタオルだけを羽織り、中州の道を疾走した。
瞬間、殺気を感じる。
横に跳んだ。
( ゚ω゚)「はぁーん!!!」
さっきまで自分のいた場所の地面から火柱が立ち上り、粉砕したコンクリートが飛び散った。
( ゚ω゚)「あかん死んでまう!これはあかん!」
- 58 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:39:13 ID:NDEZfeuM0
-
( ;^ω^)「母ちゃんの仕送りでヘルスに行ったバチが当たったお!」
( ・−・ )「待て!話し合いをしようじゃないか!」
( ;^ω^)「ウージーぶっ放しながら言う台詞それ!?」
大通りは危険だと判断し、脇の小道に入った。
しかし連中は周りの建物などお構いなしにミサイルを撃ち込んでくる。
( ;^ω^)「クレイジー!人を撃つのが日常化し過ぎて頭の中がファンタジーになってるお!」
( ;^ω^)(それもこれもモララーのせいだお!あのゴリラ野郎どこにいるんだお!)
- 59 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:41:18 ID:NDEZfeuM0
-
再びミサイルが飛んでくるが、間一髪それをかわす。
( ;^ω^)「は!」
角を曲がった瞬間、目の前の店の扉が開くのが見えた。
反射的に中に滑り込む。
( ;^ω^)「はぁ!はぁ!はぁ!」
扉の向こうで、男たちが通り過ぎる足音が聞こえる。
( ;^ω^)「はぁー!助かったお……」
「マラソンでもしてるの?」
( ;^ω^)「こんな物騒なマラソンがあるかい!」
- 60 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:42:53 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「そう。私って世間知らずだから」
( ;^ω^)「あ……ここは」
(゚、゚トソン「私の店よ。飲む?」
縦長の、小さなバーだった。
暗い店内に微かにジャズが聞こえてくる。
( ;^ω^)「お金持ってるように見えるお?」
(゚、゚トソン「ほぼ全裸……ていうか、見えちゃってるし。しまってくれない?それ」
( ;^ω^)「あぅ、ごめんお」
店主は細身の女だった。
- 61 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:44:41 ID:NDEZfeuM0
-
女はトソンと名乗り、店の奥から服を持ってきてくれた。
( ^ω^)「ありがとうだお。でも装備が一切無くなっちゃったお……これからどうしよう」
(゚、゚トソン「とりあえず、飲む?一杯くらいおごるわ」
( ^ω^)「いいのかお!?」
(゚、゚トソン「どうせ今日はお客さん来そうにないしね」
( ^ω^)「普段から来るの?こんな物騒なところ」
(゚、゚トソン「あら、意外と物好きな常連さんとかいるのよ」
( ^ω^)「ふうん。あ、ビールで」
- 62 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:47:09 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「ねえ、さっき装備って言ってたけど、福岡に何しに来たの?」
( ^ω^)「話せば長くなるんだけど……。群馬に行くつもりなんだお」
(゚、゚トソン「ふうん。馬鹿?」
( ^ω^)「何とでも言うがいいお。それで仲間を捜しにここに来たんだお。
そうだ、モララーっていう男知ってるお?」
トソンはグラスを拭う手を一瞬止めた。
( ^ω^)「たぶんクマみたいな奴だと思うんだけど……」
(゚、゚トソン「知ってるわ」
( ;^ω^)「本当かお!?何処にいるんだお!」
- 63 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:52:10 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「どうせ、汚い仕事でもしてお金を稼いでるわ。
ここで待っていれば来るかもね。彼はここの常連でもあるから。はいビール」
( ;^ω^)「汚い仕事?」
(゚、゚トソン「ここ、中州には15のヤクザと12のチャイニーズマフィアと6つのロシアンマフィアの組織がある。
今は抗争中。彼は、フリーランスでそれぞれの用心棒を順次やってる」
( ;^ω^)「組織多すぎわろた……」
(゚、゚トソン「彼はお金が必要なの」
ジャズが終わり、哀愁のあるバラードが流れ始めた。
(゚、゚トソン「仲間なんて欲していないわ」
- 64 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:54:28 ID:NDEZfeuM0
-
( ^ω^)「お金……一文無しのブーンじゃモララーを雇うのは無理かお」
(゚、゚トソン「無理じゃない?」
( ;^ω^)「むぐぐ、守銭奴めぇ〜〜!一度会ったらぶん殴ってやるお!(夢の中で)」
カラン、と鈴が鳴った。
一人の気配が店内に入ってきた。
( ・∀・)「……酒、くれ」
( ;^ω^)(あ、さっきの!)
男は肩口に傷を受けていた。
- 65 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:57:01 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「いつものね」
トソンは棚に置いてある黒霧島(宮崎産)を手に取る。
( ・∀・)「今日は閑古鳥が鳴いてなかったんだな」
(゚、゚トソン「あら、心配してくれてたの?」
( ・∀・)「潰れた方がいい。ここの立地は最悪だ」
(゚、゚トソン「銃声がつまみなんて洒落てるじゃない」
( ^ω^)(疎外感を感じるお)
- 66 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 19:59:29 ID:NDEZfeuM0
-
( ^ω^)「そ、それでさっきの話の続きなんだけど、モララーっていうのはどういう奴なんだお」
(゚、゚トソン「そうねえ。年齢は29歳。背は高い方かな。甘党」
( ^ω^)「なるほど。ゴリラだからバナナが好きなのかお」
( ・∀・)「ゴリラ?」
( ^ω^)「あ、いや、モララーっていう奴のことだお。たぶんゴリラみたいな奴だお」
( ・∀・)「ふうん。そいつが?」
( ^ω^)「捜してるんだお」
( ・∀・)「どうして?」
- 67 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:01:24 ID:NDEZfeuM0
-
( ^ω^)「ブーンは群馬に行きたいんだお!
