■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■
('A`)は話すようです- 1 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 10:30:33 ID:kUeWdingO
- 立て方はあってるかしら。
- 2 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 10:32:44 ID:kUeWdingO
- 立った!
もしもしからのながらですが、良かったらお付き合い下さい。
- 3 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 10:38:38 ID:kUeWdingO
- ('A`) ひきーくん ひきーくん
(―_―) なぁに ドックン
('A`) もし暇だったら 一緒に本読もうよ
(―_―) うん 良いよ
(―_―) あと ぼくの名前はヒッキーだよ
僕はヒッキーくんの名前を上手く言えません。
- 4 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 10:40:29 ID:kUeWdingO
- ('A`)は話すようです ひとりめ
■ヒッキーくん
- 5 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 10:53:50 ID:kUeWdingO
- ('A`) 今日は 何を読もうか
僕達は、いつも図書館にいます。本を一緒に読んだり、本の感想を話し合ったり。
外で読む事もあるし、図書館の窓際の席で読む事もあります。
今日は良い天気。
(―_―) たまには 絵本も良いと思う
ヒッキーくんは、普段は虫の図鑑や難しそうな本を食い入る様に読んでいます。
本人曰く
「調べ物が多すぎて大変」
だとか。
('A`) そっか じゃあ 探して来るね
僕は珍しく何も読んでいなかったヒッキーくんとたまには遊びたいなと思って声をかけ、
かといって遊びが思い付かず結局二人で一緒に本を読む事にしました。
- 6 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 11:02:06 ID:kUeWdingO
- ('A`) ぬぬぬ…
ここの図書館には沢山の本が並んでいます。
絵本や図鑑、雑誌にマンガに専門誌。
場所や種類は分かりやすく整理されているけれど、そこから気になる物を探すとなると大変です。
だって本棚は沢山あるし、おまけに天井に着きそうな程高いから。
('A`) うぐぐ…
僕は『〜を探せ!』シリーズを何冊か取ろうとしているのだけど、ぎゅうぎゅうに詰められた本を取り出すのはやっぱりしんどいです。
- 7 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 11:14:03 ID:kUeWdingO
- (―_―) 大丈夫?
(#'A`) …んぐぐ
(;―_―) …手伝うよ
(#'A`) …へいk バサササササ ボスッ
('A`) ………… (―_―;)
('A`) …
(;A;) ヒキークン ゴメンネ
(;―_―) …本 直しておくね
読みたい本だけ抜いて元に戻すまでの間、僕は恥ずかしさと自分の間抜けさに泣いていました。
- 8 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 11:33:38 ID:kUeWdingO
- 結局それで何となく本を読む気になれなくなって、僕はヒッキーくんに謝りました。
('A`) ひきーくん 迷惑かけてごめんね
(―_―) ううん 気にしないで
ドックンが変なとこで意固地なのは知ってるから、とくすくす笑いながら言って、ヒッキーくんはいつの間にか持っていた何かの専門書を開いて窓際の席で読み始めました。
こうなると彼は返事をしてくれなくなるので、ちょっとしょんぼりしながらもう一度ごめんね、と謝ってその場を離れる事にします。
さて、このあとどうしようと思いながらヒッキーくんに背を向けた時、不意に
(―_―) あ、そうそう ドックン
と声をかけられて、何だろうと振り返ると
(―_―) ぼくの名前、ヒッキーだからね。名前は大事なんだから、ちゃんと覚えてよ
ちょっと拗ねた様な風に言ってから、また本に目を落としていました。
■今日のヒッキーくんの事 終わり
- 9 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 12:32:13 ID:1pxE09kIO
- ヒッキー太ってるw
- 10 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 15:04:40 ID:kUeWdingO
- >>9
ご指摘有り難うございます。ついさっきテンプレと比較してorzになってました。
いくつかすぐに使うであろうキャラだけコピって来たので多分大丈夫のはず。
脳内プロットしか無いので亀の歩みで進めて行きます。
こんなんでも一応設定はあるんだよ。
- 11 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 15:22:42 ID:kUeWdingO
- ('A`) はぁ…
とぼとぼと図書館をうろつきながら、僕はどうやって暇を潰そうか考えます。
('A`) やっぱりさっき絵本持って来れば良かったかなぁ…
そうすれば、適当な所に座って暇潰し出来たのに。
そんな事をぶつぶつ言ったり考えたりしていたので、
三三三三( ^ω^) ('A`),,,
何かの物音にも気付かず、
三三三三(;^ω^)そ ('A`),,,
(;^ω^) 危ないお!退くお!
('A`) ぅん? 僕?
<ガターン ギャー! ダイジョウブカオ!?
真正面からタックルを食らう訳で。
- 12 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 15:25:50 ID:kUeWdingO
- ('A`)は話すようです
■ふたりめ ブーンくん
- 13 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 15:38:48 ID:kUeWdingO
- (;A;) …イダイ
(;^ω^) ごめんお!あああ鼻血出てる!泣いてる!ごめんなさいだおぉ!
僕の顔がちょうどブーンくんの右腕辺りにあったらしくて、ラリアットを食らった様にして僕は軽く数メートル後ろに吹っ飛びました。
鼻血は出るし後頭部は打つし、凄く痛い。
( ^ω^) ちょっと待っててお!すぐ楽にしてやるお!
(;A;) その言い方じゃ 僕死んじゃう!
(;^ω^) あああ違う違う違うお!すぐに警察に!
(;A;) 確かに誰かがこの現場見たらちょっとした事件現場だけど!
ブーンくんは慌てると何故か自分の事を犯人に仕立てあげようとします。
- 14 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 15:47:41 ID:kUeWdingO
- (;^ω^) じゃあどうしろってんだお!?分かった、打ち首獄門だおね!?任せろお!
(;A;) それは何!?ちょっと落ち着いて話し合おう!
慌てに慌てたブーンくんはどこからか取り出したギロチンで自分の首をスッパ抜こうとし始めたので、僕が全力で止めました。
慌てた時のブーンくんは色んな意味で怖い。
- 15 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 15:58:55 ID:kUeWdingO
- …数分後。
(;'A`) ゼェーッ ゼェーッ ハァーッ ハァーッ (^ω^;)
最終的に何故か白い着物と日本刀と言うセップクスタイルになったブーンくんをようやく落ち着かせる事に成功しました。
どうしてこうなった。
取り敢えず僕は先に謝ります。
('A`) …あの ぼんやりしててごめんね
( ^ω^) それを言ったらブーンは図書館なのに走ってたんだお!こっちこそごめんお!
そう言えば雨の日でも無いのに何で図書館で走り回ってたんだろう。
- 16 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 16:14:26 ID:kUeWdingO
- ('A`) 何で外で遊ばないの?
( ^ω^) 遊んで来たお!そんで今ここに来たんだお!
('A`) …?
ξ( ^ω^) いやー良い汗かいたお!図書館、確か飲食オーケーなとこあったおね?ちょっくらそこでコーラ飲んで来るお!
('A`) …あの
ξ#゚( ^ω^) お? ドクオもコーラ飲みたいのかお? なら一緒に行くお!
('A`;) いや…その
ξ#゚⊿゚( ^ω^) 何だお?行かないのかお?したらブーン思いっきりコーラがぶ飲みしちゃうお?良いのかお?
('A`;;) う 後ろ…
ξ#゚⊿゚)ξ( ^ω^) 後ろ?
ξ#゚⊿゚)ξ(^ω^ )
ξ#゚⊿゚)ξ(^ω^ )
ニコッξ#゚ー゚)ξ(゚ω゚;)
- 17 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 16:35:53 ID:kUeWdingO
- ξ#゚⊿゚)ξ ぅおんどりゃあぁああぁあぁぁ!図書館では走るなって何度言わせれば気が済むのよおおおぉぉぉ!!!!!
(゚ω゚;) ギャー!ヤメテ!ブーンのマイサンが! マイマグナムが!
ξ#゚⊿゚)ξ あんたのイチモツなんざポークビッツにも劣るわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
いつからブーンくんの背後にいたのか、そこにはブーンくんの股間を握り潰さんとするツンさんがいました。
彼女は図書館の偉い人(館長さんだっけ?)で、ブーンくんとは本人曰く腐れ縁らしい。
('A`) …大変ですね
ξ゚⊿゚)ξ あっ、ドクオ君。 ごめんね、この旋風バカが ギリギリギリ
( ;ω;) ノー! ギブ!ギブアップ!このままじゃブーン潰れちゃう!
('A`;) あのう 出来ればもう許してあげて下さい。僕も見てて痛いので
ξ゚⊿゚)ξ …チッ。 いーい?次やったら誰が見てる前でもあんたを強制的に性転換させるからね!
( ;ω;) おーん!助かったおー!ありがとだおーん!
そろそろ見ていて痛々しくなって来たので助け船を出すと、ツンさんは渋々と股間から手を離しました。
それと同時にブーンくんから感謝されて、僕は凄く複雑な気持ちになりました。
■ふたりめ ブーンくん(とツンさん)終わり。
- 18 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 16:40:58 ID:kUeWdingO
- よし、取り敢えずここまで。見て下さった方々、いらっしゃいましたら有り難うございました。
次回は未定。
お疲れ様です。
- 19 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 17:46:17 ID:WQWiLTOw0
- ヒッキーデカくない?
- 20 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 19:09:36 ID:kUeWdingO
- >>19
すみません、次からはきちんとテンプレからコピペします…orz
ご指摘有り難うございます。
- 21 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 19:30:24 ID:yOQmbUPY0
- ドクオとひっきー小学生くらいかと思ってたらツンが館長でえ?あれ?ってなった
続きまってるで
- 22 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 12:37:03 ID:cD388kkYO
-
('A`) ふああ…
ブーンくんとツンさんの痴話喧嘩(確かヒッキーくんがそんな風に言っていた)から離れてふと外を見ると、そろそろ夕方になろうとしていました。
('A`) もうこんな時間かぁ
結局あんまり遊べなかったな、と思いつつ、僕は自分の部屋に帰ろうと歩き始めました。
図書館のすぐ隣は僕達のお家。
('A`) あの二人は まだパソコンで何かしてるかな
お家からほとんど出て来ない二人を思い出して、今度はその二人に構って貰う事にします。
- 23 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 12:38:54 ID:cD388kkYO
- ('A`)は話すようです
■さんにんめ 兄者さんと弟者さん
- 24 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 12:57:46 ID:cD388kkYO
- ( ´_ゝ`) カタカタカタカタカタ
(´<_` ) 兄者がこんなに頑張っても見付からないとは予想外だったな
( ´_ゝ`) うーん やっぱり俺らよりツンちゃんの方がいいからな こういう場合
('A`) ただいま 兄者さん 弟者さん
パソコンを使って何かを探している二人に、僕は挨拶をします。
二人はヒッキーくんと違って、調べものをしていても返事をしてくれます。
( ´_ゝ`) おう、おかえり (´<_` )
('A`) 今日は 何の調べもの?
( ´_ゝ`) あー、ちょっとな
(´<_` ) 言っておくがエロゲ探しじゃないぞ
('A`) えっ 嘘だあ
(;´_ゝ`) 年がら年中エロゲ探して遊んでる訳じゃないぞ!あれは息抜きだ、息抜き!
(´<_` ) まあ 説得力が無い事は認める
(;´_ゝ`) うぐぐ…!
二人は普段は18禁ゲームばっかりしていて、何度かツンさんに「自重しろ!」と鉄拳制裁をされています。
ツンさんの方が年下なんだけど、二人の方が子供っぽいかも知れない。
- 25 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 14:31:46 ID:cD388kkYO
- ('A`) じゃあ 何してたの?
( ´_ゝ`) なあに ちょっとヒッキーの手伝いをね
(´<_` ) あいつ一人で調べるには 限界があるからな
('A`) そんなに大変な調べものしてるんだ ひきーくん
しばらく前からずっと調べものをしていたのに、それでも足りないとなるととても大変な事を調べているんだろうな。
そんな事を思いつつ二人がいじっているパソコンを覗き込もうとすると、
( ´_ゝ`) おおっと、残念
と兄者さんがタブを閉じてしまいました。
('A`) ずるいよ 何調べてたのか教えてよ
(´<_` ) 悪いけど、こればっかりは秘密なんだなこれが
弟者さんは意地悪な声色でそう言って、僕の頭をくしゃくしゃと撫でました。
- 26 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 14:53:00 ID:cD388kkYO
- ('A`) むう…
( ´_ゝ`) ま どうにもならなくなったら頼むよ 多分な
(´<_` ) 実際 手詰まり感があるから 近々パシりに使わせて貰うよ
(;'A`) 何か酷い事言われた気がする!
とにかく、その内僕も調べものに参加出来るみたいなので今は諦めます。
でも、三人して何を調べてるんだろう?
( ´_ゝ`) そういや 俺らの部屋に何か用か?
