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サムヲタ☆ロワイヤル
1 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 19:27
01:赤靴 02:飯綱=むつべ 03:utero 04:ウチヤマ 05:うめちん 06:エイ 07:HK 08:FAG 09:MGA 10:mhata
11:小川 12:かいぬま 13:神無月みちる 14:キース 15:気分屋気侭 16:ギムネま! 17:切り餅マン 18:曲者 
19:黒澤ショコラちゃん 20:kon 21:サイケM 22:JEO 23:塩澤 24:死狂奴 25:じょにー 26:ZEL 27:シン
28:大自然の処罰者 29:だいず 30:時の扉 31:トモノ 32:鳥フル 33:とれとれえもん。 34:ドン・だもぽ
35:NEO 36:猫 37:はやし 38:ばんちょ 39:B.2 40:飛翔兎 41:ひで 42ふせますた 43:文具売り場
44:麦わら 45:元住T.O 46:闇キ皇 47:ユウ 48:ようかんマン 49:よんすん 50:レイヴン

2 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 19:28
闘劇会場に向けた東京駅からの古今東西の有名人専用貸切バスは
バスジャックされ謎の孤島に連行された。
目がさめると孤島の中の廃墟ゲーセンで全員筐体の前に座らされていた。

YUKI社員  「今日は皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいまーす」

一同  「ざわ・・・・ざわ・・・」

kon「お、おい!ふざけるなy」

YUKI社員  「そこっ!五月蝿い!文句言うな!」

     ヒュッ サクッ!

シン「konさーん!!!」

konの頭にサクっとナイフが突き刺さる。

YUKI社員  「あーすまん、すまん。俺が殺しちゃったらダメだよな。
     でもこういう場で私語はしちゃいかんのだよ、これだからヲタクは。」

YUKI社員  「常にリアルなゲームを求めてる俺達はこうやって実戦で生き残った者を
     真の最強サム零プレイヤーと認め、次回作の調整をして貰う。」

一同  「!?」

夜空堂  「破沙羅の防御力、怒り月光の復活、六道の難易度、何もかもが思いのままだ」

死狂奴、utero、だいず「!!!!」

はやし「す、すいません、一ついいですか?」 

YUKI社員  「なんだ?」

はやし「今の調整に僕は満足なんですけど、満足な僕だけでも返してもらえませんか?」 

YUKI社員  「ふむ、さすがは俺達の調整だ、だが返すわけにはいかんな。
     何も今回のサバイバルは調整できるだけじゃないんだ。
     この中には俺達の名作に金をつぎ込むあまり日々の生活費に困っていたり、他人から借金したりしているものもいるんじゃないのか?」

JEO  「・・・。川´・ω・)」

YUKI社員  「調整者にはYUKIに正社員として働いてもらう。入社時に一時金として250万。週3日の8時間労働。
     それでいて手取り35万の安定収入を保証しよう。当然夏冬のボーナスは3ヶ月分つく。
     年収にして600万越えだ。お前らゲーマーには十分過ぎる社会ステータスだろう。」

YUKI社員  「理由は問わない、ただ最後まで生き残ればいい。生き残れば勝者だ」

それでは1番のものから出ていってもらえるかな、まずは「赤靴君・・・」


20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
残り【49人】

3 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 19:48
「もうヤダァァ〜ボク帰るぅ〜!!!!」
男は顔を真っ赤にし半狂乱し、走り回っている。
パーマをかけた頭に汗が滲み出る、
出席番号36番猫は世間一般で言うオカマなのだ。

…続き頼みます

4 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 19:57
出席番号32番カズキはゲーセンを抜け出すとすぐ近くの茂みに隠れた。ヒョッ
泡を張りつつあたりの気配を探る。どうやら自分よりも先に出発した連中は先にいったらしい。
ほっとしつつ支給されたリュックサックを開けてみる。
携帯食糧が数日分に水が2㍑、そして武器と思われし物が入っていた。
半径15センチほどの大きめのずっしりと来る腕輪だった。
付属のベルトとともに地面に並べて置いてみた。
まだ実感がわかない。昨日までただのゲーマーだった。
好きなゲームをして同じ趣味を持つ仲間とわいわい騒いでた。
自分がなぜここでこんなものを眺めているのかわからない。
「水邪様変身セット・・・八百長で予選通過か、ラッキーだな・・・」
考えてるとそんな声が後ろから聞こえた。
「ふせますた・・・」
出席番号42番レイだった。闘劇予選では同じ会場を回りに回った盟友でもある。
今までこの茂みで数十分間、孤独と恐怖の中で一人だった鳥フルからすれば
その喜びは言葉で表せない物だっただろう。
安心のせいかだんだんと眠くなっていく。
寝ちゃダメだ、ふせますたに迷惑がかかる・・・
そう考えながら鳥フルの思考は深い闇に落ちていった。
「水邪様セットか、強キャラだし文句は無いがもう少し強い武器が欲しいな」
「さすがに支給品までもが羅刹の生首だとは、つくづく俺は運のない男だ」
「とはいえここで水邪様セットを奪えたのは幸運か、俺はついてるのかもな」
「すまんな、鳥フル。約束したんだユウと。俺は優勝して青森の予選をなかったことにするまで帰れないんだ」
レイの独り言がカズキに聞こえたかどうかは定かではない。


32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
残り【48人】

5 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 19:59
あのさあ、これギルティ板からもってきたやつでしょ?
もし、そうなら向こうの廃れ具合解るでしょ。

いきなり始めないでまずは設定から練り直しなよ。
やるならちゃんと終わって欲しいから前準備してやってもらいたい。

6 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 20:05
(・∀・)ごめんね。ぼくはじめてすれたてたから、ごめんねなスレ勃てちゃダメだよ!

7 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 20:13
とりあえず、参加者リストは必須

8 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 21:01
「もー何なんだよー(-_-#) 」
出席番号05番、うめちんの心は穏やかではなかった。
「大学行かないといけないのに( ̄○ ̄;)」
そう、彼は天然だが某有名医大生なのだ。こんな無人島で遊んでる暇なぞないのだ。
「早く終わらせて帰ろうっと(-o-;)
 えーとそういえばこの中には何が入ってるんだろう(-.-)なんか結構重いけど」
社員から渡された鞄には数日分の携帯糧食、水2リットル、そして大帽子が特徴的な抜き身の刀が入っていた。
    そう梅鶯毒である
「刀・・・本物?( ̄○ ̄;)」
うめちんが梅鶯毒を手にした瞬間、何者かが物陰から飛び出してきた。
出席番号30番、時の扉の姿がそこにあった。
「・・・あなたも参加者ですね?
 直接恨みはないが私が生き残るためです、死んでもらいますよ。  ハッ!」
時の扉の体が宙を舞う。身を翻しうめちんへ狙いを定め回転しつつ突進していく。
しかし手応えはない。うめちんは紙一重で時の扉の攻撃を交わしていたのだ。
「うわ(∋_∈) あぶないなぁ。そっちがその気ならこっちだって(`ε´) 」
うめちんの体から言い知れぬ威圧感が放たれる。
「くっ、失敗しましたか。ここはひとつ身を引きましょう。」
時の扉は後方に大きく飛びのいた。────だが次の瞬間、時の扉の命は終わりを告げた
  「光    翼    刃   !」
超反応により繰り出される彼だけの最強対空、光翼刃。避ける術はなかった。


30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
残り【47人】

9 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 21:13
エーこんな人殺し医者に診てもらいたくなぁ〜い

10 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 21:25
とりあえず、所持武器と人数やらなんやらのルール先にきめとけって!マジで。

11 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:01
とりあえずB・2さんは青龍の方向で。

12 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:25
後、徒党組みそうな派閥もある程度分けて
(そのとおりに絶対する必要は無いにしても)資料として明示しとくほうがいいと思う。

ていうか、うめちんってすごいんだな。

13 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:26
支給武器表


01:赤靴>サングラス 02:飯綱=むつべ>秘道・弓張月 03:utero>? 04:ウチヤマ>屡堵羅の環 05:うめちん>梅鶯毒 06:エイ>ママハハ 07:HK>自作・無銘 08:FAG>前転モズ 09:MGA>? 10:mhata>ジャスティスブレード
11:小川>白百合 12:かいぬま>ラロッシュ 13:神無月みちる>牡丹 14:キース>? 15:気分屋気侭>チュンリーの腕輪 16:ギムネま!>? 17:切り餅マン>大和守 虎鉄・助広 18:曲者>?
19:黒澤ショコラちゃん>コンル 20:kon>なし 21:サイケM>沖縄行き飛行機チケット 22:JEO>剥き出しの骨 23:塩澤>大祓禍神閑丸 24:死狂奴>罪人殺 25:じょにー>椿 26:ZEL>遊蝶花 27:シン>無銘・忍者刀
28:大自然の処罰者>宝刀・チチウシ 29:だいず>? 30:時の扉>翔月 31:トモノ>天閃燕巧 32:鳥フル>水邪様コスプレセット(ただの服) 33:とれとれえもん。>南無阿弥陀仏 34:ドン・だもぽ>河豚毒
35:NEO>霧雨 36:猫>セーラー服 37:はやし>夕顔 38:ばんちょ>パピー 39:B.2>青龍 40:飛翔兎>ブリジットコスプレセット(ただの(ry) 41:ひで>? 42ふせますた>羅刹丸の生首 43:文具売り場>ペンシルロケット
44:麦わら>撫子 45:元住T.O>或那の鎖 46:闇キ皇>? 47:ユウ>妖刀・屠痢兜 48:ようかんマン>ようかん 49:よんすん>世話女房 50:レイヴン>タンクトップ

14 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:31
はやしはおにぎりだと思われ

15 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:42
ゆーちょーかは武器じゃないよ!!ぶきのなまえはよしとらだよ!!

16 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:42
あーあ、結局このままスタートか…。
まず参加者人数からやり直して欲しかったな。
地方のネタ氏とか増やして欲しかったな。

途中から追加されるとかはほかのと同じ展開だから萎えるんだが仕方ないか。

17 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/21(水) 23:52
蘇 生 不 可
は絶対必要だろ?

18 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 00:56
蘇生不可ルールだけあればいいんじゃないの?

とりあえず、>>2からスタートして、
2〜3分ごとに一人ずつ廃ゲーセンから出ていくことになったということ。
各有名人の徒党についてはそれらを知ってる人に任せるということでいいと思う。

その後、話がスタートする。

流れ
>>2の直後に>>3。でもYUKI社員に無視され、泣く泣く言うとおりに出て行く。
>>4>>8は有効とし、>>13の武器はうめちん、ふせますた、時の扉、
鳥フルについては登場してしまったので固定。
?印の補完を誰か頼みます。その他は大方良いと思うので。
隠し武器、隠れ性能などはやはりその有名人を知る人にお任せ。

勝手にまとめてすみません。
以下、>>8から続けてください。

19 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 01:15
関東勢の設定に比べて他の地域の適当振りにワラタ

20 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 02:13
開始から幾らかの時が経っただろうか。
時間が経てば経つほどに、持病の腰痛が気になるとれとれえもん。だった。

とれとれ「ふーっ、いい加減疲れたわー」

岩場に到着し、どっしりと腰を降ろす。どすーん。
男は誰にも合っていないことにややイライラし始めた。
どうも喋り足りないらしい。

ふと、人の気配を感じた。
それは同じガイラ使いの同門である気分屋気侭だ。

とれとれ「お、気侭さんやー きーまーまーさーん!」

楽しそうに手を振り、声をかける。
大きな声で気侭のほうも気付いたようだ。
こちらに向かってテクテクと歩いてくる。

とれとれ「なぁ気侭さん、この企画どう思う?ありえへんやろー」

しばらく人と話していなかったせいか、リミッターが外れたかのように
話を続けるとれとれえもん。

とれとれ「大体、ここはどこやねんな。はよ帰りたいわ。
     YUKI社員になれるったってなぁ、そんなでもないわな?なあ気侭さん?」
気侭「…」

何か思いつめているようだ。何も語ろうとしない。

とれとれ「どうした?気侭さん何かあった?」
気侭「俺は…あの条件いいと思ってる」
とれとれ「は?」


ガツン!
岩を砕く音が響く!


とれとれ「な、なにすんねん!気侭さん!」

気侭「俺は早く職に就きたいんだよ。社会に認められたいと思ってるんだよ。
   これはチャンスなんだ!」

チュンリーの腕輪を装着した腕を振りかざす。
とれとれ「うわっ」ガキーン!

さすがに足場が悪い。
途端に持っていた南無阿弥陀仏で防ぐ。
辺りに衝撃音が鳴り響く。

とれとれ「なんでや、なんでやねん!考え直して――」

瞬く間に次の一撃が放たれる!
先ほどのように数珠で防ぐ… ビキッ!
ここにきてとうとう腰の爆弾が着火し出したようだ・・・
強烈なボディーブローを浴びてしまった。

とれとれ「(やらなければやられる…!)」

気侭「やっとやる気になってくれたか!…」

その男の目は嬉しそうにも見て取れた。

互いに対峙する。
腰痛のことも考えて、
とれとれは次の一撃で勝負を決めようと考えていた。
狙うはやはり円心殺ただ一つ!

停滞していた空間が緩やかに動き出した。
とれとれは猛ダッシュしたかと思うと急激に沈み込んだ。
前転円心だ!
それを読んでいたか気侭、受け流すように後方へ崩しを決める!

とれとれ「(しまった!やられる!?)」

しかし、崩しから何も決められず、殴りがただ空振るのみだった。
とれとれはこの隙を逃さずに南無阿弥陀仏で強烈にアッパーを繰り出した!

どがっ!!

ガイラアッパーを食らって気侭は宙に舞った。。。

21 名前: 20続き 投稿日: 2004/04/22(木) 02:14
とれとれ「はぁはぁ・・・」

一瞬の攻防であったが、ふと何かを思い出したかのように気侭のもとへ駆け出した。
確かに手ごたえがあった。だが、ありすぎたのだ。

とれとれ「(まさか・・・まさかとは思うが・・・気侭さんに限って・・・)」

アッパーを食らったまでは良かったものの、
受身を取らずに岩に頭を強打し、気侭の頭から大量に出血していた。
わずかに息はあったが、もう手遅れだと瞬時に悟れた。

気侭「さすがだな…とれとれえもん。…
   やっぱり俺は最期までボーナスゲームだったな…ははは…」

とれとれ「ど、どうしてや!
     何で手加減すんねん!わざとやろ!?円心わざとミスったやろ?!」

気侭「…俺は…関西最強という肩書きに自惚れていた…
   傍らから見る…お前の才能に憧れていたんだ…」

とれとれ「だったら、一緒に対戦しようや!…
     また、モンテで… また対戦したらええねん!」

気侭「…ははは…そうだな…」

とれとれ「手加減されて勝っても、嬉しくないねん!
     勝ち逃げされてるのと同じことや!ちょっと!
     死んだらあかんねんで?!おい、気侭さん!!」

気侭「…ふふ…そうだな…また…
   闘えると…いいな…」

とれとれ「こ…こら!あかん!…
     気侭さん! 気侭さーん!!」

気侭「………
   …とれとれ… 生きろよ…」


―――

男は大きな岩に静かに座っていた。
その目は闘志にみなぎっている。

さっき、大きな数珠の珠を一つ外した。
そこにトゲの付いた腕輪をくっつけた。
それを肩から袈裟のように掛け、重い腰を上げる。

何も語らない。
今は生きるしかない。

かつて共に闘った
かけがえの無いライバルの意思を背負って。




15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、
岩場の岩に頭を強打し失血死。
残り【46人】

22 名前: 20 投稿日: 2004/04/22(木) 02:28
書き込んでみました。
今後1日1シナリオを目標に書いていきたいと思ってます。
応援ヨロシク

23 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 02:33
>>20
応援する。
頑張れ、超頑張れ!



無理しない程度になー。

24 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 02:40
20氏の書き込みはハイレベルな面白さだった
応援する。

25 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 03:02
リアルで言いそうなセリフにワロタ

26 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 03:04
気侭もとれとれも実際はこんなに格好よくない

27 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 03:10
はやしは走っていた。
腰に一振りの刀を携えて。
はやしは探していた。
自らが生き残るために必要な武器を探していた。

探している武器は撫子。七本刀の中でもっとも役に立つ刀である。
現在自分が持っている夕顔と組み合わせれば自分は生き残れる、はやしは確信していた。

『おにぎり待ち』

撫子と夕顔さえあれば確立できる最凶の戦法である。

はやし「おにぎりさえ出来れば俺が勝ち残りだ。次回作の調整なんか興味はないが
    金が出るなら話は別だ。麻雀で作った借金も返せる。ゲーセンだって行き放題だし。全く、おいしい話だぜw」

はやしは調子にのっていた。

はやし「俺が夕顔を持ってるってコトは撫子も他の寅使いが持ってる可能性が高いな。
    狙いはそいつらだけでいい。他の武器なんかいらねぇしなw」

そんなはやしの目に一人の男の姿が映った。

はやし「あれは確か・・・神無月みちるとかいう関西の寅使いだっけか・・・
    いきなり寅使いを見つけるだなんて俺は運がいいな。」

一方、神無月みちるは自らの置かれた状況にうろたえていた。

みちる「なんつーことにまきこまれてしもたんや、俺は。
    闘劇に参加しようとしただけだっつーのに何で殺し合いなんかせなあかんねん。」

みちる「そもそも俺はまじめに侍なんかやる気ないねん。ホンマめんどくさいわぁ。
    さっさと三重かえってスロット打ちたいっつーの。
    そういやそろそろ夏コミどうするか考えとかないとなぁ」

愚痴るみちるにはやしは背後から静かに近づき、射程に入るやいなや渾身の力を込めて手に持った刀を振りぬいた。

――――手応えは十分だった。
みちるは致命傷を負い、地に臥した。

みちる「・・お・・前は確か・・・・はやし・・・」

はやし「西のシコ厨もこの程度かよ、がっかりだなwwww」

はやしは既に身動きの取れないみちるに刀を突き立てて言った。

はやし「最期になんか言い残すことはないかな?みちる君wwww」

みちるは最後の力を振り絞り、こう言った。

みちる「・・・はやし・・・いいかげんにしろ・・・・」

はやし「^^^^^^」

そういい残すとみちるは息絶えた。

はやしはみちるの死を確認すると、みちるの鞄をまさぐった
はやし「えーとコレは・・・・椿か・・・外れだな。
    まぁいいや、一応もらっておくとしますかね」


13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
37番:はやし 椿ゲット

28 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 03:38
訂正
37番:はやし 牡丹ゲット

29 名前: 幕間(1/2) 投稿日: 2004/04/22(木) 07:06
「武士道とは、死ぬことと見つけたり……か」
プレイヤー達が去った後の廃ゲーセンに、ぽつりとそんな呟きが響いた。
 それは、先ほどkonを殺したYUKI社員が発したものだ。彼は隅の暗がりにある電源の落とされた筐体に座っていた。その筐体には初代サムライスピリッツのPOPが貼り付けられている。
 事務所のドアを開けて、スーツを着た一人の男がこのフロアに入ってきた。先ほどのルール説明の際にはいなかった男だ。YUKI社員の前に立ち、見下ろすようにして横柄な態度で口を開く。
「ご苦労。これでリアルな殺人ショーが始まったわけだ。さてさて、全滅するまでに一体どのくらいかかるかな?」
男はYUKIの上位機関、プレイモアの社員である。今回の計画を監督するために本社から派遣されたのだ。
 プレイヤー達に説明した次回作の調整のためというのは実は嘘であり、本当の目的は有名人同士による殺し合いをビデオに収めて裏ルートで販売すること。いわゆるスナッフムービーである。
「いい画が撮れるといいんだが」
「あの、本当に優勝者まで殺してしまうんですか?」
「もちろんだとも。生かしておいたらどこで情報を漏らすかわからないし、金も勿体ないじゃないか。それにこのムービーの最大の見せ場は、それまで殺しまくってきた優勝者が、最後の最後に我々に騙されたと気づき、殺される側にまわった瞬間の絶望の表情になる予定なのだから」
「そうですか。そうでしたね」
「そうだとも。それにしても君。さっきのはいただけないな」
「さっきのとは?」
「コイツを君が殺してしまったことさ」
 スーツは床に転がったままだったkonの死体を爪先で蹴飛ばした。
「すいません。説明の最中にそいつが口を挟んだもので、つい」
「全く。プレイヤー同士が殺し合うのがいいんじゃないか。濡れ場の数は多ければ多いほど消費者にウケるんだから、気をつけてくれ。ま、これはこれで役者達を本気にさせる効果もあったみたいだから構わないが」
 サディスティックな欲望を満足させるのか、スーツはkonの死体を蹴る足を止めない。まだ固まりきっていない血が一蹴りごとに辺りに飛び散り、うちの一滴がYUKI社員のズボンに跳ねた。
「ところで、ちょっとお話があるんですが」
「なにかね」
「優勝者は殺しません。プレイヤーに説明した通り、ウチの社員にします」
「……なに?」
 ぴたり、と足が止まった。

30 名前: 幕間(2/2) 投稿日: 2004/04/22(木) 07:06
「今、なんと言った? もう一回言ってみろ」
「優勝者は殺しません。ウチの、YUKIの社員にします」
「我が社の業務命令に逆らう気か? いや、そもそもそんなことをして何をする気だ」
「格ゲーの会社が社員を雇ってやることは決まっているでしょう。作るんですよ。最高の格ゲーをね」
「馬鹿な! 格ゲーなんか作ってなんになる。あれはもう死に筋だ。新作を作れば作るほど赤字、採算の見込みはまるでない。だからこそ、我々は見限って今回の計画に及んだのだ。その説明はすでにしたはずだ」
「ええ。確かに説明は聞きましたがね。ですが、納得なんかこれっぽっちもしちゃいませんよ」
 YUKI社員はスーツを睨みつけた。
「格ゲーはまだ死んじゃいない。死んでいたとしても蘇らせる」
「ッ……」
「ついさっき、ルール説明をしていたとき、俺が何を感じていたか分かりますか? 俺はね、嬉しかったんですよ。50人もの格ゲープレイヤーがゲーセンにいる、それだけのことが思わずにやけてしまうぐらい嬉しかった。あんな光景には、もう何年もお目にかかっていない」
格闘ゲーム全盛期。ゲーセンには常に人が溢れていた。子供も大人も。一般人も有名人も。
 無論、若き日のYUKI社員自身も。
「俺は、俺を含めたYUKI社員は再びゲーセンを格ゲープレイヤーでいっぱいにしたいとそう思っている。いや、俺たちはそうしなければならない」
それは偏執。或いは妄執と呼ぶべきか。かつて確かにそこにあった理想は崩壊し、長い年月の間に捻れ、歪み、狂い、宝石の輝きを持って神格化し、取り戻すことが崇高な義務となった。
 その妄念によって生まれたのが、ここに居る男とその同志。ゲーム世界の十字軍(クルセイダーズ)。
 ゆらり、と。YUKI社員は立ち上がると一歩距離を詰めた。
言い知れぬ重圧を感じ、スーツは一歩後じさった。す、とYUKI社員が前へ進む。一歩一歩……やがてスーツの踵がアスファルトの壁に突き当たった。背中に冷たい汗が流れる。こらえきれずに悲鳴を上げた。
「お、お前らは狂っている! この狂人め!」
「狂人? いいや、違うね」
 静かにかぶりを振ると、男はいつの間にか手にしていた大振りの日本刀を振り上げた。
「我らは修羅。鬼と出逢えば鬼を斬り、仏と出会えば仏を斬る。……その手始めがあんただ」
「ひ……!」
 刃の閃きは一瞬。背中を向ける暇もなく、スーツは袈裟懸けに斬られ絶命した。傷から血が溢れ、床を濡らす。
 YUKI社員は冷たい目で、もはやただの肉塊となったソレを見下ろした。
 このゲームに優勝するのは果たして誰だろうか。誰であったとしても、そいつは間違いなく最強のプレイヤーだ。その修羅がYUKIの社員となってくれたならば、我らの前に敵はいない。プレイモアであろうが、サミーであろうが、YUKIの足下に跪かせることが出来る。そして、この衰退した格闘ゲーム業界を再び活性化し、理想をこの手に取り戻すのだ。
「修羅道とは生きることと見つけたり。まずはこのゲームを生き残れ。待ってるからな」
 それは紛れもなく激励だった。

31 名前: 29 投稿日: 2004/04/22(木) 07:09
いじょ。なんとなく浮かんだので書いてみました。
固いし、本筋関係ないので申し訳ないですが。
こういうのってどうなんだろ。受け入れられるのかちょっと心配。

32 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 09:12
>>27
>はやし「最期になんか言い残すことはないかな?みちる君wwww」

>みちるは最後の力を振り絞り、こう言った。

>みちる「・・・はやし・・・いいかげんにしろ・・・・」

激しくワロタ

あと、>>20
>とれとれは次の一撃で勝負を決めようと考えていた。
>狙うはやはり円心殺ただ一つ!

