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トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです- 1 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:33:22 ID:07g52rWY0
- (;'A`) 「遅刻だー!」 ダッシュ
(;'A`) (なんだか今日は出会いがある気がする…)
(;'A`) (そう、たとえば遅刻しそうな朝の曲がり角…)
(;'A`) (パンを咥えた転校生と…!)
(;'∀`) (さぁ!こい!!)
ゴロゴロ…ピッシャーン
(◎皿◎) 「ぎゃぁぁぁぁぉかみなりぃぃぃぃ!!」ビリビリビリ
トル゚〜゚)っ中 「……いたた…ついうっかり落ちちゃった……ん?」
(#A#)
トル゚〜゚)っ中
トル;゚〜゚)っ中 「私、何も見てない」ダッシュ
【出会いは晴天の霹靂】
- 2 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:34:15 ID:07g52rWY0
- (;'A`) 「すいません!雷に打たれて遅刻しました!!」ガラッ
( ´∀`)「早く席につけモナ転校生が来てるモナ」
('A`) 「転校生?」
トル゚〜゚) (あ、あいつさっきの)
(*'A`) (か、かわいい…)キュンキュン
トル゚〜゚) (なんでピンピンしてんだ化け物かよ)
(*'A`) (こ、こっちを見ている!落雷でパンチパーマになった俺を見ている!)
(*'∀`) ニコッ
トル゚〜゚) (きめぇ)
【雷落ちて恋に落ちる】
- 3 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:35:02 ID:07g52rWY0
- ( ^ω^)「おいすー。ドクオが遅刻なんて珍しいお」
('A`) 「曲がり角で雷にうたれたんだよ。さっき言ったろ」
( ^ω^)
('A`) 「見てくれ、俺のサラサラストレートがチリチリパンチだ」
( ^ω^)「よく生きてたお」
('A`) 「ああ、我ながら素晴らしい生命力だ」
トル゚〜゚) (ゴキブリでももっと慎ましい生命力してるわ)
('A`) 「あ、」
( ^ω^)「どした?」
(*'A`) 「転校生がこっち見てる」
(*'∀`)ノシ
トル゚〜゚) (きめぇ)(^ω^ )
【電気も絶縁毒男クオリティ】
- 4 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:35:54 ID:07g52rWY0
- 昼休み:
ζ(゚ー゚*ζ 「トールちゃんて前はどこの高校だったの?」
トル゚〜゚) 「北欧」
('、`*川 「北央の高校かぁ」
ミセ*゚ー゚)リ 「なんで転校してきたの?やっぱりお父さんの仕事?」
トル゚〜゚) 「うーん、確かに父の仕事というか…」
ζ(゚ー゚*ζ 「そっかぁ、大変だね…。困ったことあったらなんでも言ってね!」
トル゚〜゚) 「…うん!」
【「巨人倒すの手伝ってください」】
- 5 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:36:45 ID:07g52rWY0
- ('、`*川 「ところで、トールさんってクール先輩の従姉妹かなにか?」
ミセ*゚ー゚)リ 「そういえば苗字「素直」で同じだね」
トル゚〜゚) (適当な家の表札見て決めたとは言えない)
トル゚〜゚) 「別に親戚とかじゃないよー」
ζ(゚ー゚*ζ 「そっか、顔もあんまり似てないもんね」
トル゚〜゚) 「あはは、そうだねー」
【ぶっちゃけ素直である必要は無い】
- 6 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:37:30 ID:07g52rWY0
- ζ(゚ー゚*ζ 「トールちゃんのお父さんってなんの仕事してるの?」
トル゚〜゚) 「え、神様」
ζ(゚ー゚*ζ
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ 「かみさま…?
トル;゚〜゚) (しまった!)
トル;゚〜゚) 「神様じゃなくて!か、か、女将さん!」
ミセ*゚ー゚)リ
ζ(゚ー゚*ζ
('、`*川 「お父さんなのに…?」
トル;゚〜゚) (しまったぁぁぁぁぁあ……)
【紆余曲折の後オカマ扱いの最高神】
- 7 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:38:19 ID:07g52rWY0
- ζ(゚ー゚*ζ 「お母さんになっちゃったお父さんの指示で」
('、`*川 「一人暮らしで修行しにきたんだー」
トル;゚〜゚) 「そ、そんな感じ」
ミセ*゚ー゚)リ 「大変だね旅館の跡取りも」
トル;゚〜゚) 「う、うん」
トル;゚〜゚) (嘘が嘘を呼びとんでもないことに…)
('A`) 「ブーン…」
( ^ω^)「なんだお?」
('A`) 「俺、将来板前になるわ」
【嘘が狂わす他人の人生】
- 8 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:38:59 ID:07g52rWY0
- ミセ*゚ー゚)リ 「ところでその金槌なんで持ってるの?」
トル゚〜゚)っ中 「これ?武器だよ」
('、`*川 「…武器?」
トル;゚〜゚) 「あ、ほ、ほら最近物騒だから!」
ζ(゚ー゚*ζ 「そうだけど、何故に金槌」
トル;゚〜゚) 「ぇっと…お、おじいちゃんの形見なの!」
ミセ*゚ー゚)リ 「…ぁー、そう言うことか」
ζ(゚ー゚*ζ 「柄のところに書いてある「みょるにる」っておじいちゃんの名前?」
トル;゚〜゚) 「えっと、そ、そうだよ!ミョルニルって名前なの!」
('、`*川 「へー、トールさんってクォーターなんだー。髪の毛赤いし、どことなく外国人っぽいもんねー」
トル;゚〜゚) 「うん!」
【図にすると だいぶカオスな プロフィール】
- 9 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:39:44 ID:07g52rWY0
- 放課後。
トル゚〜゚) 「……ふぅ」
トル゚〜゚) 「やっと開放された……」
トル゚〜゚) (おそらくあの女子達には少々頭のおかしな奴だと思われたに違いない)
トル゚〜゚) 「…まぁいっか。仲良しこよししに来たわけじゃないし」
カ |A`) 「何かぼやいてる…」
ベとノ
カ |A`)「女子達が「ちょっと不思議ちゃんかも」と言っていたのは本当なのだろうか」
ベとノ
カ |A`)「その確認と警護を兼ねて彼女の後をつけようと思う」
ベとノ
( ^ω^)「そうか、捕まるなよ」
カ |A`) 「おいおいブーン。俺を誰だと思っている」
ベとノ
【ただの変態だよ】
- 10 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:40:26 ID:07g52rWY0
- トル゚〜゚) (さて、仕事は明日からにするとして、今日は日用品の買出しに行こう)
トル゚〜゚) (街は…あっちか)
カ |A`) ハァハァ
ベとノ
トル;゚〜゚) 「……」ゾクゥ
カ |彡
ベ| サッ
(゚〜゚;ルト 彡 バッ
カ |
ベ|
(゚〜゚;ルト 「……」
トル;゚〜゚) 「気のせいか……」
カ |) (気配を察したか…だが、君のためにも俺は見つかるわけにはいかないんだ)
ベ|
カ |A`) (ふふ、見つけてごらん…愛しのマイプリティ…) ハァハァ
ベとノ
【寒気の元は熱い視線】
- 11 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:41:08 ID:07g52rWY0
- 大型スーパー:
トル;゚〜゚) (シャンプーってどれにするべきなんだ…)
タ |A`) (トールちゃんがシャンプーで悩んでいる)
ナ とノ
タ |A`) (これは俺の出番か…ッ!!)
ナ とノ
クンカクンカ(*'Aトル;゚〜゚) (うーん)
「ん?」 (゚〜゚;ルトA`*)クンカクンカ
トル;゚〜゚) (今とてつもなく大きな邪気を感じた気がする)
トル゚〜゚) 「あれ?」
トル゚〜゚) 「籠にパンテーンが入ってる」
タ |A`) (髪、頭皮の匂いから察するにトールちゃんにはパンテーンが一番さ)
ナ とノ
トル゚〜゚) 「…めんどくさいしこれでいっか」
【雷神の性格は大雑把】
- 12 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:41:54 ID:07g52rWY0
- 帰路:
トル゚〜゚) (いっぱい買い込んでしまった)
トル゚〜゚) (重いな…)
トル゚〜゚) (よし…)ゴソゴソ
カ |A`) (鞄からなんか…腹巻?おじいちゃんがしていそうなベージュ色の腹巻?)
ベとノ
カ |A`) (名前が書いてある…め、めぎんぎょるず?)
ベとノ
カ |A`) (おじいちゃんがミョルニルだから、おばあちゃんかお父さんか?)
ベとノ
カ |A`) (外人さんの名前はよくわからん)
ベとノ
トル゚〜゚) 「よーし、やっぱこれしないとね!」
トル゚〜゚) 「お、軽い軽い」
カ |A`) (なんという怪力……ますます惚れてまうやろ)
ベとノ
【簡単に言うとパワーアップアイテムです】
- 13 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:42:35 ID:07g52rWY0
- トル*゚〜゚) 「ふんふふふんふーん」
カ |A`) (鼻歌歌いながら上機嫌のトールたんかわいいお)
ベとノ
カ |A`) (おほっwwwついついどこぞのデブみたいな気持ち悪い語尾がwww拙者デブじゃないのにwww)
ベとノ
カ |A`) (…ああ、幸せだお。あの惨めなお口金玉デブにも分けてあげたいおwwwwww)
ベとノ
────────────────────────────────────────────
( >ω<).:;∵「ブィクシッ」
( ^ω^)(突然くしゃみが…よくわからんが明日ドクオぶん殴ろう)
ξ゚⊿゚)ξ 「ちょっと、大丈夫?風邪?」
( ^ω^)「ああ、平気だお。…それより、今日は一緒に帰れて嬉しいお」
ξ*゚⊿゚)ξ 「…わ、私だってうれしいもんっ!」
( *^ω^)(…ああ、幸せだお)
【格差】
- 14 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:43:19 ID:07g52rWY0
- トル*゚〜゚) 「たったったぁーぬきぃーのきぃーんたぁーまをー わったしのミョルニルっでメッタメタ〜」
カ |A`) (なんて恐ろしい替え歌だ…だがそんなところも素敵だ)
ベとノ
カ |A`) (って、まずい、この先は…)
ベとノ
(;'A`) (夜ン鬼威工業高校のたまり場だ!このままじゃトールちゃんがからまれる!)
(,,゚Д゚) 「おうあんた、見ない顔だな。よそもんか?」
(;'A`) (言ってるそばから!)
(,,゚Д゚) 「その制服V高だな。ちょっと遊んでけよ」
トル゚〜゚) 「今急いでるから今度で」
(,,゚Д゚) 「ああ?俺たちを誰だと思ってんの?」
トル゚〜゚) 「……馬鹿なチンピラ?」
(,,゚Д゚) 「…ハハハ……女だからって容赦しねえぞ」
(;'A`) (嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!)
【乙女(?)のピンチ(?)】
- 15 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:44:05 ID:07g52rWY0
- ( ^Д^) 「こんな生意気な女ギコさんが手を下すまでもありませんよ」
( ^Д^) 「それに、ギコさん女を殴るのは嫌いでしょう」
(,,゚Д゚) 「…プギャー、やりすぎるなよ」
(;'A`) (あいつは、あのガタイの良さは、ヤン工でも有名な武闘派ヤンキー…)
ジャイアント
( ^Д^) 「俺はヤン工の『巨人』、切り込み隊長のプギャーだ」
トル゚〜゚) 「『巨人』…?」 ピクッ
m9(^Д^)9m 「今更ブルっても遅いぜ。なんてったって俺は女だって
トル#゚〜゚) 「死ね巨人!!」 ゴキッ
日-⊂彡 , ; "∴
☆)#)Д )9m 「プッギャァッ!」
(;'A`) (問答無用の奇襲だぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!)
トル゚〜゚) 「あれ?なんだ全然巨人じゃないじゃん」
(,,#゚Д゚) 「てめぇぇぇぇ…」
(;'A`) (らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇえぇぇえええええ)
【巨人を倒すお仕事です】
- 16 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:44:57 ID:07g52rWY0
- (,,#゚Д゚) 「てめえは女でもゆるさねえ」
トル゚〜゚) (あ、歯磨き粉買うのわすれてた)
(,,#゚Д゚) 俺のかわいい舎弟を卑怯な手で伸しやがって」
トル;゚〜゚) 「やっべぇ(今から買いに行ってたら遅くなっちゃう)」
ハードラック
(,,#゚Д゚) 「俺はヤン工の『死神』、ギコ。ヤン工二年の頭だ」
トル゚〜゚) (一日くらいは塩で我慢するか)
(,,#゚Д゚) 「今更ブルっても遅いぜ。今の俺は女だって
(;'A`) (あれ、なんか既視感が)
トル゚〜゚) 「お前うっせ」 ゴキッ
日-⊂彡 ∧_∧
☆)#)Д ) . ;∴ , 「ゴルッアッー!」
(;'A`) (快勝だぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!)
ヤンキー ハンマー
【理不尽には理不尽で】
- 17 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:45:58 ID:07g52rWY0
- トル゚〜゚) 「あ〜、なんか疲れたな今日は」
カ |A`) (いろいろあったが何とかアパートに着いたようだ)
ベとノ
トル゚〜゚) 「さて、まず風呂に入るか」
カ |A`) (さて、俺は帰るか。風呂を覗くなんて紳士失格だしな)
ベとノ
カ |A`) (…ちょっと天然)
ベとノ
カ |A`) (ちょっと暴力的)
ベとノ
カ |A`) (でも)
ベとノ
(*'A`) 「かわいいだけで、全然変じゃなかったや」
【変は盲目】
- 18 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:46:40 ID:07g52rWY0
-
二日目:朝
('A`) 「おはよー」
( ^ω^)「あ、ドクオー」
('A`) 「ん?」
_ _ .' , .. ウゴォッ
/⌒\_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' )#)゚A` )
/ -'' ̄ ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
トル゚〜゚) (朝から仲いいなあいつら)
【伏線回収】
- 19 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:47:38 ID:07g52rWY0
- (#)A`) 「いきなりなんだよ!」
( ^ω^)「昨日失礼なこと考えてた罰だお」
('A`) 「なんだ、よくわかったな」
( ^ω^)「お前と僕の仲だお。当然だお」
(*'A`) 「よせやい、照れるじゃねえか」
トル゚〜゚) (あいつ馬鹿だな)
【ついでに変態だよ】
- 20 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:48:28 ID:07g52rWY0
- 昼休み
ζ(゚ー゚*ζ 「ねーねー」
トル゚〜゚) 「はいはい」
ζ(゚ー゚*ζ 「トールちゃんってドクオ君のこと好きなの?」
トル゚〜゚)
トル゚〜゚)っ中
ミセ;゚ー゚)リ 「待ってトールちゃん!無言でデレを殴ろうとしないで!」
('、`*川 「なんでそんな発想に至ったのよ、デレ」
ζ(゚ー゚*ζ 「だって、よくドクオ君のこと見てるからそうなのかなーって」
('、`*川 「そういえば確かに」
ミセ*゚ー゚)リ 「そんな気もする」
トル゚〜゚) 「んー…なんていうかね、ゴキブリが居たら警戒して目で追っちゃうじゃん」
ミセ*゚ー゚)リ (ああ、なるほど) ζ(゚ー゚*ζ ('、`*川
【女子の嫌悪対象に対する比喩の的確さと容赦の無さは異常】
- 21 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:49:17 ID:07g52rWY0
- ζ(゚ー゚*ζ 「でもでも、そうやって気にしてるうちに好きになっちゃたり…」
トル゚〜゚)っ中
ミセ;゚ー゚)リ 「待って暴力は駄目よトールちゃん!」
('、`*川 「ごめんね、デレはそういう話大好きだから」
ζ(゚ー゚*ζ 「だってだって!」
トル゚〜゚) 「そんなに色恋話が聞きたいなら、私の親戚周りの話しようか?」
('、`*川 「それ私も興味あるかも!」
ミセ*゚ー゚)リ 「旅館を中心に繰り広げられるメロドラマ…いいね、実に昼っぽいよ!」
ζ(゚、 ゚*ζ (ミセちゃんもペニちゃんも好きなくせに…)
トル゚〜゚) 「うーんと、まず人間関係から言っていくね…」
【抹殺、近親、多妻、異種姦なんでもありです】
- 22 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:49:59 ID:07g52rWY0
-
ζ(゚ー゚*ζ
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ
トル゚〜゚) 「でね…。あれ?大丈夫?」
ζ(゚ー゚*ζ 「えっとですね」
('、`*川 「想像をはるかに凌駕していて」
ミセ*゚ー゚)リ 「お父さん、女性になる前はすごかったんだね…」
トル゚〜゚) 「まあ一応偉いし食い放題だったんじゃないかな」
ζ(゚ー゚*ζ 「旅館って、すごいんだね…」
トル゚〜゚) 「…うん、まあね」
ミセ*゚ー゚)リ 「私。応援するから、頑張ってねトールちゃん!」
トル゚〜゚) 「…うん!」
【詳細はwebで】
- 23 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:50:45 ID:07g52rWY0
- トル゚〜゚) 「ところで、ドクオくんはみんなから見てどうなの」
トル゚〜゚) (私の雷食らってピンピンしているなど人間とは思えん)
トル゚〜゚) (きっとこの国の魔物か何かが化けているに違いない)
ζ(゚ー゚*ζ 「うーん、顔はともかく悪い人じゃないと思うな」
ミセ*゚ー゚)リ 「そうね、顔はともかく他の男子より圧倒的に紳士だし」
('、`*川 「たしかに、顔はともかく気が効くしやさしいし、いい人だと思うわ」
ζ(゚ー゚*ζ 「うんうん、顔も中身も変わってるけど面白いしね」
ミセ*゚ー゚)リ 「顔の割りにあまり下品なこと言わないよねそういえば」
('、`*川 「それに、顔に似合わず結構アクティブでイベントとかでも頼りになるよ」
トル゚〜゚) (総括すると、心優しい化け物ってところか)
( ^ω^)「ん?どうしたおドクオ」
('A`) 「…俺、仮面被って生きようかな」
【はやく人間扱いされた〜い】
- 24 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:51:34 ID:07g52rWY0
- 体育の授業:
('A`) 「女子は相変わらず外でソフトボールか…トールちゃんの打ったボールが飛んでこないかな…」
( ^ω^)「ドクオー、休憩してないでドリブルパスの練習するおー」
('A`) 「おー」
ζ(゚ー゚*ζ 「アウトになっちゃった〜。次トールちゃんだよ〜」
トル゚〜゚) 「はーい」
从 ゚∀从 「カカカ。転校生か…俺の渾身のストレート、受けてみろ!!」ギュンッ
トル゚〜゚) 「えーい」カキ―――――――――――ン
从;゚∀从 ミセ;゚−゚)リ (高ッ、遠ッ、強ッ) ('、`;川 ζ(゚−゚;ζ
トル゚〜゚) 「あー、ファールかなぁ」
三○)゚A゚),.;∴ , 「ゴハァッ!!」ゴスゥッ
(;^ω^)「ドクオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
(;・∀・)「先生ぇえぇえええ!!!窓を突き破ってきたソフトボールがドクオの顔面にぃぃいぃいッ!!」
【願いは叶う】
- 25 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:52:15 ID:07g52rWY0
- 放課後:保健室:
(#)A`) 「んあ?…ここは…」
トル゚〜゚) 「保健室」
(#)A`) 「…トールさん?」
トル゚〜゚) 「ごめん、私の打ったボール(あと雷)が当たっちゃったみたいで」
(#)A`) (夕日を受けて髪が燃えるみたいに輝いている…)
(#)A`) (綺麗だ)
トル゚〜゚) 「大丈夫?ボーっとして」
(#)A`) 「あ、いや、何でも無いです!」
トル゚〜゚) 「とりあえず養護教諭呼んでくるから寝てて」
(#)A`) 「あ、あの!」
トル゚〜゚) 「ん?」
(#)A`) 「ありがとう」
トル゚〜゚) 「…別に、お礼言われる筋合いなんか無いよ」ガラッ
【まあ、こいつストーカーなんスけどね】
- 26 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:52:57 ID:07g52rWY0
- トル゚〜゚) 「…なんか、先生湿布買いに行ってるから少し面倒見とけって」
(#)A`) 「そ、そうなんだ(GJだ先生)」
トル゚〜゚) (事故とはいえ私の責任だし…でもさすがに今日は巨人狩りに行かないと…あと磨き粉…)ソワソワ
(#)A`) 「…」
(#)A`) 「トールさん、用事あるなら帰っても平気だよ。先生すぐ来るだろうし」
トル゚〜゚) 「でも…」
(#)A`) 「顔腫れてるだけで頭はなんとも無いしさ」
トル゚〜゚) (……)
(#)A`) 「ボールもネットとガラス突き破ったお陰で弱まってたみたいだし、全然平気!」
トル゚〜゚) 「…いい、先生来るまで居るよ」
(#)A`) 「え?」
トル゚〜゚) 「明日でもいいような用事だし、けが人が気を使ってんじゃないよ」
トル゚〜゚) (ま、確かに顔以外は嫌な奴では無いな)
【まあ、こいつストーカーなんスけどね】
- 27 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:53:45 ID:07g52rWY0
-
トル゚〜゚) 「……」
(#)A`;) (やばい、女子と長時間向き合うのは辛すぎる)
(#)A`;) (クソッ。トールちゃん情報の中に話題にできそうなものが無い!)
トル゚〜゚) 「…ん?」
(#)A`) 「…およ?」
・・・・・・┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
(#)A`) 「なんだ、この地鳴り…?」
トル;゚〜゚) (……まさか、こんなところに…!?)
((;;;;゜;;:::(;;: ノノノノ '';:;;;):;:::))゜)) ::)))
(((; ;;:: ;:::;;⊂( ,゚∈゚, ) ;:;;;,,))...)))))) ::::)
((;;;:;;;:,,,." ヽ ⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
("((;:;;; (⌒) |┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・・
三 `J
(;;'A`) =(#) 「なんだありゃあああああああああああああああああ!!」
【巨人、襲来】
- 28 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:54:27 ID:07g52rWY0
-
ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァん
( \/ / ノノノノ <./| /| /\___
ヽ/ /∈゚/⌒ヽ / .| / / / //
/ /\/ ,ヘ i  ̄ > \_/ /____//
し' \_/ i />  ̄ ̄ ̄ ̄
i⌒ヽ ./  ̄>__ .|| |::
/⌒ヽ i i \( .|/ / /\ .|| |::
i | /ヽ ヽ ∠__/  ̄ .|| |::
ヽ ヽ| |、 \_ノ > <> || |::
\| )  ̄ ./V || |::
____ .ノ ./⌒)∧ / ___________||___
/ し'.ヽ ( .∨ /\________|__|
// し' / /\  ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
※AAはイメージです
(#)A`;) 「うわぁぁぁぁ!!!」
トル;゚〜゚) 「糞ッ垂れ!!まさかそっちから来るとは!!」
( ゚∋゚) フシュルルル…
トル;゚〜゚) (どうする……巨人一体くらいなら何とかなるが…)
(#)A`;) (で、でかい。二メートル以上あるぞ)
トル゚〜゚) (どッちにせよやるしかないか)
【今日はガラスがよく割れます】
- 29 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:55:18 ID:07g52rWY0
-
三 ミミヾソ, キャオラッ!!
三 イル#゚д゚)
三 と と ヽ ノノノノ
三 ヽ つ#)∋), ; ゙∴ , ゴスゥッ
三 し´と と )
/ / /
(__)_)
(#A`) 「t、トールさん!?(なんて鋭い跳び蹴りだ)」
トル゚〜゚) 「……ドクオ、今から見ること、皆には内緒だぞ?」
(#A`) 「え?」
( #゚∋゚) ムクリ
トル#゚〜゚)っ中 「うらぁあああああああ!!!!」
( #゚∋゚) !!!!!!
【神話の目撃者】
- 30 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:56:01 ID:07g52rWY0
-
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. ガ ッ .--
二 = 二
 ̄. イル#゚д゚)っ-日#)∋)そ . ̄
.-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【※激しい戦闘中です】
- 31 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:56:42 ID:07g52rWY0
- \ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. ガ ッ .--
二 = 二
 ̄. Σ(〜(#⊂≡(゚∈゚# ) .  ̄
-‐ . ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【※少々お待ちください】
- 32 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:57:39 ID:07g52rWY0
- (#A`) 「速い……ッ!!片目では追うのが精一杯だ…ッ」
トル#゚〜゚) 「クソが!これで決める!!サンダーハンマーラッシュ!!!」
_ー ̄_ ̄]', ・ ∴.' , .. ∵ ’, ∴.'.' , .
ミ ミミヾソ, --_- ― = ̄  ̄ 》 .∴ ' ((( #)。∋) .∴ '
ミ イル#゚〜゚),-'' ̄ = __――=', ・,' .r⌒> _/ ノノノノ ,. ・,‘
ミ (っ , _,-- _-―  ̄=_ ]":" .' | y'⌒ ⌒i .' . ’
ミ / ) ―  ̄_=_ ` ,》,∴. ]. | / ノ | ∴.'∴.'
ミ ( / ̄∪ ―= _ ] ̄, , ー' /´ヾ_ノ
, ,./ , ノ '
/ / / , ・,‘
/ / ,' , ・,‘
/ /| |
!、_/ / )
|_/
( ∋ ) !!!!!
トル#゚Д゚) 「っしゃぁオラァ!」
(#A`) 「…すげえ…サンダー要素ないけど」
【雷の要素が迷子に】
- 33 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:58:40 ID:07g52rWY0
- (;メ∋゚) ダッ!!
(;#A`) 「生きてた!逃げた!足速ッ!」
トル#゚〜゚) 「ドクオ、耳塞いどけ!!」
(;#A`) 「え?」
トル#゚〜゚)っ中 「うらああああ!!!」
| / ズ
| / __ ギ
| // / ャ
|// / ァ
゙ // ァ
/" ァ
;,人ノレ,从;, ァ
,;人) (,ノレ, ァ
ノ,゙从) ノノノノ ;ノレ;, ァ
,;) ( ∋ ) 彡 ゞ ァ
,;) ミヽ /⌒羊⌒\// (;, ァ
;;) \ /ヽ /\/ ゞ ァ
;;) ) ヽ_ (;, ァ
;;) / ) (; ァ
;;) / /⌒// ゞ ァ
;;) // 彡ノ ,(; !
;;) 彡 (;; !
(;#A゚) 「うおおおおおおおおおおお!!!!」
【噂をすれば雷】
- 34 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 21:59:41 ID:07g52rWY0
- トール宅:夕方
トル゚〜゚) 「…とまあ、そういうわけだ」
('A`)
トル゚〜゚) 「私が実は雷神で人間に紛れている巨人を狩りに来ているなんて聞かされても理解できないのは仕方ない」
トル゚〜゚) 「私としては信じてもらわなくとも今日の事件を黙っていてもらえればそれでいいんだ」
('A`) 「…トールさんが、ただの人間じゃないことは信じるし、誰にも言わない」
トル゚〜゚)っ 「…ありがとう。ドクオ、握手してもらえないか?」
(*'A`) 「え?!」
トル゚〜゚) 「単なる友好の印だ。頬染めんな気持ち悪い」
(*'A`) 「じゃ、じゃあ…」
トル゚〜゚)っ⊂('A`*) ビリリッ
(*'A`) (なんかちょっとビリビリした…)
トル゚〜゚) (これで、仮に喋ろうとしても大丈夫だな)
【典型的巻き込まれ型主人公】
- 35 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:00:10 ID:msTFjs6k0
- 何これ面白い
- 36 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:00:23 ID:07g52rWY0
-
(*'A`) 「でも、あのままにしておいて大丈夫だったの?」
トル゚〜゚) 「ああ、仲間が何とかしてくれる。少なくとも巨人の死体は確実に消されてるよ」
(*'A`) 「なるほど…」
トル゚〜゚) 「…まさか向こうから人のいる場所で仕掛けて来るとは思わなかったよ」
トル゚〜゚) (人間に存在がばれて都合が悪いのは奴らも同じはず…なんだかきな臭くなってきた)
(*'A`) (トールたんが悩んでいる!トールたんが物憂げな顔で窓の外を見ている!)
(*'A`) (あああああああかわいいようつくしいよときめきの塊だよトールたん!!!)
(*'A`) (加速する!!俺の心が加速する!!あああトールたん俺の心が疾風迅雷だよ電光石火だよ!!)
(*'A`) (トールたんの部屋!トールたんのかほり!なんだか懐かしい香りがするよ!!)
(*'A`) (さすがは神様だね!僕の故郷はトールたんに決定!トールたんと一緒に愛の神話を作りたい!!)
【巻き込まれるくらいではぶれません】】
- 37 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:01:18 ID:07g52rWY0
-
ドクオ宅:夜
('A`) 「今日もトールたんは可愛かった」
('A`) 「あの雄雄しい戦いも実は神様だということも」
('A`) 「俺の愛の前ではなんら関係ない」
('A`) 「むしろ、興奮する」
('A`) 「うむ…」
('A`) 「なんかもにょもにょしてきた」
ガサゴソ
('A`) 「図らずも秘密を共有することになったわけだし」
('A`) 「もうこれって付き合ってるのと変わらないよね
【童貞の性】
- 38 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:02:06 ID:07g52rWY0
-
(* A ) 「トール!トール!トール!トォォォルぅぅうううわぁあああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!トールトールトールぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!素直トールたんの朱色癖ッ毛の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
転校初日のトールたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
巨人倒せて良かったねトールたん!あぁあああああ!かわいい!トールたん!かわいい!あっああぁああ!
保健室で看病してもらえて嬉し…いやぁあああああ!!!にゃあああああああん!!ぎゃあああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!愛してるだけじゃ恋人じゃない!!!!あ…転校も保健室の看病もよく考えたら…
ト ォ ル ち ゃ ん は 彼女じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ビルスキルニルぅうううう!!
この!ちきしょー!やめてやる!!ストーカーなんかやめ…て…え!?見…てる?思い出の中のトールちゃんが僕を見てる?
写真のトールちゃんが僕を見てるぞ!トールちゃんが僕を見てるぞ!デジカメのトールちゃんが僕を見てるぞ!!
ボイスレコーダーのトールちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはトールちゃんがいる!!やったよミョルニル!!ひとりでできるもん!!!
あ、転校生のトールちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあミセリぃい!!ぺ、ペニサス!!デレぇええええ!!ハインリッヒぃいいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の情熱よトールへ届け!!ビルスキルニルのトールへ届け!」
【儀式中】
- 39 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:03:07 ID:07g52rWY0
- / | | |
| | | |
|ー | l ー- l
/⌒ヽ | | l l
l l | | | 0 |
| l | ー- | l⌒) - l
| -‐| | | | 丿 | /⌒ヽ
| | | | |ノ l | ヽ
l _! | !__,! ‐ 一 | l ヽ、
/⌒ヽ l ‐ \ |, ノ⌒) () l 〉-‐ l
l〉 )ヽ、 ヽノ (ノO (ノ (つ ヽ、 | ノ) |
/ 人 ヽ、 (⌒) ヽノ (ノ |
l ヽ、\, )丿 / ノ/ o l
ヽ ノ \,/ / (ノ () ヽ l
\ / / (⌒ヽ |
ヽ、 / / l しノ |
ヽ、 / / | l
ヽ、 l /
ヽ、 | /
ヽ l /
('A`) 「…ふぅ」
('A`) 「大好きだよ、トールたん」
【第一話:ボーイミーツトール おわり】
- 40 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:04:55 ID:07g52rWY0
- 【おまけ 登場人物まとめ】
トル゚〜゚) :トール。雷神トールの仮の姿。大雑把でドジっ子で暴力的。周りからは若干電波扱い。イチゴ好き。
('A`) :ドクオ。ごく普通の高校二年生。極められた五感とクマムシを凌ぐ生命力を持つ。ブーンと仲がいい。リンゴ好き。
( ^ω^) :ブーン。ドクオの友人。気が優しく人当たりがいいがゴキブリを素手で殴れる男気も持つ。ミカン好き。
ζ(゚ー゚*ζ :デレ。クラスメイト。ゆるふわ愛されガール。若干恋愛脳。アボカド好き。
ミセ*゚ー゚)リ :ミセリ。クラスメイト。ボーイッシュガール。常識人。ブドウ好き。
('、`*川 :ペニス。クラスメイト。年齢より年上に見られるタイプ。若干ズレている。バナナ好き。
从 ゚∀从 :ハインリッヒ。クラスメイト。弱ヤンキー性スポーツ娘。ソフトボール部。モモ好き。
ξ゚⊿゚)ξ :ツン。ドクオ達の中学時代の後輩。今は女子高にいる。人前ではツンツン。ミカン好き。
( ・∀・) :モララー。クラスメイト。どうでもいい。
( ´∀`) :モナー。教師。個性的な生徒たちを適当に受け流す。柚子好き。
( ゚∋゚) :巨人。無口。正確な身長は235cm。大型AAが多い。ザクロ好き。
( ^Д^) :プギャー。別名『巨人』。身長192センチ。短小。元空手部で本当はかなり強い。さくらんぼ好き。
(,,゚Д゚) :ギコ。別名『死神』。元々空手道場出身の彼は中学全国レベルの使い手で、実直真面目、有望な選手だった。
が、街中で不良に絡まれた少女を助けようとした際に補導され、全国大会への切符を失うことになる。
不良への恨みを胸に、有名な夜ン鬼威高校へ進学。入学式のその日に絡んできたプギャーを一撃で倒し舎弟へ加えた。
生徒の前で中学時代から悪名高いプギャーを倒したことにより全生徒から注目を浴びることになったギコ。
翌日から次々とその首を狙われるが徐々に舎弟を増やし、着々と復讐を果たしていく。が―――――。
不良への嫌悪を高めながらも、共に修羅場を駆け抜けた仲間たちに友情を覚え迷いを抱えるようになる。
そんなある日、当時の二年の筆頭グループに奇襲され、窮地に立ったギコ。それを救ったのは舎弟のヤスだった。
もともと喧嘩の強くないヤス。プギャーが駆けつけるその時まで身を盾にギコをかばい続け、結果意識不明の重態に陥った。
ヤスの見せた気高い魂を前に、ギコは己の行いを恥じた。俺は復讐を建前に、ただの憂さ晴らしをしていたのだと。
本当にやるべきは目の前に現れた不良を殴ることではない。
不良を統率し、これ以上の被害者を増やさないことこそ自らが行うべき復讐なのだと。
そして、二年に進学したその日、ギコは三年の頭であり夜ン鬼威高校総番鬼沢に宣戦布告。
こうして近隣市街を巻き込む巨大な不良抗争の火蓋が切って落とされたのである。
- 41 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:05:08 ID:msTFjs6k0
- 乙 次回待ってます
- 42 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:09:03 ID:JU6iXE5U0
- おもしろい 電撃乙
- 43 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:09:15 ID:07g52rWY0
- とりあえず一話はここまでです
我ながらトールの可愛らしさとドクオの純情っぷりをうまく描けたと思います
質問、感想、罵声などありましたら遠慮なく投げつけてください喜びます
それではお粗末さまでした
- 44 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 22:23:09 ID:U452bBE20
- 予想のななめ上だった
色んな意味で
- 45 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 23:14:30 ID:ajgVEZeM0
- 一発ネタじゃない……だと?
- 46 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 23:41:27 ID:LsysZgZkO
- ペニサス…
- 47 :名も無きAAのようです:2011/11/16(水) 23:58:36 ID:ajgVEZeM0
- >>46
だからバナナ……
- 48 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 00:08:51 ID:25eUXW9Q0
- よくみたらペニサスじゃなかった…
細かいネタ多いな
- 49 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 00:50:53 ID:F5GGqU.2O
- キャプテン米国はいつ登場しますか?
- 50 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 02:14:30 ID:L2ke6EEU0
- 良純はでますか
- 51 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 02:34:41 ID:jaoI2d.60
- >>49
盾をブーメランにする人は出ませんが
眉毛をブーメランにする人は出ます
>>50
眉毛の太い気象予報士はでませんが
眉毛をブーメランにする気性の荒い人は出ます
- 52 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 09:03:28 ID:Lx4LMa.UO
- ギコの好きな果物について10行
- 53 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 10:02:20 ID:jaoI2d.60
- >>52
それは10年ほど前のこと。ギコがまだ小学生にもならない頃の話である。
ギコは父親と共に沖縄を訪れた。旅行ではなく琉球武術との修行の付き添いである。
滞在初日から道場で汗を流す父。ギコは基礎を終えると父の手合わせを日が暮れるまで眺めていた。
父のことは好きだ。厳しくも優しいいい父であったし何より道着を纏い巨漢を打ち倒す姿には憧れを抱いたものだ。
だが、それと同時に修行ばかりの父に不満がたまっていたのも間違いない。
ふてくされていたギコは一人で自宅に帰ろうと下宿を飛び出して迷子になってしまった。
徐々に暗くなる空。人の通らぬ細い道。喉が渇き腹も減った。溜まった疲労は苦痛となって足を縛り付ける。
聞いたことのない鳥の声が響き、傍らの植物は風が吹くたびに、ざわわざわわとギコを驚かせる。
あまりの恐怖にギコは頭を抱え泣き出してしまった。逞しい空手家の子供とはいえ所詮子供である。
あまりに具体的に思い浮かぶ絶望のイメージに、ギコの幼い心は持たなかったのだ。パイン好き。
- 54 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 13:16:24 ID:F5GGqU.2O
- ミセ*゚ー゚)リ トル゚〜゚)
ミセ*゚ー゚)リトル゚〜゚)
縮小
ミセ*゚ー゚) リトル゚〜゚)
ミセ ゚д゚ ) リトル゚〜゚)
- 55 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 19:17:52 ID:AstitERsO
- ギコが好きなレイヴンは誰?
- 56 :名も無きAAのようです:2011/11/17(木) 20:15:08 ID:jaoI2d.60
- >>55
マスターオブアリーナより
シャドウマスター/シャドウフェート
エンブレムと説明が厨二チックでかっこ良かった割に
接近型だったため連射武器のごり押しでなんとなく倒せてしまったとちう
独特な残念さに愛着を感じ気に入ったようです
- 57 :名も無きAAのようです:2011/11/18(金) 23:28:31 ID:Blp3vcIU0
- クソワロタwwwwww
ギコの設定こりすぎだろwww
続き楽しみにしてる
- 58 :名も無きAAのようです:2011/11/19(土) 00:26:55 ID:LjOhltG20
- 面白いのがきたね。
期待
- 59 :名も無きAAのようです:2011/11/19(土) 10:04:59 ID:1pT3Pm4EO
- >>57 そこつっこんじゃだめだろ…
- 60 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:42:44 ID:tmOV6HU.0
- やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素トールのようです』へ。
このキュウリはサービスだから、まず突っ込んで落ち着いて欲しい。
ξ
∩
{:::}
{::::}
{::::}
{::::}
{:::}
{:::}
v
うん、「こんな時間」なんだ。済まない。
明日は月曜日だしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「違和感」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 61 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:43:41 ID:tmOV6HU.0
- J( '-`)し 『ドクオ、大事な話があるの…』
('A`) 『何だよかーちゃん。そんなに改まって』
J( '-`)し 『うちのとーちゃんは若い頃に死んだ。あんたにはそう言って来たけど…
あれ、嘘なんだよ』
(;'A`) 『え?え?』
J( '-`)し 『実はあんたもよく知ってる人なのよ』
(;'A`) 『え?!誰だよ!』
J( '-`)し 『素直クールは、クーちゃん。素直ヒートは、ヒーちゃん
素直シュールは、シューちゃん。素直キュートは、キューちゃん
…じゃあ、素直トールは?』
(;'A`) 『トー…ちゃん……?』
(;'A`) 『ま、まさか!!!』
トル゚〜゚) 『そう!私はお前のとーちゃんだったのさ!!』
(;'A`) 『そ、そんな』
トル゚〜゚) 『さあドクオ!男同士裸で語り合おうじゃないか!!』
(゚A゚) 『嘘だああああああああああああああああああああああああああああああああ」
('A゚) 「はっ…。ゆ、夢か」
【おかーさんはみぼーじん】
- 62 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:44:36 ID:tmOV6HU.0
- 朝:
('A`) 「おはよー」
( ^ω^)「おはおー」
( ・∀・)「あ、ドクオー。昨日大丈夫だったの?」
('A`) 「え?ああ。この通り腫れも引いてばっちりだよ」
( ・∀・)「いや、それもなんだけどさ、昨日保健室にバイクが突っ込んできたらしいじゃん」
('A`)
( ^ω^)「そうなのかお?」
( ・∀・)「うん。渡辺先生が湿布買って帰ってきたら保健室めちゃくちゃで
壊れたバイクが乗り捨ててあったんだって」
('A`)
【被害増加の新事実】
- 63 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:45:17 ID:tmOV6HU.0
- 休み時間:屋上
トル゚〜゚) 「なるほど、そういうことになっていたのか」
('A`) 「これが、トールさんの仲間の?」
トル゚〜゚) 「おそらく。本来なら直すことも出来るはずだが時間がなかったんだろう
近場で見つけたバイクをぶち込んでごまかしたんだ。何回か似たようなことがあった」
('A`) 「とりあえず俺は怪我が軽かったのと用事があったから勝手に帰ったってことにしといた」
トル゚〜゚) 「それで問題ない。私もそれに付き添って帰ったってことにしておく」
('A`) (ああ、まさかこうしてトールたんとヒソヒソ話す日が来るとは)
(*'∀`) 「フヒッ」
トル゚〜゚) (心底きめえ)
【近づけど縮まらない距離】
- 64 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:46:55 ID:tmOV6HU.0
- 屋上入り口前階段
ζ(゚ー゚*ζ 「これってさ、やっぱりあれだよね」ヒソヒソ
ミセ*゚ー゚)リ 「うーん、そうなのかなあ」
('、`*川 「デレの期待してるものかは別として何かしらの進展があったのは間違いないわね」
ζ(゚ー゚*ζ 「そうだよ!絶対何かあったんだよ!」
ζ(゚ー゚*ζ 「荒れ果てた保健室、忽然と姿を消した男女…
それが次の日屋上で人目をさけて密会している…燃える!燃えるよ!トールちゃん!」
ミセ*゚ー゚)リ (この子、見た目はいいのに残念だよなぁ) ('、`*川
【中身も大事だよね】
- 65 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:47:40 ID:tmOV6HU.0
- 从 ゚∀从 「お前ら何やってんだ?」
ζ(゚ー゚*ζ 「ハインちゃん、今いいとこなの!ちょっと静かにしてて!」
从 ゚∀从 「なんだよ?なんかやってんのか?」
('、`*川 「かくかくしかじか」
从 ゚∀从 「へー。あの蛆虫が転校生とねえ」
('、`*川 「ハインさんはなんで屋上に?」
ζ(*゚Д゚*ζ 「きゃぁぁぁ!近いわ!二人の距離が近いわ!」
ミセ*゚ -゚)リ (うっせぇなこいつ) ('、`*川
从 ゚∀从 「アタシはモナーにゴキブリと転校生を職員室に呼んで来いって言われただけ」
丁度いいや。あんたら伝えといて」
ミセ*゚ -゚)リ 「呼び出し…」
('、`;川 「やっぱり例のアレよね…」
ζ(゚ー゚*ζ 「謎の事故とその現場にいたはずの二人…疑いの目を向ける権力者…!」
ζ(*゚Д゚*ζ 「来た来た来たァァァァァ!!サスペンスでミステリーで火曜日でヒルヒルメロメロよ!!」
从 ゚∀从 ミセ*゚ー゚)リ (やっぱうっせえなこいつ) ('、`*川
【妄想と現実の境界がガバガバ】
- 66 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:48:24 ID:tmOV6HU.0
- ('、`*川 「とりあえず伝言はちゃんと伝えておくね」
从 ゚∀从 「おう、頼む」
ミセ*゚ー゚)リ 「でもハインさんが先生の伝言なんて珍しいね」
ζ(゚ー゚*ζ ピクッ
从 ゚∀从 「あ?そうでもねーよ。たまたま職員室の前に通ったら頼まれたんだ
さすがにあの事故があった次の日だし、放送で呼び出すのは控えたんだろ」
ζ(゚ー゚*ζ 「でもでも〜、職員室って行こうと思わないと行かないよね〜?」
从;゚∀从 「え?いや、それは…」
ζ(゚ー゚*ζ ………思考中………
ζ(゚ー゚*ζ 「…身分やルールなんて関係ないよ!私、ハインさんの恋応援してるから」
从;゚∀从 「え?え?」
ζ(゚ー゚*ζ 「モナー先生独身だし、ハインさんならいけるよ!」
【もはや病気】
- 67 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:49:20 ID:tmOV6HU.0
- 職員室:
( ´∀`)「お、来たかもな」
(´・ω・`) 「何で呼ばれたか分るね?」
('A`) 「昨日あったっていう保健室の事故のことですか?」
(´・ω・`) 「ああ。養護教諭の渡辺先生が湿布を買って戻ると君たちの姿は無く
代わりにひどい有様の保健室があったというわわけだ」
( ´∀`)「二人のところに電話しても出ないし、心配してたんだモナ」
('A`) 「(かーちゃん昨日夜勤だったな)昨日は用事があったので帰ったんです
そのあともだるくて眠ってしまったので…挨拶もせずにすいません」
(´・ω・`) 「…まあ、ドクオは真面目だし、転校生の素直がいきなり問題を起こすとも思えない。
君たちを疑うつもりではないんだ。もし君たちが何か目撃していなかったかなと思ってね」
( ´∀`)「まあ帰っちゃってたなら何も見てないモナね」
トル゚〜゚) 「…すみません。事故のことも今日来て友達から聞いて知ったくらいなので」
( ´∀`)「いいのいいの。君たちまで巻き込まれてなくて安心モナ」
('A`) 「「まで」?だれか被害者がいたんですか?
(´・ω・`) 「保健室に突っ込んでたバイク」
(´・ω・`) 「僕のバイクなんだよね」
トル゚〜゚)
('A`)
【二次被害者】
- 68 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:50:15 ID:tmOV6HU.0
- (´・ω・`) 「まあさ、まあさ、僕自身はその時文化祭の会議を監督してたからさ容疑者から外れたけどさ」
(´・ω・`) 「ボーナスをさあ、コツコツへそくりしてさあ」
(´・ω・`) 「奥さんに頭下げまくってさあ、子供生まれたら売って車買うって約束してさあ」
(´・ω・`) 「五回だよ。乗ったの。五回。来て帰って来て帰って来て帰ろうとしたらガシャァだよ」
(´・ω・`) 「夢だったんだよ。ほんとに。「今度の休みにはツーリングに行こう(キリッ)」とか妻にいってさ」
(´・ω・`) 「僕が昨日、どんな、どんな気持ちで妻に事故のことを告げたかわかる?わかる?」
(´・ω・`) 「妻はさあ、僕を慰めてくたんだよ。しょうがないわって。そういうこともあるわって」
(´・ω・`) 「でもさあ、キッチンにさ、今までは無かったお弁当の料理本があったりするわけじゃん」
(´・ω・`) 「ベッドサイドにさオススメ野外デートスポットが載ってる雑誌とかがあるわけじゃん」
(´・ω・`) 「保険が降りて新しいバイクが届いたらねっていう妻の方がすごくがっかりしてるわけじゃん」
(´・ω・`) 「夜にベッドに入ったらすごくか弱い声で「本当はちょっと残念」とか言ってくるわけじゃん」
(´・ω・`) 「君たちに分る?この僕の心苦しさが。妻の落胆が。わかる?わかる?」
(´・ω・`) 「わからないよね。失うことよりも手に入らないことが怖い年頃だもんね。しかたないよ」
(´・ω・`) 「もうじき寒くなるし来週は文化祭だし今週末が今年最後のチャンスだったんだけどなあ」
(´・ω・`) 「ねー」
('A`)
トル゚〜゚)
【本当にごめんなさい】
- 69 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:51:00 ID:tmOV6HU.0
-
( ^ω^)「どくおー」
('A`) 「どしたー?」
( ^ω^)「呼び出しって昨日の?」
('A`) 「おう。ほぼショボン先生の愚痴を聞いてただけだけどな」
( ^ω^)「…そうか。本当になんとも無いのかお?」
('A`) 「もちろんだ。トールちゃんとの仲が進展したという意味ではいろいろあったけど」
( ^ω^)(それが一番おかしいんだけど)
('A`) 「でも、トールちゃんと一緒に呼び出されて事情を聞かれるなんて、
これはもう先生公認のカポーと言っても過言ではないな」
( ^ω^)(いつもどおりだったわ)
【なんだかんだで平常運行】
- 70 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:51:56 ID:tmOV6HU.0
-
( ^ω^)「ところで」
('A`) 「なんだよ」
( ^ω^)「トールさんのどこが好きなんだお?」
('A`) 「あ?トールちゃんディスってんのか?」
('A`) 「癖っ毛全開の赤髪とか気難しそうな口元とか可愛いだろ糞が」
( ^ω^)「いや、トールさんが可愛いかどうかというより
博愛主義のドクオが一人の女の子に入れ込むのは珍しいお」
('A`) 「…いわれてみればそうかもしれん。最近俺のハートはトールちゃんで溢れている」
( ^ω^)「だお?デレちゃんとかミセリとかペニサスとか可愛い子はいっぱいいるのに」
('A`) 「だが安心しろ。クラスの女子は全員既に(妄想で)抱いた」
( ^ω^)「貞子もか」
('A`) 「貞子も、レモナもだ」
( ^ω^)「レモナは…」
('A`) 「ああ」
( ^ω^)「僕は改めておまえが怖い」
('A`) 「褒めるなよ」
【紳士は差別などしないのだよ】
- 71 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:52:39 ID:tmOV6HU.0
-
('A`) 「お前に言われて気付いたよ。俺はトールちゃんに恋をしているんだ」
('A`) 「愛し慈しむことはあっても、恋をしたのは初めてかもしれない」
( ^ω^)「お前の場合愛も恋も下心まみれだお」
('A`) 「忍ばせた心が押しつぶされそう、それが下心さブーン」
( ^ω^)「ものは言いようだな」
('A`) 「今思えば一目惚れだったのかもしれない」
('A`) 「出会ったその瞬間に稲妻のうな衝撃が体を貫いた」
( ^ω^)「俗に言うビビっと来ってやつかお」
('A`) 「そんなもんじゃ無かったさ。
肉が焼け血が沸騰し内臓が爆ぜる、そんな衝撃だった」
【吊り橋ならぬ落雷効果】
- 72 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:53:31 ID:tmOV6HU.0
- 昼休み:廊下
从'ー'从 「よいしょ、よいしょ」
('A`) 「渡辺先生、重そうですね。手伝いますよ」
从'ー'从 「お、ドッくんじゃーん。さんきゅー」
('A`) 「これ、どこに運ぶんですか?」
从'ー'从 「二階の空き教室だよー。臨時の保健室にすんの」
('A`) 「ああ、あそこ使えないですもんね」
从'ー'从 「ふざけんな、とは思うけどとりあえず怪我人とか出なくてよかったよ」
('A`) 「はは」
从'ー'从 「でもさー、本当に何もなかったの?帰っちゃったの?」
('A`) 「はい。帰りました」
从'ー'从 「なーんだ。保健室に女子と二人っきりなんだからなんかしろよー。
キスとかセックスとかさー。お約束でしょー」
('A`) 「先生、漫画の読みすぎです」
【エロに寛大な養護教諭って、いいよね】
- 73 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:54:32 ID:tmOV6HU.0
-
从'ー'从 「でさー。ドッくんはさ、見た目はともかく中身はいいわけじゃん?」
('A`) 「女って生き物は見た目に触れないと気が済まないのか」
从'ー'从 「隠したところで事実はかわらないよドッくーん」
('A`) 「慣れたんでいいです。で、なんですか」
从'ー'从 「彼女とかいねーの?」
('A`) 「俺が彼女作ったら他の女が不幸になるんで」
从'ー'从 「ははは。お前夢遊病だったのか」
【寝言は寝て言え】
- 74 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:55:17 ID:tmOV6HU.0
- ('A`) 「先生はどうなんすか。人のこと偉そうに」
从'ー'从 「あたしは付き合ってる人いるし」
('A`) 「やっぱり。今年の春からですよね」
从'ー'从 「お?もしかして噂とかされてた?誰にも言ってねーんだけど」
('A`) 「いや、春から先生の身の回りの小物の趣味が変わったんでそうかなーと勝手に」
从'ー'从 「この虚弱体質が。二度と保健室くんな。女子か。その観察と発想きめーわ」
('A`) 「きめーとか言わないで心が折れる」
从'ー'从 「きめーきめーきめーきめーきめーきめーきめーきめーきめー」
(*'A`) (これは、これでっ)
【我々の業界ではご褒美です】
- 75 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:55:59 ID:tmOV6HU.0
- ('A`) 「で、どんな人なんですか?」
('A`) 「結構歳上と見ますが」
从'ー'从 「本当にきめーぞお前。なんでわかんだよ」
('A`) 「においで」
从'ー'从 「犬かよ」
('A`) 「わんっ」
从'ー'从 「ぶさ可愛くない」
('A`) 「良いところが、無いじゃないか」
从'ー'从 「はは………なぁ犬」
('A`) 「わぅん?」
从'ー'从 「あたし、不倫してんだ」
('A`)
【軽い気持ちで振った話題が重い話に繋がった時のやっちまった感は異常】
- 76 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:56:42 ID:tmOV6HU.0
-
从'ー'从 「奥さんもいて、子供もいて、あたし以外の愛人も何人かいる人なのよ」
从'ー'从 「逢えるのも月一くらい」
从'ー'从 「愛してるとか言われても信用でないってね」
('A`) 「先生…」
从'ー'从 「どうせ弄ばれてるのは分かってるんだけどさ」
从'ー'从 「結局、会ったら嬉しくて、どうでもよくなっちゃうんだよねー……」
从'ー'从 「……荷物、そこに置いといて。さんきゅー」
('A`)、
从'ー'从 「ごめんなー、愚痴っちゃって。内緒にしといて貰えると助かる」
('A`) 「……わん」
【言葉がありません】
- 77 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:57:36 ID:tmOV6HU.0
- 少し前:昼休み
ζ(゚ー゚*ζ 「で、トールちゃん!」
トル゚〜゚) 「はいはい」
ζ(゚ー゚*ζ 「ドクオくんとはどうなんです?」
トル゚〜゚) っ中
ミセ*゚ー゚)リ 「はーいどうどう」
('、`*川 「デレももう少しクッション置きなさいクッション」
ζ(゚ー゚*ζ 「まどろっこしいのは嫌いなの!観念しなさいトールちゃん!
屋上でこっそり話していたのはしってるんだから!
トル゚〜゚) 「…何話してるかも聞こえたの?」ピリッ
ミセ;゚ー゚)リ (すごいプレッシャーだ) ('、`;川
ζ(゚、゚;ζ 「そ、それは聞こえ無かったけど」
トル゚〜゚) 「…特に大した話はしてないよー。事故があったんだってー、くらい」
ζ(゚ー゚*ζ 「それなら別に屋じモガ
ミセ;゚ー゚)リ (病気かお前!)
('、`;川 (聞いて欲しくないオーラ出まくってんだろ!)
ζ(゚、゚*ζ 「ちぇー」
【超えちゃいけないライン、考えて】
- 78 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:58:16 ID:tmOV6HU.0
- トル゚〜゚) 「むしろデレちゃんたちはそういう話は無いの?」
ζ(゚ー゚*ζ 「私は他人の恋愛を見るのが楽しくて興味ありません」
トル゚〜゚) 「なんてはた迷惑なやつだ」
ζ(゚、゚*ζ 「ぶー。別にいいじゃーん」
ミセ*゚ー゚)リ 「いや、デレは結構恋の渦の中にいるよ」
('、`*川 「お、隠れ事情通のミセリは何を知ってるのかしら」
トル゚〜゚) 「まあデレちゃん見た目は可愛いもんね」
ζ(*゚д゚*ζ 「やめて!恥ずかしいからそういうの言わないで」
【やられて嫌なことをやってはいけません】
- 79 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:58:56 ID:tmOV6HU.0
- トル゚〜゚) 「ミセリは男子とも結構仲いいよね」
ミセ*゚ー゚)リ 「え、うんまぁ。男兄弟多かったからね」
ζ(゚ー゚*ζ 「そのせいで男子側の情報はミセちゃんがすごい」
トル゚〜゚) 「ミセリには浮いた話無いの?」
ミセ*゚ー゚)リ 「無い無い。私年下好きだもん。
私を好きな人が居るって話聞いたことないし」
('、`*川 「わからないよー?自分の情報は入ってこないものだし」
ζ(゚ー゚*ζ 「わたしミセちゃんが関わる話聞いたよー」
ミセ*゚ー゚)リ 「なん…だと…?」
ζ(^ー^*ζ 「安心して、口が裂けても教えないから」
ミセ*゚─゚)リ 「えっ、でも、え?」
トル゚〜゚) (動揺してるな) ('、`*川
【ガールズトークはMP大量消費】
- 80 :名も無きAAのようです:2011/11/20(日) 23:59:36 ID:tmOV6HU.0
-
トル゚〜゚) 「ペニサスは恋人いるだろ」
ζ(゚ー゚*ζ 「あったりー」
ミセ*゚ー゚)リ 「中学から付き合ってる歳上の彼氏いるんだよ」
('、`*川 「ちくしょうわたしまで巻き込むな」
トル゚〜゚) 「この学校?」
ミセ*゚ー゚)リ 「去年までね。今は大学生」
ζ(゚ー゚*ζ 「プラトニックでキスもまだなんだよね?」
トル゚〜゚) 「それは逆に大丈夫なのか」
ミセ*゚ー゚)リ 「ねー、キスもまだってのは珍しいよね」
トル゚〜゚) 「ペニサスなのに不能なの?」
('、`;*川 「うっせ!キスはもうしたわ!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「え?」 ζ(゚ー゚*ζ
トル゚〜゚) 「ほぉー」
('、`;*川 「ぁぁ…しまった…」
【事情聴取は放課後まで行われた】
- 81 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:00:17 ID:2CIrx2hc0
-
(///*川 「だから、先週末遊園地に行って…」
トル゚〜゚) (ん?)
トル゚〜゚) (この気配は…巨人か!)
ζ(゚ー゚*ζ 「それで?それで?」
トル゚〜゚) (巻き込むと後が厄介だ…)
─wwヘ√レvv~ パシン ─wwヘ√レvv~─
('、`*川 「ん?」
ζ(゚ー゚*ζ 「あり?」
ミセ*゚ー゚)リ 「え?」
ミセ*゚ー゚)リ (今一瞬、ピリッとした) ζ(゚ー゚*ζ ('、`*川
トル゚〜゚) (これでしばらくは大丈夫)ダッシュ
【人除けの術(必修)】
- 82 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:01:00 ID:2CIrx2hc0
-
臨時保健室前:
('A`) (今なんかピリッとした…)
('A`) (まぁいいや、色々あって混乱してるからトイレで賢者になってこよう)
('A`) (ん?)
( ゚∋゚)ノ
(;'A`) 「きょ、巨人?なんで廊下に!」
トル#゚〜゚) 「ドクオ!伏せろ!!」
三 ミミヾソ, キャオラッ!!
三 イル#゚д゚)
三 と と ヽ ノノノノ
三 ヽ つ#)∋), ; ゙∴ , ゴスゥッ
三 し´と と )
/ / /
(__)_)
【エコブームにのってAAリサイクル】
- 83 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:01:43 ID:2CIrx2hc0
-
(;'A`) 「トールさん!」
トル゚〜゚) 「やっぱり直接認識したお前には効き目が弱いか…」
(;'A`) 「え?」
(#゚∋゚) フシュルルル
トル#゚〜゚) 「よじ登って窓から来たか…」
トル#゚〜゚) (ここをピンポイントで?やっぱり何かあるな)
【1分後バトル入りまーす】
- 84 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:02:37 ID:2CIrx2hc0
- トル#゚〜゚) (とにかく学校から引き離さねえと!!)
トル#゚〜゚) 「うらぁッ!!」 ガシッ
(#゚∋゚) !?!
(;'A`) (掴んだァ!)
トル#゚〜゚) 「ダラァ!!」グオッ
(;#゚∋゚) !?
(;'A`) (窓から外に投げたァ!)
トル゚〜゚) 「ドクオ、今見たことは誰にも言うな。どうせ誰も気付いてない」
(;'A`) 「え?え?」
トル#゚〜゚) 「じゃあな!」バッ
┌ ┌ |
┌ ┌ |
┌ ┌ | ミ
┌ ┌ | ζ゚
┌ ┌ |
(;'A`) 「ちょッ!」
【バトルに入るといったな。嘘だ】
- 85 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:03:21 ID:2CIrx2hc0
- ('A`) (あの後トールたんは巨人と共に姿を消した)
('A`) (クラスの皆は巨人がいたことはおろか、トールちゃんがいないことにすら気付いていない)
('A`) (……大丈夫かな、トールたん)
('A`) (俺は付き纏って見るしか出来ないのか…)
( ^ω^)「どくお?どした?」
('A`) 「いや、トールたんにナニか出来ないかなと思ってただけだ」
( ^ω^)(こいつ、ついに犯罪を…!)
【日ごろの行いの大切さ】
- 86 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:03:42 ID:A4ZVRvFMO
- 支援
- 87 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:04:03 ID:2CIrx2hc0
-
<…ゴロゴロ…ドギャァァァァアアアアアア!!
ζ(゚ー゚*ζ 「うわ、すごい雷…」
('、`*川 「晴れてるのに」
ミセ*゚ー゚)リ 「最近多いねー」
( ・∀・)「裏山の方だね、こわいなぁ」
('A`) 「……」
( ^ω^)「ドクオ?」
( ´∀`)「皆静かにするモナー。停電もしてないし授業続行モナー」
('A`) (…好きな女一人も救えない奴が、愛を語れるかよ!!)
('A`)ノ 「先生、トイレ行ってきます」キリッ
( ^ω^)(何だオナニーか)
【少年の決意】
- 88 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:04:47 ID:2CIrx2hc0
-
廊下
('A`) (雷からして裏山だ…!)ダッシュ
…ドギャアアアアアアアアア!!
(;'A`) (クソッ、やっぱり昨日より苦戦してるんだ!)
_
( ゚ ) 「しょうねーん、どこに行くんだー?」
(;'A`) 「え?」
_
( ゚∀゚) 「チミがいっても邪魔なだけでしょーん」 ヒュッ
(;'A`)_「あんた、何もn…ドスンッ
(;゚A_) 「が、ぼっ」
_
( ゚∀゚) 「己の無力を知ってなお駆けつけようとするその男気には敬服するけどさ」
( A ) 「く、そぉ」 ドサッ
_
( ゚∀゚) 「気持ちだけじゃ女は捕まえられねーよ。お前に死なれても面白くないし」
_
( ゚∀゚) 「お前もそう思うだろ?」
| ^o^ | フシュルルル
_
( ゚∀゚) 「巨人に何言っても、無駄かぁ」
【眉毛を飛ばす謎の男】
- 89 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:05:29 ID:2CIrx2hc0
-
裏山:すこし前
トル;゚〜゚) (学校の方から巨人と…この気配は…!!)
(#゚дメ) !!
(゚∈`#) !!
(#・,,3・) !!
トル#゚〜゚) 「だぁ、畜生!!ワラワラしてるわしつこいわなんか絶不調だわ!!!」
トル#゚〜゚) 「イラつくんだよ巨人共がッ!!」
_ー ̄_ ̄]', ・ ∴.' , .. ∵ ’, ∴.'.' , .
ミ ミミヾソ, --_- ― = ̄  ̄ 》 .∴ ' ((( #)、∋) .∴ '
ミ イル#゚〜゚),-'' ̄ = __――=', ・,' .r⌒> _/ ノノノノ ,. ・,‘
ミ (っ , _,-- _-―  ̄=_ ]":" .' | y'⌒ ⌒i .' . ’
ミ / ) ―  ̄_=_ ` ,》,∴. ]. | / ノ | ∴.'∴.'
ミ ( / ̄∪ ―= _ ] ̄, , ー' /´ヾ_ノ
, ,./ , ノ '
/ / / , ・,‘
/ / ,' , ・,‘
/ /| |
!、_/ / )
|_/
トル#゚Д゚) 「ッシャオラァ!!!まず一体!!!」
【※このAAには再生紙を利用しています】
- 90 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:06:13 ID:2CIrx2hc0
-
トル#゚〜゚) 「次は、貴様だァァァァァァ!!
(#゚дメ) !!!!
ズドドドドドドドドドド!!!
゜ヾ´ ″
ハンマーラッシュ !! =―≡゙:┐;∵ , .∵ ´‘
_ ミミミ`≡ ―,,┘ ( #Д)∴゚∵゛、゚¨
, ≡ ]トル゜〜゜r⌒) _/ / ̄ _
´∴‘≡く / ∧ | y'⌒ ⌒ ヽ ;ミミ);[ ≡―=‥、,、
″″ \/ ,ミミ;, | / `| | ゜〜゜ )`=―≡―
“ トル゜Дー' | | ヾ ノ //
=―≡`¬:, | , | [ ̄=―≒‥,,
,゛“=―≡―=',/ ノ )∵`=≡―=
∴/´/ / | | ,'ゞ ハンマーラッシュ !!
゛〃 // / \ | | ヾ
/( | |( <
/ | | | \ \
/ / | | | ヽ/⌒〉
(_ 「 _) (__〈_/
トル#゚д゚) 「ダァラッシャァ!!」
【本来は風神のAA】
- 91 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:06:58 ID:2CIrx2hc0
-
トル;゚〜゚) 「ハァ、ハァ…あークッソ!」
トル;゚〜゚) (最初三体にかき回されたせいで消耗がやばい…)
(#・,,3・) !!!!! ビュンッ
トル#゚〜゚) 「チィッ!!」 ガシィッ
トル;゚〜゚) (コイツはまだまだ元気か…!)
(#・,,3・)。彡゚ !!!!! ブンブンブンッ!!!!
トル#゚〜゚)。彡゚ 「オララララ!!!」 ガガガッ
トル#゚〜゚) (クッソ情けねえ!道具揃えて苦戦するなんて!)
トル#゚〜゚) (学校の気配だって気になってんのに!!)
(#・,,3・)≡⊃ !!! ブゥン!!
トル#゚〜゚)∩ 「調子に乗ってんじゃ」
トル#゚〜゚) 「NEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」 ゴキャッ
日-⊂彡 , , ; "∴
※)#),,3 ) . ;∴ , !!!!!!!!!!
【雷神怒りのハンマー】
- 92 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:07:44 ID:2CIrx2hc0
-
トル#゚〜゚) 「これでトドメだ!!」
トル#゚Д゚) 「サンダーロケットハンマァァァァァァアアアアアア!!!」
ミミヾソ, - ― -─── .─;─.────────━━Λ━,━∴━━━
__ イル#゚Д゚) --,──.──∴─,,────────━━*━ . .; ・
─── r/ (⌒y〜イ,,,ノ __ ヽ, 、 ・,‘ . ,ノ ; ; ; ,Λ.
,;; / /ヾ,r'”イj` y'⌒Y⌒´;;`ソヾ,、r X´_,,-‐‐'´〜;..u、ル'、ソ⌒h'";,t, y_ ・;・
(曲/ ,f ミ--‐'リ"''‐--''t){"人,;'"r~~`´ ヽ";;,,:リ、゙j"=-,1xハ:''ヘ,,jミ《' シ;#・3 )`j・..∴
l _, I jヽノヽ、t`;,.鄱ヽ、_;;-'''i,ア~'';,,y´ 入ソヽ‐-,,}`'j゙′イ '゙i y’〕、.イ′*つ
i ハ f ‐-t"'"二==ミ ,,_'-'‐ヾ、 '"゙゙彡 '゙゙゙`⌒ヽニ三,, `,, Y.:;'
/ / '; ヾ - -j―── ヾ───ソ──────━━━ゞ 〆) ・: ヽ━━━
/ ノ ヽ、 ヽ - ―─────ゝ────────━━・━━/ /( /━∵,
─/ _,/─ 丶, ヽ ― --─── ノ─────────━━━( / ) /━━━
─/ j'──── .〉 ,i ‐- ―────'─────────━━━..し' ━し━.━━
(__,ノ (__j ―─────────────━━━━
【Q.トールが巨人より大きくない? A.錯覚です】
- 93 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:08:25 ID:2CIrx2hc0
-
トル;゚〜゚) 「…ッシャァ、とりあえず、これで、お終いだ」
トル;゚〜゚) 「早く、戻らないと…」
トル;゚〜゚) (?学校の巨人の気配が、消えてる?)
トル;゚〜゚) (やっぱりさっきの気配は…!)
ガサッ
トル;゚〜゚) (?!巨人の気配?!近い!)
(ヽ´W`) … フシュルルル
トル;゚〜゚) 「…マジかよ、やっぱりおかしいぞ、この街!!」
【乙女(?)のピンチ】
- 94 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:09:06 ID:2CIrx2hc0
-
学校屋上:
Set mayuge...
( ゚∀(ニ0=ニ(()____.