('A`) あー…
そう言えば、ここには遊びに来たんだった。
それをせがんでみると、
( ´_ゝ`) ごめんな、まだ進展状況をヒッキーに言って無いんだ
(´<_` ) それに もしかしたらあいつから追加の調べものを頼まれるかも知れないからなあ
と断られてしまいました。
('A`) …そっか 忙しいのに無理言ってごめんなさい
( ´_ゝ`) 気にするな、手が空いたら思い切り構ってやるよ
(´<_` ) そうそう、どうせ近い内先生にあって俺達のストレス発散に使われるんだから
('A`)
(゚A゚) !
忘れてた、今度先生に会わなきゃいけないんだった。
先生はいい人だと思うんだけどどうも兄者さんと弟者さんとは合わないみたいで、
先生に会った後は僕は大抵二人に弄られます。
- 27 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 15:17:00 ID:cD388kkYO
- ( ´,_ゝ`) 楽しみにしてろよ (´<_,` )
意地悪くそう言うと、二人はまたパソコンに向かい、調べものを再開した様です。
先生に会う日を思ってため息をつきつつ、僕は自分の部屋で寝る事にしました。
先生に会ってお話するのは楽しみだけど、その後二人に「中出し義母レイプ鑑賞会」と称した拷問をされるのは憂鬱です。
■さんにんめ 兄者さんと弟者さん 終わり
- 28 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 15:56:01 ID:e.p8gOQMO
- 乙乙
なんか癖になる
- 29 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 16:12:19 ID:cD388kkYO
- >>28
有り難うございます、処女作なので色々不安でしたがそう言って頂けると嬉しいです。
ぼんやり伏線を張りつつ次行きます。
- 30 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 16:21:43 ID:cD388kkYO
- 数日後。
('A`) 「えーと、次の交差点を左…」
僕は物覚えが良い方では無いので、もう何回も先生に会いに行っているのに道のりを覚えられません。
('A`) 「あ、見えて来た」
お家から出て三つ目の信号の交差点を左に曲がって、緩やかな坂道を下ると先生の所。
『高岡診療所』
- 31 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 16:22:36 ID:cD388kkYO
- ('A`)は話すようです
□よにんめ ハイン先生
- 32 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 16:34:37 ID:cD388kkYO
- ぎい、と立て付けの悪い扉を開いて、いつもの様に診療室に直行します。
入り口真正面の受付から右に行くとすぐに診療室。
小さくノックしてから入ってご挨拶もいつも通り。
('A`) 「先生、こんにちは」
从 ゚∀从 「おう、今日はいつもよりおせーじゃねーか」
赤い髪に白メッシュ、着崩した白衣にシャツとジーパン。
個人経営の診療所だからって、こんな派手なお医者さんはなかなかいないだろうな。
('A`) 「昨日は痴話喧嘩に巻き込まれたから少し疲れたみたい」
从 ゚∀从 「お?痴話喧嘩っつーとアレか、ツンとブーンか」
('A`) 「うん」
先生の所に遊びに行くと、まずは昨日の話から始まるのもいつもの事。
- 33 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 16:48:10 ID:cD388kkYO
- 从 ゚∀从 「んで?」
('A`) 「え?」
从 ゚∀从 「前に言ったろ、あたしはたまにはあの子の話しろよって」
('A`) 「あー… 前会ったっきり、です」
そう言った途端、ハイン先生は僕のお尻を撫で回します。
(゚A゚) 「キャー!」
从 ゚∀从 「ふははははは、良いではないか良いではないか。宿題を忘れた罰じゃー」 サワサワ サスサス
(゚A゚) 「ごめんなさいごめんなさい、次は忘れませーん!」 ヒイイイ
物凄い笑顔でお尻を揉まれて、僕は変な声を出しながら謝りました。
- 34 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 17:01:07 ID:cD388kkYO
- 从 ゚∀从+スッキリ「ふう、まあこのぐらいで許してやろう」
( A ) チーン
何でか知らないけれど、先生はよくお尻を触ります。
スキンシップにしては、その、あの、
…かなり過激に。
( A ) アア セカイガヒロガリソウナヨカン
从;゚∀从 「おいおい、大丈夫か?やり過ぎたか?何か世界が広がるとか言ってるけど」
( A ) 「何か…今ならイける気がする…」
从;゚∀从 「悪かった!あたしが悪かったから帰って来ーい!」
嗚呼、先生の声が遠い。
- 35 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 17:18:16 ID:cD388kkYO
- 気付くと診療室のベッドに寝かされていて、ああ気を失ってたんだな、と思いながら起き上がると、先生から
从 ゚∀从 「お、起きたか。さっきは悪かったな、ほれ、お詫び」
と声をかけられた後、いつの間にか買って来たらしいプリンを渡されました。
('A`) 「あ、有り難うございます」
从 ゚∀从 「いやいやお詫びの品に感謝ってお前」
(゚、゚トソン 「そうですよ、そもそもそのお詫びの品だって私に買わせたんですから」
と、いつの間にか入り口にいた受付の…都村さん、が合いの手を入れます。
('A`) 「二人とも、お仕事の邪魔してすみません」
そう言えば僕は気を失っていた訳で、休憩中にお邪魔したと言っても時計を見るともう午後の診察の時間。
つまりその間この診療室は使えなかったので、大変な事をしてしまったはずです。
- 36 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 17:36:54 ID:cD388kkYO
- それでも二人は、
从 ゚∀从 「気にすんなって、休診の札下げておいたし」 フダンカラ ヒマダシナ
(゚、゚トソン 「まあその札下げるのも私にやらせたんですけどねこの人は。 まあ、私も気にしていませんよ。安心して下さい」
と言ってけろりとしていました。
从 ゚∀从 「まぁアレだ、またこうならない様に次こそはあの子の話を手土産にだな」
(゚、゚トソン 「先生、時間と患者さんが押してます。とっとと仕事しやがって下さいこの痴女医者が」
从;゚∀从 「おいトソン!今思いっきり聞き捨てならん事を」
(゚、゚トソン 「言ってません。さあ早く仕事しましょうね」
从;゚∀从 「畜生!時間さえあれば説教したのに!」
(;'A`) 「すみません、帰ります…」
(゚、゚トソン 「うちのファッキンドクターがご迷惑おかけしました。またお待ちしてます」
从;゚∀从 「あっ、また…! ま、まあいい、おいドクオ、次こそ忘れんなよ!」
そんな声を聞きながら、僕はいそいそとお家へ帰りました。
□よにんめ ハイン先生(と受付のトソンさん) 終わり
- 37 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 17:39:15 ID:cD388kkYO
- 今日は取り敢えずここまで。
見て下さった方々、有り難うございました。
何か疑問などありましたらお気軽にどうぞ。
- 38 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 18:26:20 ID:e.p8gOQMO
- 乙ー
- 39 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 11:52:14 ID:upFU7Y7YO
- ('A`),,,
帰ったら貰ったプリンをどうしようか考えながら歩きます。
プリンは僕達の大好きなメイジョーのカスタードプリン。
三つしか無いから、皆で食べるのは無理です。
('A`),,,
やっぱりまずはツンさんかな、いつもブーンくんに怒ってばっかりで気苦労も絶えなさそうだし。
僕も本を探すのによくお世話になってるし。
('A`),,,
あとの二つはどうしよう。
僕は、
…誰かから一口貰えればラッキーとしよう。
- 40 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 11:53:35 ID:upFU7Y7YO
- ('A`)は話すようです
□ごにんめ ギコくん
- 41 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 12:10:35 ID:upFU7Y7YO
- (,,゚Д゚) 「お」
('A`) 「ん、あ」
考え事をしながらのんびり帰り道を歩いていると、ハイン先生の幼なじみのギコさんに会いました。
(,,゚Д゚) 「ハインのとこから帰りか」
('A`) 「あ、はい」
ギコさんは普通に話してる時でもちょっと威圧感があって怖いです。
('A`) 「ぎぉさんは これから先生の所?」
(,,゚Д゚) 「おお、あいつ急に携帯に連絡寄越したと思ったらメシ買って来いってよ。
オレだって忙しいのにメシごときで呼び出すなっての」
('A`) 「とか言いつつ行くんでしょ?都村さんに逢いに」
(,,;゚Д゚) 「な、ば、ばばばバカ言うな!オレはただハインに」
('A`) 「どもってるのはともかく内股になって指をくるくるするのは直した方が良いですよ、ぎぉさん」
(,,;゚Д゚) 「ううううるっせい!それとさっきからぎぉさんぎぉさんって、オレの名前はギコだ!ギ・コ!」
僕はギコさんの名前も上手く言えません。
- 42 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 12:26:16 ID:upFU7Y7YO
- (,,゚Д゚) 「たく、どうやったらそんな呼び方になるんだよ。ヒッキーとか言うのはまあ分かるとしても」
('A`) 「僕にも分かりません」
(,,゚Д゚) 「お前、ちゃんと口動かさないからなあ。だから コ が上手く言えないのかもな」
('A`) 「あれ、僕そんなに口動いて無いですか?」
(,,゚Д゚) 「見てる分には」
('A`) 「えぇー、そうだったのか…」
自分でははっきり口を動かしてるつもりだったけど、ヒッキーくんやギコさんにとってはそうじゃ無かったみたいです。
もしかしたら気付いて無かったのは僕だけだったのかも知れない。
自分の事は、案外他人に指摘されて気付く事も多いから。
- 43 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 12:40:33 ID:upFU7Y7YO
- (,,゚Д゚) 「おっと、とっとと行かないとハインがキレちまう。じゃあな」
('A`) 「あ、はい」
ふと腕時計を見たギコさんはそう言うと、コンビニの袋をがさがさと鳴らしながら診療所に走って行きました。
ギコさんの事だから、きっと都村さんの分も買ってあって、なおかつデザートもきちんと二人分用意してあるんだろうな。
('A`) 「都村さんも先生も大変だなあ」
僕は前に二人からギコさんについて秘密の相談をされた事があるので、何となく三人の関係は知っています。
勿論、ギコさん本人には言って無い、そんな内容。
('A`) 「僕もそろそろ帰ろう」
あんまり立ち入ってはいけない気がするので、その辺は考えるのを止めて帰る事にしました。
('A`) 「あ、デザートと言えばプリン誰にあげようとしてたか忘れてた」
そうだ、プリンはツンさんとブーンくんと、あと一人はちょうど良いからあの子にあげよう。
あの子はプリンが大好物だから、きっと喜んでくれる。
- 44 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 12:47:39 ID:upFU7Y7YO
- 久々に会うあの子は、きっとプリンをとても喜んでくれるだろうな。
そう思うと自然と足取りが軽くなって、僕はにやけた顔を押さえられないままお家に帰りました。
□ごにんめ ギコさん 終わり
- 45 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 12:51:59 ID:upFU7Y7YO
- 取り敢えずここまで。
間違えていた箇所…タイトル
ギコくん→ギコさん
脳内変換お願いします…
見て下さって有り難うございました。
もし質問等ありましたらお気軽にどうぞ。
- 46 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 14:35:58 ID:6eT5euHk0
- 乙
- 47 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 19:24:47 ID:3OHemHm6O
- 乙!
続きが気になる
- 48 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 19:45:19 ID:upFU7Y7YO
-
――――その日は確か、凄く暑い日。
――――暑くて暑くて、堪らなかった日。
――――僕はあの子に呼ばれて、一緒にプリンを食べました。
――――それが、あの子と初めて遊んだ日。
――――今でもあの子の遊び相手は僕だけです。
- 49 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 19:46:04 ID:upFU7Y7YO
- ('A`)は話すようです
◆ あの子の事
- 50 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 20:02:15 ID:upFU7Y7YO
- ('A`) ただいまー
ξ゚⊿゚)ξ あら、お帰りなさい
お家に帰ると、珍しくツンさんがいました。
普段はブーンくんにかかりっきりだったり図書館にいるので、ちょっと不思議な感じ。
ξ゚⊿゚)ξ 今日は先生に会ったんだって?
('A`) あ はい
ξ゚⊿゚)ξ 何か兄者と弟者がやかましかったから すぐ分かったわ
(;'A`) ま まあ いつもの事ですから
ξ゚⊿゚)ξ そうね いい加減慣れて欲しいんだけど
ため息をつきながら、ツンさんは髪の毛を弄ります。
…この癖が出た時は大抵、兄者さんも弟者さんもボコボコにされています。
触らぬ神に祟りなし。
敢えてその事には触れないのが暗黙の了解になっています。
- 51 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 20:12:33 ID:upFU7Y7YO
- ('A`) そうだ 先生からメイジョーのカスタードプリン貰ったんで ツンさんどうぞ
そう言うとツンさんはとても嬉しそうな顔をして、
ξ*゚⊿゚)ξ 本当!? 有り難う!
と言ってくれました。
('A`) 三つあるから もう一つはブーンくんにあげたいんですけど…
ξ*゚⊿゚)ξ ああ、あいつなら私がこってり絞ったからしばらく再起不能よ。 まあドクオ君がそう言うなら取っておいてあげましょう
(;'A`) …知らない間に また何かやらかしたんですか ブーンくん
ξ゚⊿゚)ξ えーぇ、あんのバカ忠告も忘れてまた走り回ったのよ
だからちょっとね、と言うツンさんからは、何故だか般若が見えました。
- 52 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 20:23:10 ID:upFU7Y7YO
- ('A`) じゃあ 誰かが間違って食べない様に いつも通り名前書いときます
ξ゚⊿゚)ξ 有り難う、ドクオ君。 残りの一つは自分の分?