一度群馬に行って生存したっていうモララーに、助けを借りたいんだお!」
( ・∀・)「そりゃ無理だな」
( ;^ω^)「何で!?」
(゚、゚トソン「はい、黒霧のロック」
( ・∀・)「群馬に行くには、一国レベルの軍事力が必要だってことさ」
( ^ω^)「勇次郎みたいな……?」
( ・∀・)「ま、まあ、別に、外れではないが漫画で例える必要もないだろ」
- 68 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:03:44 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「だからお金を集めてるってことでしょう」
( ・∀・)「そうだ。福岡には世界中の重火器が集まってる。
実戦経験も豊富な奴らが揃ってるし、訓練された軍隊と遜色ない。
こいつらを金で雇って、もう一度群馬に挑む」
( ^ω^)「ん?」
(゚、゚トソン「ねえ、モララー。諦めることも、人生においては大事よ」
( ゚ω゚)
( ・∀・)「悪いね。育ちが良くないもんで、そんな高尚な考え方知らないんだ」
(゚、゚トソン「馬鹿……」
- 69 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:05:44 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)「ごちそうさん」
(゚、゚トソン「ねえ、とりあえず病院に行ってよ」
( ・∀・)「あぁ?ああ、これか。大した傷じゃないさ」
(゚、゚トソン「一人でギャングを相手にするなんて、無茶過ぎる。
お金が集まるよりも前に、あなたが死んじゃうわ。そしたら、あなたの妹は」
( ・∀・)「トソン。俺には、親はいない。だから、あいつがたった一人の家族なんだ」
(゚、゚トソン「……モララー」
( ^ω^)(ごっつ疎外感)
- 70 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:07:49 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)「自分の命よりも大事なものがあるなら、迷うことはねえだろ」
(゚、゚トソン「……そうね。あなたは昔から、そういう人だったわ」
( ・∀・)「じゃあな。ああ、そうそう」
(゚、゚トソン「何?」
( ・∀・)「妹は、今の所一番だが、二番目はお前だ」
(゚、゚;トソン「あっ……はぁ?」
( ・∀・)「また来る」
うろたえた表情のトソンをそのままにし、モララーは店から出て行った。
- 71 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:11:04 ID:NDEZfeuM0
-
(-、-トソン「はぁ」
(゚、゚トソン「男って、みんなああいう馬鹿なの?」
( ^ω^)
( ;^ω^)「あっ、ごめん!あまりにも疎外感感じてたから話聞いて無かったお!」
(゚、゚トソン「あんたは違う意味で、ていうか本来の意味で馬鹿だわ」
( ^ω^)「すまぬ。んで詳しい話を聞かせてくれお」
(゚、゚トソン「モララーには病気の妹がいる。
妹を治すには群馬にしか存在しない抗体が必要。
だからモララーは金を集めて私設軍隊を作ろうとしてる。
私とモララーは同じ孤児院で育った幼なじみで今んとこ両思いで焦らしプレイ中。以上」
( ;^ω^)「色々と身も蓋もないけどわかりやすいお!」
- 72 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:13:23 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「確かに、つーちゃんを治したいのは私もそう」
( ^ω^)「ん?ああ、モララーの妹ね」
(゚、゚トソン「でも、そのために自分の身を危険にさらすなんて……馬鹿げてる」
( ^ω^)「ブーンもそうだお」
(゚、゚トソン「え?」
( ^ω^)「父さんが群馬にいる。だから助けに行く。単純明快だお!」
(-、-;トソン「ああそう。やっぱりあんたも同種の馬鹿だね。それとも、私が世間知らずなのかしら」
- 73 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:16:27 ID:NDEZfeuM0
-
( ^ω^)「やっぱり、モララーを仲間にしたいお」
(゚、゚トソン「出来るかしら?」
( ^ω^)「大丈夫だお!主人公補正あるから!」
(゚、゚トソン「そ、そう」
( ^ω^)(家族を守るために群馬に行く。モララーもブーンも一緒だお!)
( ^ω^)「さて、ご馳走になったし、モララーのこともわかったお!色々とありがとうだお!」
(゚、゚トソン「で、一文無しで何処に行くつもり?」
( ;ω;)「すみません。必ず後日お金を返しますので泊まらせて下さいお」
(゚、゚トソン「素直でよろしい」
- 74 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:18:54 ID:NDEZfeuM0
-
次回 第四話「決戦! 超展開でよかろうもん!」
数十のギャングがひしめき合う中州でとうとう全面戦争の火ぶたが切られた!
抗争のまっただ中には、何と全組織から命を狙われたモララーの姿が!?
強大過ぎる力は抹殺される宿命だというのか。
ブーンが主人公補正ばりばりの超展開でモララーを助けに向かう!
次回、福岡編が超展開で終結!
- 75 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 20:35:16 ID:A2qoGm3Y0
- 乙乙
群馬ぱねぇっす
- 76 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 21:17:08 ID:UvIUOtxw0
- 福岡県民ですが
今時トカレフじゃ馬鹿にされるもんね
しかし黒霧島ごときを有り難がるやつはいない
- 77 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 21:45:16 ID:NmlCc4l20
- おつおつ
- 78 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 21:58:02 ID:M/qs5uEAO
- 修羅の国住まいだが、延長して600万はさすがに無いから
それにしても群馬のおそろしさ半端ないな、凄すぎ
この投下ペース、先日のブーン系小説のおすすめの現行…を見たのかな?
- 79 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 22:11:57 ID:xGhcnNbM0
- 砂丘の国の俺も期待
- 80 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 22:35:32 ID:NDEZfeuM0
- >>78
それ知らない…何か言われてました?