( 、つヮっ―'''''''''' ̄ ̄ ̄
⊂_)/ 〉:: :::\
''''''''''''''/:: 〈 /
|||||||||||||||||||||||||||| ....┳ ::||||||||||||||||||||||||||||||
||||||||||||||||| ..┠ +20 ::||||||||||||||||||||
||||||||||||| . .┃ :|||||||||||||||
||||||||| ┠ +10 ||||||||||||
|||||||: ┸ |||||||
||||||: ┣┿┿┿┿┥(ヽ´W`)┝┿┿┿┿┫ :||||
||||||||: / `┰\ :|||||||
||||||||||||, ⊂ ) ┠ -10つ :|||||||||
||||||||||||||, (_.┃⌒ヽ |||||||||||||||
||||||||||||||||||: ..┠ -20} ||||||||||||||||||||||
||||||||||||||||||||||||||||| ..ノ┻ :||||||||||||||||||||||||||||
...Fire !!!!!!
( ゚∀(ニ0=ニ(()____. そ'.ゞ ド ュ
( 、つヮっ―'''''''''' ̄ ̄ ̄ , (;ヾ シ ッ
⊂_)/ 〉:: :::\
''''''''''''''/:: 〈 /
【眉毛を撃ち出す謎の男】
- 95 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:09:48 ID:2CIrx2hc0
-
!?
_
/ jjjj _
/ タ {!!! _ ヽ、
,/ ノ ~ `、 \
`、 `ヽ. !? , ‐'` ノ
\ `ヽ(ヽ゚゙W゚,)" .ノ/
i. 、 '∵,¥゙●,゙ノ そ;∴ パチュンッ!!!
`、.` -‐´;`ー イ
i 彡 i ミ/
} {
/ ) `\
/ /ヽ、 ヽ.
/ ノ ヽ. )
\ `ヽ { f
\ \ | i
ノ _> j キ
<.,,_/~ 〈 `、
`ー-‐'
( W )そ; !!!!!
トル;゚〜゚) 「!?」
【心臓一閃】
- 96 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:10:30 ID:2CIrx2hc0
-
トル;゚〜゚)っ- 「巨人の体を撃ち抜いたこれは…」
<マァァァァァァァァ…イ………
トル;゚〜゚) そ
<スイィィィィィィィト……
トル;゚〜゚) 「これはやっぱり!」
「トォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!!!!!!」
⊂二 ̄⌒\ ノ)
)\ ( / \
/__ )*゚∀゚ ) _/ /^\)
//// / ⌒ ̄_/
/ / / // ̄\ | ̄ ̄
/ / / (/ \ \___
((/ ( _ )
/ / ̄ ̄/ /
/ / / /
/ / ( /
/ / ) /
/ / し′
( /
) /
し′
トル;゚〜゚) 「うわぁ」 ゴキャッ
日-⊂彡 , , ; "∴
※)#),,∀ ) . ;∴ , 「ひでぶっ!!」
【とりあえず一撃】
- 97 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:11:10 ID:2CIrx2hc0
-
( #)∀゚) 「疲労困憊とは思えない見事な一撃だなトール」
トル゚〜゚) 「…何しに来たんだよ」
( #)∀゚) 「何しにって…あ、まず先に槍返して」
トル゚〜゚)っ-
_
( #)∀゚) 「やっぱこれがないと顔が締まらないね」
トル゚〜゚) 「もともと緩みきってんだろ」
_
( #)∀゚) 「おいおい、パパに向かってその言い草はないだろ」
トル゚〜゚) 「我が父にして最高神様がこんな東の果てに何の用だって聞いてんだよ、オーディン」
【眉毛=グングニル】
- 98 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:11:53 ID:2CIrx2hc0
- _
( ゚∀゚) 「まあ幾つか用事はあるんだけど。そろそろ聞きたいことがあるんじゃないかと思ってさ」
トル゚〜゚) 「…巨人たちは、あの学校にある何かを狙ってる。そうだな?」
_
( ゚∀゚) 「うん。まあ正確には誰か、だけどね」
トル゚〜゚) 「…それでなんだかんだ理由つけて私をこの学校に入れたのか。そいつの傍で守れるように」
_
( ゚∀゚) 「そ。人間には人間の生活がある。たとえどんな理由があっても、それを守ってやらなきゃならん」
_
( ゚∀゚) 「……もしかして、もう誰のことか目星付いてる?」
トル゚〜゚) 「……あいつは、何なんだ?なんで巨人はあいつを狙う」
_
( ゚∀゚) 「…あれは、特別なんだ」
トル゚〜゚) 「……」
_
( ゚∀゚) 「……あんまり大っぴらにしたい話じゃない。詳しいことは後でちゃんと話す。だから…」
トル゚〜゚) 「分ってる。私は今までと何もかわらねえ。巨人を倒して人間を守るだけだ」
【核心のチラリズム】
- 99 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:12:34 ID:2CIrx2hc0
- 学校:
_
『( ゚∀゚)∩ 「じゃ、後よろしこ。帰るのは明日だけど、今日は用事あるから巨人は任せた!」』
トル゚〜゚) 「あのクソ親父、結局詳しいことはうやむやのまんま繁華街に消えやがって」
トル゚〜゚) (私の雷撃食らってピンピンしてたり、認識阻害の電磁波が効かなかったり)
トル゚〜゚) (それでいて巨人に狙われ、北欧の最高神が守ろうとしている)
トル゚〜゚) 「ドクオ、お前は一体何なんだ」
【ただの変態だよ】
- 100 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:13:15 ID:2CIrx2hc0
-
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ミセ*゚ー゚)リ トル゚〜゚)
ミセ*゚ー゚)リ トル゚〜゚)
ミセ*゚ー゚)リトル゚〜゚)
フュージョンッ!!
ミセ*゚ー゚)リトル゚〜゚)
ミセ*゚─゚) リトル゚〜゚)
ミセ ゚д゚ ) リトル^〜^)<Hey little boy !!!
('A゚) 「うわぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!」
(;'A`) 「はぁ、はぁ、ゆ、夢か……」
【今回二回目の夢オチ】
- 101 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:13:56 ID:2CIrx2hc0
-
('A`) 「ここは、臨時保健室…?」
从'ー'从 「どうしたどっくんマンドラゴラみたいな声して」
('A`) 「渡辺先生…」
从'ー'从 「おっとマンドラゴラみたいなのは顔もか」
('A`) 「ハハハいきなりかこの野郎」
【Mにだって苦しむ心はあるんだ】
- 102 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:14:37 ID:2CIrx2hc0
-
从'ー'从 「まあ真実は置いといて、具合はどうだい?」
('A`) 「俺、どうしたんですか?」
从'ー'从 「なんだい覚えてないの?二階階段付近の廊下で気絶してたんだよ」
('A`) 「…あ!」
('A`) (そうだ、あの男に何か打ち込まれて…それで…!)
(;'A`) (トールちゃんのとこに急がないと!) バッ
从;'ー'从 「おい、どうしたんだよいきなり!」
('A`) (あれも巨人の仲間だとしたら、トールちゃんが!!)
('A`) 「おれ、行かなきゃ行けないとこが…」
トル゚〜゚)っ|扉 「すいませーん、傷薬くださーい」 ガラッ
('A`)
トル゚〜゚) 「どうした?ドクオ。血相変えて」
('A`) 「……なんでも、ない」
【「チミがいっても邪魔なだけでしょーん」】
- 103 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:15:25 ID:2CIrx2hc0
-
夜:トール宅:
トル゚〜゚) (ドクオには伝えないでおいたが、これでいいんだよな)
トル゚〜゚) (親父も「人間には人間の生活がある」って言ってたし)
トル゚〜゚) (できるだけ、巨人をドクオから引き離して戦おう)
トル゚〜゚) (あいつが特別な何かだからって人間の生活を失う必要は無いしな)
――───────────────────────────────
ドクオ宅:
('A`) (トールちゃんは何があったのか教えてくれなかった)
('A`) (当然だ。俺はただトールちゃんの“正体を知っているだけ”の人間なんだから)
('A`) (勝手に盛り上がったところで、役立たずには変わらない)
('A`) (俺は所詮ただの人間でトールちゃんの仲間でもなんでもないんだ)
【おもい違い】
- 104 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:16:08 ID:2CIrx2hc0
-
(゚A゚) 「トール!!!トール!!!トール!!!トォォォルぅぅうううわぁあああああああああああああああああああん!!!!!!!!!
あぁああああ!!!ああ!!!あっあっー!!!あぁああああああ!!!!!!!!!トールトールトールぅううぁわぁああああ!!!!!!!!!
あぁクンカクンカ!!!クンカクンカ!!!スーハースーハー!!!スーハースーハー!!!いい匂いだなぁ!!!くんくん
んはぁっ!!!素直トールたんの朱色癖ッ毛の髪をクンカクンカしたいお!!!クンカクンカ!!!あぁあ!!!!!!
間違えた!!!モフモフしたいお!!!モフモフ!!!モフモフ!!!髪髪モフモフ!!!カリカリモフモフ!!!きゅんきゅんきゅい!!!!!!
屋上で風に吹かれるトールたんかわいかったよぅ!!!!!!あぁぁああ!!!あああ!!!あっあぁああああ!!!!!!ふぁぁあああんんっ!!!!!!
正体ばれなくて良かったねトールたん!!!あぁあああああ!!!かわいい!!!トールたん!!!かわいい!!!あっああぁああ!!!
一緒に呼び出されて嬉し!!!いやぁあああああ!!!!!!!!!にゃあああああああん!!!!!!ぎゃあああああああ!!!!!!
ぐあああああああああああ!!!!!!!!!知っているだけじゃ仲間じゃない!!!!!!!!!!!!あ…屋上も呼び出しもよく考えたら!!!
ボ ク は 必要 じ ゃ な い?にゃあああああああああああぁぁぁ!!!!!!うぁあああああぁぁぁぁ!!!!!!
そんなぁあああぁぁぁ!!!!!!いやぁぁぁあああぁぁぁぁ!!!!!!はぁああああああん!!!!!!ビルスキルニルぅうううう!!!!!!
この!!!ちきしょー!!!やめてやる!!!!!!トールファンなんかやめ!!!て!!!え!!!?残っ!!!てる?トールちゃんの温もりが残ってる?
握手の時のぬくもりが残ってるぞ!!!トールちゃんの手の感触が残ってるぞ!!!あの時の電流がまだまだ残ってるぞ!!!!!!
ヒソヒソ話のときの吐息が耳に残ってるぞ!!!!!!!!!よかった!!!世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!!!
いやっほぉおおおおおおお!!!!!!!!!僕にはトールちゃんがいる!!!!!!やったよ!!!メギンギョルズ!!!!!!ひとりでできるもん!!!!!!!!!
あ、雷神のトールちゃああああああああああああああん!!!!!!いやぁあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
あっあんああっああんあミセリぃい!!!!!!ぺ、ペニサス!!!!!!デレぇええええ!!!!!!ハインリッヒぃいいいいい!!!!!!
ううっうぅうう!!!!!!俺の想いよトールへ届け!!!!!!ビルスキルニルのトールへ届けえええええええ!!!!」
【悲痛な叫び】
- 105 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:16:57 ID:2CIrx2hc0
- / | | |
| | | |
|ー | l ー- l
/⌒ヽ | | l l
l l | | | 0 |
| l | ー- | l⌒) - l
| -‐| | | | 丿 | /⌒ヽ
| | | | |ノ l | ヽ
l _! | !__,! ‐ 一 | l ヽ、
/⌒ヽ l ‐ \ |, ノ⌒) () l 〉-‐ l
l〉 )ヽ、 ヽノ (ノO (ノ (つ ヽ、 | ノ) |
/ 人 ヽ、 (⌒) ヽノ (ノ |
l ヽ、\, )丿 / ノ/ o l
ヽ ノ \,/ / (ノ () ヽ l
\ / / (⌒ヽ |
ヽ、 / / l しノ |
ヽ、 / / | l
ヽ、 l /
ヽ、 | /
ヽ l /
('A`) 「俺は、オナニーしか出来ない役立たずの猿だ…」
('A`) 「欝だ。死にたい」
ボーイアンドトール
【第二話:人間と神様 おわり】
- 106 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:17:39 ID:2CIrx2hc0
- 【おまけ 登場人物追加まとめ】
トル゚〜゚) :トール。中身はおっさん。好きなマンガはグラップラーバキ。
('A`) :ドクオ。虚弱体質気味。好きなマンガは電撃ピカチュウ
( ^ω^) :ブーン。ゴキブリに容赦しない。好きなマンガはPSYREN
ζ(゚ー゚*ζ :デレ。もはや病気。好きなマンガは砂時計。
ミセ*゚ー゚)リ :ミセリ。男慣れしている。好きなマンガはソウルイーター。
('、`*川 :ペニサス。年上の恋人有。好きなマンガは土星マンション。
从 ゚∀从 :ハインリッヒ。デレの被害者。おやすみプンプン。
( ´∀`) :モナー。見た目の安心感が異常。好きなマンガはかりあげくん。
(´・ω・`) :ショボン。新キャラ。既婚者。ネチネチ系教師。柿好き。好きなマンガは三月のライオン。
从'ー'从 渡辺さん。新キャラ。独身。保健室のフランクなお姉さん。ラフランス好き。好きなマンガはNANA。
_
( ゚∀゚) オーディン(ジョルジュ)。オリAAは無闇に増やすなってお母さんに言われた。梨好き。好きなマンガはゴルゴ13。
( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)( ゚д゚ ):巨人ズ。無口。好きなマンガははじめ人間ギャートルズ。
J( '-`)し カーチャン。ドクオの母。病院勤務。リンゴ好き。好きなマンガは火の鳥。
- 107 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:18:25 ID:2CIrx2hc0
- 【出番の無かった方々 まとめ】
( ・∀・) :モララー。今回出番無し。好きなマンガはブリーチ。
ξ゚⊿゚)ξ :ツン。今回出番無し。好きなマンガは夏目友人帳
( ^Д^) :プギャー。好きなマンガはタフ。
(,,゚Д゚) :ギコ。三年に宣戦布告したギコたち二年だったが、戦況は思いのほか芳しくは無かった。
当初仲間として吸収するするつもりだった一年が謎の番の元に集結し。
二年とも三年とも手を組まない完全中立を両トップに告げたことが大きな原因であった。
一年とはいえ名を馳せた不良たちの塊、ギコも鬼沢も下手に手を出すことが出来なかったのだ。
こうして圧倒的不利の状況からギコと鬼沢の学内抗争は始まった。
一年勢を戦力として期待していた二年勢は戦力不足に喘ぎ、徐々に勢力を削られていく。
対する三年勢は弱肉強食の夜ン鬼威高校で生き抜いた猛者揃い。
戦力の差は明らかだった。ギコの機転で何とか凌ぐも限界は見え初めていた。
そして7月を前にギコは大将同士の一騎討ちを鬼沢に申し込む。
仲間の犠牲を増やしたくないギコの苦渋の選択だった。
鬼沢はギコの提案を意外にも快諾。こうして抗争は大きな局面を迎えた。
こうして行われた一騎討ち。真っ向勝負ならば勝てるというギコの考えを鬼沢は一撃の下に粉砕した。
ギコが鬼沢に下されたことにより二年勢力は三年勢力に吸収、実質的な消滅となった。
すべてを失い呆然自失するギコ。
勢力を立て直そうと説得するプギャーに耳を貸さずそのまま不登校になってしまう。
家にいることも出来ずゲームセンターを隠れるように梯子する日々。決闘からはすでに半月が過ぎていた。
ゲームセンターの長椅子で昼寝するギコの前に近づく少女が一人。
いぶかしげに睨むギコに対し、彼女は一年勢のトップを自称した。
か細い少女が一年の頭であるということ以上に、その姿を見たことでギコは驚愕した。
彼女はかつてギコが不良から救った、あの少女だったのだ。
- 108 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:21:27 ID:2CIrx2hc0
- とりあえず以上でございます
質問、感想、罵声等ありましたら遠慮せずぶつけてください。喜びます
ではでは
- 109 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:28:08 ID:lmnVar4M0
- モララー出番あったのにwwww
- 110 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 00:30:28 ID:A4ZVRvFMO
- >>109 どうでもいいわ
- 111 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 01:10:18 ID:CX2ZN8ok0
- 乙!
- 112 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 01:27:16 ID:ZJmcOQAo0
- ギコの安定感wwwwwww乙、次回待ってるよー
- 113 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 03:31:12 ID:T7Gfltck0
- 違ったらすいません 生徒指導の方?
- 114 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 08:10:14 ID:./MAsw.sO
- ギコの好きなマンガについて10行
- 115 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 13:00:23 ID:2CIrx2hc0
- >>113
違いますよー
- 116 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 18:10:27 ID:33Nf0thc0
- 眉毛グングニルかよw
- 117 :名も無きAAのようです:2011/11/21(月) 21:50:07 ID:2CIrx2hc0
- >>114
ギコの父は質実剛健、絵に描いたような空手家であった。
無論息子のギコにも空手を指導し、非常に厳しい教育を施していた。
そんな父がギコを甘やかしたことが二度だけある。
一度は沖縄修行でギコが迷子になった時。
そして、二度目がギコが小学四年生の頃、父が癌で入院した病室でのことである。
当時試合で連敗し自信を失っていたギコに、父は「空手を辞めてもいい」と告げた。
もとより空手は自分のエゴではじめさせたもの。
もしこのまま自分がいなくなればギコに空手を続ける理由は無い、そう考えての言葉だった。
空手を止めたがっていたギコはその言葉を受け空手を止めてしまう。
ギコの父が無くなったのはその半年後のことである。好きなマンガはからくりサーカス。
- 118 :名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 19:07:27 ID:yA.WH22kO
- からくりサーカスか。一気に読めば感動できるレベルの漫画だと思うが週間で読んでた人は焦れてただろうな
- 119 :名も無きAAのようです:2011/11/22(火) 20:36:46 ID:tyyhHDBE0
- あれは確かにまとめ読み向きかもしれない
後半とか
- 120 :名も無きAAのようです:2011/11/23(水) 20:15:49 ID:FURIuhzAO
- 面白いww
昔総合でオリジナルの素直キャラ出してなかった?
- 121 :名も無きAAのようです:2011/11/23(水) 20:34:22 ID:n2jQz.jEO
- トールたんはぁはぁ
- 122 :名も無きAAのようです:2011/11/23(水) 21:27:16 ID:50ANxB9M0
- >>120
記憶に無いので多分俺では無いはず…
- 123 :名も無きAAのようです:2011/11/23(水) 22:16:18 ID:uOylPBN2O
- これって元ネタある?
神話キャラは違うけど話の始まり方が似てるのを見たことある気がして
- 124 :名も無きAAのようです:2011/11/23(水) 22:21:32 ID:50ANxB9M0
- >>123
北欧神話をつまみ食いしている以外は元ネタとして意識してる作品は無いです
- 125 :名も無きAAのようです:2011/11/25(金) 16:27:44 ID:G/TkETHAO
- トーチャン…
- 126 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:04:09 ID:b41yjfsM0
-
( ゚д゚) さーて、文丸で見逃したナッパ読むか カチカチ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
ありがたいまとめさま
ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/thor/thor.htm
- 127 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:04:59 ID:b41yjfsM0
- やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです』へ。
l≡l .l≡l
|:::└┬┘:::|
|:::┌┴┐:::|
ノ::::::ヘ ,/::::::ヘ
((:(::::::))((:::::::::)))
|: ::::| |:::: ::|
((((:::::))(((:::::)))
このパピコはサービスだから、恋人と一緒に食べて落ち着いて欲しい。
うん、「こんな時間」なんだ。済まない。
今日は月曜日だしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「違和感」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 128 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:05:47 ID:b41yjfsM0
-
J( '-`)し 『ドクオ、大事な話があるの…』
('A`) 『何だよかーちゃん。そんなに改まって』
J( '-`)し 『カーチャンは病院勤務だって言ってたろ?
あれ、嘘なんだよ』
(;'A`) 『え?え?』
J( '-`)し 『実はカーチャン、天照大神なんだ』
(;'A`) 『え?!アマテラス!?』
J( '-`)し 『あなたが雷を受けても死なないのも
若干引き篭もりがちだったのも全部カーチャンが天照だからなんだよ』
(;'A`) 『じゃ、じゃあ俺は……?』
J( '-`)し 『そう、まだ目覚めていないだけであなたは特別な子供なのよ』
(*゚A゚) 『いやっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
J(;'-`)し (ドクオの部屋から奇声が…昨日から元気なかったし心配だわ)
('A゚) 「おおおおおお……また夢か?今のは夢なのか?」
ド|-`;)し 「ど、ドクオ?」オソルオソル
ア とノ
('A`) 「あ、カーチャン。カーチャンって天照大神なんだよね?」
J( '-`)し
【病院に連れて行かれそうになりました】
- 129 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:06:29 ID:b41yjfsM0
-
朝:某所:
(´・_ゝ・`) 「…そうか、トールが出張ってきたか」
( ゚∋゚)
(´・_ゝ・`) 「ああ、それだけオーディンも本気だってことだろう」
( ・3・)
(´・_ゝ・`) 「そうだな、アイツが相手じゃ数を盛っても意味が無い。しばらく様子を見よう」
(´・_ゝ・`) 「…オーディンめ、人間ごときに切り札を使ってくるとは」
(´・_ゝ・`) 「狙い甲斐があるってもんだ…ククク」
(´・_ゝ・`) 「フハハハハハハハハッ!!!」
| ^o^ |
(´・_ゝ・`) 「え?顔が笑ってなくて変だって?」
(´^_ゝ^`) 「これでいいか?」
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「そんな目でこっちみんな。俺の心折れんぞ」
【豆腐メンタル】
- 130 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:07:09 ID:b41yjfsM0
-
( ゚∋゚)
(´・_ゝ・`) 「え?ああ、急がなくともしばらく増援は来ないだろう」
(´・_ゝ・`) 「オーディンとしてはあまり他の神々に知られたい話ではないはずだ」
( ・3・)
(´・_ゝ・`) 「そう、今は下手にトールを追い詰めないほうがいい」
(´・_ゝ・`) 「増援を送るような状況に追い込むより、楽勝だと思わせておいたほうがこちらもやり易いからな」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「ああ、チャンスがあれば狙えるようにいつもどおり潜伏するように」
(´・_ゝ・`) 「くれぐれも目立ちすぎないように、人目の多いところは避けること」
(´・_ゝ・`) 「学校を襲う場合は放課後や授業中など目撃されにくい時間に狙うこと」
(´・_ゝ・`) 「プライベートを尊重し午後五時から午前九時まで時間は襲撃は極力行わないこと
いいな?」
| ^o^ |ノ ( ・3・)ノ ( ゚∋゚)ノ ( ´W`)ノ ( ゚д゚)ノ
(´・_ゝ・`) 「はーいじゃあ今日もがんばっていきましょー!」
【朝礼】
- 131 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:07:51 ID:b41yjfsM0
-
( ゚∋゚)
(´・_ゝ・`) 「え?先日返り討ちにあった同胞たちの仇を討ちたいって?」
( ゚∋゚)
(´・_ゝ・`) 「すでに2クックルもやられてるし同じクックルとして仇を討ちたい気持ちは分るが…」
( ゚∋゚)
(´・_ゝ・`) 「でも、トールは強い。お前までやられたらこちらは3クックル失うことになるんだぞ?」
( ゚∋゚)
(´・_ゝ・`) 「ううむ……分った。ただし深追いはせずに危なくなったら引け」
ヾ( ゚∋゚ )ノシ
(´・_ゝ・`) 「そんなに喜ぶなよ。…ボルジョア」
( ・3・) ?
(´・_ゝ・`) 「クックルのサポートとお目付け役を頼む」
( ・3・)ゝ
(´・_ゝ・`) 「それとミルナ」
( ゚д゚ ) ?
(´・_ゝ・`) 「お前は目が怖い」
(´゚д゚`) ェー
【表情豊かな巨人たち】
- 132 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:08:33 ID:b41yjfsM0
-
(´・_ゝ・`) 「…ふう」
( ´W`)っ旦
(´・_ゝ・`) 「ああ、ありがとう」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「うむ、この作戦を失敗すれば後が無いからな」
(´・_ゝ・`) 「ついつい力が入ってしまう」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「ハハハ、シラヒーゲは本当に冗談がうまいな」
(*´W`)ゞ
(´・_ゝ・`) 「ハハ、照れるなよ」
隣家
(*‘ω‘ *) 「今日もお隣のデミタスさんは独り言が多いっぽ」
【いつか何かやらかす気がするっぽ】
- 133 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:09:17 ID:b41yjfsM0
-
トル゚〜゚) 「おはよー」
ζ(゚ー゚*ζ 「あ、おはよートールちゃん」
('、`*川 「今日はちょっと遅いね」
ミセ*゚ー゚)リ 「トールちゃんがいないと話が進まないじゃんかー」
トル゚〜゚) 「え?何?なんの話?そんなに遅かった?」
【6レス目にして主役登場】
- 134 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:10:00 ID:b41yjfsM0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「とまあ早速なんですけど」
トル゚〜゚) ?
ζ(゚ー゚*ζ 「ドクオ君と何かあった?」
トル゚〜゚)っ中
ミセ*゚ー゚)リ 「はーいどうどう」
('、`*川 「恒例だなあ」
【そして定番へ】
- 135 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:10:43 ID:b41yjfsM0
-
m9ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、口で説明するよりアレ見てもらうと早いんだけど」
(゚〜゚ルト 彡 「アレ?
,! \
,!\ ! \
i \ l \,,..__
,i′ ,\___,,--―l \::゙'冖ーi、、 「俺は、役立たずのクズだ……」
i :;\::::::::::..l `'‐、、
/__,..;:r---―-、,..__. ,;'il:;} .;:::`L__
,.:f''""゙゙゙´ 、 ̄ヽ,// ...::::::l;;;:;;::::
_/ ...... 、 \//、 ::::::::リ;;:::::::::....
// ......:;::::::::::::. ヽ、\ ゙ヽ ヘ .:.\::.. ....:::::::::i';;;;::::::::::::
;;/ ::::::::::::;;;;;ノ ̄\:: 〉 〉゙'、 `ヽ_ノ :::..:::" .....:::::::.;;;:ノ:;;;:::::::::::::
/ ..::::、__;;ノ;;;`ヽ_/: / /⌒)メ、_ノ .....::::::;;;/;;;:::::;;:::::::::
..:::イ;;.ヽ::;;;;;;;;;(__ノ /'/::::::\ ...............::::::::::::;;;,;ノ;;::::::::::::::::
:::::::l;;;;;;;;;\;;;;;;;,.(__ノ;/:::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::;;;;;/;:::::::::::::::::
::::::::,!::;;;;;;;;;;:.`゙'-、、 / ̄ ̄ ゙゙゙̄::::\,,;___,;;-―''"::::::::::::::::::::::::
..::::::::::,!;;;;;:;;;;;:::;;;;;:::;;;;;;`゙ ̄'''冖''―--―'";;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::
トル゚〜゚)
【※チョークです】
- 136 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:11:24 ID:b41yjfsM0
-
トル゚〜゚) 「何なのあの全力で放たれてるかまってオーラは?」
ζ(゚ー゚*ζ 「トールちゃんも知らないかー」
ミセ*゚ー゚)リ 「ブーン君ですら知らないらしいんだよねぇ」
('、`*川 「自己催眠するかのように「俺は役立たず」ってつぶやき続けてるのよ」
トル゚〜゚) (めんどくせえな)
トル゚〜゚) 「あの指のチョークは何?」
ζ(゚ー゚*ζ 「ハインちゃんが面白がって持たせた」
トル゚〜゚) 「頭の猫耳は?」
ミセ*゚ー゚)リ 「モララーが面白がってつけた」
トル゚〜゚) 「なんであんなに影濃いの?」
('、`*川 「モナー先生が面白がって照明いじった」
トル゚〜゚) (本気で心配してる奴はいないのか)
【クラスの人気者】
- 137 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:12:04 ID:b41yjfsM0
-
('、`*川 「とりあえずトールちゃん聞いてみてもらえない?」
トル゚〜゚) 「何で私が」
ミセ*゚ー゚)リ 「ブーン君がトールさんなら話聞けるんじゃないかって」
トル゚〜゚) 「なんだそれ」
ζ(゚ー゚*ζ 「ぬふふふ…トールちゃんは鈍いなあ」
('、`*川 「とりあえず何とかしてみてもらえる?」
トル゚〜゚) 「ううむ、やってみよう」
.. ..
: (ノ A )>: オレハヤクタタズオレハヤクタタズオレハヤクタタズオレハヤクタタズオレハヤクタタズ.....
. :.( ヘヘ::
トル゚〜゚) (近寄りたくねえ)
【邪気五割り増し】
- 138 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:12:44 ID:b41yjfsM0
-
( A ) 「チクショウ…やめてやる…人生なんてやめてやる…
トル;゚〜゚) 「ドクオー、おーい」
( A ) 「え…?呼ん…でる?夢の中のトールちゃんが僕を呼んでる…?
…幻のトールちゃんが僕を呼んでるぞ……
トールちゃんが僕を見てるぞ…ミョルニルの孫のトールちゃんが僕を見てるぞ……
赤毛癖っ毛のトールちゃんが僕に話しかけてるぞ……
トル;゚〜゚) 「ど、ドクオ?」
(゚A゚) 「どうせ幻なら…………」
トル;゚〜゚) 「お、おい!」
ヽ(゚∀゚)ノ 「いやぁっほおおおおお!!!とぉぉぉぉぉぉるちゃぁぁぁぁぁぁん!!!」
( )
く⌒>
トル;゚Д゚) 「く、来るなあアアアアアア!!」
【いつにもましてご乱心】
- 139 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:13:25 ID:b41yjfsM0
-
_ _ .' , .. ウゴォッ
/⌒\_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' )#)゚A` )
/ -'' ̄ ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
( ^ω^)「落ち着けダアホ」
【友情パンチ】
- 140 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:14:07 ID:b41yjfsM0
-
( ^ω^)「トールさんごめんだお」
( ^ω^)「こいつ、すごく嫌なことがあったらしくてちょっと平常心じゃないんだお」
( ^ω^)「ちゃんと言っとくから嫌いにならないでやって欲しいお」
トル;゚〜゚) 「そ、それは別に大丈夫」
( ^ω^)「…ありがとうだお」
( ^ω^)「トールさんが優しい人でよかったお」
トル゚〜゚) 「え?…いや、別に」
【つまらぬものを殴るところだった】
- 141 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:14:48 ID:b41yjfsM0
-
( ^ω^)「ぼく、コイツ保健室連れて行くお。戻ってこなかったら先生に言っておいて欲しいお」
トル゚〜゚) 「あ、うん、わかった」
ζ(゚ー゚*ζ 「…ブーン君なにも殴ること無いのに」
('、`*川 「いくら友達でもねぇ」
ミセ*゚ー゚)リ 「そうかな…」
ζ(゚ー゚*ζ 「え?」
ミセ*゚ー゚)リ 「…あそこでブーン君がドクオ君殴らなかったらトールちゃんが殴っちゃってたと思う
あの錯乱だと普通には止まらなかったろうし…
それに、殴ったあともドクオ君のフォローしてるし、ただ勢いで殴ったわけじゃないと思うよ」
('、`*川 「…ああ、なるほど、そういわれると…」
ミセ*゚ー゚)リ 「でしょ?悪く言うのはかわいそうだよ」
キュピ─wwヘ√レvv~-ζ(*゚〜゚*ζ ─wwヘ√レvv~─ン
('、`*川 (…デレが良くない顔をしてる)
ζ(゚、 ゚*ζ 「人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。…まいったな」
('、`*川 (何言ってんだコイツ)
【名言濫用】
- 142 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:15:29 ID:b41yjfsM0
- ────────────────────────────
J(;'-`)し 『いい?ドクオ』
J(;'-`)し 『カーチャンはごく普通の病院勤務よ』
J(;'-`)し 『天照どころか神様でも幽霊でもないわ』
J(;'-`)し 『だから、あなたはごく普通の人間なのよ』
J(;'-`)し 『頑張ればお医者さんにだって大学の先生にだってなれるかもしれないけど』
J(;'-`)し 『神様には絶対になれないの』
J(;'-`)し 『だってあなたは普通の人間なんだから』
('A`) 『でもカーチャン、俺は…』
J(;'-`)し 『いいの、あなたは普通でいいのよ』
J(;'-`)し 『あなたは確かに体が強くないけれど、それもあなたなのよ』
J(;'-`)し 『特殊な何かなんてあなたには無いし必要ないの』
____________________________
(゚A゚) 「うわああああああああああああああああ!!!」
( A ) 「ハァ、ハァ…俺は…ヤクタタズ…」
【母が無意識に行う精神攻撃の破壊力は異常】
- 143 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:16:10 ID:b41yjfsM0
-
臨時保健室:
────────────────────────────
( ^ω^)『ドクオのお母さんはシングルマザーなんですお』
( ^ω^)『それで、ドクオが小学生の時、過労で倒れてしまったことがあったんですお』
( ^ω^)『皆、ドクオの家庭事情は知っていたんですけど、当時ドクオをからかってた奴が』
『( ^^)「ドクオのカーチャンが倒れたのドクオが役立たずだからじゃん」』
( ^ω^)『っていったんですお。その頃ドクオはまだまだ内気で、体が弱いことを気にしていて』
( ^ω^)『それがきっかけで、一時期自殺しようとするほど自分を追い込んでしまったんですお』
( ^ω^)『…そのときは、積極的に気を効かす変態として復活したんですけどお』
( ^ω^)『以降は開き直って、多少のことでは折れないハートになったはずなのに…』
────────────────────────────
从'ー'从 「…なるほど、これは根深いわ」
从'ー'从 「上塗りして立ち直ったトラウマがぱっくり開いちゃったわけだ」
【過去篇入りまーす】
- 144 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:16:53 ID:b41yjfsM0
-
('A`) 「…渡辺先生」
从'ー'从 「おーうドッくん。気分はどうだ?」
('A`) 「頭と頬が痛いです」
从'ー'从 「頭痛はその頭痛薬飲め。ホッペは、ブーンに感謝しとけ」
('A`) 「…はい」
从'ー'从 「これでも養護教諭だし、悩みなら聞くよ」
('A`) 「……」
从'ー'从 「女関係?」
('A`) 「当てちゃうんですか」
从'ー'从 「昨日のお返しだな」
('A`) 「…嗤いますか?」
从'ー'从 「あたしはその手の話題笑ったら完全ブーメランだよ」
('A`) 「アハハ…」
从'ー'从 「お前が笑うんかい」
【過去篇に入ると言ったな。嘘だ】
- 145 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:17:37 ID:b41yjfsM0
-
从'ー'从 「……総括すると、いろいろ自分に出来ることを頑張ってきたけど
いざ本気で惚れた女が現れたらまったく役に立てなくてむなしさがヤバイと」
('A`) 「まあ、はい」
从'ー'从 (割と普通な理由だが…に、してもコイツ結構万能だと思うんだけど)
从'ー'从 「どんな女だよ」
('A`) 「…えっと」
('A`) (…トールちゃんて言うのは簡単だけど、そうなると雷神云々を話さないと変な感じに…)
('A`) 「秘密です」
从'ー'从 「…ま、良いけど」
从'ー'从 (能力云々でどうにも出来ず、人に話しにくい…)
从'ー'从 「キャバクラか」
('A`)
【先生だって間違うことはあるんだよ】
- 146 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:18:21 ID:b41yjfsM0
-
从'ー'从 「何だよキャバクラじゃねーのか」
('A`) 「そもそも俺は入れませんし入りませんよ」
从'ー'从 「でもさーなんであそこまで錯乱したわけ?」
('A`) 「かくかくしかじか」
从'ー'从 「お前のカーチャン容赦ねえな」
('A`) 「昔の俺は人よりも劣ってる自分がコンプレックスだったんで
そのイメージがあって「普通でいい」を連呼したんだと思います」
从'ー'从 「そこなんだよなー、普通じゃ手助けできないって、
お前ヤバイことに頭突っ込んでねーだろうな」
('A`) 「……」
从'ー'从 「…話したくないみたいだから深くは聞かないけどさ、少しは頼れよドッくん」
从'ー'从 「一人で解決を目指す姿勢はまことによろしいがそれでパンクしてたらざまあねえぜ」
('A`) 「…はい」
【生徒に人気の渡辺さん】
- 147 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:19:04 ID:b41yjfsM0
-
从'ー'从 「で?」
('A`) 「はい」
从'ー'从 「教室戻れんの?」
('A`) 「先生のお陰でだいぶ楽になりました」
从'ー'从 「まあそういう意味でもあるんだけど」
从'ー'从 「自分の行い的に」
('A`)
( A )
:.( A ).:
.. ..
: (ノ A )>: 「もう少し、ここに隠れさせてください…」
. :.( ヘヘ::
从'ー'从 「うん、いーよ」
【その時、(黒)歴史が動いた】
- 148 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:19:44 ID:b41yjfsM0
-
昼;教室
('、`*川 「ドクオ君戻ってこないね」
ミセ*゚ー゚)リ 「ブーン君いわくとりあえず寝てたらしいけど」
トル゚〜゚) 「まあ、たぶん殺しても死なないし」
ζ(*゚〜゚*ζ ニヨニヨ
('、`*川 (デレが悪い顔をしている)
ミセ;゚ー゚)リ 「デレ、そのゆるキャラみたいな顔でこっち見るのやめて」
('、`*川 「ミセリが獲物になるの久々ね」
ζ(*゚〜゚*ζ 「フヒヒ。男気にあふれるブーン君の姿にキュンと来ちゃったんじゃないの〜?」
ミセ;゚ -゚)リ 「だぁもうそういうのじゃないっての!」
トル゚〜゚) (ありがとうミセリ)
('、`*川 (あなたの犠牲は無駄にしないわ)
【羊とかトカゲの尻尾とかピッピ人形的な】
- 149 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:20:25 ID:b41yjfsM0
-
|゚ノ ^∀^)「ブーン君や。うら若き乙女たちが君を話題にしているよ」
( ^ω^)「女子が噂好きなのはいつものことだお」
|゚ノ ^∀^)「さっきのドッ君の一件があったからかしら」
( ・∀・)「さっきのブーン、僕もかっこいいと思ったなあ」
|゚ノ ^∀^)「私も。正直惚れたわ」
( ^ω^)「僕そういう趣味無いんで」
|゚ノ ^∀^)「もう、いけずなんだから」
( ^ω^)「はいはい」
( ・∀・)「そもそもブーンって、いるよね?」
( ^ω^)「……秘密にしてたんだけお」
( ・∀・)「ソウ女の制服の子と歩いてたって情報が」
|゚ノ ^∀^)「あらやだそうなの?私ったらまた実らない恋しちゃったのね」
|゚ノ。^∀^)「ほんと、私ってツイてないわ」
【ちゃんと付いてますよ】
- 150 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:21:05 ID:b41yjfsM0
-
ζ(*゚〜゚*ζ 「どうなのよ〜。どうなのよミ〜セ〜ちゃ〜ん」
ミセ;゚ -゚)リ 「くどいし可愛くないぞその顔」
('、`*川 「デレから可愛さ取ったらウザさしか残らないよね」
トル゚〜゚) (こいつらも大概言いたい放題だな)
ζ(*゚〜゚*ζ 「なんとでも!駄菓子のソースカツあげるからはきなさい!」
ミセ;゚ -゚)リ 「吐くも何も…そもそもブーンくんって彼女いるよ?」
ζ(゚д゚*ζ 「え?」
【知りたがりほどコア情報に疎い】
- 151 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:21:47 ID:b41yjfsM0
-
ミセ*゚ー゚)リ 「ソウ女の一年生と手を繋いで歩いてたんだって」
('、`*川 「手を繋いでたんなら間違いないね」
トル゚〜゚) 「妹オチとかじゃなくて?」
ミセ*゚ー゚)リ 「ブーンくんお兄ちゃんが一人いるだけらしいからたぶん違うと思う」
ζ( - *ζ 「そんな、そんなのってないよ!」
ミセ*゚ -゚)リ (?!まさかこの子ブーン君のこと…) ('、`*川
ζ(゚д゚#ζ 「他校とくっつかれたら私が観察できないじゃん!!」
トル゚〜゚) ('、`*川 ミセ*゚ー゚)リ
【ブレない女】
- 152 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:22:28 ID:b41yjfsM0
-
ミセ*゚ー゚)リ 「たぶん同じ中学だったんだと思う」
('、`*川 「もしかして中学から付き合ってるのかな」
トル゚〜゚) 「だとしたら歳の割りに長いな」
ミセ*゚ー゚)リ 「長いには長いよねえ。ラブラブなのかな」
トル゚〜゚) 「私は恥じらいがあるくらいが好きだ」
('、`*川 「落ち着いた関係してそうなイメージもある」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ぬぬ…気になる……」
────────────────────────────
ξ*>⊿<)ξ, ;∴. イクシッ
(*゚ー゚) 「…ツンちゃん、風邪?」
ξ゚⊿゚)ξ 「うーんそうかも。昨日寝るの遅かったし」
(*゚ー゚) 「また…彼氏とメールが、楽しくて?」
ξ;*゚⊿゚)ξ 「ち、ちがうわ!(一緒に)勉強してただけじゃ!」
【デレよりデレデレしてます】
- 153 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:23:09 ID:b41yjfsM0
-
放課後:臨時保健室
从'ー'从 「結局、今日はずっとここにいたね」
从'ー'从 「図らずもあたしとドッくんの熱愛説が浮上してしまうわけだ」
('A`) 「少なくとも先生が俺に惚れることは無いですよね」
从'ー'从 「うん。絶対にない」
('A`) 「絶対を付け加えんな」
从'ー'从 「まあ、事実がどうであれ噂なんてものは無責任に広まるものだからね」
从'ー'从 「キッチリ証明して否定しないと言い訳と見られて終わり」
从'ー'从 「悪魔の証明ってやつは、本当に悪魔的だねドッくん」
('A`) 「今日はやけに饒舌ですよね」
从'ー'从 「昨日、例の彼氏に会ってプレゼント貰ったりしたからね」
('A`)
【爆発しろと言い切れない複雑な心境】
- 154 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:23:50 ID:b41yjfsM0
-
('A`) 「じゃ、お世話になりましたー」
从'ー'从 「おう、明日は来るんじゃねーぞ」
('A`) 「…ふぅ」
トル゚〜゚) 「よ」
(;'A`) 「と、トールさん」
(;'A`) 「…け、今朝は取り乱してごめん!」
トル゚〜゚) 「気にしてねえよ。ホレ、いくぞ」
(;'A`) 「え?」
トル゚〜゚) 「体調悪いんだろ。(護衛ついでに)家まで付き合ってやるよ」
(*'A`) 「え、ひゃ、ひゃい!」
【幸せは常にハンディサイズ】
- 155 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:24:33 ID:b41yjfsM0
-
(*'A`) (あああ、トールたんと下校トールたんと下校…!!)
( A ) (でも、落ち着いたって俺が無能の役立たずには変わりない…)
(*'A`) (しかしトールたんと並んで歩くなんて!トールたんの体温が分る!
1メートル離れたトールたんの体温が0.001℃の気温差になって伝わってくる!)
( A ) (体温が分ったからって何だよ、所詮探知機程度じゃねえか…)
(*'A`) (…この匂いはパンテーン…?トールたんがおれの選んだパンテーンを使っている?)
( A ) (って、買ったんだから使うだろ。ヘアモデルでも目指してなきゃシャンプーなんざなんでもいいわ)
トル゚〜゚) (コイツ、何と戦ってんだ?)
【自分自身だよ(キリッ】
- 156 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:25:17 ID:b41yjfsM0
-
トル゚〜゚) !
トル゚〜゚) 「…ったく、せめて学校の敷地を出てからにして欲しかったな」
('A`) 「え?」
トル゚〜゚)っ中 「ドクオ、下がってろ」
ノノノノ
(゚∈゚__)
. /⌒ )
.ミイ //
| ( (
. . ..| ) )
.| //
.| ノノ
..|ノノ
..,彡ヽ`
(;'A`) 「巨人…?」
トル゚〜゚) (…気配は一体、とりあえずここでやる気は無いみたいだな)
【※巨人は魔法的なもので人間サイズに見えています】
- 157 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:25:58 ID:b41yjfsM0
-
(゚∈゚ ))))
(;'A`) 「あれ?どっか行くぞ」
トル゚〜゚) 「付いてこいってことだろう」
トル゚〜゚) (ドクオを連れてくのは危険だが…また置いてって襲われても困るしな)
トル゚〜゚) 「ドクオ、行くぞ」
(;'A`) 「え、でも俺…」
トル゚〜゚) 「お前が傍にいたほうが都合が良いんだよ」
('A`)
(*'A`)、
【詳細を省くと認識に誤差】
- 158 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:26:39 ID:b41yjfsM0
-
開発途上地:
( ・3・)ノ
( ゚∋゚)ノ
トル゚〜゚) 「もう一体居たか」
('A`) 「ここ、住宅地作るっていって手付かずになってる場所だ」
トル゚〜゚) 「むしろ好都合だ」パシン
トル#゚〜゚) 「いっくぜえええええええええ!!!」
三 ミミヾソ, キャオラッ!!
三 イル#゚д゚)
三 と と ヽ ,从;.ノノノノ
三 ヽ つ('(゚∈゚#)、 ガシッ!!
三 し´ , ;γヽ人。と)
/ \
; .Σ(_(⌒(_)从, ;
トル#゚〜゚) 「何?!」
(;'A`) 「止めた?!」
【リサイクル終了のお知らせ】
- 159 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:27:20 ID:b41yjfsM0
-
トル#゚〜゚) 「チィッ!」
( ・3・)
トル#゚〜゚) (もう一体は動き無しか、舐めやがって)
( #゚∋゚) !
(;'A`) 「トールさん!」
トル#゚〜゚) 「ラァッ」
ガガッ
ミミミノソ, ノノノノ
イル#゚〜゚)=っ中☆⊂=(゚∈゚#)
(っ ≡っ中☆ ⊂≡= (人。⊂)
ヽ ヽ、 ゝ \
. :.) _)\_) ( / ⌒ \)
トル#゚д゚) 「ドクオ、下がってろ!!」
トル#゚〜゚) (にゃろう、いつもとは違いますってか!!)
【鳩胸が2割増し】
- 160 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:28:01 ID:b41yjfsM0
-
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. ガ ッ .--
二 = 二
 ̄. イル#゚д゚)っ-日#)∋)そ . ̄
.-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【※激しい戦闘中につき少々お待ちください】
- 161 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:28:46 ID:b41yjfsM0
-
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. ガ ッ .--
二 = 二
 ̄. Σ(〜(#⊂≡(゚∈゚# ) .  ̄
-‐ . ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【リサイクル終了と言ったな。嘘だ】
- 162 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:29:31 ID:b41yjfsM0
-
(゚∈`#) …!!!
(;'A`) (俺が見ることが出来た限りでももう30発はモロに当たってるのに…)
トル;゚〜゚) (不死身かよコイツ!)
トル#゚〜゚) 「ッこれで終わりだ!サンダーロケットハンマーァァァァ!!」
ミミヾソ, - ― -─── .─;─.────────━━ノノ━,━∴━━━
__ イル#゚Д゚) --,──.──∴─,,────────━━*━ . .; ・
─── r/ (⌒y〜イ,,,ノ __ ヽ, 、 ・,‘ . ,ノ ; ; ; ,ノノ.
,;; / /ヾ,r'”イj` y'⌒Y⌒´;;`ソヾ,、r X´_,,-‐‐'´〜;..u、ル'、ソ⌒h'";,t, y ・;・
(曲/ ,f ミ--‐'リ"''‐--''t){"人,;'"r~~`´ ヽ";;,,:リ、゙j"=-,1xハ:''ヘ,,jミ《' シ;#゚∋ )`j・..∴
l _, I jヽノヽ、t`;,.鄱ヽ、_;;-'''i,ア~'';,,y´ 入ソヽ‐-,,}`'j゙′イ '゙i y’〕、.イ′*つ
i ハ f ‐-t"'"二==ミ ,,_'-'‐ヾ、 '"゙゙彡 '゙゙゙`⌒ヽニ三,, `,, Y.:;'
/ / '; ヾ - -j―── ヾ───ソ──────━━━ゞ 〆) ・: ヽ━━━
/ ノ ヽ、 ヽ - ―─────ゝ────────━━・━━/ /( /━∵,
─/ _,/─ 丶, ヽ ― --─── ノ─────────━━━( / ) /━━━
─/ j'──── .〉 ,i ‐- ―────'─────────━━━..し' ━し━.━━
(__,ノ (__j ―─────────────━━━━
- 163 :>>162修正:2011/11/28(月) 23:30:32 ID:b41yjfsM0
-
(゚∈`#) …!!!
(;'A`) (俺が見ることが出来た限りでももう50発はモロに当たってるのに…)
トル;゚〜゚) (不死身かよコイツ!)
トル#゚〜゚) 「ッこれで終わりだ!サンダーロケットハンマーァァァァ!!」
ミミヾソ, - ― -─── .─;─.────────━━ノノ━,━∴━━━
__ イル#゚Д゚) --,──.──∴─,,────────━━*━ . .; ・
─── r/ (⌒y〜イ,,,ノ __ ヽ, 、 ・,‘ . ,ノ ; ; ; ,ノノ.
,;; / /ヾ,r'”イj` y'⌒Y⌒´;;`ソヾ,、r X´_,,-‐‐'´〜;..u、ル'、ソ⌒h'";,t, y ・;・
(曲/ ,f ミ--‐'リ"''‐--''t){"人,;'"r~~`´ ヽ";;,,:リ、゙j"=-,1xハ:''ヘ,,jミ《' シ;#゚∋ )`j・..∴
l _, I jヽノヽ、t`;,.鄱ヽ、_;;-'''i,ア~'';,,y´ 入ソヽ‐-,,}`'j゙′イ '゙i y’〕、.イ′*つ
i ハ f ‐-t"'"二==ミ ,,_'-'‐ヾ、 '"゙゙彡 '゙゙゙`⌒ヽニ三,, `,, Y.:;'
/ / '; ヾ - -j―── ヾ───ソ──────━━━ゞ 〆) ・: ヽ━━━
/ ノ ヽ、 ヽ - ―─────ゝ────────━━・━━/ /( /━∵,
─/ _,/─ 丶, ヽ ― --─── ノ─────────━━━( / ) /━━━
─/ j'──── .〉 ,i ‐- ―────'─────────━━━..し' ━し━.━━
(__,ノ (__j ―─────────────━━━━
【Q.トールが巨人より大きA.錯覚です】
- 164 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:30:54 ID:gfKLBf060
- リアル支援
- 165 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:31:13 ID:b41yjfsM0
-
(#),∋メ) ...!...!
(;'A`) 「まだ、生きてる…」
トル;゚〜゚) 「直撃を避けやがったのか…敵ながら天晴れだな」
トル゚〜゚)っ中 「だが、動くこともできんだろう、今止めを…」
(;'A`) 「?!トールさん!!」
(゚〜゚ルト 「何だドク
シュッ!! -__
(・ε・# ) ─_____ ___
ヂリッ!! ,从,. (ミ)_(⌒\ ヽ _ ___
゙.⊂ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
ミミミ:゙W゙`  ̄ ̄\ ⌒と) ノ =_
イル#;゚Д゚) 彡 オ!? \,__,ノ ノ
(っ, っ,彡 / / ≡=
,ヽ ヽ、彡 / ノ ____
) )ゝ ) _,,/ノ _─ (´⌒(´
/__( /_< (_/= (´⌒(´⌒;;
イル;゚Д゚) 「うおっ!」
【度々行方不明になるミョルニル】
- 166 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:31:53 ID:b41yjfsM0
-
トル;゚〜゚) 「ここでかよ!」
(;'A`) 「大丈夫トールさん?」
トル;゚〜゚) 「ああ、髪をいくらか持っていかれただけだ」
__ / ⌒ヽ
___ (・ε・# ) と) ダッシュ
___ /⌒` ( )
___ ( つ ノノノノ
___ / /
___ ( 、ヽ
___ \ ) ) .
___ ///
___ `ヾ ヽゝ
(;'A`) 「あ、逃げた!!
トル;゚Д゚) 「あ、コルァ!!」
【逆の立場のクックルさん】
- 167 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:32:29 ID:fRQ5ZfFo0
- ちゃっかり20発ほど増えてやがる
- 168 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:32:33 ID:b41yjfsM0
-
Σ中そ
∩
トル#゚Д゚)ノ 「待てやあああああああああ!!」ビリリッ
ゴロゴロ……
(・3・# )彡 サッ
ピシャァァァァァァァァァン!!!!!!!
(;'A`) 「か、かわした!!」
Σ中そ
∩
トル#゚Д゚)ノ 「こんならぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」バリバリッ
ミ( #・3・) サッ
……ドギャァァァァッァアァァァアッァアッァァァ!!!
(;'A`) 「ま、またかわした!」
【その後数発撃つも当たらず】
- 169 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:33:23 ID:b41yjfsM0
-
トル;゚〜゚) 「クソッ、何なんだよ今日は!!」
ヒュン
‘´ ゛、 ヒュン
〃〃(#・3・#) (#・3・#)ヾヾ
ヒュン ´ ´( ) ( ) ( ) ( ) ヾ
(#・3・#) (#・3・#). .(#・3・#) ゛
( ) ( ) ( ) ( ), ( ) ( ) ヒュン
ヾヾ (#・3・#). ≡ |(#・3・#) 〃
ヾ ヾ( ) ( )ー ( ) ( )〃 ∴
゛、 / / | | ′
/ / | | ヒュン ´
./ / |⌒|
.\\ | |
!、_〉 〈_〉
(;'A`) 「あれは、デンプシーロール?!」
トル;゚〜゚) 「なぜだか分らないが雷が当たる気がしない…」
【雷神って言ったら風神だよね】
- 170 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:34:04 ID:b41yjfsM0
-
トル#゚Д゚) 「だあ畜生!結局逃げられた!」
('A`) 「完全に逃げることに集中してた…もしかして、囮だったんじゃ」
('A`) 「巨人たちは学校を狙ってたみたいだし」
トル゚〜゚) (ああ、コイツ的にはそういう解釈なわけか)
トル゚〜゚) 「それなら大丈夫だ」
('A`) 「そうなの?」
トル゚〜゚) 「ああ」
トル゚〜゚) 「……ドクオ、今から少し話せるか?」
('A`) 「え?」
【トントン拍子で巻き込まれる男】
- 171 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:34:45 ID:b41yjfsM0
-
少し前:学校
カ |д゚)
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『真っ当に勝負しに行ったクックルには悪いけど』
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『この隙を逃す手は無いんだ』)
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『ミルナ、クックルがトールをひきつけている間に奴を攫うんだ』)
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『おそらく学校にいる。何かされたせいで気配が探れなくなったが』)
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『トールが戦闘の現場に連れて行くとは思えないからな』)
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『あとはお前のその目で探し出してくれ』)
ベとノ
カ |д゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『期待してるぞ』)
ベとノ
【だーれにもーなーいしょーでーおーでーかーけなのよー♪】
- 172 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:35:25 ID:b41yjfsM0
-
探索中:テニスコート:
パコーン
( ゚д゚)
(| y |)
パコーン
(゚д゚ )
(| y |)
パコーン
( ゚д゚)
(| y |)
ボテッ
(゚д゚ )
(| y |)
ラブ - フィフティ
( ゚д゚ )
(| y |)
⌒⌒ ┌────┐
屋上: │ ┌ ┌ │
o( ゚д゚ )o┌ ┌ │
┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┳
││││││││││││┃
床下: | | | |
∪⌒∪ ∪ ̄∪
━┳━━━━━━━━━━┳━━
┃ ,/⌒( ゚д゚ ), ┃
┃ と_)__つノ, つ ┃
【こっちみんな】
- 173 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:36:08 ID:b41yjfsM0
-
職員室:
(´・ω・`) 「…生徒はあらかた帰り、先生方も部活や外部の仕事へ」
(´・ω・`) 「職員室に一人、コーヒー(不味い)を啜りながら」
(´・ω・`) 「三年生の修学旅行のお土産で貰ったサーターアンダギーを食べる」
(´・ω・`) 「僕は…こんな片手でつかめてしまうような小さな幸せを大切に生きて行きたい」
コンコン
(´・ω・`) 「……ん?」
|| || |::
|| || |::
|| || |::
||┐ || |::
||┤ || |::
||┘ || |::
─||─ || |::
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(´・ω・`) ガチャーン
【手から滑り落ちる幸せ】
- 174 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:36:50 ID:b41yjfsM0
-
( ゚д゚ )
(´・ω・`)
( ゚д゚ )
(´・ω・`)
( ゚д゚ )
(;´・ω・) スッ
(;´・ω・) (この僕が、にらみ合いで目を逸らさせられるとは…)
(´・ω・`) 「……えっと、君うちの生徒じゃないよね?」
( ゚д゚ ) コクコク
(´・ω・`) 「…どちら様?」
ヽ( ゚д゚ )ノ ドーン
(´・ω・`) (意思の疎通が出来ない)
【カモン通訳】
- 175 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:37:31 ID:b41yjfsM0
-
(´・ω・`) (とりあえず害はなさそうだ…)
( ゚д゚ )
(;´・ω・) (めちゃくちゃこっち見てるけど)
(´・ω・`) 「なにか御用ですか?」
( ゚д゚ )っ□
(´・ω・`) 「ん?この人を探してるの?」
( ゚д゚ ) コクコク
(´・ω・`) 「残念、もう帰っちゃったよ」
(´゚д゚`) エー
【お遣い失敗】
- 176 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:38:12 ID:b41yjfsM0
-
(´・ω・`) 。o O( (´゚д゚`)ノシ モーカエルーウシガエルー )
(´・ω・`) (彼は一体なんだったのか)
(´・ω・`) (とりあえず割れたカップと零れたコーヒーを片付けよう)
(´・ω・)っJ (あーあ、このカップ、妻が買ってくれたのになあ)
(´・ω・`) (なんて謝ろうかな…)ガサガサ
コンコン
(´・ω・`) 「…ん?」
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(´・ω・`) ガチョン
【カムバック日常】
- 177 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:38:53 ID:b41yjfsM0
-
( ゚д゚ )っΠΠ
(´・ω・`) 「…これをくれるのかい?」
( ゚д゚ ) コクコク
( ゚д゚ ) 。o O( (´・_ゝ・`) 『もしやむを得ず無関係の人間に迷惑をかけたらこれを渡しなさい』)
(´・ω・`) 「これは…」
(´・ω・`) (妻が行きたがっていたイベントのチケット…)
(´・ω・`) 「これ、本当に……もういない」
(´・ω・`) 「……これで、許してもらえるかな」
【小さな非日常】
- 178 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:39:35 ID:b41yjfsM0
-
夜:ドクオ宅
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トル゚〜゚) 『私もなんかよく知らないんだけど、あんた狙われてるらしいんだ』
トル゚〜゚) 『人間守るの仕事だし、一応人間(と思しき)お前も当然守らなきゃならない』
トル゚〜゚) 『と、言うわけで、奴らの活動時間のAM9:00〜PM5:00の時間は極力一緒にいてもらう』
トル゚〜゚) 『本当は、伝えずに普通に過ごさせてやるつもりだったんだが』
トル゚〜゚) 『ここ最近、妙に調子が安定しないからな…いざと言う時お前が知らないと問題がある』
トル゚〜゚) 『これも私の力不足だ。すまない』
____________________________
○
o
。
(*'A`) 「そんなことはないよトールたん」
(*'A`) 「俺は、トールたんのいる非日常なら大歓迎さ」
ガサゴソ
(*'A`) 「ああ、トールたん…俺を守る騎士的なトールたん…」
【思春期にありがちな妄想】
- 179 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:40:16 ID:b41yjfsM0
-
(*゚A゚) 「トール!トール!トール!トォォォルぅぅうううわぁあああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!トールトールトールぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!素直トールたんの朱色癖ッ毛にスリスリしたいお!スリスリ!あぁあ!!
間違えた!ナデナデしたいお!ナデナデ!ナデナデ!モフモフナデナデ!クシクシスリスリ…きゅんきゅんきゅい!!
転校初日のトールたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
巨人に逃げられて残念だったねトールたん!あぁあああああ!かわいい!トールたん!かわいい!あっああぁああ!
傍に居ろって言ってもらえて嬉し…いやぁあああああ!!!にゃあああああああん!!ぎゃあああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!守ってもらうだけじゃ恋人じゃない!!!!あ…握手も約束もよく考えたら…
ト ォ ル ち ゃ ん は 彼女じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ビルスキルニルぅうううう!!
この!ちきしょー!やめてやる!!ストーカーなんかやめ…て…え!?見…てる?思い出の中のトールちゃんが僕を見てる?
屋上のトールちゃんが僕を見てるぞ!トールちゃんが僕を見てるぞ!教室のトールちゃんが僕を見てるぞ!!
空き地のトールちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはトールちゃんがいる!!やったよヤールングレイプル!!ひとりでできるもん!!!
あ、転校生のトールちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあミセリぃい!!ぺ、ペニサス!!デレぇええええ!!ハインリッヒぃいいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の純情よトールへ届け!!1/3だけでもいいから届け!」
('A`) 「と、いつもならここでマスターベーションして寝てしまうわけだが」
('A`)+ 「今日の俺は一味違うぜ」
【いつまでも使いまわすと思うなよ】
- 180 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:40:58 ID:b41yjfsM0
-
(#'A`) 「お前を守る、なんて女子に言われて!
(#'A`) 「弱いまんまでいられるかよ!」
_|_
/_\
 ̄|U ̄
/ミヽ、
( 'A`) ノミシ三 `~゚
(っ ≡つ=つ゚ ゚
./ _ ノ シュッシュッシュ
( / ∪
_|_
/_\
ヒュン  ̄|U ̄
/ミヽ、
.:((( 'A`) 三 A`) ノ ヽ `~゚ ))
(っっ= っっ゚ ゚
ヽ _ ノ ヒュン
( / ∪
_|_
/_\
 ̄|U ̄
/ミヽ、
(;#'A`) ノミシ三 `~゚
(っ ≡つ=つ゚ ゚
./ _ ノ シュッシュッシュ
( / ∪
_|_
/_\
ヒュン  ̄|U ̄
/ミヽ、
.:(((;#'A`) 三 A`) ノ ヽ `~゚ ))
(っっ= っっ゚ ゚
ヽ _ ノ ヒュン
( / ∪
(;#'A`) (待っててくれ、トールたん)
('A`)+ (俺、強くなるから!)
【第三話:ボーイフォロートール おわり】
- 181 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:41:40 ID:b41yjfsM0
- 【おまけ 人物追加まとめ】
VIP高校(トールの通う高校)の人々
トル゚〜゚) トール。素直と言う苗字をつけたことを日々後悔している。好きな武器はハンマー。
('A`) ドクオ。悩んだり黒歴史作ったりで忙しい男。好きな武器はナイフ。
( ^ω^)ブーン。現状一番のリア充。好きな武器はドリル。
( ・∀・)モララー。おそらく今回が出演のピーク。好きな武器は日本刀。
ζ(゚ー゚*ζ デレ。顔面の自由さはコロッケ並み。好きな武器は鞭。
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ。まともゆえに苦労するタイプ。好きな武器は情報。
('、`*川 ペニサス。プラトニックガール。ペニサスなのに。好きな武器は弓。
从 ゚∀从 ハインリッヒ。実はクラスのまとめ役。好きな武器は爆弾。
|゚ノ ^∀^)レモナ。クラス一の猛者。アケビ好き。好きな漫画→きのう何食べた?武器→大鎌
( ´∀`)モナー。演劇部の顧問。ノリが良い。好きな武器は権力。
(´・ω・`) ショボン。「ぶちころすぞ」と言わせたい。好きな武器はチェーンソー。
从'ー'从 渡辺さん。「何かエロい」という理由で隠れファン多数。好きな武器は槍。
- 182 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:42:23 ID:b41yjfsM0
- その他外部の人々
J( '-`)し カーチャン。優しさという両刃の剣を振り回す愛の戦士。好きな武器は出刃包丁。
( ゚∋゚) クックル。武闘派巨人。人種みたいなもので同じ顔がいっぱいいる。好きな武器は筋肉。
( ・3・) ぼるじょあ。武闘派巨人。下半身の強靭さと上半身のパワーに定評。好きな武器は筋肉。
( ゚д゚ ) ミルナ。隠密派巨人。ややドジっこ。眼力がすごい。好きな武器は筋肉。
( ´W`) シラヒーゲ。頭脳派巨人。冗談がうまいが何言ってるかわからない。好きな武器は筋肉。
| ^o^ | ブームくん。巨大派巨人。一番大きい巨人だが、頭が悪い。好きな武器は筋肉。
(´・_ゝ・`) ? 巨人を統べる謎の男。あっさり顔を出した黒幕。好きな武器は他人。
_
( ゚∀゚) オーディン。すごいいろいろ見抜ける。女心は見抜けないけど。好きな武器はスナイパーライフル。
ξ゚⊿゚)ξ ツン。昔はツンツンしてたんです。好きな武器はスタンガン。
(*゚ー゚) しぃ。ツンと同じ草咲女子大付属高校の女の子。内気っこ。好きな武器は釘バット。
( ^Д^) プギャー。ギコの腹心かつ親友。好きな武器はメリケンサック。
(,,゚Д゚) ギコ。ギコに救われ無事に済んだ少女は恩返しのためにギコを探していた。
そして、自分を救ったことがきっかけでギコの人生が狂ってしまったことを知る。
ギコに顔を合わすことの出来ないうちにギコは中学を卒業。
近隣地域のヤンキーを束ねる夜ン鬼威高校にギコが入学したと聞いたとき、
少女の胸は切り裂かれるように痛んだ。
「私は一人の人間の人生を狂わせてしまったのだ」、と。
自責の念苛まれながら何も出来ぬ自身の無力を嘆く少女。
両親を心配させぬよう表面上は普通を取り繕っていたが、彼女のか弱い精神は限界に来ていた。
少女は思い立ち、ギコの喧嘩をやめさせる画策をする。
女子高に進学させられた彼女は放課後に男装し夜ン鬼威高校へ潜入。
ヤン高進学していたにムエタイ使いの従兄弟の協力もあり、一年の統率に成功した。
そして少女は二年の戦力を抑制し抗争が始まるのを遅らせるため中立を宣言する。
……が、戦力が不足すれば矛を収めるだろうという考えは脆く崩れ去った。
圧倒的に不利な状況にもかかわらずギコは抗争を開始してしまったのだ。
一度中立を宣言し、舎弟たちの手前動くことが出来ない少女。
自分の愚かさを嘆く暇も無く、二年は瓦解、ギコは失踪してしまう。
二年の半数を吸収し戦力を増した三年は、次に一年を狙おうと画策を始めた。
失敗した上に、結果ギコや従兄弟を追い込むことになった少女。
せめてギコを何とかしようと彼を探し続けていた。
ギコにこのまま学校を辞め、別の高校でやり直すよう説得するつもりだったのだ。
……ギコは、そんな少女の必死の説得に従おうと考え始めていた。
自分の無力を叩きつけられ、すべての根本になった少女が自責し、自分の為に泣いている。
ギコが志を捨て、逃げ出してしまう言い訳には十分だったのだ。
そして、退学届けを出すべく学校を訪れたギコが見たのは、
たった一人三年の猛者たちからギコの机を守り続けるプギャーの姿だった。
- 183 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:44:12 ID:b41yjfsM0
-
今回の投下は以上です
読んでいただいた方まとめてくれた文丸さんに深い感謝を
パピコを分け合うパートナーがいないすべての同志に深い愛を
投下ミスった瞬間に地震が来てちょっと漏れそうでした
質問、感想、罵声は遠慮せずぶち込んでください喜びます
ではでは
- 184 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:49:26 ID:gfKLBf060
- 乙!ギコ編が毎回楽しみだ
それにしても巨人気配りいいな
- 185 :名も無きAAのようです:2011/11/28(月) 23:54:37 ID:2ay4USsg0
- ギコ編の続きが気になって仕方がありません
- 186 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 00:03:53 ID:AVg0V.b60
- メインのギコ編がおもしろかった
乙
- 187 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 00:17:49 ID:i7.1Ac8w0
- 乙
- 188 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 01:24:03 ID:i4vl22/kO
- ギコの好きな武器について10ぎょ……2文字
- 189 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 02:07:23 ID:T5No2xqs0
- >>188
正拳
- 190 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 02:34:00 ID:fkeZco2A0
- ギコ編が気になりすぎて本編に集中できないレベル
- 191 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 03:16:59 ID:Zs5wW8VEO
- ( ´w`)<井端はいいバッター ナンチテ
- 192 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 10:43:59 ID:CRhahRWA0
- デレの豊かな表情が可愛過ぎる
- 193 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 14:52:41 ID:aiprxx360
- 厄姫の人だよな?
待ってたよおおおおお
- 194 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 15:03:42 ID:0jYucyh60
- 何気にプギャーが体張りまくってる件
- 195 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 15:10:21 ID:T5No2xqs0
- >>193
( ゚д゚) 『>厄姫の人だよな?』
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ ) 申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、違うよ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
- 196 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 15:48:35 ID:PGk8w0M.0
- r'ニニ7 本当にすまないという気持ちで…
fトロ,ロ!___ 胸がいっぱいなら…!
ハ´ ̄ヘこ/ ハ
/ 〉 |少 / | どこであれ土下座ができる…!