('A`) いえ、あの子と半分こするんです
ξ゚ー゚)ξ やっぱりね 貴方はプリンは必ずあの子と半分こだもの
('A`) 何だか 習慣になっちゃって
ξ゚ー゚)ξ 良い事だと思うわ あの子はドクオ君としか会おうとしないから。
あの子は多分、いつもの所にいるはずよ
('A`) そうですか 有り難うございます
小さくおじぎをして、僕は残り一つのプリンを一緒に食べる為にあの子の所へ向かいます。
- 53 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 20:30:29 ID:upFU7Y7YO
- お家を一旦出て、図書館の裏手。
そこは大きな木と砂場だけの寂しいお庭。
あの子はいつでもそこにいます。
('A`) おーい くるちゃーん
<なあにー
('A`) プリン 一緒に食べよう。 先生から貰ったの
<ほんと?ちょっと待ってぇ、すぐ行くのぉ
('A`) プリンは逃げないし、半分こだからゆっくりでいいよー
<わーい、ドックンと半分こだぁ
大きな木の陰から聞こえる声はとても幸せそうです。
良かった、今日は機嫌が良いみたい。
- 54 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 20:53:17 ID:upFU7Y7YO
- 川 ゚ 々゚) やほ ドックン
木の陰からひょっこり顔を覗かせたのは、くるうちゃん。
彼女は普段から、僕以外に会いたくなくてこうやって隠れています。
('A`) プリン 先生から貰ったの ツンさんとブーンくんに一個ずつあげたから 残り一個なんだけど 良い?
川*゚ 々゚) ドックンと食べられるから 別に良いよ
くるうちゃんはそう言いながら僕の隣まで来て、僕から受け取ったプリンのフタをぺりぺりめくります。
- 55 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 21:11:24 ID:upFU7Y7YO
- プリンをつつきながら、くるうちゃんに今日の話をします。
ハイン先生の事、ヒッキーくんと兄者さんと弟者さんが調べものをしている事。
僕はあまり話すのが得意では無いので内容が行ったり来たりして聞きづらいはずだけど、
くるうちゃんはそれでもうんうんと楽しそうに聞いてくれます。
川 ゚ 々゚) ドックン くるうの事「くるちゃん」って呼ぶの直んないねぇ
('A`;) ぁぅ 嫌だよね これでも気をつけてるんだけど
川*゚ 々゚) ううん 良いの あだ名で呼ばれるのは やっぱり嬉しいから
('A`) そう? でも、言い間違えたら迷惑かけちゃうから 気をつけるよ
空っぽになった容器をごみ袋にしまいながら、僕は返事をします。
川 ´ 々`) 気にしなくても 良いんだけどなぁ…
横でしょんぼりされてしまうと、僕もつい癖でごめんね、と謝ってしまいます。
負のスパイラル状態。
- 56 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 21:34:58 ID:upFU7Y7YO
- 川*゚ 々゚) でも 久々だったねぇ ドックンと二人でおやつ
('A`) うん そうだね
川 ゚ 々゚) せんせーに この事お話するの?
('A`) 今日 それで凄いセクハラされちゃった だから話しても良い?
僕としてもセクハラはされて気持ちの良いものでは無いので、彼女に会えた時は必ず本人の許可を取ってから先生にお話します。
川 ゚ 々゚) んー、良いよ くるう ドックンが恥ずかしい思いするのやだし
('A`) 有り難う
くるうちゃんは、僕の事が大好きみたい。
僕が困っている時に相談に行くと、大抵僕の味方をしてくれます。
嬉しいけれど、少し恥ずかしい。
- 57 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 21:51:58 ID:upFU7Y7YO
- ('A`) 今日は 何かして遊ぶ?
川*゚ 々゚) んーん ドックンとプリン食べれたから もう良いや
('A`) そう? じゃあまた遊びたくなったら声かけてね
川 ゚ 々゚) うん ばいばーい
そこまで言うと、くるうちゃんはさっさと木に隠れてしまいました。
まだいっぱい話したい事があったのに、残念。
ちょうど夕焼け空になったので、今日はこれで引き上げます。
('A`) ばいばい また今度ねー
多分聞こえていないのだろうけれど一応さよならの挨拶をして、僕は部屋に戻るのでした。
◆あの子(くるうちゃん)終わり。
- 58 :名も無きAAのようです:2011/12/09(金) 21:53:40 ID:upFU7Y7YO
- 寝惚けて上げちゃった…
今日はここまで。
疑問・質問等ありましたらお気軽に。
ご覧頂いてまことに有り難うございました。
- 59 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 13:58:11 ID:/5QY6h7sO
- ツンに殴られた右頬が痛い。
(#)_ゝ`) … カタカタカタカタカタ
ヒッキーから頼まれて調べはじめてからかれこれ半年経つ。
まあだいたいはパソコンで調べられる事だから良い。
ただ『あの子』の事となるとパソコンでは難しい。
(#)_ゝ`) やっぱり 俺らじゃ無理だよなあ
(´<_(#) ツンに頼むか? ボッコボコにされた後だけど
( ノ_ゝ`) まあ 妥当だよな ゴシゴシ
(´<_` ) 今だとまたぶん殴られるだけだから 少し日を改めようぜ
( ´_ゝ`) そうだな でも早い内が良いな
(´<_` ) もういっそ 今日の内にドクオ経由で聞くか?
- 60 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 14:15:59 ID:/5QY6h7sO
- ほとんど同じタイミングで立ち直った弟者から言われて、そう言えばそんな事も考えたなと思い出す。
( ´_ゝ`)σ それだ それで行こう
d(´<_` ) じゃあ ドクオに言って来るわ
そう言うと弟者はドクオの部屋へ向かって行った。
( ´_ゝ`) …あいつなぁ あいつ 『あの子』知ってんのかな
普段から出歩いている事の多いあいつは、『あの子』を知っている様には見えないのだが。
- 61 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 14:17:53 ID:/5QY6h7sO
- ('A`)は話すようです
# あの子はだあれ
- 62 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 14:37:24 ID:/5QY6h7sO
- ('A`) あっ またブランクカード引いた…
杯のアルカナ欲しかったのに
どうしてアイテムやMPを節約したい時に限って上手く杯のカード引けないんだろう。
そんな風に思いながら、経験値が上がってレベルアップしたキャラクターを眺めていると、
ヽ(´<_` ) よう ドクオ
と弟者さんが声をかけて来ました。
('A`) あ 弟者さん どうしたの?
(´<_` ) 前言ってた頼み事な 意外と早くお願いする事になったわ
('A`) あ 本当?
そう言われるとちょっとわくわくします。
ようやく三人が秘密にしていた事を教えて貰える。
('A`) 僕は 何をすれば良いの
- 63 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 14:53:22 ID:/5QY6h7sO
- ゲームをやりながら弟者さんに尋ねると、
(´<_` ) なに 人を見付けて欲しいだけさ そいつに会わないといけないのに どれだけ調べても探しても見付からなくて困ってるんだ
やれやれだよ、と大袈裟に肩を落としながら返事が来ました。
(;'A`) そんなに長い事見付からないなら 早く他の人達にも頼めば良かったのに
僕は日常パートに移ったゲーム画面から目を離して、弟者さんの方に向き直りながら話を続けます。
(´<_` ) ところがどっこい そうするとちょっとややこしくなるから頼む人間を選ぶ必要があってさ
(;'A`) そうなの?なら僕じゃなくて 物知りなツンさんとか
(´<_` ) それも考えたんだが、さっきボコボコにされた相手に直接頼むのはどうかと思ってまずはお前に と
(;'A`) 何か腑におちない…
(´<_` ) まあまあ 聞くだけでも
ちょうどゲーム画面からは
「♪みっんっなっのっ 欲の友♪」
と流れて来た所でした。
- 64 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 14:54:20 ID:/5QY6h7sO
- 一旦ここまで。
ちょっと風呂行ってから続き書きます。
- 65 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 15:43:50 ID:4d2TPlQA0
- ながら?
- 66 :再開:2011/12/10(土) 15:55:12 ID:/5QY6h7sO
- (´<_` ) さて、さっそくだが本題に入ろう
――――――『素直 クール』を探して欲しい。
('A`) 素直 クール
素直クール。
二回繰り返して、僕は弟者さんに返事をします。
('A`) 知 らない です
川 )
(´<_` ) …そう か ま、言われてすぐに誰か分かる訳でも無いからな
何か手掛かりでも見付けたら教えてくれ
残念そうに言って、弟者さんは部屋から出て行きました。
('A`) ……
一人残された僕は混乱します。
―――――知ってます、と言ったつもりだったのに、と。
# あの子はだあれ 終わり
- 67 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 16:06:55 ID:/5QY6h7sO
- >>65
ながらです。
だから再開と同時に終了してしまいました。
申し訳ありません。
一応大まかな流れは決めていますが、それ以外は今の所書き貯め等もしていません。
今日はこれまで。
デミそこが来たら読むのに忙しくて投下なんか出来ません。
読んで頂き誠に有り難うございました。
- 68 :名も無きAAのようです:2011/12/10(土) 17:14:38 ID:voVU2VIYO
- おつん
- 69 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 11:24:43 ID:hT21zzV2O
- 从 ゚∀从 「…」 カリカリ
(゚、゚トソン 「先生」
从 ゚∀从 「…」 カリカリカリ
(゚、゚トソン 「高岡先生」
从 ゚∀从 「…」 カリカリカリカリ カリ
(゚、゚トソン 「おいこの変態ド腐れ医者」
从#゚∀从 「あぁ!?ンだとゴルァ!」
(゚、゚トソン 「あの人の事について ちょっとお話が」
从 ゚∀从 「おいこらさっきの発言さらっと流すな」
- 70 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 11:26:11 ID:hT21zzV2O
- ('A`)は話すようです
◇ 診療所にて
- 71 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 11:34:44 ID:hT21zzV2O
- (゚、゚トソン 「ドクオさんの件について 聞きたい事がありまして」
从 ゚∀从 「お前ホントに勝手に話進めるな。 で、あいつの何を聞きたいって?」
(゚、゚トソン 「先生とあの人とは どの様なご関係で?」
从 ゚∀从 「あー、あいつはあたしギコと同じ幼馴染みだよ」
(゚、゚;トソン 「え?」
从 ゚∀从 「お前は診療所開いてからの仲だから知らないだろうな」
(゚、゚;トソン 「いえ、そうでは無くて…」
- 72 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 11:51:27 ID:hT21zzV2O
- 从 -∀从 「…あー。 知りたい事は他にもあるだろうが、今はこれだけだ」
(゚、゚;トソン 「…」
从 ゚∀从 「これ以上知りたきゃあいつの許可が必要になるが、『それ』はあたし達の中でもタブー扱いになってる」
(゚、゚トソン 「…そんなに、難しいですか」
从 ゚∀从 「んん、今はまず無理だ。
お前が探偵で、あいつの素性を調べなきゃいけないとかでも無い限り、あたしから言えるのはこれまでだ」
(゚、゚トソン 「…分かりました。納得は出来ませんが、これ以上の詮索は無駄だと」
从 ゚∀从 「悪いな。お前もあいつと仲良くなりたくて聞いたんだろうが」
(-、-トソン 「…」 ハア
- 73 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 12:00:36 ID:hT21zzV2O
- (゚、゚トソン 「なが卯の親子丼」
从 ゚∀从 「は?」
(゚、゚トソン 「だから、なが卯の親子丼ですよ、親子丼。 あ、唐揚げも」
从;゚∀从 「おい、だから何の話を」
(゚、゚トソン 「それで今の話を無かった事にしましょう。勿論、唐揚げは10個ですよ」
从;゚∀从 「お前それ食いたいが為にあたしが話しづらい内容切り出したろ!」
(゚、゚トソン 「まっさかー、そんな訳無いじゃないですかー、私に限って」
从;゚∀从 「うわあ白々しい!ホント何であたしこいつ雇っちゃったのかな!」
◇ 診療所にて 終わり
- 74 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 12:08:50 ID:hT21zzV2O
- 从 ∀从
あいつはまだ話してくれない
それほどまでに深刻?
だったらあたし達に責任がある?
ごめんごめんごめんごめんごめんごめん■■■ごめんごめんごめんごめんごめん
絶対に、たすけるから
从 ∀从 「…」 グシャ ポイ
- 75 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 12:09:36 ID:hT21zzV2O
- 今日はここまで。
ご覧頂き誠に有り難うございました。
- 76 :名も無きAAのようです:2011/12/12(月) 12:17:04 ID:3QTvN7EcO
- ('A`) …
今日は一日お部屋でゲーム。
インスマス顔がおばちゃん口調なのに非常に違和感を感じつつ、仲魔に単独調査をさせている所。
('A`) …ダメダメだね、チミって 何とも言えない気分になるよね
川 ゚ -゚) そうだな バカにされているんだろうが キャラクターのせいで誤魔化されている様だ
('A`) そこまで考察した事は無かった
('A`) (゚- ゚ 川
( 'A`) (゚- ゚ 川
( ゚A゚) ! (゚- ゚ 川 ?