俺は>>25の為に今頑張ってる。今日中にもいっこ投下する予定ですたい
- 81 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 22:49:49 ID:M/qs5uEAO
- >>80
ここにステマしてくれてる
ttp://m.logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1340467000/
- 82 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 22:58:48 ID:NDEZfeuM0
- おお…サンクスこ。毎日投下は無理かもしれんだがチャレンジはしてみる
- 83 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:00:36 ID:NDEZfeuM0
-
( ^ω^)「皿洗い終わったお」
(゚、゚トソン「ありがと。でも気を使わなくていいわよ?」
( ^ω^)「泊めさせてもらってるんだから、これくらいはするお」
第四話「決戦! 超展開でよかろうもん!」
( ^ω^)「出来ればバイト代も欲しいお」
(゚、゚トソン「厚かましいわね……」
トソンのバーに寝泊まりを始めて、一週間が経っていた。
- 84 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:03:33 ID:NDEZfeuM0
-
時折(五分に二回ペース)銃声が聞こえる以外、特に変わったことはない。
<゚Д゚=>「大変だ姐さん!」
そんな日常を破ったのは、一人のギャングだった。
(゚、゚トソン「その呼び方やめて」
<゚Д゚=>「モララー兄貴が……!」
(゚、゚トソン「え?」
<゚Д゚=>「親不孝通りで、ギャングたちに囲まれてる!」
( ^ω^)(何そのエキセントリックな通り)
(゚、゚;トソン「何ですって!?」
- 85 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:05:57 ID:NDEZfeuM0
-
<゚Д゚=>「兄貴、働きすぎたんだ……。色んなギャングの反感を買ってた。
だからあいつら、モララーの兄貴を殺す為に、結託しやがったんだ!」
(゚、゚;トソン「なんてこと……!」
( ;^ω^)「もしかしてモララーがピンチかお?」
(゚、゚;トソン「そう、みたいね」
( ;^ω^)「大変だお!ブーンが行ってくるお!」
(゚、゚;トソン「駄目よ。死にに行くようなものだわ。私が行く」
( ;^ω^)「それこそ自殺だお!」
<゚Д゚=>「誰ですかこの肉まんじゅうは」
( ^ω^)「お前初対面の人にはもっと言い方あるだろ…ふくよかな方とか…」
- 86 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:08:50 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「この人は、群馬に行きたいっていう人。モララーを仲間にしたいらしいわ」
<゚Д゚=>「群馬に……」
( ^ω^)「そうだお!群馬マスターブーンとはブーンのことだお!」
<゚Д゚;=>「お願いします!!!!」
( ;^ω^)「うおっ!ジャパニーズ土下座!?」
<゚Д゚=>「兄貴は……兄貴は今、色んなもの、見失ってる!
昔みたいな優しい兄貴に変えてくれるのは、あんたしかいない!」
( ^ω^)「お前初対面の人をどんだけ信用してんだお……」
- 87 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:11:17 ID:NDEZfeuM0
-
(゚、゚トソン「私からも、お願いしていい?」
( ^ω^)「トソンさん!」
(゚、゚トソン「私は初対面じゃないわ。それに、あの馬鹿を止められるのは、あいつ以上の馬鹿だけ」
(゚ー゚トソン「……お願い」
( ^ω^)「トソン……さん?」
(;ー;トソン「私には、出来ないの……お願い」
ブーンの全身に不思議な力がみなぎってきた。
それは人が、覚悟と呼ぶ意識の力。
- 88 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:12:58 ID:NDEZfeuM0
-
( ^ω^)「わかったお!」
<゚Д゚=>「肉まんじゅうの兄貴!」
( ^ω^)「うるさい黙れハゲ!」
⊂二( ^ω^)⊃「ブーンが必ず、モララーの目を覚ましてやるお!」
(゚、゚トソン「うん!」
<゚Д゚=>「親不孝通りまでは俺が案内しやす!」
( ^ω^)「頼むぞうっかりはちべい!」
<゚Д゚=>「立ち位置は似てるけども!」
- 89 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:15:37 ID:NDEZfeuM0
-
―――親不孝通り
本来ここは、ストリートチルドレンたちが集まる場所である。
モララーとトソン、そして彼の妹つーは、ここで育った。
( ;・∀・)「はぁ……はぁ……」
( ;・∀・)「どうやら……ここまでかな」
路地裏の壁にもたれて息を荒くしている。
額から流れた血が顎を伝って地面に落ちた。
- 90 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:18:41 ID:NDEZfeuM0
-
周りには、数十のギャングたちがサブマシンガン、グレネードランチャー、
小型ロケット砲を携えてモララーを捜していた。
( ;・∀・)「くく、くくく。俺も焼きが回ったな」
( ;・∀・)(あの日、戦闘で負け無しだった俺は、群馬に一人で突入した。
だが、たった一人の男に返り討ちにあって、何かが変わった)
( ;・∀・)「そうさ。一人じゃ、何も出来ない……兵隊だ。兵隊がいなきゃ、戦争なんかできねえ。
もう少しだったんだ。もう少しで、俺だけの兵隊ができるところだった……のに……」
( ;-∀-)(すまねえ、つー)
- 91 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:19:42 ID:NDEZfeuM0
-
周りから喧噪が弾け、徐々に近づいてくる。
( ;-∀-)
とうとう見つかったと思った。
( ;・∀・)
しかし、様子がおかしいことに気がついた。
( ;・∀・)「誰かが……俺を呼んでいる?」
- 92 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:20:54 ID:NDEZfeuM0
-
⊂二( ;^ω^)⊃「モララアアアアア!!!何処だお!!!」
( l v l)「撃て!撃ち殺せ!!!」
彡 l v lミ「うっひょおお!!わしのミサイルが火を噴くぜええ!!!」
( ;・∀・)「お、お前、何やってんだ!」
( ;^ω^)「いたー!」
( l v l)彡 l v lミ「いたー!!!」
- 93 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:22:48 ID:NDEZfeuM0
-
( ;・∀・)「ぐっ!」
流れた血の量が多く、一瞬意識がぐらつく。
( ;・∀・)「こっちに来い!」
ブーンの腕を引っ張り、路地裏の奥へと二人で駆けた。
( ;・∀・)「どうしてここにいるんだ!」
( ;^ω^)「群馬に!ブーンは群馬に行きたいんだお!モララーと一緒に!」
( ;・∀・)「馬鹿が!俺とお前だけで群馬が攻略できる訳がねえ!」
( ;^ω^)「有象無象の兵隊を集めたところで攻略できる訳ないお!」
( ;・∀・)「なんだと!?」
- 94 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:27:02 ID:NDEZfeuM0
-
二人が駆けていった先は、駅裏にある警固公園だった。
( ;^ω^)「ここはまさか……!」
( ;・∀・)「どうした!?」
( ;^ω^)「あの超プリティーシンガーソングライターYUIがスカウトされた場所かお!?」
( ;・∀・)「このタイミングでミーハー!?」
( ;・∀・)「……どうやら、鬼ごっこはここまでのようだ」
( ;^ω^)「本当みたいだお……」
ブーンがミーハーな知識を披露した瞬間、数百人のギャングが公園を取り囲んでいるのが見えた。
絶体絶命だった。
- 95 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:29:22 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)「武器、何か持ってるか?」
( ;^ω^)「さっき九産大のやつがポイ捨てしていったトカレフなら……」
( ・∀・)「トカレフは時代遅れだからな。弾は?」
( ^ω^)「えーっと……」
カートリッジを取りだした。
ブーンの手のひらに、一発の弾丸がころんと転がる。
( ^ω^)「一発もあったお!」
( ;・∀・)「凄いポジティブ!」
彡 l v lミ「モララー。今日が年貢の納め時だな」
- 96 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:31:05 ID:NDEZfeuM0
-
相手は、様々な重火器を所持した数百人のギャング。
対してこちらは、弾丸一発とトカレフ。
( ・∀・)「はぁ。今日が俺の寿命かよ」
( ;^ω^)「いやだあああああ!主人公補正は!?