いたって普通な文章なはずなのになぜか壷に。

33 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 09:41
・・・なあ。関西人は皆コテコテの関西弁を使うと思ってるのか?
皆が皆、プーやんみたいな話し方だったら気持ち悪いだろうが。
ドラマなどで変なイントネーションで話している役者を見ているようだ。
端的に書くと不快。

34 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 09:48
>>33
にしても20はリアルだよな

35 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 11:51
>>29
そういう裏設定っぽいのもあり。
つうかYUKI社員カコイイw

36 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 18:08
「運勝ちー!!」

木漏れ日の射す森の中。小川は高らかに宣言した。

その足元には、先ほどまでFAGと呼ばれていた肉塊が無残に転がっている。

小川「だからやめた方がいいですよって言ったので、しかも自業自得」

盛大に文法が間違っているが、本人は全く意に介していないようだ。
FAGの十八番、至近距離からの前転モズも、小川には通用しなかった。
・・・いや、無視されたと言うべきか。
踏み込みでFAGを間合い内に捉えたその瞬間、小川の問答無用の白百合は、
前転のタイミングを計っていたFAGの身体をまっ二つに裂いていた。

小川「さてこの人は何を持っているのでしょう探さなくてはならない」

小川はFAGの亡骸を物色しようと、身を屈める。

小川「斬れてしまってないか心配だけれ――――!?」
その瞬間、小川の卓越した動物的センスは、頭上から強襲してくる殺気を
正確に感知した。
1/60秒の遅れもなく、身体が反応する。
小川「白百合!!」

――かこん。

斬り応え、と言うにはあまりにも軽い、硬質の手応え。

小川「・・・・・・矢?」

着地した小川が、自分の弾いた「それ」が何であるか認識した瞬間、

同じものが小川の眉間に突き刺さっていた。


「さすがは小川・・・本当にスンガンの迎えに反応してくるとは」

隠れていた茂みから出て白百合を拾い上げると、飯綱=むつべは呟いた。
小川と同じくギルティ出身の彼は、小川の恐ろしさをよく知っていた。

むつべ「この矢はもう使えない・・・残りは、4本か」

白百合で折れた矢を矢筒の奥に放り込むと、小川に刺さった矢を引き抜く。
2本の矢を天に向かって撃ち上げると、彼は再び森の奥へと姿を消した。

08番・FAG 小川の白百合にて死亡
11番・小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
02番・飯綱=むつべ 白百合、前転モズ獲得

37 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 19:45
廃墟ゲーセンの裏に座り込む男がいた。
24番、しぐるど。
闘劇の切符を当日予選で取るしかなく焦っていた彼をこの状況がさらに混乱させていた。

「落ち着け…、落ち着け。
予想外の事故なんてバサラ使いの宿命じゃないか。」
ダンッ!!
薄汚れた自動販売機を叩く。
自分を取り戻すために。

冷静になった所で考えてみた。
開始地点であるゲーセンの裏にいるのはまずいんじゃないか?
そう思い歩き出す。目的は決まっていない。
人がいたら話してみよう…。

そう思っていた矢先、森のほうから人の怒鳴り声が聞こえた。
「やっぱり乗った人がいたか…。」
とりあえず近づいてみる。そこではサイケMとトモノが闘っていた。
「トモノさん!!」
「しぐるどさん!?」
声をかけたのが悪かったのか、サイケMにボディブローを決められるトモノ。
「もらったぁぁぁぁ!!」倒れたトモノに追い討ちをかけるサイケM。
どうやらしぐるどには気づいていない。

「どうすればいいんだ…?このままじゃトモノさんが…
…っていうかあの刀って雲飛のだよな…支給される武器ってやっぱああいうのなのか…」
ちょっと恥ずかしいな、なんて思いつつカバンをあさる。
すると黒い布に包まれた平たい板のようなモノが出てきた。
「…やっぱりアレなのか…。でもやるしかない!!」

「ソレ」を脇に抱え、サイケMにタックルをかます。
「なんだ!?……あんたは死狂奴!!あんたを倒して全一バサラだっっ!!!」
どうやらサイケMは体術を習得しているらしくちゃんとした(ように見える)構えを取る。
「って、話を聞いてく…うあっ!!」強烈な蹴りを横腹に喰らう。

悶えるしぐるど。
「くっ…あんたは…なんでこんな狂ったゲームに乗ったんだ…?」
「はは!笑えるぞ!?俺の武器はコレだ!!」
紙をヒラヒラさせる。
「え?」
「…わかんないよな。チケットだよ。……沖縄旅行の!!!」
「はぃ?…ああそうか…」
「こんな恥をかかせたYUKIに泡吹かせるんだよ!!手始めにあんたらを殺す!!」


トモノの天閃燕巧を手に取りしぐるどの方へ歩き出すサイケM。
「…。」黒い布を急いで巻き取る。
「ん…それはバサラの…、あんたを殺していただくよ。全一バサラに相応しいよな」
そう言い天閃燕巧を振りかぶる。
そこで…倒れていたはずのトモノがサイケMの足を掴む。

「しぐるどさん!!早く逃げて!!」
「邪魔するな!!」
トモノを蹴り飛ばす。そして振り返ると…だれもいない。
「…逃げたか?いいのか?こいつを殺すぞ!?ああ!?」
彼らがチームをくんでいたのは知っていた。つまり…それなりに信頼しあっていることも。
トモノの首に刀を当てる。

「ここだ。」

「ッ!!!」
振り返るとしぐるどが上空から襲ってくる!!
急いでその場から離れる。後ろに向かって大きく跳躍。
すると何かに背中をぶつけた。
ここは開けてるのになににぶつかったんだ?そう考えて見てみると…
「う、うぁぁ!!」
しぐるどが不敵に笑っていた。

「…全一を名乗りたがるバサラ使いが影騙しにかかるのもどうかと思ったが」
「うあ…やめ…」
「そこを含めて」
「やめてくれぇ!!!!」

「全て読めていた」


21:サイケM 死亡
24:しぐるど、31:トモノと合流

38 名前: 20 投稿日: 2004/04/22(木) 19:53
あ…サイケMさんとトモノさん使われてしまった…

39 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 20:19
良いね。しぐるど格好よすぎ

40 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 20:49
「お父さんもう疲れた〜」
 森を歩きながらひではポツリと呟いた。
 精神的にも肉体的にも疲れ切っている。
 元々体力のあるほうではない。歩きづめの上、いつ襲われるか判らない焦燥感もある。
「なんでお父さんなんか選ばれたんだろ。切符持ちって言っても運で取れたようなものなのに」
 ブツブツと不安を紛らわすかのように独り言を呟きつづけるひで。
 と、なにかを叩きつけるような音がした。
「! なんだ?」
 慌てて見を屈め、辺りを見渡す。
 辺りに異常はない。慎重に身を起こし、耳を澄ます。
 ズシャーッ!
 今度は何かが滑るような音。
「あっちか……」
 ここで逃げ出すのが最良の選択肢だとはわかっている。
 しかし、もうこれ以上一人は耐えきれなかった。
「みちるだったらお父さん嬉しいんだけどなぁ」
 頭に思い浮かべる友人の姿。はしゃぎながらゲームをする姿も含め、ひではこの友人のことが大好きだった。
 ゆっくりと細心の注意を払い、足を進める。やがて木々は途切れ、ひでは広場のような場所に出た。
「これは一体……」
 ひでの見つめる視線の先。そこには、先ほどまでヒトであったであろう赤黒い物体があった。
 どうすればこうなるのかわからないほど原型を留めていない。しかし、ひでには想像が付いた。
 恐らくアレは――
「アイヌなんて、死んだらいいと思わない?」

41 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 20:50
「!」
 ひでは楽しげな、それでいて狂気を感じさせる声を耳にして、弾かれるように後ろへ飛び跳ねた。
「へえ、結構反応いいんだな」
 にこやかに笑う少年。幼ささえ感じさせる風貌。しかしその姿にひでは戦慄を覚えた。
「JEO……」
「あ、知ってたんだ。嬉しいな。そういうあんたはテルさんだっけ?」
 明かにひでの正体に気付いた上で、挑発するように言い放つ。
 しかしひでは動じない。ヒトに比べられるのは馴れ切っている。冷静さこそ自分の持ち味だ。
「ああ、面白くないな。そんなんじゃ女にモテないよ?」
 嘲笑うJEOを無表情に見つめながら、ひではゆっくりと後退する。
「ふぅん。落ちついてるんだね。でも俺と会ったのがのが運のツキだよ。
 ――逃がさないっ!」
 ふっと身を屈め、凄まじい早さで接近してくるJEO。
 ひでは腕を前にして、防御の姿勢を取ろうとする。と、クロスした腕の隙間から、先ほどの肉塊が視界をよぎった。
(やばい!)
 ひでは瞬間的に腕を解き、その場で勢いよく飛び跳ねた。
「何っ!?」
 完全に技の成功を確信していたのだろう。JEOは前に突き出した手を慌てて引っ込めようとした。
 しかしその勢いは止まらない。
(やられた……)
 狂落か、それとも強斬りか。JEOは死を覚悟した。が、
「え……うぐっ」
 ひではJEOを突き飛ばし、軽く殴りつけると脱兎の如く逃げ出してしまった。
「烙印の隙に崩しって……マジ?」
 未だ自分の生存が信じられず、首を傾げるJEO。
 やがて気を取りなおしたのか、先ほど自分が作り出した肉塊に近寄ると、何かを手にしてその場を立ち去っていった。

28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
チチウシはJEOの手に。

42 名前: 29 投稿日: 2004/04/22(木) 23:00
 最悪の相手と出会ってしまった。男が初めに思ったことはそれだった。
 何しろ相手の持っている獲物が極悪だ。腰にぶら下げられたそれこそは、見間違えようはずもない、悪名高き撫子である。今回のゲームに慶寅使いは数人参加しているが、運良くこの最強装備を手にしたのはどうやら彼、麦わらだったらしい。
 そんな相手と出会ってしまうなんて、まったくもって運が悪い。
 が、不幸中の幸いというべきか。こちらにも、まるで対抗手段がないというわけではない。
 否、それどころか。自分ならば撫子に勝てる。
 麦わらに撫子が存在するように、この自分、切り餅マンには心眼刀が存在する――
 二人は静かに互いの愛刀を抜きはなった。

43 名前: 29 投稿日: 2004/04/22(木) 23:01
「撫子っ!」
「ぐはっ!」
「どうした? 心眼刀はまだ来ねーの?」
「まだまだっ……」
 切り餅マンは膝をつく。その体は既に血で染まっていた。
 ただ一度だけでいい。心眼刀が決まりさえすればそれで決着する。
 だが、あまりにも撫子は早すぎた。動きを見てからではとてもではないが間に合わない。かといって闇雲に先出しすれば技の隙を突かれる。
 このままでは負ける。死ぬ……のか?
 朦朧とした頭でそう考えた瞬間、一つの言葉が脳裏に浮かんだ。
 柳生新陰流最終奥義“裏切刀(リセット)”
 あれを使えば、或いはなんとかなるかもしれない。だが……。
 いや、ダメだ。切り餅マンは首を振った。あれはまさしく禁断の秘技。この身もろとも、どころの話ではない。使えばこの島全体がただではすまないだろう。それほどまでに危険な技なのだ。

44 名前: 29 投稿日: 2004/04/22(木) 23:01
 自爆という誘惑を振り切り、
「……何を考えてるのか知らないけど、そんな余裕はないんじゃね?」
 気づいたときには、もう撫子の切っ先が目の前にあった。
「しまっ――!」
「遅いっ! 撫子っ!」
 避けようのない完璧なタイミングだった。一瞬の後には切り餅マンの胴体は真っ二つに分かたれる。それはもはや確定した未来の形。

 ならば。
 その一瞬が過ぎなければ負けはしない――!

「わしから行くぞっ!」
 咆吼。
 刹那、切り餅マン以外の全ての動きがスローになった。
 無の境地。死を目前にして、精神が極限にまで集中されたことによって発動する現象。
 一発逆転のチャンスはここしかない。最後の力を振り絞り、切り餅マンは撫子を心眼刀で迎え撃つ――

45 名前: 29 投稿日: 2004/04/22(木) 23:02
 ――はずだったのだが。



「いやぁぁっ! 八相発破出てるぅぅぅぅっ!」



「ぬかったわぁぁぁぁ……」
 無念の叫びを残して切り餅マンは絶命した。
「撫子があれば十分だけど、一応この剣も貰っていくか」
 麦わらは撫子を腰に戻し、二刀を手にして興味深げに眺める。
「と、なんか名前が書いてある。なになに……だい、わ、しゅ? それとも、『だいわまもり』かな。変な名前」
首を傾げながらも森の中へと消えていく。『大和守(やまとのかみ)』を読めない麦わらだった。


17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡。
44番:麦わら 大和守 虎鉄・助広を入手

46 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 23:33
十平衛使いの悲しきサガよ(つ∀`)

47 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 23:44
とりあえず、残り人数は毎回書きませんか?

48 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 23:50
ちなみに残りは40人

49 名前: 20 投稿日: 2004/04/22(木) 23:51
しぐるどに助けられた形になったトモノだが、
ウチヤマに呼ばれていることを理由に一旦別れることにした。


――

小高い丘に一本だけ木がある。
その木の太い枝の上で腕を組みながら、周囲を眺める者がいた。

彼は27番 シン。
いち早くこのサバイバルゲームのシステムを理解し、
自己の隠れ能力に気付いた。
それを使う方法を考えていたのだ。

シン「忍術が使えるのか…」

ドーン!

少し前に仕込んだ爆炎龍が爆発していた。
それの様子を見ていると背後から声がする。

「汚い花火だねー」

ゆっくり振り返ると、4番 ウチヤマが浮いていた。
彼もまた、屡堵羅の環の能力に気付いた者だ。

シン「お、来たか来たか。トモノは?」

ウチヤマ「一応、下にいるよ。」


下から声がする。

「おーい!シンさ〜ん!」


下を向くと31番 トモノがそこにいた。

シュタッ
シンは木から飛び降りた。
ウチヤマも緩やかに下降していく。


トモノ「もうさー、なんでウチヤマちゃん浮いてんの?」
シン「お前、まだ何も気付いてないの?」

トモノ「へ?」

ウチヤマ「要するに、一つ一つの武器には隠れた性能があって、
     それを持つ人がイメージすると実現するってことでしょ。」

シン「そう、トモノもやってみな。」

トモノ「おう。やってみるよ!
    …何をイメージすればいいのかな?」

シン「雲飛の髭」
トモノ「…」

ウチヤマが笑い転げた。


ウチヤマ「もう生えてるじゃん。ははは」
シン「うそうそ。とりあえず、必殺技をイメージするといいよ。」

トモノ「わかった。ふんっ!!」

シン「そんな力まなくてもいいのに…」

一陣の風が吹いたかと思うと、
トモノが吹き上げられた。

トモノ「おおっ!浮いたよ!七曜だ七曜!すげー!」

調子に乗ってブンブン飛び回るトモノを尻目に、
シンが話を始めた。

シン「まあ、これも話の一部なんだけど、このサバイバルのシステムを調べてみたんだよ。
   一度2人集めて話しておこうかと思って。」
ウチヤマ「そういうことなんだ。」

トモノはビュンビュン飛んでいるだけだ。

シン「YUKI社員に雇われるってことだけど、
   倒せば倒すほど基本給が上がる出来高制らしいよ。」

ウチヤマ「へえ、そうなんだ。」

シン「誰を、何人倒したかってのは、
   その時点で持っている“支給された武器の数”だってさ。」

ウチヤマ「なるほどね、要は奪いまくれってことだね。」

シン「そう。で、武器には能力が隠れててそれを使うこともできるみたい。
   本人が持ってなきゃいけないかどうかはまだわかってないけど、大体そんな感じ。
   だから、最初は勝てる相手を選んで数を稼いで、それで他に稼いでるやつも倒して
   一気に獲得ウマー!とか出来るわけだよ。」

ウチヤマ「そうか、だから最初は同士討ちする要素があまり感じられないってことね。」
シン「最初に潰すって手もあるけど、実力者相手だとこちらの被害も大きいじゃん。そゆこと。
   単純に面倒くさいし。」

ウチヤマ「詳しいね。誰から聞いたの?」
シン「いや、さっき塩澤から聞いた」

ウチヤマ「確かに。塩澤さんなら“面倒くさい”って言いそう(笑)
     その場でシンさん殺しに来なかったってのも塩澤さんらしいね。」

シン「それもそうだね。」

一瞬間を置いて、もの悲しそうな表情を浮かべる。

シン「話しとくことはこれだけかな。
   次会うときは敵かもしんないけど。」

ウチヤマ「そうだね。じゃあ俺も勝てる相手探しに行こうかな。」

トモノ「おーい!ちょっと服が引っかかっちゃったんだよ〜取ってくれ〜」

七曜で飛び回っていたトモノが枝に引っかかってぶら下がっていた。

ウチヤマ「…あれも多分、化けるんだよね?」
シン「…バカは放置で。さて、行くかな。」


信頼し合える仲間であり、そして実力者である無職三人衆、
今度会う時は敵か味方か。それは3人でもわからない。
シンとウチヤマは互いに背を向け歩き出す。

トモノ「こ、こら!俺を無視しないでくれよ!
    ねえ!ウチヤマちゃん降ろしてよ〜」


トモノ七曜に目覚める。
残り【40人】

50 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/22(木) 23:56
文神が把握しきれなくなると困るんで脱落者リストもキボンヌ

51 名前: 20 投稿日: 2004/04/23(金) 00:01
しぐるどさん、トモノさんを強引に離別させてしまいました。
すみません。

52 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 00:13
>>50

20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、
岩場の岩に頭を強打し失血死。
13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
08番:FAG 小川の白百合にて死亡
11番:小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
21:サイケM 影騙しで騙され背後から斬られ死亡
28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡。

ふせますた>羅刹丸の生首、水邪様コスプレセット
とれとれえもん。>南無阿弥陀仏、チュンリーの腕輪
はやし>夕顔、牡丹
飯綱=むつべ>秘道・弓張月、白百合、前転モズ
しぐるど>罪人殺、沖縄行き航空チケット
JEO>剥き出しの骨、チチウシ
麦わら>撫子、大和守 虎鉄・助広
うめちん>梅鶯毒  翔月は放置

53 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 00:16
「あーもーなんなんだー!!」
 48番・ようかんマンこと川原は、早足で歩きながらいつものように毒づいていた。
「社員?殺し合え?わけわからん!!」
 言いながらポケットから「粗品」と書かれた紙箱を取り出す。
「だいたいなんなんだこれは!!」
 中身の不思議とぷるぷるしたようかんをぺしぺし叩きまくる。
「ようかん1箱でどーやって闘えちゅーんじゃー!!」
 悲痛なのか滑稽なのかわからない叫びが森に響く。
「・・・少し静かにしろ。ラジョ」
 ようかんマンは雷に打たれたようにその場に立ちすくんだ。
 聞き覚えのある声。ギルティ時代の名前で自分を呼ぶこの声は──
「むつべか!?どこにいる!?」
 辺りを見回すようかんマン。
「動くな」
 冷たさを帯びた声に、ようかんマンは再びはっと立ちすくむ。
「動くな。共に神奈川で闘ってきたお前を、殺したくはない」
「・・・殺す・・・だと?」
 姿は見えない。見えないが、自分が俎上の鯉であることをようかんマンははっきりと感じ取った。
 背筋を、冷たい汗が一筋流れ落ちていくのがわかる。
「なにバカなこと言ってる!アイツらの言うことを真に受けるのか!?」
「・・・ラジョ。いやようかんマン。俺はミナ使いだ」
 唐突な返答に、言葉を詰まらせる。
「どんな初心者であろうと、微塵の躊躇もなく全力で鏖殺してきた。
 俺はミナ使いだからだ。殺らなければ、殺られる」
「だから・・・だからプレイヤー仲間を殺すというのか!」
「そうだ。だから小川を殺した」
 ようかんマンは絶句した。ためらいのない言葉に、そしてむつべがすでに人を殺しているという事実に。
「さあ、今すぐこの森から去れ。次は・・・無い」
「・・・・・・・・・・・・」
「去れと言っている!」
「・・・むつべよ・・・なら、取引をしないか?」
 ようかんマンは、崩れ落ちそうな心を支えながら言った。
「何・・・?」
「さっきお前も聞いた通り、俺の持ち物はこのようかんだけ・・・
 まともな武器を持った奴に会えば、ひとたまりもない。
 ここに潜ませてほしい」
「・・・・・・」
「その代わり、俺はお前の目となり耳となろう。
 近づく者あらば見張り、・・・いざとなれば囮と、身代わりとなろう」
「・・・・・・」
 森は沈黙している。ようかんマンはじっと待った。
「・・・・・・身の安全は保障できない」
 返答があったのは、数分の後だった。
「もとより」
 ようかんマンはほっと息をつくと、手の中の汗をぬぐった。

飯綱=むつべ、ようかんマン 協力関係成立
残り40人変わらず

54 名前: 53 投稿日: 2004/04/23(金) 00:43
>>36さんのは心理描写が少なかったので、ようかんマンと合流させつつ
補完してみました。蛇足だったらスマソ
むつべ氏が提案を受け入れた動機は後の書き手さんにお任せします

55 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 02:45
いったいどれほどの時間が経っただろうか・・・
両者動かない、いや動けないと言うべきだろう。

はやしとJEOは向かいあい、座ったまま相手の挙動をじーっと観察しあっていた。

先に動いた方の負け。JEOはそのことをよく理解していた。
幸い、ゲームと違って制限時間はない。残り一秒で削り負けることもない。
安心してガン待ちできる、JEOはそう思っていた。



──── 一方、はやしは内心あせっていた。
頬を汗が伝う。

はやし「(厄介な奴とでくわしたな・・・。)」

JEOには気づかれていない様子だが今、自分は撫子を持っていない。
持っている刀は夕顔と牡丹のみだ。
今は気付かれてはいないようだが、JEOにそれを気付かれたらおしまいだ。

はやしはJEOの動きを警戒しつつ、こう切り出した。

はやし「・・・おい、JEO」

JEO「・・・なんですかはやしさん」

はやし「このまま睨みあってても時間の無駄、そう思わないか?」

はやし「しかもこのままだといつ他のヤツから攻撃されるかわからん。
    かといってこの勝負、先に動いた方が負けなのは火を見るより明らかだ」

JEO「・・・・・・・」

はやし「・・・そこで・・・だ。
    ・・・ココは手を組まないか、JEO?
    俺らがこの武器を持ってるってことは誰かがミナやタムタムの武器を持ってるハズだ」

JEO「・・・・・・・」

はやし「もしここで俺を殺して生き残ったとしても
    そいつらに当たった場合、お前が生き残れる確立は限りなく低いだろう」

はやし「もしそんな奴と当たったらお前はどうするつもりだ?
    ・・・・・悪くない話だと思うがな・・・・」

JEOは身構えたまましばし考えこみ、返答した。

JEO「・・・わかりました。
  でもあくまでこれは一時的な同盟ですからね。
  ミナ使い、タム使いがいなくなってからは知りませんよ?」

はやし「・・・わかってるよ。んなことは」

二人は同時に構えを解いた。


はやし、JEO 一時的同盟結成
残り40人

56 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 02:51
着々とグループ化が進んでいてワクワクw

57 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 05:05
いわく、夢の対決。
いわく、悪夢の競演。
評価は人それぞれだろうが、それは現に起こってしまっていた。

皺ひとつない、プリーツのロングスカート。
風にたなびく、十字架の意匠をあしらった頭巾。

猫 vs 飛翔兎 ────。

言葉はない。
出会い頭に互いの姿を見たその時に、すでに二人はすべてを理解しあっていた。

飛翔兎が動く。左手のヨーヨーを斜め前方に放り投げると、ヨーヨーは重力の魔をあざ笑うかのように中空に静止する。
それを支点にして、飛翔兎が舞う。
右手のヨーヨーを振り回しながら、振り子のように猫に襲いかかる。
半身で躱すと、猫は軸のヨーヨーに回し蹴りを見舞った。
静止は解け、制動の支えを失い滑りながら着地する飛翔兎。砂煙が舞い上がる。
猫が煙の中を突っ切ってくる。勢いに任せた右ストレートを避け切れないと判断した飛翔兎は、拳にヨーヨーを叩きつけた。
と、その瞬間。猫の右手がぱっと広がり、ヨーヨーを受け止めた。
強烈な回転に、ヨーヨーを握りこんだ掌から煙が上がる。
飛翔兎は咄嗟に引き戻そうとするが、その隙を猫は見逃さなかった。
今度は広がらないまま飛んできた左手が鳩尾を直撃し、よろめく飛翔兎。
猫は掴んだヨーヨーを力に任せて奪い取る。

胸を抱えた飛翔兎の上目に見えたもの。
それは、セーラー服にロングスカート、ヨーヨーを持った「女」の姿。
にっ、と飛翔兎は微笑む。

次の瞬間、彼の物であったヨーヨーが、彼の意識を吹き飛ばした。


40:飛翔兎 猫の必殺ヨーヨーを食らいKO(生死不明)
36:猫 ヨーヨーゲット
残り 暫定40名

58 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 05:16
鬱蒼とした森の中から少女らしき人間がいた。

猫「あわわ・・・konさん死んじゃったYO」

猫と呼ばれている「益荒男」の一人である。
konの死は猫にとって大きな悲しみでもあった。
また、同盟を結び易い、一番の相手がkonであったため
現実的にも大きな痛手であった。

猫「う〜・・・猫、困りましたー、うめちんはどこへいったのだろうぅ」

彼の手元にあるのは、とある女子高のデザインを模したセ−ラ服である。
それは武器として渡された大事なものであるが
それを武器として渡すYUKIの馬鹿さ加減に飽きれていた。
そして、元々、彼自身もタイプは違えど同じものを身に付けており
YUKIから渡されたもののデザインに猫は嫌気がさしていた。

猫「こんなダサイの着れないですぅうううう・・・」

ガサガサガサ・・・

茂みのほうから怪しい音がする・・・
猫は、すぐさまその方向へと身体を正面を向ける。
ガサガサという音は次第に大きくなり、
不安感と恐怖からか、
猫の額からはジワジワとした汗が浮き上がってきた。

静けさは樹木の叫び声と共に引き裂かれ、
突然、何かが大きな影となって猫に覆い被さって来た!

猫「ななななな・・・なー! あわわわわ」

猫は逃げようと必死にもがいたが、
するとそれは、今度は猫の両手首をしっかりと押さえつけ、
暴れる猫の足を自分の尻で重石を乗せた。

猫は、暴れることを諦めたのか意識をそれへと向けると

レイヴン!!!!!

それはレイヴンであった。
日頃、半袖のシャツをまくって生活している彼だが
今回、YUKIから手渡された黒いタンクトップを
既に着てしまっているため
目立つ腋毛がいつも以上に茂っていた。

レイヴン「ねこすぁあああああん〜」

レイブンは御得意の斜め30度から
猫の顔を撫でまわすように見上げる。

猫「レレレ・・・レイヴンさんッ」
レイヴン「猫さん・・・好きだったんですよぉおお」
猫「!」
レイヴン「猫さんのオッパイって柔らかいんですかねええ」
猫「ややや、やめて、やめてー!」

猫の叫びと同時に引き裂かれるセ−ラー服。
最近の猫は少し摂生をできていないのか、
レイヴンが引き裂いたそこには確かに女性のような胸が存在していた。
レイヴンはそれに手をあてて奇声を発した。

続く

59 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 05:17
む、かぶったか、ok

60 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 05:41
続き

レイヴン「下のほうは、どうなんですかねえぇぇ」

猫からは既に声は無い、猫は絶望してただ倒れている人間だった。
そんなことも構いもなく、レイブンは猫の体の下のほうへ手を伸ばした。

レイヴン「あ、れ・・・」

レイヴンは絶句した、まるで鶏が卵を産む瞬間のような顔だ。

レイヴン「そ、そんな・・・そんなバカなァァァァァ!!!」

レイブンは頭を激しく左右に振り、獣のように叫んだ・・・

その頃、
叫ぶレイブンと倒れている猫を
陰から一人の小柄な男が眺めていた。

塩澤「何コイツら、超ウケるんだけどー」

その小柄な男、塩澤は知っていた、目の前のような
不気味な現実が起こった理由を。

塩澤「使い方間違えすぎー」

与えられた武器が実は単に「使える」だけのものではなかった。
副作用があるのである。
それは武器によって様々に違う形態をとり
副作用の発生する必要蓄積量も武器によって違う。
タンクトップ、そうレイブンの着ている武器は
着てしまった時点で作用と副作用が共に発生するタイプのものであったのだ。
余りにも茂りすぎた、その腋毛から塩澤は

塩澤「タンクトップはやばいな、イラネ」

「タンクトップ」は人間のアドレナリンを異常に高める作用があり
力や俊敏さなどの動物としての基本性能や新陳代謝が急激に高まる一方で
欲望に対しての理性という「人間らしさ」を失ってしまうもの、
いわゆるベルセルク状態になるのものなのである。
いかに女性を装っている猫でも男であり、それなりの腕力があるにも関わらず
レイブンが一方的に猫を倒すことができたのは、そのためであり
そして彼は異常な行動に走ってしまうのである。

塩澤「まあいいや、どっちの武器も使えなそうだし」

そう呟き、塩澤は目前の崖から飛び降りた。
その崖の高さは並の人間ではまず落下して無事ではすまないものなのだが・・・

続く

61 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 06:15
レイブンの上げる悲鳴は孤島全体にまで轟き、
その大きさは島全体を揺るがすほどであった。

NEO「うわっ、うるさい、なんだこれは」
闇キ「ほんっと、うるさいよねー、なにコレー」

ようかん「うるせーなー、ありえねーよ!」
むつべ「・・・黙れ」

ウチヤマ「うっるっせー」
トモノ「ウチヤマちゃーん」

これが参加者全員の本当の戦いの始まりの合図であった。
各々の武器と能力を駆使し、死闘を繰り広げる戦いの幕が落とされたのだ。

レイブン「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

その叫びは地を揺るがし、樹をなぎ倒すほどの激しさ。

もがき苦しむレイブンの身体の色が黒く変色してゆく・・・
レイブンは人の形をした人でない生き物へと変わりつつあったのだ。
そう、これはレイブンの真の形態への変化、
幼虫であった弱き人間「レイブン」から、成熟した「レイブン」へと。

叫びの激しさは増し、ついに孤島の地の一角は崩れ、海へと消えた。
もちろん猫とレイブンがいた地区である。
そして闇の濃さは増しつづけ、月は爛々と輝いた。

レイブンの叫びが、空へと散漫してゆき
孤島の激しかった振動は感じられないほど微少になった頃。

猫「ん・・・え」

猫は目覚めた、そして彼は先ほど崩れた孤島の一角の空にいた。
気を失う前に猫の手の先に結び付けられていたヨ−ヨーが手を離れ
猫の身体の下でグルグルと回転しており、
いつの間にか、身体にはYUKIの用意したセ−ラーが着せられていた。
何故かそのセ−ラーは青白く、ほのかに光っていた。

猫「ひ、ひええぇ」

猫がそういうと、ヨ−ヨーの回転は止まり
猫はまだ春先の寒い海へと転落した。
幸い、落下した地点には堅い岩などはなく命には別状がなかった。

が、猫は落ちたそこで絶句した。

そう、konの生首が浮いているのを見たのである。





塩澤「武器には組みあわせもあるのか・・・?」

36:猫 生存
50:レイヴン 不明

62 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 06:28
悪夢の競演滅茶苦茶ワロタ

63 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 09:13
二人は互いに距離を取り、睨み合っていた。
両者の武器は……大きな番傘と水の滴る曲刀。NEOとB.2であった。

先に仕掛けたのはいつも通りNEOだった。
間合いを詰めるためにダッシュをかける。
B.2の反応も早かった。B.2スラッシュの異名を持つ
しゃがみ大斬りでNEOの足元を強襲する。

当たった!
と思った瞬間にNEOはバックダッシュ小雨で、すんでのところでかわして見せた。
傘を閉じつつ小雨斬りに移行し、B.2の青龍を弾き返す。

B.2「…っ!」

さらにダッシュで間合いを詰めるNEOの前に、水柱が噴き上がる。

NEO「しまった!」

思わず声を上げるNEOであったが、何とか水柱の前で急停止。
飛沫がNEOの肩をかすめる。
水柱の隙に傘を投げて一旦仕切り直しをはかる。
B.2も傘の戻りを突いて狙いを定めて中斬りを重ねた。
しかしNEOも戻ってきた傘で牽制の小斬りを合わせる。

 ガツッ!