\ \ /| |
┌―)))――)))‐―┐ たとえそれが…
ヽ ̄工二二丁 ̄
〉 ヽ工工/ ;′∬ 肉焦がし… 骨焼く…
lヽ三三三∫三三\;'
h.ヽ三∬三三';.三三\';∫ 鉄板の上でもっ………!
└ヽ ヽ三,;'三三∬三;'三\'"
ヽ |__|烝烝烝烝烝烝|__|
lj_」ー――――‐U_」
- 197 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 17:32:10 ID:T5No2xqs0
- ∧_∧
( ´・ω・) 皆さん>>196さんが鉄板を用意してくれたので
( つ= O 今晩は焼肉をしようと思います
lヽ三三三∫三三\;'
h.ヽ三∬三三';.三三\';∫
└ヽ ヽ三,;'三三∬三;'三\'"
ヽ |__|烝烝烝烝烝烝|__|
lj_」 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄凵
- 198 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 17:37:47 ID:Ba.GHg4IO
- 他に作品とか書いたことある?
- 199 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 17:41:31 ID:T5No2xqs0
- >>198
連載はこれが初
あとは総合とか祭りでちらほら書いてますた
- 200 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 18:19:01 ID:.szo9eyE0
- 焼肉か、いいね!
んじゃさっさと服脱いで鉄板に乗れよ、ほら
- 201 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 19:17:39 ID:T5No2xqs0
- >>200
, ; ∬ 、
∬ _,,..,,,,_ ∫
lヽ三∬三゙;゙'./ ,' 3 `ヽーっ三\;'
h.ヽ三三三゙l ⊃ ⌒_つ,゙;'.'三\';∫
└ヽ ヽ三三,; `'ー---‐'''''"';'゙三三゙;三\'"
ヽ ヽ三,'三三∬三;'三三三;'三三三\´;
ヽ |__|烝烝烝烝烝烝烝烝烝烝烝|__|
lj_」 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄凵
- 202 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 19:24:52 ID:LB9QXnTI0
- ,..、_ _ __ ..,,__ _,, ,,_ _ __
l ./====/ \| .l ,、| ./ , 、 \''゙ <.| i=' `l ヽ\ _ 7 フ,、
/ /.l`‐- ゙、| |=| .i- l ./= ,> /,_、.ノ| |.| !∧.| l' !、`'゙ _,,,..ゝ_,、
. / |.| || | | |.|`' __'`ノi、l / / 二| /'゙∠,,> = '゙l .| ゙7 .l ∠~_,,,,.)
~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./ .フ <'ヾフ / .| .| /!./ /_ ゙
| .|.!-'`二l .|| |._| .|/ `‐- /,、 |゙、ノ.> '-┐、 `.-‐'' .// ./ ヾ‐---‐、
|_,,,| \_丿!-‐'>,.-'゙~`、/ ` |_,,l/-‐'゙‐、_| `‐- -‐' ヽ_/ `‐- -
- 203 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 19:26:04 ID:gotVMm4I0
- いつから荒巻が死んでいると錯覚していた・・・?
- 204 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 19:44:58 ID:23OMTV2cO
- まだギコ編のタイトル聞かされてないんだが
はやくしてくれ、お気に入り登録できん
- 205 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 20:33:26 ID:i4vl22/kO
- ↑ここまでがタイトル
↓ここからもタイトル
- 206 :名も無きAAのようです:2011/11/29(火) 22:30:22 ID:T5No2xqs0
- >>204
タイトルがネタバレになるのでまだ明かせません
- 207 :名も無きAAのようです:2011/11/30(水) 01:59:05 ID:y6euLY160
- なんとなくビックリマンチョコを思い出した
- 208 :名も無きAAのようです:2011/12/02(金) 01:17:48 ID:8cQeBZj6O
- ギコがすきなギニュー特戦隊のメンバーは誰?
- 209 :名も無きAAのようです:2011/12/02(金) 10:48:41 ID:icUxVI220
- >>208
リクーム
他のメンバーと違い特殊能力を持たず、純粋な戦闘力で勝負するスタイルに好感を持っています。
口からのビームを顎閉じられて口の中で暴発させられたりするさりげない残念さにも愛着が沸いているようです。
「なんとなくプギャーっぽい」のも理由の一つ。
- 210 :名も無きAAのようです:2011/12/07(水) 22:03:06 ID:KJvrJKY.O
- ギコの活躍が待ち遠しいです
- 211 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 00:10:16 ID:C3zj1YfQO
- ギコの取り損なったラストエントリーについて10行
- 212 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 00:46:01 ID:8OKcWXDs0
- 紅白頑張って下さい!
- 213 :名も無きAAのようです:2011/12/08(木) 01:14:37 ID:vLax9dA20
- >>211
な ||
ぜ ∧||∧
あ ( / ⌒ヽ.
と | | |
一 ∪ / ノ
秒 | ||
待 ∪∪
て
な
かったのかと自身の早漏を憎んだりもした
- 214 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:00:46 ID:v9yttSIQ0
- やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです』へ。
,,,,i'o`==========='~~`l
l二二二二| jヽ_,-=======、_____,l|
l ̄ ̄ ̄ (l'|=='|、_____,i-----'
`''~l (~ ̄.ヽ-'-l (
| 'l | i
l_,l l_____,l
| :|
'--'
この銃はサービスだから、とりあえずリア充を撃って落ち着いてほしい。
うん、「こんな時間」なんだ。済まない。
今日は日曜日だしね、ガンダムAGEを優先してもらってかまわない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「不審感」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 215 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:01:30 ID:v9yttSIQ0
-
トル゚〜゚) 『ドクオ、実はお前を狙っているのはこいつなんだ』
_
( ゚∀゚) 『あら〜↑やっぱりきゃわいいじゃなぁ〜↓い↑』
(;'A`) 『え?』
トル゚〜゚) 『私の知り合いのジョルジュィーヌさん』
(;'A`) 『命を狙われてる的な意味じゃなくて?』
トル゚〜゚) 『そうだよ。命(タマ)を狙われてる(笑)』
_
( ゚∀゚) 『坊や、アタシの眉毛はすごいわよ…』
(;'A`) 『え?え?』
_
( ゚∀゚) じゅるり
(;'A`) 『う、うぁ』
(゚A゚) アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
(;'A`) 「ゆ、夢か…」
(;'A`) 「…なんか最近、変な夢ばっかり見るな」
【夢オチがスタートの合図】
- 216 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:02:24 ID:v9yttSIQ0
-
朝:教室
('A`) 「おはよー」
( ^ω^)「おはおー。昨日は殴ってすまなかったお」
('A`) 「んだよ、俺とお前の仲だろ。むしろ感謝してる」
( ^ω^)ホッ
( ・∀・)「ドクオはよー。昨日トールさんと帰ったって本当?」
('A`) 「え?うん」
( ^ω^)
( ・∀・)「へー、やったじゃん」
('A`) 「まあ特別何かしたってわけでは…」
( ^ω^)「ドクオ」
('A`) 「ん?」
( ^ω^)「ストーキングは一緒に帰るのとは違うお」
('A`) 「時々お前が俺を嫌いなんじゃないかと思うよ」
【徹底された変態扱い】
- 217 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:03:09 ID:v9yttSIQ0
-
トル゚〜゚) 「おはよー」
ζ(*゚д゚*ζ 「トールちゃん!」
トル;゚〜゚) 「お、おう」
ζ(*゚д゚*ζ「ドクオ君とはどこまで行ったの!?」
トル゚〜゚) 「え?」
ζ(*゚д゚*ζ「A?B?それともセ
トル゚〜゚) 「落ち着け」 ペシーン
⊂彡
☆)#)Д*)ζ . ;∴ ,「にゃぁぁぁ!!」
【ハンマーを使わない優しさ】
- 218 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:04:15 ID:v9yttSIQ0
-
ζ(´△`*ζ きゅぅぅぅぅ
ミセ*゚⊿゚)リ 「あー、ついにやっちゃったか」
('、`*川 「今のは完全に問題発言しそうだったしね」
トル゚〜゚) 「何だったの?いつも以上にご乱心だったけど」
ミセ*゚ー゚)リ 「私、昨日トールちゃんとドクオ君が一緒にいるのを見たって言っちゃって」
('、`*川 「そしたらさっきの顔になってトールちゃんを待ち構えていたの」
トル゚〜゚) 「なるほど」
ζ(´△`*ζ 「う〜ん、吐きなさいトールちゃん…」
【顔芸師】
- 219 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:04:56 ID:v9yttSIQ0
-
( ´∀`)「はーいじゃあ今日のLHRは来週にせまった文化祭の話モナ」
トル゚〜゚) 「文化祭?」
ζ(゚ー゚*ζ 「そういえばトールちゃん来てからは話し合いしてなかったね」
ミセ*゚ー゚)リ 「いっつも金曜日だったからね話し合い」
('、`*川 「クラスで何をするかはもう決まってるんだよ」
( ´∀`)「『文化祭?いきなりじゃね?ネタ無くなって苦し紛れやってんじゃねーよ』」
( ´∀`)「って方は>>68のショボン先生の愚痴を良く見て欲しいモナ」
( ・∀・)ノ「先生何言ってるか分りません」
( ´∀`)「うっせ。モナは生きたいように生きる」
【ネタ無くなってメタやってんじゃねーよ】
- 220 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:05:36 ID:v9yttSIQ0
-
( ´∀`)「と、言うわけで。明日の土曜日から学校での準備が認められるモナ」
トル゚〜゚)ノ 「先生、私何やればいいですか」
( ´∀`)「お前のやりたいことをやれ」
トル゚〜゚) (コイツ本当に教師か)
ζ(゚ー゚*ζ 「じゃあ私たちと一緒に衣装準備やろうよ」
トル゚〜゚) 「そもそも何をやるの?」
ミセ*゚ー゚)リ 「メイド喫茶」 ('、`*川
トル゚〜゚) 「地味に流行を外れたチョイスだな」
【流行は起こすもんだ(キリッ】
- 221 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:06:17 ID:v9yttSIQ0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「と、言うわけであした買出しにいきませう」
トル゚〜゚) 「うーん…たぶん大丈夫」
ミセ*゚ー゚)リ 「しゃあ、トールちゃんとデートだ」
('、`*川 「休日に遊ぶの初めてだね」
ζ(゚ー゚*ζ 「最近は私たち三人で遊ぶ機会も減ってたから楽しみ!」
ミセ*゚ー゚)リ 「どっかのペニサスが週末遊んでくれないもんねー」
トル゚〜゚) 「友達よりも男か。底が見えたなペニサス」
('、`*;川 「うっせ!むこうが進学して会える時間少ないんだよ!」
ζ(゚ー゚*ζ 「なんか言ってるよミセちゃん」
ミセ*゚ー゚)リ 「言い訳がましいねデレちゃん」
('д`*;川 「ジャァッ!」
トル゚〜゚) (かわいそうなペニサス)
【攻撃対象が明確になった時の女子の団結力は異常】
- 222 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:07:02 ID:v9yttSIQ0
-
( ^ω^)「明日どうするお?」
('A`) 「モールに集合でいいんじゃないか」
( ・∀・)「僕もそれで良いと思う」
|゚ノ ^∀^)「時間はどうする?」
('A`) 「…10時でどう?」
( ^ω^)「異議無し」
( ・∀・)|゚ノ ^∀^)「「同じく」」
【男子:リーダーが一人居ると簡単にまとまる】
- 223 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:07:45 ID:v9yttSIQ0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「何買うんだっけ?」
ミセ*゚ー゚)リ 「えっと、足りてないのはリボンとフリルかな」
('、`*川 「あと、トールちゃんの分の布じゃない?」
ミセ*゚ー゚)リ 「あ、確かにギリ足りないかも」
トル゚〜゚) 「もう結構出来てるんだ」
ζ(゚ー゚*ζ 「うん。もう三人分は出来てるよ」
('、`*川 「っていってもほとんどミセリがやったんだけどね」
トル゚〜゚) 「へえ、ちょっと意外」
ミセ*゚ー゚)リ 「へへ。私末っ子で女だったからお母さんにすごい仕込まれたんだ」
ζ(゚ー゚*ζ 「あ!どうせならミセちゃんちで皆で作ろうよ!楽しいし!」
('、`*川 「お、それいいかも」
ミセ*゚ー゚)リ 「最近に珍しくペニサスちゃんも私達と遊んでくれるらしいし?」
トル゚〜゚) 「友達より男を取るなんて底が見えるぞペニサス」
('д`*;川 「ダァッ!しつこいぞお前ら!」
【女子:仲良しだと大体脱線する】
- 224 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:08:34 ID:v9yttSIQ0
-
昼:某所
(´・_ゝ・`) 「何?明日ターゲットがショッピングモールに来るだって?」
( メ∋゚)
(´・_ゝ・`) 「来週の文化祭の準備のため、か」
( ・3・)
(´・_ゝ・`) 「ああ、思わぬチャンスがあるかも知れないからな」
(´・_ゝ・`) 「我々もモールに繰り出すぞ!」
ヽ(*メ∋゚)ノ ヽ(*・3・)ノ ヽ(*´W`)ノ ヽ|*^o^ |ノ ヽ(*゚д゚*)ノ
(´・_ゝ・`) 「はーい、お小遣いは一人300円なー」
(メΘ゚ ) (・8・) ( ´W` ) | ^o^ | ( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「わかった。500円あげるからそんな目でこっち見んな」
【巨人も大変なんです】
- 225 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:08:47 ID:iFXRHl1sO
- ガンダムアゲ見ながら(・∀・)キター
- 226 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:09:16 ID:v9yttSIQ0
-
( ・3・)ノ
(´・_ゝ・`) 「ん?どうしたぼるじょあ」
( ・3・)
(´・_ゝ・`) 「何?それは本当か?」
( ・3・)b
(´・_ゝ・`) 「……なるほど、それでか……フフフ」
(´・_ゝ・`) 「これはトールを倒すチャンスかもしれないな」
(´・_ゝ・`) 「フフフ…フハハハハハハハハッ!!」
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「え、あ、ごめん」
【近所迷惑なので止めてください】
- 227 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:09:58 ID:v9yttSIQ0
-
放課後:帰路
トル゚〜゚) 「なるほど、ちょうど良い。私も明日ショッピングモールに行くことになったんだ」
('A`) 「デレさんたちと?」
トル゚〜゚) 「ああ、無碍に断るのも悪い気がしたしな」
('A`) 「こっちは集合10時ってことにしたんだけどそっちは?」
トル゚〜゚) 「こっちも10時だ。とはいえ、九時にはお前の家に迎えにいくぞ」
(*'A`) (…放課後どころか、休日も一緒…)
(*'∀`) (フヒヒ)
トル゚〜゚) (美人は三日で飽きる)
トル゚〜゚) (ブスは三日で慣れるって言うけど)
トル゚〜゚) (傍に居るほど悪い部分が見えちゃうっても言うよな)
【マイナススタートの絶望】
- 228 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:10:47 ID:v9yttSIQ0
-
('、| ハ|
ヽつ シ |-゚)リ
ζ(゚、| ラ とノ
ヽっ |
ζ(゚ー゚*ζ 「完全に一緒に帰っているよね」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん。完全に一緒に帰っているね」
ζ(゚ー゚*ζ 「しかもなにやら楽しそうに話しているね」
('、`*川 「楽しそうかはともかく話しているね」
ζ(*゚д゚*ζ 「来たわ…これは来てるわ…」
ζ(* д *ζ 「ぬふ、ぬふふふふ…
ζ(?鵺アζ 「来た来た喜田北着たきたぁぁぁぁぁァァァァァァぁぁぁぁ嗚呼あ亞!!!!!」
ミセ;*゚ -゚)リ (デレの顔がエラいことに!!?) ('、`*;川
【表示限界突破】
- 229 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:11:33 ID:v9yttSIQ0
-
ζ(鶲?リζ 「これは完全にアレだよね!」
ミセ;*゚ー゚)リ 「え、う、うん」
('、`*;川 「お願いだからその顔でこっちを見ないで。酷く不安な気持ちになる」
ζ(?鶻ガζ 「付き合ってるよね!二人はプリティでキュアッキュアな仲だよね!」
ミセ;*゚ー゚)リ 「そ、そうだねもうそれで良いよ」
ζ(ト?鶚ζ 「うへへっ。あの微妙な距離感がたまらん!!」
('、`*;川 「お願い!いつもの、ゆるきゃら程度の顔に戻って!」
ζ(?鷄ウζ 「…ッと、そうだね。あんまり騒ぐとばれちゃうし」
ζ(う,(∩ζ モニモニ
ζ(゚ー゚*ζ デッデレー!
ミセ*゚ -゚)リ (デレが日に日に人間味を失っていく) ('、` 川
【現状一番の人外】
- 230 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:12:14 ID:v9yttSIQ0
-
土曜日:朝:ドクオ宅
トル゚〜゚)σ[| <ピンポーン
扉|-`)し 「はーい」 ガチャ
トル゚〜゚) 「おはようございます。ドクオ君いらっしゃいますか?」
J( '-`)し
し( '-`)J
し( '-`)J 「ドクオの、彼女?」
トル゚〜゚) 「違います」
【女子襲来に母ご乱心】
- 231 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:13:00 ID:v9yttSIQ0
-
し( '-`)J 「そう、文化祭の買い物でドクオを迎えに」
トル゚〜゚) 「はい。私モールの場所知らなかったので案内してもらえることになって」
('A`) 「そういうことだから、出かけてくるね」
し( '-`)J 「ごめんね、女の子の友達って初めてだからどう接していいか…」
トル゚〜゚) (母親すら戸惑う女ッ気の無さとは)
('A`) 「じゃあ、行こうトールさん」
トル゚〜゚) 「うん」
し( '-`)J 「ドクオ」
('A`) 「ん?」
し( '-`)J 「ちゃんと回避するのが男の責任だからね」
('A`) 「カーチャン、もういい、休め」
【母は夜勤明け】
- 232 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:13:45 ID:v9yttSIQ0
-
ショッピングモール:
( ´∀`)「お、ドクオと素直だモナ」
(´・ω・`) 「君達も買出しかな」
('A`) 「おはようございます」
トル゚〜゚) 「先生方は買い物ですか?」
( ´∀`)「あ、素直は知らなかったかモナ」
(´・ω・`) 「買出しがある期間は先生達が何人かでローテーションを組んで見回ってるんだ」
( ´∀`)「今日はモナが一階、二階には渡辺先生、三階にはトソン先生がいるモナ」
(´・ω・`) 「で、僕は駐車場や各階をうろつきまわってるってわけ」
トル゚〜゚) 「なるほど」
(´^ω^`) 「こっちは休日返上で来てるんだ。自分達だけ楽しく遊べると思うなよ」
(´^ω^`) 「バッシバシ取り締まってやるからな」
( ´∀`)「ショボン先生、本音漏れてますモナ」
(´・ω・`) 「や、これは失敬」
【生徒が生徒なら教師も教師】
- 233 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:14:34 ID:v9yttSIQ0
-
('A`) 「10時まであと30分…どうする?」
トル゚〜゚) 「二人で居るところ見られると(主にデレが)めんどくさいし、いったん離れるか」
('A`) 「そうだね」
トル゚〜゚)っ日 「ほれ、ケータイだせ」
('A`) 「え?」
トル゚〜゚) 「これだけ人が多いと不安だからなんかあったら連絡しろ」
('A`) 「あ、うん」
トル゚〜゚)っ日))白⊂('A`) ピッ
トル゚〜゚)っ日((白⊂('A`) ピッ
トル゚〜゚) 「よし。じゃあまた後でな」
('A`) 「うん」
('A`) (前から思ってたけど)
【現代社会に馴染みまくる神話の住人】
- 234 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:15:17 ID:v9yttSIQ0
-
('、`*川 「あ、トールちゃんおはよ」
トル゚〜゚) 「お、ペニサス早いな」
('、`*川 「私電車だからさ、余裕もって来ないといけないから」
トル゚〜゚) 「ほう」
ミセ*゚ー゚)リ 「ペニサスはね、転校で遠距離恋愛気味になっていた彼氏の傍に居るために」
ζ(゚ー゚*ζ 「電車で30分もかかるうちの高校に入学したんだよ」
('、`*川 「お前らどっから涌いた」
トル゚〜゚) 「ペニサスのくせに健気だな」
('、`*川 「クセにってなんだクセにって」
ζ(゚ー゚*ζ 「そんなペニちゃんだからこそ」
ミセ*゚ー゚)リ 「私達はないがしろにされても笑って見守っているの」
トル゚〜゚) 「こんなに良い友達より男取るなんて底が見えるぞペニサス」」
('、`*川 「お前ら完全に遊んでるだろ」
【ペニサスを弄ぶ】
- 235 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:15:59 ID:v9yttSIQ0
-
ミセ*゚ー゚)リ 「なんかさ、男子も今日買い出しに来てるらしいよ」
('、`*川 「へえ、そうなんだ」
ζ(゚ー゚*ζ 「男の子達って何の担当だっけ?」
ミセ*゚ー゚)リ 「教室の飾り。アーチに使う木材買うって」
トル゚〜゚) 「…ミセリって異様に男子サイドの話強いよな」
('、`*川 「まあ私達の中では一番詳しいよね」
トル゚〜゚) 「昨日もそうなんだけどなんだかんだ男子と話してるの見たこと無いんだが」
ミセ*゚ー゚)リ 「え、それは部活の時に…」
ζ(゚ー゚*ζ 「…でも、昨日は一緒に帰ったよね」
('、`*川 「そうよね。それ以外でも話してる様子は無かったわ」
ミセ;*゚ー゚)リ 「お、おのれトールちゃん」
(゚<_゚ζ 「ミセリさぁぁん、あなた個人的に連絡を取り合っている男子が居ますねぇ?」
(゚<_゚ζ 「し〜、か〜、も〜、かなり頻繁に」
トル゚〜゚) (デレが古畑っぽい顔に)
【ねちっこい取調べに定評】
- 236 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:16:56 ID:v9yttSIQ0
-
10時:
( ^ω^)ノ 「おはおー」
('A`) 「時間ぴったりとか流石だなブーン」
|゚ノ ^∀^)「おっは☆じゃあ早く行きましょ」
( ^ω^)「そうだおね。何買うんだっけお?」
('A`) 「木材とペンキ、あと釘とか接着剤とか」
('A`)っ目 「これチェックリスト作ってきた」
( ^ω^)「流石だ」
|゚ノ ^∀^)「財布と電話しか持って来ていないブーンとは違うわね」
( ^ω^)「ドクオに任せておくのが一番効率的だと判断しただけだお」
('A`) 「確かに。いっそ一人で任せてもらえたほうが楽かもしれない」
( ^ω^)「下手な手伝いってジャマだしお」
('A`) 「ぶっちゃけなそうだよな。一人で出来るのは一人が楽だよ」
|゚ノ ^∀^)(見える。将来独身貴族と呼ばれるドックンの姿が私には見える)
【一人上手】
- 237 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:17:37 ID:v9yttSIQ0
-
( ・∀・)ノ 「あ、みんなー。遅れてごめんね
待ち合わせ西口のベンチじゃなかったけ?」
( ^ω^)
('A`)
|゚ノ ^∀^)
( ・∀・) ( ^ω^)
('A` ) (・∀・ )
( ・∀・) |゚ノ ^∀^)
( ・∀・)「そっか」
( ;∀;)「そっか」
【ごめん本気で忘れてた】
- 238 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:18:19 ID:v9yttSIQ0
-
( ・∀・)「いいんだ。自分の影の薄さを棚に上げて堂々と遅刻した僕がわるいんだから」
( ^ω^)「まず何だっけ?」
('A`) 「木材を採寸して、適応する釘を買おう」
( ・∀・)「でもまさか忘れられてるとは思わなかったよ」
|゚ノ ^∀^)「なんだったら手分けしましょうか?」
( ^ω^)「そうだおね。採寸とか関係ないのは僕らが探すお」
('A`) 「あー、じゃあ木材と釘は任せてくれ」
( ・∀・)「おーい、あんまり無視するとすねるぞー」
( ・∀・)「短編ホラーにありがちな「実は幽霊でした」オチだと思われちゃうぞー」
( ・∀・)「僕の姿もウザさもちゃんと実在してますよー」
( ^ω^)「じゃ、僕らはペンキと接着剤見てくるお」
|゚ノ ^∀^)「ほら、モララー行くわよ」
( ・∀・)
(*・∀・)「うん!」
【属性:犬】
- 239 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:18:59 ID:v9yttSIQ0
-
(,,゚Д゚) 「なんか今日V高の奴ら多くねえか?」
( ^Д^) 「そうっすね」
(,,゚Д゚) 「…居心地悪いな」
( ^Д^) 「なんだったら俺が散らしてきましょうか?」
(,,゚Д゚) 「プギャー、悪い癖だぞ」
( ^Д^) 「でも、こんなんじゃ舐められますよ」
(,,゚Д゚) 「いいんだよ。身の丈に合わないことはしないんだ俺は」
( ^Д^ )9m 「この前「威厳を保つため」って慣れないナンパにチャレンジして失敗した挙句wwww」
( ^Д^ )9m 「逆切れしてさらに女に一撃で伸されましたもんねwwww」
(,,#゚Д゚) 「そ、その話はするんじゃねえ!!」
【ジャイアント(笑)とハードラック(爆)】
- 240 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:19:56 ID:v9yttSIQ0
-
(,,゚Д゚) 「まあいい。適当にぶらつくか」
( ^Д^) 「付き合いますよ」
( ^Д^) 「……お」
(,,゚Д゚) 「どうした?」
( ^Д^) 「アレ見てくださいよ。あのショートパンツの」
|゚ノ ^∀^)
(,,゚Д゚) (…ん?あれって)
( ^Д^) 「めちゃくちゃマブくないっすか」
(,,゚Д゚) 「プギャー、あいつは…」
( ^Д^) 「あ、行っちまった。声かけりゃ良かったな」
(,,゚Д゚) (……まあ、知らないほうが幸せなことってあるよな)
【いわくつきの人】
- 241 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:20:38 ID:v9yttSIQ0
-
( ^Д^) 「すいませんギコさん、ちょっと便所行ってきます」
(,,゚Д゚) 「おう。屋上に居るぞ」
男子トイレ入り口:
( ^Д^) 「…ん?」
三 |゚ノ ^∀^)
( ^Д^) 「ねえ、ちょっと」
|゚ノ ^∀^)「?私?」
( ^Д^) 「そうそう。どこ高の子?」
|゚ノ ^∀^)「V高。あなたは…ヤン高の人?」
( ^Д^) 「…やっぱり怖い?」
|゚ノ ^∀^)「いいえ。所属やカテゴリに縛られる気無いから」
( ^Д^) 「そっか、今なにしてんの?」
|゚ノ ^∀^)「友達と文化祭の買い出しに来てて、ちょっと花を摘みにね」
( ^Д^) 「よかったら今から…」
|゚ノ ^∀^)「ごめんなさい、友達は大切にしたいの。また機会があったらね」
( ^Д^) 「あ」
( ^Д^) 「…いい女だな……」
【※『男子トイレ入り口:』】
- 242 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:21:22 ID:v9yttSIQ0
-
('、`*川 「ったく、予定より遅れちゃってるじゃない」
(゚<_゚ζ 「えぇ〜、今回の犯人は何かを隠したがっているようですぅ…」
ミセ*゚ー゚)リ 「誰が犯人だ誰が」
('、`*川 「これ追い込み前のカットインね」
トル゚〜゚) 「地味に似てるのが腹立つ」
(゚<_゚ζ 「今回のポイントは、犯人は誰から情報を仕入れているのか…
(゚<_゚ζ 「そして…犯人とその男子は一体ぃ、どんな関係な〜の〜かぁ……ゥフフ、デレ畑デレ三郎でした」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいからその顔治せ」
(゚〜゚ζ モニュモニュ
ζ(゚ー゚*ζ 「よーし、さっさと終わらせてミセちゃんちいこう」
トル゚〜゚) (手も使わずに)
ミセ*゚ー゚)リ (もはや変態の域だな) ('、`*川
【変態 [名] 〜する 形や形態を変えること。またその形や形態】
- 243 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:22:06 ID:v9yttSIQ0
-
('A`) 「さて、これで全部だな」
( ^ω^)「ちゃっちゃと学校に運ぶお」
( ・∀・)「今日から作業始めるの?」
('A`) 「ああ、そのつもり。無理に付き合ってくれなくてもいいよ」
|゚ノ ^∀^)「手伝うことに何の問題も無いけど、文化祭までまだ時間あるわよ?」
('A`) 「そうだけど、何があるか分らないし」
('A`) 「何より俺らの手が開けばその分他の班を手伝えるし」
('A`) 「自分達だけ仕事こなせばいいって考えじゃ、いざというときに誰も助けられないからさ」
( ^ω^)( ・∀・)|゚ノ ^∀^)(コイツほんとになんでモテないんだろ)
【それは目で見て判断してください】
- 244 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:22:49 ID:v9yttSIQ0
-
ゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・・・・
('A`) 「……ン?」
('A`) 「なんか妙な気配が…」
('A`)
┌┐┌┬┐┌┐┌┬┐┌┐┌┬┐┌┐┌┬┐ ┌─┐┌┐
│└┴┼┘│└┴┼┘│└┴┼┘│└┴┼┘┌──────┐└─┘││
│┌─┘ │┌─┘ │┌─┘ │┌─┘ └──────┘┌──┘│
└┘ └┘ └┘ └┘ └───┘
_
/ jjjj _
/ タ {!!! _ ヽ、
,/ ノ ~ `、 \ _
`、 `ヽ. , ‐'` ノ / `j
∧_∧_ \ `ヽ ( ´W` ) " .ノ/ / /`ー'
( ・3・ )  ̄"⌒ヽ `、ヽ. ``Y" r ' 〈 `ヽ
/ ) ヽ' / 、 `、 i. 、 ¥ ノ `、 ヽ/ ̄\
γ --‐ ' λ. ; `、.` -‐´;`ー イ 〉 | ^o^_| ,-、、
f 、 ヾ / ) i 彡 i ミ/ / ノ  ̄⌒ヽ 「 〉
! ノヽ、._, '`"/ _,. '" } { ノ ' L `ヽ./ /
|  ̄`ー-`ヽ 〈 < _ ヽ. / `\ / , ' ノ\ ´ /
!、__,,, l ,\_,ソ ノ / /ヽ、 ヽ. ( ∠_ ヽ、_, '
〈'_,/ / / / ノ ヽ. ) i 、 ヽ
| | イ-、__ \ `ヽ { f _,, ┘ 「`ー-ァ j
l.__| }_ l \ \ | i f" ノ { /
_.| .〔 l l ノ _> j キ | i⌒" ̄ / /_
〔___! '--' <.,,_/~ 〈 `、ヾ,,_」 i___,,」
('A`)
【やられ役ほど派手に出る】
- 245 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:23:32 ID:v9yttSIQ0
-
('A`) 「…みんな悪い。ちょっと忘れ物したから先に学校行って飯でも食っててくれ」
( ^ω^)「お?別に良いけど」
( ・∀・)「何忘れたの?」
('A`) 「ちょっとな」
|゚ノ ^∀^)「もともと脆弱なドックンに荷物持たせる気なかったし早く行ってきなさいな」
('A`) 「さんきゅー!」ダッ
( ・∀・)「…ドクオが忘れ物なんてめずらしい」
( ^ω^)「僕の知る限り二回目だお」
|゚ノ ^∀^)「一回目は?」
( ^ω^)「母親の胎内に顔面を忘れて回収できてない」
|゚ノ ^∀^)(あれは仮の顔なのか)(・∀・ )
【結果一目見たら忘れない顔に】
- 246 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:24:17 ID:v9yttSIQ0
-
フードコート:
トル゚〜゚) 「結構買ったな」
ミセ*゚ー゚)リ 「へへへ、ついつい布が安かったから」
('、`*川 「トールちゃんのどころか三着くらい余分に作れそう」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいでしょー、残りの分は自腹だし」
トル゚〜゚) 「ミセリは服作るの好きなの?」
ζ(゚ー゚*ζ 「ミセちゃんコスプレイヤーだから」
ミセ*゚ー゚)リ 「服を自作するの好きなだけだっつーの!」
('、`*川 「でもそれでメイド服作ってるじゃない?」
ζ(゚ー゚*ζ 「しかも個人的に着てるんでしょ」
ミセ*゚ー゚)リ 「私は魅せるためではなく作業着としての機能美を追及したいの!」
トル゚〜゚) 「なるほど。そこまで他者に服従したいのか」
ミセ*゚ー゚)リ 「解釈の歪み方が半端無いなお前」
【作業着のカテゴリにメイド服あってワロタ】
- 247 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:25:03 ID:v9yttSIQ0
-
pipipipipipipipipipi.............
ζ(゚ー゚*ζ 「にゅ?」
ミセ*゚ー゚)リ 「謎の電子音」
トル゚〜゚) 「あ、私の電話だ」
('、`*川 「ずいぶんシンプルな着信だね」
トル゚〜゚)】 「これが一番気付きやすいから…もしもし?」
トル゚〜゚)】
トル゚〜゚) 「ごめん、ちょっと用ができたから抜けていい?」
ζ(゚ー゚*ζ 「え?これからミセちゃんちに行こうって…」
('、`*川 「デーレ、用事ならしょうがないでしょ」
ミセ*゚ー゚)リ 「気持ちは分るけど、トールちゃん困らせないの」
トル゚〜゚) 「ほんとごめん、どうしても行かなきゃいけなくて」
ζ(゚ε゚ ζ 「…わかった」
トル゚〜゚) 「埋め合わせはちゃんとするから、ごめんね!」 ダッ
【急用で約束を反故にしなければいけない時の申し訳なさと八つ当たり的なイライラは異常】
- 248 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:25:43 ID:v9yttSIQ0
-
階段:
トル#゚〜゚) 「ドクオ!」
(;'A`) 「トールさん!」
トル#゚〜゚) 「このまま屋上に走れ!こんなに人が多くちゃ人避けもきかねえ!」
(;'A`) 「お、屋上?」
トル#゚〜゚) 「この街中で遠目から見えず安心して雷撃てるのは屋上くらいしかないんだよ!」
(;'A`) 「わ、わかった!」
【疾走しながらの事情説明とか実際にやったらまともに話せないよね】
- 249 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:26:24 ID:v9yttSIQ0
-
(;'A`) 「って、もう二体増えてる!!」
三| ^o^ | 三 ( ゚д゚ ) 三 ( ・3・) 三( ゚∋゚) 三( ´W`)
トル#゚〜゚) 「一気に仕掛けてきたか!」
(;'A`) 「屋上、扉!」
トル#゚〜゚) 「蹴り破る!続け!!!」
トル#゚д゚) 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ギュンッ
扉]o゚Д゚) 「なんだ?うるせえな」 ギィコ…
(;'A`) !? (゚〜゚;ルト
三 ミミヾソ, ゴメーンッ!!
三 イル;゚д゚)
三 と と ヽ ∧∧
三 ヽ つ#)Д), ; ゙∴ , ゴルァッ
三 し´と と )
/ / /
(__)_)
( ;^Д^) 「ギコさぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
【まさにハードラック】
- 250 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:27:07 ID:v9yttSIQ0
-
トル;゚〜゚) 「コイツこの前の!」
( #^Д^) 「てめえ!いきなりなにしやがr」
(;'A`) 「トールさん危ない!」
( メ∋゚) !!!
(゚〜゚;ルト 「うおっ!」 ヒュンッ
| | プギャァッ
| ‖ ノノノノ -__
|| ‖ (メ∈゚ ) ─_____ ___
|∧ 从ノ (ミ_ (⌒\ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\⌒ノ ノ )
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ つ \,___,ノノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ___
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
【瞬殺の巨人】
- 251 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:27:58 ID:v9yttSIQ0
-
(,,#Д#)
( #Д#)
トル#゚〜゚) 「野郎…悉く一般人を巻き込みやがって」
('A`) (一人は確実にあなたが殺ったんだけど)
( メΘ゚ ) ( ・8・ ) ( ´W` ) | ^o^ | ( ゚д゚ )
トル#゚〜゚) 「ドクオ下がってろ!」
| /
| / __
| // /
|// /
\ ヽ ! | // /
\ ヽ ヽ /" / / /
\ / / /
,イ
 ̄ -- = _ / | --'''''''
,,, ,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ -  ̄
゙l ゙、_
.j´ ,ハ,ハ,,, (.
─ _ ─ { (゚Д゚ルト ,/─ _ ─
). c/ ,つ ,l~
´y { ,、 { <
ゝ lノ ヽ,) ,
【自分に雷でパワーアップするありがちなアレ】
- 252 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:29:10 ID:v9yttSIQ0
-
三 ミミヾソ, マァッ!
三 イル#゚Д゚)
三 と と ヽ ∧∧
三 ヽ つ#) 3), ; ゙∴ ,
ハァッ! ,ハ,ソノ,, 三 三 し´と と )
;;;、(´W,(:;(⊂= (゚Д゚#ルト 三
(っΣ⊂≡ ⊂≡ ⊂´) 三
/ ) ノ ヾ 三
( / ̄∪ ∪´⌒ヽ ) 三 三 ミミヾソ, ラャッ!!
三 イル#゚〜゚)∵:,( д )、
三 )`つとつ と と)
三 ノ ヽ ⊂、 ⊂ノ
ジャァッ! ,ハ,ソノ,, 三 三 //⌒ )__)372
('(゚Д゚#∩ト 三
,/ ̄\丶 ( 三
': ., ^o(#((⌒ヽ \ 三
'\_/`ー'⌒`\_,) 三
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ ポ ン ギ ッ --
二 = 二
 ̄. イル#゚д゚)っ-日#)∋)そ . ̄
.-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【この間実に二秒】
- 253 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:29:51 ID:v9yttSIQ0
-
(;'A`) 「は、速い!」
(;'A`) 「両目揃っても追うのがやっとだ!」
トル;゚〜゚) 「ゼェ、ゼェ」
(;'A`) 「だ、大丈夫?」
トル;゚〜゚) 「正直五体同時に相手すんのは辛い」
( ゚д ) ( #8・ ) (メ)Θ゚) ( ´W(# )
トル;゚〜゚) 「あー、あー、もう。もう少しあっさりくたばってくれよ!!」
(;'A`) 「でも、一体は倒せたみたい」
トル;゚〜゚) 「必殺技を使って一体しか倒せないのが問題なんだよ…」
【マダンテ使ったのにピンピンしてた的な】
- 254 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:30:39 ID:v9yttSIQ0
-
イル#゚〜゚) 「この技疲れるンだよ、一気に行くぞ!」
( ゚д )ノ ナグルー!!
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. メ コ ッ .--
二 = 二
 ̄. イル#゚д゚)っ-日#)д)そ . ̄
.-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【※以後乱戦が続きます】
- 255 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:31:58 ID:v9yttSIQ0
-
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. ガ ッ .--
二 = 二
 ̄. Σ(〜(#⊂≡(メ∈゚# ) .  ̄
-‐ . ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【※描写が面倒な戦闘が終わるまで少々お待ちください】
- 256 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:32:50 ID:v9yttSIQ0
-
ショッピングモール2F:
(´・_ゝ・`) (上では随分暴れているようだ…)
(´・_ゝ・`) (この隙に………………と)
(´・_ゝ・`) 「思い通りにはやらせてもらえないようだ」
_
( ゚∀゚) 「…まあ、そういうこった」
(´・_ゝ・`) 「流石というべきか。何でもお見通しというわけだな」
(´・_ゝ・`) 「眉毛を代償に手に入れたその智嚢、すこぶる調子がいいようだ」
_
( ゚∀゚) 「お前に褒められても寒気がするだけだ」
_
( ゚∀゚) 「トールは随分誑かせてるみたいだが、俺はそうは行かないぜ」
_
( ゚∀゚) 「覚悟しな、サダハル」
(´・_ゝ・`)
【彼は巨人の王】
- 257 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:33:33 ID:v9yttSIQ0
-
(´・_ゝ・`) 「お前それ、本気で言ってる?」
_
( ゚∀゚) 「俺がこの状況で冗談というと思うか、サダハル」
(´・_ゝ・`) 「私もそう信じたいんだけど」
_
( ゚∀゚) 「ごちゃごちゃうるせえぞサダハル」
(´・_ゝ・`) 「確かにすごかったよ貞治は。選手としても監督としても歴史に残るよ」
_
( ゚∀゚) 「自画自賛かサダハル。底が見えるぞ」
(´・_ゝ・`) 「……一般人に「巨人の王といったら?」とたずねたら何て返ってくるかな」
_
( ゚∀゚) 「サダハルに決まってんだろ、サダハル」
(´・_ゝ・`) 「まあ、そうだよね」
_
( ゚∀゚) 「グーグル検索でも貞治圧勝だぞサダハル」
(´・_ゝ・`) ポキィ
【心の折れる音がした】
- 258 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:34:31 ID:v9yttSIQ0
-
屋上:
トル#゚〜゚) 「おおおおおおおおおお!!」
,` : ┃ ┃┃
~、 :. ' ・ ∵ ____ ┣━
_,_ '.、゛‘ ( □ 。゚`) ┃
│││ │ .{々 | | ヽ __ノ
│││ │ │ .`ヽ | | | |_ ━━┓┃┃
││ │ │ | | | / | ┃
││ │ │ | | | | || ━━┛
│ │ │ } } | | ||
│││ │ γィソミ、| | | || ┃┃┃
│││ │ ,ルノトルハ | | | )) ━┛
│ │ノノトノルノ, | 〈ムイ. | |
│││ __ / .| | .| | |
│││〈´ム〉| | | | | |
│││ ヾ、`| | | | | |
│││ \" | \ | | |
│ │ . │\/ ヘ_ .⊥ | `))
││ | | | | | し'´´
│││ │ ..| | |__ | |
││││ | | / _.{
│││││ | | \__|
│││ │ | |
│││ │ | .|
│││ }"__〉
│││ │ .|__/
\( #д# )/ ヤラレター
イル#゚Д゚) 「後3体!!」
【後姿の判別が不能】
- 259 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:35:11 ID:v9yttSIQ0
-
イル#゚Д゚) 「キャオラッ」
━━┓┃┃
───────── ― - -- ┃ ┃┃┃
─── /⌒ヽ, ───────── ━━┛ ━┛
 ̄ ̄ / ,ヘ ヽミミヾヾ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , ” ' ‐ ,
 ̄ ̄ i .i \イiル#゚Д゚)ヽ, ___,, __ _ ,, - _―" ’. ' ・, ’・ , /∧_∧
── ヽ勿 ヽ,__ j i~"" _ ― _: i ∴”_ ∵, ))
______ ヽ,, / / __,,, -- "" ─ "ー ・, ; ; - 、・ r=-,/⌒ ~ヽ~,
─────── ヽノ ノ,イ ─── ― - i y ノ' ノi j |
─────── / /,. ヽ, ── i,,___ノ //
______ 丿 ノ ヽ,__,ノ ___ _ _ _ ,' ゝi
j i / y ノ
_____ 巛i~ ____ _ / /~/
i < /
─────── ヽ, \
/ ヽ_ )
──── i (~_ノ
ノ /
ノ /
(~ ソ
~ ̄
\( #3# )/
トル#゚〜゚) 「あと二体!!」
【安定の加藤蹴り】
- 260 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:35:53 ID:v9yttSIQ0
-
トル#゚〜゚) 「でやぁぁぁぁあああ!!」
___
//⌒___ \
//_/ \\ \
\\ \
(( |
| ∩
| | |
| | |
| / |
__________/__/_____
トル#゚〜゚) 「あと一体!!」
【過程省略】
- 261 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:36:36 ID:v9yttSIQ0
-
トル;゚〜゚) 「そして残りは…」
ノノノノ
(,メ)∋゚)
/⌒\/ヽ
| ! i i
\\ //
( ゝミ彡、
ミ二⌒ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(;'A`) 「…まるで武道の達人のような佇まいだ」
トル;゚〜゚) 「こいつ、なんか苦手なんだよな…」
【AAの豊富さが強み】
- 262 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:37:30 ID:v9yttSIQ0
-
( メ∋゚) ピクッ
トル#゚〜゚)っ中 「行くぜ、ロケット…」キュィィィ
(;'A`) 「あれ、なんか様子が」
ダッ
〆⌒ヽ ノノノノ⌒ヽ
(ミ (,メ)∋゚) ミ)
( ) \/( )
ヽ /∨ ∨
ノ /
ミヽ/\/\
(__/ \ )
//
ヽミ
(;'A`) 「って逃げたァッ」
(゚〜゚#ルト 「させるか!扉さえ守ればこっちのもんだ!
ミ ピョン
ミ 〆⌒ヽ ノノノノ⌒ヽ
ミ (ミ (,メ)∋゚) ミ)
ミ ( ) \/( )
ミ ヽ /∨ ∨
ミ ノ /
ミ ミヽ/\/ ̄三二ミ
(_,/  ̄ ̄
(;'A`) 「ってとんだぁあああ!」
【ヒーキャントフライ】
- 263 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:38:15 ID:v9yttSIQ0
-
ÅÅ_
┌ ┌ |
┌ ┌ |
┌ ┌ | ミ
┌ ┌ | ζ゚
┌ ┌ |
ダンッ
〆⌒ヽ ノノノノ⌒ヽ
(ミ (,メ)∋゚)) ミ))
(( )\/( )) |
ヽ (∨ ∨/
| /\__/\ | |
| | (( / \ )) |
| \) //
(´ \.从 (、へ彡/,; ;,ヽミ ,;从人/ ;`)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/,//; l| ̄ヽ\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ダッ
〆⌒ヽ ノノノノ⌒ヽ
(ミ (,メ)∋゚) ミ)
-___  ̄ ( ) \/( )
-_______ ヽ /∨ ∨
_ ̄- ノ /
- ̄__ ミヽ/\/\
__ ____- (__/ \ )
_______ //
____─_____ ヽミ
【まさに超人】
- 264 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:38:57 ID:v9yttSIQ0
-
トル゚〜゚) 「助かったといえば助かったが…」
('A`) 「あの嘴の巨人はまだ戦えそうだったけど、何で引いたんだろう」
トル;゚〜゚) 「…ん?この気配…」
<マァァァァァァァァ…イ………
トル;゚〜゚) そ (;'A`) そ
<スイィィィィィィィト……
トル;゚〜゚) 「これはやっぱり!」
「トォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!!!!!!」
⊂二 ̄⌒\ ノ)
)\ ( _ / \
/__ )*゚∀゚ ) _/ /^\)
//// / ⌒ ̄_/
/ / / // ̄\ | ̄ ̄
/ / / (/ \ \___
((/ ( _ )
/ / ̄ ̄/ /
/ / / /
/ / ( /
/ / ) /
/ / し′
( /
) /
し′
トル゚Д゚)
( 'Д`)
【ボーイミーツオーディン】
- 265 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:39:57 ID:v9yttSIQ0
-
えいっ
ミミヾソ, - ― -─── .─;─.────────━━━ひでぶっ∴━━━
__ イル, ゚〜゚) --,──.──∴─,,────────━━*━ . .; ・
─── r/ (⌒y〜イ,,,ノ __ ヽ, 、 ・,‘ . ,ノ ; ; ; ,. _
,;; / /ヾ,r'”イj` y'⌒Y⌒´;;`ソヾ,、r X´_,,-‐‐'´〜;..u、ル'、ソ⌒h'";,t, y ・;・。
(曲/ ,f ミ--‐'リ"''‐--''t){"人,;'"r~~`´ ヽ";;,,:リ、゙j"=-,1xハ:''ヘ,,jミ《' シ;#;。∀)`j・..∴
l _, I jヽノヽ、t`;,.鄱ヽ、_;;-'''i,ア~'';,,y´ 入ソヽ‐-,,}`'j゙′イ '゙i y’〕、.イ′*つ
i ハ f ‐-t"'"二==ミ ,,_'-'‐ヾ、 '"゙゙彡 '゙゙゙`⌒ヽニ三,, `,, Y.:;'
/ / '; ヾ - -j―── ヾ───ソ──────━━━ゞ 〆) ・: ヽ━━━
/ ノ ヽ、 ヽ - ―─────ゝ────────━━・━━/ ∧ )━∵,
─/ _,/─ 丶, ヽ ― --─── ノ─────────━━━ノ ノ ノ ノ━━━
─/ j'──── .〉 ,i ‐- ―────'─────────━━━と' ━と━.━━
(__,ノ (__j ―─────────────━━━━
【とりあえず必殺技で応対】
- 266 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:40:39 ID:v9yttSIQ0
- _
(メメ∀タァ) 「相変わらず疲労困憊とは思えない一撃だなトール」
_
(メメ∀タァ) 「おかげでお父さん義眉の位置が定まらないよ」
(;'A`) 「お、お父さん?!このえらく硬い眉毛を高速で射出する変態が?」
_
(メメ∀タァ) 「この前はすまなかったね少年」
(メメ∀タァ)_「事情説明とか面倒だったし危ないとこに巻き込みたくなかったし許してちょんまげ」
トル゚〜゚) 「何しに来たんだよオーディン、あっちはそんなに暇なのか」
(メメ∀タァ) 「お父さんも色々あるのよん」
_
トル゚〜゚) 「お前が居たから巨人が逃げたのか」
(メメ∀タァ) 「精確にはあいつらの親玉を追っ払ったからなんだけどね」
_
('A`) 「なるほど」
-
トル゚〜゚) 「変なところで手回しの良い奴だ」
【落ち着きの無いグングニル】
- 267 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:41:20 ID:v9yttSIQ0
-
(メメ∀タァ) 「ほれほれ、友達との約束があるんだろ。はやくおいきなさいな」
_
トル゚〜゚) 「……相変わらず何でも知ってるってか」
(メメ∀タァ) 「私が両の眉毛を代償に手に入れたこの智嚢に分らないことは無いのだよ」
(メメ∀タァ) 「ま、女心は少々手こずるがね」
_
(メメ∀タァ) 「義眉も慣れれば悪くないし、トールも試してみたら?」
トル゚〜゚) (前から思ってたんだけど)
('A`) (眉毛が代償ってしょぼくないか)
【納得の低品質】
- 268 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:42:00 ID:v9yttSIQ0
- _
( ゚∀゚) 「さーて、子供達も送り出したし、パパも用を足しに行きますかね」
_
( ゚∀゚) 「あ」
_
( ゚∀゚) 「言い忘れてたことあった」
_
( ゚∀゚) 「まあいっか。なんだかんだうまく回ってるみたいだし」
シーニーギーワーノキーシー ソノテーニーグングーニールー ネーラーァーッターモーノーハー カーナーラーズーツーr…
_
(【 ゚∀゚) 「はい、もしもし」
_
(【 ゚∀゚) 「キミか。まだ仕事中だろ?」
_
(【 ゚∀゚) 「ははは、キミのことならなんでも知ってるよ」
_
(【 ゚∀゚) 「ああ、近くで時間潰してるからちゃんとお勤めしてきなさい」
_
(【 ゚∀゚) 「うん、ああ、愛してるよ。じゃあ、また後で」
【色々=浮気】
- 269 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:42:23 ID:EAIKfpaU0
- とーるううううう
- 270 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:42:45 ID:v9yttSIQ0
-
駐車場:
トル゚〜゚) 「あ、デレからメール来てる」
トル゚〜゚) 】o
('A`) 「なんて?」
トル゚〜゚)っ【『from デレ title:ζ(*^─^*ζ
本文 : ブーン君達に聞いたんだけどドクオ君もなんか用事できたんだっ
てね?まさかペニちゃんに「底が見える」って何度も言っている友達思いの
トールちゃんがドクオ君とイチャイチャしてるとは思わないけどもしそうなら
あなた達のすべてを根掘り葉掘り聞きたいな(ハート)なーんちゃって(テヘッ)
勘違いしないでね別に怒ってる訳じゃないしトールちゃんとドクオ君が仲良
くしてるならそれってすごく素敵なことだと思うし、私も応援したいと思うよ?
でも、でもね、もしそうだったなら「用事」なんて嘘つかないでいて欲しかった
なあ(エーン)ただでさえ「素直つける必要ない」って言われてるんだからこういう
ことぐらい素直にならないと愛想尽かされちゃうぞ(プンプン)何度も言うけど怒
ってる訳じゃないんだよ?ちょっと悲しいなって思ってるだけ(ショボーン)だって
トールちゃんはまだ転校してきて一週間も経ってないじゃない?私トールちゃ
んのちょっとぶっきらぼうなところも好きだしずっとずっと仲良くしていきたい
って思ってるの(ウフフ)だからトールちゃんとはいっぱいお話ししたいし、秘密
とかも分ちあっていきたいのね。だってそういうことができて初めて友達でし
ょ?少なくとも私はそう思うしミセちゃんやペニちゃんもそう思ってると思うの。
だからね、何度も蒸し返すようだけど、嘘はついてほしくなかったよ(グスン)一
度でも嘘をつかれたらその人の言葉って信じられなくなっちゃうじゃない?そ
んなのって悲しいよ(プー)私はトールちゃんを信じたい。信じたいからこそ嘘が
悲しかったの(ドクロ)でもね、いいんだ。私はやっぱりトールちゃんを友達だと
思ってるし!(シャキーン)今、男子達と一緒に学校で準備してるから“用事”終わ
ったらぜひ来てね(カモーン)念を押してもう一度言うけどぜんっぜん怒ってないし
トールちゃんを嫌いになったりしてないよ(ニョキーン)むしろ嘘をつかれた悲しさで
自分がトールちゃんをどれだけ大切に思ってたのか再確認できたくらいだもん
だから、皆で仲良く二人のことを待ってるね(キャピッ)あ、もしまた誤魔化して嘘な
なんかつかれちゃったら流石のデレさんも黙ってられないよ(ゴゴゴ)そのときは
ブラックデレちゃん前回でトールちゃんたちのこと奈落に突き落としてやるんだ
から(ウフフ)なーんてね(ホシ)冗談(オンプ)冗談(オンプ)それじゃ、また後でね(ハート)』】
('A`)
トル゚〜゚)
【とりあえず怖い】
- 271 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:43:32 ID:v9yttSIQ0
-
トル゚〜゚) 「とりあえず、行くか」
('A`) 「うん。俺はどっちにしろブーンが待ってるし」
トル 〜゚) 「…くっ」 フラッ
(;'A`) 「大丈夫トールさん?!」 サッ
トル 〜 ) 「すまん、少し消耗しすぎたみたいだ」
(;'A`) 「体がやけに冷たい。やっぱり帰った方がいいんじゃ」
トル 〜゚) 「いや、マジで怖いから。あのメール夜中にきたら眠れなくなるから」
(;'A`) 「そ、それはそうだけど」
トル 〜゚) 「それに…」 ギュッ
(;'A`) 「え?」
トル 〜 ) 「お前に抱きついてると、なんか楽になる」
('A`)
('A`)
('A`)
('A`) ハーイ ミス グリーン ハウ ワィ ユー?
【脳が処理落ち】
- 272 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:44:12 ID:v9yttSIQ0
-
夜:ドクオ宅:
('A`) (結局あの後は二人で学校に行って皆で文化祭の準備)
('A`) (デレちゃんは割りとなんでもなかったけれどそれが逆に怖い)
('A`) (でも、準備は楽しかったし、なんか、青春したって感じだな…)
('A`) (明日も、また準備)
(*'A`) 「たのしみだなあ」
(*'A`) 「何より、あの弱弱しいトールたんの姿…」
(*'A`) 「パワフルなのにやわらかいあの感触…」
(*'A`*) 「ふへへ」
(?雷ト) 「ふへへへへへ」
カ |-`;)J (ドクオの顔が…さらに人様に見せられない造形に…)
ベとノ
【母すらドン引き】
- 273 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:44:54 ID:v9yttSIQ0
-
(゚A゚) 「トール!トール!トール!トォォォルぅぅうううわぁあああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああ!!!トールトールトールぅううぁわぁあああ!!!
あぁモンムモンム!モンムモンム!スリスリスリスリ!スリスリスリスリ!いい感触だなぁ…もみもみ
んはぁっ!素直トールたんのお椀型Cカップバストをモンムモンムたいお!モンムモンム!あぁあ!!
間違えた!パフパフしたいお!パフパフ!パフパフ!胸胸パフパフ!ムニムニパフパフ…きゅんきゅんきゅい!!
私服姿のトールたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁあああ!!ふぁぁああんんっ!!
巨人倒せて良かったねトールたん!あぁあああああ!かわいい!トールたん!かわいい!あっあぁああ!
番号交換できて嬉し…いやぁああああああ!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああ!!
ぐああああああ!!見つめ合うと素直におしゃべりできない!!あ…私服も甘い台詞もよく考えたら…
ト ォ ル ち ゃ ん は 人間じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ビルスキルニルぅうううう!!
この!ちきしょー!やめてやる!!ストーカーなんかやめ…て…え!?見…てる?私服のトールちゃんが僕を見てる?
デニムパンツのトールちゃんが僕を見てるぞ!トールちゃんが僕を見てるぞ!パーカーのトールちゃんが僕を見てるぞ!!
携帯電話越しのトールちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはトールちゃんがいる!!やったよミョルニル!!ひとりでできるもん!!!
あ、雷神のトールちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあミセリぃい!!ぺ、ペニサス!!デレぇええええ!!ハインリッヒぃいいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の稲妻よトールへ届け!!ビルスキルニルのトールへ届け!」
カ |-゚)し
ベとノ
【母、絶句】
- 274 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:45:36 ID:v9yttSIQ0
-
('A`) 「感謝するぜ」
('A`) 「キミに出会えた
/ ` 、 これまでの
/ ヽ
/ /`ヽ 全てに」
' 〈rう├−-ミ
{ `}し{\ `丶、___/ニニニ
j_ `V ヘ \ \ニニニニニニニ
,{ \ ,} )ハ::::::. \ニニニニニニ
j | .ト=く ::::::i \ニニニニニニ
V |\ |`ヽ ヽ l:::::| \ニニニニニ
∧ | \ ,/ !:::::| ___ノ^ヽニニニニニニ
/.::::\ |__\,,,--――- 、 /:::::/ /  ̄`ヽニニニニニ
/.::::::::::::::::>,、| ,/ -―- 、⌒V::::::/.// j___ノ、 ヽニニニニニ
/ニニ、`ヽ`ヾヘ\ イ 、_( > \/ (__ ノニニニ⌒) \ニニニニ
,仁ニニニ\ヽヽヽ ∨ /ニニ>彡>--')__ ノ `ヽニ,ノ \ニニニ二
ニニニニニニヽ / {ニニ> ´ `¨¨´ ニ} (⌒ヽ \>''"´
ニニニニニニニニ/ ∨ / }八 しノ
ニニニニニニニ./ }ニ{ ノニヽ ノ
ニニニニニニニ/ }ニハ /⌒ヽヽヽ ___彡
ニニニニニニニ! ノニニヽ、 / ` ー=彡'ニニニニニ
ニニニニニニニ} ⌒`丶、 /⌒ヽ ノ ノ_____
/ ̄ ̄ ̄`ヽ/ヽ、 _彡ヘ{ { ノ) > 、 /⌒) 0,/  ̄ ̄ ̄
) 、 / ヾ、 ヽ ヽ (ノ (つ `{ ノ /
// ⌒ヽ / 〃 トミ ___ >--‐=、 ヽO__ノ
{ / // / \__ノ
カ |-`)し (カーチャンは…ドクオが幸せなら、それでいいわ…)
ベとノ
【第四話:ボーイフィールトール 終わり】
- 275 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:46:39 ID:v9yttSIQ0
-
【おまけ:人物紹介】
トル゚〜゚) トール。不調らしい。タイプ1:でんき タイプ2:かくとう
('A`) ドクオ。変態っ気が抜けてきた。タイプ1:どく タイプ2:ゴースト
( ^ω^)ブーン。クリスマスに死ぬ。タイプ:ノーマル
( ・∀・)モララー。割と本気で忘れてた。タイプ1:犬 タイプ2:むし
|゚ノ ^∀^)レモナ。結構もてます。タイプ:エスパー
ζ(゚ー゚*ζ デレ。メタモン。タイプ:ノーマル
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ。意外と家庭的。タイプ:ノーマル
('、`*川 ペニサス。名前の割りに純タイプ:ノーマル
从 ゚∀从 ハインリッヒ。ある時期から竹の子にしか見えなくなった。タイプ:ノーマル
从'ー'从 渡辺さん。ある時期から竹の子にしか見えなくなった。タイプ:ノーマル
( ´∀`)モナー。モデルは昔の担任。タイプ:ノーマル
(´・ω・`) ショボン。こういう奴が一番信用できる。タイプ1:ノーマル タイプ2:あく
ξ゚⊿゚)ξ ツン。ツンデレの時代は終わってしまったのか。タイプ:ノーマル
(*゚ー゚) しぃ。好きなAAゆえにあまり出てこない。タイプ1:ノーマル タイプ2:ひこう
J( '-`)し カーチャン。アイスラッガーが魅力。タイプ:じめん (*‘ω‘ *) TPP。タイプ:ノーマル
_
( ゚∀゚) オーディン。本当は賢くて強い。タイプ:エスパー
(´・_ゝ・`) サダハル。巨人軍の行く末を心配している。タイプ1:あく タイプ2エスパー
( ゚д゚ )( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)| ^o^ | 巨人ズ。左から好きな順。タイプ:かくとう
( ^Д^) プギャー。抱かれたい。タイプ1:かくとう タイプ2:ひこう
- 276 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:47:38 ID:v9yttSIQ0
- 【おまけ:ギコ紹介】
(,,゚Д゚) ギコ。夜ン鬼威高校において机は勉学をする物では無い。
生徒の座す場所。すなわち生徒一人ひとりに与えられた領地であり城である。
机を学内から排除されるということは、その持ち主が学内から排除されるに等しいのだ。
もし登校し自分の机が教室から排除されていれば「挑発」または「宣戦布告」。
そして、敗北したものが机を奪われれば、事実上の完全失脚となる。
無論敗者も強者の配下に加わるなり、再度挑むなりすることでその制裁を免れることは可能だ。
実質夜ン鬼威高校において何者の配下にも加わっていない生徒は、各学年のトップと例外の一人のみである。
机を排除されるのは、負けて逃げ出した真の負け犬のみ。
そう、例えばこの時のギコのような。
ギコ自身はそれでもいいと考えていた。
退学し、やり直す道を選ぶつもりだったのだから。
当初の目的であった復讐は、絶対に近い剛力にねじ伏せられ、
原因になった少女は彼の為に涙を流し、足を洗うことを祈る。
ギコの中にあった煮え滾るような闘志は、すでに冷め切っていた。
─────────────────────────────が。
退学届けを鞄に潜ませ学校を訪れたギコの頬を涙が伝う。
殴られども蹴られども打たれども締められどもギコの机に座り、微動だにしない一人の漢。
片腕はだらりと垂れ下がり指先には爪がなく顔は血糊で黒子の如き様相。
良識の存在が許された場所ならばすでに通報されているであろう重症である。
しかしそれでもその男は席を動かない。
反撃をすればその隙に席を奪われるからかそれともすでに動く余力が存在しないのか。
たとえそのどちらであっても、彼を笑う者は存在しなかった。
山を思わせるその姿、まさに威風堂々。
角材を木刀を鎖を持ち彼を一方的に嬲っていた鬼沢の配下たちですら、
胸のうちに湧き上がる畏怖の念を払いきれない。
何故譲らないのか、何故反抗してくれないのか、何故、せめて意識を失ってくれないのか。
何より、敗北し尻尾を巻いて逃げ出した男の為に何故そこまで出来るのか。
鬼沢の配下たちの表情は請うているようだった。
もう痛めつけたくない、もう逃げ出してしまいたい、どうかもう倒れてくれ、と。
その顔を見た彼は口に笑みを浮かべ戦意失せた敵を睨みつける。
「あの人は帰ってくる。何度逃げても何度でも必ず戦いに戻ってくる
あの拳は逃げるだけの人間の拳じゃない。
逃げ出したくなるような壁を何千何万と叩き続け砕くことが出来る拳だ」
死に体の目に宿る活きた光に気おされ、配下の一人が角材を振りかぶる。
他の配下が止めるまもなく、衝動的な殺意の乗った角材は振り下ろされた。
はじけ飛ぶ角材。硬いものを打ち据えた確かな手ごたえ。
しかしそこにあったのは、血を噴く頭部ではなく、硬く握られ湯気を放つ闘拳。
驚く間も無く鬼沢の配下達は床に崩れ落ちた。
「ほら言っただろ」 「この人は帰ってくるって」
崩れ落ちるプギャーの体をギコが受け止める。
教室にはギコの机以外は存在しない。無論プギャーのものも。
嘆き混じりに何故だ、と問うギコに対し、プギャーは笑って見せた。
「初めて拳をあわせ、負けた時にわかった、分っちまったんです。
あんたがどれだけ鍛錬を重ねてきたか。どれだけの思いを握り締めてきたのか。
その時から、俺の居場所はあんたの傍なんだ、って思った。それだけですよ」
その後、ギコはプギャーを背負い病院へ。退学届けはドブに捨てた。
再び虎穴へ飛び込む決意をしたギコ。その闘志は再び熱く燃え滾っていた。
- 277 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 17:48:56 ID:v9yttSIQ0
-
今回の投下は以上です。
罵声感想指摘罵声等ありましたらどんどん撃ってください。悲鳴をあげます。
尚、
一話>>1
二話>>61
三話>>128
です。しおり代わりにどうぞ。
さらに、
ありがたいまとめ:ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/thor/thor.htm
ではでは。
- 278 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 18:23:29 ID:vUFQmI.s0
- ワロタwwwww
- 279 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 18:39:31 ID:EAIKfpaU0
- デレが好き過ぎて辛い 乙
- 280 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 19:37:26 ID:uOoeUfm20
- ギコの紹介なげええええ
乙!
- 281 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 19:43:57 ID:TsVGWKTc0
- ついにまるまる1レス分を乗っ取ったのか…
- 282 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 19:52:32 ID:OF.Ohk6w0
- 乙!
今更だけどロマネス子の人かな?
これも楽しみにしてる
- 283 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 20:26:07 ID:QnviSswAO
- ロマネス子はブンダーラさんだし、ブンダーラさんもこの作者も紅白参加してるから違うかと
- 284 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 20:55:14 ID:BRSJKXvEO
- ギコのタイプについて11行で
- 285 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 21:35:26 ID:8QnzTqhAO
- >>284
そいつは毎回、俺の仕事だ新参め
- 286 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 21:42:17 ID:EAIKfpaU0
- >>285の朝は早い
- 287 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 22:03:02 ID:v9yttSIQ0
- >>284
プギャーは強者としての自負を持っていた。
高い身長、長い手足、そして小中と真剣に打ち込んだ空手。
顧問を殴り退部にこそなったが、中学時代は間違いなく空手部最強であった。
故に、この夜ン鬼威こうこうにおいても自身は最強であり、その力を示すべきだと考えていた。
その男に負けるまでは。
それは小柄な体躯に抜き身の刀を思わせる気配を携えた男だった。
何十、何百の空手家を打ち負かしてきたプギャーには分る。
同学年はもちろん、睨みを利かせる二年共にもこの男より強い者はそう居ないと。
今までに見ない脅威を携えた同輩。武人としてこの上無い腕試し。
衝動治まらず突き出した拳は宙を叩き、代わりに重く鋭い衝撃が腹を貫いた。
積み重ねた年数、踏み越えた難敵、全てが込められた鬼神の如き一撃。タイプ1:かくとう
>>285
血を纏い歯を噛み砕き自身にすら一切の容赦をしなかったからこそ生まれた重み。
骨弾け肉潰れ脂の一切を闘志に変えてこそ生み出せる速さ。
何より、鋭い白刃の柄に秘められた深く穏やかな、愛。
耐える気になれば耐えれた。重さだけなら昔リンチで受けた大木槌のほうが辛い。
だが、プギャーは膝をつき、頭を垂れた。
この一撃を受けて立ち上がるには自分の頭は高すぎる。
言葉が出なかった。この程度で自負だなんだと息巻いていた自身を恥らった。
男は騒然とするギャラリーを置き去りにして校門を出て行った。
男の姿が完全に消え、周囲のどよめきが嘲笑に変わるころプギャーはその巨躯を起こす。
そして、おもむろに校舎の壁に正拳を打ち込む。この程度では届いても負けていた。タイプ2:ドラゴン
- 288 :名も無きAAのようです:2011/12/11(日) 23:25:57 ID:JaUKDWyUO
- 本編のギコとの落差よ
- 289 :名も無きAAのようです:2011/12/13(火) 13:58:22 ID:j40OXh4Y0
- かくとうドラゴンwww
- 290 :名も無きAAのようです:2011/12/15(木) 02:00:48 ID:1kz9hgV2O
- 弱点ひこうドラゴンエスパー?