ブーンさんが覚醒して相手を蹴散らす展開は!?」
( l v l)「一斉射撃準備!」
( ;ω;)「お、お助けえええええ!!!」
( ・∀・)「なあ、最後に一つ、聞いていいか?」
( ^ω^)「なになにー?」
- 97 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:32:51 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)「お前、どうして群馬に?」
( ^ω^)「父さんを助けるためだお」
( ・∀・)「そうか。俺と、似たようなもんだな」
( ^ω^)「そうだお……お前こんなところで死んでいいのかお!?」
( ・∀・)「どうせ妹も助からん……」
( ;^ω^)「そんなことないお!ブーンとお前が組めば群馬は攻略できる!」
( ・∀・)「どうしてそう言い切れる?」
- 98 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:34:45 ID:NDEZfeuM0
-
( ;^ω^)「ブーンだけじゃないお!
仲間はもう二人捜す予定だし、群馬の中には俺の父さんもいる!
それに……それに……」
( ;^ω^)「ブーンには、執念がある!家族を守りたい執念があるんだお!」
( ゚ω゚)「群馬なんて執念で凌駕してみせるお!!!
人の執念は何よりも強いんだお!!!!!」
( ・∀・)「馬鹿か」
( ゚ω゚)「んもおおおおお最近みんなブーンのこと馬鹿にし過ぎ!!」
- 99 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:36:17 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)「だが、執念か」
彡 l v lミ「撃てええええええええ!!!」
( ・∀・)「忘れていた……負けられないという、その気持ち。久しく、忘れていた……」
モララーの耳に、"重火器の声"が聞こえ始めた。
手のひらに乗せたトカレフの弾に、指を合わせる。
- 100 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:37:54 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)
瞬間、世界から全ての音が消え、モララー特有の感覚のみが浮き彫りになる。
鉄の声。
鉄の鼓動。
鉄の息吹。
火薬の律動。
空気を伝わって全ての重火器がモララーに語りかけてきた。
モララーはそれらの声に耳を傾けながら、手のひらの弾丸を、指で弾いた。
- 101 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:40:13 ID:NDEZfeuM0
-
指で弾かれた、たった一発の弾丸は、宙を舞っていた一発の弾丸に当たる。
軌道を逸れた弾丸がまた別の弾丸に当たる。
連鎖。
加速、減速、跳弾、弾と弾がぶつかり合い、奇跡のタイミングで連鎖が続く。
勝負は一瞬で終わった。
( ;-ω-)「うーん、うーん、死んだお?ブーン死んだお?」
( ・∀・)「目を開けろ」
( ;^ω^)「はっ……!?これは一体!?」
- 102 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:43:32 ID:NDEZfeuM0
-
一発の弾丸がもたらした連鎖は、空中の全ての弾丸に影響を及ぼした。
軌道が逸れた弾丸は、銃を撃ったギャング側に方向を変え、ギャングたちに向かっていったのだ。
( ゚ω゚)「えええぇぇぇ……」
ギャングたちは、皆その場に倒れていた。
( ・∀・)「もう二人、仲間にすると言っていたな。その仲間捜し、手伝うぜ」
( ;^ω^)「い、いいのかお!?」
- 103 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:44:00 ID:M/qs5uEAO
- >( ゚ω゚)「んもおおおおお最近みんなブーンのこと馬鹿にし過ぎ!!」
そりゃ、ここでは'肉まんじゅう'だもんな
支援
- 104 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:48:26 ID:NDEZfeuM0
-
( ・∀・)「俺はもう一度、俺と、それから仲間の執念に賭けてみる」
( ^ω^)「や、やったお!一人目の仲間、ゲットだお!」
結局ブーンの主人公補正など何一つ無かったが、仲間をゲットすることはできた。
全ての重火器に愛された男、モララー。
弾丸の軌道を見極め、跳弾によって相手にはじき返すことができる、重火器のスペシャリストである。
しかし、この二人を待ち付ける過酷な試練を、二人はまだ知らない。
( ・∀・)「とりあえずもつ鍋に行くか。腹が減った」
( ^ω^)「やったお!ご当地メニューは外せないお!」
- 105 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:51:21 ID:NDEZfeuM0
-
修羅の国! 福岡激闘編完!
新章「闇の組織編」突入
次回 第五話「狂った科学の都」
三人目の仲間を集めるため、ブーンたちは筑波研究学園都市へ向かう。
近代科学の粋を集めて作られた研究都市で、凶悪なマッドサイエンティストが待ち受けていた!
- 106 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:53:03 ID:NDEZfeuM0
- 質問とかあれ随時受け付けてます
ノシ
- 107 :名も無きAAのようです:2012/06/25(月) 23:59:53 ID:M/qs5uEAO
- なんで地名とか固有名称にそんな詳しいの?