( ゚A゚) な ななな いいいいっつから
川 ゚ -゚) 君がミニゲームの麻雀で四苦八苦している辺りからかな
(;'A`) それ 遊び始めてすぐだ!
- 77 :名も無きAAのようです:2011/12/12(月) 12:18:51 ID:3QTvN7EcO
- ('A`)は話すようです
■ろくにんめ クールさん
- 78 :名も無きAAのようです:2011/12/12(月) 12:22:07 ID:3QTvN7EcO
- 始めた直後に急用が。
夕方くらいに改めてまた書きます。
- 79 :再開:2011/12/12(月) 16:11:23 ID:3QTvN7EcO
- 川 ゚ -゚) やあ この間はくるうと遊んでくれて有り難う
(;'A`) いや そんな…
クールさんは、普段はいつもくるうちゃんの遊び相手になっています。
大きな木の、お家から見て裏側。
そこが彼女達の居場所です。
川 ゚ -゚) くるうはあれから 途切れる事無く君の話をしているよ
(;'A`) よく抜け出せましたね
川 ゚ -゚) ははは 今頃くるうは木と楽しくお喋りしているさ
くるうちゃんは、一度話し出すと見境が無くなるみたいです。
…長い付き合いだけど、今初めて知った。
- 80 :名も無きAAのようです:2011/12/12(月) 17:03:26 ID:3QTvN7EcO
- 川 ゚ -゚) 所で ハインに会ったんだって?
('A`) あ はい 相変わらずでした
川 ゚ -゚) …そうか ならいいんだ それなら…
('A`) そんなに気になるなら 会いに行けば良いのに
川 ゚ -゚) ………、 そう、だな くるうが私離れをしてくれたら 会うとしよう
クールさんはちょっと寂しそうに呟いて、ゲーム画面に目を移しました。
画面には、怯えた表情のキャラクターが
「私は化け物になってしまう」
と主人公に訴えている所でした。
川 ゚ -゚) …可哀想な子
('A`) え?
川 ゚ -゚) …
何か言ったかと聞き返す前に、クールさんは部屋を出て行こうとしていました。
…そう言えば、何で僕はあの時
川 ゚ -゚) 言うな
('A`) へ?
川 ゚ -゚) …誰にも、私の事は。
…いずれ…必ずちゃんと説明するから。
だから、今は聞かれても私の事は誰にも言うな
そう言って、今度こそクールさんは出て行きました。
■ろくにんめ クールさん 終わり
- 81 :名も無きAAのようです:2011/12/12(月) 17:05:13 ID:3QTvN7EcO
- 今日はこれにて。
ご覧頂きまして誠に有り難うございました。
- 82 :名も無きAAのようです:2011/12/13(火) 12:49:06 ID:i/FFkBXoO
-
帰ったら、知らない女の人がいました
('、`*川 「お帰りなさい。 シチューあるよ」
('A`) 「シチュー」
('、`*川 「そ。 クリームシチュー」
('A`) 「…シチューを作ってくれている貴女は誰?」
('、`*川
('A`)
('、`*川 「…ペニサス伊藤」
('A`) 「ペィスいぉうさん」
(゚、゚;川 「誰だそいつは!」
□ななにんめ ペニサス伊藤さん
- 83 :名も無きAAのようです:2011/12/13(火) 13:11:22 ID:i/FFkBXoO
- ('、`*川 「…あたしの事覚えて無い?」
('A`) 「…、すみません、分かりません」
僕は彼女を知りません。
だけど彼女は僕を知っている。
いつか会ったのだろうか?
('、`*川 「まあ、しょうがないよ。あんたにとっては思い出したくも無いだろうし」
('A`) 「そんな酷い事なら、逆に覚えてそうなんですけど」
('、`*川 「…。 その調子だと、あいつの事も忘れてるわね。
…そろそろ、その件について話をしないと、とか思ってたんだけど」
ペニサスさんは独り言か何なのか分からない言い方をしながら、僕にシチューをよそいます。
あいつとかその件とか、本当に
爪 )
何の事、だろう。
('、`*川 「取り敢えず、一つだけ。
…あいつは死んだわ」
( A ) 「…それと、僕にどんな関係が」
('、`*川 「僕…? …あ、えっと。 だから、その。
あいつは死んだけど、それはあなたのせいじゃないの。単なる交通事故。
だから、もうあんな事は―――」
( A ) 「止めろ」
('、`;川 「!?」
- 84 :名も無きAAのようです:2011/12/13(火) 13:24:36 ID:i/FFkBXoO
- ( A ) 「分かった。それだけ分かれば充分だ。
…今度会う時は、ハイン達と一緒に会おう。これで、ちゃんと向き合える」
('、`;川 「え、あ、あの」
( A ) 「今日は、帰ってくれ。心の整理がついたら、こちらから連絡する」
('、`;川 「…あなた、もしかして」
( A ) 「今日は頼むから黙って帰ってくれ。…お願いだから」
('、`;川
('、`*川 フー
('、`*川 「ん…、訳分かんないけど、仕方ない…のかな?
今日の所は退散しますわ」
カチャ パタン
( A )
('A`) ハッ
('A`='A`)
(;'A`) 「あ…あれ、ペニさん」
ふと気付くと、目の前には冷めかけたシチューがぽつんと置いてありました。
□ななにんめ ペニサス伊藤さん 終わり
- 85 :名も無きAAのようです:2011/12/13(火) 13:25:20 ID:i/FFkBXoO
- 今日はここまで。
ご覧頂き誠に有り難うございました。
- 86 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 16:50:33 ID:khQCJeFQO
- 乙
口ななめペニサスに見えた
- 87 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:01:21 ID:Ywd/O9ncO
-
――――――ペニサスが、あいつが死んだと教えてくれた。
いなくなれば少しは良くなる、と言い聞かせて来たが、現実は違った。
やっぱり『彼女』は起きないし、私も彼等に会うのに二の足を踏んでいる。
川 ゚ -゚)
だが、このままではいけない。
目下の悩みだったくるうも、ペニサスの発言を聞いていたらしい。
川 ゚ 々゚) 『くるう、あいつが死んだって聞いたの!
凄くスッキリしたよ!本当はくるうが殺したかったけど、でも嬉しいから良いの!』
…くるうが暴走する前に奴が死んで良かった。
で無ければ、
(´・_ゝ・`) ζ(゚ー゚*ζ
繰り返す所だった。
- 88 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:02:16 ID:Ywd/O9ncO
- ('A`)は話すようです
# むかし ばなし
- 89 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:03:42 ID:pCpIiJ4I0
- そこはかとなくあまえんぼ臭がする……支援
- 90 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:12:17 ID:Ywd/O9ncO
- ζ(゚ー゚*ζ 「ご飯出来たわよー」
(´・_ゝ・`) 「クリームシチューか。美味しそうだな」
母はクリームシチューが得意だった。
父はそれが大好物だった。
('、`*川 「じゃがいも沢山ちょーだーい」
ペニサスは、尊敬する姉だった。
ζ(゚ー゚*ζ 「ふふふ、心配しなくてもじゃがいもたぁくさん入れたからねー」
(;´・_ゝ・`) 「じゃがいもしか見えねえ」
ζ(^ー^*ζ 「だって三人ともじゃがいも入り大好きなんですもの。
スーパーで安売りしてたし、どっさり入れちゃった♪」
姉が結婚するまでは、ごく普通の家だったと思う。
- 91 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:21:47 ID:Ywd/O9ncO
- ζ(゚ー゚*ζ 「結婚?」 (;´・_ゝ・`)
('、`*川 「うん、何か、流れで」
(´・_ゝ・`) 「おい待て流れで結婚とかお前ホントに良いのか後悔するぞ今まさにお父さんゲロっちゃいそうだぞ良いのか男の身元は確かかよし今すぐ呼んで来いそいつ殴る」
('、`*川 「お父さん弱気なのか強気なのかはっきりしねえな」
ζ(゚ー゚*ζ 「まあ娘が結婚するとなればこのくらいにはなるわよ多分」
('、`*川 「そんなもんかな。 …まあ、言われなくてももう呼んでるんだけどね」
そう言って、姉は「近々旦那になる男です」と
爪'ー`) 「…どうも」
彼を、招き入れた。
- 92 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:36:23 ID:Ywd/O9ncO
- (´・_ゝ・`) 「よし君がペニサスを拐かした張本人だなまずは殴る」
爪#)ー`) 「言う前から殴られてめっちゃいてぇんですが」
(´・_ゝ・`) 「あっごめん」
('、`;川 「ギリギリまで黙ってた私も悪かったけどさ。
職場で知り合って意気投合していつの間にかって感じだったから言い出しにくくて」
ζ(゚ー゚*ζ 「あらー、イマドキの流れね。貴方、お名前は?」
爪'ー`) 「あ、フォックス伊藤です」
ζ(゚ー゚*ζ 「あら。ハーフかしら?」
爪'ー`) 「はい、母がアメリカ人で」
ζ(゚ー゚*ζ 「やったじゃないペニ、お義母さまから英語を教えて貰えるなんて羨ましい」
('、`;川 「義実家に住む前提っぽくなってるけど違うからね?」
- 93 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:43:36 ID:Ywd/O9ncO
- 父は発狂寸前、母は嬉しさ半分不安半分といった感じで姉と姉の旦那さんの話を聞いていた。
爪'ー`)
フォックスはその時はあまり会話に参加せず、はぁ、とかえぇ、とか言っていた記憶しか無い。
ちらちらとこちらを見ていた気もするが、物珍しさからだろう。
当時はそう思っていた。
- 94 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 17:44:22 ID:Ywd/O9ncO
- 途中ですが飯行って来ます。
すみません。
- 95 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 18:04:35 ID:j0Ac52kUO
- 気になるところで飯とは……
まったり待つぜ
- 96 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 18:30:47 ID:pCpIiJ4I0
- そういえばXfileの主人公も同じ名前だったな
- 97 :再開:2011/12/14(水) 18:55:40 ID:Ywd/O9ncO
- 今回は本当に顔見せ程度の意味合いだったらしく、馴れ初めと自己紹介くらいで帰って行った。
(´・_ゝ・`) 「大丈夫なのか、身元ははっきりしているのか、お前は本当にトツギーノなのか」
('、`*川 「身元は職場でガッツリ証明出来るし私はピン芸人でも無いからまず落ち着いて」
ζ(゚ー゚*ζ 「その動揺っぷりは流石に引くわよ」
(´・_ゝ・`) 「妻に言われたら落ち着かざるを得ない」
('、`*川 「何この夫婦」
(´・_ゝ・`) 「よく考えてみればもう籍を入れてしまっているのだから焦っても仕方ないのだった」
('、`*川 「何この父親」
そんな風に、この家の中では和やかな雰囲気でその日は締め括られた。
- 98 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 19:29:24 ID:Ywd/O9ncO
- それからは早いもので、既に籍を入れていた二人はそのまま同棲、実家であるところの我が家にはちょくちょく遊びに来た。
ヽ('、`*川 「よ。また来たぜーって、今日はあんただけか」
うん。ほら、今日は結婚記念日でしょ。
('、`;川 「かーっ、ったくいくつになっても新婚気分ね。こっちが恥ずかしくなって来るわ」
そうだね。
爪'ー`) 「羨ましいね、俺達もそうなりたいもんだ」
('、`*川 「」
爪;'ー`) 「気絶…だと…」
- 99 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 19:36:37 ID:FVwFFuywO
- 何があったんだ……
- 100 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 19:41:44 ID:Ywd/O9ncO
- ('、`*川 ハッ
('、`*川 「ああ、ごめんごめん。あんまりにも似合わない言葉吐くからつい」
爪;'ー`) 「お前それひどくね!?」
あはは、二人とも相変わらずだね。
爪'ー`) 「もー、君からも言ってくれよ。俺みたいないい男捕まえといてこりゃ無いって」
('、`*川 「何このナルシスト」
自分で選んどいて酷い言い様だね。
('、`*川 「私が言うのは良いのよ。他人が言ったらぶん殴る」
- 101 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 19:52:17 ID:Ywd/O9ncO
- 今日は、お昼こっちで食べてくの?
('、`*川 「おう、本日はワタクシが腕によりをかけて作るから楽しみにしとけー」
爪'ー`) 「て事はカレーか」
('、`*川 「そうさー激辛カレーさーっと。
…って材料が少し足らんな。ちょっくら買って来るー」
うん、行ってらっしゃい。
フォックスさんは?