- 291 :名も無きAAのようです:2011/12/16(金) 22:02:18 ID:6wIBW6qo0
- こおりも弱点
受けには使えないタイプだね
- 292 :名も無きAAのようです:2011/12/19(月) 22:55:34 ID:4QnPxunY0
- きったねぇ手だなドクオwwwwwwww
- 293 :名も無きAAのようです:2011/12/19(月) 23:39:01 ID:b9P4MRoE0
- >>285にもレスしてあげる作者の優しさといったら
- 294 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:24:11 ID:7Cq4AlL20
- やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです』へ。
∩, 、∩
(゚∀゚ )
\ \
( Y ) プリン
し ⌒ J
この尻はサービスだから、掘るなり叩くなりして落ち着いて欲しい。
うん、「前の投下から一ヶ月以上」なんだ。済まない。
人を待たせるような話でもないしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「不快感」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 295 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:25:03 ID:7Cq4AlL20
-
('A`) 『……トールさん?』
トル )
('A`) 『嘘、だろ?』
トル,#;メ)
('A`) 『起きてくれよ』
( A ) 『起きてくれよトール!』
(´・_ゝ・`) 『…無駄だよ少年。トールは死んだ』
('A`) 『お前は…』
(´・_ゝ・`) 『一応はじめましてかな。私こそが巨人の王にして…』
(#'A`) 『サダハル!!』
(´・_ゝ・`)
(´。・_ゝ・`) グスン
( ´W`)っ ユサユサ
(´。-_ゝ・`) 「…え?シラヒーゲが何でここに?」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「……すまん、少し嫌な夢を見てしまった」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「ははは……笑えねえ、うまいけど笑えないよシラヒーゲ……」
【今年もよろしくお願いします】
- 296 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:25:44 ID:7Cq4AlL20
- 日曜日:学校:南校門まえ
( ^ω^)「おはおー」
ζ(゚ー゚*ζ 「あ、ブーン君来た!」
( ^ω^)「お?僕が最後かお?」
('A`) 「そうだよ、お前が最後」
ミセ*゚ー゚)リ 「本当に待ち合わせぴったりだね」
|゚ノ ^∀^)「でしょ?ある意味機械みたいな男よ」
トル゚〜゚) 「みんな揃ったし、早く入ろうじゃないか」
('、`*川 「そうね、今日はちょっと肌寒いし」
川д川 「あっ、じゃあいきましょうか」
東校門まえ:
( ・∀・)「皆遅いなー。もう九時だぞー」
【末吉:待ち人…すれ違う】
- 297 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:26:26 ID:7Cq4AlL20
- 教室:
ミセ*゚ー゚)リ 「サダコちゃんも大変だね。委員長だからって引っ張り出されて」
川д川 「い、いえ。むしろ皆さんが頑張ってるのに私だけ休むなんて!」
('、`*川 「いやいや、私達が勝手にやってるんだしそんなに責任感じなくても」
ζ(゚ー゚*ζ 「さだちん偉い!」
川д川 「そ、そんな、むしろお邪魔にならないか…」
ミセ*゚ー゚)リ 「ほれ、びくびくしないの」
トル゚〜゚) 「……」
('、`*川 「あ、買出しの領収書ってサダコさんに渡せばいいんだよね?」
川д川 「あ、はい。あとでお預かりしますね」
トル゚〜゚) (…一応実在してるんだな)
【幽霊かと思った】
- 298 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:27:07 ID:7Cq4AlL20
- 作業開始:
ζ(゚ー゚*ζ 「ミセちゃんこれって完成品?」
ミセ*゚ー゚)リ 「試作品。装飾どうしようか相談しようかと思って」
('、`*川 「これで試作品か」
トル゚〜゚) 「普通に使えそうだ」
ζ(゚ー゚*ζ 「着てみていい?」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいけど、それ私のサイズだから…」
ζ(゚ー゚*ζ 「平気平気!ミセちゃんと私身長同じだし!」
試着中
ミセ*゚ー゚)リ 「どう?」
ζ(´△`*ζ 「胸が、キツイ」
ミセ*゚ー゚)リ 「な?言ったろ?」
ζ(´△`;ζ 「…ごめん」
ミセ*゚ー゚)リ 「謝るなよ。虚しくなるから」
【デリケートな問題】
- 299 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:27:49 ID:7Cq4AlL20
-
('A`) 「じゃ、俺達技術室行くので」
ζ(゚ー゚*ζ 「はいはーい。がんばってねー」
ミセ*゚ー゚)リ 「さて…」
('、`*川 「男子も居なくなったことだし」
ζ(゚ワ゚*ζ 「トールちゃん、サダコちゃん、脱ぎなさい」
トル゚〜゚) 「え?」
川д川 「わ、私も?」
ミセ*゚ー゚)リ 「服着たまま採寸したって意味ないでしょ」
ζ(゚ワ゚*ζ 「ふふ、恥ずかしがらなくてもいいのよ…おねえさんが優しく…」
ζ(´^ワ^`*ζ 「脱がせてあげるからああああああ」
川;д川 「え?え?えええ?」
トル゚〜゚) 「天誅」 ペシーン
⊂彡
☆)#)Д*)ζ . ;∴ ,「にゃぁぁぁ!!」
【歯止めの利かない女】
- 300 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:28:32 ID:7Cq4AlL20
-
ζ(´ε`*ζ 「ちょっとふざけただけじゃーん」
('、`*川 「いや、正直さっきのは私も引くわ」
ζ(´ε`*ζ 「ペニちゃんのいけずー」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいから、カーテンしめて」
ζ(´Д`*ζ 「はーい」
川д川 「あ、あの…私、当日裏方なんだけど…」
ミセ*゚ー゚)リ 「メイドなんてのは元々裏方の仕事なのよ」
川д川 「で、でも、生地がもったいないし」
('、`*川 「それは大丈夫。多めに用意してあるから」
川д川 「あうう…」
:カ::ー::テ::ン::|゚|::カ::ー::テ::ン:: 「諦めなさいさだちゃん…」
トル゚〜゚) 「何やってんだデレ」
:カ::ー::テ::ン::|゚|::カ::ー::テ::ン: 「カーテンに隠れています」
【※高校生です】
- 301 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:29:15 ID:7Cq4AlL20
-
ζ(゚ー゚*ζ 「へへー。休みにみんなで学校来るってなんか楽しいね」
('、`*川 「はいはい。わかったからこっちおいで」
ζ(゚ー゚*ζ 「はーい」
トル゚〜゚) 「で?どこまで脱げばいいの?」
ミセ*゚ー゚)リ 「下着まででいいよ」
トル゚〜゚) 「はいさー」
川д川 「うう、はずかしい」
ミセ*゚ー゚)リ 「普段だって体育で着替えてるでしょー。脱げー」
ζ(゚ー゚*ζ 「ミセちゃーん。私達の分着てみていい?」
ミセ*゚ー゚)リ 「おー。仮縫いだから気をつけてね」
【ラッキースケベフラグ】
- 302 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:29:56 ID:7Cq4AlL20
-
技術室:
|゚ノ ^∀^)「ドックン三角木馬作りたい」
('A`) 「三角定規で我慢してください」
( ^ω^)「ドクオー、こっからでいいのかお?」
('A`) 「ブーンそれ鋸歯逆」
|゚ノ ^∀^)「こっちの木にも線引くんでしょ?」
('A`) 「おー、この設計図どおりに頼む」
('A`) 「あと、忘れことは…無いな」
東校門まえ:
( ・∀・)「おそいなーみんな」
( ・∀・)「でもまさか昨日の今日で忘れられてるってことは無いよね」
【そのまさかをね、「てんどん」って言うんだ】
- 303 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:30:03 ID:aowJ/YP.0
- キテルー
- 304 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:30:36 ID:7Cq4AlL20
-
|゚ノ ^∀^)「今頃女子はキャッキャウフフしてるのかしら」
( ^ω^)「採寸するような話もしてたし、下手に近づかなほうがいいおね」
('A`) 「聞いてくれれば分るのに」
( ^ω^)「見ただけで分るってか」
('A`) 「ああ。渡辺先生に照合してもらったら全体の誤差平均は0.5㎝だった」
|゚ノ ^∀^)「ちなみに私は?」
('A`) 「…………上から77、58、79、16ってところか?」
|゚ノ ^∀^)「あらほんと。ほぼあたりだわ」
( ^ω^)(最後の16には触れないほうがよさそうだな)
|゚ノ ^∀^)「前から思ってたけれどドックン只者じゃないわよね」
('A`) 「そうか?」
【ただの変態だよ】
- 305 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:31:23 ID:7Cq4AlL20
- 教室:
ミセ*゚ー゚)リ 「ぐぬぬ…さだちゃんって意外と着やせするタイプか…」
ζ(゚ー゚*ζ 「だね、私より大きい…」
川*д川 「あ、あの、あんまり見ないで」
('、`*川 「デレ、あんたは先にスカート履きなさい」
ζ(゚ー゚*ζ 「はーい」
トル゚〜゚) 「無防備だなお前ら」
('、`*川 「その格好のトールちゃんに言われたかないわ」
トル゚〜゚) 「サダコの採寸待ちなんだよ」
ミセ*゚Д゚)リ 「うわっ、細ッ。さだちゃんウェスト細ッ」
【大判AAやイラストで表現できないのが本当に残念です】
- 306 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:32:12 ID:7Cq4AlL20
-
( ・∀・)「みんなー、いるー?」 ガラッ
( ・∀・)
ミセ*゚ー゚)リ
ζ(゚ー゚*ζ ←キャミソール・スカート履きかけ
('、`*川 ←キャミソール・ホットパンツ
トル゚〜゚) ←下着・ジーンズ
川д川 ←下着・スカート
( ・∀・)
( ・∀・)「……ザ・ワールド!!」
【男には無理だと分っていてもやらなきゃならない時があるんだ】
- 307 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:32:55 ID:7Cq4AlL20
-
_ _ .' , .. ∧_∧
ミミヾ、 _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( )
イル-'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
【まあ無理なもんは無理なんですけどね】
- 308 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:33:40 ID:7Cq4AlL20
- 某所:
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「何?目標が今日も学校に来てるって?」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「こうしちゃ居られない。早速奇襲をかけるぞ!」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「え?日曜日だから誰も来てないって?」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「え?シラヒーゲも早く帰りたいの?」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「そっか、子供の誕生日か。うんいいよ。今日はもう上がりなさい」
(´・_ゝ・`) 「普段の分まで遊んであげるんだぞ」
( ´W`)ゞ
【優良企業】
- 309 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:34:27 ID:7Cq4AlL20
-
(´・_ゝ・`) 「…トールが現れてもう一週間」
(´・_ゝ・`) 「向こうが不調なのにも関わらず、戦績は芳しくない」
(´・_ゝ・`) 「……どうするべきか」
ピンポーン
(´・_ゝ・`) 「ん?はーい」
(*‘ω‘ *) 「こんにちわだっぽ」
(´・_ゝ・`) 「や、お隣のTPPさん」
(*‘ω‘ *) 「田舎からみかんが届いたんですっぽ。おすそ分けですっぽ」
(´・_ゝ・`) 「これはこれは、わざわざありがとうございます」
(´・_ゝ・`) 「よろしかったらお茶でもいかがですか?」
(*‘ω‘ *) (…あれ、思ったより普通の人だっぽ)
【おすそ分けという名の隣人視察】
- 310 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:35:09 ID:7Cq4AlL20
-
(*‘ω‘ *) 「なるほどっぽ。お仕事部屋として借りてたんですかっぽ」
(´・_ゝ・`) 「いやはや、騒がしくして申し訳ない」
(*‘ω‘ *) 「いいんですっぽ。どんな人か分って安心ですっぽ」
(´・_ゝ・`) 「最近は物騒ですからなあ」
(*‘ω‘ *) 「そうですっぽ」
(*‘ω‘ *) 「そこの高校の保健室が荒らされたり、デパートの屋上が荒らされたり」
(*‘ω‘ *) 「なんだか行方不明の人も居るらしいですっぽ」
(´・_ゝ・`) 「いやぁ、怖い世の中になったもんです」
【おまわりさん主犯こいつです】
- 311 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:35:51 ID:7Cq4AlL20
- 昼:
(*‘ω‘ *) 「ごちそうさまでしたっぽ」
(´・_ゝ・`) 「こちらこそ、みかんありがとうございます」
(´・_ゝ・`) 「……ふむ、派手に暴れたせいもあって完全に隠せているわけではないようだ」
(´・_ゝ・`) 「これは、早めに仕掛ける必要がありそうだな」
(´・_ゝ・`) ピポパ
(´・_ゝ・`)】 「…私だ。近隣国の巨人を集めろ」
(´・_ゝ・`)】 「集まり次第総攻撃を仕掛ける」
(´・_ゝ・`)】 「え?うん。日曜日だけどさ、え?うん。そうだね、うん。ごめんね。休日に仕事の電話してごめんね」
(´・_ゝ・`)】 ツー ツー
【休日>王の命令】
- 312 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:36:32 ID:7Cq4AlL20
-
昼:教室:
ミセ*´д`)リ ぐてぇ
|゚ノ ^∀^)「あら、ミセリお疲れ?」
('、`*川 「実質一人でやってるようなものだから」
トル゚〜゚) 「私ら(サダコで)遊んでただけだしな」
ζ(゚ー゚*ζ 「さだちゃんのお話も非常に興味深かったです」
( ^ω^)「ほー」
('A`) 「へー」
川;д川 「で、デレさん、みんなには秘密って!」
ζ(゚ー゚*ζ 「大丈夫よ!私の口は氷のように硬くて重いんだから!」
【滑りやすいけどね】
- 313 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:37:19 ID:7Cq4AlL20
-
ミセ*´―`)リ 「デレはこの通りだし、トールちゃんはパワフルすぎるし」
ミセ*´─`)リ 「サダコちゃんはデレに絡まれて動けないしペニサスはドジっこだし」
トル゚〜゚)川;д川 「ごめんなさい」 ζ(゚ー゚*ζ('、`*川
|゚ノ ^∀^)「ミシンは家庭科室から借りれるはずだけど使い手がいないと…」
('A`) 「ある程度なら俺も出来るよ」
('、`*川 「そうなの?」
( ^ω^)「ある程度どころか中学のとき誰よりも上手にやってたお」
('A`) 「昔の話だよ。最近はあんまりやってないし」
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
ζ(^ν^*ζ
ミセ*゚ー゚)リ (またなんかひらめいたな)
ζ(゚ー゚*ζ 「……じゃあドクオ君に手伝ってもらおうよ!」
ζ(゙ー゙*ζ (ドクオ女子勢に加わる→トールと絡む率UP→観察してニヤニヤ)
ζ(゙ヷ*ζ (いける。これで勝てる!)
('、`*川 (何考えてるか大体分るな)
【顔面掲示板】
- 314 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:38:10 ID:7Cq4AlL20
-
('A`) 「ミセリさんが問題ないなら、手伝いたいけど」
ミセ*゚ー゚)リ 「むしろお願いします。助けてください」
('A`) 「じゃ、飯終わったらミシン借りてくる」
ζ(゙Q゙*ζ (キタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!)
トル゚〜゚) 「じゃあ私男子のほう手伝うわ」
ζ(゙Q゙*ζ
ζ(゚ー゚*ζ 「ダメよトールちゃん」
トル゚〜゚) 「え?でも、男子の方の作業が」
ζ(゚ー゚*ζ 「トールちゃん。今は作業より大事なことがあるの」
【私利私欲】
- 315 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:38:59 ID:7Cq4AlL20
-
|゚ノ ^∀^)「こっちは私とブーンで何とかやるわ」
ζ(゙ヷ*ζ (ナイスよレモちん!!)
( ^ω^)「でもあと一人くらいは欲しいお」
ζ(゚益゚#ζ (余計な真似を!)
ミセ*゚ー゚)リσ 「それならあれ持っていっていいよ」
|゚ノ ^∀^)( ^ω^)「あれ?」
______
\ \
|,.\ \
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/ ,. i \_______\
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| .| | | | || ||
_./⌒..───' | / | | .|| ||
__/⌒ 二二ニニ ノ U || ||
( ^ω^)|゚ノ ^∀^)「「いや、遠慮しとく」」
【その後、保健室へ搬送】
- 316 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:39:41 ID:7Cq4AlL20
-
午後:技術室
|゚ノ ^∀^)「さ、午後の作業もがんばって行きましょう」
( ^ω^)「おっおー」
ζ(゚ー゚*ζ 「解せぬ」
|゚ノ ^∀^)「ブーンは面取りとヤスリがけ、私達は看板塗りよ」
ζ(゚ー゚*ζ 「解せぬ」
( ^ω^)「デザイン原画はドクオが描いてくれてるから」
ζ(゚ー゚*ζ 「解せぬ」
【ドクオの代わりをじゃんけんで決めました】
- 317 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:40:34 ID:7Cq4AlL20
-
ζ(゚ー゚*ζ (まあいいわ。気を取り直してこのチャンスにブーン君を攻略しましょう)
ζ(゚ー゚*ζ (デレさんは転んでもただでは起きないのだっ!)
ζ(゚ー゚*ζ 「ねーねーブーン君」
( ^ω^)「お?」
ζ(゚ー゚*ζ 「ミセちゃんに聞いたんだけどさ彼女居るの?」
( ^ω^)「……いるお」
ζ(゚ー゚*ζ 「へー!どんな人?後輩って聞いたけど」
( ^ω^)「……言っちゃってもいいか」
ζ(゚ー゚*ζ 「言っちゃえ言っちゃえ!」
( ^ω^)「デレさんの従妹」
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(゚□゚*ζ 「・・・なん・・・だと?」
【世間って狭いよね】
- 318 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:41:14 ID:7Cq4AlL20
-
ζ(゚□゚*ζ 「従妹って、ツンちゃん?」
( ^ω^)「はい」
ζ(゚□゚*ζ 「ツンちゃんっていったら、ツンツンマスターだよ?」
ζ(゚□゚*ζ 「着替えを見られたら左で隠して右で打つ生粋のツンデレーターだよ?」
( ^ω^)「はい。三発は貰いました」
ζ(゚□゚*ζ 「男性恐怖症とか少女マンガで言ったらかなり引き伸ばしできる属性持ちだよ?」
( ^ω^)「はい。コミックスで4冊いけるくらいにはかかりました」
ζ(゚□゚*ζ 「ツンちゃん右の胸に小さいほくろあるんだけど知ってる?」
( ^ω^)「え?いや、それは知らない」
ζ(゚〜゚*ζ 「ふむ、まだ脱がせるまでは行ってないのか」
( ^ω^)(!コイツ…!ただの馬鹿じゃない!?)
【いいや、馬鹿だよ】
- 319 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:41:54 ID:7Cq4AlL20
-
ζ(゚ー゚*ζ 「へへ、そうと分れば、ツンちゃんにメールしちゃお」
( ^ω^)「ツンは恥ずかしがってあんまり人に言いたがらないから手加減してあげてお」
ζ(゚◇゚*ζ 「あいあいさー!」
|゚ノ ^∀^)「仕事もちゃんとしましょうね」
ζ(゚◇゚*ζ 「あいあいさー!」
ツン宅:
ξ゚⊿゚)ξ 「あれ、メールだ」
(*゚ー゚) 「誰から?」
ξ゚⊿゚)ξ 「従姉のデレちゃん。……そっか、ブーン言っちゃったんだ」
(*゚ー゚) 「…?デレさんと仲いいのに言ってなかったんだ」
ξ゚⊿゚)ξ 「うん。優しいし、すごく大好きなおねえちゃんなんだけどさ」
【恋愛話中の顔面が怖すぎて】
- 320 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:42:36 ID:7Cq4AlL20
-
教室:
('、`*川 「うわ、マジで上手いねドクオ君」
('A`) 「そう?」 ダダダダダ
トル゚〜゚) 「本当に。私やペニサスがやってもぐにゃぐにゃになるのにな」
(*'A`) 「へ、へへ」
ミセ*゚ー゚)リ 「教えなくても出来る人がいるとすごく助かるよ」
川*д川 「ドクオ君すごいなぁ」
(*'A`) 「いやあ、ははは」
(*'A`) (もしや、これがハーレム?)
(*'A`) (うひょおおおぉぉぉやばいってダメだって俺にはトールたんという正妻がッ)
(*'A`) (いや、でも他の女の子を悲しませるのは?男として?どうなんですかって話ですよッ?)
(*'A`) (うひょおおおお、悩ましいなぁ辛いなあ参ったなあああ!!) ダダダダダダダダ
トル゚〜゚) (ニヤケながらメイド服作るって中々にキメェけどな)
ミセ*゚ー゚)リ (うん) ('、`*川
【伸び悩む好感度】
- 321 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:43:18 ID:7Cq4AlL20
-
('A`) 「しかしデザインがバラバラだね」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん。色々作ってみたくてさ」
ミセ*゚ー゚)リ 「基本はバフスリーブワンピを各自のキャラでアレンジ」
ミセ*゚ー゚)リ 「その他、肩だしブラウスを原型に現在デザイン風もいくつかと」
ミセ*゚ー゚)リ 「デレに私怨でバスト強調、肩胸元背中丸出しミニスカの変態風」
ミセ*゚ー゚)リ 「そして貞ちゃん用の大正袴にエプロンドレスのハイカラ風」
ミセ*゚ー゚)リ 「で、レモナ用のベストと蝶ネクタイ」
('A`) 「原型のみならずその他装飾の数が半端じゃないはずだ…」
ミセ*゚ー゚)リ 「一緒に死んでもらうわよドクオ君」
('A`) 「この状況じゃなければ嬉しい言葉だなあ」
【こだわりだすと止まらない厄介なタイプ】
- 322 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:44:00 ID:7Cq4AlL20
-
トル゚〜゚) 「サダコも結構器用だな」
川д川 「ミシンは使えないんだけれど、手縫いは結構得意で…」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいわよサダコちゃん!その調子でドンドン小物を仕上げて!」
川д川 「は、はい!」
トル゚〜゚) 「これで本格的な役立たずは私とペニサスだけになったな」
('、`*川 「正直言い返せない」
トル゚〜゚) 「やーい役立たずー」
('、`*川 「うっせ!お前もだろ!」
トル゚〜゚) 「伊藤ペニサスっていうか不能ペニ…」
('、`*川 「おい止めろ」
【ド下ネタ】
- 323 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:44:44 ID:aowJ/YP.0
- 不能www
- 324 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:44:48 ID:7Cq4AlL20
-
ミセ*゚ー゚)リ 「よ」
( ・∀・)「あ、ミセリ。服作りは?」
ミセ*゚ー゚)リ 「休憩中。先生は?」
( ・∀・)「少し用事だって」
ミセ*゚ー゚)リ 「ふーん。…具合、どうなの」
( ・∀・)「首がまだ少し痛いけど、平気」
ミセ*゚ー゚)リ 「そ…まったく、何やってんだか」
( ・∀・)「ごめん、せっかく…」
ミセ*゚ー゚)リ 「別に、反省してるならいいよ」
ζ(゚ー゚*ζ (指にささくれが刺さって保健室に来て見れば、なんだかいい雰囲気の男女)
ζ(゚ー゚*ζ (ミセちゃんが男子側の情報に通じていたのはこういうことだったのね…)
ζ(゚ー゚*ζ (…小声でよく聞こえないからこそ、あの二人の関係を伺えるというもの)
ζ(゙ヴ*ζ (うふふ、捉えた、捉えたわよミセちゃん)
【扉の向こうの○違いガール】
- 325 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:45:28 ID:7Cq4AlL20
-
教室:夕方
ζ(゚ー゚*ζ 「と、言うわけで!」
('、`*川 「今日は一旦終わりにして遊びにいきましょう」
トル゚〜゚) 「まだ作業結構残ってるぞ」
ミセ*゚ー゚)リ 「いいのいいの!」
ζ(゚ー゚*ζ 「なんてったってトールちゃんの歓迎会なんだから!!」
トル゚〜゚) 「…はい?」
|゚ノ ^∀^)「昨日あなた達が来る前に話して決めたのよ」
( ^ω^)「夜まで作業することにすれば時間も作ってもらえるしお」
トル゚〜゚) 「…」
('A`) 「ちなみに俺は今朝この話を聞きました」
川д川 「わ、私も今朝聞きました」
( ・∀・)b 「ちなみに発案者は僕です」
トル゚〜゚) 「……なんか、ありがとう」
【サプライズパーティとかどの次元の話だよ】
- 326 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:46:21 ID:7Cq4AlL20
-
_
( ゚∀゚) (…うまくやっているみたいだな)
_
( ゚∀゚) (これで少しは「巨人を倒す」じゃなく「人間を守る」と考えてくれるといいが)
_
( ゚∀゚) 「ん?」
_
( 【゚∀゚) 「ハローハニィ、日曜出勤はもう終わりかい?」
_
( 【゚∀゚) 「ははは、いけない子猫ちゃんだ。分った、あとで迎えに行くよ」
【一方親父は着々と浮気していた】
- 327 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:47:13 ID:7Cq4AlL20
-
夜ン鬼威高校付近:
( ;"ゞ) 「ギコさん!」
(,,゚Д゚) 「お前一年の…」
( ;"ゞ) 「フォックスが!フォックスがやべえんです!」
( ^Д^) 「落ち着け馬鹿野郎。詳しく話せ」
( ;"ゞ) 「は、はい……」
(,,゚Д゚) 「一年の血気盛んなのが絡んだ奴がとんでもなく強くて」
( ^Д^) 「助けようとしたフォックスがやばいんだな?」
( ;"ゞ) 「はい!今日はしぃさんがいないから、お二人しか頼れる人が…」
( ^Д^) 「ギコさん」
(,,゚Д゚) 「デルタとかいったな。案内しろ」
( "ゞ) 「はい!ありがとうございます!!」
(,,゚Д゚) (……あのフォックスが圧される相手…嫌な予感がするぜゴルァ)
【本日の戦闘パート担当】
- 328 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:48:08 ID:7Cq4AlL20
- 空き地:
爪;'―`) 「くっそ、この、化け物…」
( メ∋゚)
爪;'―`) (一年でも指折りの猛者数人が瞬殺)
爪;'―`) (おれ自身もこのザマ…何なんだこいつッ)
( メ∋゚) ジリ…
爪;'―`) 「ぐッ」
「フォックス!下がれ!!!」
爪;'ー`) ?! (゚∈゚ )
「ゴルァッ!!!」
∧∧
と(#,゚Д゚)つ ,从;ノノノノ
ヽ  ̄⌒('(∈゚ )、 ガシッ!!
/ / ̄´, ;γヽ人。と)
\_) / \
; .Σ(_(⌒(_)从, ;
【※トールたちは平和にカラオケを楽しんでいます】
- 329 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:49:02 ID:7Cq4AlL20
-
( ^Д^) 「無事かフォックス」
爪'―`) 「ギコに、プギャー…」
(,,゚Д゚) 「フォックス、デルタと手分けして伸びてる奴を連れて引け」
爪'―`) 「……恩に着る」
(,,゚Д゚) 「おたがいさまだゴルァ」
(,,゚Д゚) 「…さて」
( ^Д^) 「ギコさん、こいつ昨日の…」
(,,゚Д゚) 「ああ、借りは返さねえとな」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「強いぞ。気を引き締めろプギャー」
( ^Д^) 「そちらこそ」
【※その間外野による戦闘パートをお楽しみください】
- 330 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:50:06 ID:7Cq4AlL20
-
( メ∋゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『もし任務外行動中に何かあっても基本的に巨人化はするな』)
( メ∋゚) 。o O((´・_ゝ・`) 『お前ならチンピラ程度人間擬態のままでも平気だろう』)
( メ∋゚) ニヤリ
(,,゚Д゚) 「余裕ってか」
( ^Д^) 「ふざけやがって」
( メ∋゚)d゙ クイクイ
(#,゚Д゚) 「行くぞゴルァァァァァ!!」
( #^Д^) 「おおおおおおおお!!」
【本編で初の見せ場】
- 331 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:50:55 ID:7Cq4AlL20
-
____
//⌒____ \
____ //_/ \\ \
//⌒___ \ \\ \
//_/ \\ \ \\ \
\\ \ (( |
(( | | ∩|
| ∩| | | |
| | | | | |
| | | | | |
| / | | / |
________/__/______/__/_______
↑ ↑
ハードラック(笑) ジャイアント(苦笑)
【噛ませ犬の宿命】
- 332 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:51:35 ID:7Cq4AlL20
- (,,メД゚) 「…ぐ、まだまだ!!」
,,,,
ヽ○ノ
)
「ゴルァッ」 ・∵.○<V
/\
>\
( ;#)Д^) 「ぎこさあああああああああああああああああああああん!!!」
【簡易AAで省略】
- 333 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:52:17 ID:7Cq4AlL20
-
(,,メД#) 「く、くそおお!!!!」
,,,,
○ノ
ノ\_・'ヽ○. 「ゴルァッ!」
└ _ノ ヽ
〉
( ;#)Д^) 「ギコさああああああああああああああああああああああん!!!」
【トサカで区別】
- 334 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:52:58 ID:7Cq4AlL20
-
(,,メ,;Д(#) 「あああああああああああ!!!!」
)
⌒ヽノ
,,,, ・∵。ノ○ ・ 「ゴルァッ!!」
○ ’ ”
 ̄(/
>
( #)Д^) (咽枯れてきた)
【レス数稼ぎの弊害】
- 335 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:53:39 ID:7Cq4AlL20
-
(,,メメ※タ) 「あwせdfrtgひゅじこlp;@!!!!」
( #)Д^) (あんなになってまで立ち向かうことを止めない…)
( #)Д^) (やっぱりあんたは俺の認めた…)
====== ___======
___三三三 ̄ ̄ ̄ ̄===== ̄ ̄ ̄
_====_==== ̄ ̄== ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
_─==三≡≡ ̄==
,,,, _== ̄ ̄ ヽ::..ノ::.. 「ゴrッ…」
○ ,  ̄ ヘ/:::::... ,;从
/ ̄' , ,、= ..:ノ::::..... ,== ,:从;从
/ >  ̄── 、,从、== ,;人 人,== 从,; ;;,, 从从、、,,;、人 从人
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ;#)Д^;) 「ギコさああああ…ゲホッ。ギコさん!!!!!!!!」
【クックルさんの新技】
- 336 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:54:42 ID:7Cq4AlL20
-
(,,自主規制) 「ぐ、ぐぅ…」
( #)Д^) 「ギコさん!ダメだ、これ以上は!」
(,,グロ注意) 「…プギャー、止めるな…俺はもう、逃げたくないんだ…」
( #)Д^) (顔怖ッ)
( メ∋゚) …
(,,R18) 「行くぞ…鳥頭ァッ!!!」
( メ∋゚) !!
( #)Д^) (あの顔どうなってるんだろう)
【既視感のある顔芸】
- 337 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:55:08 ID:aowJ/YP.0
- これはひどい
- 338 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:55:51 ID:7Cq4AlL20
-
クックルの胸に沸き立ったのは困惑を孕んだ畏怖だった。
腕で薙げば骨が砕ける。足で小突けば血反吐を噴出す。
そんな脆弱な体をしながら、今も尚立ち続ける目の前の男は本当に人間なのだろうか。
すでに数発、重い打撃を与えたはずだ。
死にはしないだろうが、本来なら一撃目で昏倒していてもおかしくは無い。
雷神にえぐられた右目が疼く。
満身創痍の男の闘志にあふれた眼差しが傷口に沁みるようだった。
輝く男の双眸。紛れもない戦士の眼。
普段クックルが侮蔑し嘲笑う矮小な人間とこの男は何かが決定的に違う。
クックルは自身の拳に力が篭っていることに気付いた。
それだけではない。心が、戦士としての誇りがこの男との出会いを喜んでいる。
彼は弱い。しかし気高い。その背後には様々な想いが幻影のように浮かんでいた。
いつからだろうか、彼のようにまっすぐな、純粋とも未熟ともいえる気概を失ったのは。
クックルは静に眼を閉じる。
かつてクックルもまた理想と希望に満ちた若き戦士だった。
守りたいものも手に入れたいものもあり、日々ひたすらに修練に明け暮れたものだ。
しかし、サダハルの直属兵団に任命されてからの戦いは、クックルの胸に小さな迷いを蓄えさせた。
神々へのテロとも取れる襲撃。人間を盾に取った作戦の数々。
このやり方は間違いではないのか。そんな疑問を、クックルは大義のため胸に隠し続けた。
瞼を開くと気高き小人はクックルの目の前に立っていた。
腰をおとし力を蓄えている。この国の拳法の技の一つだ。
名前は……そう、たしか…
(#メД゚) 「ごるぁああああああ!!!!!!」
正拳。
クックルの腹に当たった男の拳は、酷く弱かった。
まったく効果が無いことは本人が一番分っているはずだ。
息をするのも辛いのだろう。拳を突き出したまま動けないでいる。
それでも、男の目は死んでいない。首だけで食いついてきそうな程の気迫を残している。
( メ∋゚)
男の手を払い、クックルは踵を返す。
後ろからいくつか、威勢のいい罵声を浴びせられたが、振り返ることはしない。
どれだけの挑発を受けても、クックルはもう、その男を殴る気にはなれなかった。
【要約:クックルはギコを気に入りました】
- 339 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:56:57 ID:7Cq4AlL20
-
(;*゚―゚) 「ギコさん!プギャーさん!」
(,,メ)Д(#) 「その声は…しいか」
( #)Д^) 「お前、女の格好のままで来るなよ。舎弟に見られたらどうする」
(;*゚―゚) 「だって、ギコさんたちが、フォックスたちをかばって危ないって聞いて…」
(,,メ)Д(#) 「…この通り、なんてことねえよ」
( #)Д^) 「ギコさん鏡見ます?」
(,,メ)Д(#) 「うるせえ、平気なもんは平気なんだよ」
(;*;―;) 「ご、ごめんなさい、私が、私が…」
(,,メ)Д(#) 「だ、か、ら!平気だから泣くんじゃねえよ!疵に沁みる!」
(;*;―;) 「でも…!」
ξ゚⊿゚)ξ 「しいちゃん、いきなり飛び出して…っって」
ξ#゚⊿゚)ξ 「何しいちゃん泣かせてんだこのドグサレヤンキー共おおおおお!!」
ξ
ヽ○ノ
/
/>
「ゴルァッ」 ・∵.○
/\
>\
( ;#)Д^)(;*゚д゚) 「ぎこさぁあああああああああああああああん!!!」
【トドメは外野から】
- 340 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:57:50 ID:7Cq4AlL20
-
夜:帰路:
('A`) 「結局歓迎会っていうかただ遊んだだけになっちゃったね」
トル*゚〜゚) 「いやはや、充分楽しい会だったぞ」
('A`) 「そう?」
トル*゚〜゚) 「ああ。こういう騒がしいのもたまにはいいな」
('A`) (本当に楽しそうだな)
('A`) (……あんまりこういう経験なかったのかな)
('A`) (そういえば俺、トールちゃんが今までどんな風にしてたのか知らないや)
トル*゚〜゚) 「どうしたドクオー!寒いし暗いしさっさと帰るぞー!」
('A`) 「あ、うん!」
('A`) (まあいっか、これからゆっくり知っていけばいいんだ)
【おまわりさんコイツストーカーです】
- 341 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 17:58:54 ID:7Cq4AlL20
-
ドクオ宅:
('A`) (さて、預かってきたエプロン縫うか…)
('A`) チクチク
('A`) (今日はあんまりトールたんと話せなかったな) チクチク
('A`) (仕方ないか、巨人に襲われることも無かったし忙しかったもんな) チクチク
('A`) (でも……楽しそうだった) チクチク
(*'A`) (はしゃぐトールたんも可愛かったなぁ…) チクチク
(*'A`) (そういえば、このエプロン文化祭で女の子達が着るんだよな…) チクチク
(*'A`) (もしかしたらこれをトールたんが着るかも知れない) チクチク
('A`) ゴクリ
('A`) (いや、待て。みんなは信用して俺にこの作業を任せてくれた) チクチク
('A`) (それを、こんな一時の肉欲で汚していい訳が無い)チクチク
('A`) (紳士的に…そう、紳士的に作業を続けるんだ……!)チクチク
【思春期の葛藤】
- 342 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:00:00 ID:7Cq4AlL20
-
('A`) 「嗚呼。可愛いトール。美しいトール。愛しいトール。あなたを思うたび私は叫びをあげそうになる。
募るこの恋慕の情は、私から言葉を理性を奪い去っていく。嗚呼、トール。私のトール。
呼吸のたびに思い出す。あなたの香りを。呼吸を繰り返すほどに、私はあなたに匂いに酔っていく。
出来ることならば再びあなたの燃えるような美しい髪に唇を寄せ、その甘美な香りに溺れてしまいたい。
あるいは、あなたの髪を時に優しく撫で、時に激しく振り乱させるのだ。背中に食い込むあなたの爪を感じながら。
思えば、私は一目見たときから恋の奈落に落ちていた。甘く煮え滾る地獄の中で今も愛を叫び続けている。
あなたが望みを叶えるたびに私も狂喜した。なぜならそういう時、あなたは一層美しいから。
あなたが与えてくれた優しい毒に私は今も痺れている。だがしかし、私は時に不安にもなるのだ。
私の愛は本当にあなたに届いているのだろうか。あなたの望みも優しさも、私の幻想に過ぎないのではないか。
あなたの心に私がいない。そう思うだけで私の脳は断末魔の叫びを上げる。
悪い癖だと思う。あなたを信じなければ、愛し続けなければと思いながら、その実、愛されることばかり願っている。
それに気付いたとき、私は諦めを悟ったのだ。私の心は醜い蛾。美しい光には似合わない。…それなのに!
あなたはいつでも私に微笑んでくれた!絵に、写真に、時には瞼の裏に現れて、私を慰めた!
蓄音機の声はまるで意思を持ったように私に歌いかける。勝手に絶望した私を世界は、あなたは見捨てずにいてくれた。
その喜びたるや、言葉には出来ぬほどだ。私にはトールがいてくれる。それだけで私は一人でも耐えられる。
遠い異邦の地から私の元へ舞い降りた女神。名を聞くだけで私は昂ぶり正常ではいられない!
私も多くの来いを知ったふしだらな男の一人だったが、今思えば彼女達はあなたと出会うまでの布石でしかなかった。
想いのあまり紡ぎだしたつたない言葉ばかりではあるが、これが私の心そのまま。
愛するビルスキルニルのトール。あなたへ届くことを祈って、今日も私は想いを綴っている」
【精一杯紳士的に】
- 343 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:01:05 ID:7Cq4AlL20
-
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|ー | l ー- l
/⌒ヽ | | l l
l l | | | 0 |
| l | ー- | l⌒) - l
| -‐| | | | 丿 | /⌒ヽ
| | | | |ノ l | ヽ
l _! | !__,! ‐ 一 | l ヽ、
/⌒ヽ l ‐ \ |, ノ⌒) () l 〉-‐ l
l〉 )ヽ、 ヽノ (ノO (ノ (つ ヽ、 | ノ) |
/ 人 ヽ、 (⌒) ヽノ (ノ |
l ヽ、\, )丿 / ノ/ o l
ヽ ノ \,/ / (ノ () ヽ l
\ / / (⌒ヽ |
ヽ、 / / l しノ |
ヽ、 / / | l
ヽ、 l /
ヽ、 | /
ヽ l /
('A`) 「……」
('A`) 「…………結局しちゃった☆」 テヘペロ
【第五話:ボーイフォールトール おわり】
- 344 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:01:53 ID:7Cq4AlL20
- 【おまけ:人物紹介】
トル゚〜゚) トール。十八番は中島美由紀。 ('A`) ドクオ。十八番は斉藤和義。
( ^ω^)ブーン。十八番はスピッツ。 ( ・∀・)モララー。十八番はMr.Children。
|゚ノ ^∀^)レモナ。十八番は坂本冬美。 ζ(゚ー゚*ζ デレ。十八番はaiko。
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ。十八番はいきものがかり。 ('、`*川 ペニサス。十八番はGOGO!!7188
从 ゚∀从 ハインリッヒ。十八番は銀杏boyz。 川д川 サダコ。十八番は倉橋ヨエコ。
从'ー'从 渡辺さん。十八番は大塚愛。 ( ´∀`)モナー。十八番はモーニング娘。。
(´・ω・`) ショボン。十八番はThe Beatles。
ξ゚⊿゚)ξ ツン。十八番は藍坊主。 (*゚ー゚) しぃ。十八番はRADWINPS。
J( '-`)し カーチャン。十八番は美空ひばり。 (*‘ω‘ *) TPP。十八番はマキシマムザホルモン。
_
( ゚∀゚) オーディン。十八番はBUMP OF CHICKEN (´・_ゝ・`) サダハル。十八番はコブクロ。
( ゚д゚ )( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)| ^o^ | 巨人ズ。十八番はマラカス、タンバリン。
( ^Д^) プギャー。十八番はレミオロメン。 爪'ー`)フォックス。十八番はくるり。
- 345 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:02:52 ID:7Cq4AlL20
- 【おまけ2:ギコ】
(,,゚Д゚) ギコ。闘志を取り戻したギコたちはまず少女の助けを借り一年勢と同盟を組んだ。
この時、一年勢も度重なる三年の攻撃に晒されておりギコの加入は一年にとっても望ましいことだった。
しかし、反発が無かったわけでは無い。特にしぃの従兄で一年のNo2.のフォックスたちはギコを認めなかった。
フォックスからすればギコはしいをこんな環境に引きずり込んだ元凶。災厄の種だ。
その上敗北した跡には全ての責任を投げ出し根下出した。そんな男を信用できるはずが無かったのだ。
ギコ自身フォックスの不信は十分に理解していた。逆の立場ならばギコもすぐには信用できないだろう。
そこでギコは一年の中でも下っ端の戦闘員を買って出た。一年の戦闘の苦手なものを三年から守る役目だ。
激闘の日々だった。それまでプギャーや舎弟たちに任せていた分まで戦う毎日。生傷は絶えない。
しいはそんなギコを献身的に支え、一年たちも徐々にギコを信用し始めた。
もとより戦闘の腕においては一二年で右に出るものはいなかったのだ。
一年の荒くれたちはギコの強さに惹かれたといっても過言ではない。
半月後には脅威の生命力をもってプギャーも復帰し、姿をくらましていた二年の軍勢も徐々に復帰。
たった一ヶ月で1、2年連合は三年と肩を並べるほどに勢力を取り戻していった。
フォックスもギコの実力、そして見事に勢力を再建させたそのカリスマを認め始めていた。
この事態を、三年のトップ鬼沢は由々しき事態として捉えていた。
生徒一人一人の戦力は三年が圧倒的に上だが、1、2年には数と勢いがある。
場合によっては敗北もありえるというのが鬼沢の判断だった。
とはいえ、全面戦争になれば勝っても負けてもただではすまない。
この状況でギコが戦争を仕掛けてくるとは思えない。奴は仲間想いの良い将だ。優しすぎるほどに。
そのため、特に一度仲間を失った経験から、ギコは戦争開始に慎重になるはず。
鬼沢は敵であるギコを信頼していた。敵ではあるが、それに足る人物なのは拳を合わせて分っている。
とはいえ、いきり立つ舎弟たちをただ抑えるには限界があるだろう。
そこで鬼沢がとった作戦は一時的な休戦だった。
向こうとしても戦力を蓄える時間がほしいはず。そういった考えから導き出された判断だった。
鬼沢からの休戦協定をギコは受けることにした。期間は二ヶ月半。明けるのは丁度クリスマス。
鬼沢がこの期間に何かをたくらむのは間違いない。だがそれはこちらも同じだ。
未熟な戦闘員を鍛え、まだ散っているいくらかの二年を集める。やれることは山ほどあるのだ。
おそらく、クリスマスが決戦の日になるだろう。その日に向けて、ギコは修練に余念が無かった。
不慣れな勢力拡大にも手を出した。失敗しながらも少しづつ勢力圏を広げ、他校との同盟にもこぎつけた。
そんなある日、近隣の道場で汗を流すギコとプギャーの元に一人の男が現れた。
その名を、杉浦ロマネスク。別名、『嘘の王(アフリマン)』。
勢力戦争真っ只中の夜ン鬼威高校において何者にも縛られずただ一人、自由を生きる男。
年齢不詳。噂では夜ン鬼威高校五年目の二年生である。
そんなたった一人の第三勢力の男が口にした言葉。それは。
「死ね」
その、たった一言だけだった。
- 346 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:06:15 ID:7Cq4AlL20
- とりあえず以上です。
はじめにも言いましたが投下が遅くなってしまいました
もし待っていてくれた奇特な方がいらっしゃったなら、申し訳ない気持ちでいっぱいです
質問罵声感想等ありましたら遠慮なく叩きつけてください喜びます。
尚、
一話>>1
二話>>60
三話>>127
四話>>217
五話>>294
です。しおり代わりにどうぞ。
さらに、
ありがたいまとめ:ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/thor/thor.htm
ちなみに予定ではあと二、三話で完結を迎えるつもりなのでお暇な方はどうぞお付き合いください。
ではでは。
- 347 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:10:33 ID:aowJ/YP.0
- おっせーんだよ糞が
つまんねーくせに引っ張んなよ
カレー
レンコン
- 348 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:19:57 ID:CbDEPBqwO
- > ちなみに予定ではあと二、三話で完結を迎えるつもりなので
お前、本気で言ってんの?
つーか、ギコ主役の本編すらはじまってないのにもう終わるのかよ!
!
- 349 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:23:23 ID:2RQ8LzwI0
- ネタじゃなくギコ編が熱い件
- 350 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:31:50 ID:fVf1zNTIO
- ぎこの十八番はー?
- 351 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:32:03 ID:7Cq4AlL20
- 一つ訂正を
四話>>217×
四話>>214○
でした
- 352 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 18:51:45 ID:2vXkSs1g0
- ジョルジュさんBUMP歌えるキャラですか
- 353 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 19:08:52 ID:7Cq4AlL20
- >>350
夜ン鬼威高校にも極少数ながら女子がいる。
そのほとんどは男子に負けず劣らずの武闘派、または各学年の有力者の恋人ばかりである。
しかし、かつて一人、そのどちらでもない少女が存在した。
彼女は花を愛した。喧嘩も勉強も出来ない、彼女唯一の特技が、花を育てることだった。
杉浦ロマネスクはか弱い彼女の盾であり剣だった。
たまたま校舎裏で貞操を犯されそうになっているところを助けたのがきっかけだった。
彼女は、愚かだった。頭が悪いという意味でも、要領が悪いという意味でも。
殴りあう生徒を見つけると、駆け寄って暴力の醜さを説いた。
タバコを吸う生徒を見つけると発ガン率がどうのと健康の大切さを説いた。
そのたび彼女に降りかかる拳をロマネスクは受け、いなし、逆にねじ伏せた。
なぜそんな面倒に付き合うのかと問われたことがある。
ロマネスクがその問いに対する答えを見出したのは、彼女を失ってからだった。
ギコの十八番はポルノグラフティ。
- 354 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 19:39:08 ID:BvdxGak60
- うと
- 355 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 19:51:42 ID:BvdxGak60
- ミスった
おつ
- 356 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 20:40:59 ID:GIQNl1Fw0
- おつ
- 357 :名も無きAAのようです:2012/01/14(土) 21:56:43 ID:pz/4caFkO
- ロマネスク……切ないな
- 358 :名も無きAAのようです:2012/01/15(日) 05:13:35 ID:dQ2MJe0c0
- 乙ー
ギコ編熱すぎる
- 359 :名も無きAAのようです:2012/01/15(日) 09:26:40 ID:owFgMIZkO
- TPPくそワロタwwwwww
もうすぐ終わりなの(´・ω・`)?
何はともあれ乙
- 360 :名も無きAAのようです:2012/01/17(火) 15:34:54 ID:2arGAiMM0
- 乙 ギコ編がアツいね。
- 361 :名も無きAAのようです:2012/01/19(木) 21:08:15 ID:pgbkiGbI0
- ギコw
何気においしいポジションなのがw
乙です
- 362 :名も無きAAのようです:2012/01/21(土) 03:24:03 ID:.Z9dgYgIO
- >>344
一応訂正
×RADWINPS→〇RADWIMPS
いらないですか、そうですか
- 363 :名も無きAAのようです:2012/01/21(土) 20:24:11 ID:di.oN3PY0
- >>362
うぎゃあありがとうございますすいません
見逃してました…
- 364 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:29:11 ID:MUikFRvQ0
-
\うえの歯────!/
∧_∧ ∧∧
( ・∀・/') (,゚Д゚∩
と/ ノ ⊂ /
(´ _ 〈 | (〜
し' ヽ,_,) iノ`\)
\したの歯─────!/
∧_∧ ∧∧
(・∀・ )つ (゚Д゚,,)⊃
ヽ r ヽ ヽ .r ヽ
(,し'⌒ヽ,_,) /∪< <
` `´
\前歯──────!/
∧_∧ ∧∧
( ・∀・ ) (゚Д゚,,)
と と / ⊂⊂ ./
( -、 ヽ ( (
し' ヽ,_,) し\)
ゴディバ
.,,,┯*lll,, ,,ii!!!!!i,, `.liil┯lll,,,、 .lii‐ 'lliii ,iト .,i,
,il!′ ″,ill゙ .゙lli, .lll ゙!lli, .lll ゙!li, .,ll° .,l゙!li,、
.llll| iii llll llll llll llll .lll| .'!ll,, ,il゜ .,,l,,,,,llli,
゙!li,, lll| .'!!i,、 .,,l!゙ lll .,,il!°.lll| ゙!lil゙ .,ll ̄"゙゙lli,
゙゙゙ ゙゙゙̄゜ .゙゙ ゙゙̄゜ ゙゙゙ ゙゙̄° '゙゙ ゙゙ ''゙゙″ .''゙゙゙″
〜 シンプルだからこそ クオリティーの高さが分かる 〜
- 365 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:29:53 ID:MUikFRvQ0
-
やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです』へ。
このゴディバは義理だから、豆を撒いて落ち着いて欲しい。
うん、「もう二月」なんだ。済まない。
始めた時点では短編のつもりだったしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「寒気」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 366 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:30:33 ID:MUikFRvQ0
-
(*'A`) 『トールさん!俺、あなたのことが好きだ!!』
トル*゚〜゚) 『…実は、私も…!』
(*'A`) 『え…?』
トル*゚〜゚) 『私もドクオのことが…』
(*'A`) ドキッ
トル*゚〜゚) 『私も……ダーリンが大好きだっちゃ!!』
(*'A`)
トル*゚〜゚) 『ダーリン!!』
(*'A`)
トル*゚〜゚) 『ダーリン?どうしたんだっちゃ?』
( 'A`)
('A`) 「…よし、起きよう」
【電撃が共通点】
- 367 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:31:14 ID:MUikFRvQ0
-
月曜日:朝:学校
('A`) 「おはよー」
( ^ω^)「おはおー」
|゚ノ ^∀^)「ドックンおは☆」
('A`) 「あれ?モララーは?」
|゚ノ ^∀^)「荷物はあるんだけど、どこか行ってるみたい」
( ^ω^)(いないことにあっさり気付きやがった)
【てんどん自重】
- 368 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:31:56 ID:MUikFRvQ0
-
トル゚〜゚) 「おーっす」
ζ(゚ー゚*ζ 「おはよ!」
('、`*川 「おはよー」
トル゚〜゚) 「あれ?ミセリは?」
ζ(゚ー゚*ζ 「来てはいるみたいなんだけど、どこか行ってるみたい」
トル゚〜゚) 「ふーん、めずらしいな」
ζ(゚ー゚*ζ (教室を見渡せばモララー君の姿も見えない…)
ζ(゚・_゚*ζ (……私の嗅覚から、逃げ切れると思わないことね、ミセちゃん)
ζ(^・_^*ζ 「うふふふふ…」
トル゚〜゚) (今日も絶好調だな)
【自重しない顔面】
- 369 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:32:47 ID:MUikFRvQ0
-
昼:
('、`*川 「ふー、文化祭もそうだけどテストも近いし、結構大変よね」
ζ('ι_`ζ 「テストやだ…」
トル゚〜゚) 「哀愁あふれすぎだろ」
ミセ*゚ー゚)リ 「テスト近くなると大体こんな感じだよ」
ζ('ι_`ζ 「勉強苦手だもん…」
トル゚〜゚) 「とはいえ、まずは文化祭だろ」
ζ(`゚ー゚´*ζ シャキーン
ζ(`゚ー゚´*ζ 「そうだよね!まずは文化祭だよ!!」
【目先の餌で釣る】
- 370 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:33:32 ID:MUikFRvQ0
-
ミセ*゚ー゚)リ 「トールちゃんが文化祭にノリノリなのちょっと意外かも」
トル゚〜゚) 「そうか?賑やかなのは好きだぞ」
トル゚〜゚) 「それに、こんなことするの初めてだしな」
('、`*川 「んー、まあ普通に生きててメイド服着る機会はあんまり無いよね」
ζ(゚ー゚*ζ 「私達の中でも経験あるのはミセちゃんくらいだしね」
ミセ*゚ー゚)リ 「まーね」
トル゚〜゚) (そういう意味ではないんだけどな…ま、いっか)
【忘れそうになりますが、一応人外です】
- 371 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:34:16 ID:MUikFRvQ0
-
トル゚〜゚) 「気が早いかも知れないけど、終わったら服ってどうするの?」
('、`*川 「ちゃんと手続きすればもらえるんだよね?」
ミセ*゚ー゚)リ 「うんそう。私は個人出費してる分は問答無用で貰うけど」
ζ(゚ー゚*ζ 「私は要らないかな…文化祭で着るのも恥ずかしいくらいだし」
トル゚〜゚) 「あれは歩くセクハラだもんな」
ミセ*゚ー゚)リ 「大丈夫。アレを女子高生が着たってだけで万単位のお金が……」
ζ(゚Д゚;ζ 「怖いのでやっぱり貰います!」
【生写真付きで数倍倍の値段に】
- 372 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:35:01 ID:MUikFRvQ0
-
('A`) 「そっか、文化祭の予算で買ったものは手続きすればもらえるのか」
('A`) 「……」
( ^ω^)「ドクオ」
('A`) 「…止めてくれるなよブーン」
( ^ω^)「アレは布だ。どんなプロセスを経ても、ただの布なんだよ」
('A`) 「人はかつて天に神を見出した」
('A`) 「そして現代、データ上の存在を嫁と呼ぶ新人類が生まれた」
('A`) 「人は、無の中にすら美を、愛を見出したんだ」
('A`) 「…皮脂や髪、皮膚の常在菌、残り香のついたその布は」
('A`) 「もはやただの布ではないんだよ、ブーン」
( ^ω^)「……」
('A`) 「俺は今吸っているこの空気にすら、愛を感じることを禁じえない」
( ^ω^)「ああ、やはりお前は」
【変態だ】
- 373 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:35:54 ID:MUikFRvQ0
-
某所:
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「…そうか。私の狙いは当たったようだな」
( ´W`)ノ
(´・_ゝ・`) 「ふふふ、そうさ、私を崇めろシラヒーゲ」
(´・_ゝ・`) 「事の発端は些細だったが」
(´・_ゝ・`) 「結果は予想以上に大きかったようだ…」
/ ̄\
| ^o^ |
___\ (;゚;;)_ (;゚;;)
__/\ (;゚;;)(;゚;;)\(´W` )丿
/ //_( ・3・)(;゚;;)(;゚;;)(;゚;;)\ /
〈 〈※( つ _______\\
\ ~と( ※ ※ ※ ※ ※ ※ヽ \
\ \⌒ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ヽ \
\ `ー─ノo( ゚д゚ )oヽ──‐‐' \
ゝ、, _____________〉
(*´・_ゝ・`) 「やっぱりみかんとコタツは鉄板だよねー」
【おすそ分けからの発展】
- 374 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:36:49 ID:MUikFRvQ0
-
(´・_ゝ・`) 「そういえば、クックルはどうした。朝礼以降姿を見ていないが」
( ・3・)ノ
(´・_ゝ・`) 「…散歩に行ってから戻ってきてない?珍しいな」
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「ん?まあ放っておいても平気だろう……」
(´・_ゝ・`) 「今のうちに息抜きをするのは悪くない」
河川敷:
_ _ .' , .. ∧∧
,ノノノ_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( ) 「ゴルァ!!」
, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
( ;^Д^) 「ぎこさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああん!!!!」
【不良殴ってました】
- 375 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:37:32 ID:MUikFRvQ0
-
( ;^Д^) 「やっぱ無理ですってギコさん!アイツに稽古を頼むなんて怪我するだけですよ!」
(,#,;Д゚) 「止めるなプギャー……」
( メ∋゚)
(,#,;Д゚) 「…いや、俺はこの拳一つで勝ちたいんだ。武器は使わない」
(,#,;Д゚) 「たとえ武器を持って倒しても、それは勝利じゃない」
( メ∋゚)
(,#,;Д゚) 「…ははっ、あんたならそういってくれると思ったよ」
( メ∋゚)
(,#,;Д゚) 「ああ、やろう。休んでる時間は無い」
( ^Д^) 「盛り上がってるところ悪いんですけど、ギコさん、こいつ言ってること分るんですか?」
(,#,;Д゚) 「ああ、拳をあわせてからは分るようになった」
( ^Д^) (便利だなあ、拳)
【共通語(脳筋限定)】
- 376 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:38:24 ID:MUikFRvQ0
-
放課後:
( ´∀`)「お前らそろそろ帰るモナー」
('A`) 「はーい」
ミセ*´ -`)リ 「今日もあまり進まなかった…」
ζ(゚ー゚*ζ 「進まなかったねぇ」
トル゚〜゚) 「主にデレのせいだな」
('、`*川 「そうね、デレのせいね」
ζ(゚、゚;ζ 「え?え?私今日は真面目にやってたよ!?頑張ってヘッドドレス作ってたよ!?」
|゚ノ ^∀^)「よく分らないけど私もデレちんのせいだと思うわ」
( ^ω^)「みんなが言うならそうなのかも知れないお」
( ・∀・)「ぼ、僕もそう思う…かもしれない」
ζ(゚、゚*;ζ 「え?ブーン君やモラ君までっ」
ミセ*゚ー゚)リ 「デレが悪いってことにすれば全て丸く収まるんだよ」
('A`) 「行き詰ったらデレさんをネタにして誤魔化すという風潮」
ζ('□`*;ζ 「普通にしてるときは普通に扱ってよ!もう私変なことしない!」」
【都合のいい女】
- 377 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:39:05 ID:MUikFRvQ0
-
帰路:夜
('A`) 「ふー、今日も忙しかったね」
トル゚〜゚) 「ああ、やっと裁縫に慣れてきた」
(*'A`) (ああ、クソッ時折街頭の明かりで浮き立つトールたんの横顔に心臓が踊る!)
(*'A`) (もう!俺の青春に新たな一ページが電撃デビュー!!)
(*'A`) (このときめきの全てを言葉に変えたら、とても俺の一生では語りきれないッ!!)
トル゚〜゚) 「つーか、よく考えたらもう七時だから私がついていく必要ないんだよな」
('A`) 「え?あ、そうだね。危ないのは五時までだもんね」
トル゚〜゚) 「ま、いっか。大した遠回りでもないし、お前と話しながら帰るのも悪くないし」
(*'A`) ドッキューン
(*'A`) (俺と一緒が悪くない?!それってもはや愛の告白みたいなもんじゃないですか!?)
(*'A`) (ああああああああ抱きつきたい絡みつきたい頬ずりしたい!!)
(*'A`) (可愛いよトールたん!!俺の心がスパークしちゃうよ!!俺の心臓が電気ショックだよ!!)
トル゚〜゚) (暗くて顔見えないのに、息遣いが荒くてキモイ)
【安定の距離】
- 378 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:39:51 ID:MUikFRvQ0
-
後方約30メートル:
ζ(゚ー| 柱 | 「ふふふ、もうなんだか最近はネタに困らないわ…」
( ^ω^)「あのー、デレさん」
ζ(゚ー| 柱 | 「なーに、ブーン君?」
( ^ω^)「何故僕がつき合わされているんだお」
ζ(゚ー| 柱 | 「ペニちゃんは電車の時間だし、ミセちゃんも服作るっていうし」
ζ(゚ー| 柱 | 「一人で尾行は寂しいのです!」
( ^ω^)「一人でやってろと言わざるをえない」
ζ(゚ー| 柱 | 「ツンちゃんの彼氏のよしみで!」
( ^ω^)「まあ、いいけどお」
( ^ω^)(これは「変なことをする」内には入らないのだろうか)
【舌の根も乾かぬうちに】
- 379 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:40:34 ID:MUikFRvQ0
-
ζ(゚、 ゚*ζ 「にしてもこの間隔50cmの距離にも飽きてきたなあ」
ζ(゚、 ゚*ζ 「手とか繋いだりしないかなあ」
( ^ω^)(……ドクオはともかく、トールさんにそんな気は無いと思う)
ζ(゚ε゚*ζ 「んー
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
ζ(のヮの*ζ
( ^ω^)(なんかひらめいたな)
【余計なことをね】
- 380 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:41:23 ID:MUikFRvQ0
-
ζ(のヮの*ζ 「ブーン君が変装してトールちゃんに殴りかかって、それをドクオ君が助けて!」
( ^ω^)「予想以上に古典的な作戦だお」
ζ(゚ヮ゚*ζ 「温故知新よブーン君!さあ行きなさい!!」
( ^ω^)「僕が殴りかかっても、トールさんに楽勝で殴り飛ばされそうだお」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ぐぬぬ、確かにそうね…夜ン鬼威高校の不良簡単に倒しちゃった、なんて噂もあるし」
ζ(゚Д゚*ζ 「よし!ブーン君が鍛えてマッチョになればいいんだ!」
( ^ω^)「時間かかるお」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ぐぬぬ。なら、瀕死の怪我を負ってから仙豆で回復して……」
( ^ω^)(おウチ帰りたい)
【その後しばらくつき合わされました】
- 381 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:42:22 ID:MUikFRvQ0
-
翌日:授業
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「宇津田君」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「宇津田ドクオ君」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「眠気に負けず、授業を受けようとするその心意気は買います」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「私としてもちゃんと授業を受けてくれれば文句はありません」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「ですが、目を見開いたまま眠るのは正直気色悪いです」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「ついでに、眠ったままノートを取るのはもっと気色悪いです」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「内藤君」
( ^ω^)「はいですお」
(゚、゚トソン 「彼は人間ですか?」
( ^ω^)「おそらくは」
【少なくとも人の形はしています】
- 382 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:43:08 ID:MUikFRvQ0
-
休み時間:
トル゚〜゚) 「で」
( ^ω^)「お」
トル゚〜゚) 「休み時間に入って裁縫道具に持ち替えた以外はこのままな訳だが」
p-(゚A゚)-q
トル゚〜゚) 「これは一体何なんだ」
( ^ω^)「目的の行為以外を一切行わないことによって睡眠状態に近いまま作業を行うことができるんだお」
( ^ω^)「極端に言ってしまえばコントロール可能な夢遊病みたいなもんだお」
トル゚〜゚) 「本当に人間かコイツ」
【省エネ時代を生きる男】
- 383 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:43:50 ID:MUikFRvQ0
-
某アパート:巨人アジト
(´・_ゝ・`) 「巨人も順調に集まってきている…」
(´・_ゝ・`) 「ふふふ、これだけの数…いくらトールとオーディンが力を合わせても敵いはしまい…」
(´・_ゝ・`) 「フハハハハハハハハハハッ!!!!!」
(´゚_ゝ゚`) 「フハッ…フッ…ぐっ」
/ ̄\ / ̄\ / ̄\ / ̄\ / ̄\
| ^o^ |( ・3・ )| ^o^ |( ゚∋゚ )| ^o^ |( ´W` )| ^o^ |( ゚д゚ )| ^o^ |
( ゚∋゚ )( ´W` )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )
( ´W` )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ´W` )
( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ´W` )
( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ゚д゚ )
(´゚_ゝ゚`) 「酸素が…薄い……」
【過密】
- 384 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:44:41 ID:MUikFRvQ0
-
(´・_ゝ・`) 「ふう…窓を開けておけば何とかマシだな…」
(´・_ゝ・`) 「ここにいるだけで全部じゃ無いし…もう何部屋か借りないとなあ…」
(´・_ゝ・`) 「…ええい、必要経費だ、仕方あるまい」
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「ん?ああ。兵力はそろえるが、あくまで奇襲だ」
(´・_ゝ・`) 「失敗すれば向こうも増援を出してくる」
(´・_ゝ・`) 「気取られてはまずい、襲撃は過激にならないよう気をつけること」
( ・3・)ノ ( ゚д゚ )ノ ( ゚∋゚)ノ ( ´W`)ノ | ^o^ |ノ
(´・_ゝ・`) 「フフフ、見ていろよ……」
【だらだらと終盤へ】
- 385 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:45:23 ID:MUikFRvQ0
-
夜:帰路
('A`) 「ふう、今日も遅くなっちゃったね」
トル゚〜゚) 「ま、私は帰ってもすること無いからいいんだけどな」
(*'A`) (俺もトールたんと一緒ならたとえ何時間でも頑張れるよ!)
トル゚〜゚) 「今日は巨人の襲撃もあったけど、それほど大変でもなかったし」
(*'A`) (巨人を颯爽と追い払うトールたん凛々しくて素敵だったよ!最高だよ!!)
トル゚〜゚) 「相変わらずデレはしつこいけどアレもアレで慣れると平気だしな」
('A`) 「デレさんの期待するような関係じゃないのにね」
トル゚〜゚) 「ああ、まったくだ」
(*'A`) (くそおおおおおおまったく迷い無く言い切られた!!でもそんなところも好きだ!!)
【めげない男】
- 386 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:46:07 ID:MUikFRvQ0
-
水曜日:朝
('A`) 「よー」
( ^ω^)「おー」
|゚ノ ^∀^)「ハロー」
( ;・∀・)「みんなもう少しちゃんと挨拶しようよ…」
('A`) 「いや、なんかさ」
( ^ω^)「やけにおはようって言いまくってる気がするお」
|゚ノ ^∀^)「なんだか時間流れるのが早いわぁ」
( ・∀・)「毎日忙しいからかな?僕もそんな気がするや」
【メタネタ】
- 387 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:46:54 ID:MUikFRvQ0
- 昼:
ミセ#゚Д゚)リ 「だらああああああああ!!!!」 ズダダダダダダダダダダダダダダ
('、`*川 (…ミセリが鬼気迫っている)
トル゚〜゚) (時間無いって言ってたしな)
ζ(゚〜゚*ζ (そろそろモララー君との関係を聞き出したいけど…ちょっと無理かな)
('、`*川 (え?なにそれ)
ζ(゚、 ゚*ζ (えっとね、かくかくしかじか)
トル゚〜゚) (ほう…二人きりの保健室でこそこそと)
('、`*川 (部活同じだし、関係があってもおかしくないけど)
ζ(゚。 ゚*ζ (でもさ、私たちの前では滅多に喋らないじゃない?)
('、`*川 (…確かに)
トル゚〜゚) (裏でコソコソってのが怪しいな)
ζ(゚▽゚*ζ (でしょ?もし二人が付き合ってるならミセちゃんが妙に情報通なのにも納得だし!)
ミセ#゚Д゚)リ 「あんた達!ごちゃごちゃ言ってないでなんか手伝いなさい!!」
【確証の無いまま拡散】
- 388 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:47:37 ID:MUikFRvQ0
-
放課後:
ミセ ゚_ゝ゚)リ ダダダダダダダダダダダダダダダ
(゚A゚) ダダダダダダダダダダダダダダ
トル゚〜゚) 「ミセリまで顔がおかしいことになっとる」
( ^ω^)「ドクオもミセリも授業中以外ずっと縫ってるおね」
('、`*川 「仕上げの作業は手を出さなくて良いとは言われたけど…」
( ・∀・)「…あれ?デレさんは」
('、`*川 「サダコちゃんと一緒に先生のところ」
トル゚〜゚) 「疑問だったんだけど、何でデレ連れてったんだ?」
( ^ω^)「しらないのかお?デレさんはこのクラスの副委員長だお」
トル゚〜゚)
トル゚〜゚) 「…………サダコ、苦労してるんだな」
【実質一人きりのクラス委員】
- 389 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:48:24 ID:MUikFRvQ0
- トル゚〜゚) 「でもなんでデレが?悪い奴じゃないが、委員キャラでもないだろう」
( ^ω^)「四月に委員長を決めるときに」
( ・∀・)「何故かデレさんが意気揚々と立候補して」
トル゚〜゚) 「自分から行ったのか」
('、`*川 「まあ、理由はしょーも無いもんだったんだけどさ」
('、`*川 「流石にあの子に委員長任せるのは不安だったし、私とミセリでサダコちゃんを推薦したの」
トル゚〜゚) 「ほー、それで投票で決めたのか」
('、`*川 「ううん。サダコちゃんを推薦した瞬間、モナー先生がサダコちゃんを委員長に決めたの」
トル゚〜゚) 「…それは、なんていうか、うん」
【批判できない判断だと思う】
- 390 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:49:08 ID:MUikFRvQ0
-
夕方:川原
( メ∋゚) !ッ !ッ
(#,゚Д゚) 「ゴララァッ!!!!」
( ^Д^) 「すげえ…ちょっと前まではボコボコだったのにちゃんとついていけてる」
爪'ー`)y‐ 「つくづく気に食わない男だ」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「……あんた、どうしたんだ?」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「拳に迷いがある。今までも手加減をしてくれちゃいたが、こんなのは初めてだ」
( メ∋゚)
( ^Д^) 「なあフォックス」
爪'ー`)y‐ 「なんだよ」
( ^Д^) 「お前、殴りあっただけで相手の気持ち分る?」
爪'ー`)y‐ 「分るわけねえだろ。エスパーか」
( ^Д^) 「だよな」
【変t…達人と凡人の壁】
- 391 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:49:53 ID:MUikFRvQ0
-
(,,゚Д゚) 「……たかが十数年生きただけの俺の言葉なんざ何の意味も持たないかも知れねえが」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「やっぱり、自分が正しいと思うことをするべきなんじゃねえかな」
(,,゚Д゚) 「あとで間違いだと思うことになったとしても、迷いながら進むよりはマシだと思うんだ」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「俺、昔不良に絡まれている女の子を助けて、大会の切符を…」
三 ( メ∋゚) ダッ
爪'ー`)y‐ 「あ、どっか行った」
( ^Д^) 「何かを決意したような顔だったな」
(,,゚Д゚)
爪'ー`)y‐ 「やべえ恥ずかしいよアレ。良い話しようとしたらスルーされちゃって」
( ^Д^) 「自分語りなんて意気揚々と始めるから」
(,,゚Д゚)
爪'ー`)y‐ 「いやーほっといたら半生語りだしそうなくらいイイ顔決めてたよな」
( ^Д^) 「それぐらいにしといてやってくれ、泣いちまう」
(,,゚Д゚)
【ドヤ顔を冷静に振り返ったときの恥ずかしさは異常】
- 392 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:50:36 ID:MUikFRvQ0
-
教室:
トル゚〜゚) 「…ん?」
('、`*川 「どうしたの?」
トル゚〜゚) 「いや、なんでもない」
トル゚〜゚) (…これは、巨人の気配?そろそろ五時になるがこんな時間にか…?)