それとYUIの件も
- 108 :名も無きAAのようです:2012/06/26(火) 00:02:30 ID:PnEjzcWU0
- >>107
('A`)「グーグルの検索エンジンはとても優秀なんだ」
- 109 :名も無きAAのようです:2012/06/26(火) 00:17:21 ID:UzgPpk6U0
- 期待
- 110 :名も無きAAのようです:2012/06/26(火) 00:36:19 ID:GXBluVME0
- 悪の組織楽しみだわ
- 111 :名も無きAAのようです:2012/06/26(火) 02:26:00 ID:5nWO5pAA0
- ブーンのキャラいいなあ
乙
- 112 :名も無きAAのようです:2012/06/26(火) 14:11:57 ID:vS49E8Ms0
- おつおつ
モララーつえぇ
- 113 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 00:10:12 ID:uLW61PI2O
- 北海道は出てくるのかな…
- 114 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 01:39:37 ID:XJdWtwz20
-
筑波研究学園都市の設立には、二つの目的があった。
一つは、極めて高い水準での研究・教育施設を設立すること。
もう一つが、東京に研究機関を集約させないようにすること。
である。
表向きは、そうだ。
裏で行われている、狂気の沙汰とも思える実体を知る者は、少ない。
第五話「狂った科学の都」
- 115 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 01:42:10 ID:XJdWtwz20
-
成田国際空港を出たブーンたちは、つくばエクスプレスへと乗り継いだ。
( ^ω^)「人類の科学、その頂点とも呼ばれる研究施設に行けるなんてわくわくするお!」
( ・∀・)「そんな甘くないぜ」
( ^ω^)「何でだお?福岡を出るときからずっとそんな調子だお。
修羅の国の住人のくせしてびびりすぎだお」
( ・∀・)「ああ。正直言って、ちょっとびびってる」
( ;^ω^)「ちょ、やめてそういうこと言うの!またサブマシンガンぶっ放されるのは嫌だお!」
( ・∀・)「その程度なら、俺だってびびりゃしねえけどよ」
- 116 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 01:46:06 ID:WlqekFNY0
- こんな時間に
- 117 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 01:47:34 ID:XJdWtwz20
-
東京から茨城県つくば市まで、特急で行けば一時間もかからない。
二人は程なくして、筑波研究学園都市の近くまで来ることが出来た。
( ^ω^)「結構田舎だお」
( ・∀・)「周りは田園地帯だからな」
( ^ω^)「何処から施設に入れるんだお?」
( ・∀・)「北に玄武門、東には青龍門、それから西に白虎門、南に朱雀門。
その他二つのゲート、計六つの入口がある。ここはエキスポ大通りだから白虎門が近いな」
( ^ω^)「ガイドがいると助かるお」
( ・∀・)「るるぶは旅人の聖書だぜ」
- 118 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 01:49:02 ID:XJdWtwz20
- アクシデント 続きはまた明日
- 119 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 01:50:57 ID:WlqekFNY0
- ( ゚д゚ )
- 120 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 09:58:33 ID:qnjzPNlwO
- 何で西成は入ってないの?
- 121 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 10:22:41 ID:If2qbAyA0
- 学園都市在住の学生な俺は複雑な気分だぜww
- 122 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 16:47:27 ID:We3/n7Dk0
- 都道府県ネタだと都道府県の力を借りて戦うようですってあったよな
あれどうなったの?逃亡?
- 123 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:04:02 ID:d7RieMvk0
-
白虎門をくぐると、驚く光景が広がっていた。
( ゚ω゚)「うおおおおお!凄いお!」
空をバイクに似た機械が飛んでいる。
一人用の乗り物で、スピードは車と変わらない。
地面には歩かなくても目的地まで運んでくれる動く歩道、
カプセル型の施設、空中に映るホログラム式広告、喋る動物、動く植物、理解不能の近未来感だ。
( ・∀・)「この施設の何処かに、群馬から生還した者がいるんだったな」
( ;^ω^)「そ、そうだお!心当たりはあるかお?」
- 124 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:05:38 ID:.xJxmlKo0
- 実にドラえもん的だ
- 125 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:06:17 ID:d7RieMvk0
-
( ・∀・)「確信は無いが、心当たりはあると言えばある」
( ^ω^)「本当かお!」
( ・∀・)「ただ、そいつの場所まで辿り着けるかどうか。それが心配だな」
( ^ω^)「色んな研究施設があって迷いそうだけど、るるぶがあれば迷わないお」
( ・∀・)「そいつはおそらく、そこにいる」
モララーは地面を指さす。
( ・∀・)「裏社会にいる者なら、誰でも聞いたことがある。
筑波研究学園都市には、地下秘密基地があると。おそらく奴は、そこにいる」
( ;^ω^)「地下秘密基地!?どうしてそんなものを…」
- 126 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:09:19 ID:d7RieMvk0
-
( ・∀・)「詳しくは知らんが、見当はつくさ。表には出せない研究をするためだろう。
そして、それらの機関を統括しているのは、おそらく奴だ」
( ;^ω^)「勿体ぶるなお」
( ・∀・)「"エネミーオブワールド"、ショボン博士だ」
二人は立ち止まった。
突然目の前に、顔を隠した銀白色の者たちが現れたからだ。
( ・∀・)「さっそく、出やがったか」
( ;^ω^)「だ、誰?」
- 127 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:11:27 ID:d7RieMvk0
-
|::━◎┥ /▽▽ [ Д`] /◎ ) =| ) (十)
|::━◎┥「モララー、だな?」
喋る度に、センサが動く音が聞こえる。
|::━◎┥「修羅の国から、何の用だ?」
( ・∀・)(やはり見られていたか)
駅に降りたときから、誰かの視線を感じていた。
おびただしい数のCCDカメラが、ブーンたちの動きを監視していたのである。
- 128 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:14:21 ID:d7RieMvk0
-
[ Д`]「お前ほどの男が、用もなくこの施設に来る訳が無いだろう」
/◎ ) =| )「用件があるなら、まず我々に教えろ」
/▽▽「一般人が立ち入りを許されている場所だと思って、のこのこ入ってきやがって」
(十)「返答次第では、ただでは済まさない」
( ;^ω^)「あの、人捜しに来たんですお」
今までモララーにだけ向いていた視線が一斉にブーンに飛んだ。
|::━◎┥「誰のことだ?」
( ^ω^)「ここに群馬から生還した人がいるって聞いたお。その人に会いたいんだお」
- 129 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:17:03 ID:d7RieMvk0
-
|::━◎┥「知らないな」
( ・∀・)「だったら、ショボン博士に会わせてくれよ」