互いの武器がぶつかり合い、鍔迫り合いが起こった。
B.2が押す。NEOも押し返す。互角の試合が続き、二人の武器が飛んだ。

一瞬の睨み合いがあった。

NEO「どうする? まだ続けるの?」

B.2「いんや。もういいや」

傘を拾いつつ、ふうと息をつくNEO。
話したい事も言いたいことも色々あったが、まずはこの一言からだ。

NEO「さて、行こうか相棒」

青龍を回収したB.2はにやりと笑って答えた。

B.2「おうよ」

前作時代から共に技を競い合っていた二人である。
参加者中、最も息が長く、互いを理解したコンビかも知れない。
最終的に殺し合う時が来ようとも、今敵対する理由は何も無かった。

【NEO、B.2合流。 生存者:39名(?)】

64 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 10:06
死亡者 10名
20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、岩場の岩に頭を強打し失血死。
13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
08番:FAG 小川の白百合にて死亡
11番:小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
21番:サイケM 影騙しで騙され背後から斬られ死亡
28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡。

生死不明者 1名
40番:飛翔兎 猫の必殺ヨーヨーを食らいKO

複数装備持ち
ふせますた[羅刹丸の生首、水邪様コスプレセット]
とれとれえもん。[南無阿弥陀仏、チュンリーの腕輪]
はやし[夕顔、牡丹]
JEO[剥き出しの骨、チチウシ]
飯綱=むつべ[秘道・弓張月、白百合、前転モズ]
しぐるど[罪人殺、沖縄行き航空チケット]
麦わら[撫子、大和守 虎鉄・助広]
うめちん[梅鶯毒  翔月は放置]
猫[セーラー服、ブリジットのヨーヨー]

65 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 10:26
カイヌマは、見晴らしのいい場所の草の上に腰を下ろし、空を見て自分でもわからない
なにかについて考えていた。
 足元には滝が大量の水を落としていくのが見える。
 キレイな光景だった。でも自分たちがしなければいけないのは――。
 強要されているのは、仲間、同じサムヲタ同士の殺し合い。
 カイヌマは、地面に突き立ててある自分に支給された武器を見やった。
 レイピア、ラロッシュ。
 シャルロットの強さを支えつづけてきたこの武器さえあれば、この状況を切り払うこと
も、それほど至難ではないかもしれない。自分も闘劇本戦出場者の端くれだ。
 自分が勝てないとしたら、塩澤、モア三人衆、JEO――そんなに多くはないはずだ。
 なら、なぜ自分はこんなところで座りこんだまま動かない? あの一回戦負けの日々が、
自分を臆病にしているとでもいうのか?
「何を難しい顔をしているんだいカイヌマの大将――」
 不意に聞えた声が、カイヌマの全身に電流を走らせた。
 ラロッシュを引き抜き、構えた剣先の延長にいたのは。
「元さん……」
 ジャイアンを思わせる風貌を下、屈指の炎邪使い、元住T.Oが無防備な姿があった。
「おいおい、稼動当初一緒に塩澤に狩られた仲じゃねえか。そう殺気だたなくてもよ」
「全一炎邪と言われた元さんに、無手で合い向かうほど愚かじゃないよ」
「全一か」
 元住は、つぶやくようにいうと、地面に重そうななにかを投げ捨てるように置いた。
 それは――。
「最近はHK邪やタケ邪にやられまくってよ、こんなもん重くってしょうがねえ」
「或那の鎖……」
 炎邪の武器だ。それを捨ててしまっては、必殺の六道烈火が使えない。それは炎邪に
とって、真のじゅうぜろを意味している。
 元住は、自分を信じて、武器を捨ててくれた――。
「元さん、すまない、オレも……」
 カイヌマは心の中のスタートボタンを三回押して、ラロッシュをまた地面に突き刺した。
「おいおい、俺は油断して近寄ったお前に愚連脚をぶち当てるつもりかもしれないぜ」
「元さんは、武器を捨てた相手には思わず自分も武器を捨てて戦わなければいられない人
 です、そのくらいのことはわかってますよ」
 元住はふっと笑い、それから表情を引き締めた。
「ヌマさん、相談があるんだ」
 カイヌマは黙ってうなずく。
「さっき、はやしとJEOに会った」
 カイヌマは驚きを隠せなかった。
「みちると大自然をそれぞれ殺したそうだ――」
 カイヌマは意識が何かに捉まれ、かき回されるのを感じた。
 うそだ、あの連中が――。
「はやしが――」
「あいつは、ばかだから」
「JEOが――」
「あいつは、池沼だから」
「よく無事でしたね」
「さすがに、まだそこまでイカレてないらしいが、それもどうなるか――なぁヌマさん」
「なんですか?」
「あんたの力で、この状況がどうにかならねえかな? カニの大会の企画や司会をした
 り、大会動画をageてくれてたあんたならなんとかしてくれそうな気がするんだ。こん
 な茶番に乗るんじゃなくて、YUKIのやつらの鼻を明かしてやれねえか?」
 そんなのは無理ゲー……といいかけた言葉を飲み込んだ。

66 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 10:27
65から続き) 
 そうだ、なぜ自分は、このゲームに乗っていたんだ。
 なぜ殺し合いを? あの大会に集まってくれていたサムヲタたち同士が、こんなこと
 をしなければならない理由はない。
 頭にかかっていた霧が晴れた気分だった。
「そうっすね、なんとかしなきゃ……」
 とつぶやくと、元住が親指を立てて、唇の端を上げて笑った。
 しかし、どうすればいい?
「YUKIとコンタクトをとって、穴を探していくしかないと思うんですが……」
「コンタクト? どうやるんだ?」
「YUKIとオレたちをつなぐのは……」
 そこまでいって、ふっと閃いた。
「アンケート……」
「なんだって?」
「アンケートですよ!!」
「ロケテの時に書いたアレか? でもよ、もうロケテ終わってるし、ガークラヲタやア
 イヌヲタがウザくて見たくねえって開発者が言っていたっていうし、もう見てくれな
 いんじゃねえかな……」
「それでも、オレたちは信じてアンケートを書くしかないんですよ。元さん、なにか紙
 がないですか?」
「お、おう……」
 元住は、谷保ブリッジの動画撮り会で使おうと思っていたアンケート用紙が何枚かあ
ったのを思い出し、カイヌマに渡した。
「今はこれに賭けるしか……」
「でもよ、こんなんで大丈夫なのか……」
 元住は憑かれたようにアンケート用紙に『この生き残りゲームは糞調整』といったこ
とを書きこむカイヌマを見ていった。
「オレ、思うんです。YUKIの社員の中にもわかってくれる人はいるって」
 元住は、被っていた帽子の下げて唇の端を上げた。
「ヌマさん、すまないな。余計なことをふきこんじまったかもしれないな」
「いいんすよ。大体スペシャルのシャルは最強キャラ候補だ、 当 面自分には心配が
ないですし」
 カイヌマは爽やかに悪びれた表情でいった。
「なに、俺だって、はやしにおにぎりされるはもうほんとにころごりって
 だけかもしれねえしさ」
 彼らは、このゲームを止めることができるのか――?

【カイヌマ、元住T.O合流。 生存者:39名(?)】

67 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 11:15
「な・・・」
 森の中を走っていたユウが見たものは、額に矢が刺さり死亡している小川の姿だった。
「小川・・久しぶりに見たと思ったらこんな姿に・・」
 ユウは頭上を仰いで一人佇んでいた。
「・・オレもこうなるのか?こんなノリだけのゲームで死んじまうのか?」
 目の前には凄惨な死に顔をした小川の死体がある。
 その顔には、オレはギルティプレイヤーなのに・・という納得のいかない表情が貼りついていた。
「・・人殺しなんてしたくない・・だけど、身を守るためにはこの刀を抜くしかないのか・・。」
 鞘からゆっくり刀を抜いてみる。
 と突然、刀が暗い光を放った!!
 あまりの閃光にユウは地面に片膝をついてしまった。
「な、何だよ!!くそ・・ぐ、手が動かない・・!!」
(・・・・・・)
「・・何か・・聞こえる・・・や・・止めろ・・ぐ・・ぐおああああっ!!」
光が止んだ。
地面に倒れたユウは、ゆっくりと起きあがった。
前を見るその姿は、小川を見たときのユウではなかった。
「・・そうだよなぁ。生き残る簡単な方法があるじゃねぇか。」
刀を鞘にしまい、ゆっくりと歩き出した。
「クックック・・さぁて、誰から殺してやろうかなぁ」

【ユウ、妖刀・屠痢兜に取り込まれる。 生存者:39名(?)】

68 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 11:25
>>63
そのお二人さん、こないだ天サムで水柱ハメ削りKOしてますたw

69 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 11:38
>>67
矢は抜かれてるから、ユウがわかるのは
額を尖った物で突き刺されたって事だけだと思う。
まあ取り込まれちまった後じゃどうでもいい事かもしれんがw、一応。

70 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 14:13
心の中のスタートボタンワラタ

71 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 15:57
猫「う、うーん・・・」

猫がゆっくりと目を覚ます。
どうやらあまりのショックに気を失っていたようだ。

「お、やっと起きましたかぃ?猫さん」

声が聞こえた。朦朧とした意識であたりを見回す。
そこには共に大阪遠征にも行った見慣れた顔があった。

猫「だもぽさん・・・?」

だもぽ「ん。意識もしっかりしてらーね。良かった良かった。
    しっかしいつもにもまして、なんつー格好してんすかw」

ドン・だもぽが苦笑いしながら答える。どうやら彼に助けられたらしい。
彼は腰に一本の刀を帯び、少し離れた所に座っていた。

だもぽ「なーんか近くでドでかい叫び声が聞こえたから見に行ってみたら
    猫さんが浮いてるんだもん、白目むいてたし死んでるかと思いましたよ。
    一体あそこで何があったんすか?」

猫「そうだ・・・・konさんの・・・」

猫は今までの事の顛末をドン・だもぽに伝えた。

だもぽ「あらまぁ、んなことがあったんですか。そいつはお疲れさんでしたねぇ」

いつもの軽い口調だが、聞く表情は真剣だった。
しばしの静寂の後、猫が逆に問うた。

猫「だもぽさんはここでなにしてたですか?」

だもぽ「んー?ガン待ちwww」

もう一度周りを見回す。
どうやらここは海岸らしい。ちょうど鎌倉の地形のように三方を崖で囲まれている。
────なるほどココなら不意をつかれることもない。
守りに入るには絶好の地形といえるだろう。

だもぽ「こんなくだらない企画なんてのるつもりなんか毛頭ないんだけど、
    自衛手段だけはきっちりとっておかんと。いつこの企画にのった奴に襲われても構わんようにね」

猫「なるるー」

だもぽ「まぁとりあえず食料と水が切れるまではここに居座るつもり・・・・あっ?」

上空を黒い影が通り過ぎる。
      「ズドンッ!!!!」
突然、爆音が鳴り響いた。あたりを砂煙が包む。

猫「うわわわわわ」

そこに立っていたのはタンクトップを纏ったレイヴンであった。
血走った目で二人を睨みつける。

レイヴン「てめぇ俺の猫さんになにしてやがんだゴラァァァアァアァ!!!!」

レイヴンはもはや正気を失っていた。

だもぽ「なんもしてないっての。ったくうるせーやつだなぁ。少しは落ち着けよ。
    第一、猫さんはお前の私物じゃねーよばか(・∀・)」

レイヴン「黙れこの野郎ォォォォォ!!!」

レイヴンは常軌を逸した速度でドン・だもぽに襲い掛かった。
ドン・だもぽはレイヴンの突進を紙一重でかわすと腰の刀を抜き、身構えた。

だもぽ「やれやれ・・・めんどくせぇなぁ。
    まぁ試し斬りには丁度いいかな」

レイヴン「うおおぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!!」

「キィン!!!」

乾いた金属音が鳴り響く。

レイヴン「!!!!?」

レイヴンは何が起こったのかわからぬまま仰け反る。
ドン・だもぽがレイヴンの攻撃を弾き返したのだ。

だもぽ「バカな奴ほど読みやすいってね。はいおつかれー」

ドン・だもぽは間合いを詰め、最下段から刀を振り抜く。
そして次の瞬間、今度は最上段に大きく振りかぶった。

だもぽ「決まりだぁ!!!」

地天斬鋼閃

直撃を受けたレイヴンの体は大きく吹き飛ばされた。

72 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 15:58
だもぽ「かー弱えぇ!www」

ドン・だもぽは刀についた血を拭いながら倒れているレイヴンに近づきこう言い放った。

だもぽ「このタンクトップはいらねぇやな。
    とりあえず水と食料いただきー」

レイヴンの生死を確認せずに近づき、鞄の中身の食料を物色しはじめた。

「───ガシッ!」

しかしそれが迂闊だった。
彼は恐ろしい生命力で地天斬鋼閃の直撃に耐えたのだ。
レイヴンはドン・だもぽの足首をつかみ、転ばすと馬乗りになってドン・だもぽを力任せに殴りつけた。

だもぽ「うわぁぁああぁぁぁ(AA略」

レイヴン「よくもやってくれたなぁぁぁあああ!!!このマヌケがよぉぉぉおお!!!」

血みどろになりながらもレイヴンは攻撃の手を緩めない。
だが次の瞬間、レイヴンはまたしても後方に大きく吹き飛ばされた。

レイヴン「うが・・・・?」

猫「『よくもやってくれたなぁ』?
   それはこっちのセリフです。」

ヨーヨーを手足のように自在に扱い、レイヴンに攻撃を加えた猫がそこにいた。

猫「今度はさっきみたいにいきませんからね!」

二つのヨーヨーが生き物のようにレイヴンに襲い掛かる。
すでに致命傷を負い、闘争本能のみで動いているレイヴンにヨーヨーの複雑怪奇な攻撃をかわす事は出来なかった。
攻撃を受け、動きの止まったレイヴンにテグスを絡みつけると上空に力いっぱい放り投げた

猫「もれなく宇宙へご招待です〜」

レイヴンが還ってくることはなかった。



50:レイヴン シュート・ザ・ムーンで月面に吹き飛ばされ死亡
34:ドン・だもぽ、36:猫 合流

73 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 16:28
えっと、かなり書きこみ辛いんだけど、君の前ネタは没ってるみたいだからそれで続編書いてもつながらないんじゃないかな。
この手のリレー系統はよっぽどの食い違いがない限りは早い者勝ちがルールだし。
総括の人も飛翔兎との戦いの方を採択しているみたいだから。

74 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 16:41
猫vs飛翔兎戦 猫・ヨーヨーゲット

レイブンに襲われる

じゃないの?

75 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 16:45
じゅうぶん繋がってると思うよ。
OKOK

76 名前: 1 投稿日: 2004/04/23(金) 16:47
出来る限り皆さんの書き込みは尊重したいわけで
大きな食い違い(たとえば死んだ人が出てくるとか)が無ければそのまま進めたいわけで

こんかいは>>74さんの言ったとおりの形でいいと思うわけで

77 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:05
同じくこの流れでOKに一票。

>>76
創作系のスレで>>1が運営に口出ししてくることがあるけど、
この手のスレでは全員が参加者であり、全員が読者でもある。
だから>>1であることを主張しても何の意味も権限もないんだよ。
とりあえず忠告までに。

78 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:07
飛翔兎X文具売り場に期待age

79 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:08
普通にその流れで読んでました、自分…。

80 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:08
普通につまらないな

81 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:29
何事も無かったかのように物語は進んでいく…


82 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:31
「あと4本。外さなければ、4人は殺せる。」
飯岡=むつべは矢筒を腰に戻す。
弓矢という武器はゲームと違い恐ろしいまでに高威力武器であることをむつべは知っていた。
「たしか、バケツをあっさり貫くんだよな」
この弓がミナと同じ技・角度しか放てない事も小川を狙った時気付いた。
弦が張らなくなるのである。
「基本どおりにやれば、まず負けない。」


「罪人殺…バサラの能力を扱えるようになる…か。」
トモノと別れたしぐるどは、当ても無く森をさまよっていた。
戦術の豊富さ。それは間違いなくバサラを象徴する能力。
騙して、倒す。
それはこの戦いにおいて、かなり強力な戦術だ。
「だが…騙せなかった時、死ぬ。」



森の中、偶然出会う二人の益荒男。
「っ!」
両者飛び退き、腕の鎖を解き、矢を構える。

「…むつべさん?」
「…あ。」

構えを解く二人。
「乗ったんですか…まあ俺も乗った事になるんですが。」
「ああ…。ところでソレを持っているってコトはやっぱりバサラの能力を?」
「ええ。むつべさんはミナの弓矢ですね?」

そうちょっとした事を話し合い数分。

「で、だ。…やるのか?」
本題にはいるむつべ。
「……別に構いませんよ」

互いの目つきが変わる。
間合いを取る。

「ノリで間合い離したけど遠距離ってミナの間合いだ…」気付くしぐるど。
だが一向にむつべは矢を放つ気配が無い。

少し近づき、罪人殺を飛ばす。
ゆっくり」したモーションなので反応はたやすい。
あっさりかわす。そしてまた構える。
やはり反撃はない…

「…そうか。」気付いた。鎮聖八浄の最初の弱点、矢の数に。

「気付かれたか。なら…これだ!!」
間合いを詰める。そしてジャンプ…カジフチ。
まともに胸に蹴りを喰らうしぐるど。
「…っ…」
よろめく彼にさらにストレート。

「…」
しぐるどの喉元に矢を構える。

スッ…
しぐるどが影に溶け込む。
「影吸い…影出か?」一応警戒しその場から走る。

「ケホ、ケホ…わかったよ、むつべさん、あんたに勝つ方法」
「…影吸いか。勝ち方がわかったならかかってくるといい。」
「ああ…行くぞ!!」
走り出すしぐるどに矢を向ける。だがこの角度ではない。近寄ってところを射抜く…いや、そうだ。アレがある。

飛び掛るしぐるど。

「白百合ッッッ!!!」


「勝負、ありですね。」
「…。なぜわかった?」
「最初、その刀見たときから俺の勝負は始まってた〜って感じっすね。
罪人殺飛ばすの見てから椿は入ったし、
俺がよろめいたとこに撫子、朝顔、夕顔は入ってた。
カジフチのとき、牡丹かと思ったけど刀の事は頭に無かったと見えた。
んで…もしそれが遊蝶花だったら待ちに徹してなかったろうし。
消去法でソレが白百合だと思ったんですよ。だから飛込み騙し。
うん、全て読めていた。」

「…殺さないのか?」
「ごちゃごちゃした闘いじゃないととても人は殺せない…んですよ。知った仲ですし」
「…詰めが甘い、な…」
「んじゃ、俺は行くんで。」
「…気分がよくない。コレ持ってけ。」
「…いいんですか?んじゃありがたく貰っときます。では。」

24番:しぐるど、前転モズ、白百合獲得。
残り38?

83 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:46
あれ?同盟のようかんは?

84 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:52
同盟分布も必要かもね。
そろそろややこしくなってきた。

85 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 17:54
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/i.cgi/game/5275/1082707155/

議論や感想、ストーリーの調整についてはこちらを使った方がいいと思われ

86 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 18:02
貼るならせめて
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/5275/1082707155/

こっち貼れ。

87 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/23(金) 18:40
>>83
むつべ−ようかんは緊密な協力関係ではないぽいから、
別行動していても何らおかしくはないと思う。

88 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/24(土) 02:17
みんな零スペで忙しいのかなー?

89 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/24(土) 02:25
>>20は余裕があったら、最終的に独自脚本をうpしてほしい。色々考えてるみたいだから。

90 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/24(土) 16:59
38番、ばんちょは自分の武器…パピーを見ながら呟いた。
「撫子がよかった…」
「ハッハッハッハッ」
「ああパピー…なんだこれ?紙?」
忍犬パピー。ガルフォードの友達…それが自分の武器。
パピーが白い紙を拾ってきた。とくにすることが無いので、「無罪」と書いてみた。
…ますます滅入る。

「つかなんで紙が?」
そう思い、パピーのいた森に少し入る。

すると…ようかんマンがいた。

「…ばんちょさん?」
「ああ、ようかんマン…」
「ばんちょさんの武器は?」
「こいつ」
「…」
「…」
「俺のは、これ」
「…」
「…」

「んじゃ、俺行くね」
「うんじゃ。」


状況変化:なし

91 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/24(土) 17:37
38番、ばんちょは自分の武器…パピーを見ながらふと昔のことを考えていた。
「俺は昔言っていたよな。……パピーは最強ですって」
確かにパピーで負けた事は少ない。
麦わらにも勝っている。
ジョニーにも勝っている。
とれとれえもん。にも勝っている。
だいずにだって勝っている。
文具売り場にだって勝っている。
「滅入ってばかりじゃいられないな。……諦めたらそこで試合終了だしな」
考えようによっては確かに最強の武器かもしれない。
自分は手を出さずに相手を殺せるのだ。
自分は安全圏で指示を与えていればいいのだ。
自分はガルフォードくらい役にたたなくていいのだ。
ならば今の自分に必要なのは撫子ではなくて、ガン逃げできる天閃燕巧ではないだろうか?
「ガン逃げしながらパピーが殺す。最高じゃん」
それにパピーは忍犬。
鼻も利くし、周りに誰かいたらすぐに気付く。
ばんちょは気を取り直し、森の奥へと進んでいった。
「行くぞパピー」
「ワンッ!」
無罪と書かれた紙を握りしめて。

92 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/24(土) 20:50
ばんちょage

93 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/25(日) 19:08
なんか停滞してるー。
職人さん頑張れ!!

94 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/25(日) 21:57
うぐっ、ばんちょ取られてる!
主催者側の人間として定例放送をばんちょにやらそうと思ってたのになぁ…残念。

95 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 01:45
 その男の名は黒澤ショコラちゃん。
 名前はアレだが、本人は太ってメガネをかけたみるからにヲタク系の風貌だ。
「どう思う? コンル?」
 彼は、廃ゲーセンを出てから以降、自分の後ろについてきている空に浮く氷塊に
振り返って尋ねた。
「うん、そう……。HKさんと合流するのが先だよね」
 その氷塊、氷の精コンルは話し掛けると、なんというか、なんとなく返事をくれ
る。この不安な状況下それはとても心強く、たびたびコンルに話かけてしまう。
 宙を見て独り言をつぶやく姿は傍からみるとかなり寒いが、ショコラちゃん本人
は日頃ハァハァしているリムルルがやっていることなので自然にしかもリムルル口調で
コンルとの意思疎通を行っていた。
「そうだよね……いがみあっていても仕方がないし、きっとお姉さまもそういうと
思うし!」
 とりあえず話し合いから始めなければ。それにはまずそれほどコンタクトがない
他の地域勢よりも、戦闘力が高く人脈が広い秋葉トライのカリスマプレイヤー、H
Kや、勝手知ったるアイヌ勢の大自然の処罰者たちと会って、それから考えよう。
 みんな同じ趣味の仲間だ。こんな殺し合いになんか誰も参加したくないはず……。 
「そう思うよね、コンル?」
 コンルもそうだと思ってくれているようだった、それに満足してうなずいた時だ。
「アイヌなんて、死んだらいいと思わない?」
 確かな凶器をはらんだ声が聞えた。
 その声の主は、あの有名な池沼――外道JEO。 
「じぇ、JEOくん……」
 全く勝てないとは思わないが、限りなく危険な相手であることは間違いない。黒
澤はすっと構える。
「どうしたんだいJEO君。俺たちは同じ秋葉勢――じゃないか――そんな怖い顔
そしなくても――」
 というと、JEOの表情が変わった。
 そして、ドン、と床を踏んだ。もう一度、ドンと。黒澤は戦慄した、これが噂の、
〝JEOのリアル覇気脚〟か、今はただの威嚇だが、ここから鳳凰脚を繋げてくる
かもしれない。注意は必要だ。
「おなたたちアイヌが! 谷保で! 34回も入ってくるから! 掲示板で叩かれ
たじゃないですか!」
 JEOの目は腐れ外道のように虚ろになってどこ下の方を見ている。
「せっかく動画が! 俺対アイヌばかりって! そんなこと知らないんですよ!」
 マズイ、これはマズイ。自分はその場にいなかったが、アイヌ勢ということで全
て一くくりにされている。危険だ。すぐに逃げなければ……と、振り向いた先に、
あの、はやしがしゃがんでおにぎり待ちをしていた。
 まずい、逃げられない。いや、自分には大会で、モア三人衆のシンとウチヤマを
連破したほどのシラルを駆使したガン逃げ戦法がある――そう簡単にはいかない――。
 外道の烙印には捕まらない――いざ、尋常に――。
 勝負!!

96 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 01:56
ちょっといい?
曲者っていう人はどこの人?

97 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:24
黒澤ショコラちゃんがJEOに食われそうな時と同時刻。
一人の男が山の中に身を潜めていた。
彼の名前は曲者。
しかし、果たして何名の者がこの男がこの殺し合いに参加していることを知っているだろうか?
この男、曲者はクラスに一人はいる。うだつの上がらない、目立たない人間である。
「大体、なんで俺がこんなことに参加しているんだよ」
彼は山の中の林に身を潜めながら少し訛りのある言葉で呟いた。
闘劇出場権もないのに闘劇なんか行こうと思わなければよかった。
曲者は何度も自分の思いつきに後悔した。

――暗い山の中で何時間過ごしただろうか?
いや、時間自体はそう過ぎてないかもしれない。
辺りが暗くてよくわからない。
この暗さは自分の身を隠すには十分なほど何も見えない。
しかも、周りには枯葉が至る所に落ちており、誰かが来ればその足音でわかる。
そう考えて隠れているのだがこのゲームが始まってから誰も近くを通りかからない。

そろそろ移動しようか?
周りの状況も気になってきたし、移動するのは今が一番いいかもしれない。

そう思い、身を隠していた場所から一歩動いたその時!
「ドッグゴラァ!」
それを避けれたのは偶然だった。
長時間座っていたから足にきたのが幸いしたようだ。
「な、なんだ?」
曲者は攻撃してきたソレに目をやった。
こいつは見たことがある。
確か、関西で白髪炎邪などと呼ばれていた男。そう、だいずである。
肩には支給された武器なのだろうか?フェレットが乗っている。
曲者はこの戦いからは自分は逃げれないと直感した。
ならば…戦うしかない!
いざ、尋常に……勝負!

98 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:28
勝負あり!
曲者はあっけなく燃やされてしまった。

18番:曲者、燃やされて死亡。
29番:だいず、支給武器がフェレットと言うことが判明。
残り37?

99 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:35
よんすんは世話女房に世話されていた。
「いや〜極楽極楽」

100 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:41
一方宇宙空間に飛ばされたレイヴン。
彼は不死身の体だ。死にたくても死ねないのだ・・・
レイヴン(チョットイイデスカチョットイイデスカ・・・)

やがて彼は考えるのをやめた

101 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:41
「ええんか?ええんか?ここがええんか?」
よんすんは世話女房に迫っていた。
「裸エプロンになったし、次は最後まで行こうや。な?な?」
しかし、世話女房は明らかに嫌がっていた。
「もう、いい加減にしなさい!」
世話女房が持っていた包丁でよんすんを斬りつけた。

49番:よんすん、支給武器の世話女房に首ちょんぱされて死亡
残り36?