爪'ー`) 「一緒にいk「二人で留守番お願いねー」 ('、`*川ノシ
爪'ー`)
爪'ー`) 「俺ホントにあいつの旦那になったのかな」
…姉さんたら、マイペースなんだから。
- 102 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 20:09:12 ID:Ywd/O9ncO
- 思い返せば、フォックスと二人きりになるのはこれが初めてだった。
姉は買い物にえらく時間がかかるタイプなので、往復30分のはずが一時間にも二時間にもなる。
だから、今回も長くなるな、と腹を括ってからテレビをつけて、気まずい雰囲気を誤魔化す事にした。
爪'ー`) 「あーあ、こりゃ昼飯が夕飯に化けるな」
そうですね。
爪'ー`) 「タバコ、吸って良い?」
あ、はい。
爪'ー`)y- カチッ シュボ
爪'ー`)y-~ フー
…あんまり面白いのやってないですね。
爪'ー`)y- 「そう、だね」
ゲーム、やります?
爪'ー`)y- 「良いね、やろうか」
- 103 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 20:16:14 ID:Ywd/O9ncO
- 格ゲーをやる事にして、用意をする。
爪'ー`)y- 「おぉ、上手いじゃん」 クラエー!
このキャラが使いやすいだけですよ。 コレデオワリダァー!
爪'ー`)y- 「あっ、くそ。また負けた」 ソノママ シネ!
フォックスさん対空に突っ込むからぁ。
爪'ー`)y- 「ははは、まあまあ」
話している内に、ふと気付く。
―――――この人、さっきより、近付いてる。
# むかし ばなし 終わり
- 104 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 20:21:45 ID:Ywd/O9ncO
- 今日はここまで。
ご覧頂き誠に有り難うございました。
- 105 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 20:22:26 ID:pCpIiJ4I0
- 嫌な予感しかしねぇ!怖い乙
- 106 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 20:22:55 ID:EPDEbgFw0
- 乙
続きが気になる
- 107 :名も無きAAのようです:2011/12/14(水) 20:23:34 ID:j0Ac52kUO
- 乙!
先の気になる話だな
- 108 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 12:17:18 ID:qSU7mdFwO
- ペニサスさんの作ったシチューを食べた後にお部屋でうとうとしていると、誰かが騒ぎ出したので目が覚めました。
('A`) 何だろ…
(-_-;) あ ドックン! 早くちゃんと起きて!
('A`) …ひきーくん?
(-_-;) ああもう! 弟者さんから聞いてたでしょ!?ぼくがクールさん探してたって!
本人が急に出て来て「皆に話す事がある」って言ってるんだ!
('A`) 話す事
そう言えば、「その時が来たら話す」みたいな事を言っていたなあ。
ぼんやりした頭で考えつつ、僕はヒッキーくんに連れられて図書館へ向かいました。
- 109 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 12:27:01 ID:qSU7mdFwO
- 川 ゚ -゚) …これでくるうとブーン以外は揃ったかな
(;´_ゝ`) おい、何で今まで隠れてた!
お陰で聞きたい事が山盛りだぞ!
川 ゚ -゚) それについては詫びるしか無いな。取り敢えず私の話から聞いて欲しい
(´<_` ) 言うだけ言ってまた隠れるなんて事は無いよな?
川 ゚ -゚) それは無い。 と言うより、もう隠れる必要が無くなったからな
('A`) あ くるさん
川 ゚ -゚) そうそう、ドクオには私の事は黙っていて貰っていた。 これも詫びよう
(; ゚_ゝ゚) んなああああにいいいいい!!??? (゚<_゜;)
- 110 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 12:27:51 ID:qSU7mdFwO
- ('A`)は話すようです
■ クールさんのおはなし
- 111 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 12:41:35 ID:qSU7mdFwO
- (;-_-) ち、ちょっと待って。 ドックン、クールさんの居場所知ってたの!?
('A`) あ、うん。 でも今は黙っててって
ξ゚⊿゚)ξ ちょっと、兄者、弟者、ヒッキー、ドクオ。 クーが喋ろうとしてるんだから黙りなさい
図書館は、クールさんの出現で騒然としていました。
そりゃそうか、ヒッキーくん達が必死に探してた人がひょっこり顔を出したんだから。
川 ゚ -゚) …私が隠れていたのはな、くるうを抑える為が大きい
(;´_ゝ`) ちょっと待った。俺らはその「くるう」とか言うのも知らんぞ
川 ゚ -゚) …ああ、そうか、そうだったな。
アレの事を説明するとなると、フォックスの件に触れなくてはならなくなる
「フォックスの件」。
その言葉が出た途端、場の空気が凍り付きました。
- 112 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 12:56:46 ID:qSU7mdFwO
- ξ;゚⊿゚)ξ ち、ちょっと。まさかあいつが来たの!?
川 ゚ -゚) いや、来たのはペニサスだ。
…奴は、交通事故で死んだらしい
ξ;゚⊿゚)ξ …そう。そうなのね
川 ゚ -゚) とにかくだ。私はそろそろ皆に話す頃だと思って、出て来たんだ
(´<_` ) 話す内容ってのは、俺らが調べてた事と関わりが?
川 ゚ -゚) ある。 恐らく知りたい事ほぼ全てに繋がりがあると思う
('A`) …僕、ペニさんも、そのフォックスって人も知らないです
(;´_ゝ`) なぬ!? (´<_`;)
(;-_-) え ドックン 二人ともの事を知らないの!?
('A`;) う うん…
ペニサスさんは今日会ったばかりだし、フォックスさんに至ってはいきなり死んだ事を伝えられたばっかり。
何となくおいてけぼりにされている気分でヒッキーくんに返事をします。
- 113 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:09:30 ID:qSU7mdFwO
- 川 ゚ -゚) 実の所、くるうとブーンを遊ばせているのもフォックスの件が原因でな。
あの二人に奴絡みの事を聞かせるとそれだけでまずいんだ
( ´_ゝ`) 何故だ?くるうは知らんがブーンなら問題無さそうなもんだが
川 ゚ -゚) …気付いていないのか? ブーンは自傷癖が酷い。
フォックスの件は知っているが、だからこそその話を聞かせてしまうと自殺しかねないんだ
自傷癖?
確かにブーンくんは、何かあるとすぐ小指をつめようとしたりするけれど。
ξ゚⊿゚)ξ …走り回ってよく怪我してるのは見るけど、そんなの初めて知ったわ…
川 ゚ -゚) ああ、あいつは明るく振る舞うから気付きにくいのか。 …とにかく、ブーンに関してはそういう事だ
- 114 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:15:10 ID:qSU7mdFwO
- (-_-) もう一人 くるう って人は?
川 ゚ -゚) …デミタスとデレ
ξ;゚⊿゚)ξ(;´_ゝ`) ! (-_-;)(´<_`;)
('A`) ?
川 ゚ -゚) あの事件を引き起こしたのが、くるうだ
('A`) あの…
川 ゚ -゚) ドクオはその辺を知らないんだったな。
取り敢えずまずはフォックスの事から話そうか
- 115 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:26:04 ID:qSU7mdFwO
-
―――――――――――――――――――
フォックスとペニサスは夫婦だった。
子供を作る事は無かったが、夫婦仲は良好だったらしい。
それぞれの実家にもちょくちょく顔を出していて、両方の両親からもなかなかの好印象を与えていた様だ。
所で、ペニサスには妹がいる。
姉妹の仲はとても良かったし、義兄に当たるフォックスとは当たり障り無く接していた。
――――だが、ある時を境に、全ては破綻した。
- 116 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:37:08 ID:qSU7mdFwO
- あろう事か、フォックスは妹に手を出した。
…勿論と言うべきか、性的な意味で、だ。
始めは、軽く胸元を触ったり額にキスをしたりといった軽いものから。
妹は最初こそ驚いたが、相手がハーフなせいだと思い、黙っていた。
当然、フォックス―――――奴は、妹が何も言わないのをいい事に行動をエスカレートさせて行った。
後から知った話だが、ペニサス夫婦はセックスレスだったらしい。
もしかしたらそれも理由の一端だったのかもな。
- 117 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:42:42 ID:qSU7mdFwO
- 最初に様子がおかしいと感じたのはペニサスだった。
('、`*川 「あんた、大丈夫?最近なんか変よ」
――――大丈夫だよ。何も無いよ。
('、`*川 「…本当に?」
――――本当だよ。
('、`*川 「…なら、良いけど。 何かあったら言いなさいよ」
――――うん。
…言える訳が無いだろう、
「姉さんの旦那さんにエッチな事をされてます」
なんて。
- 118 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:51:37 ID:qSU7mdFwO
- それからも、表面上は何とか取り繕いながら、妹の心は徐々に壊れて行った。
本当に、少しずつ。
―――――――――――――――――――
川 ゚ -゚) …ふう。 こんなに喋るのは久し振りだから、少し疲れたな。
ここまでで、何か質問はあるか?
( A ) … ゥェェッ
川 ゚ -゚) …辛そうだな。 だが、今の内に話せる所まで話すつもりだ。辛抱してくれ
そう言われても。
得体の知れない感覚と感情と吐き気が込み上げて来て、僕は今すぐ逃げ出したくなっていました。
■ クールさんの おはなし とちゅうまで
- 119 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 13:52:31 ID:qSU7mdFwO
- 今日はここまで。
ご覧頂き誠に有り難うございました。
- 120 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 16:57:39 ID:oRw5QjgQO
- 乙!続きが気になる…
- 121 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 19:49:17 ID:q2iLHMEYO
- 乙乙
フォックスめ
- 122 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 11:30:48 ID:Ydc1OJhAO
-
※閲覧注意の予感。
ちょっとでも苦手な人の為にsage進行。
- 123 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 11:40:39 ID:Ydc1OJhAO
- ぴちゃぴちゃ。
ぷちゅ、くちゅ。
爪'ー`) 「君の、お姉さんが、いけないんだよ」
――――あ、あああああああぁ。
爪'ー`) 「別に、仕事辞めろ、とか。
子供が、どうしても欲しい、とか」
くちゃ、くちゃ、くちゃ。
爪'ー`) 「そんなのは、俺も、強制、する気、無いし」
――――ぃ、ぃや、ぁ、あ、ぁあああぅあぁああ。
爪'ー`) 「でも、結婚して、一度も、無いとなると、さ」
ぱちゃ、ぐちゅ、ちゅ、ちゅく。
爪'ー`) 「…俺、風俗とかも、我慢したんだぜ。
…っくう」
――――…、あ、ああああああ…
どくん。
- 124 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 11:42:25 ID:Ydc1OJhAO
-
('A`)は話すようです
■ クールさんの はなし だれか の きおく
- 125 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 11:49:25 ID:Ydc1OJhAO
-
―――――――――――――――――――
…最初に感じたのは、浮遊感だった。
自分がフォックスの性の捌け口になっているのを、他人事の様に感じた。
――――死にたい。
――――お父さん、お母さん、お姉ちゃん。
――――ハイン、ギコ。
――――たすけて。
爪'ー`) 「はあ、あ、は、ぁ」
――――こんなの、嘘だ。
――――ぁ、うあ、あああ。
爪'ー`) 「…は、ははは。
…何やってんだろうな、俺」
――――…………。
- 126 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 12:02:37 ID:Ydc1OJhAO
-
――――――――――――――――――
ζ(゚ー゚*ζ 「どうしたの?顔色悪いわよ」
(´・_ゝ・`) 「何かあったなら、話しなさい」
――――何も、無いよ。
ζ(゚ー゚*ζ 「…」
――――ほんとだってば。二人とも心配し過ぎだよ。
(´・_ゝ・`) 「…そうか。
…言いたくなったら、言いなさい」
――――何も無いって言ってるのに…。
―――――――――――――――――――
川 ゚ -゚) 当然、心も身体もボロボロだ。
それでも、きちんとアルバイトに行き、食事を摂り、いつも通りに寝た
( A ) …
どうしてこんなに淡々と話せるんだろう。
気持ち悪い。逃げたい。
…でも、何故だか体が動かない。
- 127 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 12:14:37 ID:Ydc1OJhAO
- 川 ゚ -゚) 普段の生活の中で、月に数回はフォックスのおもちゃになる。
その繰り返しで、浮遊感や…俗に言う幽体離脱の様な感覚も増えていった
図書館はクールさんの言葉が反響するだけの、空っぽの場所になっています。
( A )
誰も、口を挟もうとしません。
誰も。
川 ゚ -゚) それと共に、ある考えが頭をよぎる様になった。
『これは夢では無いか?』とな
僕は、もう聞きたく無いと叫びたい。
でも、何故か出来ない。
川 ゚ -゚) 更に、何度も求めて来るフォックスに対して抵抗しない自分の事を、
『もしかして本当はこの行為を好きでやっているのでは無いか?』
…そう考える様にもなった
- 128 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 12:19:47 ID:Ydc1OJhAO
- 川 ゚ -゚) 否定、肯定、拒絶、混乱。
――――そして、どうしたと思う?