銀白色の者たちは、アイセンサを光らせた。
( ・∀・)「どうせあいつだろ?群馬に行きたがるような…そして、生還するような奴なんて、
ここにはあいつしかいない。会わせてくれよ。用があるんだ」
[ Д`]「無理だ」
( ・∀・)「お前たちじゃ話にならんね。行こうぜ隊長」
( ;^ω^)「ちょ、こんな空気でブーンのこと持ち上げないで!」
|::━◎┥「我々を甘く見ているようだな」
- 130 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:20:26 ID:d7RieMvk0
-
男が手に忍ばせたスイッチを押すと、ブーンたちがいた床に円状の穴が拡がった。
( ;^ω^)「うお!?」
( ;・∀・)「くっ!」
いち早く反応し、穴の淵に手を伸ばしたモララーだったが、
手を踏みつけられ、ブーンと一緒に穴に落ちていく。
|::━◎┥「命知らずが」
/◎ ) =| )「しかし奴ら、いずれまたここにやってくるぞ」
|::━◎┥「その時はその時だ。戦闘に備えて、博士に指示を頂こう」
[ Д`]「行動可能範囲がDでなければ、俺が殺していたところだぜ」
- 131 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:21:43 ID:d7RieMvk0
-
( ゚ω゚)「うおおおおおおおおおおおおお!!」
( ;・∀・)「くそっ!!」
何処までも落ちていくような深い穴だった。
時折横向きに転がり、装置によって上にはじき飛ばされ、奥へ奥へと運ばれていく。
パチンコ玉になった気分だ。
( ;^ω^)「うわっ!」
( ;・∀・)「外だ!」
- 132 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:24:37 ID:d7RieMvk0
-
ブーンたちが飛び出していったのは、
筑波研究学園都市からやや離れた場所にある、田園地帯の用水路の中だった。
( ;^ω^)「ふぃー!酷い目にあったお!」
( ・∀・)「これで確定した。俺たちの探し人はショボン博士だな」
( ;^ω^)「一体どういう奴なんだお!?てかさっきのあいつらって誰!?」
( ・∀・)「ショボン博士は、国連で禁じられている人体実験を率先して行っているマッドサイエンティスト。
研究の目標は人体改造による強化人間の作成だ。
おそらく、さっきの奴らは改造された兵隊たちだろう」
( ゚ω゚)「も、モノホンのマッドサイエンティストじゃないっすかー!」
- 133 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:26:38 ID:d7RieMvk0
-
( ・∀・)「どうする?諦めっか?」
( ;^ω^)「諦めたいけど、仲間に出来れば心強いお」
( ^ω^)「それに、これくらいで挫けていたら、群馬に行ったら瞬殺だお!」
( ・∀・)「そうだな。同感だ。じゃあ作戦会議と行こうぜ」
( ^ω^)「何の?」
( ・∀・)「筑波研究学園都市、潜入作戦だ」
- 134 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:29:52 ID:d7RieMvk0
-
ブーンたちが覚悟改め、作戦会議を行う為に近場の東横INNへ向かっている頃。
ニトログリセリンの同時化学反応がごとく、群馬を目指す者たちが全国で動き始めていた。
―――とある砂の国
「さて、準備は整ったか?」
「ああ。バナナはおやつに入らないよな」
「遠足気分とは、流石だな」
- 135 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:36:05 ID:d7RieMvk0
-
―――とあるデンプンの都
「やはり、最高のうどんを作るには、群馬にしかないと言われている小麦が必要だ。
俺の能力があれば、群馬の攻略などたやすい。クククク」
―――とある大都会
「NBKから、直々にご指名とはな。さて、鬼ヶ島へ行ってきますか…」
様々な運命が、群馬へ向かって動き出す!
- 136 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 18:38:38 ID:d7RieMvk0
-
次回 第六話「スニーキング in つくば」
世界最高レベルのセキュリティシステムを突破し、
地下の研究施設へ潜入を試みるブーンたち。
彼らの行く手を阻むのは、超高度防衛システムと改造された兵隊たちだった。
果たして、ブーンスネークとモララースネークの運命やいかに!
- 137 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 19:57:19 ID:OLKzJnmg0
- 筑波ぱねぇ
- 138 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 20:23:47 ID:SqIt7QVw0
- 砂の国w期待ww
- 139 :名も無きAAのようです:2012/06/27(水) 21:05:55 ID:WlqekFNY0
- 乙
砂の国に若者いるの?
- 140 :名も無きAAのようです:2012/06/28(木) 06:17:24 ID:UZvvAUj6C
- これ面白いな!
なまはげの国より乙
- 141 :名も無きAAのようです:2012/06/28(木) 21:40:23 ID:nvj8eusUO
- nishinari
- 142 :名も無きAAのようです:2012/06/28(木) 23:11:46 ID:I2CReq1w0
- ttp://himasoku.com/archives/51725228.html
- 143 :名も無きAAのようです:2012/06/28(木) 23:21:39 ID:F3JyXBAo0
- 流石修羅の国
- 144 :名も無きAAのようです:2012/06/29(金) 07:22:32 ID:VI5GUP920
- >>122
今年一回更新した希ガス
- 145 :名も無きAAのようです:2012/06/29(金) 16:22:02 ID:dNtV3Qu2O
- 北九州市でロケット砲が見つかったらしいな
- 146 :名も無きAAのようです:2012/06/29(金) 16:56:40 ID:TsyfnXCA0
- >>145
>142
- 147 :名も無きAAのようです:2012/07/01(日) 12:41:10 ID:yGnFQ7us0
- つくばの地下には……っていう都市伝説は地元に実際ある
同市にある大学の敷地内では、小さな換気設備らしきものが無数に地面から出てるし
しかも明らかに不自然な……おっと誰か来たな
- 148 :名も無きAAのようです:2012/07/06(金) 11:45:26 ID:Myqq/XqA0
- 筑波には新興宗教「けいオスユニおん!」の教祖も住んでるメッカだしな。
それに日本の有事の際には筑波地下都市から牛久大仏の操縦を、なんだよ今日は外がうるさいな
- 149 :名も無きAAのようです:2012/07/07(土) 08:54:29 ID:WFJVDVCs0
- 修羅の国から全裸待機してる
防弾チョッキも脱いでるから命がヤバイかもしらん
- 150 :名も無きAAのようです:2012/07/07(土) 10:21:50 ID:S35qQuYsO
- 新ネーミング決定
滋賀県→隠蔽の湖
- 151 :名も無きAAのようです:2012/07/08(日) 17:56:27 ID:OGBJr85U0
- 日本のTSUKUBA地区にある学園都市では『外界』の常識を遥かに超えた科学技術の研究をしているというウワサだが……
ん? 誰か来たようだ
- 152 :名も無きAAのようです:2012/07/09(月) 22:39:56 ID:caEZot3.0
- そういえばグンマは地球外にあるという説も…
- 153 :名も無きAAのようです:2012/07/09(月) 23:29:55 ID:lEhO9gjY0
- お前ら消されるぞ……
- 154 :名も無きAAのようです:2012/07/10(火) 07:11:39 ID:muwCHahsO
- グンマって惑星から来た奴らが住み着いたから群馬になったってばっちゃが言ってた
- 155 :名も無きAAのようです:2012/07/13(金) 23:55:07 ID:USGEeXYM0
- 続きマダー?