トル゚〜゚) (数は一つ…私一人で追い払えるが……)
トル゚〜゚) チラッ
('A`) (?トールたんが俺に熱い視線を…?)
(*'A`) (やだ…みんなの前でそんなに見つめられたら困る……)
(*'A`) (でも、ここは男として、応えなくては!)
(*'A-) -☆ バチコーン
トル゚〜゚) (……あとで全力で殴ろう)
【目と目で通じ合わない】
- 393 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:51:27 ID:MUikFRvQ0
-
トル゚〜゚) 「ちょっとトイレいってくる」
ミセ*゚ー゚)リ 「はーい」
トル゚〜゚) 「さてと……いた」
ノノノノ
( メ∋゚)
/⌒\/ヽ
| ! i i
\\ //
( ゝミ彡、
ミ二⌒ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トル゚〜゚) 「やっぱりお前か」
( メ∋゚)
トル゚〜゚) (また一段と雰囲気が増してやがる。厄介だな) パシン
【一話ぶりの戦闘】
- 394 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:52:07 ID:MUikFRvQ0
-
トル#゚〜゚) 「いくぞッ!」
( #メ∋゚) !!!!
( #メ∋゚) !!!!!!! 「でらぁぁぁぁぁっ!!!」(゚Д゚#ルト
: |. / ヽ ! | // /
:.| .:| / ヽ /" / / /
| : . . / \ / /
l|l ノノノノ ノミ!|l / ,イ
:. ( #メ∋)// | / = _ / | --'''''''
|| /⌒\/ / : . / ,,, ,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ -  ̄
(彡 / l| / ゙l ゙、_
|l ) / |. / .j´ ,ハ,ハ,,, (.
. / \/ \ ..l: / ─ _ ─ { (Д゚#ルト ,/─ _ ─
||: ( /^> ) l| / ). c/ ,つ ,l~
. \) (/ / ´y { ,、 { <
l| 彡/ ヽミ l|l / ゝ lノ ヽ,) ,
【無駄な効果】
- 395 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:52:51 ID:MUikFRvQ0
-
\ / ノノノノ ノ彡
\ 丶 i. | / (∈゚# )// /
\ ヽ i. .| / /´入 / /
\ ヽ i | / (彡 ノ /
\ ノ /
/ ) -‐
ー 〆 ノ⌒//
__ カ / / 彡ノ --
二 彡´ = 二
 ̄. 〈ヽ、 ッ . ̄
.-‐ ミミミヾ、 / ノ ! ‐-
イル#゚Д) ノ_丿
/ ( `⌒ヽ、 / /
,ゝ、 ヽ/ / ヽ \
/ (曲 ゝ ,_ノ 丶 \
/ / く く、 | i, 丶 \
/ / `ヽ_つ | i, 丶 \
【Q.位置関係が逆じゃない? A.錯覚です】
- 396 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:53:40 ID:MUikFRvQ0
- イル#゚Д゚) 「でらああああ!!!」
三 ミミミヾ、 マァッ!
三 イル#゚Д゚)
三 と と ヽ ノノノノ ゲシッ
三 ヽ つ#)メ∋), ; ゙∴ ,
三 し´ と と )
!!!!!!!!! (メ∈゚ )
!!!
ド ミミヾソ ノノノノ 三
ド ;;;、イルд(:;(⊂= (∈゚# ) 三
ド (っΣ⊂≡ ⊂≡ ⊂´) 三
ッ / ) ノ ヾ 三
( / ̄∪ ∪´⌒ヽ ) 三
イル#゚〜(;) 「にゃろおおおお!!」
ラァッ!!
三 ミミミヾ、 ノノノノ
三 イル#゚Д)∵:,( ∈ )、 ドゴッ
三 )`つとつ と と)
三 ノ ヽ ⊂、 ⊂ノ
三 //⌒ )__)
!!!!!!!! (メ∈゚ )
!!! ノノノノ
ゴリィッ ('(∈゚#∩ 三
ハ,ソノ,,丶 ( 三
': ., (д(#((⌒ヽ \ 三
'と と)`ー'⌒`\_,) 三
【こんな感じでしばらく殴り合ってます】
- 397 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:54:23 ID:MUikFRvQ0
-
トル;゚〜) 「ぜぇ、ぜぇ…」
( メ∋゚) ……
トル;゚〜) (こっちがヘトヘトだってのに妙に溌剌としやがって)
トル;゚〜) 「こうなったら大技で……」 バチチチ
( メ∋゚) シュダッ
トル;゚〜゚) 「ってコラッ……逃げやがった」
トル;゚〜゚) 「何なんだ、クソが」
トル゚〜゚) 「……大分暗くなったな。戻るか」
教室:
ζ(゚ー゚*ζ 「あれ?そういえばトールちゃん戻ってこないね」
('、`*川 「あ、本当だ。気付かなかったけどかなり前にトイレ行ってそのままだよね」
('A`) (…まさか……?!)
(*'A`) (……便秘かッ!?)
( ^ω^)(なんか知らんが殴ったほうがいい気がする)
【肝心なときに察しの悪い男】
- 398 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:55:08 ID:MUikFRvQ0
-
トル゚〜゚) 「ただいまー」
ζ(゚ー゚*ζ 「おかえりー」
トル゚〜゚) 「あ、ドクオー」
(*'A`) 「え?」 ドキューン
ドキューン
_ _ .' , .. .'
ミミヾ、 _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' (#)A`) .∴ '
イル-'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ / ・,‘
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
(#)A ) (Why?)
【伏線回収】
- 399 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:55:56 ID:MUikFRvQ0
-
夜:帰路
('A`) 「それで、巨人は逃げたの?」
トル゚〜゚) 「ああ。裏で何かたくらんでいる様子も無かったしなんだったのか」
('A`) 「……なんか、よくないことが起こる前兆なんじゃ」
トル゚〜゚) 「ありえないとは言わん。私も嫌な予感がしないわけじゃないからな」
('A`) 「ずっと、考えていたんだけれど、巨人が俺を狙ってくるなら、俺は学校に行かないほうがいいんじゃ」
トル゚〜゚) 「馬鹿が。お前はお前の生活をしていろ。巨人は私が何とかする」
('A`) 「でも、もし文化祭の最中に襲ってきたら…みんな楽しみにしてるのに」
トル゚〜゚) 「楽しみにしてるのはお前もだろ。大丈夫だ。安心しろ」
('A`) 「うん…」
トル゚〜゚) 「じゃ、また明日な」
('A`) 「うん、また明日」
【シリアス突入の気配】
- 400 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:56:42 ID:MUikFRvQ0
-
ドクオ宅:
('A`) 「……トールたんはああいってくれたけど」
('A`) 「巨人の狙いが俺なら一箇所に引きこもってればいいんだよな」
('A`) 「そのほうがトールたんも戦いやすいだろうし」
('A`) 「……でも、引きこもりはもう嫌だな」
('A`) 「…………」
('A`) 「…なんか、よく分らないや」
('A`) 「オナニーしよ」
【思春期男子的結論】
- 401 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:57:24 ID:MUikFRvQ0
-
(* A ) 「トール!トール!トール!トォォォルぅぅうううわぁあああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああ!!!トールトールトールぅううぁわぁあああ!!!
あぁマルマル!マルマル!モリモリ!モリモリモリ!元気が出るなぁ…もりもり
んはぁっ!トールたんとマルモリダンスをマルマルモリモリしたいお!モリモリ!あぁあ!!
間違えた!ツルツルしたいお!ツルツル!テカテカ!ヌルヌルテカテカ!ツルツルテカテカ…きゅんきゅんきゅい!!
メイド服姿のトールたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁあああ!!ふぁぁああんんっ!!
巨人追い返せて良かったねトールたん!あぁあああああ!かわいい!トールたん!かわいい!あっあぁああ!
励ましてもらえて嬉し…いやぁああああああ!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああ!!
ぐああああああ!!トールちゃんは彼女じゃない!!あ…メイド服も励ましもよく考えたら…
ト ォ ル ち ゃ ん は お仕事 で 付 き 合 っ て る ?にゃああああああああああん!!うぁあああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ビルスキルニルぅうううう!!
この!ちきしょー!やめてやる!!トールフリークなんかやめ…て…え!?見…てる?メイド服のトールちゃんが僕を見てる?
フリフリエプロンのトールちゃんが僕を見てるぞ!トールちゃんが僕を見てるぞ!召使のトールちゃんが僕を見てるぞ!!
恭しい態度でトールちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはトールちゃんがいる!!やったよオーディン!!ひとりでできるもん!!!
あ、雷神のトールちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあミセリぃい!!ぺ、ペニサス!!デレぇええええ!!ハインリッヒぃいいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の熱情よトールへ届け!!ビルスキルニルのトールへ届け!」
トール宅:
トル゚〜゚) ゾクゥ
トル゚〜゚) 「…妙な、寒気が……」
【思いは届く】
- 402 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:58:18 ID:MUikFRvQ0
-
Before:
⌒ ヾ
r/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 ヽ
/. ノ( ((゚ッ))/ ̄ ̄~ヽ ヾ
/ ⌒ ト、.,.. \丶。
彳、_ | ∴\ ヽ
| ) r‐ ノ( / ノ( \\ |∴
| ⌒ ⌒ |⌒ヽ ヽ | 。o
ノ( ノ( / | | /
.⌒ ドクオ自身 / ヽ|/゙U
/
↓
After:
,, -―-、
/ ヽ
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| ┏━━━━┓ ┏┓ ┏┓┏┓ ┏━┓
/ ⌒/ / / ┗━━┓ ┃ ┏┛┗┓┃┃┃┃ ┃ ┃
/ * ト、.,../ ,ー-、 ┏┛┏┛┏┓┏┓┏┓┗┓┏┛┃┃┃┃ ┃ ┃
=彳 \\‘ ̄^ ┏┛┏┛ ┃┃┃┃┃┃┏┛┗┓┃┃┃┃ ┃ ┃
,/ \\ \ ┏┛ ┗┓ ┗┛┗╋┛┃┗┓┏┛┗┛┃┃ ┗━┛
/ ドクオ自身 /⌒ ヽ ヽ_>i ┏┛┏━┓┗┓ ┏━┛┏┛ ┃┃ ┏┛┃ ┏━┓
r'" / `ー−'' ┗━┛ ┗━┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗━┛
/ /
('A`) 「ふう、久々だから中々の硬度だった」
('A`) 「……明日も、何も無ければいいな」
【第六話:ボーイシークトール 終わり】
- 403 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 18:59:11 ID:MUikFRvQ0
-
【おまけ:人物紹介】
トル゚〜゚) トール。好きなゲームはドラクエ2。 ('A`) ドクオ。好きなゲームはFE封印。
( ^ω^)ブーン。好きなゲームはぷよぷよ通。 ( ・∀・)モララー。好きなゲームはバイオハザード2。
|゚ノ ^∀^)レモナ。好きなゲームはどうぶつの森。 ζ(゚ー゚*ζ デレ。好きなゲームはサイレン。
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ。好きなゲームはFF9。 ('、`*川 ペニサス。好きなゲームは塊魂。
从 ゚∀从 ハインリッヒ。好きなゲームは鉄拳。 川д川 サダコ。好きなゲームはサモンナイト2。
从'ー'从 渡辺さん。好きなゲームはツインビー。 ( ´∀`)モナー。好きなゲームはぷよぷよ。
(´・ω・`) ショボン。好きなゲームはテトリス。 (゚、゚トソン トソン。好きなゲームはマリオカート。
ξ゚⊿゚)ξ ツン。好きなゲームはポップン。 (*゚ー゚) しぃ。好きなゲームはポケモン。
J( '-`)し カーチャン。好きなゲームは花札。 (*‘ω‘ *) TPP。好きなゲームはドラマニ。
_
( ゚∀゚) オーディン。好きなゲームは007。 (´・_ゝ・`) サダハル。好きなゲームはドカポン。
( ゚д゚ )( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)| ^o^ | 巨人ズ。好きなゲームは桃鉄。
( ^Д^) プギャー。好きなゲームは三國無双。 爪'ー`)フォックス。好きなゲームはモンハン2ndG。
- 404 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 19:00:19 ID:MUikFRvQ0
- 【おまけ:ギコ】
(,,゚Д゚) ギコ。杉浦ロマネスク…その噂はギコも耳にしていた。夜ン鬼威高校唯一、誰にも縛られず誰も縛らない男。
その男が突然目の前に現れ、「死ね」と口にした。ギコとプギャーは一瞬戸惑うも、すぐに心を構え戦闘の態勢をとる。
ロマネスクから放たれる生々しい殺気。それは先ほどの言葉が冗談の類ではないと物語っていた。
臨戦の姿勢を崩さぬまま、ギコはロマネスクに問うた。「何故自分達と戦うのか」と。
その問いにロマネスクは答えない。代わりに返されたのは遠い間合いから一気に放たれた神速の飛び膝蹴り。
ロマネスクの標的はプギャー。彼が万全の状態でないことロマネスクは見抜いていたのだ。
速度と重量を持った膝は病み上がりのプギャーの巨体を揺るがすのに十分な威力だった。
ギコはプギャーを下がらせ、自身がロマネスクの前に立つ。
ロマネスクは殺気のみが燃える瞳でギコを睨みつけ、口をひらいた。
「何故、貴様は争うのであるか」
ロマネスクにはただ一人の友人がいた。
誰よりも弱く誰よりも愚かで誰よりも争いを嫌い誰よりも花を愛する少女だった。
彼女は本気で夜ン鬼威高校から争いを取り除こうとしていた。
言葉による説得という、ここにおいて最も似つかわしくない方法で。
ロマネスクは彼女を暴力の雨から守り続けた。
そして彼女は自身の盾となり戦うロマネスクに対しても非暴力を説いた。
口やましく、それでいて他の不良にするものとは違う慈しみをもった言葉。
ロマネスクは、今思えば彼女を愛していた。彼女もおそらくロマネスクを愛していた。
彼は彼女の、自らを害する者すら慈しみ愛する優しさに惹かれていた。
彼女は彼の、自らの幼い正義を尊重し受け止めてくれる優しさに惹かれていた。
互いの思いを口に出すことは無かったが、それでも二人は幸せだった。
暴力が正義の荒くれに、非暴力を説いて周り、危なくなれば逃げ回る。
そんな奇妙な毎日に充実を感じていた。
彼女が、不良に追い込まれ、階段を踏み外すその日までは。
「我輩は、争いの火種を消す」
「未だ眠り続ける彼女のため、この学校にまた争いを起こすわけには行かないである」
ギコは瞬間的にこのロマネスク襲撃に鬼沢が絡んでいると判断。ロマネスクを説得にかかった。
しかしロマネスクはギコを「火種」と認識し、言葉を無視し戦闘を仕掛ける。
ロマネスクの強さは圧倒的の一言だった。
プギャーの指示により駆けつけた舎弟十二人を一瞬で伸し、残るはギコ一人。
ギコも覚悟を決め、ロマネスクと拳を合わせようとしたその時。
二人の間に女子高の制服のままのしいが割って入った。
夜ン鬼威高校に遭わないその姿に一瞬と惑ったロマネスク。
その隙を見逃さずしいは、ギコが不良による理不尽な暴力を無くすことを目的に戦っていることを説明する。
しいの必死で嘘の無い態度に、一旦は矛を収めたロマネスク。
「それが本当か嘘か、見極めさせてもらうである」
その一言を残し、彼は姿を消した。
- 405 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 19:01:11 ID:MUikFRvQ0
- とりあえず以上です。
またまた遅くなってしまい本当に申し訳なく思います
質問罵声感想罵声等ありましたら遠慮なく叩きつけてください歓喜します。
尚、
一話>>1 二話>>60 三話>>127
四話>>214 五話>>294 六話>>365
です。しおり代わりにどうぞ。
さらに、
ありがたいまとめ:ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/thor/thor.htm
次回は二話まとめていきたいのまたちょっと空くかもしれません。
二月中には投下したいと思っていますので、他の作品のついでくらいでお待ちくださいませ
- 406 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 19:05:05 ID:ozZbiT7Q0
- 初遭遇!乙です!
- 407 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 19:44:08 ID:EpSa7FWQO
- 作者はギコ好きなのかそうじゃないのか難しいなこれ
- 408 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 19:57:35 ID:plOnqHCU0
- 乙
ドクオブレねぇな
ところで>>381に元ネタある?
とてつもない既視感を感じたのだが………
- 409 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 19:59:09 ID:zov6x3R.0
- おつ
ギコ編長くなりそうwww
- 410 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 20:10:41 ID:MUikFRvQ0
- >>408
一応自分で思いついたネタですが…
容量の小さい脳みそなので無意識パクリの可能性が割と高い確率で存在する…?
- 411 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 20:35:38 ID:plOnqHCU0
- >>410
「あたしンち」にほぼ同じセリフ回しがあったんだよ
何巻目だったか忘れたが、みかんが睡魔を我慢する話
細かいこと言ってホント悪かった、続き期待してるよ
- 412 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 20:36:15 ID:MUikFRvQ0
- >>411
あたしんち把握
猛読してくる
- 413 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 20:56:35 ID:zxy1TqfMO
- いつもの人がいないから代わりに……
ギコの好きなゲームについて15行で
- 414 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 22:44:34 ID:MUikFRvQ0
- >>413
しいは、唇を噛んだ。ロマネスクは病院で未だ眠るその少女を想い、少女の思いとは異なることをしている。
彼女が求めていたのは暴力による統制の、仮初の平和ではないはずだ。
それでも、拠り所を失ったロマネスクは盲目的に、短絡的に平和を求めている。
ロマネスクはかつてのギコに似ていた。本当に自分の望むものすら分らず戦い続けていた頃のギコに。
初の襲撃から三日後、再びロマネスクがギコたちの元を訪れる。
ロマネスクの答えは一つ。ギコに負けたらギコの勢力に下る。それだけだった。
すぐに環境が整えられ、二人の手合わせが始められる。
ロマネスクはギコの洗練された技の数々に純粋な賛辞を送った。強い。心も体も。
試合は一見ロマネスク優勢に進む、しかし、心の上ではギコが勝っていた。その差が、一瞬の隙を生む。
ギコの正拳が、ロマネスクの腹に深く突き刺さった。ロマネスクはその場に膝をつく。
ロマネスクに、ギコはてを差し伸べた。ロマネスクはその手を握り、問う。「戦争なんぞしたら、彼女は怒るだろうか」
「怒ると思います」。ギコが返答に悩むのを見て、しいが変わりに答える。それを聞きロマネスクは笑う。
「それでいい、彼女の為にと戦った後に、我輩が怒られるのは、いつものことである」
こうしてギコとロマネスクは同盟を結び、夜ン鬼威高校の覇権をめぐる闘争は大詰めを迎えていくことになる。
ギコの好きなゲームはアーマードコア。
- 415 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 23:03:24 ID:EpSa7FWQO
- イイハナシダナー
- 416 :名も無きAAのようです:2012/02/06(月) 23:20:46 ID:zov6x3R.0
- ギコ編アツいなー
- 417 :名も無きAAのようです:2012/02/07(火) 04:22:43 ID:MMPouquI0
- 乙! ギコ編たまんねーです。
- 418 :名も無きAAのようです:2012/02/07(火) 08:21:51 ID:mYauJqbI0
- 本編おもすれー。
もちろんギコ編
- 419 :名も無きAAのようです:2012/02/07(火) 11:40:37 ID:KNS5GmgkO
- いつもギコに言わせるのもなんなので
巨人ズが桃鉄やるときあぶれる奴がいる件について10行
- 420 :名も無きAAのようです:2012/02/07(火) 15:07:50 ID:ypQp7vP60
- >>419
【それぞれのプレイスタイル】
( ゚∋゚):最短ルートをガンガン攻めて援助金を元手に資産を増やすタイプ
( ・3・):遠回りも視野に入れ物件購入を中心に安定した基盤を作るタイプ
( ´W`):自身のマイナスも厭わず他者の資産を崩し場を荒らし続けちゃっかり勝つタイプ
| ^o^ |:適当に動き周り、戦略も戦術も無く運のみで戦うタイプ
( ゚д゚ ):電車が動くのを見てるだけで満足。キングボンビーが現れると喜ぶ。
- 421 :名も無きAAのようです:2012/02/07(火) 21:52:54 ID:H3VwEGY6O
- ミルナかわええwww
四人がやってるのを見るだけで満足なんか
- 422 :名も無きAAのようです:2012/02/08(水) 02:01:53 ID:9px79i.M0
- キテター!
ドクオの安定感が凄い
- 423 :名も無きAAのようです:2012/02/08(水) 19:44:13 ID:syPgxSb.O
- そのうちロマネスクも人物紹介入りするのかなと思ったがロマネスクとかゲームしなさそうだな
彼女としてたりしたんかな。はぜろ
- 424 :名も無きAAのようです:2012/02/28(火) 18:49:38 ID:g84u4pTQ0
- 待機
- 425 :名も無きAAのようです:2012/02/29(水) 23:50:39 ID:oopjTf5U0
- 今晩は。このスレ立てた>>1ですよ。
この前の投下の後で「二話まとめて」「二月中には投下したい」とかほざいていたのですが
二話どころか一話分もロクにまとまりきらない惨状です
出来る限り早めに、せめて一話分は投下したいと思うのでどうぞご容赦ください
こんなもの書いといてただ謝るのも寂しいと思い
反省の気持ちを肉焦がし骨焼く鉄板AAで表現してみました
アトゥーイ
, , /⌒ヽ
∬ _,,( ),,,_
lヽ三∬三゙;゙'.三/ 、 つ三\;'
h.ヽ三三,三゙;,.(_(_ ⌒)ノ.;'三,三\';∫
└ヽ ヽ三三゙三;,∪';(ノ '゙三;三∫,三\'"
ヽ ヽ三,'三三,∬三;'三三;三;'三三\´;
ヽ |__| 烝烝烝烝烝烝烝烝烝烝|__|
lj_」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄凵
ほんとうにごめんなさい
- 426 :名も無きAAのようです:2012/03/01(木) 00:50:07 ID:CIcmMSF20
- いえいえ
- 427 :名も無きAAのようです:2012/03/01(木) 00:55:02 ID:x/AemJDo0
-
/⌒ヽ
( ) 待ってます!
/ 、 つ
(_(__ ⌒)ノ
∪ (ノ
- 428 :名も無きAAのようです:2012/03/01(木) 01:30:18 ID:.45p.sWs0
- アトゥーイww待ってる!
- 429 :名も無きAAのようです:2012/03/01(木) 02:32:51 ID:6yc3rE52O
- その鉄板が実は断熱材でできている事実と
それを見破ったギコについて10行
- 430 :名も無きAAのようです:2012/03/02(金) 17:58:11 ID:nwyJiX.EO
- あんまり無茶ぶりしてやるなよ
- 431 :名も無きAAのようです:2012/03/02(金) 19:13:39 ID:MVZB22ZU0
- >>429
鬼沢との停戦が明けるまで残り一週間となったある日、ギコたち一、二年連合の主力達は
郊外の廃ボーリング場で打倒鬼沢の作戦会議を行っていた。
現在鬼沢勢とギコ勢の戦力はほぼ五分、愚直に戦えば泥沼化は必至の情勢。
ギコの目的はあくまで夜ン鬼威高校の統一による不良の統制、悪戯に傷つけあうことではない。
そして鬼沢も迅速な決着を望むだろう。
戦力が拮抗しているからこそ圧倒的に叩きのめす、それが鬼沢の流儀だ。
ロマネスクにより鬼沢の主力達の情報は得ていた。通称「鬼の四肢」。三年の中でも選りすぐりの猛者達だ。
以前の抗争では彼らを引き出すことすら叶わなかったが、今回は早い段階で出てくるはずである。
恐らく、並みの戦闘員が何人束になっても彼らには適わないだろう。主力には主力をぶつけるしかない。
ギコの目は、理想への細い道筋をただまっすぐに見つめていた。鉄板の表面温度は35℃。ギコの視力は2.0。
- 432 :名も無きAAのようです:2012/03/02(金) 22:40:00 ID:DzPAo5jg0
- 視力www
- 433 :名も無きAAのようです:2012/03/02(金) 23:34:00 ID:mE4jIWm6O
- おい鉄板ぬるいぞ
- 434 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:10:03 ID:N7LQZe6M0
-
早朝:教室
( ^ν^) 「集まったか皆の衆」
(・∀ ・) 「いったいなんなの?こんな朝早くに」
<ヽ`∀´> 「正直まだ眠いニダ」
( ゚∀゚ )「手短に頼むぜ」
( ^ν^) 「まあ焦るな。ここにいる四人の共通点、分るな?」
(・∀ ・) 「クラスにおいて嫌われ者でもないが特に必要にもされていない四人」
<ヽ`∀´> 「体育祭などにおいて「ついでに応援しとく?」みたいなノリで応援される四人」
( ゚∀゚ )「設定は作ったもののほかAAにネタを食われ、結果今まで使われなかった四人」
( ^ν^)
( ^ν^) 「うん、改めて虚しくなった」
【没キャラの集い】
- 435 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:10:48 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「…よし、気分を切り替えて俺達のキャラを確認しよう」
(・∀ ・) 「なんでさ」
( ^ν^) 「俺達ポッと出AAがレギュラーAAに対抗するには早急にキャラを定着させる必要がある」
<ヽ`∀´> 「そもそもポッと出のAAを紹介することに需要が無いと思うニダ」
( ^ν^) 「安心しろ。モブのヤンキーキャラの設定なんとなく出したら本編より人気が出てしまった過去がある」
( ^ν^) 「なら俺達だっていけるはずだ」
( ゚∀゚ )「AKBの尻馬に乗ってGTT(ご当地)48を作るのと同レベルの発想だな」
( ^ν^) 「構うか。「無」から「屑」に格上げされると考えれば汚名すら心地いい」
<ヽ`∀´> 「ある意味格落ちしてるニダ」
【メッタメタ】
- 436 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:11:29 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「と、その前にお前らに紹介したい奴らがいる」
<ヽ`∀´> 「誰ニダ?」
( ^ν^) 「入って来い」
( "ゞ) 「ど、どうも」
( ^ν^) 「夜ン鬼威高校一年、デルタ君だ」
(・∀ ・) 「夜ン鬼威高校の人がなんで?」
( ^ν^) 「彼は五話>>327に出演。喋ったどころか名前まで出てきた」
( ゚∀゚ )「どちらかと言うと俺らより恵まれてるじゃねえか」
( ^ν^) 「ところがどっこい、五話のおまけ>>344を見てみろ」
<ヽ`∀´> 「あれ?デルタいないニダ」
(・∀ ・) 「ホントだ、影も形も無い」
( 。"ゞ) 「う、ぐすん」
( ゚∀゚ )「確かにある意味俺達より酷い扱いだな」
( ^ν^) 「TPPですら居るのにな」
【誰にも突っ込まれなかったしね】
- 437 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:12:10 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「まあいいや。本題に戻る。俺ってどういう奴だ印象を述べろ」
(・∀ ・) 「カス」
<ヽ`∀´> 「カス」
( ゚∀゚ )「カス」
( ^ν^)
( "ゞ) 「すげえや、スロットだったら当たりですよ」
( ^ν^) 「現実は俺のガラスのハートに直撃だけどな」
( ^ν^) 「泣くぞ畜生」
【ニュッくんだもの】
- 438 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:13:04 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「まあいい。次はまたんき」
(・∀ ・) 「よしこい」
<ヽ`∀´> 「お調子者」
( ゚∀゚ )「ウザイ」
( ^ν^) 「死ね」
(・∀ ・)
( "ゞ) 「よっぽどうざいんすね」
(・∀ ・) 「あ?うざくねえよ。仮にうざかったとして可愛げのあるウザさだよ」
( "ゞ) (うぜえ)
【目標はローラ】
- 439 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:13:45 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「次、ニダー」
<ヽ`∀´> 「ホルホルホル」
(・∀ ・) 「似非韓国人」
( ゚∀゚ )「嘘吐き」
( ^ν^) 「死ね」
<ヽ`∀´>
( "ゞ) 「え?韓国の方じゃないんですか?」
<ヽ`∀´> 「生粋の日本人ニダ」
<ヽ`∀´> 「韓流ブームに乗ってるだけニダ」
( "ゞ) (どこから突っ込めばいいんだ)
【流行の乗られず飲まれた男】
- 440 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:14:39 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「次、アヒャ」
( ゚∀゚ )「この流れでやられんの嫌なんだけど」
(・∀ ・) 「オッパイ野郎」
<ヽ`∀´> 「眉毛の代用」
( ^ν^) 「死ね」
( ゚∀゚ )
( "ゞ) (こいつらなんで友達やってるんだろ)
( "ゞ) 「眉毛の代用ってなんですか?」
( ゚∀゚ )「いや、まあ、俺それほどオッパイ好きじゃないんだけどさ」
( "ゞ) 「え?じゃあなんでオッパイ野郎って」
( ゚∀゚ )「色々あるんだよ、坊主」
【見た目が似てたから】
- 441 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:15:26 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「と、そんなこんなで既に本編を8レスも侵食している」
<ヽ`∀´> 「普段の十分の一は消費したニダね」
(・∀ ・) 「充分っしょ。そろそろ皆来るぜ」
( ゚∀゚ )「俺数学の課題仕上げたいんだけど」
( ^ν^) 「まあいいだろ。これで俺達も人物紹介に乗る」
( ^ν^) 「些細だが、大きな一歩だ」
( "ゞ) 「え、あ、あの」
( ^ν^) 「お前まだいたの?早くしねーと遅刻するぞ」
( "ゞ) (死ねばいいのに)
【一分後本編始まります】
- 442 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:15:49 ID:h1P7hl6A0
- 約一名様死ねしかいってねえwwww
- 443 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:16:13 ID:N7LQZe6M0
-
やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです』へ。
上の番外編はお遊びだから、適当にあしらって落ち着いて欲しい。
うん、「結局三月」なんだ。済まない。
だしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「春の訪れ」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 444 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:17:04 ID:N7LQZe6M0
-
(-A-) zZZ
(-A-)
(-A`)
('A`) 「……なんか、クラスメイトがガチャガチャいってる夢を見た気がする」
【ここからが本編です】
- 445 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:17:29 ID:7Bv9SqTM0
- ジャップかよwww
- 446 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:17:57 ID:N7LQZe6M0
-
トル゚〜゚) 「おーっす」
('、`*川 「あ、トールちゃん来た」
ζ(゚ー゚*ζ 「待ってたよー」
トル゚〜゚) 「ん?どうしたの?」
ミセ*゚ー゚)リ 「一応メイド服完成したからチェックのために着てみてもらおうと思って」
トル゚〜゚) 「おっけー。ここはまずいしチョット更衣室行くか」
('A`) 「ブーン」
( ^ω^)「なんだお」
('A`) 「俺を掴んでいてくれ」
( ^ω^)「なんでだお」
('A`) 「俺の、誇りのために」
( ^ω^)「それぐらい自制しろ」
【紳士なんだろ】
- 447 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:19:03 ID:N7LQZe6M0
-
トル゚〜゚) 「着てみた。どうよ?」
ミセ*゚ー゚)リ 「お!似合う似合う!」
('、`*川 「現代デザイン風にしたの正解だったかもね」
トル゚〜゚) 「着方よく分らなくて苦戦した」
ζ(゚ー゚*ζ 「肩出てるからこれでも結構セクシーだね」
ミセ*゚ー゚)リ 「ちなみにこれがデレの」
ζ(絶句ζ
('、`*川 「うわ…」
トル゚〜゚) 「いざ完成系を見るとなおさらセクハラだな」
ミセ*゚ー゚)リ 「私もチョット反省してる」
ζ(PA゙。*ζ 「私もうお嫁にいけない…」
【最早下着】
- 448 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:19:43 ID:N7LQZe6M0
-
( A ) (トールッ!トールッ!トールちゃんのメイド服ッ!!!!)
( A ) (メイドなんてもんじゃねぇッ!召使なんてもんじゃねぇッ!)
( A ) (最早天使ッ!むしろ天がトールに頭を垂れて媚び諂っちゃうよッッ!!)
( A ) (ああ、ヤバイッ!一日が始まったばかりなのにもう既にマスタベりたいッ!)
( A ) (この感動と興奮を白い未来に変えて解き放ちたいッッッッ!!!!)
( A ) (ダメだ、堪えるんだ俺…耐えるんだ…しかし、これは……ッ)
( A ) 「ブーン……俺は、もう、だめかもしれない……ッ」
( ^ω^)「うん、知ってる」
【ずいぶん前から駄目だったよ】
- 449 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:20:23 ID:N7LQZe6M0
-
授業:
(´・ω・`) 「トール」
トル゚〜゚) 「はい」
(´・ω・`) 「なんだその格好」
トル゚〜゚) 「文化祭で使う服を試着したらファスナーが噛んで脱げなくなりました」
(´・ω・`) (……これ、無理に脱げって言ったらセクハラになる?)
(´・ω・`) (でも校則違反なのは間違いないし、大丈夫だよな?)
(´・ω・`) (いや、今はMP(モンスターペアレント)なんてものがいるからして、言い回し次第では僕の人生がヤバイ)
(´・ω・`) (いやまあそれ以前に肩ペローンって出てる服着せたまま授業するほうがセクハラだよね)
(´・ω・`) (着替えてきなさいなら平気…?嫌でもそれはそれでいやらしい感じも……)
トル゚〜゚) 「……」 パシン
(´・ω・`) パシン
(´・ω・`) (…あれ、何考えてたんだっけ…?まあいいや)
(´・ω・`) 「授業始めるぞー」
【この日、午前の授業全てで同じことをしました】
- 450 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:21:13 ID:N7LQZe6M0
-
昼:
ミセ*゚皿゚)リ 「ぐぎぎ…全然外れない
トル;゚〜゚) 「慣れちゃ来たが、このままは勘弁だぞ」
ζ(゚益゚#ζ 「ォォォォォ!!!」
ζ(´へ`*ζ 「…だめだぁ。無理にやったら破けそう」
('、`*川 「困ったわね…あれ?」
川A川
('、`*川 「サダコちゃん?」
川A川o彡゚ シュババッ
ミセ*゚ー゚)リ 「あ!外れた!!」
ζ(゚ー゚*ζ 「すごーい!」
トル゚〜゚) 「え?まじ?」
('、`*川 「ホントホント!すごいねサダ……あれ?いない」
【聡明な皆様はもうお気付きですね】
- 451 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:22:06 ID:N7LQZe6M0
-
('A`) 「ブーン」
( ^ω^)「なんだお」
('A`) 「俺は、愛する女の為に罪を犯した」
('A`) 「俺を、殴ってくれ」
( ^ω^)(やっと悔い改める気になったか)
【ゴミ箱に謎のカツラ】
- 452 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:23:12 ID:N7LQZe6M0
-
⊂_ヽ、 .∴.'.' , .
. + \\ .∴ '
. 。 。 + \(((#)A) .・,' , ・,‘
. ゜ 。・ 。 +゜ 。・゚ > ⌒ヽ...' . ’
/⌒\_ - ― = ̄  ̄`:, ..' , ... / へ \.∴.'∴.'
/ -'' ̄ ̄ __――=', ..∴ ' / / \\
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" ・,‘ / / .' ..ヽ_つ
/ ノ .’ / , ノ ...., ・,‘
/ , イ ) / //., ・,‘
/ _, \ / /, '
| / \ `、 / /| |
j / ヽ | !、__/ / 〉
/ ノ { | |_/
/ / | (_
`、_〉 ー‐‐`
【後に「いい匂いだった」と彼は語る】
- 453 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:24:11 ID:N7LQZe6M0
-
トル゚〜゚) 「そういえば、明日は授業無いんだっけ」
ζ(゚ー゚*ζ 「うん!一日文化祭の準備だよ!」
('、`*川 「各教室だけじゃなくて色んな場所の準備しなきゃいけないから大変よ」
ミセ*゚ー゚)リ 「ま、あたし達は衣装班で、仕事も大体済んでるけどね」
トル゚〜゚) 「ほー」
トル゚〜゚) (人が頻繁に動き回るなら、巨人も手を出しにくいか…?)
トル゚〜゚) (いや…逆に紛れ込んでさりげなく連れ去られたら厄介だな)
トル゚〜゚) (どちらにせよアイツについてないと不味いか…) チラッ
('A`) そ
(*'A`)ノシ
トル゚〜゚) (なんでこのタイミングでこっち見てんだあいつ)
【おはようからおやみまであなたの生活を見守る】
- 454 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:24:51 ID:N7LQZe6M0
-
休み時間:
ζ(゚ー゚*ζ (えっと…今のところの動きは…と)
トル゚〜゚) 「何やってんだデレ」
ζ(◎Å◎ζ 「ひゃあっ!」
トル;゚〜゚) 「そんなに驚くなよ」
ζ(゚、 ゚*ζ 「なんだトールちゃんか、びっくりした」
トル゚〜゚) 「ん?なんだそれ」
ζ(゚〜゚*ζ 「あちゃー見られちゃったら仕方ないか」
ζ(゚ー゚*ζ 「これはね、クラスや学校内の男女の恋愛に関する情報を網羅したデータバンク」
っi⌒i⌒iと
ζ(゚ー゚*ζ 「通称……デレノート!!」
トル゚〜゚) (こいつ本当に高校生か)
【情報も脳みそも穴だらけ】
- 455 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:25:31 ID:N7LQZe6M0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「ちなみにね、ここには各生徒の評判も載ってるんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ 「例えば…モララー君だと……」
トル゚〜゚) (モララーってだれだっけ)
ζ(゚ー゚*ζ 「『カッコいいけど残念』が大半の意見だね」
ζ(゚ー゚*ζ 「私なんかはそういうところが母性本能くすぐっていいんじゃないかなって思うけど」
トル゚〜゚) (うっすら顔は浮かぶ気はするんだけど)
ζ(゚ー゚*ζ 「んーでも、運動神経もいいし、成績もいいんだけど、なんで残念扱いなんだろ?」
トル゚〜゚) (やっぱ思い出せね。あんまり絡んだことない奴かな)
( 。・∀・) ジワッ
|゚ノ ^∀^)「どうしたの急に」
( ぅ∀・)「分らないけど、急に虚しく…」
【存在が薄味】
- 456 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:26:14 ID:N7LQZe6M0
-
ζ(^〜^*ζ 「あと……ドクオ君は……」
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(゚ー゚*ζ 「…………簡潔にいうと」
ζ(゚ー゚*ζ 「『顔さえよければ』」
トル゚〜゚)
ζ(゚ー゚*ζ 「…なんか、ごめんね、トールちゃん」
トル゚〜゚) 「いや、えっと」
【本人に謝ってあげて】
- 457 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:27:03 ID:N7LQZe6M0
-
某所:
(´・_ゝ・`) 「……完璧だ」
(´・_ゝ・`) 「完璧だ。ついにこの時が来たぞシラヒーゲ」
( ´W`)b そ
(´・_ゝ・`) 「ふふふ、準備を怠らなければこの程度造作も無かったのだ」
(´・_ゝ・`) 「よし、シラヒーゲ!いくぞ!!」
( ´W`)ゝ ビシッ
(´・_ゝ・`) 「私の呼びかけに応え集まってくれた同志の諸君!」
(´・_ゝ・`) 「ついに待ちわびた時が来た!」
(´・_ゝ・`) 「完成だ!カレーを食べようじゃないか!」
ヽ(*メ∋゚)ノ ヽ(*・3・)ノ ヽ(*´W`)ノ ヽ|*^o^ |ノ ヽ(*゚д゚*)ノ
(*´・_ゝ・`) 「ごめんねーお昼遅くなって!」
つ`凵´と
【巨人特製こだわり濃厚カレー】
- 458 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:27:52 ID:Bzuqdees0
- 乙!!
だが、今日はもう寝るしかないんだ……
悔しいので、改めて乙!!
- 459 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:28:02 ID:N7LQZe6M0
-
________________________
|:::::::',: :元: : :祖: : :洋: : :食: : : O: : : 巨: : :人: : :風: : :味: :/::::::::|
|:H::::}┌───────┐ .: : : : ┌───┐: : : : : : : {:::::T::!
|:O:/: .| ______/ : : : : :│ /: : : : : : : :.: ',::::R:|
|:K:{: : | ( : : : : : : : : : : : : : :..: : : : :│ │: : : : : : : :.: : :}:::A:|
|:U:'、:.|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ...: : : : :│ │ : : : : : : : : : /:::D:!
|:O:::}: | ⊂二二二⊃ ) . : : : :/ \: : : : : :.: : {:::::::I::!
|::::::/:..| _____/ ...: :/ /\ \: : : : : :',:::::T:!
|:::::{: : | └─────┐.../ /: : : : :\ \、 . : : }::::I:j
|::::::', |_______|∠___/: : : : : : : : ゝ__ゝ: . :/:::O:|
|::::::::}:――==≡≡ニニ/z'ヽ ヽニニ≡≡==――:{:::::N:j
|:G:/: :H : O : K : U : O : { 弋 `二>: B : R : A : N : D: : ',:::::A:!
|::I::{: :――==≡≡ニニヽ. _Y__,ノニニ≡≡==――: : }:::L:|
|:N::', ┌┘ └──‐、: 「 ̄j: : : : ! ̄ ̄乂 _立_: : | ̄|: : : /::::::::|
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|:::::::}: : : :| /' ´| | | ./ ` 、〉‐-‐〈: :{::::::E:|
|:::::/: :, |__r' |__j-‐:‐:‐:‐‐-|__/.,_ ____: ',::::::::j
|::::{/ ,. :'´: : : :/勹 ̄∴::ニニニ⊃` || ̄|匚|匚\}:::::::!
|/ /: /\: :f<{: : : :∴:__-‐‐:::: : : :::||: |薄 た| \::!
| /: /-‐ぐ: \>‐‐‐‐÷、: :ヽ::::: :r<: ||=|切. っ | |
| /:{: : : {: : : : :}: イ{ :㎜ : : }} : リ∵/: ::#||: |り ぷ.| |
| ,': : \: \: :癶: :鄱 :r㏍! : :リ Y: : \: :\:||=|ビ り |´':, |
| |:/ ̄ ̄ ̄ヽ / ≫三二ニ、f⌒V∨ノ ,: '"|| .|| 柔 | ', |
| |:\ : : : : :人 ((:: : : : : : :孔ィ叫-'¨´ .||=|フ ら | l .|
| |盛りつけ例 1人前210g ,r'´ || .|__か_| ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´・_ゝ・`) 「ふふ…これを販売すれば利益ががっぽがっぽと…」
(*´・_ゝ・`) 「ふふ、ふふふ!!」
【税込み220円】
- 460 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:29:00 ID:N7LQZe6M0
-
( ´W`)ノ
(´・_ゝ・`) 「ああ。明日は文化祭の準備の話か…」
( ´W`)ノシ
(´・_ゝ・`) 「もぐもぐ…うん、私に少し考えがある」
( ´W`) ?
(´・_ゝ・`) 「いや、まあ今はカレーを食べなさい」
(*´W`)b そ
(´・_ゝ・`) 「ははは、今日もシラヒーゲのギャグは走ってるなー」
【髭が黄色くなっちゃうぞ】
- 461 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:29:51 ID:3zqF2NQQ0
- 毎回シラヒーゲが何ていってんのかマジで気になるwww
- 462 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:30:01 ID:N7LQZe6M0
-
(*‘ω‘ *) 「……」
(*‘ω‘ *) 「お隣はカレーかっぽ。いい匂いっぽ」
\チンポーン!!/
(*‘ω‘ *) 「はーいだっぽー」
( ゚д゚ )ノシ
(*‘ω‘ *) 「ぽ?たしかおとなりの…
( ゚д゚ )っ⌒凵
(*‘ω‘ *) 「これ、カレー?おすそわけっぽ?」
( ゚д゚ )bそ
(*‘ω‘ *) 「ありがとうだっぽ。…デミタスさんにお礼を伝えて欲しいっぽ」
( ゚д゚ )ノシ
【隣家との交流は大事です】
- 463 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:30:43 ID:N7LQZe6M0
-
(*‘ω‘ *) 「さて、さっそく食べるっぽ」
(*‘ω‘ *) 「いただきますっぽ」
(*‘ω‘ *) モグモグ
(*‘ω‘ *)
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すっぽ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『私はおすそ分けのカレーを食べたと思ったら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ いつのまにか全てのカレーを食べつくしていた』っぽ
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト ‘ ‘ ., タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うっぽ
/' ヾ|* *`/ |<ヽトiゝ 私も 何が起きたのか わからなかったっぽ…
,゙ / )ヽ (_人_) .u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ ! ...'/:} V:::::ヽ 舌がどうにかなりそうだっぽ…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 隠し味だとか空腹は最高のスパイスだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえっぽ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと素晴らしいものの 片鱗を味わったっぽ…
【ポッポルナレフ】
- 464 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:31:34 ID:N7LQZe6M0
-
放課後:学校
('A`) 「何なんだよニュッ、ワザワザ男子全員を呼び出して」
( ^ν^) 「まあ焦るなよドック。俺は明後日の文化祭の企画に提案があるだけだ」
( ^ω^)「提案?もう既にメイド喫茶で進んでいるし、準備はほぼ終わっているお?」
( ^ν^) 「ああ、メインのコンセプトは変えない、変えるのは、形式だ」
('A`) 「…詳しく話を聞こう」
( ^ν^) 「ウチのクラスのメイド喫茶は、客が来て、それをメイドがもてなすと言う簡素な形式だろ」
( ^ν^) 「それを少し変える」
( ^ν^) 「事前にホール担当の女子の顔写真を撮り、入り口に設置」
( ^ν^) 「指名制にする」
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
( ^ν^) 「最終的には指名数を集計し、NO.1を決める。どうだ?おもしろいだろ?」
【まあ、簡単に言うとメイドキャバクラ】
- 465 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:33:09 ID:N7LQZe6M0
-
____________________________________
_/ . ...:::::::::::
/ .i . . ...:::::::::::::::::::::::
,ィ , 'i . .....::::::::::::::::::::::::::::::::
/ , '. . ! . ..:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ , '/⌒ヽ . ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
, ' .//心.| | ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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.ノ } ≧=. . . . 7 刈:! . . .....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . . . . . . . .. . . .77: } . . ...:/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\:::::::::::
i . . . . . . . :i/::.え: ! ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\::::::
i . . . . . . .} .:.:.:}: |i ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
i . . . . . . . .ノ .....:|: i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ……俺は反対だ
i . . . . . . . .{ :.:.:.:. !: {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . . .i. . . . . . . . }::.:.:.:.:.|:炊::::::::::::::::::::::::::::::::::/\:::::::::::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【無駄なカットイン】
- 466 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:34:05 ID:N7LQZe6M0
-
('A`) 「ニュッ、お前はその案を考える間、一度でも女子の気持ちを考えたか?」
( ^ν^) 「あ?別にイベントだし、気にしねーだろ」
('A`) 「もう一度その軽口を聞いてみろ。お前の顔面をブーンがぶち抜くぞ」
( ^ω^)(自分でやれよ)
('A`) 「お前は、もしも選ばれなかった女子がいた時、彼女達がどんな気持ちになるか考えたか?」
( ^ν^) 「普段から似たようなもんだろ?世の中、平等を志しても美人のほうが優遇されるのが常だ」
('A`) 「女を慰められる甲斐性の無い男ほど、世の中という言葉を自分に都合よく使うんだよ」
( ^ν^) 「あ?」
('A`) 「もしその企画が通ったときに、「自分なんか」と不安になる女子を励ますことが出来るか?」
('A`) 「いざ、そのランキングで最下位になった女子の気持ちを救ってやることが出来るか?」
('A`) 「人は傷ついて成長し、強くなる。だが、それは人を無闇に傷つけていい免罪符にはならないんだよ」
ΩΩΩ(そこまで女子に気をつかってあの扱いなのかよ…)
【現実は非情である】
- 467 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:35:03 ID:N7LQZe6M0
-
('A`) 「メイド役の女子達は、ただただ楽しみなだけじゃない」
('A`) 「もしかしたら笑われるかもしれない、嫌な顔をされたらどうしようと不安になっている人も居る」
('A`) 「中には、自身にコンプレックスを持ちながらも、人が足りないからと勇気を持って引く受けてくれた人も居る」
('A`) 「その指名制度は、彼女達の使命感や勇気を踏みにじるものだ。俺は容認できない」
( ^ν^) 「なあドック。俺はお前のそういうところが嫌いだ」
( ^ν^) 「女は全て蝶よ花よと丁重に扱うってか?」
( ^ν^) 「あめえよドック。それは確かに正義かも知れねえ。善かもしれねえ」
( ^ν^) 「でもな、善や正義だけじゃ楽しくねえんだよ、ドック」
( ^ν^) 「お利口さんじゃ買えない快感は山ほどあるんだ」
ΩΩΩ(コイツ本当にカスだな)
【にゅっくんだもの】
- 468 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:35:53 ID:N7LQZe6M0
-
( ´_ゝ`)「なにやらもめているようだが」
(´<_` )「話は聞かせてもらった」
ΩΩΩ<流石兄弟!何故ここに!
( ´_ゝ`)「文化祭のにおいがしたんでな」
(´<_` )「文化祭あるところに我らあり」
ΩΩΩ<説明しよう!流石兄弟は双子で文化祭実行委員長と副委員長を務める、根っからの祭りバカなのだ!
( ^ω^)(ここにきて普段見ない顔がゴロゴロと…)
【どうせだから】
- 469 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:36:34 ID:N7LQZe6M0
-
( ´_ゝ`)「我々委員会としても各クラスの出し物は盛り上がるに越したことは無い」
(´<_` )「代々企画のマンネリ化は議題に上がるからな」
( ´_ゝ`)「ニュッの提案は非情だが、非常におもしろいと思う」
( ^ν^) 「流石アニジャだ。話が分る」
(´<_` )「しかしドクオの意見も至極真っ当。文化祭は全ての生徒に充実をもたらすものであるべきだ」
('A`) 「話が見えないな。何が言いたい」
( ´_ゝ`)「…そのメイドキャバクラの仕切り、我々に任せてもらおう」
(´<_` )「無論、客に女子を選ばせるんじゃないぜ」
('A`) 「まどろっこしい。こっちは仕事が残ってるんだ」
( ^ν^) 「これだから童貞は。少し落ち着いて話を聞いたらどうだ」
('A`) [火花的な何か] (^ν^ )
ΩΩΩ(この話どこに向かってるんだろう)
【明後日の方向】
- 470 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:37:24 ID:N7LQZe6M0
-
( ´_ゝ`)「お客様にアンケートを書いて貰うときいた」
('A`) 「ああ、強制じゃなくてテーブルに置いといて、書いてくれた人にはお菓子プレゼントみたいなもんだけど」
(´<_` )「それを少々弄る」
( ´_ゝ`)「テーブルにペンを設置せず、メイド各員にペンを携帯させる」
(´<_` )「そして、客には「自分好みの子に声をかけるチャンス」としてメイドからペンを借りるよう促す」
( ´_ゝ`)「メイドの持っているペンの色がそれぞれ違うとしたら、どうなる?」
('A`) 「なるほど。アンケートの文字色そのものが投票結果ということか」
( ^ν^) 「だがよ、それじゃ本当の本命以外から借りちゃう奴もいるんじゃねえのか?」
( ´_ゝ`)「ああ。しかしそれでも問題ないだろう」
(´<_` )「高嶺の花だけがいい女でもない。親しみやすさも十分にいい女の条件さ」
( ´_ゝ`)「もちろん、これで出る結果がパーフェクトなランキングではないかもしれん」
(´<_` )「むしろそれでいい。世の中にはぼやけていた方がうまくいくこともある」
( ´_ゝ`)「どうだ、ドクオ」
(´<_` )「お前が考えている問題は出来うる限りカバーしたつもりだが」
【ちなみに黒は無効票】
- 471 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:38:07 ID:N7LQZe6M0
-
( ´_ゝ`)「お客様にアンケートを書いて貰うときいた」
('A`) 「ああ、強制じゃなくてテーブルに置いといて、書いてくれた人にはお菓子プレゼントみたいなもんだけど」
(´<_` )「それを少々弄る」
( ´_ゝ`)「テーブルにペンを設置せず、メイド各員にペンを携帯させる」
(´<_` )「そして、客には「自分好みの子に声をかけるチャンス」としてメイドからペンを借りるよう促す」
( ´_ゝ`)「メイドの持っているペンの色がそれぞれ違うとしたら、どうなる?」
('A`) 「なるほど。アンケートの文字色そのものが投票結果ということか」
( ^ν^) 「だがよ、それじゃ本当の本命以外から借りちゃう奴もいるんじゃねえのか?」
( ´_ゝ`)「ああ。しかしそれでも問題ないだろう」
(´<_` )「高嶺の花だけがいい女でもない。親しみやすさも十分にいい女の条件さ」
( ´_ゝ`)「もちろん、これで出る結果がパーフェクトなランキングではないかもしれん」
(´<_` )「むしろそれでいい。世の中にはぼやけていた方がうまくいくこともある」
( ´_ゝ`)「どうだ、ドクオ」
(´<_` )「お前が考えている問題は出来うる限りカバーしたつもりだが」
【ちなみに黒は無効票】
- 472 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:38:50 ID:N7LQZe6M0
-
( A ) 「結局のところ、女子の尊厳を踏みにじるのに変わりは無い…」
( A ) 「だが…」
`Y: . . . :つ / '., / ̄ ̄ ̄ \
人: . .Y´ : .. / ', / \
(: . . し彡 . . . : j ,′ .', | 面 だ |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ \(: . . `Y: : . ′ i ! |
. / \ ミ: : . | . ヘ / |. | 白 が |
| や | ...: 彡:./¨Y| } i .| ̄ミヽ | |
| っ | 丿: {{ハヘ . / { /⌒ヽ} | れ |
| ね た | (.: : . . :∨ 小k. .`ヽY´ .V´`Y/ ∧ | |
| え. ろ | . .): . :ハ、_j }入_Уハ:\、 | え |
| か .う |(: : .. :.`Y{}{}r┐ ノ \ .{}{}//⌒7´ ̄ ̄ /
| じ | `Y: : . . .:`)从 从/.{: :/ サ 大 の 面 /
| ゃ |ヘ: : . ._丿 . : : 从 .从...〃ハ/ ス 事 は 白 |
. \ /:人: : . . . . : 八从 //ー、 / ガ な え |...`ヽ、
\____ / .\:.:.{しヘ: . 八{:.:.}:.从、 \____/...r--く ∨ こ っ |__j_ノハ、
.. ´ .`ヽ Ⅵ: :{: : : :_丿: : : Ⅵ从 ..\__/ \ヽ ,ノ .| と て. | \
. / .', .}: :\丿: . . `)Ⅵ从乂;;;;;;从;;;(__ .\\{`ー..| だ. | \
/ ', |\ヽ⌒`Y: . . :}:Ⅵ `Y .}\\、...\ ぜ /
',. }: : :``ミ=ァ: . . : : : Ⅵ } .Y...`ーヽ .\ ___/
∨ .i|: :.: //小、二ニー乂 .乂/ ./ .| /
∨ /! : //:.:し{: : : : : : : : : : 乂::::::::::::ノ: : { { \ ./
\彡′ {{:.:.人 \.: : : : : : : : : : : : : : : : :.人 /
( ^ω^)(ああもうどうでもいい)
【※チョークです】
- 473 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:39:41 ID:N7LQZe6M0
-
( ^ν^) 「一時はどうなるかと思ったけどとりあえず開催は可能だな」
<ヽ`∀´> 「ドクオが反対したときはどうしようかと思ったニダ」
( ゚∀゚ )「アイツアレで結構人望あるからな」
(・∀ ・) 「流石たちが口出してくれて助かったぜ」
( ´_ゝ`)「いいってことさ」
(´<_` )「今回の企画は、俺達も楽しみにしていたからな」
( ゚∀゚ )「しっかし、お前も良く思いつくよな。女子の順位予想でギャンブルなんて」
( ^ν^) 「非モテの俺達が女子をダシに遊んで何が悪い」
( ^ν^) 「これは普段虐げられている俺達の、ささやかな復讐なんだよ」
<ヽ`∀´> ( ´_ゝ`)(コイツ本当にカスだな)(´<_` )(・∀ ・)
【歪み無く歪んでます】
- 474 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:40:43 ID:N7LQZe6M0
-
教室:
ミセ*゚Д゚)リ 「っしゃぁああああああ!!最後の一着出来た!!」
ζ(゚ー゚*ζ 「やったね!!どうせなら皆で着てみようよ!」
トル゚〜゚) 「え、私また着るのか」
('、`*川 「いいじゃない着てみようよ」
ミセ*゚ー゚)リ 「みんなが揃ってる図はまだ見てないしね」
トル゚〜゚) 「んー、まあいっか」
ζ(゚ー゚*ζ 「着替え、ここでいいよね、男子居ないし」
|゚ノ ^∀^)「そうね、今の時間更衣室は部活の子で混んでるだろうし」
|゚ノ ^∀^)「私外で見張ってるわ」
ミセ*゚ー゚)リ 「サンキュー」
教室後ろ:清掃用具ロッカー内:
( ;・∀・)(何故だ……何故こんなことになっているんだ僕ッ!?)
【忘れてたから】
- 475 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:41:28 ID:N7LQZe6M0
-
________________________________
( ・∀・)「さーて、チョットトイレ行こうかな」
( ■ν■) , ; ∵ ガッ
━━と彡 ( ∀)-☆
( ∀ )「ぐぁっ」 フラッ
( ■ν■) 「一撃で気絶か…脆いな……」
( ■ν■) 「悪く思うなよモララー。お前がいると、事前に情報が漏れる可能性が高いんでな」
( ■ν■) 「しばらく、掃除ロッカーに入っていてもらうぜ……」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O
o
( ;・∀・)(思い出したぁああああああああああ!!)
( ;・∀・)(何故か殴られて何故かロッカーに入れられて何故かこのタイミングで目覚めてしまったとは!!)
( ;・∀・)(運がいいのか悪いのか分らないよ!!)
【都合はいい】
- 476 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:42:09 ID:N7LQZe6M0
-
<やっぱりさだちゃん胸おっきいねー
<や、ちょっとデレさん揉まないで…
<げしっ
<うにゃああ!
<トールちゃんナイス
<ほらもう、自分の早く着ちゃいなさいよ。風引くよ
<こんなの着ても着なくても同じだよッ!!
<まっすぐ立つだけでパンツ見えるよこれ
( ;-∀-)(僕は箒。僕は箒。僕は箒…)
<あーもう、ブラはずれちゃった
( -∀-)そ ピクッ
【下着姿の大判AAをたそれはもうたくさん集めたのですが急に冷めたので断念しました】
- 477 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:43:19 ID:N7LQZe6M0
-
( -∀-)(落ち着け、落ち着くんだ)
( -∀-)(覗きなんて最低だ…そうだろ、僕!!)
( -∀-)
( -∀・)チラッ
( -∀・)
( ・∀・)
( ∩・∀・)∩
( ∩・∀・)∩
( ∩;∀;)∩
( ∩;∀;)∩(男が、男として、この景色を見て、再び目を閉じることが、出来ましょうや……!)
【血涙】
- 478 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:43:59 ID:N7LQZe6M0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「あれ、ところでハインちゃんは?」
('、`*川 「部活の方が忙しいらしいね」
ミセ*゚ー゚)リ 「一応ハインちゃんの分も作ってあるんだけど、当日もちょくちょく抜けるって行ってたからなぁ」
トル゚〜゚) 「ハインってソフトボール部だよな?」
ζ(゚ー゚*ζ 「そうなんだけど、掛け持ちで科学部もやってるの」
トル゚〜゚) 「科学……」
──────────────────────
┌──┐
∪ 从 ゚∀从∪ <科学部へようこそ!!
V| |V
|:日 日:|
└┬┬┘ ガシャーンガシャーン
亠亠
──────────────────────
o
。
トル゚〜゚)
('、`*川 「トールちゃん、よくわかんないけど、それ絶対違うからね」
【安直な発想】
- 479 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:44:40 ID:N7LQZe6M0
-
トル゚〜゚) 「ほー、みんな似合うもんだな」
ミセ*゚ー゚)リ 「製作者的にはサダちゃんのが一番お気に入りです」
('、`*川 「似合うよね、袴」
川д川 「こ、こんな手の込んだ袴作って貰って申し訳ないです」
ζ(゚ー゚*ζ 「自信持ってよサダちゃん!似合ってるよ!」
川゚д川 「ほ、本当?」 ギロリ
トル゚〜゚) ミセ*゚ー゚)リ (ごめん、一瞬すげえ怖かった) ζ(゚ー゚*ζ ('、`*川
【ミスホラー】
- 480 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:45:24 ID:N7LQZe6M0
-
从 ゚∀从 「オーッス、レモナに試着してるから来いって言われたんだけど」
トル゚〜゚) (白衣意外と似合うな)
ミセ*゚ー゚)リ (女子高生が制服で白衣とか変態だよね。変態が喜ぶよね)
ζ(゚ー゚*ζ (しかもハインちゃん不良っぽいのに科学部で白衣だからね。ギャップだね)
('、`*川 「はい、これハインちゃんの服」
从 ゚∀从 「あたしこんなん着方わかんねーぞ」
('、`*川 「大丈夫、ちゃんと教えるから」
トル゚〜゚) (結構筋肉質だよな)
ミセ*゚ー゚)リ (バランスがいいんだよね。胸から腹、腰、太もも、ふくらはぎのラインが適度に引き締まってて)
ζ(゚ー゚*ζ (流石だねミセちゃん。目の付け所がおっさんだよ)
ミセ*゚ー゚)リ (うっせ)
('、`*川 「いいから手伝えよお前ら」
【女子高生のおっさんらしさは異常】
- 481 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:46:07 ID:N7LQZe6M0
-
从 ゚∀从 「なんかヒラヒラしてて慣れないな」
ミセ*゚ー゚)リ 「ハインちゃんのはゴスロリ風にしてあるからね」
ζ(゚ー゚*ζ 「フリル多いよね。派手さで言ったら一番かも」
('、`*川 「メイド喫茶とかのメイドさんって感じだね」
从 ゚∀从 「なあ、あたしなんでこんなんなの?」
トル゚〜゚) 「確かに、デレとかミセリの方がイメージに合うよな」
ミセ*゚ー゚)リ 「単刀直入に言うと」
从 ゚∀从 「うん」
ミセ*゚ー゚)リ 「ギャップ萌え」
从 ゚∀从 (このクラスにまともな奴はいねーのか)
【いないよ】
- 482 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:46:56 ID:N7LQZe6M0
-
掃除用具ロッカー:
(ヽ・∀・)(また、着替えが始まってしまった)
(ヽ・∀・)(僕の理性よ。死んでしまうとは情けない)
(ヽ・∀・)(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい)
(ヽ・∀・)(おっぱいがいっぱい)
_
(ヽ・∀・)
_
(ヽ・∀・)(なんか、目の上が痒い)
北欧:
(‘_L’) 「オーディン、さっきから何を探しているんだ?」
( ゚∀゚) 「テュール、グングニル見なかった?」
(‘_L’) 「いや、見なかったな」
( ゚∀゚) (あちゃー、向こうに忘れてきちゃったかな)
【おっぱい好きの元に】
- 483 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:47:38 ID:N7LQZe6M0
-
帰路
トル゚〜゚) 「ほー、男子の方はそんな話がな」
('A`) 「出来れば女子の皆には黙っておいて」
トル゚〜゚) 「いいぞ。面白そうだし」
('A`) (トールちゃんもその対象ではあるんだけど……)
トル゚〜゚) 「周りもなんかソワソワしてるし、祭りってのはいいもんだな」
(*'A`) (俺、必ずトールちゃんを一位にして見せるからね!!)
トル゚〜゚) (コイツは常にソワソワしてるけど)
(*'A`) (でもまあ俺の力なんか無くてもトールちゃんなら一位だよね!ひゃっほーい!!)
【ソワソワというよりハァハァ】
- 484 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:48:19 ID:N7LQZe6M0
-
金曜日:教室
( ´∀`)「じゃ、怪我しないように頑張るモナー」
从 ゚∀从 「っしゃー、まずは机片付けようぜ」
('A`) 「机は中身を出してナンバリング、そのあとベランダに出そうか」
トル゚〜゚) (アイツ、こういう時は割りと頼りになんのな)
ζ(゚ー゚;ζ (ヤダ…トールちゃん机4つ一片に運んでる)
( ;・∀・)(それでいてまったくぶれていない。すごい力だ)
トル゚〜゚) 「どいたどいたー」
('A`) 「さすが俺の嫁。惚れ直した」
( ^ω^)「お前の惚れるポイントがわからねえ」
【普通は引く】
- 485 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:49:02 ID:N7LQZe6M0
-
・・・・・・┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
( ^ω^)「なんだお、この地鳴り…?」
(;'A`) (トールさん、これって!?)
トル;゚〜゚) (……まさか、こんなところに…!?)
((;;;;゜;;:::(;;: ∧∧ ('';:;;.∧∧.' '';:) ;;∧∧ '';:;;;):;:::))゜)) ::)))
(((; ;;:: ;:::;;⊂( ・8・ ) .⊂( ´W` ) .⊂( ゚д゚ ) ;:;;;,,))...)))))) ::::)
((;;;:;;;:,,,." ヽ ⊂ )." ヽ ⊂ ) ;:;; ヽ ⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
("((;:;;; (⌒) | (⌒) | (⌒) |┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・・
三 `J .三 `J 三 `J
ζ(驚愕;ζ 「な、なんかすっごいのが来てる!!」
( ;・∀・)「な、なんだアレ!?」
【奇襲の巨人】
- 486 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:49:51 ID:N7LQZe6M0
-
ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァん
( \ / /_∧ ( \ / /_∧ </| /| /\___
ヽ / /д゚/⌒ヽ ヽ/ /ε・/⌒ヽ / .| / / / //
/ /\/ ,ヘ i ./ /\/ ,ヘ i  ̄ > \_/ /____//
し' \_/ i し' \_/ i />  ̄ ̄ ̄ ̄
i⌒ヽ ./ i⌒ヽ ./  ̄>__ || |::
/⌒ヽ i i \( /⌒ヽ i i \( .|/ / /\ || |::
i | /ヽ ヽ i | /ヽ ヽ ∠__/  ̄ || |::
ヽ ヽ| |、 \_ノ .ヽ ヽ| |、 \_ノ > ∠> || |::
\| )  ̄ ./V \| )  ̄ ./V || |::
____ .ノ ./⌒)∧ .__ .ノ ./⌒)∧ /_________||___
/ し'.ヽ ( .∨ ./ し'.ヽ ( .∨ /\____|__|
// し' / // し' / /\  ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ζ(!□!*ζ ミセ;゚Д゚)リ ('、゚;川 从;゚Д从
( ; ∀ ) ・ ・ ( ;゚ω゚) |゚ノ;^□^) ( ^ν^)←もう気絶した
( ゚д゚ ) フシュルルルルル
( ・3・) フシュルルルルルル
【未知との遭遇】
- 487 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:50:32 ID:N7LQZe6M0
-
「サンダーハンマーラッシュ!!!」
_ー ̄_ ̄]', ・ ∴.' , .. ∵ ’, ∴.'.' , .
ミ ミミヾソ, --_- ― = ̄  ̄ 》 .∴ ' ((( #)3 ) .∴ '
ミ イル# 〜 )-'' ̄ = __――=', ・,' .r⌒> _/ ∨∨ ,. ・,‘
ミ (っ , _,-- _-―  ̄=_ ]":" .' | y'⌒ ⌒i .' . ’
ミ / ) ―  ̄_=_ ` ,》,∴. ]. | / ノ | ∴.'∴.'
ミ ( / ̄∪ ―= _ ] ̄, , ー' /´ヾ_ノ
, ,./ , ノ '
/ / / , ・,‘
/ / ,' , ・,‘
/ /| |
!、_/ / )
|_/
「サンダーロケットハンマァ!!!」
ミミヾソ, - ― -─── .─;─.────────━━Λ━,━∴━━━
__ イル#Д ) --,──.──∴─,,────────━━*━ . .; ・
─── r/ (⌒y〜イ,,,ノ __ ヽ, 、 ・,‘ . ,ノ ; ; ; ,Λ.