102 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:45
宇宙に飛ばされたレイヴンはまだ生きていた
レイヴン「さすがにタンクトップじゃ寒いなぁ・・・」
支給品のタンクトップでは真冬でもタンクトップで行動できる彼とはいえさすがにムリがあった
レイヴン「すぐに戻って猫さんと楽しいことしますよ!!待ってて猫さん!!」

レイヴンは宇宙を泳ぎながら月から地球へと向かった

103 名前: 102 投稿日: 2004/04/26(月) 02:46
わ、かぶっちゃいました。すみません。

104 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 02:52
アフォラシ
特定の有名人しか勝ってないジャンコレって

105 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 03:00
NEO「円殺刃!!!!」
武器を完璧に扱うことで生き残れると確信したNEOはB2が偵察に行っている間円殺陣の練習をしていた

NEO「えんさt
ゴン

NEOは大円殺刃を出した瞬間目の前の木にぶつかってしまった


35:NEO 気絶

106 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 09:44
まあ、>>98-105はスルーで。

107 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 10:11
だな

108 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 11:14
「もう、だも…ぽ……」
 謎の言葉を残して男が大地に倒れ伏す。
 その体が完全に動きを止めたのを確認し、ジョニー大きく息をついた。
 殺らなければ殺られていた。
 自分に与えられた武器、椿。対して男が手にしていた得物、河豚毒。
 どう考えても分が悪い。戦闘が始まり、打ち合い、たわむ刀身を見ながらジョニーは幾度も死を覚悟した。
 それでもなんとか防ぎきり、一瞬の隙をついてその場でジャンプ。
 着地に合わさせてきた残鉄を弾き、武器を飛ばされて動揺する男に椿を決め、なんとか勝利を物にしたのだ。
「悪いな。でも俺はここで死ぬわけにはいかないんだ」
 仕事先の上司の顔、アビオンでの仲間たちの姿。
 彼らに再び会うためにも、自分はこんな所で死ぬわけにはいかない。

 ガサッ
「誰だっ」
 背後から聞こえた物音に、ジョニーは慌てて振り返る。
 それが人影だとわかると、ジョニーは躊躇うことなくその鼻先に椿を突き付けた。
「あれ、ジョニーやん。いま一人?」
 しかし椿を向けられた当人は、全く動じることなくジョニーに声をかけてくる。
「ばんちょ?」
「よっ」
 応じてばんちょは剣先を手の甲で払いのけ、堂々とジョニーの前を通り過ぎて行った。
「あー、だもぽかぁ。全一覇王のくせにショッボイなぁ」
 そして倒れた男の前に屈み込み、その手から河豚毒を奪い取る。
「知ってるのか?」
「おう。一応ドン家の一員」
 あっさりと答えたばんちょに、どう返したものかと悩むジョニー。
「ま、弱い奴が負けるのはしゃーないないからな」
 まるで自分に言い聞かせるようにばんちょは呟いた。
「だもぽ一人やったん?」
 河豚毒をぶらぶらさせながら、ばんちょはジョニーに問いかける。
「いや、確か女の連れが居たと思うんだが……」
 言って思い出したかのように辺りを見渡す。
「それ、猫やと思うわ。応援でも呼びにいったんと違う?」
「援護もせずに?」

109 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 11:16
「だもぽと近接戦で斬り結んでたんやろ? 猫の武器にもよるけど、手を出しずらい状況やったはずやぞ」
 言われてジョニーは考える。
 あの二人と遭遇し、自分は反射的に椿を構えた。
 それを見ただもぽが、猫を片手で制して下がらせた。
 その時猫は、ぱっと見た感じ武器らしきものを持っていなかった。
 となるとだもぽは自分が盾となって、猫に攻撃の矛先が向くのを防ごうとしたのだろう。
 そして猫は今の自分の武装ではだもぽの負担になることに気付き、その場から姿を消した。もしくは助けを呼びに行った。
「……ああ、そうかもしれないな」
「やろ? じゃあさっさとこの場から移動しようぜ。応援が来たらダルい」
 やる気なさげに提案するばんちょに、ジョニーは頷いた。
「じゃあどこに向かう?」
「とりあえず森に隠れて様子見ようぜ。っていうかダルい」
 ジョニーの前方に展開する森を指差し、首をコキコキとならす。
 そんないつもと変わらないばんちょの様子に苦笑いを浮かべながら、ジョニーは踵を返して歩き出そうとした。
 と、首筋に猛烈な悪寒を感じ、振り向きざまに椿で斬りつける。
 がぎぃん!
 鉄と鉄とがぶつかり合う独特の異音。弾かれ、対峙する二人。
「一体どういうつもりだ?」
 血相を変えて叫ぶジョニーに、ばんちょは唇の端を吊り上げて応じる。
「答え……ぐっ!」
 唐突に頭上から襲った衝撃。それに耐え切れず、膝を付くジョニー。
 慌てて立ち上がろうとしたジョニーが見たものは、ばんちょが河豚毒を大きく振りかぶっているその姿。
 そしてそれが、ジョニーがこの世で見た最後の光景となった。

「悪いな。お前がおったら関東勢と組まれへんからなぁ」
 先ほどジョニーの頭上から降ってきたモノ――パピーの頭を撫でながら、ばんちょは淡々と続ける。
「俺、さっさと帰って酒飲みたいねん。まあ俺と会ったのが運の尽き、運も実力の一つって奴やな」
 大儀そうに腰を下し、そのままゴロンと横になった。
「ここで待ってたら猫たちと合流出来るやろ。パピー、誰か来たら起こしてくれるか?」
「ワン!」
 パピーの返事に満足したのか、ばんちょはゆっくりと目を閉じた。

25:ジョニー 34:ドン・だもぽ 死亡
38:ばんちょ 椿・河豚毒獲得
残り36

110 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 12:49
スルーとか良くないと思いますよ。いくら自分が気に食わないのでもあくまでも自由参加型のリレー小説なんですから。

111 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 13:05
だって>>99,>>101とか「世話女房」がなんなのか全く分かってないっぽいし。
もし分かってて書いてるんだったらいくらなんでも寒すぎるだろう。

112 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 13:49
>>98 まあこういうのもたまにはありか。採用。
>>99 意味不明。世話女房は薙刀の銘。
>>100 ストーリーに影響ないので採用。ただしここからの復帰は不可
>>101 さらに意味不明。
>>102 100の方が早いのでボツ。72で「死亡」と書かれた以上、蘇生不可の観点からもよろしくない

113 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 14:04
112の通りでいいんじゃない。

114 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 14:38
つまりまとめると。

死亡者 14名
20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、岩場の岩に頭を強打し失血死。
13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
08番:FAG 小川の白百合にて死亡
11番:小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
21番:サイケM 影騙しで騙され背後から斬られ死亡
28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡
50番:レイヴン シュート・ザ・ムーンで月面に吹き飛ばされ死亡
18番:曲者、燃やされて死亡
34番:ドン・だもぽ 斬鉄を弾かれ椿を喰らい死亡
25番:ジョニー 河豚毒で斬られて死亡

生死不明者 1名
40番:飛翔兎 猫の必殺ヨーヨーを食らいKO

複数装備持ち
ふせますた[羅刹丸の生首、水邪様コスプレセット]
とれとれえもん。[南無阿弥陀仏、チュンリーの腕輪]
はやし[夕顔、牡丹]
JEO[剥き出しの骨、チチウシ]
飯綱=むつべ[秘道・弓張月、白百合、前転モズ]
しぐるど[罪人殺、沖縄行き航空チケット、前転モズ、白百合獲得]
麦わら[撫子、大和守 虎鉄・助広]
うめちん[梅鶯毒  翔月は放置]
猫[セーラー服、ブリジットのヨーヨー]
ばんちょ[パピー、河豚毒、椿]

これでいいんだよな?
よんすん死亡は意味が理解出来ないのでスルーってことで。

115 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 15:02
 男は多少イラつきながら時間を気にしていた。
 携帯には圏外の文字がさっきからずっと出ている。
 これでは母親から電話がかかってきても出れないではないか。
 とりあえず男は電波の受信出来る場所はないかウロウロしていた。
 男の名前はutero。
「クソッ!なんなんだよ、この状況」
 uteroは毒づきながらもずっと歩いている。
 自分以外の人間はこのゲームに乗っているようだ。
 先ほどからいくつかの死体を見てきた。
 しかし、uteroはこんなゲームに乗る気にはなれなかった。
 uteroにとってはサムライプレイヤーはすべて仲間なのだ。
 仲間を殺す?この俺が?この手で?
 そんなことを考えては携帯に目をやる。まだ圏外だ。

ガサッ。
 不意に後ろから物音が聞こえ、振り向く。
「あ、だいずさんじゃないですか」
 その人影はいつも関西で対戦をしていた炎邪使いのだいずである。
「だいずさんは武器は何を支給されました?
俺の見てくださいよ、ほらコレ。蒼月人形ですよ。
笑っちゃうでしょ。武器じゃないですよねコレ。
無事に帰れたらいつきちゃんにあげようと思ってるんですよ。
……だいずさん?」
 返事をしないだいずを見てみるとだいずからは明らかに殺意が向けられている。
ヒュッ!
 だいずが手を出してきた。
 なんとかその一撃を避けることは出来たが…このままでは殺される。
――やるしか…ないのか?
 自分としてはこの試合、逃げてしまいたい。
 しかし、胸の内ではわかっていたことだ。いつかはこうなると。
 uteroは決意した。だいずを、だいずの屍を乗り越えてこのゲームで優勝することを。

116 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 15:18
 uteroが取る行動は一つ。
 だいずの行動に対して、立Aと屈Aを振っておけばいいだけだ。
 
 一体どれほどの時間が過ぎただろうか?
 お互い決め手となる武器が無いために弱攻撃の当て合いが続いている。
 だいずは自分の攻撃がほとんど潰されてしまうため、今は完全に様子見だ。
 ここは不意をついて防御崩しを狙うしかない。じりじりと歩きながらその距離をつめる。
 良い距離に近づいて、またお互い様子見を続ける。
――今しかない!
 uteroはダッシュから防御崩しをした。
 スカッ。
「あれ?」
 緊迫した試合中なのだが間抜けな声が出てしまった。
 だいずがいない?
 ふと上を見ると……。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!垂直ジャンプされてるぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
 だいずは相手のダッシュをその早すぎる反応で避けた。
 もちろんこの状況でだいずが取る行動は低空大>遠大だけだ。

「ヴァーハッハッハッハッハッ!」
 uteroを殺して、満足したかのようにだいずは飛んでいった。
 だいずは体を乗っ取られてしまったのだろうか?

ピリリリリリリリ!
 生きていたときはuteroと呼ばれていたソレが握りしめていた携帯が鳴っている。
 送信者の名前は『天才』と書かれていた。

03番:utero だいずにJAB>遠ABを決められて死亡
残り35人

117 名前: 114 投稿日: 2004/04/26(月) 16:45
あ、間違ってる。
書き直しと追加しておきます。

死亡者 14名
20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、岩場の岩に頭を強打し失血死
13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
08番:FAG 小川の白百合にて死亡
11番:小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
21番:サイケM 影騙しで騙され背後から斬られ死亡
28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡
50番:レイヴン シュート・ザ・ムーンで月面に吹き飛ばされ死亡
18番:曲者、燃やされて死亡
34番:ドン・だもぽ 斬鉄を弾かれ椿を喰らい死亡
25番:ジョニー 河豚毒で斬られて死亡
03番:utero だいずにJAB>遠ABを決められて死亡
生死不明者 1名
40番:飛翔兎 猫の必殺ヨーヨーを食らいKO

複数装備持ち
ふせますた[羅刹丸の生首、水邪様コスプレセット]
とれとれえもん。[南無阿弥陀仏、チュンリーの腕輪]
はやし[夕顔、牡丹]
JEO[剥き出しの骨、チチウシ]
しぐるど[罪人殺、沖縄行き航空チケット、前転モズ、白百合]
麦わら[撫子、大和守 虎鉄・助広]
うめちん[梅鶯毒  翔月は放置]
猫[セーラー服、ブリジットのヨーヨー]
ばんちょ[パピー、河豚毒、椿]

118 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:13
>95続き
 勝負あり。
 黒澤ショコラちゃんは、ひどくしたたかに地面に擦りつけられた。
「JEO、やった?」
 おにぎり待ちの姿勢を解いたはやしが、地面に混ざるように伏している黒澤を
 見下ろしている彼に近寄っていった。
「ああ、はやしさん。助かりましたよ。おかげで逃がさずにすみましたから」
 撫子をもっていないはやしは、本当はおにぎり待ちをすることができなかった、
しゃがみ待ちの姿勢はただのハッタリだったのだが、黒澤がそれを知るよしもない。
「おい……」
 背中をひどく潰されていた黒澤を見て、はやしは顔を顰めた。
 はやしいいかげんにしろと言われる彼だが、とてもこんなことはできない。
 JEOはあまりにシンクロ率の高さに、どんどんリアル外道化が進んでいるよう
に見える。
「まだ生きてるぞJEO」
 どうしようか相談する意味で言うと、
「……ウザいですねえ」
 それからしばらくして、
「……ぐっぢゃえ」
 はやしはその言葉に驚いて目を見開きJEOの表情を見た。
「……やだなあ、冗談ですよ」
 はやしは安心して、胸をなでおろせ……なかった。彼のその言葉にはあきらかに
本気がまざっていたからだ。真に恐ろしいのは、この池沼かもしれない。
 どうする俺? むしろこいつを先にやるべきなんじゃねえ?
 とは思うが、撫子を持たない自分には永久ができず、ガン待ち削り逃げができな
い彼に勝ち目は薄い。
 そこで彼は閃いた。誰か知らないが、撫子を持っている寅使い(そいつはそう簡
単には負けないだろう)を、JEOに倒させ、その時に撫子を奪うのが一番か。
「いきましょうよはやしさん」
 ――そうだ、その時まで――。
 はやしは黙って歩き出した。
 
「黒澤さん!」
 息が絶える直前の黒澤を見つけたのは、トライの右京使い、HKだった。
「HKさんか……」
 黒澤はおだやかな笑みをうかべて、自分の肩を持ち上げてくれたHKを見た。
「最後に会えたのがあんたでよかった……」
 HKは、動揺する心と落ちそうになる涙を抑えて、手に力を入れた。
「まだ大丈夫ですよ黒澤さん!」
 まったく根拠のない願望だけの呼びかけに、黒澤は首を横に振って答えた。
「もうわかるもんで……、HKさん、自分たちアイヌでがんばったよねえ?」
 HKは何度も首を縦に振った。
「あの紙装甲キャラでよくあそこまで……黒澤さんはしぐるどさんくらい尊敬
されていますよ」
 HKの言葉に黒澤は微妙な表情を見せてから、思い直したようにまた口を開いた。
「もう充分だ……、やるだけやった。本当に満足に……」
「なにをいってるんですか黒澤さん! もうSP稼動してるじゃないですか! 
黒澤さんの時代が……」
 HKがそういった時には、黒澤は事切れていた。
 HKの絶叫が聞えた。

119 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:14
「HKさん?」
 かいぬまがHKの姿を見つけたのは、黒澤が落命してから数分後だった。
 呼びかけに答えないHKに、かいぬまは行動を共にしている元住T.Oと
共に駆け寄っていった。
「……かいぬまさんですか……」
 HKは抑揚のない声でかいぬまを一瞥もせずに言った。
「どうしたん……」そこでかいぬまは言葉を飲み込んだ。黒澤の死体を見たのだ。
「JEOだ」元住が顔を顰めていった。
「……HKさん。もう、こういうのやめさせようよ。一緒にやりませんか? オ
レたち、ほら、こうしてアンケート書いて、製作者に訴えるつもりなんです。も
しかしたら……」
 HKの体から不意に湧き上がった殺気がかいぬまの言葉を止めた。
「スタート地点の廃ゲーセンに持っていったら、もしかし……HKさん?」
「………もう、うんざりですよ」
 逆光でHKの眼鏡のレンズが白く輝き、その表情が見えない。
「処罰者さんも鳥フルさんももう殺されたんですよ。もしかしたら他にももうた
くさん……おれはもう……どうしたらいいのか、何も信じられません。近寄った
ら……斬ります。それが誰であっても」
 HKが自作・無銘に手をかけ、居合の構えをとった。
 かいぬま・元住。二人とも名の聞えた豪の者だが、塩澤にも並ぶ潜在力を持つ
HKの気勢に押された。
 かいぬまは、それに抗うことができない自分の魂に歯噛みしながらも、うなず
いて一歩下がった。
「……また、話しましょう。その時までにわかってもらえるように、オレも力を
つけます」
 HKはそれに答えなかった。
 それぞれ袂を分かって反対の報告へ歩く侍たち。その行く道は、武士道か、修羅道か。

120 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:28
HK氏バリかっこええ

121 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:38
「全く、俺は面倒が嫌いなんだ。」
などと愚痴りながらひでは歩いていた。
「なんとかJEOさんから逃げられたものの、これからどないしよ…
しかし、何で皆こんなクソゲーにのるんだが…
つーかね、俺の武器がビニール傘とかヒドイ話しやと。
大体この100円とかいう値札はなんだと。せめて2000円位のを…
ん?誰か倒れとる?」
ひでが近寄ってみるとその倒れている人の傍らには霧雨が。
そう、倒れているのは円殺の練習をしていて頭をぶつけて気絶しているNEOだった。
「誰かわからんが、こんな所で寝るなんて無防備やのぅ…ん?霧雨?
…いいもん持ってるなぁ。よし、頂いておくか。」と霧雨を拾いあげたひで。
「本当はゲームにのるなら殺したほうがいいんだろーけど…
俺は乗る気はないしな。しかし、このままほっといて他の参加者に殺されでもしたら目覚めが悪いし…
うむ、見つかりにくいようにしておくか。」
と、NEOを木陰に運び、上から落ち葉を被せるひで。
「これで大丈夫だろ。さて…みちるやジョニーさんを探すか。」
しかし、この時すでに二人はこの世の人ではないと、今のひでには知る由もない…
35:NEO 生存
41:ひで 生存
41:ひで 霧雨獲得
残り35

122 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:39
「全く、俺は面倒が嫌いなんだ。」
などと愚痴りながらひでは歩いていた。
「なんとかJEOさんから逃げられたものの、これからどないしよ…
しかし、何で皆こんなクソゲーにのるんだが…
つーかね、俺の武器がビニール傘とかヒドイ話しやと。
大体この100円とかいう値札はなんだと。せめて2000円位のを…
ん?誰か倒れとる?」
ひでが近寄ってみるとその倒れている人の傍らには霧雨が。
そう、倒れているのは円殺の練習をしていて頭をぶつけて気絶しているNEOだった。
「誰かわからんが、こんな所で寝るなんて無防備やのぅ…ん?霧雨?
…いいもん持ってるなぁ。よし、頂いておくか。」と霧雨を拾いあげたひで。
「本当はゲームにのるなら殺したほうがいいんだろーけど…
俺は乗る気はないしな。しかし、このままほっといて他の参加者に殺されでもしたら目覚めが悪いし…
うむ、見つかりにくいようにしておくか。」
と、NEOを木陰に運び、上から落ち葉を被せるひで。
「これで大丈夫だろ。さて…みちるやジョニーさんを探すか。」
しかし、この時すでに二人はこの世の人ではないと、今のひでには知る由もない…
35:NEO 生存
41:ひで 生存
41:ひで 霧雨獲得
残り35

123 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:47
残りは
01:赤靴 02:飯綱=むつべ 04:ウチヤマ 05:うめちん 06:エイ
07:HK 09:MGA 10:mhata 12:かいぬま  14:キース
16:ギムネま! 22:JEO 23:塩澤 24:死狂奴  26:ZEL 
27:シン 29:だいず 31:トモノ 33:とれとれえもん。 
44:麦わら 45:元住T.O 46:闇キ皇 47:ユウ 48:ようかんマン 49:よんすん

124 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 17:48
 崖の下の小さな洞(ほら)の中で、42番・ふせますたは考えていた。
(これは確かに水邪の衣装だし、あの歩き方もごく自然にできるようになった)
 姿勢はもちろんキャラ選択時のあのポーズで。
(しかし肝心の円月や月輪波はまるでダメ。できるのは死月だけ)
 水の滴る腕輪を流し目で見つめる。
(つまり武器なし状態――ということは、この腕輪は偽物)
 次に、地面にぞんざいに転がしてある羅刹丸の首に視線を移す。
(そしてこいつも、羅刹丸の技を与えてくれるわけではない)
 軽蔑するように睨むと、彼は視線を逸らした。
(それは誰かの持つ妖刀・屠痢兜の力・・・つまりこいつは役たたず)
「そりゃーねえぜふせますたさんよ?」
「!? 誰だ!?」
 突如の声にふせますたは慌てて周囲を見回した。
 が、狭い洞にはもとより誰の気配もない。
 壁に張り付くと、慎重に、外の様子をうかがう。
 何者かの叫びがこだました夜は明け、荒涼とした荒れ地に冷ややかな朝日がそそいでいる。
「そっちじゃねーよ、ここだここ」
 ふせますたは慌てて振り返った。まさか・・・
「そーだよ、俺だ俺。グハハハハ」
 下品な笑い声をたてて、生首が喋っていた。
「なかなか大変そうだなァ三下よォ、ん?
 戦友を殺してまで手に入れた武器は見せかけだけのハリボテと。グゲゲゲ」
「・・・・・・」
「おーっと、変な気はおこさねェ方がいいぜ?
 頼りになる武器を自分から捨てちまっちゃァ、馬鹿を見るぜ」
「お前などに頼る気はない」
「そう言うな・・・グハハ。あと半刻後、ここにウチヤマが来る」
「なんだと?」
「そうだ、もちろん本物の武器を持って、ただ一人でな・・・。
 俺の言う通りにしろ。そうすれば、屡堵羅の環はお前の物になる・・・
 グハハハハハハハハハハッ」


残り35人+生死不明1人

125 名前: 124 投稿日: 2004/04/26(月) 17:53
訂正

残り33人+生死不明1人

126 名前: 校正屋 投稿日: 2004/04/26(月) 17:58
>>117 この時点の死亡者は14名ではなく15名。
>>123 人数が全然足りていない。

127 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 18:54
周囲は闇だった。
赤黒い闇。
どんよりと沈んで光を通さない。
それなのに赤黒いと感じられるのは不思議だった。
鉄の匂いがして初めて、それがどろりとした血である事を知る。

「頭と刀、両方揃わなきゃぁ完全じゃねぇぜ」
闇の向うから声が響く。
「頭がありゃぁ、もっとたくさんぶっ殺せるんだがなぁ」
ゆらりと闇の中に影が浮かぶ。
おかしな話である。
「とにかく頭だ。他は邪魔なだけだ」
カッ!
闇の中から潰れた紅い眼が見開かれる。
羅刹丸だった。
「俺の、頭ぁぁぁっ!」
(殺すんじゃない、殺すんじゃないぞ!)
頭の中で二つのイメージが重なった。
……闇は…そこで途切れた。

はっ! とNEOは気付いた。
円殺陣を失敗して……?
我ながら間抜けな話であった。
額がひりひりと痛む。
しかしそれより、先程の夢のインパクトが大きかった。
聞こえた声はユウ。
もしも頭が手に入ったら?
嫌な予感がした。

ふと、手元をまさぐってみた。
「傘が無い!?」
気絶する前まで持っていたはずの霧雨が無かった。
大慌てで周りを探し回るが、いくら探しても霧雨は見当たらない。
間抜けではすまない事態であった。
仕方なく、NEOは丸腰で立ち上がる。
偵察に出たB.2と一刻も早く合流する必要を感じた。

【生存者33人、不明1名、状況:変化無し】

128 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 21:05
B.2は足元にある肉の塊を見つめていた。
焼け焦げたその塊のすぐ脇には、放置された蒼月人形……。
「まさか…uteroさんか?」
同じ蒼月使いの屍を見るのは、非常に辛かった。
自らも同じ道を歩まぬ保証は何処にも無い。
ぽんぽん
無言で蒼月人形を拾い、軽く叩いて埃を落とす。
uteroの、同じ蒼月使いの遺志がそうさせたのかも知れない。
人形は少し焦げ目が付いていたが、目立った外傷は無さそうだった。
「炎使い。狂死郎、炎邪、火月、あといたっけ?」
蒼月人形を見つめて自問してみる。
後は浮かばなかった。
とにかく今は、この状況をNEOに連絡する事が先決であろう。
uteroだった物に一瞥すると、B.2は踵を返してその場を立ち去った。
振り返る事は、無かった。

【生存者34人、生死不明1名、B.2:蒼月人形Get】

129 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 23:04
「なんか、白百合貰ったけど使わなそうだなぁ」
飯岡=むつべを負かしたしぐるどは相も変わらず森をさまよっていた。
「ああ…眠い…集中できねえ」
2回の激戦で消耗した精神力は凄まじかった。
今歩いていられるのも元からの強靭な精神の賜物だった。

争いとは無縁に見える青い空。
ちょっと座って一休み。

「…ん?あれは…まさかばんちょか?」

…ばんちょ。
「しぐるどさん、床ドゾー」。
「ばんちょとか言って死んだらええねん」。

なんとも言えない仲だったが、いまひとつ気に食わない奴だった。
それが…目の前で、寝ている。殺るなら、今…
腰の白百合を抜き、首筋に当て…

「ワンッ、ワンッ!!ガルルルルル…!!!」
「うわぁっ!」
「ん…なんや…?」

やばい。気付かれた。…ばんちょの武器はパピーか。

「…死狂奴サン?」
「…ども。」
「今何しようとした?え?」
「…いや、あんまりカッコヨカッタンデ寝顔を拝借しようかと」
「言い訳はええねん。GO!!パピー!!」

…やっぱこうなるか。まぁいつか当たると思ってたが。
それに徒党を組んでると思っていた予想も外れている。
「はぁ。んじゃアンタに床叩きでもさせるか」
腕の鎖を解く。

「いざ尋常に」
「「勝負!!」」

130 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/26(月) 23:04
「どうした?俺に床叩かせるんじゃなかったん?」
「…いやアンタ、ちょっと動けよ」
しぐるどはばんちょと闘うのではなくパピーと闘っていた。
「死狂奴サンの喉笛をパピーが噛み切ったあたりで動く予定」
素早いパピーに罪人殺では分が悪いので必然的に白百合を使うハメになった。
むつべさんに感謝。

「つか使いにくいなコレ」
白百合は「対空の刀」。バサラ使いのしぐるどはこういう純粋な対空武器に慣れていなかった。
「ガウッ!!」
突っ込んでくるパピーに左足を噛まれる。
絶体絶命。
「…っ、はぁ、はぁ…」めっちゃくちゃ痛い。

「さて、そろそろ動くよ?」
パピーにのしかかられ身動きの取れないしぐるどにばんちょが近づく。
「フフ、パピー、ちょっとゆるめろ。」
起き上がろうとするが、足の激痛でOTLのポーズを取ってしまう。
「死狂奴サン、床ドゾー」
「…」ばんちょを睨み付ける。
「あ?なんやその目?」
「…、いや、脂ぎってるなぁ、と思って」
「…そういう事言える立場か?ええ!?」
「言えるさ」

右足で思いっきりパピーを蹴り飛ばす。ばんちょに直撃―だがよろける程度。
そこへ転がり込みパピーを抱え…モズ落とし。
ドカァァァン!!
爆風で吹っ飛ぶばんちょ。これで倒せてなかったら終わり…
「やるやないか…」
駄目か…。
「ガルルルルル…!!!!」
「パピーもキレてるで。」
パピーの倒しきれてないか。

「…あまり読めていなかった…」

河豚毒を振りかぶるばんちょ。手足を押さえつけるパピー…
そこへ。
ヒュッ
「キャンッ」「な、なんや!?」
吹き飛ぶパピー。すぐに動かなくなる。
慌てふためくばんちょ。そこに…
「てやっ!!」何者かがタックル。