- 156 :名も無きAAのようです:2012/07/27(金) 10:27:20 ID:BWxXX4bY0
- まってゆ
- 157 :名も無きAAのようです:2012/08/01(水) 12:27:28 ID:T/3oYoiw0
- マットにくるまって待ってるぜ
- 158 :名も無きAAのようです:2012/08/10(金) 02:38:27 ID:q.8es6Pc0
- 作者はグンマーに消えたか……
- 159 :名も無きAAのようです:2012/09/06(木) 19:13:47 ID:uzpfVLn.0
- また一人の若者がグンマーに消えたか
- 160 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:05:44 ID:urfx.I2Y0
-
筑波研究学園都市では、真夜中になっても光が絶えることはない。
無数に設置されたカメラと照明が、忙しなく辺りを照らし回っている。
空には機関銃を装備した探索機がオートモードで飛び回っている。
これらに映らないようにして潜入するのは至難の業である。
( ・∀・)「そんじゃ、行きますか」
( ;^ω^)「本当にこれで大丈夫なのかお!?」
( ・∀・)「木の隠すのは森の中ってな」
モララーたちは今、チェックのシャツインスタイルで、堂々と正門の前にいた。
第六話「スニーキング in つくば」
- 161 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:07:39 ID:nQOlmnqQ0
- おっ…?
- 162 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:09:35 ID:urfx.I2Y0
-
筑波研究学園都市の学生や教授たちは、二十四時間出入りを許されている。
彼らに成りすまして潜入するというのがモララーの作戦であった。
( ;^ω^)「これで気がつかれないって、もしかしてここにいる人らってばk
( ・∀・)「無駄口は叩かないようにしようぜ。
学生や研究員(や理系大学の読者)に聞かれたらまずい」
二人は慎重に学園都市の奥へと進んでいった。
しばらく進むと、カフェテリアのある通りに出た。
モララーは草むらの影にあったマンホールの蓋を持ち上げると、
先にブーンへ入るように命じた。
( ^ω^)「何かお前の方が隊長っぽいな…」
( ・∀・)「あまり気にするな」
- 163 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:11:33 ID:m92MGkZc0
- 俺の地元が来ることを祈って支援
- 164 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:14:09 ID:urfx.I2Y0
-
最新の科学の粋を集めて作られた研究都市で、このマンホールは妙に古めかしい感じがした。
モララーが怪しいと感じたのはその部分だ。
( ゚ω゚)「なっ!」
( ・∀・)「ビンゴだ」
マンホールのハシゴを下りていった先に、特殊な合金で作られた通路が見えてきた。
ここは下水道とは別の、隠された施設への入口であった。
( ;^ω^)「一体、この先に何があるんだお」
( ・∀・)「さあな。筑波研究学園都市の地下施設は国家レベルのトップシークレット。
何があろうとも別に驚かないね」
( ^ω^)(この先にショボン博士が…)
- 165 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:18:11 ID:urfx.I2Y0
-
しばらく進むと、やがて広まった場所へ出た。
壁を埋め尽くすように設置された機器が、薄暗い部屋の中で青白く光っている。
<ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー>
( ;^ω^)「え!?」
( ・∀・)「警告音…なのか?」
<ウェールカム。"全ての重火器に愛された男"よ>
低い男の声が、拡声器のノイズと混じって聞こえてきた。
( ;^ω^)「この声は…」
( ・∀・)「"エネミーオブワールド"か…」
- 166 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:22:09 ID:urfx.I2Y0
-
( ;^ω^)「やっぱりばれてたんだお!」
( ・∀・)「完璧な作戦だと思ったんだが…」
( ;^ω^)「オタクファッションがテンプレート過ぎたんだお!