,;; / /ヾ,r'”イj` y'⌒Y⌒´;;`ソヾ,、r X´_,,-‐‐'´〜;..u、ル'、ソ⌒h'";,t, y_ ・;・
(曲/ ,f ミ--‐'リ"''‐--''t){"人,;'"r~~`´ ヽ";;,,:リ、゙j"=-,1xハ:''ヘ,,jミ《' シ;#д゚)`j・..∴
l _, I jヽノヽ、t`;,.鄱ヽ、_;;-'''i,ア~'';,,y´ 入ソヽ‐-,,}`'j゙′イ '゙i y’〕、.イ′*つ
i ハ f ‐-t"'"二==ミ ,,_'-'‐ヾ、 '"゙゙彡 '゙゙゙`⌒ヽニ三,, `,, Y.:;'
/ / '; ヾ - -j―── ヾ───ソ──────━━━ゞ 〆) ・: ヽ━━━
/ ノ ヽ、 ヽ - ―─────ゝ────────━━・━━/ /( /━∵,
─/ _,/─ 丶, ヽ ― --─── ノ─────────━━━( / ) /━━━
─/ j'──── .〉 ,i ‐- ―────'─────────━━━..し' ━し━.━━
(__,ノ (__j ―─────────────━━━━
【速攻】
- 488 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:51:16 ID:N7LQZe6M0
-
( (#)3・)
(,;#,д゚ )
トル 〜 ) 「失せろ」
( ;#)3・)、
(,;#,д゚ )、
_________________________________
| / | / / | /ル-|、|| `、 l h | ヽ | l A / ,' |_ |
| / | / j| | | {レ=`ヽ.`、 | |ヽ| ヽレ≠レヽ| j / |ヘ │
|/ /( N ハ|ミi ,'⌒ヽヾヽ | | ||v-イ l,'⌒ヽ |ィ | / |〉} レ
| トヽ { 1 l l| ヽ._ノ \| !リ 、 ヽ._ノ ′l/ レ' ヽ 丿 ……失せろよ
ノ | ヽ | N ` `ー―彡 '´ `` ー 彳 // | ゝ
ノ / ハ ト! 冫| | 丿ト、
´レ/ | | | ヽ ` ´ ,イ 丿 | (
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
て
( ;#)3・)そ ビクッ
【トールです】
- 489 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:52:07 ID:N7LQZe6M0
-
(;'A`) (巨人は、逃げた)
(;'A`) (でも……)
ζ(!□!ζ ミセ;゚Д゚)リ ('、゚;川 从;゚Д从
( ; ∀ ) ・ ・ ( ;゚ω゚) |゚ノ;^□^) ( ^ν^)←結構漏らしてる
(;'A`) (こんな、たくさんの人に、見られてしまった)
【さあ無駄にシリアスに行くよ】
- 490 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:52:48 ID:N7LQZe6M0
-
ζ(!□!ζ 「と、トールちゃん…?今のは、それに雷が……」
トル゚〜゚) 「…ごめん、みんな。教室散らかっちゃったな」
( ;^ω^)「トール、さん?」
トル゚〜゚) 「困るよな、いきなりだし。大丈夫、全部忘れるから」
ミセ;゚ー゚)リ 「え?」
(;'A`) (…?まさか!?)
トル゚〜゚) バチチ
(;'A`)つ 「ダメだ!トールちゃん」
【 ニア きおくを けす ▼】
- 491 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:53:32 ID:N7LQZe6M0
-
,/
,,ゝ
,/゙゙゙ヽ、 /´ ̄ ̄
´、 `ー´
.ヽ
´ヽ,
/ ̄\, ゙|i、 ..:
,ゝ \, lヽ .’ ,
,/ / !.! / ′
/ `─==ニニニて' !| ノし/
.l .゙t;;____,,,,,,,,,,,......iii./ l .} て__ , パシン
゙ー――ー;;ッr‐''"゛ ` __ノ √ ̄
,.。-一…´¨ (⌒ヾ
【忘却の術:難易度高し】
- 492 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:54:21 ID:N7LQZe6M0
-
ζ(゚ー゚*ζ ミセ*゚ー゚)リ ('、`*川 从 ゚∀从
( ^ω^) ( ・∀・) |゚ノ ^∀^) ( ^ν^)←頭は真っ白パンツは黄色
ζ(゚ー゚*ζ 「あれ、今何してたんだっけ」
ミセ*゚Д゚)リ 「うわ、何でこんなにガラス割れてるの」
('、`*川 「これ、石落ちてる。誰かが悪戯で投げ込んだのかも」
从 ゚∀从 「おいおい、怪我してる奴いねーか?」
( ・∀・)「あれ?ドクオは?」
( ^ω^)「あれ、さっきまでいたのにトイレかお?」
( ^ν^) (何故、俺は、こんなにも盛大に漏らしているのか)
【Q.まじめにシリアスする気あるの? A.あまりないよ】
- 493 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:55:19 ID:N7LQZe6M0
-
外
(;'A`) 「トールさん!!」
トル゚〜゚) 「…ドクオか」
トル゚〜゚) 「やっぱり、お前にはいまいち利かないんだな」
(;'A`) 「皆に、何を…?」
トル゚〜゚) 「……」
(;'A`) 「いや、聞かなくても分る。俺だって、気を抜くと君を忘れそうになる」
トル゚〜゚) 「…忘却の術だ。あの場に居合わせた皆から私に関する全ての記憶を消した」
(;'A`) 「なんでッ!巨人のことだけ消せばよかったじゃないか!」
トル゚〜゚) 「……記憶消去は繊細な作業でな。私ごと消すのが手っ取り早かったんだ」
トル゚〜゚) 「潮時なんだよ。学生ごっこを続けるには、状況が変わった」
【あんなにダラダラだったのに】
- 494 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:56:03 ID:N7LQZe6M0
-
(;'A`) 「そんな……」
トル゚〜゚) 「お前が何を言っても周りの人間は私を思い出したりしない」
トル゚〜゚) 「お前も、何かきっかけがあれば完全に忘れるだろう」
(;'A`) 「嫌だ!俺は絶対君のこと忘れたりしない!」
トル゚〜゚) 「……学校へ戻れドクオ。お前は本来、こんなことに巻き込まれるべきじゃなかったんだ」
(;'A`) 「……トールさんは、どうするのさ」
トル゚〜゚) 「巨人の本拠を探す」
トル゚〜゚) 「アレだけ堂々と襲ってきたんだ。再び同じことをされる前に叩く」
(;'A`) 「トールさん一人で?」
トル゚〜゚) 「オーディンの本拠に言伝を送った。直に何かしらのリアクションがあるだろう」
(;'A`) 「俺も行く!人を探すのは得意だ!!」
【犬のような嗅覚でね】
- 495 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:56:56 ID:N7LQZe6M0
-
トル゚〜゚) 「……ダメだ。帰れ」
(;'A`) 「嫌だ!」
トル゚〜゚) 「戦闘になったときに、足手まといになるぞ」
(;'A`) 「ぐッ」
トル゚〜゚) 「…お前が簡単に引かないのは分ってる」
トル゚〜゚) 「でもな、お前が安全にしていてくれることが、十分に私の助けになるんだよ」
(;'A`) 「…………」
(;'A`) 「……わかった」
トル゚〜゚) 「ありがとう」
トル゚〜゚) 「学校とお前の家には大規模な結界を張っておいた。ちょっとやそっとじゃ破られんはずだ」
(;'A`) 「…うん」
トル゚〜゚) 「……じゃあな。全部終わったら、一回くらい顔出すさ」
【別離】
- 496 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:57:40 ID:N7LQZe6M0
-
某所:
(*‘ω‘ *)σ[| <ポンピーン
(*‘ω‘ *) 「すいませーん、となりのTPPですっぽー。昨日の鍋返しにきましたっぽ」
(*‘ω‘ *) (……デミタスさんいないのかっぽ…?)
(*‘ω‘ *) (いつもこの時間はいたのにっぽ……)
(*‘ω‘ *) (んぽ?)
イル゚〜゚) 「……」
(*‘ω‘ *) 「どちらさまだっぽ?」
イル゚〜゚) パチチ
ドギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
,,彡'" _... ..,..-'" /
,..┐ ,,/" .,,〃 ,,、 _..-''ソン'" l ._.
/ ! .‘ ././ ,/..l,,,..-‐″ .'"
l ./ / . / l / _,,.. 、.
____ l./ .// .,, / .゙‐' /゙゙、 ./
r'"´ ヽ / │ _..-'ナ゛ _.. --ー''''"| l゛ " /
│ `'-,, _. ,/ `'''" .,i''''';;‐ .,..-'″ .,/´ ! │.,iシ'゛
ヽ _,゙..-''二`- .__ ヽ -′ .く .`゙'''''、 ._..┘
\..-. .,.. ‐''''ー''"_..-'"゛ `'-、,,....r--z `'ー _」 ‐'´
.,/ l ゙″ ._ ‐″ ゙ー''''''''''''ー'''''''''゙゙゙゙> r-- ,,,_
. ,/゛ .,..r'゛  ̄ `゙'i , ー¬-
二二 .,,r'" `゙ ̄ ̄/' / ,./
./ .,/゛ '"'"゙./ ,..rl匸_.
./ ./ `゛ `゙゙''''‐
ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
(*゚ω゚ *) 「んぽー!!!????」
【容赦無し】
- 497 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:58:33 ID:N7LQZe6M0
-
イル゚〜゚) 「……チッ」
イル゚〜゚) 「気配を追ったところで、そう簡単には見つからんか」
イル゚〜゚) (……なんでこんなイラついてるんだ私)
イル゚〜゚) (…行こう)
(*´ω‘ *) 「んぽ…?」
(*‘ω‘ *) 「あれ、なんでこんなところで倒れてたんだっぽ…?」
(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *) 「…デミタスさんの部屋の扉が吹き飛んでるっぽ…」
(*‘ω‘ *) (いや、それより…家具も…カーテンすらないっぽ)
(*‘ω‘ *) (昨日あんな賑やかだったのに、いつの間に……)
(*‘ω‘ *) 「…鍋、返しそびれたっぽ」
【立つ鳥後を濁す】
- 498 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 00:59:13 ID:N7LQZe6M0
-
某所:
(´・_ゝ・`) 「そうか、失敗か…」
( ´W`)ゞ 、
(´・_ゝ・`) 「いや、仕方あるまい。それも考慮していた」
(´・_ゝ・`) 「どうやらトールは学校を離れ単独で動いている様子」
(´・_ゝ・`) 「雷の結界こそ張られたがトール自体がいることに比べれば幾分マシだ」
( ´W`)
(´・_ゝ・`) 「ああ、トールが私たちを見つけるか、私たちがターゲットを確保するのが先か…」
(´・_ゝ・`) 「……ククク、おもしろくなってきた。やはりこうでなくてはな!」
( ゚д゚ )ノ
(´・_ゝ・`) 「あ、うん。鍋はちゃんと新しいの買うから」
【中くらいの手鍋って結構重要だよね】
- 499 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:00:00 ID:N7LQZe6M0
-
('A`) (すごすごと帰って来てしまった)
('A`) (…………本当に無力だな俺は)
( ^ω^)「あ、どくおー」
('A`) 「お?」
f⌒ヽ、 スパーンッ ゚∴ '´ `
`\ ヽ 、:∵ ゚ ´
/⌒\,ゝ 〉 ._从_,,ィ ,/ , '' ,;
.,.____( ^ω^)/ . ̄ ̄ ̄"''=:、て_,, ,. ∴.'.' ,
.!r_____ ヽ ._ - ― = ̄  ̄`:, . ヾ〈´____..「あsdfghj!!11」
`〉  ̄ ̄ __――=', | ( ̄ ̄ ・,' , ・,‘
/ ,ゝ-―  ̄ ̄  ̄"'",∴' .,ノ:( ̄ ' . ’
./ / .r⌒> _/ / .='''"⌒\ '. ..' ∴.'
i、_ /丿 .| y'⌒ ⌒i .' . ., ・,‘
| / ノ | ., ,, ‘
, ー' /´ヾ_ノ., ,‘ .., ・ ,‘
/ , ノ , ,‘
/ / /
/ /、 〈
/ / \ ヽ
!、__/ / 〉
|_/
【笑顔の攻撃って狂気を感じるよね】
- 500 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:00:43 ID:N7LQZe6M0
-
(グAロ) 「ブーン、いきなり人の顔を吹き飛ばすってどういうことだ」
( ^ω^)「いきなりいなくなってみんなに心配と迷惑をかけた代償だお」
( ^ω^)「ドクオが仕切る予定のところを皆でやったから大変だったんだお」
(グAロ) 「あ、そっか……ごめん」
( ^ω^)「正義感と責任感が取り柄の癖してどこほっつき歩いてたんだお」
(グAロ) 「え、それは…」
(グAロ)
(グAロ) 「……あれ?」
('A`) 「俺、何やってたんだっけ」
( ^ω^)(やべえ強く蹴りすぎたか)
【電撃+衝撃=記憶\(^o^)/ 】
- 501 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:01:36 ID:N7LQZe6M0
-
('A`) 「すごく、大事なことを忘れている気がする…」
('A`) (……なんだこの感じ、悲しくて辛くて虚しくて)
('A`) 「ブーン、俺は……?」
( ^ω^)(なんだこの空気。すごく不慣れ)
( ^ω^)(いつものノリでおもっくそ蹴ったからめちゃくちゃ気まずい)
('A`) (俺……)
( ^ω^)「とりあえず、保健室行くかお?」
('A`) 「いや、大丈夫だ……すまねえブーン、戻ろう」
( ^ω^)「え、いや、僕こそすまないお」
【日常への回帰】
- 502 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:02:16 ID:N7LQZe6M0
-
夕方
ζ(゚ー゚*ζ 「ふうう、大方準備終わったね」
从 ゚∀从 「思ってたよりも早く済んだな」
|゚ノ ^∀^)「ドックン、大丈夫?」
('A`) 「ん?ああ、正直なんで憂鬱だったのかもよく分らんし」
('A`) 「それより、早く仕上げて打ち合わせしよう。当日の分担を確認したい」
从 ゚∀从 「そうだな」
ミセ*゚ー゚)リ 「あれぇ…やっぱり何回数えてもメイド服が一枚多い…」
('A`) ピクッ
('、`*川 「作りすぎたってこと?」
ミセ*゚ー゚)リ 「一人一デザインで作ったからそれは無いと思うんだけど…これ誰用に作ったんだっけ」
('A`) 「……」
( ^ω^)「ドクオ?どうしたんだお?」
('A`) 「いや、あのメイド服見ていたら変な気持ちになって……」
( ^ω^)
【言葉って難しい】
- 503 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:03:02 ID:N7LQZe6M0
-
トル゚〜゚) (……これだけ探していないって事は、既に逃げたのか?)
トル゚〜゚) (あいつらの目的はドクオじゃなかったのか?)
トル゚〜゚) (…ん?)
<マァァァァァァァァ…イ………
トル゚〜゚)
<スイィィィィィィィト……
トル゚〜゚) チチチ
「トォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!!!!!!」
| i // __
| | // /二つ_つ
| | // /二つ./ ) /⌒)_ ._
| | // /二つ (ノ / / (__)(_)、
| | // / i / / Y (_)()
| | // i ノ _ノ / _ _ノ ノ
| | // / / .i ( /
| | // / / /i ゙-、(
| | // / / _ ./ i i n
| | // / / ゚∀゚) / .ヽ___ノ _ノ/-っ
| | // /. ⌒/ /二二_づー'
| | // / / ./
| | // / / / //
| | // / / / //
| | // / / //
| | // / __/ //
| | // / / // ,,,-''
| | // / / .// ,,,-''
| | / / ./ // ,,,-''
| | ./ / / // ,,,-''
! _ノ ノ .// ,,,-''
/ / // ,,,-'''
./ / // ,,,-''' _,,,,―'''' ̄
// // -''' _,,,,―'''' ̄
_ノ⌒/ / _,,,,―'''' ̄
⊂_/ '''' _____________
【登場を工夫】
- 504 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:03:47 ID:N7LQZe6M0
-
,- 、
(''\ / /
\ i
〉 `つ ←最高神
(,( )
-
∵
゜;
,
`
|
_,. -;=''" _ . \、_ノし
_,. -;=''" '-'"`" -‐ニ‐"___..`)(´
:,/゙ ____-__-_ `'' .//^´
.,/′ ,ハ,ソノ,
; i:::″⊂≡(〜゚#ル三= , ´ -;=''" _ , ; ´´ ゙
.!::^ : .`ヽ と__) 三= ゙ , -;=''" -'"`" -‐ニ‐"___=__-- ' ´
;ヽ::^: (´ ヽ、 三=.-;=''" - '" `" -‐ニ‐"___=__--.== ,:从; ==从 .,;
`ヽ.iw: : `ー' \__三 .‐ "___=__--.从、== ,;人 人,== 从,; ;;,, 从从、、,、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【カウンター気味に】
- 505 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:04:27 ID:N7LQZe6M0
- _
( #)∀;;) 「ト、トール…今日は一際重い一撃だね」
トル゚〜゚) 「おせーよ。連絡してからもう六時間も何してやがった」
_
( #)∀;;) 「え?連絡?」
トル゚〜゚) 「お前の携帯にメール送ったろうが」
_
( #)∀;;) 「あ、ごめん。俺昨日からこっちに来ててさ、携帯電話忘れちゃったんだよね」
トル゚〜゚)
_
( #)∀;;) テヘペロッ☆
ミミヾヾ、 最高神
三イル ゚〜゚) ↓
三 ) _ _
三 ,イ 、 ノ/ _ /⌒―= ̄ `ヽ, _
三 / | ( 〈∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! 三 ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
| | `iー__=―_ ;, / / /
三、,日 -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
三 / !、_/ / 〉
三 _/ |_/
ヽ、_ヽ
【神々のドメスティックバイオレンス】
- 506 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:05:12 ID:N7LQZe6M0
- _
( #)∀;;) 「大丈夫…状況はちゃんと分ってるから……」
トル゚〜゚) 「お前なら分るんじゃないのか、巨人の居場所」
_
( #)∀;;) 「それがな、相手方が幻術でジャミングしてきて詳しい位置が分らないんだよ」
トル゚〜゚) 「相変わらず肝心なときに微妙な性能だな…」
_
( #)∀;;) 「反論の言葉が無いよ」
トル゚〜゚) 「まあいい、大体の位置が分るだけマシだ」
_
( #)∀;;) 「ああ」
_
( #)∀;;) 「にしても、どうしてわざわざ全ての記憶を消したんだ?」
_
( #)∀;;) 「巨人の記憶だけだって出来たろう」
トル゚〜゚) 「……時間が掛かりすぎるだろ。いいから行くぞさっさといくぞ」
_
( #)∀;;) 「ま、いいけど」
【最終戦の予感】
- 507 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:05:56 ID:N7LQZe6M0
-
最高神の移動方:
① 放つ
=_-_
( ゚∀゚) -=≡ ━━━━━━<>
( ⊂彡 =´- ̄
| | ビューン
し ⌒J
② 飛び乗る
( ゚∀゚)
⊂ ⊂ノ バッ
( ⌒)
彡 c し =_-_
彡 -=≡ ━━━━━━<>
=´- ̄
③ 飛んでいく
三 ( ゚∀゚)
三 ( ) ビューン
三 | |
三 し ⌒J _-_
-=≡ ━━━━━━<>
=´- ̄
イル゚〜゚) (いつ見ても腑に落ちねえ飛び方だ)
【たおっぱいぱい】
- 508 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:06:39 ID:N7LQZe6M0
-
夜:ドクオ宅
|
| (゚A゚) …
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄@
@ @@ @
@ @
(゚A゚) 「何故こんなにも満たされないのだろう」
(゚A゚) 「NGR48初めとした秘蔵のコレクションすら、俺の心を満たしてくれない」
(゚A゚) 「何なんだ、体の奥がしびれ続けるような不可思議な感覚が俺を縛り付けている」
(゚A゚) 「……あの、メイド服……」
('A`) そ
('A`) 「あのメイド服を思っただけで、こんなにも……」
('A`) 「俺は…服に興奮するようになってしまったのか?」
【それは変態だ】
- 509 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:07:23 ID:N7LQZe6M0
-
(゚A゚) 「メイド服!メイド服!メイド服!メイドふくぅぅうううわぁあああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああ!!!メイドメイドメイド服ぅううぁわぁあああ!!!
あぁワッシャワッシャ!ワッシャワッシャ!スリスリスリスリ!スリスリスリスリ!いい感触だなぁ…クンクン
んはぁっ!メイド服たんのバストアップパットをハムハムしたいお!ハムハム!あぁあ!!
間違えた!パフパフしたいお!パフパフ!パフパフ!胸胸パフパフ!スリスリパフパフ…きゅんきゅんきゅい!!
秋風になびくメイド服たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁあああ!!ふぁぁああんんっ!!
文化祭に間に合ってよかったねメイド服たん!あぁあああああ!かわいい!メイド服たん!かわいい!あっあぁああ!
メイドとして働く姿が見られて嬉し…いやぁああああああ!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああ!!
ぐああああああ!!メイド服だけでは動いたりしない!!あ…文化祭のメイド喫茶もよく考えたら…
メ イ ド 服 ち ゃ ん は 人間じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!エマぁぁぁあああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!文化祭なんかやめ…て…え!?見…てる?メイド服ちゃんが僕を見てる?
肩出しブラウスメイド服ちゃんが僕を見てるぞ!メイド服ちゃんが僕を見てるぞ!ミニスカメイド服ちゃんが僕を見てるぞ!!
腰エプロンヒラヒラのメイド服ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはメイド服ちゃんがいる!!やったよヘッドドレス!!ひとりでできるもん!!!
あ、赤チェック基調のメイド服ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあチャイナぁあ!!ナ、ナース!!ブルマぁあああ!!スッチィぃいいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の熱情よメイド服へ届け!!二年B組教室のメイド服へ届け!」
【きょうきをかんじた】
- 510 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:09:10 ID:N7LQZe6M0
-
/ | | |
| | | |
|ー | .l ー- l
/⌒ヽ | | .l .l
l l | | | .|
| l | ー- | .l - l
| -‐| | | | | /⌒ヽ
| | | | | l | ヽ
l _! | !__,! ‐ 一 | l ヽ、
/⌒ヽ l ‐ \ |, l 〉-‐ l
l〉 )ヽ、 ヽノ o ヽ、 | |
/ 人 ヽ、 ゝ;:ヽ-‐―r;;, ヽノ |
l ヽ、\, ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ ノ/ l
ヽ ノ \,/ "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从 l
\ / 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0 |
ヽ、 /,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ |
ヽ、 / (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒` l
ヽ、 l /
ヽ、 | /
ヽ l /
('A`)
('A`)
( A ) バタッ
【第七話:ボーイ ロスト トール おわり】
- 511 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:10:16 ID:N7LQZe6M0
-
【おまけ:人物紹介】
トル゚〜゚) トール。好きな飲み物はいちごみるく。 ('A`) ドクオ。好きな飲み物はドクペ。
( ^ω^)ブーン。好きな飲み物はコーラ。 ( ・∀・)モララー。好きな飲み物は三ツ矢サイダー。
|゚ノ ^∀^)レモナ。好きな飲み物はカフェオレ。 ζ(゚ー゚*ζ デレ。選ばれたのは綾鷹でした。
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ。好きな飲み物はココア。 ('、`*川 ペニス。好きな飲み物はバナナオレ。
从 ゚∀从 ハインリッヒ。好きな飲み物はライフガード。 川д川 サダコ。好きな飲み物は抹茶オレ。
( ´_ゝ`)アニジャ。好きな飲み物はいろはす。 (´<_` )オトジャ。好きな飲み物はいろはすみかん。
从'ー'从 渡辺さん。好きな飲み物は紅茶。 ( ´∀`)モナー。好きな飲み物はコーヒー。
(´・ω・`) ショボン。好きな飲み物はバーボン。 (゚、゚トソン トソン。好きな飲み物はほうじ茶。
ξ゚⊿゚)ξ ツン。好きな飲み物はアセロラドリンク。 (*゚ー゚) しぃ。好きな飲み物はミルクティ。
J( '-`)し カーチャン。好きな飲み物は養命酒。 (*‘ω‘ *) TPP。好きな飲み物はアンバサ。
_
( ゚∀゚) オーディン。好きな飲み物はマウンテンデュー。 (´・_ゝ・`) サダハル。好きな飲み物は生ビール。
( ゚д゚ )( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)| ^o^ | 巨人ズ。好きな飲み物はヤクルト。
( ^Д^) プギャー。好きな飲み物はさくらんぼサイダー。 爪'ー`)フォックス。好きな飲み物はジンジャーエール。
( "ゞ) デルタ。好きな飲み物はカルピス。 (‘_L’) テュール(フィレンクト)。好きな飲み物はスコッチ。
- 512 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:10:56 ID:N7LQZe6M0
- 【(,,゚Д゚)の正拳は全てを打ち砕くようです:最終回直前総集編】
(,,゚Д゚) ギコ。 0、ギコは既に死んだ空手家の父に「空手に生きる」と誓った。
1、ギコは将来有望な中学生空手家として注目されていた。
2、ギコは少女をしぃを助けるために不良を殴り、大会出場権を失った。
3、ギコは不良に恨みを持ち、復讐のため夜ン鬼威高校へ入学。
4、ギコは入学式のその日、プギャーを倒し、結果舎弟に。
5、ギコは次々一年の不良を倒し、舎弟に加えていった。
6、ギコは舎弟との間に仲間意識を持つようになり悩む。
7、ギコは窮地を舎弟のヤスに救われ、考えを改める。
8、ギコは不良の統率を目指し、二年進級と共に三年鬼沢に宣戦布告。
9、ギコの思惑が外れ一年勢が中立宣言。
10、ギコは窮地を打開しようと一騎打ちを挑むが惨敗。
11、少女しぃはフォックスの協力のもと一年を統率していた。
12、しぃはギコが戦うのを止めようと中立宣言をした。
13、ギコはしぃと会い、夜ン鬼威高校止めようと決める。
14、ギコは退学願いを手に高校へ。
15、プギャーは夜ン鬼威高校でギコの領地(机)を守り続けていた。
16、ギコはその姿を見て再び戦うことを決意。
17、ギコは勢力を取り戻すため一年勢に下り奮闘の日々。
18、ギコは徐々に信頼、と勢力を取り戻す。
19、ギコの再蜂起を危険視した鬼沢は、ギコに一時的な停戦を提案
20、ギコは鬼沢の企みを警戒しながらも勢力拡大と鍛錬に勤しむ。
21、ギコとその舎弟を『嘘の王(アフリマン)』こと杉浦ロマネスクが強襲。
22、ギコ以外は手も足も出ず倒され、ギコも追い詰められる。
23、しぃは二人の間に割って入り、ロマネスクを説得。
24、ロマネスクは友人との約束で、無用な争いが起こるのを嫌っている
25、ギコとロマネスクは対戦し互いを認め同盟を結ぶ。
26、次回、最終決戦
一二年主力:
(,,゚Д゚) ギコ:『死神(ハードラック)』:空手 ( ^Д^) プギャー:『巨人(ジャイアント)』:空手
爪'ー`)y‐ フォックス:『魔弾(ブレット)』:ムエタイ (*゚ー゚) しぃ:『隠者(パンドラ)』:不明
( ФωФ)ロマネスク:『嘘の王(アフリマン)』:古武道 ( "ゞ) デルタ:『藁人形(デットマン)』:合気
三年主力:
以`゚益゚以 鬼沢:『王(ザ・ワン)』:ボクシング ( ´ー`) シラネーヨ:『竜(ドラゴン)』:剣道
(-_-) ヒッキー:『虚(アッサシン)』:ナイフ ∬´_ゝ`) アネジャ:『鬼(キラー)』:ソバット
( <●><●>) ワカッテマス:『魔(デス)』:テコンドー
- 513 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:11:55 ID:3zqF2NQQ0
- 乙だった
新たなギコの必殺技について十行
- 514 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:13:00 ID:N7LQZe6M0
-
とりあえず以上です。
またまたまた遅くなってしまい本当に申し訳なく思います
罵声質問罵声感想罵声等ありましたら遠慮なく叩きつけてください歓喜します。
尚、
一話>>1 二話>>60 三話>>12 7四話>>214
五話>>294 六話>>365 七話>>434
です。しおり代わりにどうぞ。
さらに、
ありがたいまとめ:ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/thor/thor.htm
次回が最終回の感じで、恐らく三月中に…できると思います
- 515 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:19:11 ID:eCL8GBpIO
- 最後までギコに何か言わせたかったが、俺はもう日本を離れることになった
なので、ギコが2年前、登場人物全ての飲み物を一気飲みした時の感想を10行
- 516 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 01:24:37 ID:FcnuH7II0
- 乙
今回は長かったな
- 517 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 07:46:08 ID:uSEyRn.MO
- 紹介されてよかったねデルタ
- 518 :名も無きAAのようです:2012/03/08(木) 10:31:50 ID:FzCuPpYU0
- 好きな飲み物がしっくり来すぎて凄い
- 519 :名も無きAAのようです:2012/03/09(金) 08:26:36 ID:crFYQiiA0
- 乙
4月には事情でもうパソコンが使えなくなるんだ。
それまでにぜひ終わらせてくれ
- 520 :名も無きAAのようです:2012/03/09(金) 10:59:20 ID:HOWhXako0
- 乙!
デルタは紹介されたけどニュッやアヒャやニダがいないw
- 521 :名も無きAAのようです:2012/03/12(月) 23:53:05 ID:b2iML5tA0
- >>513
決戦を前にギコは父の墓を訪れる。
定期的に祖父や母が掃除をしに来ているのか、他と比べ、父の墓は綺麗だった。
一通りの掃除を終え、花を差し、父の好きだった御手洗団子を供える。手を合わせ、父を思う。瞼の裏に浮かんだのは強く、気高い後ろ姿。
――――今日、父と久々に会おうと思ったのは理由は単純だった。
鬼沢に勝てるか、今なお確信を持てずにいた。その迷いを払拭したい、その一心だ。
ギコは、全てを父に吐き出した。不安、後悔、迷い、そして決意。
全てを語り終え、ギコは墓場を後にした。不安が全て消えた訳ではない。
が、本当に久々に父に甘えられた、そのささやかな幸福感がギコを支える。
不安が、迷いが、後悔が、脅威があるなら、打ち砕いて見せればいい。
――――――父にもらった、その拳で。
>>515
夜ン鬼威高校入学式の前日、ギコは父が亡くなってから始めての墓参りをした。
空手の道を外れてしまったこと、そして、あまりに愚かな復讐の道へ進むことを告白する。
父は何も答えなかった。答えが返ってくるとしたら、なんだろうか。
罵られるだろうか。嘆かれるだろうか。否、父ならば、道場へ呼び出し、拳をもってその覚悟を問うだろう。
日の傾いた帰り道、黄昏の道を自動販売機の明かりがてらす。
何気なく目をやり、ギコは立ち止まった。上から二番目、左から四つ目に並ぶ、パイナップルジュース。
幼い頃、沖縄で迷子になった際、父が近所の畑からこっそり貰って食べさせてくれた、パイナップルを思い出した。
衝動的に小銭をいれ、ボタンを押した。重い音と共に、缶が落ちてくる。
それを手に取って、ギコは苦笑いした。「父は、やっぱり怒っているのかもしれない」
何かの手違いで落ちてきた、フルーツミックスを一気に呷った。なんとも言えない、複雑な味がした。
- 522 :名も無きAAのようです:2012/03/15(木) 10:32:27 ID:hlnpDORU0
- デミそこの作者さんがAA作ってましたお
- 523 :名も無きAAのようです:2012/03/23(金) 20:28:38 ID:gdyQ/MKo0
- デミそこからきますた
こんな面白い現行をなぜ俺は見逃していたのか・・・
- 524 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:18:08 ID:4dS44y2Y0
- >>522
∧∧
( ゚д゚) あ、デミそこ更新きてるー カチカチ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
∧∧
( ゚д゚) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
∧∧∩
( ゚д゚ )/ ∧∧∩
⊂ ノ ( ゚д゚ )/
(つ ノ ⊂ ノ ∧∧∩
(ノ (つ ノ ( ゚д゚ )/
(ノ ⊂ ノ
(つ ノ ∧∧∩
(ノ ( ゚д゚ )/
_| つ/ヽ-、_
/ └-(____/
<⌒/ヽ___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\わっしょーい!!!!/
<⌒/ヽ___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【見た時こんな感じだった】
- 525 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:18:56 ID:4dS44y2Y0
- _ _ _ ヘ,ヾ⌒ヽ、ノ|
雨 雨 / / 素 直 / / | | l|、 .`'''-..、 `ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ)゙゙''''`-ニ;;..,、
田 申 , / / / / | | ゙'.lッv..,,_,,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、 .,-'./
 ̄ /  ̄ ̄フ / / | | / | -=彡:::::::::ノ:::::::ノヾノVi::::: ニ―- 、/ ノ)
雨 雨 / / ̄ ̄ 丶 ̄ ̄ ̄フ / / | |/ / <:::::::::::::::::::トル ャュ` 'fi)l;;::ハ,, == <ヽ )(
辟 歴 / /  ̄ ̄ ̄ / / |_/ ノ;;:::::::::::::イ::::::::|┌ ァ`ノ::;;;;彳i i i ム::| )= `*、
.. _, , ̄  ̄ のようです /:::::::::/ ̄アゝ|:ノ≧≦{::/:::;- |_i_iィ-'ノノ、 ) ,へ-=ー
._..-''"゛ .,./ ''^゙^''''ー-、 ヽ . l /::::::::/ / /ヽヾミヾノ彡/::( ̄、 \ /ノ
‘゛ ./ ! ! ヽ ヽヽ >::::::ミ/_, イ::.::i::.ト、 (ノ゚丶)>;::::ゝ \. \
../ . 、 ヽヽ _\\ ヽヽ -ニ三:::_Уマヽ_}j、 I .....)〈 `'-. ヽ .-、......、
/ .ヽ \ \>\ ̄ ̄ >\ ヽヽγ‐‐く\ヽ 」ー'::::::!、/ 〈'~ \ ヽ  ̄'l、
/ .ヽ / >\__ __>\\ > \ゝ三,ミヘ ソ::::::::::::::> 、, ,、 , 〉 \ヽ. "|
. / 、 .ヽ ゝ | |_____| |/ミ二 ):::::::{》》)/:::::::,ヘ::::::〈iiIII I I I II Ii〉.-=-、 ゙' |'、'r=ー 、
/ .リ、 ヽ|! _ //____/VN、rく!~!~!//" ̄|/ )ヘ〈iiIII I Iハラマキii〉/::ノ::::::〉- 、 ` l, .、
.lヽ 'y. \< (Eヨ)二/  ̄>\ ̄ ̄ >\i i iノニコ ,..-‐'ニ../:.::>:::||::::::>《ム=ー<〈::::::| ` !`-
.ヽヽ ゙.l-ヽ\<_ // >\__ __>\" ,ィ": ̄::/..:/|:.::ノ.:::::::|:::::ヾゞ:::\:::::::ノ:::/
ヽ.\ ヾ' !、` ̄/ | |_____| | |:.::.://::::::::|:::|/l ̄ヽ|__:!.:.:.:|::|_||//
、 ヽ \ i,ヽ`!l、 |! , // / \/// ̄゛-´\/:: ̄::::V /:::::::/
..\ ヽ ゙'ι ゙'ミ l、 ゛ ノ / \\ /  ̄ \、::::::`〈::::::/
\..ヽ. ゙y \.ヽ`、 (\<_ // __ ,/ 入::::::::::)- m、
`'、.ヽ ゙.l、 ゙'、ヽ ` ̄/ ̄V ̄ノ( /:::::::::::::/ム___)
l .ヽ .リl|、 `" メ )ノ ミ:::::::::::::;/
`'-、 ヽ ヽ ヽ リソ /:::::::::/
'- .., \ ヽ. ヽ .ヽ | __/::::::::/
`'-,.`'.li, ヽ ヽ ヘ ヾミへ!!ミ /:::::::::/lヘノゞ
.\ ` ヽ__/ .`゙''ー、、 》ノ< ノ YL_ ̄ _!!ヾ<
.\. .,..- ̄"゙゙,゙'''''ー ,ヽ ( \ |ヾ 〈ミ、 ̄フノ! て∧
.`'-" .ヽ, ` l、 > __) l \ 《 ヾ=ミ!!〈 )ノ
\ .゙ぐ、、 《ノ) \ ヽ| >! !! ⌒ヽヘー´|
ヽ. ゝ..,゙ー .,.、 ヽ. ゝ.. `マノ\_ノ (
- 526 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:19:40 ID:4dS44y2Y0
-
やあ (´・ω・`)
ようこそ、『トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです』へ。
上のタイトルAAは
『(´・_ゝ・`) デミタスはまぁそこそこ能力を使ってるようです』
さんの提供だから嘗め回して落ちついてほしい。
うん、「三月の末」なんだ。済まない。
間に合ったとはいえギリギリだしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレがあがったを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「終末感」みたいなものを感じてくれたと思う。
良作が多い創作板の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレをageたんだ。
じゃあ、投下を始めようか。
- 527 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:20:09 ID:YaSIYMGQ0
- きたか!!!!
- 528 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:20:23 ID:4dS44y2Y0
-
大切な何かを失った時、人はどうするのだろう。
大切な何かを失ったことにすら気付かなかった時、人はどうなってしまうのだろう。
('A`) 「……まだ、5時か」
雨が窓を叩く音で夢から覚めた。
起き上がりカーテンを開ける。
灰色の空。分厚い雲から降り注ぐ雨は誰かの涙のようにも思えた。
('A`) 「起きよう」
胸の中にあったモヤモヤは気を失ってからも消えることは無い。
部屋を出て、静かな家の中を歩く。居間のテーブルには夜勤の母が作り置きしてくれたおにぎりが置かれていた。
腹は減っていなかったが、おにぎりに齧りつく。中には母が手作りした梅干しが入っていた。
('A`)
少し気を緩めるたび、脳の奥にちらつく女の子の後姿。
まったく見覚えの無いその誰かのことを考えようとするたび、
心臓に歯を立てられたような心地になるのは、何故だろうか。
【ポエム(笑)スタート】
- 529 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:20:29 ID:jBtiiLEI0
- キター
- 530 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:21:03 ID:4dS44y2Y0
-
早朝:学校
('A`) ガララ
从 ゚∀从 「お、来たか」
('A`) 「ハイン、早いな」
从 ゚∀从 「あたし、遠足とか興奮しすぎて早く起きちまう性質でな」
从 ゚∀从 「おまけにこの雨だ。雨天決行だし、早めに来て損は無いだろ?」
( ^ω^)「おいすー」
ζ(゚ー゚*ζ 「おはよー!」
( ・∀・)「やっぱりドクオ来てた」
川д川 「あ、みなさんお早いですね」
ζ(゚ー゚*ζ 「ミセちゃんとペニちゃんもすぐ来るって!」
从 ゚∀从 「何ボーっとしてんだよ、早くやろうぜ。どうせ、なんか考えてあるんだろ?」
('A`) 「…ああ、やろうか」
【青春何それおいしいの?】
- 531 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:21:45 ID:4dS44y2Y0
-
('A`) 「とりあえず余ってる木を組んで傘立てを作ろう」
( ^ω^)「おいすー」
('A`) 「あとモララー、モップを借りてきておいてくれ」
( ・∀・)「モップ?」
('A`) 「ああ、湿った床で来賓スリッパのお客さんや、メイドが転んだら困るだろ?」
( ・∀・)「おっけー!!」
( ^ω^)「……」
('A`) (……メイド服、見ていてくれよ。おれ、必ず成功させるから)
( ^ω^)(何かがおかしい)
【元からだけどね】
- 532 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:22:25 ID:4dS44y2Y0
-
朝:
从 ゚∀从 「よし、教室の準備は済んだな」
( ・∀・)「委員会から配布用のビラも貰ってきたよ!」
川д川 「あ、あと一時間で開祭です」
从 ゚∀从 「よし、女は更衣室混むj前に着替えるか」
('A`) 「そだね、ハイン、女子の仕切り任せていい?」
从 ゚∀从 「おう」
('A`) 「レモナも行って来い」
|゚ノ ^∀^)「あたしはここで良いわよ」 脱ぎッ
( ・∀・)そ <ヽ`∀´>そ ( ゚∀゚ )そ ( ^ν^)そ (・∀ ・)そ
('A`) 「まあ、いいけど。分類は男子だし」
( ・∀・)<ヽ`∀´>( ゚∀゚ )( ^ν^)(・∀ ・) (つい反応してしまった自分が憎い……)
【男の性】
- 533 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:23:06 ID:4dS44y2Y0
- 某所:
トル゚〜゚) 「見つかったか?」
_
( ゚∀゚) 「だいぶ絞り込めてきた。雨のノイズが幻術を弱めてくれてるお陰だな」
_
( ゚∀゚) 「これだけ降っていればお前も雷使いやすいだろうし、私たちにとっては良い天気だ」
トル゚〜゚) 「……」
_
( -∀-) 「ふう…」
_
( ゚∀゚) 「別に私たちが降らせたわけでもなし、お前が気にしても仕方が無いだろう」
トル゚〜゚) 「わーってるよ」
_
( ゚∀゚) 「明日は晴れるそうだし、むしろ今日中に片付けて、顔を出しにいってやれば良い」
_
( ゚∀゚) 「私も、JKとキャッキャウフフしたいし」
_
三中)∀゚) ゴリィッ
_
( #)∀゚) 「ジョークなのに」
トル゚〜゚) 「知ってる」
_
( #)∀゚) 「ならなんで」
トル゚〜゚) 「癖」
【長年の習慣】
- 534 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:23:46 ID:4dS44y2Y0
-
某所:
(´・_ゝ・`) 「ぐぬぬ……」
( ゚д゚ ) ( ´W`) ( ・3・) | ^o^ |
(;´・_ゝ・`) (このプレッシャー……近い。確実に奴が来ている)
(;´・_ゝ・`)冂冂(どうする…!どうすんのよ俺!!!)
( ´W`)゙
(;´・_ゝ・`) (……シラヒーゲ、さすがだ…貴様が仲間で本当によかった)
(;´・_ゝ・`) (選択肢は二つ……これを間違えば、最悪のケースだ)
( ・3・)
(;´・_ゝ・`) 「えッあ、うん、早く選べばいいんだろ!」 シュッ
(;´・_ゝ・`)
(´゚_ゝ゚`) 「ちくしょおおおおおおおおおお!!!!!ババ引いたあああああああああ!!!」
ヾ(*゚д゚*)ノシ ← 一位 ヾ(*´W`*)ノシ ← 二位 ヾ(*・3・*)ノシ ←三位 ヾ| *^o^* |ノシ ←四位
(´゚_ゝ゚`) ← ビリ
【息抜き過ぎのババ抜き】
- 535 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:24:27 ID:4dS44y2Y0
-
(´・_ゝ・`) 「よーし、次は何やろうか」
( ・3・)ノ
(´・_ゝ・`) 「大富豪か、いいね」
( ゚д゚ ) そ
ヾ( ゚д゚ )ノシ
(´・_ゝ・`) 「何?トールとオーディンが近づいてきている?!」
(´・_ゝ・`) 「く…予想以上に早いな……」
(´・_ゝ・`) (幻術の撹乱はまだ効いているはずだが…時間の問題か……)
(´・_ゝ・`) 「皆、戦闘配備だ。迎え撃つぞ」
( ゚д゚ ) ( ´W`) ( ・3・) | ^o^ |
(´・_ゝ・`) 「え?いや、うん。トランプはまた今度ね」
(´・_ゝ・`) 「この戦いが終わったら、またみんなでやろう」
【サクッとフラグ】
- 536 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:25:07 ID:4dS44y2Y0
- 学校:
ζ(゚ー゚*ζ 「バーン!!」
从 ゚∀从 「なんだよ、着るの嫌がってたくせに随分テンション高いじゃねーか」
ζ(^ー^*ζ 「ふっふーん!!あまりにもモロ出しだったのでスパッツの着用が認められたのです!」
ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、あのままだとガチで性犯罪助長してる気がしたから」
ζ(´ー`*ζ 「おへそはまんまだけど、とりあえずパンツは見えないから良し!」
('、`*川 (……でも、スパッツって)
( ・∀・)(逆にエロい)
( ^ω^)(逆にエロい)
('A`) (逆にエロい)
|゚ノ ^∀^)(逆にエロい)
<ヽ`∀´>(逆にエロい)
( ゚∀゚ )(逆にエロい)
( ^ν^). (逆にエロい)
【逆にエロい】
- 537 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:25:50 ID:4dS44y2Y0
-
('A`) 「さて、無事着替えや準備も済み手のあいている人はビラ配りに行ってもらったが」
ミセ*゚ー゚)リ 「人来ないね」
( ^ω^)「雨も止んできたし、そろそろ増えると思うお」
('、`*川 「ねー、ミセリ。この余ってるメイド服どうする?」
ミセ*゚ー゚)リ 「うーん、どうしようね…」
('A`) 「あ、なんだったら俺着ようか?」
( ^ω^)
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ
('A`)
('A`) (俺は)
('A`) (俺は何を言っているんだ)
【願望、漏れる】
- 538 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:26:45 ID:4dS44y2Y0
-
ミセ*゚ー゚)リ 「それでさ、もうちょっと女の子っぽい立ち方してみて?」
(*'A`) 「こ、こう?」
, ‐ ―─ 、
/ \ ←少しおかしい頭
/ i
l l
自他ともに認める残念フェイス→ l / ヽ /
l* |\ * /
ヽ | ̄\ /
> -r ' ゛l/ヽ,、
`rr┴ '" ./>--、 ←肩出しブラウス
_.. r '"Hヽ ./ ヽ
r'" レ'/^/:.ヽ☆/ i. ←細い肩
l / /:::/ .Y i. /
薄い胸板→ j / /:::/ l. l. ,'
ノ/ ,:'::::/ ',. l l
.鄱| /:::::/ ヽr‐v-r‐ト,
/;;;:/../:::::/ .|ーy^vーi'
./:;;:/../:::::/ ./!:;;;;;;;;;;;;;:l
./:;:;/../:::::/ / l:;;;;;;;;;;;;;;:l
不健康に細い腰→ /;;/../:::::/ / |:;;;;;;;;;;;;;;:|
〆 ./:::::::,' i. l:;;;;;;;;;;;;;;;:!
/ /::::::::; ヽ |:;;;;;;;;;;;;;;;:! ←袖(濃紺)
/ ./::::::::::! ヽ l:;;;;;;;;;;;;;;;;:l.
. / .../::::::::::::i \.|:;;;;;;;;;;;;;;;;:l.
i 〈::::::::::::::l |:;;;;;;;;;;;;;;;;;:l.
l /\::::/ |:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l
./l ./ Y .!:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l
. ,〈 ,ヽ./ ヽ /|:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l
/;;;;/ \ / l:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l
/;;;;/, \ / l:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l.
フリルエプロン→/ヾ〈. ヽ \ / ,l:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l
ゝ、`ヽ > `" ,r'l:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l.
. l ゙`、 Y \ ☆ ,/゙:,l:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:',.
レ' じ|\ >、.. ★ r-'" ,/|ヾ〜yーr-j¬v/〉
lー-.く ` ‐-ト、,,,,,,,,,、 r-‐‐ '" L..、 '"! ヽ,v、L,、j,,,,h,,_y/
l;;;;;;;;;;;;`ー-┬L.____,l...,、=‐‐ '";;;;;;;;l し' レ' ヽ.ハ/
ニーハイソックス→ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l ↑
棒のような足→ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l 微妙に手の隠れるフリル
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:l
( ^ω^)(果たしてどこに需要があるのか)
【無駄な手間】
- 539 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:27:26 ID:4dS44y2Y0
-
(*'A`) 「スカートってなんかスースーするね」
( ^ω^)(なぜ赤面する)
ミセ*゚ー゚)リ 「分る分る、すぐに慣れるよ」
|゚ノ ^∀^)「あら、ドックンついにこちら側に来たの?」
('A`) 「ちがうわ、余ってたの着てみただけだ」
|゚ノ ^∀^)「華奢だから結構似合ってるじゃない
('A`) 「複雑」
( *><)「すいませーん、メイド喫茶ってここなんです?」 ガラッ
('A`) 「はーい!おかえりなさいませ!!」
( *><)
('A`) ←メイド服を着た顔面残念男
( ><)
( ><)「詐欺だ」
【魂の呟き】
- 540 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:28:07 ID:4dS44y2Y0
-
( *><)「一時はどうなるかと思ったんです!」
( *><)「半端に似合ってるから余計に気持ち悪かったんです」
ミセ;´ー`)リ 「はいはい、いいから注文決まったら呼んでね」
('A`) 「あの失礼な男はミセリさんの知り合いか」
ζ(゚ー゚*ζ 「そ、中学校のときからの後輩なんだって」
ζ(゚、 ゚*ζ (ミセちゃんは年下好きだから……)
( ・∀・)「お客さん連れてきたよー!」
ζ(゚、 ゚*ζ (……モラ君の、ライバル?)
ζ(゙〜゙*ζ 「ふふ…おもしろくなってきたわ……」
('、`*川 「いいから働け」
【ブレな過ぎる女】
- 541 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:28:47 ID:4dS44y2Y0
-
('A`) 「お帰りなさいませご主人様ー」
ΩΩΩ 「詐欺だー!!」
('A`) 「お帰りなさいませご主人様ー」
(´・ω・`) 「ぶちころすぞ」
( ^ω^)「いつまでその格好してるつもりだお」
('A`) 「結論から先に言おうか?」
( ^ω^)(ついに目覚めたか?)
('A`) 「チャック噛んで脱げない」
( ^ω^)
【忘れられていた不具合】
- 542 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:29:32 ID:4dS44y2Y0
-
( ´_ゝ`)「委員会の巡回だ」
(´<_` )「営業許可証の確認を」
('A`) 「いらっしゃいませご主人様ー」
( ´_ゝ`)
(´<_` )
('A`)
( ´_ゝ`)
(´<_` )
('A`)
( ´_ゝ`)「おk、ブラクラゲット」
(´<_` )「流石だな」
('A`) 「流石だな」
【グロ中尉】
- 543 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:30:14 ID:4dS44y2Y0
-
( ´_ゝ`)「盛況なようで何よりだ」
(´<_` )「今のところ一番客の入りがいいぞ」
('A`) 「当然だ。事前の準備から何から他とは力の入れようが違う」
( ´_ゝ`)「午後には雨も収まるそうだ」
(´<_` )「引き続き頑張ってくれよ」
('A`) 「どうせだから一杯飲んでったらどうだ?」
( ´_ゝ`)「ふむ、時間はあるし…」
(´<_` )「俺たちも可愛いメイドさんに媚び諂ってもらおうか」
('A`) 「よし、しっかり貢献してくれよ。っと、みんな忙しそうだな…」
('A`) 「俺が接客しよう。一応メイドだ」
( ´_ゝ`)
(´<_` )
【店長を呼べ】
- 544 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:30:55 ID:4dS44y2Y0
-
ζ(゚〜゚*ζ 「サダちゃん、流石くん来てるよ!」
川д川 「ほ、ほへっ?!」
ζ(゚〜゚*ζ 「このコーヒー二つ、流石くんのだから届けてきなよ!!」
川;д川 「え、い、いいです!」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ダメだよ!積極的にいかないと!好きなんでしょ?」
川;д川 「いや、その好きって言うか」
ζ(゚、 ゚*ζ 「っていうか?」
川*д川 「絡むのを見てるだけで満足って言うか……」
ζ(゚、 ゚*ζ 「から…む……?」
【醗酵(やんわり)】
- 545 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:31:36 ID:4dS44y2Y0
-
从 ゚∀从 「っと、すまねえアタシ科学部の方行って来るわ」
(;'A`)そ 「もうそんな時間か?!ここで抜けられるのは辛いな」
从 ゚∀从 「代わりにこいつ置いてくわ」
('A`) 「こいつ?」
┌∞─┐
∪ |::━◎┥∪ ガガッ
V| |V
|:日 日:|
└┬┬┘
. 亠 亠
('A`)
从 ゚∀从 「茶を運ぶくらいなら出来るはずだから。じゃ!」
('A`)
|::━◎┥オカエリナサイマセ ゴシュジンサマ
('A`) 「詐欺だ」
【ロボメイドっていいよね】
- 546 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:32:16 ID:4dS44y2Y0
-
大図解:お茶運びロボメイド歯車王ちゃん
カミソリ製のリボン
↓
┌∞─┐
握力18kg→ ∪ |::━◎┥ ←モノアイ
V| |>
愛され寸胴ボディ→ |:日 日:|∩ ←腹の立つセクシーポーズ
└┬┬┘
亠 亠 ←内股気味の華奢な足(最高時速15km/時)
全長:157cm パイロット:村田ちゃん
('A`)
('A`) 「メイド要素が見当たらないよハイン……」
【メイドは見た目でなるもんじゃない。心でなるもんだ】
- 547 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:32:56 ID:4dS44y2Y0
-
|゚ノ ^∀^)「お帰りなさいませご主人様」
( ^Д^) 「久しぶり」
|゚ノ ^∀^)「あら、あなたこの前の」
( ^Д^) 「覚えててくれた?」
|゚ノ ^∀^)「あなたほど大きい人は中々居ないもの。お一人様?」
( ^Д^) 「ツレがいるんだけど、はぐれちまって」
|゚ノ ^∀^)「じゃあ、ここで待つといいわ。少し空いてきたし」
( ^Д^) 「ああ、そうさせてもらう」
|゚ノ ^∀^)「おススメはカプチーノ。お茶の他に変り種ジュースとかも揃ってるわ」
( ^Д^) 「……山形さくらんぼサイダーと、手作りクッキーで」
|゚ノ ^∀^)「かしこまりましたご主人様」
( ^Д^) 「……」
( ^Д^) (なんで一人だけ男の格好なんだろ)
【知らぬが仏】
- 548 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:33:38 ID:4dS44y2Y0
-
( ^Д^) 「お、きた……」
|::━◎┥ウィーン
|::━◎┥ オマタセ イタシマシタ ゴシュジンサマ
|::━◎┥ サクランボ サイダート クッキーデゴザイマス
( ^Д^)
|::━◎┥ ヒトクチメ 「アーン」 ノサービス ガゴザイマス イカガデスカ?
( ^Д^)
|::━◎┥-⊂○ カイコウ ヲ カクニン ハイ アーン
( ^〜^)
|::━◎┥ ゴヨウノ サイハ モウシツケクダサイ ゴシュジンサマ
( ^Д^)
ミセ*゚ー゚)リ 「ハグちゃーん、こっちおねがーい!」
三|::━◎┥ リョウカイ
( ^Д^)
【未知との邂逅】
- 549 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:34:20 ID:4dS44y2Y0
-
某所:
イル#゚〜゚) 「キャオラ!!」
ゲシッ
○ノ
ノ\_・'ヽ○.
└ _ノ ヽ
〉
( ゚∀゚) 「Set Gungnir...」
ドンッ
○ _ ,: 、 ヽ○
/| ̄´ ゙ , ; /ヽ
| | , 〈\
トル;゚〜゚) 「だあくっそ!!倒しても倒しても沸いてきやがって!!
_
( ゚∀゚) 「足止めが増えてきたってことは近づいている証拠だ。焦るなよ」
Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω Ω
トル゚〜゚) 「…多すぎだろ、いくらなんでも」
_
( ゚∀゚) 「サダハルの野郎…」
【AAの省エネ】
- 550 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:35:01 ID:4dS44y2Y0
-
トル゚〜゚) 「ゼェ…ゼェ……」
_
( ゚∀゚) 「大丈夫か?」
トル゚〜゚) 「…なんてこと無い」
_
( ゚∀゚) 「学校に大規模な結界を張ったんだ、消耗も仕方ない。少し休もう」
トル゚〜゚) 「……わかった」
トル゚〜゚) 「……あいつらが、休ませてくれたらな」
( ゚∋゚) ( ・3・) ( ´W`) ( ゚д゚ ) | ^o^ | ゴゴゴゴゴ
_
( ゚∀゚) 「あちゃー、追い込まれてんのはこっちだったかな」
【策士サダハル】
- 551 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:35:51 ID:4dS44y2Y0
-
(´・_ゝ・`) 「そうか。奴らを包囲できたか」
( ´W`)ゝ
(´・_ゝ・`) 「最高神と最強神だ。この程度でやられてはくれんだろう」
( ・3・)
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「そうだな。悪戯に同胞を散らせるわけにはいかん…」
(´・_ゝ・`) 「シラヒーゲ、待機している全軍に知らせろ。こちらから仕掛けるぞ」
( ´W`)ゝ そ
(´・_ゝ・`) 「ああ、おやつは500円以内」
( ゚д゚ )ノ
(´・_ゝ・`) 「バナナはおやつに含みません!」
【生きて帰るまでが戦いだ】
- 552 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:36:31 ID:4dS44y2Y0
- _
( ゚∀゚) 「……トール」
トル 〜 ) 「なんだ」
_
( ゚∀゚) 「やりすぎだ」
_________________________________________
,ヘ,ノ;::ヽ、ノ|
`ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ)
,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、
-=彡:::::::::ノ::::::ノヾノVi:::::ヽ:::|
<;;:::;;;:::::::::::トル:::;;;;:::;;;:l;;::::::ル
ノ;;:::::::::::::イ::::::ヽ,;;メ'_`ノ::;;;;;ハ>
/:::::::::::::::::>―|::ノ≧≦{::/:::;;ノ
/::::::::::::::::iそ 》ヾミヾノ彡へ、
>:::::::|/_|´゙゙;, ト、 (ノ゚丶)>、
-ニ三::::_Уマヽノ:::j、 ;;; I .ハ
/⌒ヽ∧∧ /⌒ γ‐‐く\ヽ /:::::::::! ;;;;; ,,,/ /⌒ヽ∧∧ /⌒ヽ∧∧
と_)_つ×W)つ と_)_ レィへ\ヽン:::::::::::::::|;;; ,;;ミ|ヽ、 _)_つ×3)つ と_)_つ×3)つ
゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙.ヾ巛ム | |ノ::::::,ヘ::::/ ゙;゙゙ヽ>-、゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
/⌒ヽノノノノ /⌒ヽ_, ― 、 .´゙;'゙'"´ )ノ )ヘ〈iiIII I I I II Iii〉彡| /⌒ヽ∧∧ /⌒ヽ∧∧
と_)_つ ∋)つ と_)_つ×д)つ -‐'ニ-ノ::.::>:::||::::::>:::`Y ソ と_)_つ×3)つ と_)_つ×W)つ
゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ,ィ": ̄/.:/|:.::.:::::::|:::::::|:::ゞ:::::\\ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
/⌒ヽ∧∧ /⌒ヽ∧∧ |:.::.::./.::://::::::://::::::::|:::::||:::::::||::::.\ ノノノノ /⌒ヽ∧∧
と_)_つ×W)つ と_)_つ×3)つ\,/::::/::/:::::::::|:: !::::::::/::::::::|ヾ::::ヘ\:::::゙゙ヽ ∋)つ と_)_つ×3)つ
゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ . ̄|/::::::::::>:/:::::::.:||::::::::::ヾ\:::::\\::/ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
/⌒ヽ_, ― 、 /⌒ヽ∧∧ / . \从|:::|:::::::::::||:::::::::::::|::::.:|从|../^ ∧∧ /⌒ヽ_, ― 、
と_)_つ×д)つ と_)_つ×W)つ と_)_ . `!ヽ|__:.:.:.:||:::.:::_从|>'::::::::::::/ つ×3)つ と_)_つ×д)つ
゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙ i::::::::::::::::「 /::::::::::::〆 ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
/⌒ヽノノノノ /⌒ヽ∧∧ /⌒ヽ_, ― |:::::⊂二) |ゝ::::::/ /⌒ヽ_∧∧ /⌒ヽノノノノ
と_)_つ ∋)つ と_)_つ×3)つ と_)_つ×. |⊃:::::::::| .|::::::::/ と_)_つ×W)つ と_)_つ ∋)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トル゚〜 ) 「……今までが甘やかしすぎたくらいだ」
_
( ゚∀゚) 「……」
【AAがあまりにグロかったので優しい表現に変えています】
- 553 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:37:14 ID:4dS44y2Y0
-
キュピ─wwヘ√レvv〜─イル゚〜゚)─wwヘ√レvv―ン!!
_
( ゚∀゚) 「どうした?」
トル゚〜゚) 「…学校の結界に巨人が触れた」
_
( ゚∀゚) 「おとなしく追い回されてはくれんか」
_
( ゚∀゚) 「こっちは私に任せて……」
トル゚〜゚) 「いや、私が王を叩く。そもそもお前が巻き込んだからお前が守れ」
_
( ‐∀‐) 「ふぅ…」
_
( ゚∀゚) 「分った、くれぐれも深追いはするなよ」
トル゚〜゚) 「分ってる」
_
( ゚∀゚)つ‐ 「これ、持ってけ」
トル゚〜゚)つ‐ 「なんだこれ」
_
( ゚∀゚) 「予備の眉毛だ」
トル゚〜゚)
_
( ゚∀゚) 「予備の眉毛だ」
【消えたりズレたり飛んでったりした時のための】
- 554 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:37:54 ID:4dS44y2Y0
-
学校:校舎裏
(,,゚Д゚) (プギャーとはぐれ、探して歩いて見たものの人混みに酔い)
(,,゚Д゚) (逃げてきたのが校舎裏とは、俺もつくづく不良になったもんだ)
(,,゚Д゚) (プギャーには悪いが少し休ませて貰うか)
(,,゚Д゚) (……ん?)
Ξ
(((つ゚д゚)つ Ξ ソーッ
Ξ
∩ 、Ξ
(∩゙д゙)ミΣ:'、 バチッ
'Ξ
(,,゚Д゚) (何やってんだアレ)
【侵入者と防壁の図】
- 555 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:38:40 ID:4dS44y2Y0
-
(,,゚Д゚) 「おーい、あんた、こんなところで何やって……」
(;,゚Д゚)そ !?
その時、ギコの背筋を駆け上がった電流のような感覚は、
決して触れてはいけない猛獣を目の前にしたときと同じものだった。
戦慄。まさにそれである。
目の前にいる、お世辞にも厳ついとは言えない男からほとばしる、圧倒的なオーラ。
殺気とも闘気とも付かない独特なそれは、ギコの全身に冷や汗を拭かせるほど強烈だった。
無意識の内に拳を握り構えを取ったのは、一人の武闘家として必然の動きである。
(o,,゚Д゚)o 「あんた何モンだ、こんなとこで何をしている」
嫌な予感がした。
日常を戦いの中に置いているからこそ感じる、経験則による第六感。
この男は、良くない事態の種を抱えている
それは予測の域を飛び越え、核心となってギコの拳を固めさせた。
【おまけのノリの持ち込みはご遠慮ください】
- 556 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:39:21 ID:4dS44y2Y0
-
( ゚д゚ )
(o;,゚Д゚)o (……すげえ眼光だ。構えてなかったら裸足で逃げ出すぞ)
( ゚д゚ ) 。o((´・_ゝ・`) 「出来れば、人間に無駄な被害を出したくは無いが…」)
( ゚д゚ ) 。o((´・_ゝ・`) 「敵意を向け、ジャマする者がいた場合は仕方ない」)
( ゚д゚ ) 。o((´・_ゝ・`) 「各自の判断で、排除しろ」)
(o ゚д゚)o スッ
(o;,゚Д゚)o (やる気か…しかたねえ……ほっといて誰かが傷つくのも面白くねえしな)
(o#,゚Д゚)o 「いくぜゴルァ!!!」 ダンッ
(o ゚д゚)oそ !!
【溢れ出る男気】
- 557 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:40:03 ID:4dS44y2Y0
-
吹き飛ばし強打
│ 外壁
ガンッッ │
_ - ゴルァッ │
- ヽ、从,/ ・。;、'∧'ヽ │
_( ゚д)__=_、 ⌒ヾて , ∴・'∵(,#)Д゚)' ;´ │
( _ __二_r) ; '}ぞ , ´ ⊂ ⊂ ノ ゚ |
三 / ─ =ゝ ,ノ( ⊂二/ ノ │
/ ( __ ̄`) /Y⌒\ (,,/ │
三 /三' /;,) │
( __〈;;ヘ(__ヽ从/;:) │____
ステップ → 追撃コンボ
| 外壁
ゴガガガガガガッ ヽ、,从/|
ノγ⌒|ゴr
-‐―=─_ ̄ニ=‐-、从 _/,√
_ ̄‐-――=─= ̄──''∧て/\_
‐ ─ _三 ゚д)_  ̄ ─ =‐-、( ,, } イ丶 ,y
‐ ─__‐ ── =‐-、_‐─''⊂ 〉 そ─<,
 ̄ ̄─三 = ̄_─''=‐-、⊂ニノ(/ \
; .: / ,∠ ̄`) ̄ ̄‐ ─''_ノ( |⌒\,へ 、
人/! , ; (:::へ三 / 三 / ∴`:; ´,`,⌒\ 'ヽ, ;
从ノ レ, (\从(_ ノ、从 (_ )从;);.;゛┼゙'。;゙゚+|____・
【砕け散る男気】
- 558 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:40:45 ID:4dS44y2Y0
-
ヾ(*゚д゚*)ノシ フシュルー
(;,メД゚) (強い、強すぎる。あんなのがこんなに強いなんておかしいだろ…ッ)
<(*゚д゚*)> ムキッ
(;,メД゚) (でも、この人間離れした感じ、どこかで……)
______________________________________
キュピ─────────( メ∋゚)──────────ン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(;,メД゚) (そうだ…アイツだ、アイツと似てるんだ…!)
(,,メД゚) (だが、違う。技のキレも、膂力も、アイツの方が圧倒的に…)
(,,メД゚) (…いける。あの組み手をこなした今の俺なら、決して勝てない相手じゃない!!)