「借りを返しにきた」
飯岡=むつべが鎮聖八浄を構えていた。その横でVサインをするようかんマン。
「退け。矢の無駄だ。」
「ひ、ひぃぃぃぃ!!」慌てて逃げ出すばんちょ。
パピーの頭から矢を抜き、ばんちょの足元に放つ。
「武器は置いてけ」
腰の刀を置いてものすごい勢いで逃げていった。

「むつべさん…ようかんマン、まじありがとう…。」
「その傷じゃしばらく動けないだろ?俺達はこの辺を拠点にしてる。適当に休んでけ。」
「見張りは俺がしてるんで安心してください」

飯岡=むつべ、ようかんマン、しぐるど同盟結成
椿、河豚毒獲得 パピー死亡
残りの矢、3本
残り34人、不明1人

131 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:17
「ジャスティスブレードか、大層な名前だが所詮はただの人斬り包丁だろ」
刀を弄びながら、そう呟く男は、No10 mhata。
男の言う通り、武器に電気を帯びさせるのはガルフォード自身の能力であり、
ジャスティスブレード自体はただの忍者刀に過ぎない。
「そのほうが俺には相応しいがな」
そのまま男は森に消えた。

その頃、森では・・・
「飛翔!しっかりしろ!」
猫と雌雄を決する戦いに破れ、気を失っている飛翔兎(丸裸)を揺さぶるのは、
GGXXでその名を馳せる、No9 MGA。
闘劇では飛翔兎のチームメイトであり、熱い戦い方を称され
「灼熱のMGA」と呼ばれているが、侍では徹底した逃げ雲飛であり
「氷結のMGA」と呼ばれているかは定かではない。

「こんなことなら侍に関わらなければよかった・・・こいつも俺も運が悪いぜ」
気絶したままの飛翔兎(丸裸)を見つめながら愚痴をこぼす。
手には支給された雲飛の靴(三角飛び可能)が
「三角飛びできても空が飛べなきゃ逃げもできないし・・・これからどうするか」
説明書を読みながら、靴を履き替える。
「センスがないな」
気絶したままの相棒と使えない武器、精神的には追い詰められていたが、精一杯の笑みをこぼした―

132 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:18
飯岡=むつべって誰だよw

さすがに人名の間違いは失礼なので、書き込む人は最後にもう一度チェックしたほうがいいと思うぞ。
中にはかなり誤字の多い人とかいるし。

133 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:18
その時

「なんだお前ら、こんなところでいいことしてんのか?」
「!! 誰だ!?」
MGAが振り向く

「まぁまぁ、そういきり立つなって、俺らギルティ勢同士だろ?」
「mhataさん−」
安堵の息が漏れる、あまり知った仲ではないが、共通点があるだけで信じられる気がした・・・が

「だが、一つだけ違う点がある」
「?」
「俺はギルティギアゼクス、お前らはイグゼクスってことさ」
「??確かにそうかも知れないが、侍には関係無いだろう?」

「そうだな、侍は人斬りのゲームだな」

「???何が言いたい」

「俺は人を斬りたい、そしてイグゼクス勢のお前らが嫌いだ」

「!!」
「お前を殺す」

戦慄した、動揺しながらも冷静に状況を確認する。
気絶した相棒、武器は無し、相手は刀を持っている。
「詰んだか?いや、なにそんなことはないな」

まずは−
「逃げる!」

飛翔兎をかつぎ上げ、脱兎のごとく逃げ出した。
ただ逃げたわけではない、逃げながら反撃の策を練るのだ、
壁、壁さえあれば三角飛びができる、そうすれば相手の意表を突けるかもしれない。

「足手まといを抱えて逃げられると思っているのか?」
遅れてmhataが追いかける。あえてハンデを与えているように。

距離はどんどん縮まっていく、当たり前だ。
軽いとは言え、人一人背負って逃げ切れる訳がない。
しかし、MGAは後悔していなかった。
仲間を見捨てることなどできない、MGAはそういう男だ。

「あれだ!」
ちぎれそうな足を引きずりながら、走る彼の目先には高い崖がそびえる、
わざと追い詰められたフリして、一撃を加えるのだ。準備は整った。

134 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:20
「どうした?もう逃げ場がないぜ」
悠々とした表情でmhataが現れる。
「やるなら、俺からやれ、その代わり飛翔は見逃してくれないか?」
取引など期待してはいない、相手に悟られないためだ。

「そうかい、俺も悪魔じゃない最初の要求だけでも飲んでやるよ!」
言い終わると同時に刀が振り降ろされる。
(今だ!)
後方に飛び刀をかわす、そして崖を蹴り―
「キエェェェ!」

振り下ろされた刀を目がけて渾身の蹴りを放つ、さながら雲飛の白羽取りのように。

「グッ」
無防備だったところに思わぬ一撃を貰い、刀が飛ぶ。
「形勢逆転だな」
作戦が成功し、安堵の表情を浮かべながらMGAは言った。

「なめた真似をしてくれるな、これだからイグゼクス勢はいらつくんだよ!
俺を誰だと思っている!俺はBOA総帥 mhata!
貴様に地獄を見せてやる!」
突然の怒号、空気がビリビリと震えるのが分かる。
「なんだってんだ!?」
mhataが印を結ぶ・・・そして呪文を唱えた・・・
「エグゼビースト」
突如、地面から紫色の物体、いや口が現れる、それは次第に大きくなり、
MGA目がけて突進する。
「うわぁぁぁ!」
右足が食われた。
うろたえるMGAに対してmhataが殴り掛かる。
「死ね!」
さらに
「エグゼビースト」
左手を失う、まだmhataは手を休めない。
「エグゼビースト」
左足、右手を失う。
最後に―
空間が歪み、大きな口が開き、そして、頭が食われた
MGAは例えようの無い痛みと恐怖のまま絶命した。

「ヘルハウンドだ、自分から端を背負うとはバカな奴だ。」
mhataが呟いた・・・。


「ひぃぃぃぃ!」
目をやるとそこには目を覚ました飛翔兎が。
一部始終を目撃したのか、恐怖のあまり失禁していた。

「MGAさんをよくもぉぉ!」
恐怖していた、しかし友を殺された怒りが彼を動かす。
落ちていた刀を拾い、mhataに突進する。

「私に勝てると思うのか?」
そう言いながら手をかざすと、空間が歪み大きな鎌が出現する。
真っ赤な大鎌を掴み、一閃・・・

飛翔兎の首と体が切り離された。
もの言わぬ肉片となった顔は怒りと恐怖の入り交じった表情をしていた。

「人間が私に刃向かうなど、愚かなことだ」

mhataは首と体を一瞥すると、森を後にした。


No9 MGA ヘルハウンドにて死亡
No40 飛翔兎 首を切断され死亡
No10 mhata ギアの力(召喚)に目覚める、ジャスティスブレード放置。

135 名前: 132 投稿日: 2004/04/27(火) 00:24
お、変なとこに割り込んじまったな。スマン。

136 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:25
最後の134のとこだけ修正希望
GGXXのネタをいれる必然性もないし、なによりギルヲタ叩きが騒ぎそう
134の作者は書き直してくれまいか、オチを

137 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:31
mhataという名前が挙っている時点でオチはこれしかないだろ。

「前HSが中段だったとは!」

138 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:35
要望、批判があるからといって一度書かれたものを書き直していては
リレーの意味がまるでない。
気に入らないなら自分で続編を書いてくれ。

139 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:43
>>132
うわあ素で間違えてた…指摘どうも。
飯綱さんマジスミマセン・・・

140 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:47
うーん、侍とプレイヤーネタ以外は入れて欲しくないなぁ。つか禁止にしない?
内輪ネタは元がわからなくてもある程度ニヤニヤできるけどギルティなんて入れられたら萎えまくるよ。
つか他ゲープレイヤーはその技使えるとかなったらとれとれはヨガフレイム吐くしみちるも戦闘機体呼んだり出来るし。
ようかんマンもカイヌマもギルティ技使えるようになっちまうよ。
削除希望、もしくは修正希望。

141 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:55
「ナデシコー!!」

その叫びと共にZELが倒れる。

「ちっハズレか。こいつはお前が持ってても意味がないんだよ。」
麦わらはZELの死体から慶寅を取り上げた。

        1分前

ZELは森に隠れていた、いくつもの死体を見てきたせいか誰も信じられなくなっていた。
こんの状況で持っている獲物は慶寅、使えない武器はただの荷物に過ぎない。

「どうなってんだよ!!さっき森の入り口でだもぽの死体が転がってたし、
知らない人の死体もあった。」

ZELは激しく震えていた、そんな時
『ガサガサ!!』

ZELは物音がした方向を振り向いた。
そこにいたのはただの鳥、溜まるに溜まったものがでたせいか
「早く楽になりてぇ〜!!」

つい声を上げてしまった、その時ZELは凍りつくような感覚に襲われた、
「なら楽にしてやるよ。」

「えっ?」

一瞬の出来事だった背面大好き麦わらがZELを背後から斬りつけた。
麦わらは探していた、その獲物の名前は「夕顔」。
しかしはやしと違い焦りはなかった、最凶と謳われる撫子を装備している。

「しかし、コイツを手に入れてもな、、、試してみるか。」

『とっておきをくれてやる!!』

ドカァーン大きな音とともに巨木が倒れる。
「なるほど、現実と違い強く思えば出せるのか、、、」

麦わらは天然な頭でこのゲームのルールを理解した。
あたりを見回し、誰もいないことを確認しまた森へと姿を消す。

ZEL死亡

麦わら:慶寅GET
    遊蝶華修得

残り33人?

142 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 00:55
もう書いちゃったものはしゃあないとして、以降武器以外での特殊能力は禁止が
いいと思う。ネタも侍に限定したほうがいいかと。

143 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 01:17
剣での一騎打ちに拳銃を持ち出すような物ですカラ>他ネタ

144 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 01:25
こういうのって「サムライネタのみ」が前提なんじゃないの?

145 名前: 1/2 投稿日: 2004/04/27(火) 02:05
uteroだった物を確認してから、数時間後。
B.2は森の中を歩いていた。
もう少し進めばNEOとの合流点だ。
uteroが殺された。つまり殺る気になっている人間は確実に存在する。
その事実が青龍を無意識に強く握りしめさせる。

そして程なく、B.2は大樹の下へ辿り着く。
NEOとの合流点まで後少しだ。
しかし、その時B.2の視界に大樹の幹に背を預ける男が一人映る。

線が細く、中性的なフォルムの男だった。
男はB.2に気付くと、ゆっくりと歩を進める。
男が一歩近づくごとにB.2はより青龍を強く握りしめていく。
この男は誰だろうか。
以前どこかで見たような気もするがわからない。
いや、今はそれよりもこの男は「殺る気」なのだろうか。
そんなB.2の思考を遮ったのは、男の声だった。

「すいませんが、見逃してもらえませんか?」
人当たりの良さそうな笑顔を浮かべ、その男はそう切り出した。
「残念ながらハズレひいちまったみたいで、俺は戦えないんですよ。
 最も、武器があったところでこんな馬鹿げたゲームには乗りませんが」
と続ける。

この男は何を考えているのだろうか。
自ら丸腰と明かしたがもし私が殺る気ならば、どうするのだろうか。
だが、B.2は「殺る気の人間は存在する」事を確認こそしたが、
自ら進んで人を殺す気はなかった。一つ嘆息をすると、切り出す。

「わかりました。ですが、もし私がこのゲームに乗っていたら
 どうなさるつもりだったんですか?」
男は変わらず笑顔のまま答える。
「殺す気でしたら俺を確認した時に即仕掛けてくるでしょうし、
 仮に仕掛けてこないでもこの会話中に逃げる準備はしてましたよ。」

抜け目の無い男だ。B.2は思いつつも、NEOとの合流点へと急ぐ事にした。
「では私は先を急ぐのでもう行きます。」
そして歩き出す。しかし、後ろから足音が一つ。
「……何故ついて来るんですか?」
変わらず笑顔の男が答える。
「いやぁ、実はスタートポイントに戻ろうと思ったんですが
 どうも道に迷ってしまって。」
再びB.2は嘆息する。

スタートポイントは合流点を通過し、森を抜けた先にある。
この男にNEOと組んでいる事を知られて良い物かどうか。
仮に知られたところで、彼は誰かと組んでいる様子もなければ、
残酷だが丸腰ではどのみち長く生きられはしないだろう。
そう思い、B.2は彼に向き直る。
「わかりました。私はこの先でNEOさんと合流します。
 スタートはそのまま先に進んで森を抜けた先ですので
 合流点まではご一緒しましょう。」
「申し訳ない。助かります。ああ、遅れました。俺は石井と申します。
 貴方は確か唯一女性参加者の─」
「B.2です。」
B.2は素っ気なく答えつつ、疑問を感じていた。
石井。そんな参加者がいただろうか?
自分の知らない関西の人間が本名を口にしたのだろうか?
偽名を使い、自分を欺こうとしているのか?
男の涼しげな笑顔からは何も読み取れなかった。

仕方なく、B.2は歩き続ける。
彼が何者であろうと、丸腰であることに変わりはない。
彼に害意があれば、その時は──
不本意ではあるが、手にした青龍で斬ればいいだけだ。

146 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 02:15
B.2が石井知らないとかないだろ…

147 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 02:20
石井って誰〜?

148 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 02:45
「鋼振り 我は進まん 修羅の道
            路傍に咲かすは 朱牡丹の花」

勝負は一瞬だった。
HKが霞のごとく踏み込み、刃を振るう。
次の瞬間、16番:ギムネま!が膝から崩れ落ちる。
朱き一輪の花が咲く。

「すいません。こうするしかなかったんです」

悲しみと覚悟を秘めた目でHKはつぶやく。
もはや彼の心に迷いはない
彼のもっていた身の丈ほどの錫杖と数枚の霊符を拾い上げる。

―――この馬鹿げたゲームを終わらせてやる―――

刀に付いた血糊を拭うとHKは再び歩きだした。


16番:ギムネま 夢想残光霞を食らい、死亡
07番:HK 錫杖、霊符ゲット

149 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 02:51
ザザ…ザザン………
波が打ち寄せる岩場に、崖に背をもたれ蹲っている人影があった。
「いってぇな、なんでこんな所に岩があるんだよ!」
そう言ってばんばんと地面を叩く…彼の名は塩澤といった。
「畜生…余計痛くなってきやがった…」
彼は崖の上部から飛び降りた際、着地を失敗して右足首を捻挫してしまったのだ。
あまりの痛みと足場の悪さに移動することもままならず、ここで愚痴を零していた。
「……?」
ふと俯いていた視線を上げると、多少距離はあるが洞窟の様な物がある。
ここが崖下で人目に付き難い所だと判っていても、こんな状態では出来るだけ
危険を冒したくはない。
「あ〜めんどくせーなー…」
壁に手を付き刀を杖の代わりにして自分の体を支えると、塩澤はその洞窟に向かって歩き始めた。
右足に負担をかけないようゆっくりと歩き、時間をかけてようやく洞窟の中に入る。
洞窟と言うよりは窪みと言った程度の小さな穴は、それでも彼が潜り込むには充分なサイズだった。
「よし。誰もいないな」
ごそごそと入り込むと途中で切り落としてきた木の枝でカモフラージュする。
これで外からはここに人がいるとは判らない筈だ。
そう考えると、塩澤は半ば気絶するかのように眠りに付いた。

23:塩澤 負傷

150 名前: 2/2 投稿日: 2004/04/27(火) 03:07
そして程なく、石井と名乗る男とB.2はNEOとの合流点に辿り着く。
少し開けた森の中の空間に、NEOは居た。

NEOがB.2に気付く。得体の知れぬ男と一緒だからだろう。
怪訝そうにB.2達を見ていたが、何かに気付いたように彼は慌てて叫ぶ。
「そいつから離れろ!!そいつは赤──」
それがB.2の聞いた彼の最期の声だった。

少し前の事。
NEOはB.2よりも早く合流点に到着していた。
彼は気絶中に頼るべき唯一の武器、霧雨を何者かに奪われていた。
今となってはB.2の青龍のみが頼りだ。
そうしてしばらくの間、彼はB.2を待ち続けた。

そして茂みから音がする。
一瞬だけ彼は別人の不安に身を竦ませると、音の方へ振り向く。
B.2だ。彼は安堵に胸をなで下ろす。
が、次の瞬間、B.2の背後から男が現れる。
一瞬、誰だろうか、と思案する。そして彼はすぐに
この男が何者であるか思い出す。再び彼を緊張が襲う。

赤靴だ。
しかし、何故この男が今此処に?
赤靴などとうの昔に過去の人物になっていたはずだ。
今となっては知る者すら少ないだろう。
だが、NEOは知っていた。この男の歪んだ心を。
そして叫ぶ。
「そいつから離れろ!!そいつは赤靴だ!!」

151 名前: 3/2 投稿日: 2004/04/27(火) 03:08
NEOの叫びに応じるように、B.2は石井=赤靴から離れ、
NEOの元へ歩き出す。だが、何かがおかしい。
NEOは得体の知れない違和感を感じた。

B.2がNEOの胸に倒れ込む。
瞬間、NEOは胸に熱を感じる。
そのまま地に倒れ込むB.2。
そして、自らの胸には──
青龍が突き刺さっていた。
「何……故…?」
大量の血が口から吐き出される。胸の熱さは消え、身体中が冷える感覚。
霞む視界の先には、赤靴がただ佇んでいる。

そして彼は、B.2に重なるように崩れ落ち、
B.2を、そして大地を紅く染めた。



──眩しい。
そう思い、目を開く。木漏れ日の注ぐ木の幹に寄りかかっていた。
そういえば、NEOはどうしたのだろう。
さっき何かを言おうとしていたような──。

「目が覚めましたか。おはようございますB.2さん。」
笑顔の赤靴がかがんでB.2に視線を合わせる。
「ここは?それと、NEOさんは?」
「ここはB.2さんの言っていた合流点。NEOさんはあそこですよ。」
笑顔で赤靴が指さした先には
うつぶせに倒れ背中から銀の突起を生やしたNEOが「あった」。
「なんで!?貴方、何をしたの!!?」
気を失い、気付いた時に押し付けられたNEOの死。
B.2は半ば半狂乱だった。
赤靴はB.2とは対照的に涼しい笑顔で
「俺は何もしてませんよ。証拠に彼の胸に刺さっている物。
 あれ、貴方の刀でしょう?」
もう一度NEOの死体に目を向ける。
彼から突き出ている特徴のある刀身は、まさに青龍だった。

「あ…あ…なん…なんで?なんで私が?」
自分がNEOを殺した。その事実に手が震え、涙が零れる。
「んー。貴方が殺したわけじゃないんですけどねぇ。
 まぁでも貴方が殺したと言えば貴方が殺したんですよねぇ。」
飄々と赤靴が答える。
「何を言っているの石井さん!!?貴方、なんなの!!!」
B.2が叫び、立ち上がろうとするが
ここで彼女は初めて自らの身体が動かない事に気付く。
「あー。石井っつーのは俺がよく使う偽名でして。改めて自己紹介しますね。
 赤靴です。よろしくお願いしますねB.2さん。」
赤靴が嗤う。
「それで、まぁ彼を殺したのは誰かと申しますと──
 ま、論より証拠ってね。」
そう続けると、彼はコートの内側からサングラスを取り出し、
B.2の眼鏡を外し、彼女の目に合わせる。

そこに、女性が居た。
儚げな顔をした着物の女性が、B.2の手足を抑えていた。
「こういうことです。」
赤靴がB.2からサングラスを外す。そこに居るのは赤靴とB.2、2人。
「これが俺に支給、って言い方はおかしいですね。
 俺のパートナー、篝火です。
 さっきは彼女にB.2さんに憑依してもらったんですよ。
 で、そこに倒れてる彼をサクッと。」

楽しそうに笑いながら赤靴はNEOの死体へと歩を進め、
それを蹴って転がすと、胸に刺さった青龍を引き抜く。
そして再びB.2の目前まで行くと屈み込み、視線を合わせ
彼女の顎に手をかけ、顔を覗き込む。
「うーん。中の下ってところかな?ま、贅沢は言ってられないか。」
「な…何を!?」
B.2は恐怖する。その整った顔が、その人当たりの良さそうな笑顔が
今はとても恐ろしい物に思えた。

次の刹那、B.2は右腕に激痛を感じる。
右手が地面に転がっていた。
「───────────────!!!!!」
声にならない悲鳴があがる。
赤靴の手に握られた青龍は紅く濡れていた。
彼は少し顔をしかめると、
「やはり鳴き声もほどほどか」
と呟き、恐怖に顔を歪めるB.2に幾度となく刃を突き立てていった。


晴れ渡る日。美しい緑が空に映える森から幾度となく断末魔の悲鳴があがり

そして静かになった。

152 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:12
支給武器表


01:赤靴>サングラス 02:飯綱=むつべ>秘道・弓張月 03:utero>蒼月人形 04:ウチヤマ>屡堵羅の環 05:うめちん>梅鶯毒 06:エイ>ママハハ 07:HK>自作・無銘 08:FAG>前転モズ 09:MGA>雲飛の靴 10:mhata>ジャスティスブレード
11:小川>白百合 12:かいぬま>ラロッシュ 13:神無月みちる>牡丹 14:キース>ヘンゲハンゲザンゲ 15:気分屋気侭>チュンリーの腕輪 16:ギムネま!>錫杖、霊符 17:切り餅マン>大和守 虎鉄・助広 18:曲者>普通の傘
19:黒澤ショコラちゃん>コンル 20:kon>なし 21:サイケM>沖縄行き飛行機チケット 22:JEO>剥き出しの骨 23:塩澤>大祓禍神閑丸 24:死狂奴>罪人殺 25:じょにー>椿 26:ZEL>慶寅 27:シン>無銘・忍者刀
28:大自然の処罰者>宝刀・チチウシ 29:だいず>フェレット 30:時の扉>翔月 31:トモノ>天閃燕巧 32:鳥フル>水邪様コスプレセット(ただの服) 33:とれとれえもん。>南無阿弥陀仏 34:ドン・だもぽ>河豚毒
35:NEO>霧雨 36:猫>セーラー服 37:はやし>夕顔 38:ばんちょ>パピー 39:B.2>青龍 40:飛翔兎>ブリジットコスプレセット(ただの(ry) 41:ひで>ビニール傘 42ふせますた>羅刹丸の生首 43:文具売り場>ペンシルロケット
44:麦わら>撫子 45:元住T.O>或那の鎖 46:闇キ皇>朝顔 47:ユウ>妖刀・屠痢兜 48:ようかんマン>ようかん 49:よんすん>世話女房 50:レイヴン>タンクトップ

153 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:13
女言葉のB2キモイ

154 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:16
石井とB.2は大会で対戦経験あるんだがな・・・

155 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:20
お互い顔は判らなくても名前は知ってる筈だよな…

156 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:25
>>153に同意

157 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:33
なんかこのシナリオはちょっと…。
せめてもう少し調べて欲しかったな、色々と。

158 名前: 追記 投稿日: 2004/04/27(火) 03:41
動かないNEOと原型すら残っていないB.2だった物が転がる広場で
赤靴は独り青龍を弄んでいた。
「これって確か──」
噴出する水柱をイメージする。
刹那、人の身長ほどもある水柱が勢いよく地より噴出する。
「やっぱそうか。ったくあいつも馬鹿なモン作りやがるよ…」
嘆息しつつそうこぼすと、何かを閃いた様子で再度イメージする。
すると、水が渦を巻いて地面からせり上がる。
「はっはっはっは!!!ドリルだ!!ドリルだよwwwww」
それはイメージの応用で作り上げたインヴァイトヘルだった。

腹をかかえてひとしきり笑うと、彼は急に素に戻り、
「もう飽きたし、いらねーやコレ」
と適当に茂みに投げ捨て、歩き出した。

159 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 03:52
こうも綺麗に疑問や感想をスルーされると設定無視の一つや二つ
やりたくなってしまうんだが。

160 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 04:19
>>158って上のGGネタ書いたのと同一?
それともスレ読んでないのか

161 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 05:16
NEOとB.2であったモノのある空間…そこに一陣の風が吹いた。
放り捨てられ地に突き刺さった青龍がその風に呼応するが如く、
キィンキィンと刃鳴りを起こす。
まるで主が死んだことを悲しむ様に、その音は響き続けた。

やがてその音が止む頃…それは起きた。
青龍の刃から無形の「何か」が流れ出し、B.2の残骸へと向かい始めたのだ。
その「何か」はしばし残骸を包み込む。徐々に「何か」の姿が薄れて来たかと思うと、
なんとその身を再形成し始めた!
とても元は人間だったとは思えなかった肉の塊が、時間を経るにつれ段々と
人の形へと戻っていく。

そうして長い時間が経ち、「何か」の姿が完全に消えて無くなる頃…
B.2はゆっくりと、再び開くことは無い筈だった瞼を開けた。
「あたしは…確か赤靴に……なんで生きているんだ…?」
疑問に思いつつも起き上がり、周囲を見回す。
と、意識を奪われたとはいえ自ら手にかけてしまったNEOの姿が映った。
思わずそちらに駆け寄るB.2。
しかしNEOは既に絶命していた。
膝を付いてそれを確認すると
「…悪い」
項垂れて一言、それだけをようやく搾り出した。
NEOを気持ちよさそうな木陰に運び、軽く手を組ませてやる。
「復讐なんて柄じゃないけど…こんな馬鹿な真似はこれ以上させてやらねぇ」
そう言ってあらぬ方向を睨み付ける。
彼女の視線のその先には、参加者の動向を探り続ける監視カメラ―その内の一台―があった。

「さて、悪いけどあたしはもう行くね」
日が暮れるまで彼の隣に座っていたB.2は景気良く立ち上がるとその肩を叩いた。
その振動で彼が頷いた様に見え、その口元を軽く緩ませる。
偵察に出る前に邪魔だからと放り投げたシャツを着て荷物を持ち涙すら見せる事無く
そこから立ち去ろうとした足元に、彼女は見覚えのある刀を発見した。
「青龍…」
その刀身から常に溢れ出していた水は既に無く、夕日に鈍く輝く姿はただの刀となんら
変わりはない。しかしそれを見たB.2は何故自分が生き返ることが出来たのかを悟った。
「お前…あたしを主と認めてくれたのか…」
思わず人に接するように声を掛ける。無論それに答える声はない。
青龍は意思を持つ、自ら主を選ぶ刀。
その刀身から水が消え、そして自分は生き返っている。
青龍が自らの持つ力と引き換えに、B.2を蘇らせた事は明白だった。
「それなら一緒に行こう。手伝ってくれよな」
既に魂と呼べるもののない青龍を手に取り、静かに腰の鞘に挿す。
そうして彼女の姿は森の奥へと消えていった。

162 名前: 161 投稿日: 2004/04/27(火) 05:19
というわけであえて禁止事項に触れてみた。
スルーしちゃってOKです。

163 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 05:20
ばんちょは焦っていた。
武器はすべて奪われてしまったからだ。
そして、他の人間は徒党を組み、最後の最後までは他人を信用してゲームをしていることに。
ばんちょはどうしても自分以外を信用出来ずにいた。
だからこそ自分の右腕として存在していた決して裏切ることのないパピーに信頼を寄せていた。
「こんなことならまずは利用出来る人間を捜しておくべきだった」
パピーを失い、武器もないばんちょは今、我が身を守る手段は全くない。
今狙われると今度こそ命の保証はない。
「どうしたものか」
焦りながらも自分の状況を冷静に見れるのが今となっては唯一の武器だろうか。
「お、あれは」
ばんちょは山道を歩く一人の人影を見つけた。
それはいつもモンテで一緒につるんでいる人間、そう麦わらだ。
「…馬鹿と鋏は使いようってか」
ばんちょは麦わらの方へと進んでいった。