尖った英字プリントとか、ロールアップした部分がチェックのジーンズとか、
ポーターのサイフとか持ってるべきだったんだお!」
( ・∀・)「妙なリアリティだな…」
<何をしようが無駄だったのさ。君らが飛行機のチケットを予約した段階で
僕は君たちがここに来ることを予想していたんだからね>
( ゚ω゚)「うそーん!JALのセキュリティ甘過ぎ!だから経営破綻するんだお!」
- 167 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:26:14 ID:urfx.I2Y0
-
<さてさて、モララーくんには僕の人体実験に付き合ってもらおうかな>
( ・∀・)「遅かれ早かれ、そういう展開にはなると思ってたさ…」
( ^ω^)「ねえブーンは?ブーンはその間休んでていい?」
部屋にはいくつかの扉があった。
内、一つの扉が音もなくスライドし、そこに人型の何かが現れた。
<君にはこいつの相手をしてもらおう>
( ;^ω^)「えぇー!言っておくけどブーンは実験材料にならないほど弱いお!」
<いいや、無残にやられる様を僕が見たいだけだ>
( ゚ω゚)「カバチタレがぁ!」
- 168 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:28:27 ID:urfx.I2Y0
-
もう一つ開いた扉からブーンが逃げていく。
人型の何かは、ブーンの後を追って駆けていった。
<さて、モララーくん。ここに何をしに来たのかは知らないが、
残念だったな。どうあれ、君の目的は達成できそうにない>
( ・∀・)「いいや、するさ」
<無理だね>
( ・∀・)「俺は、群馬に行く。お前を連れてな」
拡声器からの音声が一瞬途絶える。
やがて、押し殺した笑い声が小さく聞こえてきた。
- 169 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:31:30 ID:urfx.I2Y0
-
<群馬に?酔狂だねえ>
( ・∀・)「だろ?」
<死にに行くようなものだ>
( ・∀・)「だがお前も興味があるはずだ。目的は知らないが、行ったことがあるんだろう」
<あるよ。だが、あそこに僕の研究意欲を満たせるものなんて無かったね>
( ・∀・)「嘘だな」
<嘘?>
( ・∀・)「ああ。嘘だ」
再び意地の悪そうな笑い声が響く。
- 170 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:35:46 ID:urfx.I2Y0
-
( ・∀・)「本当は、行きたくて行きたくてたまらない。
だが一度行ったことで、痛感してしまったんだろう。
あの大地を攻略するのは、一人では不可能だと」
<モララーくん>
( ・∀・)「何だ?」
<実現可能性で会話しようじゃないか。今君が置かれているのは、地獄の淵なのだ。
ここから生きて抜け出せる保証すらない。そのうえ、僕を連れ出して、群馬に行く?>
( ・∀・)「そうだと言ったら?」
<実証してくれ。君という実験結果をもってね>
( ・∀・)「ああ。もちろんそのつもりだ」
- 171 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:42:29 ID:urfx.I2Y0
-
設置されていた扉が全て開く。
<ホッキョクグマ三頭は五分間弱もった。君は何分もつかな?>
( ・∀・)「勝つぜ。俺はもう……負けない」
|::━◎┥ /▽▽ [ Д`] /◎ ) =| ) (十)
( ・∀・)「あの日、もう二度と負けないと誓ったんだ」
群馬で起こった惨劇、全てを否定されたあの日が、想記される。
あの日全てが終わり、今、ブーンによって始まったのだ。
- 172 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:47:00 ID:urfx.I2Y0
-
◆ ◆ ◆
( ゚ω゚)「いやあああああああああああ!」
謎のロボットに追い回されているブーンは、
研究施設の中をぐるぐると周りながら逃げていた。
( ;^ω^)「ブーンが隊長なんだからきっとあいつはロボットの隊長だお!
きっとそうだお!」
< ただの平ロボットでごんす
( ;^ω^)「何か聞こえた!聞こえたけど無視したい言葉だった!」
< ただの雑魚でやんすでござる
( ;^ω^)「あまた聞こえた!キャラが不安定な感じの台詞聞こえた!」
- 173 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:50:05 ID:urfx.I2Y0
-
( ゚ω゚)「チクショオオオオ!ブーンも男だお!
ここで逃げたら男がすたるってもんだお!」
( ゚ω゚)「かかってこいやあああああ!」
屮 屮
(//‰ ゚)
( ゚ω゚)「せいやあああああ!っさあああああああああ!
(//‰ ゚)
( ゚ω゚)「しゃあああああんなろおおおおおおおおおお!」
(//‰ ゚)
( ^ω^)「ブーンうるさい?」
(//‰ ゚)「うん」
( ^ω^)「ごめん…」
- 174 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:54:24 ID:urfx.I2Y0
-
(//‰ ゚)「お縄につくざんすよ」
人型のロボットは、たどたどしい喋り方でブーンに言いつける。
チビで小さいロボットだった。
ひ弱そうだ。
_,
( ^ω^)「はぁーん?聞こえんなあ!」
↑
敵が弱そうだとわかると途端に気が強くなるブーンの図
(//‰ ゚)「お前を捕まえてお父さんに褒めてもらうんでごんす」
( ^ω^)「お父さん…?ああ、ショボン博士ね。
ロボットにお父さんとか呼ばせるなんて気持ち悪い奴だお…」
- 175 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 20:58:48 ID:urfx.I2Y0
-
今ここに、ぽっちゃりデブとチビロボの熾烈な戦いが始まろうとしていた。
( ゚ω゚)「意味被ってんじゃん!」
果たして彼らの戦いはどうなってしまうのか!
ショボン博士が群馬に行きたがった本当の理由とは!
若干の尺余りのまま次回へと続く。
( ^ω^)「お腹も空いたしご飯食べに行くお」
- 176 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 21:00:15 ID:urfx.I2Y0
- _______
:/ ̄| : : ./ / # ;,; ヽ
:. | ::| /⌒ ;;# ,;.;::⌒ : ::::\ :
| ::|: / -==、 ' ( ●) ..:::::|
,― \ | ::::::⌒(__人__)⌒ :::::.::::| : 群馬県民から逃げてきたぜ…
| ___) ::|: ! #;;:.. l/ニニ| .::::::/
| ___) ::| ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ ..;;#:::/
| ___) ::| .>;;;;::.. ..;,.;-\
ヽ__)_/ : / \ ハァハァ....
次回 第七話「シークレットウォー」 お楽しみに
投下が遅れてすまなんだ
- 177 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 21:08:30 ID:jnVOvNxU0
- えっらい久々だな
おつおつ
- 178 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 21:17:47 ID:1MvCTUhA0
- もしや群馬に取材に行っていたのか
乙乙
- 179 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 21:54:02 ID:nQOlmnqQ0
- そうだと考えれば早すぎるくらいだ
乙!
- 180 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 22:54:48 ID:CrEeWi1I0
- おつ
次も待ってるぜー
- 181 :名も無きAAのようです:2012/09/10(月) 23:07:35 ID:959qsHLA0
- 乙
- 182 :名も無きAAのようです:2012/09/11(火) 01:11:04 ID:gf6/d.2MO
- VIPの情報はガセじゃなかった
皆、作者に倣ってsage書き込みなんて民度高いな
- 183 :名も無きAAのようです:2012/09/16(日) 14:55:41 ID:aiIvsURM0
- きてたのか乙
- 184 :名も無きAAのようです:2013/04/02(火) 13:22:23 ID:BwChq4Dg0
- もう一年経っちまうぜ。
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