(*゚д゚*)d゙ クイクイッ
(,,メД゚) 「調子に乗っていられるのは今のうちだぜゴルァ!!」
(,,メД゚) 「いつもとは違うってことを見せてやるぜ!!!」
【いつものフラグ】
- 559 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:41:32 ID:4dS44y2Y0
- _____ _ _ _ _ _
―‐━ il___ il li l! il li li l! il li li l! il li li l! il li li l! il li li l!  ̄ ̄
__ / il li l! il li li l! il li li l! il li li l! il li li l! il li li l! _  ̄
 ̄ ̄ __ / \ il ┌┘ il ┌┘ il ┌┘ il ┌┘ il ┌┘  ̄ ̄ _
―━ il__/\__il il_l! il_l! il_l! il_l! il_l! ━―  ̄
, -、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ――――――  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( i!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ――
__ ―――――― _____  ̄ ̄ ̄ 〉 l! ―――― ___  ̄ ̄ ̄
_____  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ___ l |!l  ̄ ̄ ̄ ――― ゴrッ  ̄ ̄ ̄ ̄
―――― / /l \ゞ从// `';:゙´ ,;:'゙´゙'゙,:' ゙' :;.,;'゙'゙´ ――
 ̄ ̄ ――――  ̄ ̄ ̄ ̄ (, ゚д) /l! ‐> <‐ ;・,' , - - 、 ,:' ,: ゙´  ̄ ̄
――― __ _ ⌒ _ ソ д) //乂ゞ\、从レ/,.' ,,)> ,:゙ '゙'
―――― __ (, ゚д)―´ = ̄ ̄ 二 \、从レ/ ‐> <‐゙';:,⌒) ゙'・゙ ゙'゙`':,  ̄ ̄
――  ̄ ̄ ̄ _≠´_ = ̄  ̄ 二= ― ̄‐-> <- //乂ヾ\ ゙;/ 、 `゙':, ,。 ゙
―――  ̄ ̄ ̄ =三 ̄ __,) イ=― ̄__ l イ//乂ゞ\、从//__ノ , ゙ ,:゙ ゙'゙ ――
___ ―――  ̄/ l i ( ゚- ― =−-_ ‐> <‐/ ゙',;:'゙´ `';、  ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ____ / `‐-、''  ̄ __ -―=  ̄//乂ゞ\ ゙';:'゙ `゙'; ___
―――― / /''‐-、 ヽ ノ  ̄ ヽ \ ,・;゙ ヽ/ /、`゙';、 ――  ̄ ̄ ̄ __
―――― ___ / / / `{ |` ̄ 、{ |ヽ ヽ / / ) ____ ――――
 ̄ ̄ ̄___ / / / ,/ | |‐ゥ ) | { l / /__ノ
_____ / / / ̄"⌒ __| |/ / | | | | ノ / ―――  ̄ ̄ ̄ ̄ ___
――――― ヽ_`) l__/ ̄ ̄ 〈__`)__) ___)(_`),_ソ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―――――
 ̄ ̄ ━ _ = ―― _  ̄ ̄―__ ━―  ̄ ̄_ = ――━  ̄ ̄ __
── ━  ̄ ̄ ―― = _ ━━  ̄ ̄ ― __ = ― __  ̄ ̄ ━―  ̄
【折れる骨、折れないフラグ】
- 560 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:42:15 ID:4dS44y2Y0
-
_____
//⌒____ \
//_/ \\ \
\\ \
\\ \
(( |
| |
| ∩| \ワンッ/↓
| | | ,,,,,
| | | ▼・ェ・▼
| / | ヽ,/゙゙゙゚゙゙|
/ / (ヾ∪∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【いつもとの違い】
- 561 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:42:55 ID:4dS44y2Y0
-
午後:教室
ミセ;゚ー゚)リ 「ふー、お昼過ぎたらお客さん引いてきたね」
( ^ω^)「もうすぐ体育館でライブだからお」
ζ(=、 =*ζ 「ちかれたぁ……」
('A`) 「デレさん、休憩入ってー」
ζ(゙A゙*ζ〜 「やっと休憩だぁ……」
|::━◎┥ ココハ ワタシニ マカセテ
ζ(´ー`*ζ 「ありがとうはぐちゃーん」
|::━◎┥ ドウイタシマシテ
('A`) 「……」
('A`) 「村田ちゃんも休憩していいよ」
|::━◎┥「えっ?あ、私は大丈夫ですよ」
('A`)
|::━◎┥そ
('A`)
|;:━◎┥
【科学部の一年生】
- 562 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:43:36 ID:4dS44y2Y0
-
屋上:
ζ(´、 `;ζ 「ふう、人居なくてここが一番落ち着くなあ」
::ζ(´、 `;ζ:: ブルルッ
ζ(´、 `;ζ 「うー、雨はやんだけどやっぱり外は寒いなあ。ジャージじゃ足りないや」
ζ(´、 `;ζ (やっぱり戻ろう)
ファサァ
ζ(´、 `*ζ 「ほえ?あったかい」
( ・∀・)「こんなところで何してるの、デレさん、ジャージじゃ風邪ひいちゃうよ」
ζ(゚ー゚*ζ 「休憩中ー。モラ君は?」
( ・∀・)「ビラ配り終わったところ。デレさんが薄着でここ来るの見えたからさ」
ζ(゚ー゚*ζ 「それで学ラン掛けにきてくれたんだ」
( ・∀・)「そんなとこ」
ζ(^ー^*ζ 「へへー、ありがと。あったかいよ」
( ・∀・)「どういたしまして」
【まあコイツ覗き犯なんすけどね】
- 563 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:44:17 ID:4dS44y2Y0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「それにしても忙しいよね、メイド喫茶」
( ・∀・)「皆可愛いからね、自然に足が向くんだと思うよ」
ζ(´ー`*ζ 「またまたぁ。うまいんだから」
( ・∀・)「本音ですから」
ζ(゚〜゚*ζ 「そんなこと言ってるとミセちゃんに怒られるよー」
( ・∀・)「……そのことなんだけどさ」
Σζ(゚Д゚*ζ 「お!何?!相談!?いいよ!お姉さんにドンといってみなさい!!」
( ・∀・)「僕が好きなのデレさんだから」
ζ(゚Д゚*ζ
( ・∀・)
σζ(゚Д゚*ζ
( ・∀・)σ
ζ(゚Д゚*ζ 「な…ッ」
ζΩΩΩζ 「なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえッ!??!」
【一人三役】
- 564 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:44:59 ID:4dS44y2Y0
-
ζ(゚Д゚*ζ 「でも!ミセちゃんとあんな仲よさそうに!!」
( ・∀・)「ミセリは中学校同じだから、協力してもらってたんだ」
ζ(゚□゚*ζ
ζ(゚Д゚*ζ 「え?え?じゃああの日曜日の、保健室の謎の会話は?!」
( ・∀・)「?…ああ、もしかして>>324の時のこと?」
ζ(゚Д゚*ζ 「うん!!あの時、なんか思わせぶりな事いってたじゃん!!」
( ・∀・)「あれは、ミセリが僕とデレさん二人っきりにしてくれるって言ってたのに、台無しにしちゃったから」
( ・∀・)「別に特殊な話はしてないよ?」
ζ(゚言゚;ζ 「なん・・・だと・・・」
【扉の向こうの勘違いガール】
- 565 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:45:41 ID:4dS44y2Y0
-
( ・∀・)「それで……」
ζ(゚ぺ*ζ 「えっあっはい!!」
( ・∀・)「返事、どうかな?」
`,ζ(´△`*ζ アワワ
( ・∀・)「出来れば、明日の休憩時間に、一緒に回れたらなって」
`,ζ(´□`;ζ (普段のヘタレッぷりが恋しいくらいグイグイ来る!!)
( ・∀・)「…ダメかな」
`,ζ(´□`;ζ 「だ、だめとかではなくてですね!」
【不意打ちに弱い女】
- 566 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:46:23 ID:4dS44y2Y0
-
ζ(゚、 ゚*ζ 「……私ね、重いらしいの。昔付き合った人に言われたんだけどね」
ζ(゚、 ゚*ζ 「大変だよ。私と付き合うの」
( ・∀・)「付き合うのが大変じゃない人なんていない」
ζ(゚、 ゚*ζ 「重いよ、ウザイよ?」
( ・∀・)「僕、能天気だから、そういうの気にしない」
ζ(゚、 ゚*ζ 「メールとか、しつこいし、長いし」
( ・∀・)「望むところです」
ζ(゚、 ゚*ζ 「すごくわがままだよ?」
( ・∀・)「場合によっては怒る。でも、嫌いになったりしない」
ζ(゚、 ゚*ζ 「…本気で好きになっちゃうよ?」
( ・∀・)「僕はもう、本気だから」
【ここライフポイントが尽きた】
- 567 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:47:03 ID:4dS44y2Y0
-
学校近く:学校の外
_
( ゚∀゚) 「…サダハルめ、ここまで本気か」
( ゚д゚ ) ( ・3・) | ^o^ |
_
( ゚∀゚) 「正直ちょっとしんどい。結界守りながらって言うのがまた」
| , `∴'^ | パチュン
_
( ∩・3・)三つ 三つ バババッ⊂三 ⊂三(゚∀゚∩)
∩ 、Ξ
(∩゙д゙)ミΣ:'、 バチッ
'Ξ
_
( ;゚∀゚) 「だあ、もう!結界にさわんな!!」 ヒュンッ
|木|/゙
| | ドゴッ
|※|彡
| |彡 サッ
|木|/゙
| |
|'* |゚ ) チラッ
| とノ
( ゚∀゚) イラッ
【おちょくられる最高神】
- 568 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:47:45 ID:4dS44y2Y0
- _
( ;゚∀゚) 「くっ、結界も弱ってきてるな」
_
( ゚∀゚) 「ん?」
ノ`ヽヽ
/  ̄ `ヽ、
| |
_,,..-‐ 、._ _,,.-|◯_ ◯ ト、__,,..-‐- 、.,,..__ __
,. '"´` ゝ'"´ | (-- |\ハ Y´´, `__.00 n ∩
__,/ ‐‐∨ ノ{  ̄ | ハλ ヽ.フ /└‐┐ | ,⊆ ⊇、 [][]「l ∪
,. '´ '´,'/ ,、Y,ノ _,/ ハ __ 八 }八\ ', . ┌‐┘ |  ̄U ̄ くノ o
/, '´ `7´ ∩、.ミミ三彡 ∧ Vノ/\Χ へ、ヽ-S>- ).. ̄ ̄ '、 ヽ \
/ / ′ `,' )ー,ニ-‐-、〉 _ハ )´-‐' ̄ ̄``ー', <{ , ` `、_〉ゝ-ー ヽ、
|イ: , ,、_i , / ' λ } ``ー'´ ノ´ノ´⌒ヽ、、 ー<7´ ヽ ', ∨{ λ
ノ/ Y´⌒ ト、 , / /´/ // ノ ヽ 〈 ` `、 ヽ 、\ ',ハ 、} i
{´, ' . ', / 》ミニ彡テ彡彡彡彡´ -‐‐ー ナ`、._ ヽ、 ヾミ、、._ \ミ/ ̄ ̄ `ヽ、 ,、 ', ヘ.
/´ヽ \、. }《 ,'´ `▽´゙ミミ=ー 〃 ``ー- ``ー-ミ三/ \,,``ヽ.ヽ、
{'、,.. 、 ∨N、. /ノ \ \ 八 _,,..-‐ 、._ _| ト、__,,..-‐- 、.,,..__ __
Aハ、._ 、 }ー、ミ、_,,/ `ヽ、ミミ` 'フ´ }λ_. ,. '"´` ゝ'"´ | ^ ^ |ハ Y´´, ``丶-、._
{ 〉⌒ヽ ハ Wi ,{ ヽミ`亡 ´ __、`__,/ ‐‐∨ | ◯ | ハλ ヽ.フ /=、、 \
| { `.j ', ! } } ___ ,-´ ̄\ \` ̄ ,. '´ '´,'/ ,、Y,ノ _,/\ / ', し、 、
',∧ ', _ |ハ.} ,} /´ /´`ハλヽミ、 _/, '´ `7´ ∩、.ミミ三彡 \___/ /\Χ へ、ヽ-S>- )´ ヽ、 '、
ヽ〉,''"´{ ,-.``ヽy ,..-イ ,' ' リ ',ヽ、ソ. / / ′ `,' )ー,ニ-‐-、〉 _ハ )´-‐' ̄ ̄``ー', <{ , `
{ ゚_,..-‐- 、. レ / / ,' / ! y'´'. |イ: , ,、_i , / ' λ } ``ー'´ ノ´ノ´⌒ヽ、、 ー<7´ ヽ ',
V `o _o`∨ ノ / / / ∨.... ノ/ Y´⌒ ト、 , / /´/ // ノ ヽ 〈 ` `、 ヽ 、\
λ/7´ `ヽ´ヽ,-、.//,.., / i |.. {´, ' . ', / 》ミニ彡テ彡彡彡彡´ -‐‐ー ナ`、._ ヽ、 ヾミ、、._ \ミヽ、._
( ヾ_ ,' ``´``,ヽ、) 7 / ! ! /´ヽ \、. }《 ,'´ `▽´゙ミミ=ー 〃 ``ー- ``ー-ミ三ニ=三
λ `ニ==、-ク { { /i l {'、,.. 、 ∨N、. /ノ \ \ 八 _,,.-'´,'7/  ̄
{ヽ、´ ///ノ / i ',\Aハ、._ 、 }ー、ミ、_,,/ `ヽ、ミミ` 'フ´ }λ_ ー-‐‐''"´彡/´ {、、
〉人__,..-、ノー"//// ! ``ヽ、._ヽ.{ 〉⌒ヽ ハ Wi ,{ ヽミ`亡 ´ __、` ̄二ら彡7/ィ} \、__,
i / }ノ/ A 、 ー ..__| { `.j ', ! } } ___ ,-´ ̄\ \` ̄´_,,,,....,,_ 彡彡'´ ノ/
∧、', ノ´´ / λ ',. ',∧ ', _ |ハ.} ,} /´ /´`ハλヽミ、 _ノ´ _ ``ヽ<≦´`'、
/ ヘヽ' <'´ } ',丶 /ヽ〉,''"´{ ,-.``ヽy ,..-イ ,' ' リ ',ヽ、ソ´{.ー, ''´ ヽ▽ミヾ、
/ { ', ∧ }', ヽ、/ { ゚_,..-‐- 、. レ / / ,' / ! y'´' /´ ノ゛ ` ! }:} !
_
( ∀ ) ゚ ゚
【追加はいりまーす】
- 569 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:48:27 ID:4dS44y2Y0
-
( ゚∋゚) !! | ^o^ | !!
_
( ;゚∀゚) 「クソが!!」
/ ̄\て,
| ^o^ | そ
,\_/
__〃`ヽ 〈_ ズ
γ´⌒´-−ヾvーヽ,⌒/ /ヽ
/⌒ ィ, `i´ / /); `ヽ
/ ノ^ 、___¥_/ /_人 |
! ,,,ノ爻\_ _,/ / ノr;^ > )
( <_ \ヘ、,/ /, __,+、__rノ/ /
ヽ_ \ / /)ゝ、__,+、_ア〃 /
ヽ、_/ /__ ヽ.=┬─┬〈 ソ、
バ  ̄〈J .〉、| |, |ヽ-´
/"" | |: |
レ :|: | リ
/ ノ|__| |
| ,, ソ ヽ )
.,ゞ__) イ__ノ
ズ  ̄ ̄  ̄ ̄
___ __ バ
y ̄レl 〈´ ̄リ
/ ノ | |
l / l;; |
〉 〈 〉 |
/ ::| (_ヽ \、
(。mnノ `ヽnm
_
( ゚∀゚)そ
(‘_L’)つ╋── 「まったく、勝手にいなくなって何をしていたかと思えば……」
_
( ゚∀゚) 「テュール!?」
【※北欧の戦神、腕がラス一】
- 570 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:49:10 ID:4dS44y2Y0
-
(‘_L’) 「けいたい忘れていっただろう。トールからのめーるが来ていたぞ」
_
( ゚∀゚) 「いやん、勝手にメール見たの」
(‘_L’) 「他のろっくの掛かっているめーるは見ていないがな」
(‘_L’) 「遠方派遣中のトールからの連絡だ、緊急性があると判断した」
_
( ゚∀゚) 「他の神には?」
(‘_L’) 「頼みたかったけど、あいつら自由すぎてつかまらん」
(‘_L’) 「とりあえず、私一人で状況を確認しに来た次第だ」
_
( ゚∀゚) 「……ここまで来られたら話すしかないな」
(‘_L’) 「…うむ、しばし待たれよ」
(#゚д゚#) バッ (#゚∋゚#) バッ
( ゚д/ ,/゚ )そ ( ゚|! i|∋゚ )そ !i( ‘_L’)つ╋──
(‘_L’) キンッ
(‘_L’) 「では、話を聞こう」
_
( ゚∀゚) (おっかねぇ)
【腕はピカ一】
- 571 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:49:52 ID:4dS44y2Y0
-
某所:
(´・_ゝ・`) 「……ほう、テュールが出張ってきたか」
(´・_ゝ・`) 「厄介だなあの手のは……真面目すぎだ」
(´・_ゝ・`) 「そう思うだろう、トール」
ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ
( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ )
ノノノノ /⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ ⌒ノノノノ
(_゚∋ヽミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿∈゚_)
(ノノノノ\ / ヽ / ヽ / . ヽ / ヽ / . ヽ / /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋彡/ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽミイ ∈゚_)
(ノノノノ\| 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿. | /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋| / . | | / | | / . | | / . | | / | | / ミイ ∈゚_)
.( ノノノノ\ . | | .ノ . | | .ノ | | .ノ . | | .ノ | | .ノ. | /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋彡 . 彡彡 彡彡 γハハ 彡彡 彡彡.. ミイ ∈゚_)
.( ノノノノ\ イル゚〜゚) 「……」 | /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋ . ノ| |ヽ中 ミイ ∈゚_)
( ノノノノ\ ノノノノ ノノノノ U Uノノノノ ノノノノ ノノノノ/⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋彡 (_゚∋ (_゚∋ ∈゚_) ∈゚_) ∈゚_)イ∈゚_)
( ⌒\ ( ⌒\ ( ⌒\ /⌒ ) /⌒ ) /⌒ )|/⌒ )
ヽヽ个彡 .ヽヽ个彡 ヽヽ个彡 ミイ // ミイ // ミイ // ミイ //
)). | )). | .)). | | ( ( | ( ( | ( ( .| ( (
(( | (( | (( | | ) ) | ) ) | ) ) | ) )
ヽヽ. | ヽヽ. | ヽヽ. | | // | // | // | //
( ( | ( ( | ( ( | . | ノノ | ノノ | ノノ | ノノ
.ゝゝ| ゝゝ| . ゝゝ| .|ノノ |ノノ |ノノ |ノノ
′′ ミ ′′ ミ ′′ ミ 彡ヽ` 彡ヽ` 彡ヽ` 彡ヽ`
【この緊張感の無さ】
- 572 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:50:35 ID:4dS44y2Y0
-
(´・_ゝ・`) 「……仮の居場所を荒らされた貴様が突っ込んでくることは分っていたからな」
(´・_ゝ・`) 「こちらも、出来うる限りの武闘派を揃えさせてもらった」
イル 〜゚) 「……」 バチチチ
(´・_ゝ・`) 「卑怯とは言わせんよ。正直これでも少ないと思っている」
(´・_ゝ・`) 「覚えているか?昔、私がふざけて「あれ巨人の王の頭なんすよ〜」って指差した山」
(´・_ゝ・`) 「お前、ハンマーでカチ割ったよね。粉々に」
(´・_ゝ・`) 「正直ちびったよあの時」
イル 〜゚) 「……」
(´・_ゝ・`) 「そう怖い顔をするな」
(´・_ゝ・`) 「正直今もちょっとちびってるから」
【豆腐メンタルにも意地はある】
- 573 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:51:22 ID:4dS44y2Y0
-
(´・_ゝ・`) 「白昼、大勢の前で学校を襲撃したことは謝罪しよう」
(´・_ゝ・`) 「だがそれとこれとは別だ。……やれ!」
( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) !!!
イル 〜゚) 「……!!!!」
/|)
;∴ /#`)
∴ / ∪ノノ
; ( ( 〈 ドガッ
i ' .' しヽ ,,)
| ’
|し/ ゴキッ
, -、 `ヽて ・。;、' ノノノノ
( i! }(__ ./ , ∴・'∵(#)∋゚)' ;´
,〉 il! ..._从_,,ィ ,/ / .´ ⊂ ⊂ ノ ゜
il! i|! . ̄ ̄ ̄"''=:、て_,,/ ⊂二/ ノ
、ミミヾ、/ /i- ―=−-_ ヾ〈´, ______(,,/
イト#゚〜) ̄ __ -―= ..て ̄ ̄ ̄ ̄
_≠´_ = ̄  ̄ 二 = ― .く´__ ノノノノ∩
=三 ̄ __,) イ=― ̄-- _ ./ ( ̄ ._( )ノ
 ̄/ l  ̄─--─ ̄ .,ノ:( ̄ .⊂__ ノ´ ドザァッ
/ `‐-、 .='''"⌒\ .⊂二___ノ ∩ ∩
/ /''‐-、 ヽ メゴッ | ∪ |
/ / `{ | ヽ ,ノノノノ
/ / | | ,,;"; ,,;´'; ⊂(#)∋´)
ヽ_`) 〈__`) ィ ,ィ'",イ'"~ , ノ'",´从/’,;∪ヾ
【A.トールの方が大Q.錯覚】
- 574 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:52:03 ID:4dS44y2Y0
-
学校:屋上:
('A`) 「…休憩もいいけど、なーんもやることないや」
……ゴロゴロ……
('A`) 「雷?雨は収まってきてるのに」
……ゴロゴロ……
('A`) 「なんか、嫌な予k…」
ゴロゴロ…ピッシャーン
(◎皿◎) 「ぎゃぁぁぁぁぉやっぱりいいい!!!」ビリビリビリ
(#A#) ぷしゅぅぅぅ…
(#A#) (…この感覚、どこかで……)
【落雷直撃がデジャブ】
- 575 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:52:49 ID:4dS44y2Y0
-
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__. わ た し で す .--
二 = 二
 ̄. トル゚〜゚) . ̄
.-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
(゚A゚)
(゚A゚) 「俺は、こんな大事なことを…!!!」
(゚A゚) 「行かなきゃ!!」 ダッ
【もっといいAAは無かったのか】
- 576 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:53:29 ID:4dS44y2Y0
-
某所:
イル 〜゚) (結界が、破られた?!何やってんだオーディン!!)
壁 |ゝ・`) 「ふふ、人の心配をしている場合か?」
( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) !!!
壁 |ゝ・`) 「確かにお前は強い。巨人を十数人集めたところで、お前を倒すことは出来ん」
壁 |ゝ・`) 「…だが、そこに私の幻術が合わさればどうだろうね?」
壁 |ゝ・`) 「これが、答えだよ、トール」
_________________________________
,ヘ,ノ;::ヽ、ノ|
`ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ)
,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、
-=彡:::::::::ノ::::::::::::ノノVi:::::ヽ:::|
<:;;;::::::::::トル::;;ノ;; fi)l;;::::::ル
ノ;;:::::::イ::::::::;;ゝメ゙''_`ノ::;;;;;ハ> ・・・・・・
):::::::::ゝ,-‐|::ノ≧≦{::/:::;;ノ
ゞ:::::::::〈 、》ヾミヾノ彡へ、
>::;;:ヽ::|そ;;〉 (ノ゚丶)>、!
-/,::;;:::;::|;゙´;;|、 ゙;:;゙゙;: I :; 〉
ノノ;:::;マ;゙.;`W ̄'丁|`ヽ
)ヘ;:::`ー―mh/_丿
ヾ;/ ゙ヾ;゙ ,;゙:゙゙゙ヽ>-、
)ヘI iII I I I II Iii〉彡|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
壁 |ゝ・`) (ここまでボロボロで倒れないあたりがマジで怖い)
【真正面には立てない豆腐メンタル】
- 577 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:54:11 ID:4dS44y2Y0
-
!|i( ゚д゚ )!|i シュタッ
壁 |ゝ・`) 「……!…どうやら、勝負は私の勝ちのようだよ、トール」
トル 〜゚) 「…なんだと」
壁 |ゝ・`) 「目標を捕らえた。これでオーディンは私に手出しできない」
トル 〜゚) 「私が、その程度のことで屈すると思うか?」
壁 |ゝ・`) 「……幻術は他者の心に感応する。貴様の動揺は、既に分っているよ」
壁 |ゝ・`) 「短い期間だったが、人間に触れすぎたなトール。以前のお前なら、強引な手段もありえた」
トル 〜゚) 「……」
壁 |ゝ・`) 「さて、間も無くターゲットがここに到着する。オーディン達も追って来るだろう」
壁 |ゝ・`) 「改めて、自身が負けたことを、痛感するといい」
壁 |ゝ゚`) 「フフフ、ハハハハハハハハッ!!!!!」
【オサムじゃないよ、サダハルだよ】
- 578 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:54:51 ID:4dS44y2Y0
-
壁 |ゝ・`) 「…どうやら、来たようだ」
トル 〜゚) 「…ッドクオ……」
( ゚д゚ )ゞ( ・3・)ゞ
(´・_ゝ・`) 「ご苦労だったな」
「離せ!この!!」
トル 〜゚) 「ドクオ!」
从;'ー'从 「離せって言ってるだろ!!」
トル゚〜゚)
(゚〜゚ルト
トル゚〜゚)
トル゚〜゚) 「え?」
【思わず二度見】
- 579 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:55:36 ID:4dS44y2Y0
- _
( ゚∀゚) 「追いついた!!」
(#‘_L’) 「いかなる理由あれど人を攫うなど言語道断!!」
(´・_ゝ・`) 「くくく、これは壮観だ」
_
( ゚∀゚) 「サダハル、てめえ…」
(´・_ゝ・`) 「動くな!私とて、こんな人質を取る真似はしたくなかったのだがね」
(´・_ゝ・`) 「このままでは確実に巨人は神に滅ぼされる。手を打たざるを得なかった」
_
( ゚∀゚) 「……」
(´・_ゝ・`) 「この女の存在を知ったときは心が躍ったよ」
(´・_ゝ・`) 「最高神、オーディンが誰よりも心から愛した、ただの人間。これ以上の盾はいない」
トル゚〜゚) 「なんだこれ」
从;'ー'从 「何を、言っているの?ジョルジュ、どういうこと?!」
_
( ゚∀゚) 「すまない、君は、出来れば巻き込みたくなかった」
トル゚〜゚) 「なんだこれ」
【置いてけぼりの主人公】
- 580 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:56:18 ID:4dS44y2Y0
-
_______________
|
|★★おさらい★★
|
|一話の襲撃 → 保健室
|
|二話の襲撃 → 仮保健室前廊下
|
|三話の襲撃 → ミルナは誰かを探していた
|
|四話の襲撃 → ショッピングモールには巡回の先生達が居た
|
|五話の襲撃 → 結局行わなかったが、文化祭準備期間のため先生達が居た
|
|七話の襲撃 → 三体で走ってきたのに教室に乗り込んだのは二体
│
│※渡辺さんは妻子愛人もちの男と付き合っていた
|※オーディンは一度もドクオを守れとは言っていない
| 。
Λ Λ /
(,,゚Д゚)⊃ 結論:狙われていたのは渡辺さん
〜/U /
U U  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【どうでもいい感じの伏線】
- 581 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:57:00 ID:4dS44y2Y0
-
トル゚〜゚) 「……なんとなく理解した」
トル゚〜゚) 「巨人が狙っていたのは、最初っから渡辺先生だったんだな」
トル゚〜゚) 「ドクオは、毎度運悪くその場に居合わせただけ」
_
( ゚∀゚) 「あれ?言ってなかったっけ」テヘペロ☆
,-、
. / 、)::_
,. 〈 〔_( ):. ,
rュ. .:\_, ヽ::: ,.、
、 ,ェr(r__/彡 /::: .´
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r_;. ::(´ __丿::: ` ;.
_ ::\ \/ /:::: r、
゙ ::,\ \::: ._´
;. :/_/\.:: ,.
~ ,. ,:ュ.:::/_/::: ,. "
:::
(;‘_L’) 「オーディいいいいいいいいいいン!!!
【ヤムチャ】
- 582 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:57:56 ID:4dS44y2Y0
-
町外れ:
(;'A`) 「ハァッ!ハァッ!」
(;'A`) 「俺の第六感が告げている、もう少しだ!俺!!」
(;'A`) 「トールちゃんは、俺を何度も巨人の手から守ってくれていた!」
(;'A`) 「行かなきゃ行けないって、俺の本能が叫んでる!!」
(;'A`) 「今度は、俺が助ける番だ!」
(;'A`) 「巨人が俺を狙う理由が、逆に、俺が巨人の脅威になりうる存在だからだとしたら?」
(;'A`) 「俺の眠れるパワーで、巨人を倒せるかも!」
(;'A`) 「うおおおおおおおおお!!!待っててくれトールちゃん!!」
【えっとね】
- 583 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:58:36 ID:4dS44y2Y0
-
数分後:某所
トル゚〜゚) 「と、いうわけで」
_
( ゚∀゚) 「少年は今回ただ巻き込まれた一般市民なのです」
('A`)
('A`) 「そっか」
('A`) 「へえ」
('A`) 「ふうん」
('A`) 「俺、帰るわ」
('A`) 「足手まといだし」
(´・_ゝ・`) 「そうはいかんよ。君も十分にトールに対する人質になる」
(゚A゚) 「うっせ!うっせ!少年の心弄びやがって!!恥ずかしいくらい主人公のつもりだったわ!」
(゚A゚) 「秘パワー覚醒したときのキメ台詞とか考えてたわ!台無しじゃ!!ボケ!!死ね!!」
【思春期だから】
- 584 :名も無きAAのようです:2012/03/26(月) 23:59:24 ID:4dS44y2Y0
-
(´・_ゝ・`) 「さて、思いの他ことがうまく進んだな」
トル゚〜゚) 「どうすんだよ」
_
( ゚∀゚) 「彼女を盾に取られたんじゃどうしようもねえ」
(‘_L’) 「正直、私以外の神の誰かなら、お前の愛人ってだけで喜んで見殺しにしそうだな」
トル゚〜゚) 「神徳ないしな」
_
( ゚∀゚) 「おまえらな」
('A`) 「でも実際、渡辺先生盾にされて困ってますよね」
从;'ー'从
_
( ゚∀゚) 「どうする?私が必中攻撃で威嚇して、その隙にトールが雷速で人質救出とか」
(‘_L’) 「危険が大きすぎやしないか。必中とはいえ、障害物にはぶつかるだろう」
トル 〜゚) 「そもそも私もう余力無い」
(´・_ゝ・`) 「あのさ」
(´・_ゝ・`) 「もっとさ、密談らしく密談して」
【筒抜けどころの話じゃない】
- 585 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:00:06 ID:Fa0BHAPk0
-
…………ドドドドドド……
(´・_ゝ・`) ?
((;;;;゜;;:::(;;: ノノノノ '';:;;;):;:::))゜)) ::)))
(((; ;;:: ;:::;;⊂( メ∈゚ ) ;:;;;,,))...)))))) ::::)
((;;;:;;;:,,,." ヽ ⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
("((;:;;; (⌒) |┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・・
三 `J
('A`) 「あの巨人……」
_
( ゚∀゚) 「増援か?」
(‘_L’) 「いや…」
(;´・_ゝ・`) (あれは、今まで姿を消していたクックル?)
(‘_L’) 「どうやら向こうにも想定外の事態のようだ」
( メ∋゚) 三○)д゚ )そ ドゴッ!
(;´・_ゝ・`) 「!?」
_
( ゚∀゚) 「!!??ッテュール!!」
(‘_L’)つ╋── 「少年!彼女を頼む!!」 シュババ
(;'A`) 「先生こっち!!」
从;'ー'从 「ふぇ?ふぇぇ?」
【イレギュラー】
- 586 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:00:46 ID:Fa0BHAPk0
-
トル 〜゚) 「ドクオ!そのまま逃げろ!!」
(;'A`) 「わかった!!」
从;'ー'从 「ちょまっ」
(#´・_ゝ・`) 「行かせるな!」
三( ´W`) 三( ・3・) 三( ゚∋゚)
_
( ゚∀゚) 「させるか!」 ドシュッ
(#‘_L’)つ╋── 「でぇぇぇい!!」 シュバッ
(( ´W`)そ (( ・3・)そ (( ゚∋゚)そ
トル 〜゚) 「結界で食い止める、急げ!!」 バチチッ
三三 从;'ー'从つと(;'A`)
(´・_ゝ・`) 「くっ」
( メ∋゚)
【形勢、動く】
- 587 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:01:32 ID:Fa0BHAPk0
-
(´・_ゝ・`) 「……どういうつもりだ、クックル」
( メ∋゚)。o((,,゚Д゚) 「迷ったまま戦うのが一番良くないぜ」)
( メ∋゚)。o((,,゚Д゚) 「アンタが正しいと思うこと、それを思いっきりかましてやれよ!!」)
( メ∋゚)
(´・_ゝ・`) 「お前は初めから、今回の策に乗り気ではなかったな」
(´・_ゝ・`) 「確かに、一人の武人として納得のいくものではなかっただろう」
(´・_ゝ・`) 「だが、この責任、どう取るつもりだ」
( メ∋゚)
(´・_ゝ・`) 「言い切ったな。いいだろう。一人でこいつらを倒せば、今回の謀反は大目にみる」
( oメ∋゚)o スッ
_
( ゚∀゚) 「随分と」
(‘_L’) 「舐められたものだな」
トル 〜゚) 「……」
【意外に重要な絡みのハードラック()さん】
- 588 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:02:12 ID:Fa0BHAPk0
-
トル 〜゚) 「下がってろ、私がやる」
(;‘_L’) 「お前は消耗しているだろう、ここは私が」
トル 〜゚) 「…頼む、私はもう時間稼ぎくらいしか出来ない」
トル 〜゚) 「あの女連れて、早く他の神がいる土地まで逃げてくれ」
_
( ゚∀゚) 「……わかった」
(;‘_L’) 「オーディン!!」
トル 〜゚) 「急げ!どうせこの結界もすぐに消えちまう」
_
( ゚∀゚) 「死ぬなよ、トール」
トル 〜゚) 「…ったりめーだ。この戦いの後に結婚の予定も、子供が出来る予定もない」
トル 〜゚) 「家族の写真も持ってきてないし、やったか?とか絶対言わない」
_
( ゚∀゚) 「ばっちりだな」
トル 〜゚) 「おう、だからさっさと行け」
(‘_L’) (それでいいのか)
【フラグ回避】
- 589 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:02:53 ID:Fa0BHAPk0
-
(´・_ゝ・`) (オーディンたちを逃がしたか、あわよくば仕留めるチャンスだったが)
(´・_ゝ・`) (いや、今オーディンを殺せば全面対決は避けられん)
(´・_ゝ・`) (理想は、あの女を盾に、オーディンを懐柔すること……)
(´・_ゝ・`) (そのためにも、まずはトールを倒さねば)
(´・_ゝ・`) 「…落とし前はつけろよ、クックル」
\ / ノノノノ ノ彡
\ 丶 i. | / (∈゚# )// /
\ ヽ i. .| / /´入 / /
\ ヽ i | / (彡 ノ /
\ ノ /
/ ) -‐
ー 〆 ノ⌒//
__ カ / / 彡ノ --
二 彡´ = 二
 ̄. 〈ヽ、 ッ . ̄
.-‐ ミミミヾ、 / ノ ! ‐-
イル# Д) ノ_丿
/ ( `⌒ヽ、 / /
,ゝ、 ヽ/ / ヽ \
/ (曲 ゝ ,_ノ 丶 \
/ / く く、 | i, 丶 \
/ / `ヽ_つ | i, 丶 \
【しばし戦闘が続きます】
- 590 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:03:34 ID:Fa0BHAPk0
- 街はずれ:
_
( ゚∀゚) 「サン!」
从'ー'从 「ジョルジュ!」
_
( ゚∀゚) 「無事でよかった」
从'ー'从 「これは、どういうことなの?」
_
( ゚∀゚) 「必ず話す。今は安全なところへ逃げよう」
(;'A`) 「トールは!?」
(;‘_L’) 「単身、巨人を食い止めてくれている」
(;'A`) 「…ッ」 ダッ
(;‘_L’) 「あ!待て少年!」
_
( ;゚∀゚) 「く、もう少し冷静なやつだと思っていたが、テュール、頼めるか?」
(‘_L’) 「無論だ!」 ダッ
【あっち行ったりこっち行ったり】
- 591 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:04:19 ID:Fa0BHAPk0
-
トル 〜)
( メ∋゚)
(;'A`) 「トール!!」
(´・_ゝ・`) 「上出来だクックル。消耗していたとはいえ、トールを単騎で倒すとは」
( メ∋゚)
三(;'A`) 「トール!!トール!!」 ダッ
トル 〜)
(;'A`) 「返事をしてくれ!トール!!」
(;‘_L’) (やはり、私が残るべきだった)
(´・_ゝ・`) 「……シラヒーゲ、全軍をオーディンへ向かわせろ」
(;‘_L’) 「クッ、そうはさせん!!」
(´・_ゝ・`) 「無駄だ。トール亡き今、お前一人には止められんよ」
【急にラスボスっぽくなるサダハル】
- 592 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:05:02 ID:Fa0BHAPk0
-
(; A ) 「くそ、体が、冷たい」
(#‘_L’) 「うおおおおおおおおおお!!」
(´・_ゝ・`) 「怯むな!奴の腕はラス一だ!!」
(#‘_L’) 「ラス一っていうなあああああああああ!!!」
(; A ) 「頼む、目を開けてくれ、いつもの、ゴミを見る目で、俺を見てくれ……」
( ・3・)≡○)_L゙ ) 「ぐっ!!」
(´・_ゝ・`) 「らっすーいち!そーれ、らっすーいち!!」
(#)_L’) 「おのれ、ウドガルド!!姑息な精神攻撃を!!小学生か!!」
(; A ) 「…トール……」 ギュッ
【溢れる緊迫感】
- 593 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:05:49 ID:Fa0BHAPk0
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、 . | .。
゚ ,、人,、'
`^⌒^´
【心の汗】
- 594 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:06:42 ID:Fa0BHAPk0
-
パチチチチチ
【無駄な空白】
- 595 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:07:23 ID:Fa0BHAPk0
-
,,彡'" _... ..,..-'" /
,..┐ ,,/" .,,〃 ,,、 _..-''ソン'" l ._.
/ ! .‘ ././ ,/..l,,,..-‐″ .'"
l ./ / . / l / _,,.. 、.
____ l./ .// .,, / .゙‐' /゙゙、 ./
r'"´ ヽ / │ _..-'ナ゛ _.. --ー''''"| l゛ " /
│ `'-,, _. ,/ `'''" .,i''''';;‐ .,..-'″ .,/´ ! │.,iシ'゛
ヽ _,゙..-''二`- .__ ヽ -′ .く .`゙'''''、 ._..┘
\..-. .,.. ‐''''ー''"_..-'"゛ `'-、,,....r--z `'ー _」 ‐'´
.,/ l ゙″ ._ ‐″ ゙ー''''''''''''ー'''''''''゙゙゙゙> r-- ,,,_
. ,/゛ .,..r'゛  ̄ `゙'i , ー¬-
二二 .,,r'" `゙ ̄ ̄/' / ,./
./ .,/゛ '"'"゙./ ,..rl匸_.
./ ./ `゛ `゙゙''''‐
.!
/
, ‐″
l゛ _.. -,
! ,/彡- i:! _
ヽ ,ィr'"´゛ / ヽ ,.. ‐''´/
! // ./ ./ ,.. ‐'" │
.l, .彡-ー¬'" '冖―--- ___ -----'" __ .!
ヽ. _ / ″ _..-'" `'i l
`" ー゛ | ヽ
_,,.. --i、 | l . /
._,, --- ..,.,/゛ ゙j | / /
. / く,,_ l ./ ,./
゛ }. ヽ ./ /
!゙ `'-、 / /
(´・_ゝ・`) (‘_L’) 「!!???!!??」
【寝起きの一発】
- 596 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:09:36 ID:Fa0BHAPk0
- トル 〜) 「ファイト……」
いっぱあああああああ|| ||あああああああああああっつ!!
`¨ ―-〟_ 、 || || / /
---ー―-,,,、 ヽ ヽ、| \ノ レ ./r./ _
.`゙'ー、 \. ヽ\ ナ./ ._,,..-‐'''"´
ヽ、 l \ゝ // Y
ヽ ∧ノ::::::V::ヘノヘ ,r゙‐'゙ン'__
_ -‐ゝ ,--ヽ ノ:::::::::::::ゝ‐'ヽ<::::ノ)ヾ、石^^ヽ : ''゙‐'"´ /
\`゙"'マ |i i 々ゝ_/:::::::::::::// ̄ヽ トル::::{ ̄ ̄ ̄] __/ _..-¬-、
\ [二二]:::::::::::::::::::|::::| tェェェィ ノ:::ii::::::::| ̄ ̄| (゛ _,, ‐'"∠ \
---ー―-,,,、 | |::::::::::::::::::/::::`ト--イ|:::::::!::::::| | =ー<
.`゙'ー、 | |>--::::/::::::ノ≧≦{::::::::/;;;;;イ| リ ノ
ヽ、 l \ /フヽ/ヾミ 《= ヾ / ⌒ ̄ ̄´
ヽ\⊥ ノ`ー--</ (ノ゚丶) |:|_i_i ___ソ| '''/"_,, イ'′
ヽ ゝ::::::::::::::::::ゝ― / ̄  ̄ミ::::::::ノ ,r゙‐'゙ン'__
ヽ ー<::::::::::::::::::::::/ 〈::::::::::::::::::::ト/ : ''゙‐'"´ /
_ -‐ゝ ノ::::::::::::::::::::::〉 /::::::::ノ>‐ ´ __/ _..-¬-、
\`゙"'マ へ-< ̄ノリ`I I I II Ii〉∧ノハ (゛ _,, ‐'" \
\ /: : : \: :/-:、_: : ̄; :-: ':":´: ̄:\_
┬┘ |: : :::: : : :/ : : i ̄j: : :j : : i: : :´ ̄: :/:) ` ̄ ¨¨ " _ -'''¨ ̄ \
_rー¨ ヽ: : : /: : : / : / : : i: : : :!: : : : /: :く _..-'"゛
> `く: : : : :/: : :/: : :__!, -‐ァ=-r'": :_/ < ̄¨¨
-‐===″ ヽ∠ -‐‐〈:;イ | | ̄ r==‐-
> | / |:::::::::::| ニニ==‐-
――===ニン |::::::::::| |::::::::::ト _マ ヒャー
/ |:::::::::| ∨:::::::\ て ヽ('A`)ノ
./ ._ |:::::::::| \:::::::::∧ \、、 ミ \ へ(へ )
'-、 / _/厶 |::::::::| \:::::::∧ \\_ミiL
`゙''''´ / ,.;;シ'゙〃i- |:::::::| ∨::::∧ ,,、 ( l |
ヘ___/ .ノ″ / |::::::| ∨::∧ l`\ゝ
/ ,,┐ ノ:::::《 |::::::::| i 、 .r、i 、 l
i/ / ,/| ∧!l::::::::ノ、、 l::::::ノ、、 │ \l \ .l
l゙/ // |:::: ヽ: :i! | ̄ノ :i! ! `'
【オロナミンとオロナインって時々間違うよね】
- 597 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:10:16 ID:Fa0BHAPk0
-
(;´・_ゝ・`) 「まさか、あの状態から復活だと…!?」
(;´・_ゝ・`) 「いったい…あ、やっべ、忘れてた……」
「飛ばして行くぜ!!!!」
ヘ,ヾ⌒ヽ、ノ|
.ュ .__..,,,,, .l゙ i".| l|、 .`'''-..、 `ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ)゙゙''''`-ニ;;..,、
`゙''ー -'''゙,゙ ー''''^゙l l __ .! ゝミ;; 、 ゙'.lッv..,,_,,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、 .,-'./
..、 _ / ゙ィz .l′ ゝっ./ .〉____ / / -=彡:::::::::ノ:::::::ノヾノVi::::: ニ―- 、/ ノ)
`''" .|,.ヽl. .. |″ ./゙一''`-`--゙ <;;:::;;;:::::::::::トル:;|ャュ` 'fi)l;;::ハ,, == <ヽ )(
.l. ゛ l ノ;;:::::::::::::イ::::::::|┌ ァ`ノ::;;;;彳i i i ム::| )= `*、
..゙!_,,.. -―――-- ..,,、 .l /:::::::::/ ̄アゝ|:ノ≧≦{::/:::;- |_i_iィ-'ノノ、 ) ,へ-=ー
._..-''"゛ .,./ ''^゙^''''ー-、 ヽ . l /::::::::/ / /ヽヾミヾノ彡/::( ̄、 \ /ノ
‘゛ ./ ! ! ヽ ヽヽ >::::::ミ/_, イ::.::i::.ト、 (ノ゚丶)>;::::ゝ \. \
../ . 、 ヽヽ _\\ ヽヽ -ニ三:::_Уマヽ_}j、 I .....)〈 `'-. ヽ .-、......、
/ .ヽ \ \>\ ̄ ̄ >\ ヽヽγ‐‐く\ヽ 」ー'::::::!、/ 〈'~ \ ヽ  ̄'l、
/ .ヽ / >\__ __>\\ > \ゝ三,ミヘ ソ::::::::::::::> 、, ,、 , 〉 \ヽ. "|
. / 、 .ヽ ゝ | |_____| |/ミ二 ):::::::{》》)/:::::::,ヘ::::〈iiiIII iI I I II Ii〉.-=-、 ゙' |'、'r=ー 、
/ .リ、 ヽ|! _ //____/VN、rく!~!~!//" ̄|/ )ヘ::〈iiIII I ハラマキi〉/::ノ::::::〉- 、 ` l, .、
.lヽ 'y. \< (Eヨ)二/  ̄>\ ̄ ̄ >\i i iノニコ ,..-‐'ニ../:.::>:::||::::::>《ム=ー<〈::::::| ` !`-
.ヽヽ ゙.l-ヽ\<_ // >\__ __>\" ,ィ": ̄::/..:/|:.::ノ.:::::::|:::::ヾゞ:::\:::::::ノ:::/
ヽ.\ ヾ' !、` ̄/ | |_____| | |:.::.://::::::::|:::|/l ̄ヽ|__:!.:.:.:|::|_||//
、 ヽ \ i,ヽ`!l、 |! , // / \/// ̄゛-´\/:: ̄::::V /:::::::/
..\ ヽ ゙'ι ゙'ミ l、 ゛ ノ / \\ /  ̄ \、::::::`〈::::::/
\..ヽ. ゙y \.ヽ`、 (\<_ // __ ,/ 入::::::::::)- m、
`'、.ヽ ゙.l、 ゙'、ヽ ` ̄/ ̄V ̄ノ( /:::::::::::::/ム___)
l .ヽ .リl|、 `" メ )ノ ミ:::::::::::;/
`'-、 ヽ ヽ ヽ リソ /:::::::::/
'- .., \ ヽ. ヽ .ヽ | __/::::::::;/
`'-,.`'.li, ヽ ヽ ヘ ヾミへ!!ミ /::::::::/lヘノゞ
.\ ` ヽ__/ .`゙''ー、、 》ノ< ノ YL_ ̄ _!!ヾ<
.\. .,..- ̄"゙゙,゙'''''ー ,ヽ ( \ |ヾ 〈ミ、 ̄フノ! て∧
.`'-" .ヽ, ` l、 > __) l \ 《 ヾ=ミ!!〈 )ノ
\ .゙ぐ、、 《ノ) \ ヽ| >! !! ⌒ヽヘー´|
ヽ. ゝ..,゙ー .,.、 ヽ. ゝ.. `マノ\_ノ (
【巨人の前にもしもしが死んでしまうかもしれない大判AAの連続】
- 598 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:10:59 ID:Fa0BHAPk0
- ヘ,ヾ⌒ヽ、ノ| 、石^^ヽ
/^^マ`ヾ;;;;::::::::::::::::::ヽノ) { ̄ ̄ ̄]
[ ̄ ̄ ̄7,=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、 | ̄ ̄| マァッ!!
| ̄ ̄=彡::::::::::::::::::::::::::::::::::: ノ | |
| <;;:::;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::ハ,,__イ| /
ヾノ;;:::::::::::::イ::::::::::::::::::::::::::::;;;ノ= ヾ /
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;- |_i_i __ソ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::( ̄  ̄
>:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>;::::ゝ
三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....)〈 ゲシッ
‐く\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈'~
ソ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉 ノヽノ|
|:::::,ヘ:::::::::::::::::::::::::::/〉,-=-、 \ そ
ノ / )ヘ::::::::::::::::/Iii〉::/ノ::::::〉- 、 ) ∧∧
,..-‐'ニ-ノ::.::>:::||::::::>《ム=ー<〈::::::| レ #) 3), ; ゙∴ ,
,ィ": ̄::/.:/|:.::ノ.:::::::|:::::ヾゞ:::\:::::::ノ:::/ と と )
| |:.::.://::::::::|::|/l ̄ヽ|__:!.:.:.:|::|_||/ と とノ
\/// ̄゛/===:: ̄/ /:::::::/  ̄
 ̄ /:::::::::::/ /::::::/
/::::::::/ [ニニ]
/:::::::::/ 〈 フノ
/:::::::::::/ 《 ミ〈
/::::::::::::/ ヾ  ̄ヽ
__/::::::::::/ `ヾ三_ノ
|  ̄ ̄l
L ====」
〈 フノ
《 ヾ=ミ〈
ヾ三、  ̄ヽ
`ヾ三) _ノ
【皆さん、錯視ってご存知ですか?】
- 599 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:11:43 ID:Fa0BHAPk0
-
,r-‐' ̄レ
ポコスカ 彡 '´ ´ ,イ
\ゞ从レ/ ,ノ-‐、 .`'/
>' ´ <‐ l´ ヽ,_l ヘ,ヾヽ、ノ|
| /´/乂ゞ\ 彡 〉 `ヾヽ;;;;:::::::::::::::ヽノ) ハァッ!
\、ノし ’ ,' / ,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ::::;; )、
___)(⌒ i ,' ,=彡::::ノハ::ノンヾノVi::::: ニ―- 、
 ̄ ̄^\ i i ;;::::::::リ(t 'ャュ) トル::,,ノ::: == <ヽ
/ ̄ヽー- 、 _,.. -一' " ´  ̄  ̄`ー-、:イ:::::八 ` -┐ノ::;;;;:::::彳i i i ム::| )
/ヽ、 /´ V / i ∠=、‐ / ̄アゝ|::ノ≧≦{::/:::;- |_i_iィ-'ノノ
,'ヽ_ ヽ_ノ |ノ i ./ ,' `ー- 、 {: `ヾ=- /ヽヾミヾノ彡/:::::::::::(
,ヽ ヽ__ノ-´_/_| .,/ '‘ ヽ、_ `ヽ:.::i::.ト、 (ノ゚丶)>;::::::::::::ゝ
ヽ、 \ゞ从レ/ | //, / 二‐、: `ヽ、 I .....):::::::::::〈
`¨>' ´ <‐ | .// ./ \: > 〈:::::::::ト~
/´/乂ゞ\ |//// ;.. // T ̄ヽ、_ |, ,、 , 〉:::::ノ
∩Σ 、_,ノ て‐ ポカスカ ノ リ`I I I II Ii〉,-=-、
;;;、(´W,(:; ノ ゝ、_ \ Yノr_」::::::/:::::::::::/ノ::::::::::〉- 、
(っΣ /ヽ /^\ヾ⌒ ` ,..-‐'ニ-ノ::.::>:::||::::::>《ム=ー<〈::::::|
/ ) / |i| `\ ,ィ": ̄::/.:/|:.::ノ.:::::::|:::::ヾゞ:::\:::::::ノ:::/
( / ̄∪ , |i| 丶 |:.::.://::::::::|::|/l:::::::ヽ|__:!.:.:.:|::|_||//
|! .\ \/// ̄/:ー-―く ゙i;:lll!::::|||!ヾ='
|! 、 i::::::i::::::|;ィi|liリ l::ii|:i:lil!
| ゙-|--イilliil/ |||:||:|:l
゙ー!´ ll:::i||:|!
|:|::l:!|
|:||!!:
l iil!
||i!
|l
【人間の脳は視覚で認知した情報を自動で補完する機能があるのですが】
- 600 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:12:31 ID:Fa0BHAPk0
-
ヘ,ヾ⌒ヽ、ノ|
`ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ)
,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、ラャッ!!
__=彡:::::::::ノ:::::::ノヾノVi::::: ニ
ヾ:::::::::::::::::::;;::::::::::::トル ( マ` l;;::ハ _从_,,ィ ,/
)::/' ̄;;;;;;:::::::イ:::::::ヽ┌ 、ノ::;;;;彳  ̄ ̄ ̄"''=:、て_,, ∵:,( д )、
ノ⌒:::∠=、‐ー ̄アゝ|::ノ≧≦{::/:::;- <=--、 ヾ〈´____と と)
キ:::::::::{: ` ̄ ̄//ノ ̄ヾノ i i i ム::| | | | ( ̄ ̄ ⊂、 ⊂ノ
ノ:::::::::::::::::::ヽ、_ `ヽ| |ト、ノ´(ノ|_i_iィ-'ノ /__ノ ,ノ:( ̄
ノ ̄:::::::::::::::::::::::::::::《  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄I /  ̄ ='''"⌒\
`―=-⌒ー<:::::::::::::〉 、 /
ノ:::::/リ`\___ニノ,-=- 、 メナッコ
Yノr_」::::::::::::::::::::::::/ノ::::::〉-、, ==ヽ
,..-‐'ニ-ノ::.::>:::||:::::::::>《:::::::ム=ー<〈::::::::::::|
,ィ": ̄::/.:/|:.::ノ.:::::::|:::::ヾゞ:::\:::::::ノ:::/::::::::::/
|:.::.://::::::::|::|/l ̄ヽ|__:!.:.:.:|::|_||/::/|::::::::::/
\/// ̄゛/===:: ̄/  ̄ /:::::/
 ̄ /:::::::::::::/ /::::::/ 3
/::::::::::/ [ニニ]_ 7
/::::::::::/ モ_,-、_` 2
/:::::::::::::/
/:::::::::::::/
__/::::::::::/
| /:::::::::/l
L_ ̄ ̄_」
〈ミ、 ̄フノ
《 ヾ=ミ〈
ー| ⌒ヽ
`マ_ _ノ
【この機能により、色や大きさを誤認してしまうことがあります】
- 601 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:13:13 ID:Fa0BHAPk0
-
ノ) 石^^ヽ
ゝ::::::::::::::::::::;; ):{ ̄ ̄ ̄]
,: ` 、z::::::::::::::、:::,:::::::::::::| ̄ ̄| ジャァッ!!
≡- ペチッ ,--ヽヘ-イ{,-イ代'、.|:::::::::::::| |
/ ̄\ = 三≡=- |i i 々八ノャ トル:::::::| /
|^o^:(:: ` 三:::::::::::::≡=- [二二]::::! i ̄ヽ丿(ヾ ̄ /:\
\_/ - =-:::::::::::::::::::::::::::\ | |:::::ゝ、ト / , ___ソ:::::::ゝ
_| |_ ―': ≡=-::::::::::::::::::::::\ | |>--{、|:゙i < ̄ソ:::::::::::::::(
\ \ `㌻=-:::::::::::::::::::::::::\ / __、{ ハ::::::::::::::::::::::::>
\\\\ :. =- , 、:::::::::::ノ`ー--< i ゙i リ::::::::::::::::::::::ハ
U \\\ '. ` ':::::::::::::::::::::::::::::ン―ン'/ :i \:::::::::::ミ
\◯◯ ` ,:::::::::::::/ \゙i:\\ : : : : ∧ノV
`'< ゙i : :\\ : :∨
ンx ∧ ::/゙i ゙i : :}
{`'-イ__ン{゙i_::::゙i ∨
\:::::` -< ン、 ゙i_}
\:/::::ト イ,)\
〈::::::::::|:::::::::::|
\:::|::::::::::ト
厂 ∨:::::::\
\:::::::::∧
\:::::::∧
∨::::∧
∨::∧
|::::::::|
l::::::ノ、、
| ̄ノ :i!
ノXー《
|: : : :i !
ヾ_ノ
【これを、視覚の錯覚、「錯視」と呼ぶのです】
- 602 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:13:59 ID:Fa0BHAPk0
- \ /
\ \ 丶 / / /
\ \ 丶 i | ./ / /
ヽ \ \ 丶 i | ヘ,ヾ⌒ヽ、ノ| / /
ヽ \ \ 丶 i. | `ヾヽ;;;;::::::::::::::::::ヽノ) / /
ヽ \ \ ヽ i. .| ,-=";:;:;:;:;:;:::::::::,ィ:::::;; )、/ /
- ..,_ ヽ i | -=彡:::::::::ノ:::::::ノヾノVi::::: ニ―- 、 /
.`'''ー ,,_ <;;:::;;;:::::::::::トル ャュ` 'fi)l;;::ハ,, == <ヽ
`''ー ,, ノ;;:::::::::::::イ::::::ヽ ┌┐ノ::;;;;彳i i i ム::| )
`''ー ,,. ポ ン ギ ッ /:::::::::/ ̄アゝ|::ノ≧≦{::/:::;- |_i_iィ-'ノノ
‘''''―- ..,,,,_, /::::::::/ / /ヽヾミヾノ彡/::( ̄
`゙゙"''―- ....,,,_ >:::::::|/_, イ::.::i::.ト、 (ノ゚丶)>;::::ゝ---‐‐‐
_______ -ニ三::::_Уマヽ_}j、 I .....)〈
/  ̄>\ ̄ ̄ >\ γ‐‐く\ヽ 」ー':::::::!、/ 〈'~
/ >\__ __>\ /三三,ミヘ ソ::::::::::::::::> 、, ,、 , 〉
/ | |_____| | {二◎>、.{》》) |:::::,ヘ::::::〈iiIII I I I II Ii〉,-=-、-----‐‐‐‐‐
|! _ //____/VN、rく } Iゞ//..ハノ / )ヘ〈iiIII I I I II Iii〉::/ノ::::::〉- 、
\< (Eヨ)二/  ̄>\ ̄ ̄ >\i i iノニコ ,..-‐'ニ-ノ::.::>:::||::::::>《ム=ー<〈::::::|
ー―――――\<_ // >\__ __>\" ,ィ": ̄::/.:/|:.::ノ.:::::::|:::::ヾゞ:::\:::::::ノ:::/
____________ ` ̄/ | |_____| | |:.::.://::::::::|::|/l ̄ヽ|__:!.:.:.:|::|_||// -----------
|! // / \/// ̄゛/===:: ̄/ /:::::::/
\< // /  ̄ /:::::::::::::/ /::::::/
二二二 \<_ // __ ,/ /::::::::::/ [ニニ]_== 二二二
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` ̄ Σ(メ∈゚ ) /::::::::::/ モ_,-、_`  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ( )ヽ /:::::::::::::/
ノ ノ /:::::::::::::/
--------‐‐‐‐‐‐‐‐ __/::::::::::/ ‐‐‐‐‐‐‐‐-----
| /:::::::::/l
---‐‐‐‐‐ L_ ̄ ̄_」 ‐‐‐‐---
〈ミ、 ̄フノ
/ / 《 ヾ=ミ〈
/ / / ー| ⌒ヽ \
/ / / `マ_ _ノ 丶 \ \
/ / / / | i, 丶 \ \
/ / / / | i, 丶 \ \
【Q.トールが巨人より大きくない? A.そう、それが錯視なのです】
- 603 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:14:40 ID:Fa0BHAPk0
-
(;´・_ゝ・`) 「ばかな…!いやしかし、トールとはいえこの軍勢ならば…!!」
イル゚〜゚) 「全員相手にする気なんざ、はなっからねえよ!!!」 バチッ
(;´・_ゝ・`) 「くっ、私を直接狙いに来たか!!」
(;´・_ゝ・`) 「幻術、全開!!!」
(´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`) 三 (´・_ゝ・`)
(;‘_L’) 「増えた!!なんかキモイ!!」
(;'A`) 「絶妙にキモイ!!」
(´゚_ゝ゚`) 「キモイって言うな!!」
(;'A`)σ(;‘_L’)σ 「いたっアレ本物!!!」
イル゚〜゚) 「よくやった!!」
(´゚_ゝ゚`) 「ぽあああああああ!!!」
【馬鹿ばっかりである】
- 604 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:15:53 ID:Fa0BHAPk0
-
,- 、
(''\ / /
\ i
〉 `つ ←巨人の王
(,( )
∵
゜;
,
`
._,. -;=''" _ |
_,. -;=''" '-'"`" -‐ニ‐"___=__-- .\、ノし ’
..:,/゙ _-_''w `'' .,√".___)(⌒ /`''-w´ヽ ,√"´\ O /`''-w´ヽ ,
. .,/′ ,ハ,ソノ, .:  ̄0 ̄/ ̄ ̄  ̄ ̄^\. ̄ ̄`゛ ̄ ̄ ̄/ ̄○ ̄ ̄ ヾ  ̄ ̄`゛ ̄ ̄/ ̄
.; i:::″⊂≡(〜゚#ル三= 〈.............〉__○...........o....... 〈............-;=''" _.. ,.. ; ..´´...........゙.0.. 〈...............................〉...。......
. .!::^ : .`ヽ と__) 三= _ _......./............-;=''" -'"`" -‐ニ‐"___=__-- ' ´.................\................../.........
. ;ヽ::^: (´ ヽ、 三=.-;=''" .-'"`" -‐ニ‐"___=__--.== ,:从; ==从 .,;从 .O ゙`'i、 /´ 0
..`ヽ.iw: : `ー' \__三 .‐"___=__--.从、== ,;人 人,== 从,; ;;,, 从从、、,,;、人 从人゙ ̄ヾ'' ̄ ̄○ ̄
(´ _ゝ `) (わが生涯に悔いしかない!!)
【こうして決着】
- 605 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:16:35 ID:Fa0BHAPk0
-
(´×_ゝ×`) キュゥゥゥゥ
(‘_L’)つ╋── 「とどめだ!!ウドガルド!!」 シャキン
三(#「゚д゚)「 三(#「・3・)「 三(#「メ∋゚)「 三(#「´W`)「 シャァァァァァァァァ!!!
(;‘_L’) 「おおっと!?」
⊂⌒ ̄つ´゙_ゞ`)つ
三三 ( ∩゚∋゚)')(∩・3・)') スタコラサッサー
(;'A`) 「あっ!逃げた!」
( ・3・)( ゚∋゚) ( ´W`) ( ゚д゚ ) ( ・3・)( ゚∋゚) ( ´W`) | ^o^ | ( ・3・)( ゚∋゚) ( ´W`) ( ゚д゚ ) | ^o^ | フシュルー
トル゚〜゚) 「テュール!逃げるぞ!この大群の相手は無理だ!」
(;‘_L’) 「惜しいところだが、仕方あるまい…」
【あっけなすぎる終結】
- 606 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:17:20 ID:Fa0BHAPk0
-
翌日:朝:
('A`)
イル´〜)
('A`)
\ r'´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|___________
|l \:: | | |、:.. |[], _ .|:[ニ]:::::
|l'-,、イ\: | | γ,iノハヽ, |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | イル´〜)ゝ l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | |,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
|l.,\\| :| | ,' :::: :::::.....::ll::: ('A`)::.
|l | :| | | :::. .:::::::...:::|l::::. ノ| |ヽ::.
|l__,,| :| | | :::. .::......:::|l:::: |--|::.
|l ̄`~~| :| | | |l:::: _| |_::.
|l | :| | | |l:::: チュンチュン
|l | :| | | ''"´ |l::::
|l \\[]:| | | |l:::: チュン
|l ィ'´~ヽ | | ``' |l::::
|l-''´ヽ,/:: | | ''"´ |l::::
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('A`) (一睡も出来なかった)
【これが朝チュンである】
- 607 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:18:02 ID:Fa0BHAPk0
-
('A`) 。o (トル゚〜゚) 「巨人にアパート破壊されたから、お前んちとめて」)
('A`) (その結果がこれである)
('A`) (手を出すことも寝ることも出来なかった)
─────────────────────────────────
J( '-`)し 『ドクオ…いざとなったら使いなさい』
─────────────────────────────────
('A`) (母親に夢ちゃんを渡される日が来るとは思わなかった)
('A`) (そもそもなぜ持っているのかというのはあまりに鬱になるので止めておこう)
イルう〜゚) 「むにゃ…お早う」
('A`) 「おはよう、俺、そろそろ学校に行くけど」
トル゚〜゚) 「あ、じゃあ私も行くわ。お前の母親の目線がマジで怖いから」」
【息子が女装して、傷だらけの女の子抱えて帰ってきた時の母親の心情は計り知れない】
- 608 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:18:47 ID:Fa0BHAPk0
-
学校:
('A`) 。o (トル゚〜゚) 「私は街周辺を見て回る。頭をやられて散りはしたが、まだ残党がいるかもしれんしな」)
('A`) 「…大丈夫かな」
( ^ω^)「あ、どくおー」
('A`) 「お、ブー…」
f⌒ヽ、 スパーンッ ゚∴ '´ `
`\ ヽ 、:∵ ゚ ´
/⌒\,ゝ 〉 ._从_,,ィ ,/ , '' ,;
.,.____( ^ω^)/ . ̄ ̄ ̄"''=:、て_,, ,. ∴.'.' ,
.!r_____ ヽ ._ - ― = ̄  ̄`:, . ヾ〈´____..∴ '
`〉  ̄ ̄ __――=', | ( ̄ ̄ ・,' , ・,‘
/ ,ゝ-―  ̄ ̄  ̄"'" ` .,ノ:( ̄ ' . ’
./ / .r⌒> _/ / .='''"⌒\ '. ..' ∴.'
i、_ /丿 .| y'⌒ ⌒i .' . ., ・,‘
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, ー' /´ヾ_ノ., ,‘ .., ・ ,‘
/ , ノ , ,‘
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!、_/ / 〉
|_/
【これが日常である】
- 609 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:19:27 ID:Fa0BHAPk0
-
( ^ω^)「昨日文化祭ほっぽり出してどこ行ってたんだ、だあほ」
('A`) 「え、いや、えっと」
( ^ω^)「昨日心配して家に電話したら、女の子連れて帰ったそうじゃねーかお」
('A`) 「…すまん」
( ^ω^)=3
( ^ω^)「ま、今日は昨日の分まで休憩返上で働いて貰うお」
( ^ω^)「みんな心配してただけで怒ってはいないしお」
('A`) (なら何故蹴った)
( ^ω^)(制裁は必要だ)
('A`) (当たり前のように心を読むな)
【今更なにを】
- 610 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:20:18 ID:Fa0BHAPk0
-
ξ゚⊿゚)ξ 「やっほー」
('A`) 「お、ツンじゃん」
ξ゚⊿゚)ξ 「来てあげたわよ」
('A`) 「ブーンなら今呼び込みに回ってるぜ」
ξ゚⊿゚)ξ 「知ってる、さっき会った。ここで待っててって」
('A`) 「リア充乙」
('A`) 「まいいや、ハグちゃーん!一人よろしく!」
三|::━◎┥ハーイ
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ 「本当に変人しかいないのね、この高校」
('A`) 「おい俺をそんな目で見るな」
【類は友を呼ぶ】
- 611 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:21:07 ID:Fa0BHAPk0
-
('A`) 「あれ?そういえばニュッは?」
( ^ω^)「ああ、なんでも、メイドの順位で賭博しようとしてたとかで、文化祭参加禁止された」
('A`)
('A`) 「バカすぎる」
( ^ν^) 「……」カタカタ
────────────────────────────────────────────
■このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
高校の文化祭参加禁止喰らった
1 名前:以下、名無しに代わりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/10/XX(日) 10:03:16.22 ID:KzhKNeEt0
クラスの出し物のメイド喫茶で人気投票してその順位でちょっと賭けしようとしただけなのに
リア充死ね
総レス数1
────────────────────────────────────────────
( ^ν^)
( ^ν^) 「VIP終わったな」
【お前がな】
- 612 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:21:47 ID:Fa0BHAPk0
-
ミセ*゚ー゚)リ
('、`*川
( ・∀・)「デレさん、コーヒー二つお願い」
ζ(゚ー゚*ζ 「はーい!」
ミセ*゚ー゚)リ
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ 「ねえ、デレ」
ζ(゚ー゚*ζ 「何?ミセちゃん」
ミセ*゚ー゚)リ 「結局モララーと、どうなったの?」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ミセちゃん、あんまり人の恋愛事情に踏み込むのはよくないよ」
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚Д゚)リ 「アンタにだけは!アンタにだけは!!」
【人は変わるものだね】
- 613 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:22:29 ID:Fa0BHAPk0
-
ミセ*゚ー゚)リ
('、`*川
( ・∀・)「デレさん、コーヒー二つお願い」
ζ(゚ー゚*ζ 「はーい!」
ミセ*゚ー゚)リ
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ 「ねえ、デレ」
ζ(゚ー゚*ζ 「何?ミセちゃん」
ミセ*゚ー゚)リ 「結局モララーと、どうなったの?」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ミセちゃん、あんまり人の恋愛事情に踏み込むのはよくないよ」
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚Д゚)リ 「アンタにだけは!アンタにだけは!!」
【人は変わるものだね】
- 614 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:23:09 ID:Fa0BHAPk0
-
文化祭終了:
('A`) (トールちゃん、こなかったなあ)
('A`) (日曜日は片付けもあるから終わるの早いっていったんだけど)
( ^ω^)「手を止めんなお」
('A`) 「あ、すまん」
ζ(゚ー゚*ζ 「それにしても、準備の時もうちょっと楽だった気がするんだけど」
('A`)
ミセ*゚ー゚)リ 「皆疲れてるからじゃない?」
('A`)
('、`*川 「そうね、楽しかったけど、ヘトヘトだもの」
('A`)
('A`) (あれ?これって逆に俺トールちゃん独占じゃね?ヒャッホーじゃね?)