「お〜い、麦わら〜」
手を振りながら麦わらに近づくばんちょ。
「おお、ばんちょ!」
嬉しそうに麦わらは近づくばんちょに笑みをこぼす。
「で、どうよ?」
ばんちょはいきなり麦わらに状況を聞く。
「んっと、なんか変なおっさんからこれを奪った」
と言いつつ大和守 虎鉄・助広をばんちょに見せる。
「ダイワマモリって読むのこれ?」
麦わらはいつも通りの顔で訊ねてくる。
ばんちょは軽く眩暈を感じつつ、
「ヤマトノカミ」
と答える。
「せめてヤマトくらいは読めよ」
ばんちょは情けないといった声で麦わらに言う。
「あとはこれを変な顎の奴から」
長い刀、慶寅を見せる。
「で、これが最初に支給された武器」
寅使いの憧れとも言えるべき、撫子を出す。
それを見せられた時、ばんちょは麦わらの運の良さに心底感心した。
そして、自分の運の良さにも感動を覚えた。

164 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 05:43
(撫子か…。これを俺の物にすれば…)
そう考えるばんちょに麦わらが声をかけた。
「ばんちょの武器は?」
「奪われた。なんとか逃げれたから俺は無傷やけどな」
「誰に?」
「しぐるどとかむつべに」
「誰それ?」
「関東勢」
「ふ〜ん」
さもどうでもいい風に麦わらは返事をする。
「とりあえず今は協力せえへんか?」
ばんちょが麦わらに提案をする。
「そうやな。ばんちょとやったら安心やし」
麦わらは同じモンテ勢を全く疑うこともなく受け入れた。
「で、どうせなら大和守を俺にくれ。武器がないと足引っ張るだけやしな」
「うん、いいで。どうせ俺は使わんし」
疑うことを知らない麦わらはばんちょに大和守 虎鉄・助広を渡す。
「ありがと。…ところでアビオン勢が何人かおるみたいやな」
「そうなん?誰がおるの?」
「確か…エイがいたはず。てか彼処におるのがエイやんな?」
ばんちょが指を指したその先に鷹を手に乗せている男がいた。
「うん。あれはエイやな。殺す?」
麦わらがまるで挨拶をしにいくかのように軽く言う。
「アビオン勢ですよ。調子に乗る前に狩っておくか」
ばんちょも軽く返事をする。

「どうした、ママハハ?」
仲間を探していたエイはママハハにジョニーやみちるを探させていたが、
結局誰を見つけることもなくママハハは戻ってきた。
そのママハハが何かに気付き、エイにそれを教えようとしている。
「撫子!」
ガキィン!
ママハハが教えてくれなければこの一撃で自分は死んでいただろう。
だがエイは麦わらの放った撫子をなんとかガードした。
「麦わら!」
エイは麦わらには良い思いはあまりない。
何度も何度もアビオンで煮え湯を飲まされているからだ。
あまつさえ麦わらに武器捨て挑発をされて負けたこともある。
「エイさんの武器は何かな〜?」
いつも通り麦わらの人を舐めきっている態度が無性に腹が立つ。
エイは頭にきていたが冷静に相手の武器も見ていた。
撫子。これに俺は勝てるのだろうか?
脳裏にはそれしかよぎってこない。
しかし、自分は闘劇予選で麦わらに勝っているではないか。
そう、境地合戦に持っていけば麦わらに勝つ自信がある。
むしろ境地合戦以外では勝機はほとんどないだろう。
ならば境地合戦に持っていくまで。
「いざ尋常に」
エイが小さな声で言う。
麦わらがニヤニヤ笑いながら後に続く。
「「勝負!!」」

165 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 06:01
ばんちょは高みの見物を決め込んでいた。
相手がアビオン勢とくれば麦わらは勝手に勝負をしてくれる。
そして、エイが勝とうが麦わらが勝とうがこちらには都合が良い。
エイには負ける気がまったくしないし、麦わらが放つ撫子のタイミングなんて既に解りきっている。
二人に負ける要素なんてものは存在しないのだ。
「それにしても麦わらの奴、なんであんなに小足を振っているんだ?
あれじゃあそろそろ相手に境地発動されてしまうぞ」
ばんちょがそう思ったと同時に麦わらの小足がエイにヒット。
エイの心の体力ゲージは青く点滅してる。そう境地が発動出来るようになったのだ。
「麦わらさんありがとうございます」
エイは意地悪く笑みを浮かべながら麦わらにお礼を言う。
その顔にむかつき麦わらも怒り爆発。
しかし、エイの境地を喰らってしまい麦わらはその場に伏せた。
「ち、ちくしょう…。野試合じゃ…負…けない…の…に……」
「大事な場面で勝てばいいんだよばか」
エイがしてやったり顔で麦わらに唾をかける。

勝負に勝利したエイは麦わらの武器を拾おうとしたその時、
「おっと、エイさん。まだ試合は終わってませんよ」
声のする方に顔を向けるエイ。
「ばんちょ!」
まさか、この状況で連戦をするハメになろうとは。
エイのはっきりとした焦燥感がばんちょにはたまらなく快感だった。
「かかって来いよ、エイさんよぉ!」
エイは既に決め技を考えていた。
自分はナコルル使い。この距離からはこれしかない!
10メートルは離れている距離からエイはダッシュした。
ばんちょはニヤッと笑みを浮かべて遠強斬りを放った。
無駄に長い距離からのダッシュ投げは完全に読まれており、
エイの体は真っ二つにされてしまった。
「ホント、アイヌ系なんて死んだらいいねん。
バレバレの行動しかしないし、ウザイったらありゃしない。
さて撫子も手に入ったし、しばらくは静観しておこうか」
ばんちょが麦わらの死体から撫子、慶寅。
エイの死体からママハハを我が物にした。

44番:麦わら エイに境地で殺される
06番:エイ ばんちょに遠ABで真っ二つにされる

38番:ばんちょ 大和守 虎鉄・助広、撫子、慶寅、ママハハを獲得

166 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 08:30
石井はグラサンをしてたから容姿を判別出来なかった
と、強引に解釈してみる。

167 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 09:46
「うわ、こりゃ酷いな」
 体の半分以上を削り取られ、もはや原型すら留めていない死体を前にとれとれえもん。は顔をしかめる。
「この技は烙印……ならJEOかキースのどちらかやな」
 腕を組み、うんうん唸りながら考える。
 とれとれえもん。は一見、豪快で大雑把な印象受けるが、実はその正反対の性格である。良く言えば冷静で、悪く言えば計算高い。
 団体戦でも何気なく強い身内で固めたり、さり気なく相手のオーダーを聞きだしたり。
 軽妙な会話で相手を油断させ、笑いながらも猛烈に頭を回転させ、打開策を考える。
 そんなえもんは、ここに連れて来られてからある仮説を立てていた。
 曰く、『キャラに呑まれる』
 ここに来てえもんは、ガイラの使用していた技が使えるようになった。
 恐らく他のプレイヤーもそうだろう。メインで使っていたキャラの技を覚え、自在に使いこなせる。
 しかし変化はそれだけではない。ふとした拍子にそのキャラの思考自体もプレイヤーの頭に流れこんでくるようになった。
 ある程度年齢を経ていて自己の思想が確立していれば良いが、まだ年若いプレイヤーはその影響をモロに受けてしまうだろう。
 恐らくこれを行った外道プレイヤーは――

「外道と俺は相性悪いねんけどなぁ」
 とれとれえもん。は嘆息しつつ、必死に対抗策を考える。
 プーロ、フク、キャベツ、タムリン、まやまや、麦わら……
 最後のはさておき、とにかくタム使いと組めればベストである。しかし、連れてこられたメンバーにタム使いはいない。
 となるとどうするか。外道と他に相性のいいキャラ。
「むつべさんとウチヤマか……」
 会話したことはある。それなりに親しくなれたと思う。しかしこの状況で、自分と組んでくれるかどうか。
「あ〜、これ以上考えてもジリ貧やな。今は行動あるのみ! よし、西だ、西へ向かうぜ!」
 そう叫んでとれとれえもん。は駆け出した。猛然と、日の昇る方角へと。


 #とれとれえもん。爆走中

168 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 10:41
「やっと見つけた…お〜い、ってまさか…みちる!」
ようやくみちるを発見したひで。
いや、生きている時はみちるであったもの…といえば言いだろうか。
「畜生!誰がみちるを…死因は背後からの一太刀か…
せめて、墓だけでも…」
みちるを土に埋め、そこらへんの石を簡易な墓石にした。
「俺はこのゲームに乗るつもりはなかった…だが!
友を殺されて黙っているほどお人好しではない。
みちる…仇は…必ず!」
墓の前で手を合わせ、決意を胸に秘め、ひではそこを後にしようとしたその時!
「うぉぉぉぉ〜!」
茂みから突然とれとれえもん。が走りだしてきた。
「とれとれさん?」
ひでは驚くと同時に距離をとる。
「あ〜、ひでやん。こんなとこで何してるの?」
と、とれとれえもん。
「とれとれさん…俺は貴方に敵対する気はない。貴方は?」
ひでは身構えながらそう尋ねる。
「そうか〜俺かってそんなん好き好んで殺しあいなんかしたないしな。
ちと今までの事を話しあわへんか?」
と、とれとれえもん。は提案した。
ひでは喜んでとれとれえもん。と今迄何が合ったのかを、そして情報を交換しあった。
「そうか…気儘さんが…しかし、正当防衛だよ。
とれとれさんは悪くはない。」
ひでは慰める。
「ありがとな…しかしやはりアレは…」
と死体を見るとれとれえもん。
「恐らくJEOさんでしょうね。俺は何とか逃げられましたが一歩間違えば…」
ひでは血の気が引いた顔でそう呟いた。そして
「とれとれさん…俺と組みませんか?」
と言うひで。さらに
「恐らくこの状況では徒党を組んでいる参加者が多いでしょう。
独りでは危険です。だから手を組みましょう。」
と続けるひで。
「…まぁ、ええやろ。断る理由もないしな。ほな、行こか。」
と、とれとれえもん。
「ええ。」
とれとれえもん。の後ろに続き、ひでは歩きだした。
33:とれとれえもん。
41:ひで
合流

169 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 11:09
あと何人だっけ?

170 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 11:15
ぎむねま!を葬ったHKは、一人山道を歩いていた。
そこで、何やら妖しい人影をのような何かを見つけ、暗い山道を走っていった。
多少開けた場所に出た。そこには、麦わらとエイの死体を前にしたユウの後ろ姿があった。
「?!・・ユウさん?まさか・・」
「・・あぁ、HKさん。これは俺がやったんじゃないよ」
ゆっくりとユウが振り返る。
HKはユウの表情を見て直感した。
こいつは、ユウじゃない。
「うん、俺じゃない。まだ誰も殺してないよ。だって・・」
ユウが妖刀・妖刀・屠痢兜を抜く。
HKもすかさず自作・無銘に手をかけた。
「まだ首が見つからないんですよ。いろいろ見てるんですが、どうもしっくり来なくてね」
顔を歪めて低く笑う。
森の中で、その笑い声だけが響いていた。
「あんたの首はどうかなぁ・・!!」
ユウがすばやく刀を振り抜く!!
しかし、それをHKがすばやく弾く。
間合いを離し、
「そうか・・ならば容赦はしないからな、ユウさん」
HKが本気になり、ユウを殺すことに集中した。
それを薄れゆく意識の中で、本来のユウが感じとった、ただ一つのもの・・殺気だった。
(・・HKさんなら、俺を止めてくれる・・)
そう感じた時、ユウの意識は消えた。

171 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 11:18
「ぐっ・・・!!」
瀕死のユウが地面に倒れこんだ。
それをHKが上から見下ろしている。追い討ちをかけてとどめを刺すつもりだからだ。
「さよならだ。ユウさん」
しかし、その言葉を呟いてしまったがために、一瞬のタイムラグが生まれてしまった。
追い討ちに合わせ、移動起き上がりで間合いを離し、相手の射程外に飛び退く。
「くっ!しまった・・!!」
「はぁ・・はぁ・・俺は諦めんぞぉ・・首だぁ・・俺の首はどこだぁ・・」
だっ!!と走り、山道の中を駆けて行った。
HKには追いかける気力は無かった。それにあれだけの傷。もはや長くはないだろう。
「・・く・・しょうがないか・・。次に会った時にまだ生きていたら、止めをささせてもらいますよ」
ゆっくりと力を抜き、周りを見渡す。静かな山道の中。
まだ、自分の仕事は残ってるようだ・・。

172 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 13:03
「アガメヨー!」
狭い洞窟にウチヤマの絶叫が響いた。
相対して立ち尽くすのはふせますた。
「なぁ、行った通りだったろう?」
そう言い、羅刹丸の生首がけたけたと笑った。
「ああ」
そう吐き出すのが精一杯のふせますたであった。

ウチヤマの着けていた屡堵羅の環をはめてみる。
「ようやくまともな武器が手に入ったなぁ」
羅刹丸の生首が顔を歪めて笑う。
これでこいつともおさらばできる。
そう思うふせますたは、笑う生首に冷たい視線を送った。
「おいおい、俺は命の恩人だろぅ?
 粗末に扱うと怪我するぜ」
一瞬の沈黙。確かに今は、命の恩人だと言えなくも無い。
ふせますたの心に迷いがあった。
「良い事を教えてやるぜ。
 ここから少し行った洞に、塩澤が一人で休んでる。
 足ぃ怪我してっから、叩くなら今だぜ」
「何っ!?」
塩澤さんが?
耳を疑った。
しかし塩澤ほどの相手であれば、手負いのときを逃す手はない。
ふせますたは心を固めた。

「そこだぜ。入ればお前ぇの勝ちだ」
生首はごろごろ転がりながら、ふせますたに一つの洞窟を示した。
一瞬、躊躇する。
「ほら行けよ。塩澤は大祓禍神閑丸持ってるんだぜ。
 今がチャンスだ」
「そうだな」
ふせますたは洞へと踏み込む。
洞の奥から、鋭い金属の光沢が見えた。
いち早く気配を察した塩澤は、既に身構えていた。
「ふせますたさんか。あんたもヤキが回ったな。
 ここで俺に殺されるなんてよ」
「その足で強がれるとは、さすがだなぁ。塩澤ぁ」
羅刹丸の声に、笑いかける塩澤から笑みが消えた。
「誰だっ!?」
「俺だよ、俺。こいつの武器だよ」
そう言って今度は羅刹丸の生首が笑った。
「そういう事なんで、塩澤さん、死んでくれ」
洞に響く羅刹丸の笑い声を打ち消すように、
静かだがきっぱりふせますたは言い放った。

ざしゅっ!
相打ちに見えた。
塩澤の大祓禍神閑丸はふせますたの肩に突き刺さり、
ふせますたの拳は塩澤の首をあらぬ角度で捉えていた。
「ごふっ!」
塩澤が血を吐きその場に崩れ落ちる。
ふせますたも肩を押さえて膝を突いた。
肩には羅刹丸の生首が真っ二つになって乗っていた。
おかげで、肩の傷は見た目よりもずっと軽かった。
「勝負あったな、塩澤さん」
大祓禍神閑丸を塩澤の手から奪い取った。
おかしな方向に向いた塩澤の顔が、
辛うじてふせますたに向いた。
「斬っちまえよ。邪魔なんだろう?」
真っ二つになりながらも、羅刹丸の生首はなおも喋り続けた。
「でもよ」
「どうせこいつは死ぬんだ。その刀でざくっとやっちまいな」
ふせますたは、もう何がなんだか分からなくなっていた。
混沌とした意識の中、塩澤に大祓禍神閑丸を振り下ろす。
塩澤がくぐもった声で何か言ったようだが、
ふせますたの耳には届かなかった。

ウチヤマ、塩澤 死亡
ふせますた 屡堵羅の環、大祓禍神閑丸奪取 羅刹丸の支配進行

173 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 16:37
「うわっ、ひどいなコレは」
 ばんちょは身を隠せるような場所を探している間にいくつもの死体を見てきた。
 その中でも明らかに何かに食われているような死体をいくつか見た。
「ふむ、やはり支給武器によっては自我を奪うような武器もあるのか」
 この自説が正しければコレを食べているのはJEOかキースだろう。
 外道か…。正直出くわしたくない相手ではある。
 今の武器を見るなら水月刀もあるし、遊蝶花撃てる。
 いざとなればママハハで逃げることも可能である。
 負ける気はない。しかし、相手の一発が怖いことも確かである。
「お、あそこは隠れるにはもってこいの場所だな」
 ばんちょは人気のない場所にある廃屋に身を潜めることにした。

ギィ。
 扉が不気味に音をたてながら閉まる。
「そろそろ徒党を組むような人間が欲しいな」
 裏切られるようなことのない利用出来そうな人間。
 果たしてこの状況で誰を信用出来るのだろうか?
「ばんちょ?」
 その声に反射的に身構える。
「誰だ!」
 声の主はモンテでもよく見てきた人間。だがホームのゲーセンはアチョーである。
「よんすん!」
 その殴りたくなるような顔は忘れたくても忘れない。
「俺もいるよ」
 よんすんの後ろには文具売り場の姿も。
「文具もか!」
 ばんちょは安心した。この二人なら裏切られる心配はまずない。
 それどころかこの二人は外道に対して圧倒的な慣れと有利な気持ちを持っている。
「今の俺は戦う意志はない。そっちは?」
 ばんちょは二人にこう切り出した。
「もちろんばんちょとは戦わないよ」
 と、よんすん。
「大体俺の武器なんてコレよ」
 文具はペンシルロケットをばんちょに見せる。
「なんだそれ?武器か?」
 ばんちょは笑いながら文具に言う。

38:ばんちょ
43:文具売り場
49:よんすん
合流

174 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 16:55
ピンポンパーン!
大きな音が島全体に響く。
「さあ、元気に殺し合ってるかサムライプレイヤーの諸君!
毎日24:00に誰が死んだか定例放送するからきちんと聞いておけよ。
今日死んだ奴は
20番:kon
32番:鳥フル
30番:時の扉
15番:気分屋気侭
13番:神無月みちる
08番:FAG
11番:小川
21番:サイケM
28番:大自然の処罰者
17番:切り餅マン
50番:レイブン
18番:曲者
34番:ドン・だもぽ
25番:ジョニー
03番:utero
19番:黒澤ショコラちゃん
09番:MGA
40番:飛翔兎
26番:ZEL
16番:ギムネま!
35番:NEO
44番:麦わら
06番:エイ
04番:ウチヤマ
23番:塩澤
以上25人だ。
一日にして半分が死亡か〜。いいペースだぞ〜。
んん〜?39番:B.2が死亡かどうか確認できないぞ〜。
まあ、いいか。
それじゃあ、諸君!引き続き殺し合いを楽しんでくれ〜!」
ピンポンパン。
島はまたさっきと同じように静けさを取り戻した。

175 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 17:34
死亡者 26名
20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、岩場の岩に頭を強打し失血死
13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
08番:FAG 小川の白百合にて死亡
11番:小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
21番:サイケM 影騙しで騙され背後から斬られ死亡
28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡
50番:レイヴン シュート・ザ・ムーンで月面に吹き飛ばされ死亡
18番:曲者、燃やされて死亡
34番:ドン・だもぽ 斬鉄を弾かれ椿を喰らい死亡
25番:ジョニー 河豚毒で斬られて死亡
03番:utero だいずにJAB>遠ABを決められて死亡
19番:黒澤ショコラちゃん JEOに烙印されHKの腕の中で息を引き取る
09番:MGA mhataのヘルハウンドにて死亡
40番:飛翔兎 mhataに首を切断され死亡
26番:ZEL 麦わらに背後から斬られ死亡
16番:ギムネま HKの夢想残光霞を食らい、死亡
35番:NEO 赤靴に操られたB.2に刺され死亡
39番:B.2 赤靴に切り刻まれ死亡
44番:麦わら エイに境地で殺される
06番:エイ ばんちょに遠ABで真っ二つにされる
04番:ウチヤマ ふせますたの待ち伏せにあい死亡
23番:塩澤 負傷中にふせますたの襲撃を受け死亡

装備が変わっている者
ふせますた[羅刹丸の生首、水邪様コスプレセット、屡堵羅の環、大祓禍神閑丸]
とれとれえもん。[南無阿弥陀仏、チュンリーの腕輪]
はやし[夕顔、牡丹]
JEO[剥き出しの骨、チチウシ]
しぐるど[罪人殺、沖縄行き航空チケット、前転モズ、白百合]
ばんちょ[大和守 虎鉄・助広、撫子、慶寅、ママハハ]
猫[セーラー服、ブリジットのヨーヨー]
HK[自作・無銘、錫杖と霊符]
飯綱=むつべ[秘道・弓張月、河豚毒、椿]
ひで[霧雨]
mhata[テスタメントの能力]

棄てられた装備
ジャスティスブレード、青龍、蒼月人形、雲飛の靴、翔月、コンル、
ひでのビニール傘、曲者の傘

消失装備
タンクトップ(in月面)、パピー(死亡)

同盟状況
・とれとれえもん、ひで
・ばんちょ、よんすん、文具売り場
・飯綱=むつべ、ようかんマン、しぐるど
・JEO、はやし
・カイヌマ、元住T.O

176 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 17:54
B.2氏に関しては死亡で良いと思う。
話が気に入らなければ復活していいという事になれば、収拾がつかなくなる。
赤靴がらみの件については、赤靴氏はサムスピの大会に参加することは
多くなかったし、その上サングラスをしていればB.2氏が認識できなくても
無理はないと思う。「赤靴」に比べれば、「石井」は比較的認知度の
低いリングネームであろうことも理由になる。
また、実際の人間関係を細かに考慮していては、実質書けるのは都会の
有力プレイヤーだけとなってしまい、リレー小説という自由な形式を
とっている意味が薄れてしまう。

177 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/27(火) 17:57
>>159>>161>>162
161はスルー、B.2氏は死亡でいいんだって

178 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 00:57
普通のスレとは真逆で平日の昼間のみ機能しているよね
書き手がその時間に偏ってるのかな?
職場で書いてる社会人が多いとかw

179 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 01:38
密かにB.2氏応援してたんで、161見たときは おお!と思ったんだが…
やっぱだめか…ショボーン。

180 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 01:58
棄てられた装備は勿体無いな。
勝ったら自動的に取得ってわけじゃないのか。
展開的には、拾わせるのもアリって事か?

181 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 04:13
JEOとはやしは畦道を歩いていた。
空腹を訴えるJEOを抑えるため、これから住宅地まで出向き
民家を家捜しする予定だった。

「はやしさーん。まだっすかー?家なんて見えてこないっすよー?
 俺腹減りましたよ−。」
腹の虫を鳴らしつつJEOがはやしに語りかける。
「もうちょいだから大人しく我慢しろよ。ほら、これやるから。」
そう言うとはやしはJEOに煙草を差し出す。
「ま、多少気が紛れんだろ…っておい!?」
「はやしさーん。これ不味そうな匂いですよ?ほんとに食えるんすかー?」
今まさに煙草を食おうとしているJEOからはやしは慌てて煙草をはたき落とす。
「馬鹿!食ったら死ぬっつーの!」
「あー?あーこれ煙草っすねー。助かりましたよー。」

(いよいよヤベーかもなコイツ…)
はやしは内心思いつつ、彼が彼を失わぬように歩く速さを上げる。
JEOは確かにアホな奴だが、前々からの仲間だ。
何時かは殺さなければならない。それは解っている。
解ってはいるが、何故だろうか、彼を助けてやりたかった。
「さっさと行こうぜ。俺もなんか食いたくなってきたし。」
そして彼等は歩き続ける。


それは民家が微かに見えてきた時の事だった。
不意に横の茂みが揺れ、人影が現れた。
咄嗟にはやしはしゃがみ、迎撃体勢を取る。
「ん?おぅ、林にJEOじゃねーか。何やってんの?」
この声!?そこで初めて彼等は人影が何者か確認する。
「科!?」「科さんじゃないっすかー。」
「なにやら必死だなオイ?」
薄く笑いながら科と呼ばれた男、赤靴はサングラスを押し上げた。


「で、科は何やってたのよ?」
道すがら、はやしが問う。
「ん?あぁ、適当に荒らして遊んでた。
 NEO殺刃の人とか面白かったぞ」
口許に笑みを浮かべたまま赤靴が答える。
「……にしてもお前そんな腹へってんの?」
今度は赤靴が先程から腹の虫が鳴りやまないJEOに問う。
「そーなんすよー。なんかちょい前からずーっと腹減ってるんすよねー。」
「良ければ肉あんぞ?」
その言葉にJEOの目が輝く。
「マジっすか!?」
「大マジだとも。ただ、B.2とかいう人の肉だけどな!!」
ゴクリッとJEOの喉が鳴る。食いたい。肉が食いたい。
その一念がJEOの思考を染めていく。

「相変わらずブラックなユーモアだな。ったく。」
はやしの声が響く。その声はJEOの意識にも届き、彼は我に返る。
「そーっすよ科さん。流石に人は食わないっすよー。」
「ははは。だよな。悪い悪い。」
そう言って笑う赤靴のサングラスの奥には暗い光が灯っていた。

182 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 04:42
とある民家の前で、はやしと赤靴は座り込んで煙草を吸っていた。
民家の中ではJEOがあらゆる食物を食い漁っている。

「んでさ、科はこれからどーするわけ?なんか目的でもあんの?」
煙を吐き出しつつはやしが問う。
「んー。特には決めてないけどな。
 とりあえずは大田さんとかラジョを探してみるつもり。
 塩澤死んじまったしなぁ……」
同じく煙を吐きつつ赤靴が答える。
「だな…まさか塩澤が死ぬとはね……
 ところでさ、お前、俺達と一緒に組まない?」

その誘いに赤靴は軽く笑うと、
「お前は早く撫子を見つけて奪えよ。それが先決だろ?
 そしたら組んでやるよシコ厨」
といって立ち上がる。
「手ぶらでよく言うぜ。ま、とにかく死ぬなよな。」
「俺を誰だと思ってんだ?俺のことよりてめーの心配しやがれよ。っとそうだ」
そういうと赤靴は再度しゃがみ込み、真顔ではやしに語りかける。
「とりあえず、JEOに注意しろ。あいつ、お前と一緒に動く前に
 誰かしらねー奴と組んでたぜ。寝首かかれんじゃねーぞ。」

─JEOが?まさかあいつが俺を騙してる?
そんな疑心がはやしを襲う。
立ち上がり、はやしを見下ろす赤靴はそれを見て
一瞬だけ悪意に満ちた歪んだ笑みを浮かべる。
「さて、んじゃまぁ俺は行くわ。JEOにも挨拶してくるわ。」
そういって家屋の中へ消えていった。


民家の中では、JEOが一心不乱にあらゆる食い物を貪っていた。
「おいJEO。俺は行くから。んじゃな。」
赤靴が声をかける。
JEOは食べかすを頬に付けながら、
「え?行っちゃうんすか科さん?一緒に行きましょうよ」
ともちかける。
「それはもうちょっとしてまたあえたらな。」
赤靴は薄く笑いつついなす。
「あぁ、そうだ。はやしに注意しろ。
 あいつお前と会う前に大田さんとか塩澤とかラジョと組んでたぜ
 利用されてポイされないように気をつけろよ?」
そう付け加え、赤靴は民家から去っていった。
薄く笑いを浮かべながら。


数刻後。
はやしとJEOは民家を出発する。
だが、2人の間に会話はなく、張り詰めた空気が彼等を包んでいた。

183 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:32
薄暗く、血の匂いが立ちこめる洞窟。
今は静寂が包むこの洞窟に、微かな物音が響く。

闇の中で何かが蠢く。
その何かは徐々に動きを早め、
やがて傍らに倒れる「彼」を包み込み、なおも脈動を続ける。


どれほどの刻が経っただろうか。
やがて蠢く「モノ」は小さくなり、
在るべき場所、「彼」の頭に戻っていった。
それは髪だった。意志を持ったかのように蠢く髪。

そして「彼」だったモノは立ち上がり
虚ろな視線を彷徨わせながら暗い洞窟を出る。


この洞窟はウチヤマとふせますたの死闘があった場所。
ウチヤマだった者は立ち上がったが、
それが何者であるかは誰にもわからなかった。

184 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:35
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>183 表に出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ∟       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/

185 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:41
一人の男が島の中央部近くの森を歩いている。
その男の片方の耳には鞄から伸びたイヤホンが装着されている。
男の名は闇キ皇。
全国でもトップクラスの実力者であり、
あの小川に伝説の名言「撫子!撫子!白百合!楽しかったぜぇ〜〜っ!」を言わせた張本人である。

彼はこれまで極力争いに参加しないように勤めてきた。
変なタンクトップを着たうるさい奴をやりすごし、
セーラー服を着て気絶していた奴をやりすごし、
民家のそばに潜んでいた時には危うく
「腹減ったー」を連呼するJEOに発見されそうになるもなんとかやり過ごすことが出来た。
(これは、JEOが食うことに夢中になっていたためでもあるが)

自分の当面の目標は同じ蒲田勢であるNEOとB.2と合流し、今後の対策を練る事・・・だった。
しかしその二人はもういない。
しばらく前にあった放送でその事実を突きつけられたとき、彼は言い知れぬ絶望感に襲われた。
彼らの実力は自分が良く知っている。二人とも歴戦の強者だ。
その二人がそろって・・・・
いやな汗が今でも流れている。
ぬぐいきれない不安は時間が経つことに積もっていき、とうとうじっと潜むことに耐えられなくなってきた。
今は見つかりにくいであろう森の中を歩き回ることにより、
胸中の不安をまぎらわそうとしている。

「まさかこんなことになるなんて・・・」
ぼそりとつぶやく。
不安のせいからか独り言も多くなってきている。
「大体なんで支給されたものがよりにもよってこれなわけ?」
不安と軽い怒りを含んだ声を出しつつ、闇キ皇は手にしたそれ・・・朝顔を見た。
「よりにもよって朝顔なんて・・・・まだ牡丹の方が使い道あるぞ」
彼は他人の戦いをやりすごしつつ観察していたため、
支給された物によってそれぞれ特性を引き出せることを理解していた。
実際朝顔を出してみようとイメージすると・・・出た。
しかし、出せるのは朝顔のみ。
いくら頑張っても撫子や夕顔は出せなかった。
「今時誰も朝顔なんて食らってくれないよぉ〜」
悪態をつくように軽くつぶやく、その直後背後から
静かだが、奥底に凶悪さが潜んでいるような・・・そんな声がした。

「お前が次の獲物か」

すばやく反応し後を振り返る。
そこには一人の男が立っていた。見たところ武器らしきものは持っていない。
だが、その男は何かが違った。
ひどく漠然とした直感だったが、なんというか人間ではないような・・・そんな不気味さがあった。
直感的にしゃがみ状態に構える。
慶寅使い共通のおにぎり待ちの構えである。
雲飛使いである彼だが、慶寅に関しても慶寅対策のために使い続けたおかげで
上位レベルの慶寅使いと遜色ない実力を有している。

だが、それを見てもその男は動揺しない。
むしろ少し喜んでいるような印象すら受ける。
男は静かに言った。
「自分からその場にじっとしてくれるなんて・・・ありがとうよ」
そして次の瞬間男は、荒々しくは無いがどこかしら凶暴さが含まれるような声で
こう唱えた・・・

「エグゼビーストッ!」

to bo continued

186 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:48
エグゼビーストってなに?