( A )
知る訳無いだろう。
知りたくない。
言わないで。
ごめんなさい。
謝りますから、だから。
その先は、
川 ゚ -゚) 『もう一人の自分』を、フォックスのおもちゃに捧げたんだよ
―――――――――あああああ。
- 129 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 12:34:21 ID:Ydc1OJhAO
-
―――――――――――――――――――
その日、その時、その瞬間から。
フォックスの相手は『彼女』がする事になった。
爪'ー`) 「っ、はっ、はっ、はぁ」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。
――――………ぅ、ぅっ、ぅ、ぁ。
爪'ー`) 「くっ、う、あ、っはあ」
ぱちゃ、くちゃ、ぷっちゅ、ちゅっ。
――――………っく、んぐ、ぐ、ぅぁ。
爪'ー`) 「は、…っ、イく、っ…!」
――――…………。
―――――――――――――――――――
川 ゚ -゚) 奴の相手をするのを、もう一人…いや、『他の誰か』に押し付ける様になってからは、むしろいままでより明るく振る舞う様になった。
当たり前だよな、『フォックスとの性行為』は『他の誰か』がやった事。
自分は、『そんな事はしていないから知らない』
(;A;)
あれ。
何で僕は泣いているの?
気持ち悪いのに逃げ出せないから?
…何か、違う気がする。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
- 130 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 12:50:10 ID:Ydc1OJhAO
- 川 ゚ -゚) む。 …ドクオが本格的にダメになって来たな。
そろそろ、くるうとブーンも遊び回るのに飽きる頃だろう。
今日はこれでお開きだ
( ´_ゝ`) …それはドクオが復帰次第、第二回クー様独演会が始まると取っていいんだな
川 ゚ -゚) どう取ってくれても構わんよ
ξ゚⊿゚)ξ …あんたが出て来るって段階で腹を括ったつもりだったんだけどね。
やっぱりしんどいわ
( A )
何で?
何で皆、普通に話せるの?
(-_-) ドックン、今すぐに理解しろとは言わない。
ゆっくりとで、良いから、ね
(´<_` ) …ま、思い詰めるなってこった
肩に置かれた弟者さんの手の、ぽん、と言う音が、とてもとても遠く
―――――――嗚呼、こんな事早く忘れて眠ってしまいたい。
■ クールさんの おはなし しってるしらない ※※※の きおく 終わり
- 131 :名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 16:20:35 ID:NHXMHDioO
- おおお、これは……
乙
- 132 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 10:16:11 ID:XubuXuugO
-
あいつの両親が殺されたと聞いて、頭は理解した。
心が理解したのは二人が焼かれた時だった。
あいつが入院したと聞いて、俺は真っ先に病院へ向かった。
面会が終わり帰宅したあと、
――――――――――俺はみっともなく大声で泣きわめいた。
- 133 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 10:17:09 ID:XubuXuugO
-
( A )は話すようです
# ギコ宅にて
- 134 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 10:27:23 ID:XubuXuugO
- (,,゚Д゚) 「…」
あいつのご両親が亡くなってだいぶ経つ。
あっという間に葬式が済み、あっという間に月日が流れた。
(,,゚Д゚) 「ペニサスさん…」
半ばやけ酒になりながらもビールをあおる。
味なんてあって無い様なものだった。
『('、`*川「その内、あの子から連絡が行くかも知れないわ。
…私達に話したい事があるそうよ」』
久し振りに聞いた声からは、僅かに困惑の色が見えていた。
彼女はあれから逃げる様に仕事に打ち込んでいたので、ある意味当然かも知れない。
(,,-Д-) 「…普通は見舞いくらい行くだろう、妹なんだから」
彼女はあいつが入院した事からも逃げ出していた。
- 135 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 10:38:09 ID:XubuXuugO
- これもまた、当たり前と言えば当たり前なのかも知れなかった。
ご両親が亡くなったあとの警察の取り調べの中で、
自分の旦那が妹を犯していたと知らされたのだから。
俺はペニサスさんを許せないでいた。
(,,゚Д゚) 「…」
あいつはあんたの事を大好きだったんだ。
恐らく今でもそうだ。
それがどうだ。
あんたはあいつから逃げ回るばっかりで、
あいつがどうなってるかも知らずに。
…気付くと呑んでいたビールは無くなっていた。
きちんとゴミ箱に入れる気にもなれず、放り投げる。
壁にぶつかって、カラン、と虚しい音がした。
- 136 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 10:51:58 ID:XubuXuugO
- (,,゚Д゚) 「…こんなんじゃ、いけねえよなあ」
部屋中に転がっている空き缶を見て苦笑する。
(,,゚Д゚) 「…でも、こうでもしねえとやってらんねえよ」
俺はあいつが入院してから事の顛末を聞いた。
ハインは…恐らく相談を受けた事があったんだろう、しばらくは酷く自分を責めていた。
『从 ∀从「あたしが!あたしがもっとちゃんと話を聞いてたら!
そしたらこんな事にはならなかったんだ!
…あたしのせいだ!」』
あのハインがあんなに取り乱している所なんか初めて見た。
俺があいつを大事に想っていた様に、
ハインにとっても大事な幼馴染みだったらしい。
(,,-Д-) 「って、当然か…」
何しろ小・中・高どころか産まれた病院から一緒なんだ。
何も感じない筈が無い。
- 137 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 11:05:23 ID:XubuXuugO
- (,, Д ) 「………フォックス」
あの野郎はあいつの両親の葬式に平然といやがった。
思わず殴りかかろうとして、
この糞野郎の為に大事な葬儀を台無しにするまいと辛うじて踏みとどまった。
フォックスの罪は、『家族・縁者の中の出来事』として非常に軽いものになった。
ほんの数万の金で、あいつの、あんな、
(,,# Д ) 「…〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」
ガン、と鈍い音がした。
どうやら思い出したら怒りがぶり返してテーブルに八つ当たりしたらしい。
少し遅れてジンジンと右の拳(いつの間にか握り締めていたらしい)が痛む。
(,, Д ) 「…畜生」
そう呟いた所で何も変わらない。
拳の痛みも、この怒りも、あいつの傷も、俺の罪も
…何も変わらない。
- 138 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 11:17:30 ID:XubuXuugO
- (,, Д ) 「…ハインと呑もう」
一人でいるとどうも考え過ぎていけない。
こういう時は誰かといるに限る。
彼女なんていない。
あの事件以降、友人と距離を置く様になった。
今はハインと都村さんくらいしか友人と呼べるモノはいなくなった。
ハインの診療所に寄る前に軽く身だしなみを整えようとして、
(,, Д ) 「…ハハッ」
思わずこぼした乾いた笑いは、自嘲だったのだろうか。
――――鏡に写った俺の顔は生気を失っていて、
まるで犯罪者の様だった。
- 139 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 11:18:22 ID:XubuXuugO
-
( A )は話すようです
# ギコ宅にて 終わり
- 140 :名も無きAAのようです:2011/12/20(火) 11:22:43 ID:XubuXuugO
- 今日はこれにて。
ご覧頂き誠に有り難うございました。
次の話くらいから、またage進行に戻します。
- 141 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 16:58:29 ID:yWF54oQEO
- クールは苛立っていた。
川 ゚ -゚)
あれだけ焚き付けた火に、『彼女』は見向きもせず眠っている。
ドクオには悪い事をした。
『彼女』に近いからと言う理由から、わざわざフォックスについて事細かに聞かせたのだから。
川 - -)
あれからドクオは一気に閉じ籠ってしまった。
ツンやブーン、そしてくるうはあれやこれやと元気付けようとしているらしい。
ヒッキーや兄者と弟者はどうしているのだろうか。
彼らは本当に、
『次の独演会』
とやらがあると信じて静観しているのだろうか。
――――そんなもの、ある訳が無いのに。
,
- 142 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 16:59:56 ID:yWF54oQEO
-
( A )は話すようです
★たんらくてきな おわりかた
.
- 143 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:03:46 ID:yWF54oQEO
- ( A )
あれから随分経った気がします。
フォックスさんの事。ペニサスさんの事。ペニサスさんの妹さんの事。
何故、クールさんがその話をしたのか、長い事考えています。
纏まらない思考、纏まらない記憶。
( A )
僕は何か大事な事を忘れている様な。
- 144 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:09:19 ID:yWF54oQEO
- ξ゚⊿゚)ξ ドクオ君、ブーンが寂しがってるわ。 一緒に遊んでやって頂戴
ツンさんの声。
( ´ω`) どうしたんだおー。 また一緒にかけっこして遊ぶおー
ブーンくんの声。
川 ´ 々`) ドックン、どうしたのぉ。くるう悪い事したぁ? ごめんなさいするからあーそーぼーぉ
くるうちゃんの声。
( A )
聞こえるけれど、聞こえない。
- 145 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:15:22 ID:yWF54oQEO
- ああ、あぁ、嗚呼。
聞きたくない、聞きたくない。
川 ゚ 々゚) …
( A ) …
気付くと、くるうちゃんのいる木まで来ていました。
川 ゚ 々゚) どうしたの ドックン
( A ) …
川 ´ 々`) …
悲しそうなくるうちゃんの顔。
僕は正直に今の気持ちを伝えます。
( A ) くるうちゃん 聞いてくれる?
川 ゚ 々゚) !
川*゚ 々゚) うん、ドックンのお話何でも聞くぅ!
- 146 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:28:28 ID:yWF54oQEO
- ( A ) …
('A`) グッ
('A`) …あのね この間 クールさんが来てね…
―――――――――――――――――――
川 ゚ -゚) …ふむ
どうやらドクオはくるうに相談しに行った様だ。
まあ、想定内だろう。
川 ゚ -゚) …
前もってあの子に伝えておいて良かった。
で無ければ私が酷い目に遭う所だった。
川 ゚ 々゚) ('A`)
二人が何やら話しているのを少しの間眺めてから、その場を離れる。
川 ゚ -゚)
…もう少し。
あと少しだけ、待とう。
私はあまり寛容な方では無い。
大人しく見えると言うならそれはただ隠れていた期間が長かったからに過ぎない。
だが、くるうが絡むとなると話は別だ。
彼女は扱いが面倒臭い。
川*゚ 々゚)
しかしドクオが来るとなれば途端に扱い易くなる。
ドクオの話ならば何時間でも聞いているし、彼の為とあらば何でもしてくれる。
川 ゚ -゚) …
.
- 147 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:32:33 ID:yWF54oQEO
- だから、もう少し待とう。
ドクオの話した内容次第でもあるし、それを聞いたくるうの解釈次第だ。
…もしも、私に都合が悪ければ。
あれがただの相談で終わるならば。
川 - )
その時こそ、私は。
.
- 148 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:34:36 ID:yWF54oQEO
-
( A )は話すようです
★ たんらくてきな おわりかた 終わり
- 149 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 17:35:46 ID:yWF54oQEO
- 短いですが本日はここまで。
もうぼちぼちしたら終わりまでひとっ走り。
- 150 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 18:49:05 ID:SBngCXsgO
- 乙
もうすぐ終わりか、どきどきするぜ
- 151 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 19:17:29 ID:Z0KBxdDU0
- 乙っ
- 152 :名も無きAAのようです:2011/12/25(日) 21:20:20 ID:PAGmcZG60
- 佳境ですなぁ……乙乙
- 153 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 15:35:02 ID:8KnEfnHgO
-
その日は突然やって来た。
見知ったアドレスからの、一通のメール。
『今日、会おう』
この一言と、待ち合わせ場所と時間。
たったこれだけで、何故か
「あぁ、これで全部お仕舞いだ」
と思わされた。
.