【目覚め】
- 615 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:23:49 ID:Fa0BHAPk0
-
( ・∀・)「っしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!打ち上げだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
( ^ω^)「めしだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
|゚ノ ^∀^)「落ち着きなさい」
ζ(゚ー゚*ζ 「お店、予約してあるんだよね?」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん。ペニちゃんの彼氏さんのところ」
('、`*川 「今日は先生名義で予約しています」
( ´∀`)「良いかテメェら、今日の宴会代は半分負担してやるモナ」
( ´∀`)「その代わり今後馬車馬のように勉強しろ。金次郎のように学び働け学僕共」
ΩΩΩ (この人なんで教師やってんだ)
【免許を取ったからだよ】
- 616 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:24:30 ID:Fa0BHAPk0
-
片付け終了後:教室
トル゚〜゚) ガラッ
トル゚〜゚) 「なんだ、いたのか」
('A`) 「多分、来るんじゃないかと思って」
トル゚〜゚) 「……すまないな、思ったより残党狩りがいそがしくて」
('A`) 「……」
トル゚〜゚) 「…これから、北欧に帰る。その前に、少しここに寄ろうと思って」
('A`) 「うん」
トル゚〜゚) 「文化祭、楽しかったか?」
('A`) 「うん、楽しかったよ」
トル゚〜゚) 「そうか、そりゃよかった」
('A`) 「トールさん、あのさ」
トル゚〜゚) 「ん?」
('A`) 「俺、トールさんのこと好きだよ」
【バレバレ過ぎて今更である】
- 617 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:25:12 ID:Fa0BHAPk0
-
トル゚〜゚) 「……私が転校した日、お前落雷にあったろ?」
トル゚〜゚) 「アレ、雷化してた私なんだ」
('A`) (なんとなくそうじゃないかとは思ってた)
トル゚〜゚) 「その時に、私の力の核の一部がお前に移っちゃってたらしいんだ」
トル゚〜゚) 「だから私はどうにも本調子じゃなかったし、お前は生命力その他もろもろが強化された」
('A`) 「そうだったのか…」
トル゚〜゚) 「だから、多分、お前が私に特別な好意を持ってくれてるのはそのせいだ」
トル゚〜゚) 「お前の中にあった力の一部が、本体である私に還りたがっていた影響なんだと思う」
トル゚〜゚) 「昨日の戦いで、その力の核も返してもらったし、多分、それも徐々に薄まるだろう」
('A`) 「そんな…」
【事情を説明していると見せかけて遠回りなお断りである】
- 618 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:25:53 ID:Fa0BHAPk0
-
トル゚〜゚) 「そういうわけだ、私のこと何ざ忘れて、さっさといい女見つけろ」
('A`) 「……」
トル゚〜゚) 「…じゃ、いくわ。おセンチなのはあんまり好きじゃないし」
('A`) 「…また、会えるよね」
トル゚〜゚) 「……巨人でも出たら来てやるよ」
('A`) 「……」
トル゚〜゚) 「じゃあな、お前らと一緒の学校、結構楽しかったぜ」
(;'A`) 「あっ、待って!!」
┌ ┌ |
┌ ┌ |
┌ ┌ | ミ
┌ ┌ | ζ゚
┌ ┌ |
(;'A`) 「トール!それでも、俺は……!」
(;'A`)
('A`) 「もう、居ないか」
【窓から離別】
- 619 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:26:33 ID:Fa0BHAPk0
-
一年後:進級後の教室
('A`) 「すっかり、秋だなぁ」
('A`) 「センチメンタルに拍車がかかっちゃう」
('A`) 「…はぁ、こんなときはアレだな。気分をリフレッシュしよう」
('A`) ガサゴソ
今年も文化祭の季節がやってきた。
受験生も多く、今年はあまり手間をかけれないということから、去年と同じ、メイド喫茶をすることになった。
僕らの通う高校は二年から三年へはクラス替えを行わないため、面子は去年と同じなのだ。
衣装は去年作ったものの使いまわしをすることになった。
サイズが合わなくなったと嘆く人も居れば、サイズが変わらないと嘆く人もいる。
そして、相変わらず誰も着ることの無いメイド服が、一着だけあった。
去年の、あの秋の転校生を覚えているのは俺一人だけのようだった。
一体どんな細工をしたのか、学校の名簿からも彼女の名前は消えており、
このメイド服が無ければ全てが俺の夢だったのではないかと思うほど、彼女の痕跡は残っていない。
人気の無くなった放課後に、夕日を見ると思い出す。
祭りの後の静けさに包まれたあの教室。まるで世界が朱色の水に沈んだかのような、夕暮れの刻。
ほんの少しの名残惜しさを振り切るように去っていった、彼女の後姿を。
そして多分、俺は忘れない。
霹靂のように現れた彼女との、雷電のよう過ぎ去ったあの二週間を。
彼女の残していった小さく激しい電光は、今でも俺の中を巡り続けているのだから。
【誤爆じゃないよ】
- 620 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:27:35 ID:Fa0BHAPk0
-
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|ー | l ー- l
/⌒ヽ | | l l
l l | | | 0 |
| l | ー- | l⌒) - l
| -‐| | | | 丿 | /⌒ヽ
| | | | |ノ l | ヽ
l _! | !__,! ‐ 一 | l ヽ、
/⌒ヽ l ‐ \ |, ノ⌒) () l 〉-‐ l
l〉 )ヽ、 ヽノ (ノO (ノ (つ ヽ、 | ノ) |
/ 人 ヽ、 (⌒) ヽノ (ノ |
l ヽ、\, )丿 / ノ/ o l
ヽ ノ \,/ / (ノ () ヽ l
\ / / (⌒ヽ |
ヽ、 / / l しノ |
ヽ、 / / | l
ヽ、 l /
ヽ、 | /
ヽ l /
('A`) 「トールちゃん、またいつか、会えるよね……」
('A`) (……早く処理しないと人が来たらまずい)
【最終話:トール ミーツ ボーイ 終わり】
- 621 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:28:23 ID:Fa0BHAPk0
- 【おまけ:人物とその後とか】
トル゚〜゚) トール:神や巨人や魔物を殴る蹴る生活。 ('A`) ドクオ:操を守り貫く童貞。
( ^ω^)ブーン:受験勉強の傍らツンの家庭教師。 ( ・∀・)モララー:デレと付き合うことに。もげろ。
|゚ノ ^∀^)レモナ:彼氏ができたとか。 ζ(゚ー゚*ζ デレ:ウザさ2倍(当社比)
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ:デザイン系の専門学校を目指す。 ('、`*川 ペニス:彼氏一筋受験勉強。
从 ゚∀从 ハインリッヒ:ロボコン出場を目指す。 川д川 サダコ:コスプレに嵌り界隈で有名に。
( ´_ゝ`)アニジャ:生徒会会長に。 (´<_` )オトジャ:生徒会副会長に。
从'ー'从 渡辺:北欧へ行くも、戻って職場復帰。 ( ´∀`)モナー:ある意味一番の問題児。
(´・ω・`) ショボン:週末の度に奥さんとツーリング。 (゚、゚トソン トソン:かわいい。
ξ゚⊿゚)ξ ツン:格闘技に嵌る。 (*゚ー゚) しぃ:二重生活に終止符を打った。
J( '-`)し カーチャン:恋人ができたとか。 (*‘ω‘ *) TPP。満身創痍のサダハルを保護。鍋を返す。
_
( ゚∀゚) オーディン:北欧へ戻るも頻繁に居なくなる。 (´・_ゝ・`) サダハル:TPPと同棲。カレー屋を営む。
( ゚д゚ )( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)| ^o^ | 巨人ズ。各地に散ったが、たまに集まって桃鉄で遊ぶ。
( ^Д^) プギャー。彼女(?)ができたとか。 爪'ー`) フォックス。タイへ武者修行に。
( "ゞ) デルタ:しぃ、フォックスに代わり番を張ることに。 (‘_L’) テュール(フィレンクト):犬が嫌い。
|::━◎┥ 歯車王:中身は小柄な美少女と噂。ロボコンにロボとして出場。退場を命じられる。
- 622 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:29:20 ID:Fa0BHAPk0
- 【ギコ:最終回】
(,,゚Д゚) ギコ:全面戦争の火蓋は切って落とされた。ルールは単純。大将が倒れたら負け。その一つ
ギコは大将にロマネスクを据える。彼の単純な強さと、出来れば争いたくないという心情を考慮した。
それと同時に、誰よりも先に鬼沢のもとへ攻め入りたいという気持ちがあった。
序盤、早速プギャーが四肢の一人、【鬼】こと流石姉者と接触。
鋼の耐久力に水の心得を持ち、静の拳士として成長を見せたプギャーだが、
鉄仕込のブーツを駆使したアネジャのソバットに苦戦。辛く勝利を収めるも自身も著しく消耗する。
ギコよりも先に鬼沢の首を狙っていたフォックスは【魔】のワカッテマスに足止めを食らう。
肘膝を交えた容赦ない猛攻仕掛けるも、ワカッテマスの長い手足から繰り出される技に翻弄される。
よもや敗北というところでプギャーが合流。コンビネーションで勝利をものにする。
大将として教室に陣取っていたロマネスクだったが、異変に気付き腰を上げた。
音も無く倒される護衛達。【虚】、小森ヒッキーの奇襲であった。
相手をくまなく観察し、後の先を取るのがロマネスクの戦法であったが、対するヒッキーは
視線誘導、飛び道具、トラップを駆使し、ナイフによる一撃必殺を狙うスタイル。
ロマネスクにとっては扱いがたい相手であり、それを見越した鬼沢の采配である。
しかし、『たった一人の第三勢力』を倒すには、ヒッキーの地力は足りなかった。
ヒッキーの必殺技、視線誘導によるミスディレクションを看破し、逆に模倣。
王の姿を見失った暗殺者は、その剛拳に打ちのめされた。
その頃、しぃを護衛しながら校舎内を逃げ回っていたデルタは、シラネーヨに遭遇する。
相対した【竜】シラネーヨは四肢のうち最も強く、そして最も慈悲深い男だった。
横暴かつ気まぐれな鬼沢が王として君臨していられたのは、彼の働きによるものが多かった。
鬼沢さえ居なければ彼が学園最強であることに異論を唱える者は居ない。
真剣でも、木刀でもなく、あくまで試合準拠の竹刀でデルタを打つシラネーヨ。
それは「打つ」というよりも「斬る」を想わせる感触であり、
一度打たれたものは生きていることに安堵すらすると言う。
しかし、デルタは違った。極限まで集中力を高め、全痛みをシャットアウト。
自分の骨を立たせる間、相手の骨を外し、腱を捻り続けた。全ては、自分の負けた後、戦う誰かのため。
その自己犠牲すら厭わないデルタの態度に畏怖の念を抱いたシラネーヨは禁を破り突きを放つ。
一流剣士の突きは、デルタの咽笛に突き刺さり、呼吸困難を引き起こした。
意識を保つので精一杯のデルタ。シラネーヨの指二本と鎖骨一本、膝の腱を代償に、敗北。
下っ端の群れを倒し鬼沢を目指していたギコが目撃したのは足すくみ硬直するしぃの姿であった。
足元には膝を折ったデルタ。手加減されたか、命はあるが危険なのは一目で分る。
激昂し、シラネーヨに挑むギコ。これが互いに万全の状態であれば、勝者はシラネーヨだったかもしれない。
しかし、デルタの攻撃は確実にシラネーヨを消耗させており、ギコは激闘を制しシラネーヨを討ち取った。
そして、ついに鬼沢との一騎打ち。鬼沢の周りを囲んでいた雑魚は、プギャーとフォックスの手で倒されていた。
同時に、二人は鬼沢によって意識を奪われていたが。
数ヶ月の間を置いて再び相対した二人。
駆けつけたロマネスク、しぃ、デルタ、そしてその他の不良たちの前で、二人は再び拳を交えたのである。
- 623 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:31:47 ID:Fa0BHAPk0
-
以上でございます
最終話ですた。普段の1.5倍くらいの長さになりました。配分下手すぎて三点倒立しました。
なんだかんだ読んでくれる人がいてよかったなーというのが終わってみての感想です。
正直な話、AAや会話のみの練習のつもりで始めたこの話、後悔も多々あれど、
読者の皆さんのお陰で愛着のあるものにはなりました。
最後なのでなんかおもしろいことでも言おうと思いましたが、そもそもギャグが苦手なのを忘れていました。
最後に、読んでくださった人、まとめてくれた文丸さん、AAをくれたデミそこさんに感謝を。
読んでくれる人なくして書けたものではなかったなーと思ってます。
罵声質問罵声感想罵声等ありましたら遠慮なく叩きつけてください歓喜します。
尚、
一話>>1 二話>>60 三話>>12 7四話>>214
五話>>294 六話>>365 七話>>434 最終話>>525
です。しおり代わりにどうぞ。
ありがたいまとめ:ブーン文丸新聞
http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/thor/thor.htm
トル゚〜゚)ノシ ではでは
- 624 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:35:59 ID:THr./Uaw0
- 乙でした
とても面白かったです。
- 625 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:39:40 ID:Ch2aBfGQ0
- え?終わっちまうのか?
もっと続けて欲しかったわ・・・
面白かった乙
- 626 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:49:10 ID:6NVftdfc0
- 終わったか、安定のクオリティだった!乙!!
- 627 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 00:51:23 ID:MJZUs8Fs0
- 超乙! 楽しんだよ!
- 628 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 01:00:55 ID:Pn/AQZ5E0
- 乙、スピンオフとか読みたかったぜ
- 629 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 01:02:11 ID:yu7yrJO.O
- 乙でした!
毎度超楽しみに待ってたからちょっと寂しい
- 630 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 12:34:05 ID:uxDN.QcoO
- まだ完結してないじゃないか
- 631 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 12:35:26 ID:1ZnZ37Ho0
- ギコのその後について10行
- 632 :名も無きAAのようです:2012/03/27(火) 20:43:50 ID:SYeEpKsI0
- ドクオの歪なさにワロタ。
これまで楽しませてくれてありがとう!
乙でした!
- 633 :名も無きAAのようです:2012/03/28(水) 01:01:57 ID:aSoT8vds0
- 乙
- 634 :名も無きAAのようです:2012/03/28(水) 20:24:27 ID:rQKnM0ZUO
- 本編乙でした!クライマッックスでさえ容赦なくギャグを入れてくる姿勢に脱帽。
で真の本編の続きマダー?
- 635 :名も無きAAのようです:2012/04/01(日) 22:59:25 ID:Yy4AiB5E0
- >>631
ギコと鬼沢の勝負は日が暮れるまで続いた。
鬼沢の初撃。高所、遠距離から放たれた亜音速の拳。しかも、左右の連撃。
ギコは体を引きながらこれを捌く。鬼沢は体勢を崩したギコに、渾身の右ストレートを放り込む。
そして、その瞬間、鬼沢の右脇腹に鋭い痛みが走った。
ギコは最低限の後退で鬼沢を誘い込み、掌で攻撃を流し、膝を叩き込んだのだ。
鬼沢の力を利用した紙一重のカウンターは鬼沢の肋骨を砕き折った。
この一撃は、賭けだった。一度見た鬼沢の得意パターンに、無理やり合わせたカウンター。
この命を懸けた攻撃が功を奏し、鬼沢の力は半減。
そこから約一時間の殴り合い。正に鬼気迫る戦いを制したのは、ギコであった。
ギコはその後、統治権をフォックスに譲り自身は大学進学のための受験勉強に入る。
【おまけとか】
四月半ばくらいに過去ログ送り申請するつもりなんですがそれまでただ放置するのもつまらないので
「このキャラのその後kwsk」みたいな要望があったら喜んで馬車馬のように書きます
- 636 : ◆ASS/LTayZQ:2012/04/01(日) 23:12:43 ID:pdEpZgYE0
- >>635
やったああああああ
- 637 :名も無きAAのようです:2012/04/01(日) 23:13:28 ID:pdEpZgYE0
- 酉外れてねえ これは恥ずかしい
- 638 :名も無きAAのようです:2012/04/01(日) 23:18:47 ID:8pCNPvw2O
- ロマネスクのその後を
嘘じゃないよね?
- 639 :名も無きAAのようです:2012/04/01(日) 23:27:33 ID:B86ZhCYs0
- >>637
ドラクエさん何してるんすか
ここは王道にドクオのその後が見たい
- 640 :名も無きAAのようです:2012/04/02(月) 00:11:21 ID:nWsbHSOM0
- ここまで把握
まとめて投下するので二、三日以内くらいまでにはできるかと
- 641 :名も無きAAのようです:2012/04/02(月) 01:40:06 ID:QTcnTWzUO
- 出番の少なかったツンにもスポットライトを当てて上げて下さい
- 642 :名も無きAAのようです:2012/04/02(月) 07:10:37 ID:ZGntiGlY0
- サダハルTPPの生活がみてえっす
- 643 :名も無きAAのようです:2012/04/02(月) 13:28:53 ID:N8.e.DB.O
- もしかして他にも長編書いてない?
- 644 :名も無きAAのようです:2012/04/02(月) 20:23:32 ID:nWsbHSOM0
- >>643
書いてないですよー
- 645 :名も無きAAのようです:2012/04/02(月) 23:00:19 ID:g1BmNFf60
- デレちゃんとモララーみたい!
デレ可愛いよデレ
- 646 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:03:24 ID:GN/5WEIo0
- |∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|オマケ]o
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' [オマケ] <コトッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ピャッ!
| ミ
| [オマケ]
【全五組分:順不同】
- 647 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:04:06 ID:GN/5WEIo0
-
色々あった約半年後:某所:朝
(´・_ゝ・`) (今日も、平和な朝が来た)
(´・_ゝ・`) (人間に匿われ、ひきこもり家事をこなすだけの日々…仮にも王として、いいのだろうか)
(´-_ゝ-`) (ウトガルドで為政を行っていた頃には、思いもしなかった生活だ)
(´-_ゝ-`)
\ r'´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|___________
|l \:: | | |、:.. |[], _ .|:[ニ]:::::
|l'-,、イ\: | | |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | (´-_ゝ-`) ,l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | |,r'"´ ̄`゙ー-‐´ ̄`ヽ、l:::::
|l.,\\| :| | ,' :::::... ..::ll:::: そうだ
|l | :| | | :::::::... . .:::|l:::: これは夢なんだ
|l__,,| :| | | ::::.... ..:::|l:::: ぼくは今、夢を見ているんだ
|l ̄`~~| :| | | |l:::: 目が覚めたとき、
|l | :| | | |l:::: ぼくはまだウトガルドに居て
|l | :| | | ''"´ |l:::: 起きたらコーヒーを挽いて、
|l \\[]:| | | |l:::: 朝カレーを食べて、涼しい午前中に幻術で神族をからかって、
|l ィ'´~ヽ | | ``' |l:::: 午後から巨人達とトランプでおもいっきり遊ぶんだ・・・
|l-''´ヽ,/:: | | ''"´ |l::::
|l /:: | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ::::
【布団は現実から逃げるための船だ】
- 648 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:04:52 ID:GN/5WEIo0
-
(*‘ω‘ *) 「おはようございますっぽ」
(´・_ゝ・`) 「ああ、お早う」
(*‘ω‘ *) 「今日はバイトで少し遅くなるっぽ。晩御飯は先に食べててっぽ」
(´・_ゝ・`) 「ああ、がんばって」
(*‘ω‘ *) 「いってくるっぽー」
(´・_ゝ・`) 「…」
(´・_ゝ・`) (生活費は、貯えから多めに渡してはいるが、これ実質ヒモだよな…)
(´・_ゝ・`) (何か、何かしなければ)
(´・_ゝ・`) 「…………」
(´・_ゝ・`) (ゲームやろう)
【それでいいのかニート】
- 649 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:05:37 ID:GN/5WEIo0
-
一時間後:
(´・_ゝ・`) カチカチ
(´・_ゝ・`) 「……ドラクエも終わってしまった」
(´・_ゝ・`) (いっそ世界の半分が欲しい)
(´・_ゝ・`) (失うものは何もないし)
(´・_ゝ・`) (……掃除と洗濯してしまおう)
(´・_ゝ・`) (あと、布団も干して、夕食の買出しにも行かなきゃ)
(´・_ゝ・`) (えっと…今日は秋刀魚が安いな)
(´・_ゝ・`) (一昨日の生姜が残っているし、煮付けにしてみてもいいな)
(´・_ゝ・`) (む、隣町のスーパーでペーパー大特タイムセールだと?)
(´・_ゝ・`) (トイレットペーパーとキッチンペーパー、丁度減ってきていたんだよな)
(´・_ゝ・`) (ふむ、四時までに掃除を終わらせれば間に合うぞ)
(´・_ゝ・`) (隣町に行くならば、途中の調理器具屋で鍋を見繕うか)
【最早主夫】
- 650 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:06:23 ID:GN/5WEIo0
-
夕方:街中の洋食屋
(*‘ω‘ *) 「えっ?お店締めちゃうんですかっぽ?」
/ ,' 3 「うん。ワシもね、もう歳だし」
(*‘ω‘ *) 「たしかに、包丁持つ手がプルプルしてるっぽ。チワワ系ジジイだっぽ」
/ ,' 3 「そうそう。カレーの具に、ワシの指入ってても嫌でしょ」
(*‘ω‘ *) 「うんぽ」
/ ,' 3 「だからさ、まあ、後半年は続けるつもりだけど、早めに、伝えておこうと思って」
/ ,' 3 「なんだったら新しいバイトも口利くし。TPPちゃんすごく頑張り屋だからどこでも雇ってくれるよ」
(*´ω`*)、´ 「そ、そんな。照れるっぽ」
/ ,' 3 「うんうん。なんていうか、頑張ってヒモ養っちゃいそう」
(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *) (何故分る)
【事実は隠しても漏れるもの】
- 651 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:07:29 ID:GN/5WEIo0
-
(*‘ω‘ *) 「で、誰かに引き継いだりしないんですかっぽ」
/ ,' 3 「ほら、ワシ大魔法使いだし」
(*‘ω‘ *) 「大魔法使いってより僧侶だっぽ」
/ ,' 3 「そこ言及しないように」
/ ,' 3 「だから子供も居ないし、弟子なんかそれこそ居ないし」
(*‘ω‘ *) 「……いいこと思いついたっぽ!」
/ ,' 3 「え?なに?新しい手淫の方法?」
(*‘ω‘ *) 「セクハラで訴えるぞクソジジイ」
/ ,' 3 「お前はまずその名前付けた親を訴えろ」
(*‘ω‘ *) (言い返せない)
【下ネタである】
- 652 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:08:13 ID:GN/5WEIo0
- 夜:TPP部屋
(*‘ω‘ *)) 「と、いうわけだっぽ」 モグモグ
(´・_ゝ・`) 「なるほど。そのセクハラ爺を呪殺すればいいのだね」
(*‘ω‘ *)) 「耳腐ってんのか」 モグモグ
(*‘ω‘ *)) 「デミタスにその気があるなら連れて来いってっぽ」 モグモグ
(´・_ゝ・`) 「…ふむ、私もただ家で家事をするだけではあまりに申し訳なかったからな」
(*‘ω‘ *)) 「じゃ、明日行ってみるっぽ」 モグモグ
(´・_ゝ・`) 「ふむ。料理は好きだし、昼の営業を終えた頃に訪ねよう」
(*‘ω‘ *)) 「そうするっぽ」 モグモグ
(´・_ゝ・`) 「ところで、どうだろうか、秋刀魚の煮付け」
(*‘ω‘ *)) 「相変わらず美味いっぽ。ご飯が進むっぽ」 モグモグ
(´・_ゝ・`) 「ふむ。しかし少し太ったんじゃないか?」
(*‘ω‘ *)) 「デミタスが美味い飯作るからだっぽ」
(´・_ゝ・`) 「順調だ。どんどんふくよかになりたまえ」」
(*‘ω‘ *)) 「おまえの思い通りにはならんっぽ」 モグモグ
【ふくらむTPP】
- 653 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:08:57 ID:GN/5WEIo0
- さらに半年後:店
(´・_ゝ・`) 「ってなかんじでね、私がこの店を引き継いだんだ」
ξ゚⊿゚)ξ 「へー、すごいなぁ」
( ^ω^)「お陰で僕らはこの美味い飯を食えるのかお」
ξ゚⊿゚)ξ 「ほんと、こんなお店あるならもっと早く来ればよかったわ」
(´・_ゝ・`) 「はは、ありがとう」
(´・_ゝ・`)つ 「はい、これ。おじさんの話に付き合ってくれたサービス」
ξ゚⊿゚)ξ 「これ、ガトーショコラ?」
(´・_ゝ・`) 「そう。何かデザートをやってみようと思ってね、試しに作ってみたんだ」
(´・_ゝ・`) 「ちなみにこっちが野菜のプリン。今回は南瓜」
( ^ω^)「うめぇ!!」
ξ゚⊿゚)ξ 「私この南瓜プリン好きかも」
(´・_ゝ・`) 「ふふ、今後も贔屓にしてもらえるなら、記念日なんかにサービスするよ」
( ^ω^)「ふとっぱらですお」
【あなた方の学校襲わせた人です】
- 654 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:09:37 ID:GN/5WEIo0
-
(´・_ゝ・`) 「ところで、二人は付き合っているんだよね?」
ξ*゚⊿゚)ξ そ
( ^ω^)「そうですお」
(´・_ゝ・`) 「ま、休日の昼間に二人で来たら大抵そうだろうね」
( ^ω^)「最近受験勉強であまり会えないから、たまには一緒に遊ぼうと思って」
(´・_ゝ・`) 「大変だねえ学生さんは。そういうことならこの試作クッキー、お家で食べてよ」
( ^ω^)「あざっす!」
ξ*´⊿`)ξ、´
(´・_ゝ・`) 「おっと、せっかくのデートなら引き止めすぎても悪いね」
( ^ω^)「そうですおね。ごちそうさまですお」
ξ*゚⊿゚)ξ 「ご、ご馳走様です!」
(´・_ゝ・`) 「はーい、またいらっしゃい」
壁|‘ω‘ *) 「接客うまくなったっぽね」
(´・_ゝ・`) 「人はいくつになっても成長するものさ」
【王のプライドは無いのか】
- 655 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:10:33 ID:GN/5WEIo0
- 後日:
\カランカラーン/
(´・_ゝ・`) 「いらっs…」
(*‘ω‘ *) 「いらっしゃいませだっぽー!」
('A`) 「一人なんですけど」
| 壁 |_ゝ・`) (恐れていた事態が!!)
| 壁 |_ゝ・`) (あの少年、まだトールと繋がっているのか?そもそも私を覚えているのか?)
| 壁 |_ゝ・`) (もしそうだとしたら、ここを離れ逃げなければいけなくなる…)
| 壁 |_ゝ・`) (それは嫌だ…テーブルに通して、出来るだけ姿を見せないように…)
('A`) 「どうせ一人だし…カウンターでいいかな」
(*‘ω‘ *) 「どうぞー」
| 壁 |_ゝ゚`) (ふおおおおおおおおお!!)
| 壁 |_ゝ゚`) (これだからボッチはああああああああああ!!)
【窮地】
- 656 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:11:29 ID:GN/5WEIo0
-
| 壁 |_ゝ゚`) (どうするッ、どうすんのよ俺!!)
| 壁 |_ゝ゚`) (くっ、仮にも店主をしている以上、カウンターの客に姿を見せないわけにはッ)
| 壁 |_ゝ゚`) (こうなったら!)
| 壁 |彡 サッ
| 壁 |
| 壁 | 三(´■[_]■`) ※サダハルです
(´■[_]■`) (無駄に大きいマスクとサングラス!これでどうだ!)
(´■[_]■`) 「いらっしゃい、今日は何にします?」
('A`) 「うーん、おすすめって……」
('A`)
(´■[_]■`) 「おススメですか?ウチはやっぱりカレーが人気かな」
('A`) 「なんだこれ」
(´■[_]■`) 「ん?ウチのカレーは欧風だよ?」
【絵に描いたような不審者】
- 657 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:12:25 ID:GN/5WEIo0
-
(*‘ω‘ *) (デミタスは時々気違ったことをするのが玉にキズだっぽね
('A`) 「いやぁ、すいません。花粉症って大変なんですね」
(´■[_]■`) 「はは、まあね。私の場合、くしゃみが増えるからね」
(´■[_]■`) 「対策はしっかりしないと」
('A`) 「料理にはいったらいけませんもんね」
(´■[_]■`) 「そういうこと。はい、こちらご注文の欧風カレーです」
('A`) 「うわ、うまそう。頂きます」
(´■[_]■`) 「うまそう、じゃなくて、美味いよ。私が保証する」
(*'A`) 「ウマッ!これは確かにおいしいや」
(´■[_]■`) (……ふう、危なかった。とっさに思いついた嘘とはいえ、上出来だ)
(´■[_]■`) (この格好の正当性も保てるしな)
(*‘ω‘ *) (あんなグラサンとマスク、どこに隠してたんだっぽ)
【幻術で作ってるんだよ!何かおかしいね!】
- 658 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:13:07 ID:GN/5WEIo0
-
\カランカラーン/
(´■[_]■`) 「いらっしゃいm…」
(*‘ω‘ *) 「いらっしゃいませっぽー」
_
( ゚∀゚) 「ここかい?生徒に聞いた洋食屋って」
从'ー'从 「うん。すごく美味しくて、店長さんがいい人だって」
('A`) 「あれ、先生に、オーディン」
_
( ゚∀゚) 「こっちではジョルジュで通してるんだ。ジョルジュで頼むぜ少年」
(*‘ω‘ *) 「お知り合いですかっぽ?」
从'ー'从 「ええ」
_
( ゚∀゚) 「そうだ、丁度少年に話したいことがあったんだ。隣いいか?」
('A`) 「俺はいいけど、先生は?」
从'ー'从 「私も構わないよ。互いに気を使う関係でもないし」
(;´■[_]■`) (のおおおおおおおおおおん!!!!!!私に気をつかってええええええええ!!!!!)
【因縁と対面】
- 659 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:13:48 ID:GN/5WEIo0
- 閉店後
(;´・_ゝ・`) 「ふう、今日はなんか余計に疲れたな」
(*‘ω‘ *) 「あとはこの洗い物で終わりだっぽ」
(´・_ゝ・`) 「…そろそろ新しい人雇おうかな」
(*‘ω‘ *) 「そうだっぽねえ。あと一人毎日出られる人がいると助かるっぽ」
(´・_ゝ・`) 「そうだなあ。どうせノウハウはここで教えるし、若くて根性ある人がいいな」
(*‘ω‘ *)「そうだっぽね」
(*‘ω‘ *) 「…よし、洗い物終わりっぽ。ご飯はここで食べて帰るかっぽ?」
(´・_ゝ・`) 「んー、今から食器を汚すのも嫌だし、どこかで食べていくか」
(*‘ω‘ *) 「ぽ!!駅前の中華料理屋がいいっぽ!!」
(´・_ゝ・`) 「ん?あまり聞かないが、美味いのか?」
(*‘ω‘ *) 「酢豚のパインの代わりにみかんがどっさり入ってるんだっぽ!!」
(´・_ゝ・`)
(´・_ゝ・`) 「マジキチ」
【味は想像におまかせします】
- 660 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:14:17 ID:91Qk4UZ.O
- おぉ!?支援
- 661 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:15:35 ID:GN/5WEIo0
-
(´・_ゝ・`) 「ただいまー」
(*‘ω‘ *) 「おかえりっぽ」
(*‘ω‘ *) 「ただいまっぽ」
(´・_ゝ・`) 「おかえり」
(*‘ω‘ *) 「お風呂どうするっぽ?」
(´・_ゝ・`) 「今日はゆっくり浸かろうか」
(*‘ω‘ *) 「じゃ、溜めるかっぽ」
(´・_ゝ・`) 「待ってる間ゲームでもするか
(*‘ω‘ *) 「何やるっぽ?」
(´・_ゝ・`) 「ドカポン」
(*‘ω‘ *) 「お前のやり方汚すぎて嫌い」
(´^_ゝ^`) 「そういうゲームだろ?」
【人間関係にバグを起こすゲーム】
- 662 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:16:39 ID:b0xyZQMg0
- サダハル・・・・
楽しそうだな
- 663 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:16:48 ID:GN/5WEIo0
- しばらくして:
(*‘ω‘ *) 「そろそろ寝るかっぽ」
(´・_ゝ・`) 「そうだな」
(*‘ω‘ *) 「電気消すッぽ」
(´・_ゝ・`) 「ああ」
(´‐_ゝ‐`) (……)
(´‐_ゝ‐`) (こんな生活も悪くないと思い始めている自分が居る)
(´‐_ゝ‐`) (散り散りになった部下達は、元気にやっているだろうか)
(´‐_ゝ‐`) (……あ、カーテン閉め忘れてた)
(´・_ゝ・`)
|| || |::
|| || |::
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||┐ || |::
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/::○:||_○.:\ || |::
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_________________________|__|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(´・_ゝ・`) (ここ、二階だよね)
【おまけ1:(´・_ゝ・`)DEMI'S KITCHENのようです(*‘ω‘ *) :おわり】
- 664 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:17:39 ID:GN/5WEIo0
- サダハルの店を出た後:
ξ゚⊿゚)ξ 「お世辞抜きで美味しかったわね、あのお店」
( ^ω^)「だお。店長さんもいい人だったし、またいくお」
ξ゚⊿゚)ξ 「……」 テコテコ
( ^ω^)「……」 テクテク
ξ゚⊿゚)ξ 「ブーン、あのさ」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「…今日、ありがと」
( ^ω^)「ん。別に僕が会いたかっただけだお」
ξ*‐⊿‐)ξ 「……それはそれで、嬉しい」
( ^ω^)「お」
【※白目を剥きながら書きました】
- 665 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:18:20 ID:GN/5WEIo0
- 後日:ツン宅:夜
ξ´⊿`)ξ (暇だなあ)
ξ´⊿`)ξ (ブーンにメール…は迷惑だよね)
ξ‐⊿‐)ξ (この間遊びに行ってから、メールすらろくに出来てないわ)
ξ゚⊿゚)ξ 「このまま、疎遠になって別れちゃったらどうしよ」
ブィィ ブィィ
ξ゚⊿゚)ξ そ (電話!)
ξ゚⊿゚)ξっ/ コチ
[着信:ドクオ先輩]
ξ゚⊿゚)ξっ/
ξ#゚⊿゚)ξ 「お前かよ!」
と彡
【あるある】
- 666 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:18:31 ID:D8fSoqqA0
- 白目wwwwwwくそっwww
- 667 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:19:14 ID:GN/5WEIo0
-
ξ゚⊿゚)ξ 「はあ、ドクオに当たろう」
ξ【゚⊿゚)ξ 「もしもし?」
('A`) 『よっ』
ξ【゚⊿゚)ξ 「いきなり何の用よ」
('A`) 『いや、ブーンにメールも電話も出来ず暇持て余してんじゃねーかなと思って、からかおうかなと』
ξ【゚⊿゚)ξ 「……アンタのそういうトコ、むかつくわ」
(⌒A⌒) 『図星かwwwwwwwwwwwwwww』
ξ【゚⊿゚)ξ 「ったく。どうせだから、責任持って話付き合いなさいよ」
('A`) 『やだよ。俺これから忙しくなるし』
ξ【゚⊿゚)ξ 「え?ああ、まあアンタも受験生だもんね」
('A`) 『違う違う。オナニー』
ξ【゚⊿゚)ξ 「アンタいつかガチで訴えられるわよ」
【そして確実に負けるわよ】
- 668 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:20:20 ID:GN/5WEIo0
-
('A`) 『しゃーねーな。優しい俺は悩める後輩の愚痴でも聞いてやるか』
ξ【゚⊿゚)ξ 「いちいち恩着せがましいわね」
('A`) 『で、なんかあったのか?』 ガサゴソ
ξ【゚⊿゚)ξ 「どっちかって言うと、何も無いから悩んでる」
('A`) 『だろうなぁ』
ξ【゚⊿゚)ξ 「私もアイツが頑張ってんのは知ってるし、わがまま言いたくないんだけどさ」
('A`) 『お前は良くやってると思うよ』
ξ【゚⊿゚)ξ 「そうかな」
('A`) 『ああ。逆にブーンが「ツンからメールが来なくなった」と不安になる程度には頑張ってる』
ξ【゚⊿゚)ξそ 「な、なにそれ!そんなこと言ってたの?」
('A`) 『そ。だから、もうちょっとメールとかしてやれ』 ガササッ
ξ【゚⊿゚)ξ 「そっか……」
【受話器の向こうの変態がナニをしているか、彼女は知らない】
- 669 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:21:19 ID:GN/5WEIo0
-
ξ【゚⊿゚)ξ 「でも、そんな風に思ってるなら、言ってくれてもいいのに」
('A`) 『メールがほしい、けど、もしメールが来たら勉強をおろそかにしてしまうかもしれない』
('A`) 『だから、自分から言うわけには行かない。ってとこじゃねーの』
ξ【゚⊿゚)ξ 「それじゃ、結局私もメールしない方がいいじゃない」
('A`) 『お休み、勉強頑張ってね、でいいじゃねえか』
ξ【゚⊿゚)ξ 「なんか、口だけみたいでやだなぁ」
('A`) 『口だけじゃねーんだろ?なら平気だよ』
ξ【゚⊿゚)ξ 「そうだけど…正直、今すぐ会いたいって言いたいもん」
('A`) 『…ああ、多分ブーン飛んでくぞ、それ』 ガタタッ
ξ【゚⊿゚)ξ 「ダメだよ、勉強頑張んなきゃいけないのに」
('A`) 『…んー、ちと遅かったな』
ξ【゚⊿゚)ξ 「え?」
('A`) 『あ、いやごめん。…AV早送りしすぎただけだ』
ξ【゚⊿゚)ξ 「アンタマジで訴えんぞ」
【そして勝つぞ】
- 670 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:22:30 ID:GN/5WEIo0
-
('A`) 『ちなみによ。ブーンの部屋からお前んちまでってどれぐらいだっけ?』
ξ【゚⊿゚)ξ 「ん?自転車で15分くらいかな」
('A`) 『ふーん、じゃ、ブーンの足なら10分もいらねえな』
('A`) 『休憩がてら会うくらいには丁度じゃねえか』
ξ【゚⊿゚)ξ 「うーん」
('A`) 『煮えきらねえな』
ξ【゚⊿゚)ξ 「ちょっと会ったら、もっと一緒に居たくなるもん」
('A`) 『…はぁ。あの超絶ツンツン女がここまでデレるとはねえ』
ξ*゚⊿゚)ξ 「わ、わるいか!」
('A`) 「いんや。恋のキューピッド役としては嬉しい限り」
ξ【゚⊿゚)ξ 「キューピッドって顔かよ」
('A`) 「悪魔とでも言う気か」
ξ【゚⊿゚)ξ 「いや、餓鬼道の餓鬼」
('A`) 「チョイスが絶妙過ぎんぞ女子高生」
【優しさに餓え】
- 671 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:22:38 ID:b0xyZQMg0
- ぶれないドクオwwwwwwwww
- 672 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:23:11 ID:GN/5WEIo0
-
('A`) 『ま、いいけど。まーた愚痴りたくなったら電話してこいよ』
('A`) 『気の済むまで相手してやるから』
ξ【゚⊿゚)ξ 「アンタに地味に救われてるのが嫌になってくるわ」
('A`) 『くけけ。なんだったら乗り換えてもいいんだぜ』
ξ【゚⊿゚)ξ 「鏡見てから言えよ。中身がカバーできる限度超えてんぞ」
('A`) 『言っとくけど俺にも傷つく心はあるんだからな』
ξ【゚⊿゚)ξ 「アホなこと言うからでしょ。心にも無いこと言って」
('A`) 『…サーセン。じゃ、また今度な』
ξ【゚⊿゚)ξ 「うん、あんがと」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ 「気は楽になったけど、何も解決してないのよねぇ」
ξ゚⊿゚)ξ 「あの馬鹿は、口は出すくせに、最後は私に決めさせるんだから」
【そんなもんよ】
- 673 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:23:42 ID:D8fSoqqA0
- (⌒A⌒)wwwwwwwww
- 674 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:23:59 ID:GN/5WEIo0
-
ξ゚⊿゚)ξ (寝るにはちょっと早いなぁ…漫画でも読もうかな) ガサゴソ
ブィィ ブィィ
ξ゚⊿゚)ξ (メール?)
『from:内藤先輩
本文:僕も会いたい。外にいる』
ξ゚⊿゚)ξ 「え?」
ξ;゚⊿゚)ξ 「…………っ!?」 ダッシュ
ξ;゚⊿゚)ξつ扉|そ ガチャ!
ξ゚⊿゚)ξ
ξ*゚⊿゚)ξ
───────────────────────────────────
ブーンの部屋:
('A`) 「ったく、手のかかるバカップルだよホントに」
('A`) 「あーあー。ハンズフリーで長々と喋ったせいで電池の減りがひでえな」
('A`) 「はー、ガチでAVでも見るか」
【おまけ2:ξ゚⊿゚)ξデレたらデレたで問題は多いようです おわり】
- 675 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:24:54 ID:GN/5WEIo0
- 決戦の翌日:とある病院:
( ФωФ)(……)
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
( ФωФ)「元気であるか?」
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
( ФωФ)「我輩は……ちょっと腕を切られてしまったけど、元気であるよ」
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
( ФωФ) 「馬鹿な後輩が、一丁前に無謀な夢を語るので、つい一緒になって暴れてしまったである」
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
( ФωФ)「……」
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
( ФωФ)「いつまでも寝てると、また喧嘩しちゃうである」
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
( ФωФ)「……嘘である。だから早く……」
( 十ω十)「……」
扉|'-`)し (点滴交換の時間なんだけど、入りにくいわ)
【カーチャンの勤務先】
- 676 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:25:44 ID:GN/5WEIo0
-
J( '-`)し 「ごめんね、点滴交換の時間だから、ごめんね」
( ФωФ)「いや、こちらこそすみませんである。今日はもう帰るである」
J( '-`)し 「あら、ごめんね。すぐ済むからもう少し居てあげても……」
( ФωФ)「いえ、用もあるので」
J( '-`)し 「そう…」
( ФωФ)「…………お願いします」
J( 'ー`)し 「また、来てあげてね」
( ФωФ)「……はい」
(*‐[ハ]‐) ピ ピ ピ
J( '-`)し (……やっぱり、ここに居るのは、つらいわよねえ)
【コイツに関してはギャグ要素が一切無いぞ。覚悟しろ】
- 677 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:26:26 ID:GN/5WEIo0
- 後日:
(,,゚Д゚) テクテク
(,,゚Д゚) (ん?)
ΩΩΩ< おらっ!!何だよ、アフリマンなんてこんなもんかよ! ドゲシッ ドゲシッ
(,,゚Д゚) (やけに状況が分りやすく、かつ俺が興味を示さずには居られない音が聞こえる)
(,,゚Д゚) 「おい、お前ら」
ΩΩΩ<あん?…コイツ、ハードラックのギコだ!
ΩΩΩ<アフリマンがこんなんだろ!やっちまえ!!
(,,゚Д゚) ドゴッ ゲシッ バキッ
Ω<ぎゃー!
Ω<畜生!覚えてやがれ!!
Ω<大して活躍しないくせに!!
(,,;メ#ωФ)「……相変わらず、強いであるな」
(,,゚Д゚) 「おうよ。忘れそうになるけどな」
【ヤムチャ的な】
- 678 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:27:18 ID:GN/5WEIo0
-
(,,゚Д゚) 「あんなの、アンタならすぐだろ」
(;;#メωФ)「……」
(,,゚Д゚) 「…つー先輩、よくねえのか」
(;;#メωФ)「悪いまま、と言う方が精確であるな」
(,,゚Д゚) 「ま、そうそう上手くはいかねえか」
(;;#メωФ)「……」
(,,゚Д゚) 「アンタも、卒業なんだってな」
(;;#メωФ)「ああ、本来なら退学のところ、学校統一に一役かった功績を認められて卒業になったのである」
(,,゚Д゚) (相変わらずふざけた学校だゴルァ…)
【ふざけて作ったから】
- 679 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:27:59 ID:GN/5WEIo0
-
(,,゚Д゚) 「卒業した後どうすんだ?」
(;;#メωФ)「バイトでもしながら、職を探すである」
(,,o゚Д゚)o 「これ、止めちまうのか?」
(;;#メωФ)「……お前達と戦ったのは例外である。我輩は、もう、戦わぬ」
(,,゚Д゚)「今日みたいに絡まれたらどうすんだよ。アンタ、名は売れてるだろ」
( ФωФ)「少なくとも、戦いはしない」
(,,゚Д゚) 「……それでアンタが怪我なんかしたら、悲しむんじゃねえのか」
(;;#メωФ)「…しばらくは、逃げ足でも鍛えるである」
(,,゚Д゚) 「……そうか」
【健気な男】
- 680 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:28:59 ID:GN/5WEIo0
-
友を想いながら逃げ足を鍛える男の図:
∧∧
(*゚∀゚) 喧嘩はだめだにゃー
と つ
⊂ 、 /
∪
\____________________/
(⌒)
 ̄
O
。
∧_∧
⊂二二二( ФωФ)二⊃
| /
( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
【おまけ3:( ФωФ)待ち続けているようです:おわり】
- 681 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:30:01 ID:GN/5WEIo0
- ある日:学校
(゚<_゚ζ 「ミセリさぁん、あなたなぜそんなこと知っているんです?」
ミセ*゚ -゚)リ 「だ、だからぁ」
('、`*川 「何揉めてんの?」
ζ(゚□゚*ζ 「聞いてよペニちゃん!ミセちゃんがまたモラ君とメールしてたんだよ!」
('、`*川 「だよ!って、そりゃそもそも友達なんだからするでしょう」
ζ(´ε`*ζ 「だって!私とは勉強があるからってあんまりしてくれなかったのに」
ミセ*゚Д゚)リ 「だぁ!もう!あんたの疑うようなことは何も無いっての!!」
('A`) 「で。実際のところどうなのよ」
( ;・∀・)「正直な話するよ。ミセリは感覚的に男友達だから、かなりそっけないメール返すのも平気なんだけど」
('A`) 「デレさん相手だと返信の文面に悩みまくって、時間がかかると」
( ・∀・)「うん。あと、たまに怖い」
【>>270参照】
- 682 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:30:41 ID:GN/5WEIo0
-
('A`) 「今思えば、他人の恋愛話で自身の欲求発散してたんだろうな」
( ・∀・)「うん。それは思う」
( ^ω^)「ま、そこを耐えんのも男だお」
('A`) 「あの子はやきもち焼きなだけで、悪い方向には行かないと思うから気長に頑張れ」
( ・∀・)(ドクオって、実は結構な経験者?)
( ^ω^)(アイツの脳みそ、キスまでだったら全ての女と仮想交際できる)
( ・∀・)(セルフラブプラスってレベルじゃねーぞ)
('A`) ?
【魔法の域】
- 683 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:31:26 ID:GN/5WEIo0
- 翌日:
( ・∀・)「というわけでですね」
ζ(゚、 ゚*ζ 「はい」
( ・∀・)「塾がある日は無理だけど、それ以外の日は放課後一緒にいましょう」
ζ(゚□゚*ζ 「!いいの?」
( ・∀・)「うん。正直なことを言えば僕も一緒にいたいので」
ζ(‘∀‘*ζ パァァァァ
( ・∀・)(やっぱりかわいいなぁ)
( ・∀・)「勿論、勉強しながらだけど」
ζ(‘∀‘*ζ 「一緒にいられるだけでいいよ!!」
ζ(‘∀‘*ζ 「そうだ!明日ウチお父さんとお母さんいないから、ウチでしようよ!!」
( ・∀・)
( ・∀・)(一体何をしようっていんうんです)
【勉強だよ】
- 684 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:32:07 ID:GN/5WEIo0
- 翌日:
ζ(゚ー゚*ζ 「でね!今日ウチで一緒に勉強するんだ!」
ミセ*゚ー゚)リ 「良かったじゃない」
('、`*川 「モララーも健気だねえ」
ζ(´〜`*ζ 「へへー。駄々をこねた甲斐があるってもんです」
ミセ*゚ー゚)リ 「今後はいちいちあんたらの痴話げんかに巻き込まないでよね」
ζ(゚ー゚*ζ 「うん!」
ミセ*゚ー゚)リ (しかし、親の居ない日に呼ぶって)
('、`*川 (男子的には勉強どころじゃないよねえ)
ζ(^ー^*ζ 〜♪
【本人は無自覚】
- 685 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:33:00 ID:GN/5WEIo0
- 夕方:デレの部屋
( ・∀・)「ところで、今日ご両親はいつ帰ってくるんだい?」
ζ(´、 `*ζ 「おかーさんは旅行だから今日は帰ってこないよ。お父さんは朝方になるって」
( ・∀・)
/\ /\
/ \/ \ /\
/ / u / / u ', // ',
/ / 飛 / / 角 u ', // ', ←香車
/ / 車 / / 行 ', // ',
/_/___/_/______', .//_____',
( ・∀・)「そっか。僕は七時くらいには帰ろうかな」
�� /\ �堯 拭澄 �
/ \ / \ | | | /\
/ / / / /\ // ',
/ / 飛 / / 角 // ', // ', ←香車
/ / 車 / / 行 // 歩 ', // ',
/_/___/_/___//____', .//____',
ζ(゚、 ゚*ζ 「……泊まっていったらいいのに……」
( ・∀・)
/\ /\
/ \ / u\ /\
/ / u / / u // ',
/ /u 飛 / / 角 // ', ←香車
/ / 車 / / 行 // ',
/_/___/_/___//____',
( ・∀・)「うん、そうしようかな」
【脆すぎる理性】
- 686 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:33:42 ID:GN/5WEIo0
- 夜:
ζ(´、 `*ζ 「ふー。ご飯にしようか」
( ・∀・)「手伝う?」
ζ(゚ー゚*ζ 「大丈夫、お母さんが作って行ってくれたご飯あるから」
( ・∀・)「そっか」
ζ(゚ー゚*ζ 「そこらの雑誌でも読んでて待ってて!」 ガチャッ
( ・∀・)(……正直既に勉強が手についてない)
( ・∀・)(ここは一つ、適当な雑誌でも読んで落ち着こう)
( ・∀・)つ[|本 棚|
( ・∀・)つ[ゼク|本 棚|
( ・∀・)つ[ゼクシィ]
( ・∀・)
( ・∀・)(なん、だと・・・)
【読む本は口ほどにものを語る】
- 687 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:34:27 ID:GN/5WEIo0
-
ζ(゚ー゚*ζ 「おまたせー」
( ・∀・)「…あ」
ζ(゚、 ゚*ζ 「あ、それ、見つかっちゃった?」
( ・∀・)「えっと…」
ζ(´へ`*ζ 「へ、変な意味じゃないよ!?」
( ・∀・)「そう、なの?」
ζ(゚、 ゚*ζ 「……ちょっと浮かれて、買っちゃっただけだから」
ζ(´□`;ζ 「勝手に妄想して喜んでただけだから、気にしないでいいからね!」
( ・∀・)「……うん」
【無理な話である】
- 688 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:35:08 ID:GN/5WEIo0
-
ζ(゚ー゚;ζ (どうしよう。著しく気まずい)
( ・∀・)φ
ζ(゚ー゚*ζ (…別に気にしてなさそうかな)
ζ(゚、 ゚*ζ (ちぇー。確かに気にしないでっては言ったけど、ここまで平然とされるとなぁ」
( ・∀・)φ
ζ(゚、 ゚*ζ (…あれ?)
( ・∀・)φ [ Is this a pen? ]
ζ(゚□゚*ζ (なんで今時中学生すら書かなそうな英文猛勉強してんの!?)
( ・∀・)φ[ No. that is public bath.]
ζ(゚□゚*ζ 「ペンと銭湯間違えるってどんな状況だよ!!」
ζ(゚□゚*ζ 「煙突?煙突がペンに見えたの?せめて工場だろ!」
ζ(゚□゚*ζ 「お願い!落ち着いてモラ君!!」
【結局ロクな勉強にはなりませんでした】
- 689 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:35:56 ID:GN/5WEIo0
- 深夜:
ζ(゚、゚ζ 「これがトソン先生」
ζ('、`*ζ 「これがペニちゃん」
ζ(^∀^*ζ 「これがレモナちゃん」
( ・∀・)「本当にすごいね」
ζ(゚ー゚*ζ 「私に出来ない顔なんて無いよ!」
ζ(゚ー゚*ζ 「もう、大学行くの止めて。ものまね芸人になろうかなー、なんて」
( ・∀・)「……その前に僕のお嫁さんになってくれないと」
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(゚、 ゚*ζ 「ちょ、え、えと」
( ・∀・)「ちゃんと本気だから」
ζ(゚、 ゚*ζ 「えと、あの…」
ζ(-、-*ζ 「……どんな顔していいか分んないよ」
( ・∀・)「出来ない顔もあるんだね」
ζ(-、-*ζ 「……いじわる」
【おまけ4:ζ(゚ー゚*ζは顔面一つで生き抜くようです:おわれ】
- 690 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:36:47 ID:GN/5WEIo0
- 数年後:春
(;'A`) 「入学式から遅刻だー!」 ダッシュ
(;'A`) (なんだか今日は出会いがある気がする…)
(;'A`) (そう、たとえば遅刻しそうな朝の曲がり角…)
(;'A`) (パンを咥えた同じ新入生と…!)
(;'∀`) (さぁ!こい!!)
ゴロゴロ…ピッシャーン
(◎皿◎) 「ぎゃぁぁぁぁぉかみなりぃぃぃぃ!!」ビリビリビリ
トル゚〜゚)っ中 「……いたた…ブレーキ効かすの遅かったな…」
(#A#)
トル゚〜゚)っ中
トル゚〜゚)っ中 「ドクオ久しぶりー」
(#A`) 「おk、とりあえず自分の生命力に乾杯」
【再会も晴天の霹靂】
- 691 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:37:44 ID:GN/5WEIo0
-
('A`) 「ほぼ絶望視していた再会がいきなり叶って嬉しいんだけど、どうしたの?」
トル゚〜゚) 「ん、ちょっと近くまで来たついでに寄ってみた」
トル゚〜゚) 「で、なんだお前のその珍妙な格好は」
('A`) 「大学の入学式だから、スーツ」
トル゚〜゚) 「あ、今日だったのか。しまったな、何も持って来てねえぞ」
('A`) 「いや、別に(会えただけで嬉しいし)」
トル゚〜゚) 「とはいってもなぁ…」
('A`) 「なんだったらまた後日!」
トル゚〜゚) 「いや、来るのめんどくさい」
('A`) 「OH...」
【この温度差である】
- 692 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:38:27 ID:GN/5WEIo0
-
トル゚〜゚) 「そういえば、お前虚弱体質だったよな」
('A`) 「え、あ、うん。トールさんに力返してからちょくちょく体調崩すようになった」
トル゚〜゚) 「なのに私の直撃には耐えるんだな」
('A`) 「自分でも不思議です」
トル゚〜゚) 「お前のゴキブリ並みの生命力に身体が付いてきて無いんじゃないか」
('A`) 「ええ…それじゃトールさんの力でもっと悪化するじゃないか」
トル゚〜゚) 「そこはほら、マグネットコーティング的効果で身体が強化されてな」
('A`) 「俺はガンダムか」
【違うよ変態だよ】
- 693 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:39:09 ID:GN/5WEIo0
-
トル゚〜゚) 「まあ、お前には迷惑もかけたし、ちょっと奮発してやるよ」
('A`) 「何するの?」
トル゚〜゚) 「私の力の一部をお前にやろう」
('A`) 「そんなことしたらまた不調になっちゃうんじゃ」
トル゚〜゚) 「前のは私の意志に関係なく、うっかり移っちゃったもんだからな」
トル゚〜゚) 「今回はちゃんとやるさ」
('A`) 「そっか」
トル゚〜゚) 「体調の改善くらい楽勝だし、スタンガン程度放電も出来る」
トル゚〜゚) 「一日一発くらいなら本気の雷も撃てるぞ」
('A`) 「ついに人間の枠を逸脱するのか」
トル゚〜゚) 「今も大差ない、安心しろ」
【変態にスタンガン】
- 694 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:39:34 ID:b0xyZQMg0
- >>689
┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
_ノ _ノ _ノ ヽ/| ノ ノ 。。
/\___/ヽ
/ノヽ ヽ、
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
| ン(○),ン <、(○)<::| |`ヽ、
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ .|:::::i |
/ヽ !l |,r-r-| l! /ヽ |:::::l |
/ |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄
/ | .| | .| ,U(ニ 、)ヽ
/ | .| | .|人(_(ニ、ノノ
- 695 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:39:53 ID:GN/5WEIo0
-
トル゚〜゚) 「嫌なら止めるけど」
('A`) 「いや、是非是非」
(*'A`) (トールちゃんと繋がるみたいで嬉しいし)
トル゚〜゚) 「じゃあ、やるか」
(*'A`) (どうやるんだろ…もしかして、キスとか?)
(*'A`) (うひょおおおお!!ついに俺も念願の初キッスか!」
イル゚〜゚) 「行くぞー」 パチチ
(*'A`) 「ハイ!」
【力の譲渡に口移しは基本だよね!】
- 696 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:40:46 ID:GN/5WEIo0
-
,-、
(''\/ /
\ i
〉 `つ ←主人公
(,( )
∵
゜;
,
`
._,. -;=''" _ |
_,. -;=''" '-'"`" -‐ニ‐"___=__-- .\、ノし ’
..:,/゙ _-_''w `'' .,√".___)(⌒ /`''-w´ヽ ,√"´\ O /`''-w´ヽ ,
. .,/′ ,ハ,ソノ, .:  ̄0 ̄/ ̄ ̄  ̄ ̄^\. ̄ ̄`゛ ̄ ̄ ̄/ ̄○ ̄ ̄ ヾ  ̄ ̄`゛ ̄ ̄/ ̄
.; i:::″⊂≡(〜゚ルト三= 〈.............〉__○...........o....... 〈............-;=''" _.. ,.. ; ..´´...........゙.0.. 〈...............................〉...。......
. .!::^ : .`ヽ と__) 三= _ _......./............-;=''" -'"`" -‐ニ‐"___=__-- ' ´.................\................../.........
. ;ヽ::^: (´ ヽ、 三=.-;=''" .-'"`" -‐ニ‐"___=__--.== ,:从; ==从 .,;从 .O ゙`'i、 /´ 0
..`ヽ.iw: : `ー' \__三 .‐"___=__--.从、== ,;人 人,== 从,; ;;,, 从从、、,,;、人 从人゙ ̄ヾ'' ̄ ̄○ ̄
( A ) (……わかってたよ)
【人の夢など】
- 697 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:41:41 ID:GN/5WEIo0
-
(#)A`) 「何故殴られたのでしょう」
トル゚〜゚) 「久々に見たら殴りたくなった」
(#)A`) 「嬉しいのかどうか分りません」
トル゚〜゚) 「まあ、冗談でな、お前の奥に力を込める必要があるんだよ。叩き込むのが早い」
(#)A`) 「そんな化粧水みたいな」
トル゚〜゚) 「本当は、手でも握ってじっくり送り込むことも出来るんだけどな」
(#)A`) 「ほう」
トル゚〜゚) 「お前の手を長時間握るの嫌だし」
(#)A`) (懐かしく恋しかった辛辣さだけども、ちょっと涙出てきそう)
【男の子だもん】
- 698 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:42:44 ID:GN/5WEIo0
-
トル゚〜゚) 「そういやお前、入学式だったんじゃないのか?」
(;'A`) 「あ!ヤバイ!もう電車もバスも間に合わない!!」
トル゚〜゚) 「しかたねえな。私のせいでもあるし、送ってやるよ」
(;'A`) 「え?」
トル゚〜゚) 「えーっと、あれだろ。隣街との境にある変な形の学校」
(;'A`) 「え?いや、そうだけど」
トル゚〜゚) 「おk、一回見たから大丈夫だ。行くぞ」
イル゚〜゚)つ('A`) ガシッ
イル#゚〜゚) 「サンダーロケット人間!!!」
_
イル#゚〜゚) ―二三三('A`) 「あ」
と彡  ̄
トル゚〜゚) 「あ、ちゃんと雷のバリアで受身取らないと死ぬぞー」
('A`)
トル゚〜゚)ノシ 「たっしゃでなー」
('A`) ←亜音速
【室伏式】
- 699 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:43:32 ID:GN/5WEIo0
- 大学:講堂
(’e’) 「えー…今年もまた精悍な顔立ちの新入生を迎え……」
ゴロゴロゴロ……
(’e’) 「…新しい風となって……」
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三ニニ/ ̄ヽ三三三三ニニ>'´`ヽニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三/ \三三三三,' 仆三三三三三三三三三三三三ニニ,r、_,ニニ三三三三三三三
三三三三三三ニ, 〃三三ニニ/ '´三三三ニ-、三三三三三三三三三三{ x=z /三三三三三三ニニニ
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三三三三三ニr' '三三三三/ イ三三ニニ>´ ,イ三三三三/ r-、___/三三三三三三三ニニニニニニ
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三川 <三三三<  ̄ ̄`ー=三三三三三三三ニニニニ
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| V <_三三三三ニ'´ __, -zニニ三三三三三三三三三三三三三ニニニニニニ
|、 {z-テ'-ニ三∧__/三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニニニ
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;';';';';'>x ト、三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニ
;';';';';';';';';';';'>x ニ=─三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニニ
;';';';';';';';';';';';';';';';';';'>----zz≦三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニニ
;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'ー-z_三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニニニ
(’e’) 「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」
【学長直撃】
- 700 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:44:13 ID:GN/5WEIo0
-
ΩΩΩ <なんだ?なんか学長の上に落ちてきたぞ ざわざわ
(;'A`) 「いてて…バリアなんて知らない…アレ?」
(;'A`) ←整理
(;'A`) ←観察
ΩΩΩ<何んだこれ……テロか? ざわざわ
(;'A`) ←理解
ΩΩΩ<おい!なんか居るぞ! ざわわ ざわわ
(;'A`) ←反芻
ΩΩΩ<おい動くな!!動くんじゃない
('A`) (終わった) ←悟り
【おまけ5:('A`)は雷光の如く大学デビューするようです:終わり】
- 701 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:44:45 ID:D8fSoqqA0
- うわぁ〜〜〜〜wwwwww
- 702 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:44:54 ID:GN/5WEIo0
-
こんなんで:
おわり:
追加も一応:
受け付けてます:
- 703 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:46:03 ID:b0xyZQMg0
- 乙!!
- 704 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:51:51 ID:5qYKbpYw0
- 乙乙
とりあえずレモナとかーちゃんの彼氏についてをだな
- 705 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:51:54 ID:vsnnKUk20
- ああかわいい
みんなかわいい
- 706 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 22:53:57 ID:D8fSoqqA0
- 乙
過去作とか、次の作品の構想とかあれば聞きたい
差し支えあったら別にいいです
- 707 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 23:10:05 ID:GN/5WEIo0
- >>706
過去作は基本総合とか、お祭り関連ばかりなので、特別名前を出すものは無いんです
次作はもう少し落ち着いた雰囲気のもの書いてます
いつになるかはわかんないです
- 708 :名も無きAAのようです:2012/04/06(金) 23:55:25 ID:jSvxdI4w0
- 乙!
トールはまた出す?
- 709 :名も無きAAのようです:2012/04/07(土) 00:00:01 ID:w2yjCQF60
- >>708
完全にコレ用で作ったAAなので使うかはちょっとわかりません
- 710 :名も無きAAのようです:2012/04/07(土) 00:14:32 ID:8/F.vCDM0
- 今書き溜めてる奴、トールのAA使うわ
- 711 :名も無きAAのようです:2012/04/07(土) 00:38:35 ID:Pxt.s6JU0
- セントのうわあ〜はほんま鉄板やで…
- 712 :名も無きAAのようです:2012/04/07(土) 23:28:36 ID:wVfgDiZUO
- ミセリのその後
- 713 :名も無きAAのようです:2012/04/11(水) 14:31:34 ID:4X2G7huc0
- クックルとギコのその後
- 714 :名も無きAAのようです:2012/04/11(水) 15:57:57 ID:KL/Lz9TwO
- 一番好きな作品が終わってしまった………
- 715 :名も無きAAのようです:2012/04/12(木) 19:29:25 ID:F.bBCCA.0
- とーるたんつかっていいれすか?
- 716 :名も無きAAのようです:2012/04/12(木) 20:03:07 ID:9yFmjmxE0
- いくらでもつかってあげてくらさい
- 717 :名も無きAAのようです:2012/04/13(金) 22:59:02 ID:aMThncM60
- 見つけたら終わっていたorz
次回作楽しみにしてます!
- 718 :名も無きAAのようです:2012/05/14(月) 22:31:58 ID:eio.kveY0
- おまけの投下はまだあるのかな? プギャー達の後日談見たい。
- 719 :名も無きAAのようです:2013/03/25(月) 09:05:42 ID:SgqBP5FU0
- 今更読んで見たが面白いな
作者見てたら他の作品教えてくれ
- 720 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:24:36 ID:QrgxALsA0
-
.
- 721 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:25:55 ID:QrgxALsA0
-
蝉の声が意識を散らかす。
頭の中に滞留する眠気を精一杯欠伸と共に吐き出すけれど、大した効果は無くて。
滲んだ涙で視界がぼやけ、僕は汗ばんだ手で目元を擦る。
夏。
制服の袖が短くなって、胸元のボタンが一つ多めに開けられて、白いブラウス越しに女子たちの下着が透けるようになって。
野球部の顔がどんどん黒くなり、開け放した教室の窓から仄かに緑の匂いを含んだ風が吹き込んでくる。
意識に留めない視線の端で、うちわ代わりの下敷きがいくつも、ぺらぺらと気だるく動いていた。
夏という季節は嫌いでないけれど、この人が群れ、風もろくに入らない教室は、ただただ蒸し暑い。
ハンカチで顔を拭っても、すぐに汗が滲んでくる。
「先生遅くない?」
誰かが不満のこもった声をあげた。
黒板の上のスピーカーの、さらにその上。
丸いアナログ時計の針は8:35分のあたりを経過しているところだった。
チャイムはもう五分前に鳴った。
朝のホームルームの時間はあと五分しかない。
- 722 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:26:43 ID:QrgxALsA0
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「先生休みなんじゃない?」
「でも、車あったよ」
「なんかあったのかな」
静かにしていた僕らだったけれど、一人を皮切りにざわつき始める。
いつもは時間丁度、精々遅れても一分以内に教室へ現れる先生が来ない。
何かあったのでは、という類の話が、野次馬に似た気楽さであちこちから飛び交っていた。
車があったならば、先生自身に何かあったとは考えにくい。
事件か事故か、それほど大事では無い何かで、先生が足止めされているのだろうか。
「あ、来たんじゃね?」
ざわつきが少しだけ小さくなる。
隣の教室からの声とは別に、ペタペタと廊下の床が叩かれる音が聞こえた。
担任の先生の足音だ。
少し違和感を覚えたのは、がたがたと、足音とは異なる音が混じっているということ。
掃除のときに机を運ぶのと似ている。
似ている、というか恐らくそのままだ。
- 723 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:28:39 ID:QrgxALsA0
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「ちょっと、男子、誰か手伝ってくれモナ」
教室の扉を開けて顔を出すなり、先生はそう言った。
額から目の横を通し、頬まで汗が流れている。
チラリと向こうに見えたのは、予想通り机と椅子のセットだった。
さらに予想外だったのは、その奥に、もう一人別の人間がいたということ。
「これ、高岡の隣に持ってってくれモナ」
「ぁいっす」
真っ先に先生の言葉に従ったのは、野球部の斎藤。
大柄ではないけれど鍛えられた体で、坊主の頭がいかにも野球部らしい。
斎藤は廊下に置かれた机を掴んで、顔をあげ、少し驚いた様子を見せた。
「ありがとうモナ斎藤。……はい、皆おはよう」
ハンカチで汗を拭いながら入ってきた先生のぞんざいなあいさつに、まばらな返事が答える。
クラスメイト達は活気が無いわけでも、不真面目なわけでも、先生を嫌っているわけでもない。
ただ皆、先生の後ろについて歩く彼女に、興味を引かれずにはいられなかった。
- 724 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:29:43 ID:QrgxALsA0
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まず真っ先に目が引かれたのは髪の色だった。
赤い。字で表せば、朱の方が適切かも知れない。
地毛の色だといわれればそうも見えるし、人為的に着色したようにも見える。
「はい、皆静かにね。もう、気付いたと思うけれど、転校生を紹介します」
「……」
「ええ、本当ならば二学期からの予定だったので、皆にはまだ言ってなかったので、驚いたかもしれないけど……」
静まった教室に、チョークで黒板を叩く音が響く。
傍らに立った彼女は、自分に集まる教室中の視線に怖気ることも無く、微動だにしない。
興味が無いという風にも見えた。
「はい、じゃあ、自己紹介よろしくね」
「……初めまして。素直トールです。よろしくお願いします」
「えっとねえ、素直さんは家庭の事情でこの街に引っ越してきました」
短い自己紹介に先生が付け加える。
彼女が両親と別れ一人暮らしをしているということ。
まだ越して来たばかりなので、色々と助けてやって欲しいということ。
- 725 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:30:35 ID:QrgxALsA0
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先生が汗を拭いながら紹介する間も、彼女は無表情に教室のどこかを見ていた。
僅かな時間、僕と目があった。
少しどきりとした。
真正面から見つめ合うことに照れを覚えるほどには、可愛いらしい。
ただし、目や口元から漂う無関心と気だるさの入り混じった雰囲気が、それを中々気づかせてくれない。
「じゃ、素直さんの席は、あそこね」
「はい」
「高岡と小森、何かあったら協力してやってな」
「うぃーっす」
「……はい」
唐突に名前を呼ばれ、少し姿勢を正す。
彼女がまた僕を見た。
僕はどうする選択も浮かばず小さく会釈を返すだけに終わる。
彼女はにこりともせず、ただまっすぐに僕を見ていた。
- 726 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:31:16 ID:QrgxALsA0
-
思えば。
この時すでに始まっていたのだ。
僕と彼女が過ごした、夏の夕立に表れては消えるあの稲妻のような。
音より早く、光より激しい霹靂のような日々が。
.
- 727 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:32:01 ID:QrgxALsA0
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トル゚〜゚)雷電霹靂、素直トールのようです Another Worlds
(-_-)は雷神にであったようです
.
- 728 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:32:46 ID:QrgxALsA0
- (特に続かない)
- 729 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:53:06 ID:qI8T71Q60
- キター!続いてくれ!
- 730 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 16:53:33 ID:Y.vXojLQ0
- うおおおおおおおおおおおおお
続いてたああああああああああああ
- 731 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 19:07:30 ID:0kQnM8sA0
- 続けーーー!!
- 732 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 19:39:02 ID:ujoX9Frc0
- おもしろう
続けてくれ!
- 733 :名も無きAAのようです:2013/07/14(日) 19:49:48 ID:wCu090o20
- いや、本人?
- 734 :名も無きAAのようです:2013/07/15(月) 13:15:24 ID:HyhbHEOY0
- 続けー!
- 735 :名も無きAAのようです:2013/07/15(月) 21:38:45 ID:ITl1M3d60
- むしろどうして続かないのか
- 736 :名も無きAAのようです:2013/07/15(月) 21:56:35 ID:98F.cS1EO
- 本人じゃないから?
- 737 :名も無きAAのようです:2013/07/15(月) 22:31:32 ID:toLAFqpQO
- だいぶ毛色ちがうね
- 738 :名も無きAAのようです:2013/07/15(月) 22:50:34 ID:JQLP8cMQ0
- 書いてるのは本人のようだね
嬉しい
- 739 :名も無きAAのようです:2014/09/11(木) 12:58:01 ID:EtKpylQA0
- 久しぶりに読み返したがやっぱ面白いな
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