187 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:56
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>185 お前も表に出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ∟       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/

188 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:57
・エグゼビースト
1フレで出現、5フレで攻撃判定発生、大のけ反りの飛び道具。
画面端で素手攻撃>エグゼビーストを繰り返すと永久になる。
これをヘルハウンドという。

189 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:59
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>188 嘘つくな表に出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ∟       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/

190 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 12:59
ギルティ。

191 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:00
ウチヤマスレはここですか?

192 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:01
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <ウチヤマジック最強        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
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       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
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193 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:03
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
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.         , 、             { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>192 誰だお前表出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
    }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \`丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
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           /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
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194 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:04
「俺は諦めんぞーっ!」
その言葉の通り、ユウは森の中を走り続けていた。
もはやユウの意識はない。
あるのは屠痢兜から滲み出た羅刹丸の意識…。
全身の出血が酷かった。長くは持たないだろう。
この体が健在のうち、やらねばらない事があった。

ふせますたは真っ二つになった羅刹丸の
生首を合わせて、静かに手を離した。
じっとりと滲み出ている血の色が気色悪かった。
「俺は人間じゃねぇからな。しばらくしてればくっつくぜ」
羅刹丸の下品な声が耳を打つ。
ふせますたはこの不気味な生首が嫌いだった。
潰してその場に捨て置こうかとも考えたが、
一人でいるより精神的に楽であったし、
何よりこの生首は多くの情報を持っていた。
この首無しでは、ウチヤマも塩澤も倒せなかったであろう。
だから、もう少しこの生首を見る羽目になっても
仕方ないと渋々納得していた。
「…ふう」
連戦続きであった体を休めるため、
岩に背をもたれると思わず溜息が出た。
「おい、朗報だぜ。俺達の欲しかった、俺達の刀だ」
「はぁ?」
まだ繋がりきっていない生首が、時折唾と
一緒に血を飛ばしながらそういうのを、
気の無い返事で答えるふせますた。
「屠痢兜が近くにある。持っているのはユウだ。
 深手を負ってるから、放っておいても勝手にくたばるぜ」
ユウさんか。ふせますたは思う。
同じ羅刹丸使いだが、屠痢兜を持っているのなら仕方がないかも知れない。
「生き残るためには屠痢兜が必要だぜ。
 誰かに持って行かれる前に手に入れようや」
混濁した意識の中で生首の声が聞こえた。
ゆらりと立ち上がると、ふせますたは生首を小脇に抱え、
声の言うとおりに歩いて行った。

森の中、じっとりと湿った草の上に、
大の字になったユウが横たわっていた。
出血が多かった。ユウの意識は既に無かったが、
ユウを支配した者の意識も途切れようとしていた。
ガサリ
人の気配が近付いたのは分かったが、もはや指一本動かせなかった。
「ユウさん…」
ふせますたはユウの肩口に立ち、見下ろしていた。
全身血まみれで呼吸も浅い。
死期が近いことは一目見て分かった。
(殺さなくても、すぐに死ぬ)
もう3人も殺したとは言え、人を殺すときの感触は嫌いだった。
ふせますたはすっと片膝を突いて、ユウの手にした屠痢兜を取り上げた。
血を塗り込んだかのような、紅い刀身が毒々しい。
そしてふせますたも、ユウと同じく刀から語りかける声を聞いたと思った。
それが、ふせますたの最後の意識となった。
「くっはっはっは! たまんねぇなぁ、この感覚!」
羅刹丸の生首が快哉を叫んでいた。
「やっぱこうでなくっちゃな!」
言いながら屠痢兜をぶんぶん振り回してみせる。
自らがより完全に成れたことに驚喜していた。
誰でも良いから人を斬りたい。
心の底からそう思った。
「あるじゃねぇかよ。目の前によ!」
その視線の先には……息も絶え絶えのユウが横たわっていた。
「屠痢兜をここまで運んできて貰った礼だ。
 苦しまねぇように殺してやるよ!」
屠痢兜が振られると、ユウの頭は胴体と分かれて転がっていた。
その場には羅刹丸の笑い声だけが響いていた。

【ふせますた:屠痢兜奪取、ユウ:死亡】

195 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:07
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>194 感動した表出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ∟       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/

196 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:17
「エグゼビーストッ!」
男が叫び終わる前に、後頭部にナイフが刺さっていた。
男はそのまま音もなく崩れ落ちる。
闇キが振り返ると、そこにはkonを殺したYUKI社員の姿があった。
「困るんだよね、他社製品の宣伝されると。
君も今度から気を付けてね。せっかくの企画が台無しだから」
そう言ってにっこり微笑むと、YUKI社員はその場を立ち去った。
「助かった……のか?」
闇キはそう呟くのが精一杯だった。

mhata 死亡

197 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:24
>>196
ナイス

198 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:29
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>196 よくやった表出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
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       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ∟       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/

199 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:42
「表出ろ」のファンになりました。

200 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 13:48
「表出ろ」は嫌いじゃないがこのスレにいるのは荒らしっぽいな・・

201 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:18
冷たい夜に、ふせますたの目の前に立った影は、ひどく冷めた顔をしていた。
 凍りつくような殺気に、妖魔――羅刹丸の生首さえ震えたのをふせますたは感じた。
「探したよ」
 親しい友人に見せるような笑顔で、その影は近づいてくる。
 ふせますたにはそれに見覚えがあった。モアの青半蔵――シン。
「ウチヤマの仲間かぁ!! こいつは楽しいぜぇ!! 屠痢兜の試し切りにゃあちょ
 うどいい相手だなぁ……!!」
 といいながら、羅刹の生首は空気を静かに震わすシンの呟きを聞いた。
(――怒り……頂点なり――)
「え?」
 羅刹丸の生首が怪訝そうな表情を浮かべた時、シンはふせますたの手首を決めた。
「伏せますた。楽にしてやるよ」
 彼は羅刹丸に支配されたふせますたの肘の部分を下から激しく突き上げ、左腕を完全に破壊していた。
「壊骨裂腕」
 次の瞬間、二人の体は空高く舞い上がっていた。彼の怒りゲージはすでにMAXだったのだ。
「天誅」
 大爆発が地響きと空気の爆裂が周囲一帯を激しく揺さぶった。

 煙が上がる中。シンは爆裂したふせますたの体から離れ、羅刹丸の生首を見下ろした。
 生首は一瞬困惑した表情を見せたが、すぐにいつもの邪悪な表情に戻った。
「さすがだなあシン。こんな殺人ゲームの間でもクールだぜ。俺たちがこれだけ武器を集めたところを狙
 ってまとめてさらいにくるとはなぁ!! ウチヤマも見捨ててよお! まったくお前はしょうもねえ悪党
 だなあ!」
 けたたましく喋る羅刹丸の生首に。シンは軽い口調で、そうかもね、と答えた。
「そう、そのとおりだぜシンよお。これだけ集まった武器と、オレの知恵とお前のウデがあれば、生き残
るのはお前に決まって……」
 という生首の前で、シンは屠痢兜を叩き折り、踏み砕いてそれが何であったかわからないほど粉々にした。
「空気が軽くなったね」
 シンはタバコに火をつけながら言った。
「て、てめぇ……」
 そしてシンは羅刹丸の生首の、地面を手に下ろす形でつかんだ。さすがの生首も動揺を隠せずにいる。
「お、おいシン……」
「早めにお前みたいなのは潰しておけばよかったなと思ってさ。そうすれば塩澤も――ウチヤマも――」
 シンの哀切極まった表情に、生首に戦慄を覚えた。
「ば、バカ野郎、やめ……」
「爆炎龍」
 シンの手元に発生した火龍が断末魔の叫びごと生首を焼き尽くした。
 それからしばらくの時間がたった。
 四本目のタバコに火をつけたとき、シンは何かを思い出したように涙を零していた。
「こんなやつに、塩澤とウチヤマが……」
 シンは、深夜の暗闇の中、羅刹丸の生首だった、焼きカスの塊を蹴りつけていた。
 何度も、何度も。
 
ふせますた死亡 屠痢兜・羅刹丸の生首永遠に焼失。シン・水邪様コスプレセット、屡堵羅の環、大祓禍神閑丸奪取
残り22人。

202 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:40
どうしてシンは、ふせますたがウチヤマと塩澤を殺したって、分かったんだろう?

203 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:41
ほっとした。
YUKI社員によりmhataは倒された。
闇キ皇は安心して振り返ると、
主を失い暴走するエグゼビーストが凄い勢いで突っ込んできた。
タイミング的にもよけれそうに無かった。
あぁ・・・死ぬ前に天草降臨を思いっきりやりたかった・・・
そう思ったとき、闇キ皇の頭の中で
マカデミアナッツのようなものが弾け、天草降臨のOPが超高速で流れた。
次の瞬間闇キ皇はエグゼビーストの背面に回りこんでいた。

「朝顔!」

背面からエグゼビーストを細切れにする・・・
生粋の天草プレイヤーだからこそとっさに行えた見切りと回り込み動作。
おそらく零から参入したプレイヤーには不可能なその動作を闇キ皇は死の直前で手に入れたのだった。

【闇キ皇】見切り動作、回り込み動作取得(ただし、怒り関連のシステムに関しては零のまま)

204 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:43
武器持ってるから見れば判るだろうが。

205 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:49
>>203
零能力以外は不可だと思うが、如何か?

206 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:52
>>204
何を与えられたかは発表されていないはず。
仮になされていたとしても、ふせますたが誰かを経由して手に入れた可能性もある。
だから断言は出来ない。
ま、些末な疑問だがな。

207 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:57
燃える展開の前で気にするほどのことでもないね。
職人さん方、いつもGJです。

208 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:57
>>202
島全体にアナウンスがあった

209 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 14:58
些細だが、話は台無しだな。
書く人は気を付けてくれよ。
興ざめする。

210 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 15:06
一方その頃、むつべらに助けられたしぐるどは応急手当を済ませていた。
「よ。ってなんだその包帯・・・いよいよ破沙羅だな」
 木陰から現れたようかんマンは、両腕に包帯を巻いた姿を見て言う。
「うるさい。見張りはいいのか」
「通りかかっただけさ。ようかん食うか?」
 懐から紙箱を取り出す。まだ手をつけていないところをみると、実はあまりようかんが好きではないのだろうか。
「ああ、正直空腹で参ってたところだ」
 しぐるどはごていねいに一口サイズに切れ目の入っているようかんを一切れつまむと、ぽいと口に放り込んだ。
「ほふかむはぼうしてむふへとひっひょにひふんは?」
「食べながらしゃべんな。どうしてむつべと一緒にいるか、ね・・・」
 ようかんマンは、むつべとの遭遇の事を打ち明ける。
「・・・要は打算だよ。むつべは当面俺がいる方が有益だと考えた。それだけさ」
「ようかんほほう思ってひるのか?」
「俺か・・・・・・俺は・・・」
 ようかんマンは黙り込んだ。
 ごくん、としぐるどがようかんを飲み込む。
 その時だ。
「ぅ!?」
 しぐるどはなにか強い嫌悪感を感じた。顔が火照る・・・いやそんな生易しいものではない。
「あ、熱い・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「しぐるど!? ・・・しまった、まさか!」
 ようかんマンはようかんの入った紙箱に目をやる。
 ただのようかんではなかった・・・毒か!
「ぅぅぅぅぅぅ・・・」
 胸を抱えうずくまるしぐるど。
「しぐるど、しっかりしろ!吐き出すんだ!」
「うああああああああああっっ!!」
 途端、しぐるどの身体が輝き、ようかんマンは思わず目を覆う。
「・・・・・・し、しぐるど?」
 光がすぐに止むのを閉じたまぶたの裏で感じながら、おそるおそる声をかける。
「お、おい・・・」
 これはしぐるどの声。ようかんマンは安堵する。しかし、返事にしてはおかしい。

 ・・・第一、なんでこんなに下の方で喋ってるんだ?

 ようかんマンは目を開いた。
 そして、見た。

 ↓を。

 .__
ヽ|・∀・|ノ な、なんじゃこりゃー
 |__|
  | |


24番:しぐるど → ヽ|・∀・|ノ

211 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 15:23
        ,..-──- 、
                 /. : : : : : : : : : \
                /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}    ________
                 {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.         , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! <>>210 笑っちまったじゃねーか表出ろ
        ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ   \ 
          }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ∟       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/

212 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 15:44
闇キ皇はエグゼビーストを葬った場所から離れつつ思考をめぐらせた。
自分が会得した回りこみと見切り、これは天草のシステムだ。

何故天草のシステムが?

ここで一つの推論を立てる。
おそらく、というかほぼ間違いなく零は天草のプログラムを使いまわしている。
ロケテストのとき回り込みが暴発してたし、天草降臨の時の体力ゲージが表示される瞬間もあった。
つまり、回り込みや見切りといったプログラムは、
使えないように封印されているとはいえ、今も零の中で息づいている・・・・
極限まで追い詰められていたことと、天草を極限までやりこんでいた事、
この2つが重なり、偶然にも発現した・・・・
おそらく天草からやり続けている古参プレイヤーなら自分以外でも可能なのかもしれない。
だが、知る限り自分以外で天草からやり続けている強者は
kon、NEO、B.2くらいであり、その3人はもういない・・・
ごろたんがいれば使えたろうが、そもそもごろたんはこの島にいない。

とにかく天草から存在するキャラの何かが必要だ

そうすればダッシュ攻撃空キャン回り込みといったような戦法も取れる。
攻撃の属性がほとんどのキャラで変わっているため、たいした連続技は期待できないが、
アクセントにはなるはずだ。

戦うつもりもないし、殺しあうつもりもない。
しかし!
「NEOさんとB.2さんの仇は・・・取ってやらないとな・・・・」

新たなる決意を胸に、闇キ皇は走り出した。

213 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 15:56
おかしな事になってたmhataとふせますたをうまく処理したな…GJ!

214 名前: 1/2 投稿日: 2004/04/28(水) 16:46

「ううぅぅ〜困ったです〜」

ジョニーの襲撃にあい、ドン・だもぽの言うがままに逃げ出した猫が一人さまよっている。
だもぽさんも上手く逃げていてくれれば良いのだが・・・

「あ、猫じゃん☆」

不意に声をかけられ身構えつつ声のする方を見る。
そこには うめちん が立っていた。

「うめちん」

同じモアをホームとするうめちんに出会い安堵する。
しかし、すぐに気を引き締める。うめちんは DQN だ。
このゲームにのった可能性の方が高い。恐る恐る聞いてみる。

「うめちん、このゲームに・・・」

と切り出そうとする猫を意に介さず うめちん が言う。

「そーなんだよ、猫。いきなりさぁー、時の扉に襲われちゃって吃驚したよ(T_T)
 勝ったけどさ〜(^_^)v
 それにしても弱いよな〜よくあれで闘劇切符を取れたもんだよ(゚д゚)」

すでにうめちんはゲームにのっていた。
その事実に猫は声すらでない。戦って勝てる可能性はきわめて低い。
何とかしてこの場を上手く切り抜けなければならない。

「そろそろさ、試験も近いから勉強しないといけないんだよ( ̄○ ̄;)」

もう戦いは回避できそうにないと思った。
死の恐怖が全身を覆う。先手必勝と考えても体が恐怖で動かない。
幾度と無く繰り返した彼との対戦で、先に動いた結果が頭を過ぎる。
不意打ちも超反応でガードされ反確でやられるのが落ちである。
唯一の勝ちパターンは桜華に合わせての大斬りしかないのだが
慶寅の装備が一切無い。
完全にテンパった状態で思って見ない言葉が

「う、うめちん それなら・・・
 仲間を集めてYUKI社員を倒して終わらせばればいいですよ〜。
 撫子調整やリセットバグが残ったりしてるゲームを出す会社だから
 簡単に倒せそうです。だから一緒にYUKI社員を倒しましょう。」

いったい何を言ってるのだろう。自分でも訳が解らない。
確かに当初の考えであるモア勢と合流してこの状況を乗り切ろうと思ってはいたが、
群れることが嫌いなうめちんにこんな提案して通るハズもない。

215 名前: 2/2 投稿日: 2004/04/28(水) 16:54
しかし、

「猫、おまえ・・・・
 頭いいじゃん☆
 そーだよ、YUKI倒せばこのゲームは終わりじゃん☆」

あっさりと肯定されてしまった。
流石は天然系DQNである行動が全く読めない。

「じゃ、じゃ〜一緒に仲間を集めてYUKI本部に攻め込むですよ。
 武器もあることだし。」

「ええぇぇ〜〜
 仲間とか集めるの?だるいじゃん(`ε´)
 それにさぁ〜、あんまり馴れ合うの好きじゃないんだよね。」

「え」

やはりうめちんの行動が読めない困惑する猫。

「いいよ、いいよ。俺一人で十分だよ。( ̄○ ̄
 それにさぁ〜、一人でYUKI倒してこのゲームを終わらせれば
 かっこいいじゃん、俺。そう思わない、猫。英雄じゃん、俺 ★」

うめちんは無邪気にはしゃぐ。すでにYUKIを打ち倒したように。

「じゃー行ってくるよ、猫。」

呆然となった猫にそう告げてうめちんは本部に向かって歩き出す。何の憂いもなく。
猫も不安に思いつつも期待してしまう。
うめちんならYUKIを倒すかも、と。

うめちんと離れた直後にYUKIの放送を聞き愕然とする。
たった一日で半数の者が死んでしまった。逃がしてくれた ドン・だもぽ も死んでしまった。

「ううぅぅ、だもぽさん(T_T)」

うめちんは本部を倒しに行ってしまったが死んだ者の為に何もしない訳にはいかない。
少し泣いた後、猫は動き出す。
生き残ったモア勢と合流してYUKIを倒す為に。


05番 うめちん YUKI本部へ乗り込む
36番 猫 仲間を捜しに(うめちんと話したので顔文字が多少うつる)

ペースはえぇーー、今更の話でスマンです。
本部討ち入りネタは考えてるので明日にでも。。。
あと駄文ですまん。

216 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/28(水) 17:07
その辺り気になってたのでGJ。

217 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 18:24
「くそっ!!何を考えてるんだ、YUKI社員は!!」
と喋るのはYUKIとプレイモア社員のやりとりを影で見ていた他のプレイモア社員である。

「俺は…俺は死にたくない…だが、このままYUKIを野放しにはできない…」
自分の部屋に戻ったプレイモア社員は愚痴をこぼす。
すると部屋にあるTVにうめちんと猫の姿が映っていた。
「…く、まずい。今ここに来られたら…」
YUKIだけでも厄介なのにゲームの参加者まで敵に回りだした。
どうすればこのゲームをもっと楽しく、YUKIを言いなりにできるか…
プレイモア社員は悩んでいた。

と、そこに他の下っ端と思われる社員が入ってきた。
「上官。命令通り、例の方々を連れてきました。」
するとプレイモア社員は思わず笑みをこぼし、
「おぉ…やっと来たか。これで、これで面白くなるぞ。」
そして、その部屋に3人の男が入ってきた。
プチてんし・アカシロ・KADの姿があった。

「君たちにもこのゲームに参加してもらう。」
と言われ、3人とも少し戸惑ったが、
「何のゲームですか?」とアカシロが問う。
「殺し合いだよ。」
…即答だった。しかも万円の笑みで。
「それだけじゃない。君たちにはゴミ掃除もしてもらう。」

218 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 18:36
「ふざけるな!!何が殺し合いだ!!俺は帰らせてもらう!!」
KADは叫んだ。そして逃げるように外に出ようとして…
「一ッ八ぃ!!」
プレイモア社員が叫んだと思うとどこからともなく下っ端らしき人物が現れ、KADの足をつかんだ。
「!?」
がっちりとつかまれてKADは身動きが取れなくなった。
そして、プレイモア社員が懐に手を入れ…銃が出て来た。
その銃をKADに向け…
「俺はYUKIみたいに参加者を殺すようなもったいないことはしたくない。だから言うことを素直に聞いてくれよなぁ。」
と言う。しかも寿司を食いながら。
「お前らには確かに実力がある。それなのにネタ師としてしか扱われない。悔しくないのか?」
3人は恐怖で何も喋れない状況だった。
「そんなに恐れるなって。大丈夫だ。お前たちには簡単に死なないように特別な武器を与えてやるから。」

それぞれに武器を渡し、誰も居なくなった部屋でプレイモア社員は笑っていた。
「俺って頭良いなぁ!!は〜はっはっは!!世界最強は誰だ!?」
と。

219 名前: 217-218 投稿日: 2004/04/29(木) 18:37
とりあえずネタ師を参戦させました。
この三人についてあまり知らないんですが…。
できればこの三人については他の人にお任せしたい。

220 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 18:45
とうとうネタ師まで出しちゃったよ…
でもプレイモア社員と三九六を兼ねてたのはオモロイ

221 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 18:49
>>220
三九朗だぞ

222 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 18:49
222&ネタ師参戦age

223 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:04
KADの連れですが、KADの武器はシクルウがいいそうです。職人のみなさん
よろしくお願いします

224 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:07
ぇ?このままネタ師参戦オケするのか?

225 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:16
すいません、シクルゥでした

226 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:20
いいんじゃない?レラ使いいないし。
YUKIとプレイモアの裏の争いってネタも面白いと思うし。
でもあんま増えるのもアレだから以降は無しってことで。

227 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:21
え?シゲルゥ?

228 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:33
KAD様は稀代の四国最強のネタ、いじられキャラなんだぞ
丁重に扱えよ  ハァハァ

229 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 19:57
プレイモア社員に脅されながらも一命をとりとげたKAD。
殺し合いだと言われたがよく分かっていない。
「このままボ〜ってしていても仕方ないな。とりあえず現状把握だ。」
社員から支給された武器、シクルゥを連れて歩きだした。
「いくぞシクルゥ!」

【特別参加KADシクルゥGet】

230 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:31
「あれれ?君は誰かな〜( ̄ー ̄?)」
本部を探してさまよううめちん。その目の前に一人の少年が現れた。
「シクルゥ付きってことはレラ使い?でも見たことない顔だよね〜」
頭上にハテナマークを浮かべるうめちん。その疑問を受け、少年は不敵に笑う。
「ふふっ、四国のKADって聞いたことない?」
「ないよ〜」
即答。KADは少し顔を引きつらせつつ、再度問いかける。
「四国スレとかで有名なはずだよ。本当に聞いたことない?」
「なにかの大会で優勝した人かな(・_・?)普通の人って知らないんだよね〜」
決して相手を侮ったわけでもない、うめちん独特の天然な発言。
しかしKADには我慢ならなかった。こんな有名な俺を知らないわけがない。
知っててからかってるんだ。ちょっと強いからって・・・なんて嫌な奴だ!
「そ、そうかい。まあいいや。じゃあ覚えておくといいよ。今から自分を倒す相手の名前をね!」
叫び、シクルゥに飛び乗ろうとする。しかしその時点でうめちんは、既にKADの目前にまで肉薄していた。
「くそっ!」
慌ててガードしようとするKAD。しかしうめちんはKADの前を通り過ぎ、
「ひとーつ!」
「ぐふっ!」
「ふたっつ!」
「がはっ!」
「みっつ、猪鹿蝶!なんちゃって〜(^_^)v」
そのままめくり三連殺を決めた。
「ありゃりゃ?もう終わり(゚ペ)?」
倒れ、動かなくなったKADを前に、うめちんは首をかしげる。
剣先でつんつんとKADを突っつき、完全に死んでるのを確認すると、つまらなそうな顔をして再び歩き出した。

特別参加KAD死亡、シクルゥ放置
5番うめちん、本部を探して放浪中

231 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:40
あ、あんまりや・・・。

232 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:46
ネタ師頑張れ、超頑張れ!

233 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:46
KADはシクルゥと歩いていた。
と、シクルゥが吠え出した。
「な,何だ!?どうしたシクルゥ?」
シクルゥはKADを背中に乗せ走る。
すると…
「…ん、あれは…ママハハ!?」
女キャラ使いのKADはすぐに分かった。
ママハハに気付かれないようにその後をついて行く。

ママハハが戻った場所にはばんちょがいた。
KADはばんちょに気付き、
「あ、ばんちょさん。お久しぶりです。」
闘劇予選のときに一度だけ会ったので知っていたのだ。
しかし、ばんちょは
「あれ?君誰?」
ばんちょの方はKADを知らなかった。
「KADです。闘劇予選の時はお世話になりました。」

ばんちょは嬉しかった。
KADには最速のシクルゥがいるのだ。
シクルゥを手に入れれば逃げにも役に立つ。
これを利用する他にないと感じた。
「あぁ、君がKADか。しかし、武器はシクルゥだけかい?」
と問う。
「えぇ。と言うより今何してるんですか?」
(しめた。KADは何も知らない)

「それなら俺と一緒にきなよ。そうすれば分かるよ。」

ばんちょ・KAD合流

234 名前: 233 投稿日: 2004/04/29(木) 21:48
ぬぅかぶったか…
しかし、>>230はKADの何も知らない!!
KADはいじられキャラだ!!
名前を知らないのなら逆にいじられたくなるんだ!!

235 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:49
んー

236 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:52
とりあえず、書き込む前に一度F5を押すことをお勧めする。

237 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:53
んぬぅ…
KADが参戦してKAD信仰者ががんばってるな。

238 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:56
で、どうすんだ?