- 154 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 15:36:05 ID:8KnEfnHgO
-
( ) は話すようです
☆ すべての おわりへと
- 155 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 15:40:46 ID:8KnEfnHgO
- (,,゚Д゚) 「…」
从 ゚∀从 「…」
('、`*川 「…」
三人は待ち合わせ場所で一言も喋らずに待っていた。
彼らを呼び出した張本人を。
(,,゚Д゚) 「…」
从 ゚∀从 「…」
('、`*川 「…」
待ち合わせ場所に指定されていたのは、VIP病院。
ここの、隔離病棟入り口で、三人は何を言う事も無くただ待っていた。
- 156 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 15:45:40 ID:8KnEfnHgO
- (,,゚Д゚) 「…」
ギコは、タバコも酒もご法度の為か少々苛つき気味にジッポライターのフタを開け閉めしながら。
从 ゚∀从 「…」
ハインは、腕を組んで目線を落とし、ただぼんやりと。
('、`*川 「…」
ペニサスは、そわそわと落ち着き無く、髪をいじったり意味も無くヒールを鳴らしたりしながら。
どちらにしても、会話は無かった。
- 157 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:00:18 ID:8KnEfnHgO
- どれぐらい経っただろうか、目の前の自動ドアが開き、男性が現れた。
(‘_L’) 「ペニサスさん、ギコさん、ハインさんですね」
('、`;川 「「「!」」」 从;゚∀从 (,,;゚Д゚)
(‘_L’) 「私、フィレンクトと申します。
…貴方がたの待ち人から言伝てを預かっております。
『ガイド公園で待つ』だそうで」
('、`;川 「ガイド公園…」
(,,゚Д゚) 「何でここに呼びつけといて場所を変えるんだよ、あいつ…」
(‘_L’) 「その辺も聞かれるだろうとの事でしたゆえ、捕捉をば。
『確実に三人揃っていて貰わないと困るのと、ここも公園も思い出がある場所だろう』
そう仰っておられました」
フィレンクトと名乗った男は演技臭い仕草と口調でそう言うと、返事を待たずに戻って行った。
医者の様には見えなかったが、まさか隔離病棟から抜け出した患者だとでも言うのか。
どちらにせよ薄気味悪い風体ではあった。
- 158 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:05:48 ID:8KnEfnHgO
- (,,゚Д゚) 「それにしても、…ガイド公園、か」
ギコが呟いたのをきっかけにそれぞれが独り言ともつかない言葉を口にする。
从 ゚∀从 「懐かしいな、チビの頃は皆でよく遊んだ」
('、`*川 「…こんな手の込んだ真似をして、何をしたいのかしら」
(,,゚Д゚) (…それに、公園の前の道路は)
从 ゚∀从 「考えるだけ無駄だ。待たせてるんだし、行こうぜ」
('、`*川 「…そう、ね」
(,,゚Д゚) 「…おう」
果たして、彼らは公園へと歩き始めた。
- 159 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:13:15 ID:8KnEfnHgO
-
―――――――――――――――――――
公園に着いた三人は、辺りを見回している。
勿論、物珍しさからでは無く人を探す為だ。
(,,゚Д゚) 「…見当たらないな」
('、`*川 「さっきの人が適当に覚えてたのよ」
从 ゚∀从 「だとしてもこの公園を指定したんだ、いないはずが――――」
「…やあ。ややこしい事をしてすまない。だいぶ待たせてしまったね、私はここだ」
――――不意に、滑り台の陰から声がした。
- 160 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:19:38 ID:8KnEfnHgO
- (,,゚Д゚) 「おい、何でこんなまどろっこしい事―――」
「さっき言われなかったか?確実に三人に来て欲しかったんだよ」
从 ゚∀从 「なぁ、教えてくれ。話したい事って何だ?」
「何って、全部さ。私の事を、きちんと知って欲しいのさ」
('、`*川 「それなら、隠れて無いで出て来なさい。
…どんな話でも、もう驚かないわ」
「ふふ、勿体つけるのは私の得意技でね。
――――今、そっちへ行くよ」
ゆらり、影が動く。
三人はそちらを向いたまま、まるで足が地面に縫い合わされた様に動かない。
- 161 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:32:28 ID:8KnEfnHgO
-
声の主の言う通り、勿体つける様にゆっくりと、こちらへ。
(,,゚Д゚) (…?)
影を見ていたギコはふと違和感を抱いた。
声の主―――――間違いなく『彼女』だろう―――――は胸元に手を置いている様に見えたのだが、
その少し上辺りが一瞬光ったのだ。
(,,;゚Д゚) (…おい、まさか)
ギコが嫌な予感に囚われた直後、それまでこちらに対して横を向いていた『彼女』は一気にギコ達に体を向けた。
.
- 162 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:37:24 ID:8KnEfnHgO
- そして、
――――胸元の「ソレ」に気がついた。
('、`;川 「!」
从;゚∀从 「ちょ、おま、何して」
(,,;゚Д゚) 「―――――何してる!それから手を離せ!」
.
- 163 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:38:35 ID:8KnEfnHgO
-
「「「シュール!」」」
.
- 164 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:42:14 ID:8KnEfnHgO
-
三人三様の叫び声に、
首筋に包丁をあてがった直野 シュールは、
lw´‐ _‐ノv 「…うふふ、ふ、ふふ」
不気味な程の微笑みで、返事をした。
.
- 165 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:43:22 ID:8KnEfnHgO
-
( ) は話すようです
☆ すべての おわりへと 終わり
.
- 166 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:44:45 ID:8KnEfnHgO
-
これまた短いですが、今日はここまで。
ぶっちゃけ最後を書きたかった。
それでは。
- 167 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 16:54:59 ID:4E0osvhs0
- ドクオ……乙
- 168 :名も無きAAのようです:2011/12/26(月) 20:10:23 ID:NZI9GqBkO
- めっちゃ気になる乙
- 169 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 14:56:06 ID:xa10wAVAO
- お久し振りです。
- 170 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 14:58:43 ID:xa10wAVAO
-
素直 クールは笑いを堪えきれないでいた。
川 ゚ -゚)
見ろ、あの顔を。
(,,;゚Д゚)
見ろ、あの焦った顔を。
从;゚∀从
見ろ、あの情けない顔を。
('、`;川
さて、まずはギコに感謝をせねば。
- 171 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 14:59:44 ID:xa10wAVAO
- ( ) は はなすようです
・フォックス の こと
- 172 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:07:06 ID:xa10wAVAO
-
(,,;゚Д゚) 「おい、冗談でも止めろ。落ち着け」
从;゚∀从 「なあ、な、なあ。話が、あるんだろ?
それ、そ、包丁だろ?下ろせって」
('、`;川 「ねえ、シュー。怒らないから、そんな危ない事しないで」
口々に首筋にあてがった包丁を下ろす様に促す。
それがおかしくて堪らなくてまた笑う。
lw´‐ _‐ノv 「…ふ、うふ」
嗚呼、ペニサスさん。
貴女は知らないんだったな。
『直野 シュールは今はいない』
と言う事を。
- 173 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:15:08 ID:xa10wAVAO
- lw´‐ _‐ノv 「――――包丁は下げないよ、だって私はシュールじゃない」
('、`;川 「え?」
lw´‐ _‐ノv 「…赤に染めた髪、白メッシュ。貴女が高岡さんか」
从;゚∀从 「…あ、ああ」
(,,;゚Д゚) 「! …お前、お前、『誰だ』?」
('、`;川 「!?
ちょっと、何言ってるの。この子は」
lw´‐ _‐ノv 「『私』は『素直 クール』。
『ドクオ』から皆の事は聞いているよ」
从 ゚∀从 「!」
- 174 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:24:28 ID:xa10wAVAO
- ('、`;川 「ねえ、何を言ってるの?…分からないわ」
lw´‐ _‐ノv 「おいおい分かるよ。貴女は自分から蚊帳の外を望んだんだ、もう少しくらい待てるだろう」
('、`;川 「っ…」
(,,゚Д゚) 「…ここまでしたからには、ちゃんとした訳があるんだろうな。
『クール』さんよ」
lw´‐ _‐ノv 「くふふ、急かすなよ。
ああ、でも、まずはお礼を言わなくては」
(,,゚Д゚) 「…誰にだよ」
lw´‐ _‐ノv 「勿論、君さ。ギコ」
(,,゚Д゚) 「…『初対面』の相手に礼を言われる覚えは無いんだが」
lw´‐ _‐ノv 「ふふ、うふふ」
从 ゚∀从 「…気味悪ィな、何なんだよ…」
- 175 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:34:05 ID:xa10wAVAO
- lw´‐ _‐ノv 「『兄者』からのメール、きちんと受け取ってくれたんだね、ギコ」
(,,;゚Д゚) 「――――んなっ!」
lw´‐ _‐ノv 「ふふ、驚いたかい?
『シュールから相談を受けていた、君と同じくフォックスに殺意を抱いた』
…そんな文章からだっけな、最初は」
('、`;川 「ギ、ギコ君…」
(,,; Д ) 「ち、ちがっ、」
lw´‐ _‐ノv 「『フォックスを公園に呼び出す。後は手筈通りに』」
(,,; Д )「ま、やめっ、止めろォォォ!」
从;゚∀从 「…おいおいおい、確かフォックスは…」
- 176 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:37:17 ID:xa10wAVAO
-
――――――――ガイド公園前の道路ではねられて死んだんじゃなかったか。
(,,; Д ) 「止めろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
.
- 177 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:54:02 ID:xa10wAVAO
-
(゚、゚;川 「………………ぅ、そ」
(,,; Д )「うぁああぁあぁああぁあぁ!!!あああああああ!!!」
lw´‐ _‐ノv 「くふ、ふ。お陰でフォックスは死んだ。
有り難う、ギコ」
(,,;Д;) 「ああ、あぅ、あっぐ、うううぁぁぁぁ」
从;゚∀从 「…本当か。本当に、お前が」
(,,;Д;) 「な、何で、何で知って」
lw´‐ _‐ノv 「何でも何も、『兄者』の名前を借りてメールのやり取りをしたのが私だからさ」
(,,;Д;)「ぁ、ぁぁ」
lw´‐ _‐ノv 「手間は掛かったけど、二度とフォックスの相手をしなくて済むと思えば安いものさ。
…ああ、言っておくけれど、勿論『兄者』なんて人間は『いない』。
共犯者なんていない、ギコの単独犯だ」
(゚、゚;川 「…」
从 ∀从 「…てめえ、一体何がしたいんだ。いきなり出て来たと思ったらふざけた事ばっかりしやがって」
lw´‐ _‐ノv 「そう怒るなよ。怒る様に仕向けているのも事実だけどね。
―――――私のやりたい事、そんなの決まってる」
- 178 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:55:13 ID:xa10wAVAO
-
お前らと、直野 シュールへの、
『復讐』だよ。
.
- 179 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 15:58:26 ID:xa10wAVAO
-
( ) は はなすようです
・フォックス は ギコ に
終わり
- 180 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 16:30:06 ID:0WIJywho0
- よく来た これはまた…乙
- 181 :名も無きAAのようです:2012/01/11(水) 21:56:03 ID:bH1DlCnQO
- 待ってたぜ
半分予想はしてたが斜め上だった、乙
- 182 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 16:19:30 ID:AVn9xkC6O
- ( A )
( _ )
( ω )
ξ ⊿ )ξ
( _ゝ )
( <_ )
川 ゚ 々゚) …ねえ、何で皆起きないのぉ
川 ゚ -゚) それはね、くるう
―――――――こいつら全員殺したからさ。
―――――――そっか、それならしょうがないね。
- 183 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 16:21:03 ID:AVn9xkC6O
- .
( ) は は すよ です
○ きおく とおく
.
- 184 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 16:39:55 ID:AVn9xkC6O
- (゚、゚;川 「…………ふく、しゅう」
lw´‐ _‐ノv 「そう、復讐。『私達』とフォックスとの関係を知っていながら何もしてくれなかった貴女と、
医者と言う立場でありながら何も出来なかった高岡さんと、
フォックスに嫉妬だけして奪い取ろうともしなかったギコへの」
从#゚∀从 「〜〜〜!!」
lw´‐ _‐ノv 「何で怒っているのか、私にはいまいち理解しかねるな。
直野 シュールの自己防衛の為だけに作り出された私には、な」
(,,;Д;) 「なあ、なぁ、意味がわかんねぇよ。
何だ、何なんだよ…」
lw´‐ _‐ノv 「私はね、ギコ。フォックスの性処理の道具にされるのに耐えきれなくなったシュールが、
その時だけ現実逃避する為だけに妄想された人格なんだよ」
(゚、゚;川 「人格って、貴女、まさか」
lw´‐ _‐ノv 「ははは、今頃気付いたのか、ペニサスさん。
私達は所謂、多重人格ってやつさ」
(゚、゚;川 「………」
从 ∀从 「…ペニサスさん、知らなかったのはあんたとフォックスだけだったんだよ。
…デレさんもデミタスさんも知ってたんだ」
(゚、゚;川 「な、なん、嘘」
(,,;Д;) 「あんた、が、知らんぷりして何も聞こうとせず逃げて、っ、何も気付こうとして無かっただけなんだよ、
…嘘なんてあるもんか」
- 185 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 16:51:45 ID:AVn9xkC6O
- lw´‐ _‐ノv 「最もギコを見て分かる様に、彼等も『私達』が何人いるのか把握しきれていなかった。
…お陰様であの時もだいぶ上手く行ったよ、少し予定は狂ったがね」
从 ゚∀从 「あの時…?」
lw´‐ _‐ノv 「そう、あの時。
高岡さんが名前を出さなかったら思い出さずにいる所だった」
('、`;川 「何よ、何なのよ。復讐がどうのとか言ったと思ったら今度は『あの時』って」
lw´‐ _‐ノv 「デレとデミタスな、フォックスが死ぬ少し前に自宅で殺されただろう」
从;゚∀从 「…覚えてる。二人とも、惨たらしい死に方だっ…」
(,,;Д;) 「待て、ま、待って、くれ。
い、今、このタイミングで、そんな事言い出すって、事は」
- 186 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 16:56:45 ID:AVn9xkC6O
- lw´‐ _‐ノv 「そうだよ、恐らくその通りだ」
――――二人は、私が。
ζ( ー *ζ
('、`;川 「…止めて」
――――いや、正確には『くるう』が、かな。
(´ _ゝ `)
从; ∀从 「…おい、言うな」
川 ゚ 々゚) 『二人とも、ドックンの事ころそうとしてるんでしょ、きらい』
.
- 187 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 17:06:48 ID:AVn9xkC6O
-
―――――――――――――――――――
「えっとぉ、まずは弱らせた所でぇ、しめてぇ」
「や、ゃべ…で、」
「だず、げ」
「次はぁ、ちぬきでしょぉ」
「が、げ」
「カ、ヒュ」
「中身はぁ、えっと、お台所でちゃんと洗ってぇ」
「あっ、おめめきれい!」
「…うえぇ、『腸』ってうんち詰まってて臭い…」
「汚い、汚いよぅ、もういいや、お風呂入ろう」
「こんなに汚れてたら、恥ずかしくてドックンに会えなくなっちゃう」
―――――――――――――――――――
.
- 188 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 17:20:37 ID:AVn9xkC6O
- .
lw´‐ _‐ノv 「血塗れのキッチンには『くるう』のおままごとの残骸が残された。
そして、『くるう』は風呂に入った後『遊び疲れて』寝た。
あとは『私』が110を」
( 、 川 「………………」
从 ;∀从 「………………」
(,,;Д;) 「…もう、いいだろ、もう、もう、嫌だ…」
lw´‐ _‐ノv 「何を言っているんだ。まだ終わって無い。
それに誰一人逃げ出さないと言う事は、実の所は私の話を最後まで聞きたいと言う事だろう?」
从 ;∀从 「なぁ、意味無いのは分かってる。け、けど謝る。謝るよ。だから」
( 、 川 「…シュールは?」
lw´‐ _‐ノv 「は?」
( 、 *川 「…そうよ、こんなのシュールじゃないわ。本物のシュールはどこ?」
- 189 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 17:33:48 ID:AVn9xkC6O
- (,,;Д;) 「ペニサスさ」
('∀`*川 「あはは、そうよ、考えてみれば当たり前じゃない。こんなのシュールじゃないわよ。そうよそうじゃない」
从 ;∀从 「あ、あ、ああ」
('∀`*川 「あはははは、あーおっかしー。何よ二人とも、馬鹿みたいに泣いて」
lw´‐ _‐ノv 「…つまらない。もうイカれたか」
('、`*川 「何よ、もう騙されないわよ。私はイカれてなんか無い」
从 ;∀从 「ぁ、ぁぁ、ぅぅぅぁ」
('∀`*川 「くひひ、ハインちゃん何て顔してんの。面白ーい」
(,,;Д;) 「ああぁ、もう、もうやだぁぁぁ」
('∀`*川 「ひゃはははははは!子供じゃあるまいし、『もうやだー』だって!
きゃははははは!」
lw´‐ _‐ノv 「…ふん、壊れたおもちゃに興味は無いよ」
―――――――ある程度は楽しませて貰った。充分とは言えないが恨みも晴らせた。
さて、終わらせようか。
- 190 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 17:35:33 ID:AVn9xkC6O
- ( ) は な よう す
さ ご は かい
終わり
- 191 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 19:17:35 ID:zCndiXFE0
- 乙……クライマックスだな
- 192 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 20:35:52 ID:gHSJIC4UO
- 乙
一体どうなっちゃうの
そしてドクオは何者なのか…
- 193 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 20:54:53 ID:ouRJ4SyYO
- 乙
ナッパとはまた違う感じでいいな
- 194 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 21:34:05 ID:4yrNzG22O
- ドクオは結局なんだったのか…
乙
- 195 :名も無きAAのようです:2012/01/12(木) 23:58:58 ID:gHSJIC4UO
- さいごはじかい?
さいごははかい?
- 196 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 09:36:20 ID:onTK/VokO
- .
直野さんが死んだ。
.
- 197 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 09:37:34 ID:onTK/VokO
- ('A`)は話すようです
『鬱田 ドクオのノート』
.
- 198 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 09:43:31 ID:onTK/VokO
- ('A`) 「…」
僕はそこだけ書いて、一旦手を止めた。
直野 シュール。
彼女とはバイト先で知り合って、
趣味が合うので一緒に本屋巡りなんて事をしている内に、僕らは付き合い始めた。
お互い奥手なのでキスすら無かったけれど、僕らは確かに付き合っていた。
('A`) 「…」
何でも知っている仲だと思っていた。
- 199 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 09:50:47 ID:onTK/VokO
-
ある日、高岡と名乗る女性から半狂乱の電話が掛かって来た。
从 ;∀从 『あんた、シュールと付き合ってたって男だろ!?
頼む、ガイド公園に来てくれ!
…もう、訳わかんねぇよ!』
その声の後ろからは、男性のものらしき悲鳴とケタケタと笑う声。
直野さんと付き合っている事をどうやって知ったのかは知らないけれど、
とにかく切羽詰まっている様子なので僕は急いでガイド公園へ向かった。
チャリを全力でこいで10分。
僕は深夜の公園へ。
- 200 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 09:55:50 ID:onTK/VokO
-
(゚A゚) 「」
辿り着いたそこは地獄絵図だった。
( 、 川
(,,;Д;) 「わぁあああぁあぁあぁ!あああああああ!!」
見知らぬ女性の亡骸を抱いて泣き叫ぶ男の人。
从 ;∀从 「シュー、シュー、ぁぁぁぁぁ」
直野さんの名前をうわごとの様に繰り返しながらその場にしゃがみこんで泣いている女性。
そして、
lw´ _ ノv
彼女の、死体。
.
- 201 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 10:06:53 ID:onTK/VokO
-
僕は冗談みたいに震える手で救急車を呼び、他人事の様に直野さんや女性が運ばれて行くのを見ていた。
今になって思えば、あんな状況なら電話の主は真っ先に救急車を呼ぶべきだったのだ。
…冷静になった今だから言えるのだけど。
('A`) 「…直野、さん」
僕は彼女の名字を呟く。
そう言えば僕は彼女を名前で呼ぶ事は無かった。
バイト中の呼び方で、今まで過ごして来ていたのだ。
…いつか名前で呼んでやろう、そうすればきっと彼女は驚くに違いない、喜んでくれるに違いない。
そのささやかな望みのこもった「いつか」は、もう二度と来ない。
- 202 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 10:09:25 ID:onTK/VokO
- ちょっと用事が。
またあとで来ます。
- 203 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 11:53:00 ID:YIlhHCWs0
- なるほど、ドクオは二人いたわけか
- 204 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 12:22:18 ID:0wbxHh5UO
- 気になる
- 205 :再開:2012/01/13(金) 13:07:41 ID:onTK/VokO
-
('A`) 「…僕、君の事知らな過ぎたよ」
結局、あの男性――――ギコ、と言う人らしい――――が抱いていた女性、ペニサスさんは手遅れだった。
ペニサスさんは、直野さんのお姉さん。
僕は知らなかった。
僕に電話をかけて来た高岡さんとギコさんは直野さんの幼馴染み。
これも、あとで知った。
そして。
('A`) 「…持っていた包丁でお姉さんを滅多刺しにして、
そのあとすぐに直野さんは首を切って自殺」
…彼女が多重人格に悩んでいた事。
僕は知ろうともしていなかった。
('A`) 「…ごめんね、直野さん」
僕、君の彼氏面して何も知ろうとしていなかったんだね。
彼女の遺影の前で、ぽつりと呟いた。
- 206 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 13:18:49 ID:onTK/VokO
-
('A`) 「直野さんを傷付けまいとして、結局は僕がちゃんと直野さんを見ようとしなかったんだ」
そう、僕は逃げただけ。
『バイト仲間』で『彼女』だから、それで良いと思ってた。
(;A;) 「…ぼ、僕」
後悔は後から後からやって来て、ゆっくりと心を蝕んで行く。
一緒に本を読みたかった、一緒に遊びたかった、一緒にバイトして、一緒に買い物をして、一緒に、一緒に、一緒に…
(;A;) 「うっ、ぇ、えっ、ぐ」
そこまで考えてふと気付く。
僕は彼女の両親の事も知らなかった。
…嗚呼、僕は彼氏失格だよ。
(;A;) 「こんな馬鹿な、こっ、こんっな、馬鹿な男、なのに」
それなのに、どうして。
.
- 207 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 13:37:17 ID:onTK/VokO
-
―――――――――――――――――――
救急車が来る、少し前。
lw´ _ ノv 「ヒュー…ヒュー…」
直野さんは、ギリギリの所で生きていた。
('A`;) 「直野さん、もうすぐ救急車来るよ!大丈夫だから!」
嘘だ。
よほどの覚悟があったのか、あろうことか血管に沿って包丁を突き立てていた。
呼吸しているだけでも奇跡だった。
lw´ _ ノv 「フゥー…ヒュゥ…ド、ドク、ォ」
('A`;) 「喋らないで!血が!ぁああ!」
lw´ _ ノv 「フフ…ゴ、プ、ドク、オ…」
直野さんが、ゆるりと手招きする。
僕は急いで、でもショックを与えない様に慎重に近寄る。
('A`;) 「直野さん!直野…」
lw´ _ ノv 「―――――――――――」
('A`;) 「…………ぇ」
ほんのそよ風でもかき消されそうな程の声で、最期に彼女はこう囁いた。
- 208 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 13:38:34 ID:onTK/VokO
- .
―――――――『私達』は、貴方の事が大好きだったよ、と。
―――――――――――――――――――
- 209 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 13:46:49 ID:onTK/VokO
- .
(;A;) 「そんな、そんな事言うなら、何で死んじゃうんだよぉぉぉぉ〜…」
あの日、公園で何があったのか、僕は知らない。
ペニサスさんは直野さんに殺された。
もういない。
ギコさんはフォックスと言う男性の件で逮捕された。
もう聞けない。
高岡さんはあれから精神を病み、今も入院している。
もう会えない。
直野さんは僕が離れるのを恐れて様々な事を隠し、自殺を選んだ。
(これは少し語弊がある、だって本当の事はもう分からない)
あとには何も知らない僕だけが残った。
- 210 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 13:51:37 ID:onTK/VokO
-
(;A;) 「ぅっ、ぅぁ、ぁぁぁ〜…」
直野さんが死んだ。
僕のノートにはたったこれだけが記されている。
- 211 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 13:52:34 ID:onTK/VokO
- .
('A`)は話すようです 終わりlw´‐ _‐ノv
.
- 212 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 14:12:20 ID:onTK/VokO
- 終わりです。
お疲れ様でした。
因みに『鬱田 ドクオ』は最後の話にしか存在しません。
『ドクオ』は『('A`)は話すようです』のタイトルがある時はずっといます。
説明不足感が否めません。
疑問・質問は答えられる限り答えます。
- 213 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 14:35:13 ID:y5Wg/kDAO
- 乙
図書館の住人はみんなドクオ含めシュールの人格でおk?
- 214 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 14:43:45 ID:onTK/VokO
-
>>213
はい、『図書館』と『お部屋』と『大きな木』での出来事は殆どシュールの脳内の話です。
たまに現実とごちゃ混ぜになってますが。
- 215 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 15:40:23 ID:xeb7iFPgO
- 納得
人格たちか!ドクオもシューもかわいそうだった
面白かったです乙
- 216 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 19:18:37 ID:0wbxHh5UO
- 切ないな
- 217 :名も無きAAのようです:2012/01/13(金) 22:01:23 ID:y5Wg/kDAO
- ミスリードうめぇと思った
読みあっててよかった
ペニサスとセックスレスだったのは何で?
- 218 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 09:20:10 ID:CFDQa/lMO
- おはようございます。
>>217
セックスレスの理由はありません。
強いて言うならペニサスが仕事優先だったのでそのせいです。
回想でフォックスが言っていた通り、
特に子供を急いでいた訳でも無かったのも原因と言えば原因です。
- 219 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 11:12:29 ID:8kWscHEoO
- 乙!
- 220 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 14:00:44 ID:uPihj692O
- ずっと読んでたよ乙
高岡診療所でのハインやトソンとのやりとりもシュールの脳内のことなのかな?
あと、なぜハインがドクオに「あの子」の話を宿題にしていたのか気になります
- 221 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 14:38:13 ID:CFDQa/lMO
- >>220
『診療所にて』とギコの話は『ドクオ』は関与していません。
紛らわしくて申し訳ない。
会話文に「」が付いている話は現実の話です。
ハインは専門外の精神病患者に対して
『幼馴染みだから』
と言う理由で色々ちょっかいをかけていました(本来は勿論いけない事です)。
その過程で『クール』に接触、『クール』がハインに
『くるうを制御出来れば治療に繋がるかも知れない、制御のカギはドクオだ』
と吹き込んだために『くるう』の情報を欲しがっていました。
実際はこの時点で『クール』は
『ドクオ(鬱田 ドクオ含む)とくるう以外の全て』
を憎んでいるので、この助言は悪意以外の何物でもありません。
- 222 :名も無きAAのようです:2012/01/15(日) 17:53:43 ID:hgWf3nzoO
- 面白かった
乙
次回作に期待してるよ
- 223 :名も無きAAのようです:2012/01/29(日) 22:03:21 ID:8bPdjIl.0
- 強けりゃ面白いのかよ
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■