239 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 21:58
先の方は不評だから後で良いんじゃない?
それでもすぐ死にそうだがw

240 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 22:01
いや、被ったというより>>230を見てから急いで>>233を書き込んだってことだろ。
時間的に見て>>230を見てなくて投稿が被ったってのはあり得ない。
これでKADだけ特別扱いするとそれこそ塩澤ファンとかが不満を覚えかねないぞ。
諦めれ。

241 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 22:35
やっぱ被ったら先のほう優先ってのが大原則だよな。
230の流れでいいのでは。

242 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 22:38
まあ、展開的に問題はないし>>230を活かす方向で。

243 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 22:43
大体ばんちょはあちょ勢と合流中だし。
急いで書きすぎだw

244 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 23:02
じゃ、残念ながら233はなしってことで。
どっちかというと230のほうがネタ師らしいしね。

245 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 23:38
大体、おまいら、ばんちょはコテコテの関西弁使いやぞ?
もお、そら、今時大阪のガキでもそんなしゃべり方無いわ
ゆー程、コテコテやで?

246 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/29(木) 23:52
そうでもないよ

247 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 00:14
ばんちょさんこんばんわ(^^

248 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 00:15
こんばんわ

249 名前: ドン・ばんちょ (p11oQm7A) 投稿日: 2004/04/30(金) 00:17
こんばんわ

250 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 00:27
貴様…見ているなっ!?

251 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 01:49
いい流れだw

252 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 03:09
>>240
230を生かす方向に文句は無いが、たかが15分で「見てから〜」てのは無いと思うよ。
リロードを怠ったのは確かに何だが、邪推はイクナイ

253 名前: 1/3 投稿日: 2004/04/30(金) 05:57
AM2:00

闇キ皇を救い出した−他社製品を始末した結果だが−YUKI社員は、
森の中には不釣合いな舗装された道を歩いていた。
常軌を逸したこの企画、何が起こるかなどわかったものではない。
その為、島の至る所に関係者用の逃走経路が設けられていた。
どれも2,3日島を徘徊した程度では見つけられるような場所には無いが・・・。
YUKI社員は思案に暮れていた。

(予想通り、我々に対して反旗を翻す者が現れたか・・・。
充分に考えられることだ、対処法など腐るほど用意している。
考え込む必要など無かったはずなんだがな・・・。)

ククッ、とYUKI社員は自嘲気味に笑う。

(俺はもはやプレイモアを裏切った身。
奴等の助けなど一切受けれないということだ。
元よりアテになどはしていなかったが・・・
今後は俺一人の力で全てをコントロールせねばならないな。)

「主催者というより参加者に近い立場になったわけだ。」

図らずとも声に出てしまう。
異様に高ぶる精神。
狂ったこの世界の空気に、YUKI社員自身が毒され始めているのだろうか?

「それはそれでまた一興。面白くなって・・・ん?」

逃走用経路を歩いているという油断か、
思いにふけってしまった余りか、
またその両方なのか。
YUKI社員は警戒を怠っていた。
前方に迫る人影に、全く気付いていなかった。

(バカな・・・この場所に人がいるだと!?
関係者か?いや、違う。
殺し合いが行われている場へ出てくる奴等などいないはずだ。
ならば参加者の誰かが偶然・・・?
待て、今はそんなことを考えている場合じゃ・・・)

今から身を隠すには遅すぎる。
向こうからもこちらを確認できているはずだ。

(一人・・・か。
場合によっては・・・消さねばなるまい。)

254 名前: 2/3 投稿日: 2004/04/30(金) 05:58
人影が立ち止まる。
汗が吹き出る。
汗が目に入ったような気がするが、構ってなどいられない。
距離にして10M強といったところか。
この暗がりでは、誰であるか認識できない・・・。

人影「あれ?アンタ・・・。誰かと思えばゲーセンにいたYUKIの社員?」

意外なことに向こうからコンタクトを取ってきた。

YUKI社員「確かにそうだが。キミは?」

人影「出席番号1番、赤靴」

・・・・!!
よりによって一番出会いたくない奴に。
つくづく俺も運がない。

赤靴「つーか社員様がこんなとこで何してんの?
   こーゆー奴の主催者つったら本部で屁でもコキながら監視カメラで高みの見物ー、
   ってのが相場じゃない?」

相変わらず良く喋る・・・。
YUKI社員は平静を装い、なんとか声を絞り出した。

YUKI社員「そんなことは君には関係無いだろう?
     君たちは黙って殺し合いをしてればいい、それだけだ。」

赤靴「へーへー、主催者様には逆らえないからねー。」

YUKI社員「それから、ここは関係者用経路だ。二度とここには足を踏み入れるな。
     他言することも許さん。
     破った場合、命の保証はできん。」

赤靴「はいはい、わかったわかった。」

YUKI社員は安堵した。
気付かれずに済んだのだと・・・。

YUKI社員「さぁ早く出て行け。ここをまっすぐ行けば海岸に出る。さぁ、早く!」

赤靴「あーもーうるせぇな・・・。言われなくてもいくっつーの」

その時だった。
今まで雲に隠れていた月がYUKI社員を照らした。

255 名前: 3/3 投稿日: 2004/04/30(金) 05:59
とっさに顔を伏せるYUKI社員・・・だが。

赤靴「・・・・青r」

YUKI「違う。人違いだ」

精一杯の抵抗だった。
無意味なことなど、頭では理解していたはずなのに。

赤靴「いやいやいや、最初からなーんか見覚えあると思ってたんだよ。
   ゲーセンじゃ暗くてよくわかんなかったけど。
   そんな悪趣味な眼鏡、見間違えるわけねーじゃんwwww」

YUKI社員(これ以上は無意味か・・・仕方あるまい)
    「で、結局科は何してんの?このゲームに乗ってるん?」

赤靴「さー?侍とかどーでもいいし。つかなんで俺が参加してんだよ。
   HEYでランブりてーんだよ俺は。」

YUKI社員「つまりてきとう、と。」

赤靴「そゆこと。」

YUKI社員「つってもお祭り好きのお前がなんもしねーってわけねーべ。
     どーせ場荒らすだけ荒らしてんだろ?」

赤靴「やっぱわかる?wwwwwwwwww」

YUKI社員「そりゃな・・・」

考え込むYUKI社員。
素性を知られた以上、野放しにするわけにはいかない。
それに祭り好きのこの男のことだ、不穏分子を潰すには最適な駒だろう。

YUKI社員「なぁ科?」

赤靴「ん?」

YUKI社員「なんかさー、参加者の中にYUKIを潰そうって奴等がいんだけど。
     そいつら一緒につぶさねーか?」

赤靴「へー・・・、つまり俺にYUKI側につけってこと?」

YUKI社員「ま、そゆことになるな」

赤靴「邪魔者は俺に始末させよーってか、相変わらずあくどいなオイ。
   なんか報酬ねーの?条件次第で乗ってやんよwwwwwwwwww」

YUKI社員「・・・・・・・。」

報酬。
裏切り者である自分が出せる報酬などたかがしれている。
悠紀に迎え入れるあたりが精一杯だろうが、あの科がそんなことで承諾するだろうか・・・。


赤靴「いいよ」

YUKI社員「・・・は?」

我に返るYUKI社員。
思わず間抜けな声が漏れた。

赤靴「いいっつったんだよ。
   なんかこのイベントも飽きてきたし。
   どーせだからしっかり楽しませろよ?
   それが報酬ってことでwwwwwwwwwwwww」

相変わらず掴み所の無い奴だ・・・。
そう思うYUKI社員。

赤靴「おめーが何考えてっかしらねーけど、しばらくよろしく頼むぜ、青六」

青六「うるせぇよ」

赤靴「アフロ!」

青六「なんだそれ」

赤靴「最近のマイブーム♪」


ここに、奇妙な同盟が誕生した。


1番 赤靴 YUKI側へ

256 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 06:03
かなり面白カタヨ!( ・∀・)=b グッジョブ!

257 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 07:13
あーなるほど
そういう流れにしたかったわけだ

258 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 10:44
オナニースレマンセー

259 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 10:59
256が自演に見える漏れは目が腐っていまつか?

260 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 11:20
おもしろければ自演してもいいから
続きを書いてください。
気になりまする(`・ω・)

261 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 11:38
既にもう面白くないんだが。
続きもイラネ。
正直もう終わりで良いよ。

262 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 12:15
KAD族の方、お疲れさまです

263 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 13:21
KAD族ってなに?

264 名前: KAD (KsDuZC0Q) 投稿日: 2004/04/30(金) 13:39
失礼ですがKAD族は何も関与しておりませんので悪しからず。
俺もこのスレが好きなので職人さんは頑張って続けて頂きたいです。

265 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 14:16
KADって誰よ?知らないのオレだけ?

266 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 14:47
実力は中の下。
具体的に書くと関西中堅所である神戸勢が優勝したトーナメントで4位に入るぐらい。
出身は四国スレ。最初に登場した時はスルーされていたが、そのうち毎日書き込む気力と
四国をなんとか盛り上げようとする気運とが重なって支持されるようになってきた。
…というのが表向き。実際にはage厨と身内、荒し、あと一人本当にKADを信望している奴ぐらいしかいないのが現状。
age厨は四国スレをageつつKADを持ち上げ他を貶め、嵐の方はKAD関連の書きこみを他のスレに貼りまくる。
結果、KADに対する心象としては
「実力もないのにウザい奴」「変なのに付きまとわれて悲惨だな」「他で何やっても良いけどうちのスレにはこないで欲しいな」
との意見が多勢を占めているものと思われる。

267 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 15:00
ところで青六って誰よ。
そいつはYUKI社員なのか?

268 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 16:21
闇が支配する深夜。月明かりと星の瞬きのみが唯一の光。
だが、今宵は雲に空は覆われていた。


ようかん、むつべ、ヽ|・∀・|ノ は森を根城として眠っていた。
この闇の中では、木々に紛れて眠っている自分達を見つける事は不可能だろう。
それに、予期せぬ闖入者が自分達を捜したとしても
葉擦れの音などは隠せる物ではない。先に気付く事が出来る。
そうなれば眠れる内に眠っておくのがサバイバル下に於いて
生き延びる要素の一つになるだろう。

その判断は正しかった。誰も責める事は出来ないだろう──


それは眠っている時の事だった。
草むらに潜って眠るようかんの肩を何者かが叩く。
むつべかヽ|・∀・|ノ が起こしに来たのか?
もう朝か?にしては暗い。
眠い目をこすり、相手の顔を確かめる。
明かりが無く、見えない。
だが、鼻腔を掠めるこの香りは──
むつべではない。まして、ヽ|・∀・|ノ でもない。
この香水を愛用している人間は、俺の知り合いには一人しかいない。

「水科──?」
「イェース。おはようラジョ。」
星の瞬きも月明かりも、雲に覆われ光は無い。
なのに何故この男は俺だと解る?
何故俺の居場所を一発で突き止める事が出来る?
そんな疑問を余所に、赤靴は小声で続ける。
「今一緒に居るのは…むつべか。まぁ誰と一緒に居ようがいいけどな。
 気を付けろ?アイツまだ起きてたぜ?
 必死に弓ひいてたけどお前の事殺そうとしてたんじゃねーの?」
「!?」
ようかんは絶句する。
何を馬鹿な事を─
そう言おうとする。が、それよりも早く赤靴が言葉を続ける。
「俺としては知った仲のお前に死なれたくないんだよね。
 んじゃ、せいぜい気を付けろよ。じゃーな。」
そういうと闇の中から赤靴の気配が消える。
残されたようかんの心は、空模様のように雲がかかっていた。


ようかんの下を去った赤靴は、引き続きあるモノを探していた。
数分森を彷徨った頃だろうか。彼の顔に笑みが浮かぶ。
「居た居た。探したよ。」
対峙するモノ、ヽ|・∀・|ノは、彼に気付いていた。睨み付け、言葉を紡ぐ。
「赤靴…何をしているんだ?」
その質問を余所に、赤靴は笑みを浮かべる。
明かりの無い夜だが、何故かヽ|・∀・|ノにはその表情の変化が見えていた。
「そろそろ…じゃないかな?」
「何の事……!!?」

突如、ヽ|・∀・|ノを激しい熱が襲う。
これはまるで─
まるで自分がヽ|・∀・|ノになった時のようだった。
そして、熱がひいた時。
彼はしぐるどに戻っていた。

その様子を満足そうに眺めていた赤靴は
「ま、ここじゃなんだから場所変えようか。
 安眠妨害は良くないからねw」
と言って歩いていく。しぐるども無言で後に続く。彼を睨み付けながら。

幾分か歩いただろう。
赤靴は立ち止まり、しぐるどに振り向く。
「てっきり後ろからサクッと来ると思ってたけどね。
 甘いっつーかなんというか。」
「そんな事より、お前は何が狙いだ?サッパリ解らん。」
「せっかちだね。まぁいいや。俺の狙いはね、
 第一に君の持ってるそれ。その手裏剣イカすじゃない?
 んで次に、場を荒らす事。君が此処で惨殺されてたら
 むつべとラジョは疑心を互いに抱くだろうね。
 考えただけでも楽しくない?」

笑顔を崩さず、まるで日常の事のように赤靴は言う。
「それはつまり、俺と闘う、ってことなのかな?」
しぐるどは赤靴を睨み付け、罪人殺を握る手に力を込める。
「まぁ、大人しく殺されてくれるならそれでもいいけど
 いささかつまんないしね。出来れば抵抗して欲しいかな?」

そこで会話は途切れ、
光の差さぬ闇の中を冷たい風が吹き抜ける。

269 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 16:35
前から思ってたけど赤靴って奴そんなに強いのか?

270 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 17:07
>>269
ここはネタスレだから関係無いんじゃない?

271 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 17:18
闇の中で対峙する。しぐるどは考える。
自分の持つ攻撃手段は白百合、モズ、そしてこの罪人殺だ。
向き合う男、赤靴が何を持っているかは知らない。
だが、この男の不気味な余裕、そして彼自身の能力を考慮しても
慢心は許されない。そうしぐるどは判断した。

赤靴はただしぐるどを見ていた。
何かを考えているようだったが、すぐに彼は白百合を投げ捨てた。
「使い慣れない物にはハナから頼らない。良い選択するじゃない?」
満足そうに微笑みおどけてみせる。

その瞬間だった。
一瞬しぐるどの姿が消え、目前に現れる。
赤靴は咄嗟に飛び退き、間を離す。
「ふぅん…どうやら体術が使えるみたいだね。面白いじゃない。」
しぐるどの腕は虚空を掴むように動いていた。
おそらく投げ技か極め技だろう。
それにしても彼が格闘技経験有りとは意外だった。


しぐるどは虚空を掴んだ時に、赤靴の反撃を覚悟していた。
不意を突いた一撃だった。
これがゲームだったら彼は間違いなく食らっていただろう。
そこに慢心があった。
だが、彼は難なく避けていた。
かわされた場合を想定していなかったしぐるどは覚悟を決めていた。
しかし、赤靴は少し離れたところに立ったままでいる。
まるで自分を見て楽しんでいるようだった。
見下したような目をしやがって!なら──

再びしぐるどは赤靴へと走り寄る。
「2度目はないよ君ィw」
赤靴の蹴りがしぐるどの鳩尾を捉える。
が、しぐるどの身体が揺らめき、霧散する。
「かかったな?」
元の位置に立っているしぐるどが罪人殺を放つ。
「!!」
咄嗟に飛び退くものの、頬に一筋赤い物が流れる。
「ヒュゥ。やるじゃない?」
そう言うとサングラスをかけ直し、一気にしぐるどへ肉薄する。

速かった。
しぐるどが対応する間もなく、赤靴の蹴りが叩き込まれ続ける。
これだけ近くで攻め続けられたら影騙しによる攪乱も使えない。
罪人殺も中間距離用の武器だ。この間合いでは存分に長所が活かせない。 
そして血を吐き、地に伏す。
「あれ?体術の心得があるんじゃなかったの?」
拍子抜けたように赤靴は疑問を浮かべると
「あ、そっか。このクソゲー効果でさっきの体術だけ使えるだけか。
 つまんねーのw」
そう言って伏した彼に近寄る。
その時だった。

「やっと…捕まえた…」
内臓器官を損傷しているのだろう。
しぐるどが血を吐き出しながら精一杯笑う。
そして最後の力を振り絞って空に舞い、
回転を加えて地に叩き付ける。
モズ落とし。
そしてしぐるどは最早立つ気力さえ無いようにその場に座り込む。
これは現実だ。弱モズ程度であろうとも彼の死は確実だろう。

そう思った刹那、しぐるどは何者かに肩を叩かれる。
「や。お疲れ。」
赤靴が笑っていた。
「なん…なんで…?」
しぐるどは絶望を覚えた。
「ん?さっき君が影騙ししてるの見て、
 俺にも出来んじゃないかなーと思ってさ。
 ちょっと歩き騙しをイメージしてみたら
 君、空に飛んでっちゃうんだもんw」
忘れていた──
この男も過去は破沙羅使いだった。
破沙羅の技を扱える資質は充分にあったのだ。

「さて、色々と君には敬意を表するよ。せめて苦しまずに殺してあげる。」
赤靴がそう言うと、しぐるどの意識は闇に消える。
そして、闇の中に儚げな女性が現れる。
女性は着物を滑り落として行き、一糸纏わぬ姿になった。
(これは…篝火?)
彼の戸惑いを余所に、篝火が彼の身体を撫でる。
撫でられた部位が熱を持ち、快感へと変わっていく。
そして何時しか彼の意識は、幸福の中で消えていった。


「さて、色々と君には敬意を表するよ。せめて苦しまずに殺してあげる。」
そう言うと儚げな顔をした女性の霊が虚空に浮かび上がる。
霊はしぐるどへとまとわりつき、
赤靴は脱力したしぐるどから罪人殺を取り上げると
彼の全身をくまなく切り裂いていった。
鮮血が迸り、臓腑が飛び散る。だが、しぐるどは恍惚とした表情だった。
そして赤靴は大きく罪人殺を振りかぶる。

もはやズタズタになった彼の身体と彼の首が別れを告げる。

残された赤靴は感慨なさげに欠伸を漏らすと、
血に塗れた罪人殺を彼の衣服で拭き、
「明日の朝が楽しみだなぁwwwwwwwww
 さて、次は……っと」
と呟き、何処かへと消えていった。


むつべは何も知らずに木の上で眠り、
ようかんはむつべへの疑心を抱き、眠れずにいた。

何も照らす物の無い、闇に包まれた夜の事だった。

272 名前: 1/2 投稿日: 2004/04/30(金) 18:11

「俺って頭良いなぁ!!は〜はっはっは!!世界最強は誰だ!?」

勝ち誇ったようにプレイモア社員が高笑いを上げた。
その直後、後ろに人の気配を感じ振り替える。
そこにはYUKI社員が立っていた。

「おやおや、困った事を。
 折角、貸し出した武器をこのように使われては困りますなぁ。
 それに、この場で決めたいのは真の兵。ネットのネタ師に用はありませんよ。」

溜息混じりにYUKI社員が言った。

「さて、そろそろあなた方にはこのゲームから退場して頂きます。
 これ以上、貴様らのようなゲスにゲームを台無しにされてはたまったモノでない。」

「下請け会社ごときが調子に乗るなぁ〜。
 プレイモアの意向に逆らうというのかぁぁ〜〜〜〜!?
 黙って此方の指示通りに動いていればいいんだよ。」

怒りに全身を紅潮させたプレイモア社員が叫ぶ。
懐の単筒を引き抜きYUKI社員に標準を定めた。

「命とったらぁ〜〜!!」

273 名前: 2/2 投稿日: 2004/04/30(金) 18:12
引き金を引く刹那、一つの影が間に割って入り刀を上段に構えた。
ドスっと鈍い音が響く。
何が起こったのか理解が出来なかった。さっきまで短筒を構えていたはずだった。
しかし、木槌を振り下ろした格好で身動きが取れなくなっていた。

「ほお、ひよっ子めが」

影が動く。
受け止めた刀で相手を捌き、もう片方の刀で切り上げる。
断末魔の声が響きプレイモア社員は絶命した。
刀についた血を拭いながら男は言う。

「ふう〜、コイツで最後だ。
 それにしても感心しないな。芋屋の始末は俺らに任したんじゃないの?」

「いやぁー、お見事。
 あまりに余計な事をされたのでね。早めに手を打とうと思いましてね。
 まさか単筒で攻撃してくるとは思いませんでしたよ。危うくやられる所でした。
 礼をいいますよ。ありがとう。
 礼のついでに頼みたい事があります。」

ウンザリ気味に大和守 虎鉄・助広を鞘に収めつつ言う。

「何をです?
 そいつが差し向けた3人の始末?」

「いやいや、こちらの選出から洩れるような者共におくれを取るような者はいないでしょう。
 ほって置いても構いません。
 それよりも 此方に向かっているプレーヤーがいるようです。
 こちらで十分に歓迎して上げなければいけないでしょ? 」

そういいながら島の地図を指さす。地図に浮かぶ光点が本部に向かっていた。

「・・・うめちんか、厄介な相手だな。
 あんまり勝てる気しないよ?」

「なにセキュリティーは万全です。
 彼が勝てる確立は万に一つもありません。」

肩をすくめて男は返答する。

「まったく人使いが荒いなぁ、この会社も。
 じゃー行くとしますかねぇ〜」

「ああ、最初はゲームに戻るように警告して下さいね。彼も次代を担う人材候補ですから。
 それでも引かない時は始末をお願いしますよ。
 ONZKさん、それに聞いていたのでしょ、奈良さん。」

いつの間にか入り口に無銘・忍者刀を背負った奈良が立っていた。
奈良、ONZKは視線が合う。お互いが頷き部屋を後にした。
残されたYUKI社員が一人つぶやく。

「それにしてもイレギュラーな事態が次から次へと起こってますね。
 芋屋の社員は全て始末しましたが・・・
 この島内に敷かれたプログラムの改竄が気になりますね。
 どうやらサミーの者が混じってるようですし。」

mhataが使った能力、それはサムスピ零のプログラム上にあり得ない事であった。
バグなどではなく、何者かがプログラムを改竄しGGXXの技を使えるようにしたとしか
考えられなかった。
すでにmhataの始末を社員に向かわせたが・・・青六も元はGGXX信望者。
一番怪しいからこそ向かわせてみましたがきっちりと始末したようだった。
しかし、何かが引っかかる。

「早急にプログラムの見直しが必要のようですね。
 やれやれ今日は徹夜ですかね。」

プレイモアは全て始末した。しかし、サミーの介入は厄介である。
早めに対応しなければならない。不敵な笑みを浮かべてデバクに取りかかる。

プレイモア社員 YUKIにより全滅
零SPのスタッフロールに出てた二人が本部護衛に

・・・
この話はフィクションであり(ry

274 名前: 1/3 投稿日: 2004/04/30(金) 18:18
うめちんはシクルゥに乗り森の中を疾走する。

「うわー、らくちん(^_^)」

よく解らないアイヌ使いを倒し本部に向かうとシクルゥがついてきた。
何度か追い払おうとしたが試みたが離れようとしなかったので諦めた。

「まぁ、いっか★
 ついてくるものは仕方ない。
 それよりも・・・迷った?
 地図とか見方わかんねーよ。」

そんな独り言を漏らしながら肩を落とすうめちん。
木の根本に腰掛け水を飲む。不思議と疲れてはいなかった。
何度と斬り結ぶ間に良い感じに緊張感が保てていた。誰を相手にしても負ける気は全くしない。
しかし、ゲームの進行が膠着し時間を食う訳にはいかなかった。学校がある。
調整役はやってはみたかったが医者になる方がYUKI社員になるよりも良いに決まっていた。
その為にも早くこのゲームを終わらせる必要があった。

数分間の休憩を終え立ち上がる。
しかし本部への道が解らない。その時、シクルゥがズボンの裾を引っ張る。
何かを訴えかけるような目で見据えられる。

「・・・え、背に乗れ?本部へ連れて行く?」

何故だろうかシクルゥの意志が伝わってくる。
どうやら本部まで案内してくれるらしい。KADを倒した時点でシクルゥの主はうめちんと認識していた。
半信半疑ながらも背に跨ってみた。
”しっかりと掴まっておけ、主よ”と伝わってき、シクルウゥが走り出す。

森の中を一直線に走り抜ける。
木とぶつかりそうになるが何故か接触しなかった。
バスの中で見かけなかった奴ともすれ違ったが、ただただビビるだけで何の反応も出来ない相手をすり抜け走る。

背に乗ってから数分程で最初に出てきた建物が見えてきた。
入り口前でシクルゥが止まった。”着いたぞ、主”またシクルゥの思いが伝わってくる。

「ありがと、シクルゥ☆
 させてとサラッと倒して学校にいかなきゃ。」

シクルゥからおりると正面の入り口が開く。
開いたと同時に一面が殺気で満たされる。しかしうめちんは動じない。
飄々と受け流す。どのような相手が来ようが負ける気は全くしないのだから。

「隠れてないで出てこいよ、早く終わらせて帰りたいだよね。」

大胆不敵に相手を挑発して見せた。
すると殺気は消えて二人が姿を現した。

275 名前: 2/3 投稿日: 2004/04/30(金) 18:19
奈良「よう、うめちん。」

うめ「・・・奈良さんじゃん。それと、えーと・・・ONZK?
 どーしてこんな所にいるの?あぁ、闘劇に出ないとか言っておいて出る気になったんだ (^_^)
 って、あれ?」

意外な人物の登場に一瞬、全ての状況を忘れそうになった。
もう一度聞き返す。

「どーしてこんな所にいるの奈良さん?」

「説明すると長くなるかな。
 簡単に言うとYUKI側についている。そして本部の護衛が仕事だ。」

ONZKが会話に割ってはいる。

ONZK 「奈良さ〜ん、仕事仕事。時間食ってると怒られますよ。」

「そうだったね。
 うめちん、ココから引き返してゲームに参加してくれないか。
 ・・・じゃないとココでうめちんを倒さなければならない。」

奈良の発言に少し呆然としたうめちん。
しかし発言を理解するも納得が出来なかった。

「KONさんがYUKI社員に殺されたんだよ。
 それを知ってるの。」

「ああ、残念な事だね。
 でもこのゲームのルールなんだから仕方ないんじゃないの。
 それよりもうめちんはどーするの?
 出来れば自分の手を下したくないんだよ。」

「く!?」

一瞬、怒りが湧くもうめちんは冷静になる事にした。
自分もこのゲームに乗ってしまったのだから、感傷的になるなんて今更だ。

確かに二人がかりは厄介だが元よりモアにおいて二人には勝ち越している。
負ける要素はない。自分にそう言い聞かせた。
それに負け越してる相手が、すでに勝ったような物言いが気に入らなかった。

「奈良さんとガチるのもコレが最後だね。このゲーム、終わらせるよ☆」

言うと同時に桜華斬を出す。だが、ここで異変に気づく。
動きが重い。重いと言うよりもスローがかかったように緩やかにモーションが進行する。
”無の境地”が発動されていたのである。
しかし、いつ発動されたのか?全く解らなかった。

276 名前: 3/3 投稿日: 2004/04/30(金) 18:20
モニター越しにYUKI社員が笑う。

「ハッハハハハァーーー、我らに刃向かうものには任意に無の境地を発動させれる。
 刃向かえば確実な死が待つのみだ。
 残念だよ、うめちんくん。我々の期待には応えられないようだな。」

1/4モーションで桜華斬が発動している。
しかし奈良は行動が取れなかった。やはり人を殺すのには抵抗があった。
それも同じホームの仲間だ、なかなか踏ん切りが着かなかった。
そして桜華斬が射出されゆっくりと飛んでくる。

「奈・・・良・・・さ・・・ん、死・・・に・・・た・・・く・・・な・・・」

うめちんのスローながら命乞いが聞こえてくる。
奈良は桜華斬を刀で弾く、しかし札は消え去らず頭上に跳ね上がった。
うめちんは言葉とは裏腹に、まだ諦めていなかった。
そのまま光翼刃で突っ込んでくる。

「奈・・・良・・・さ・・・ん、死・・・ん・・・で・・・」

カッシーンと音と同時に横合いからONZKが光翼刃に突っ込む。
あわよくば相打ちのタイミングであった。しかし相打ちにはならず
一方的にONZKの技が決まる。十兵衛に無敵の突進技など無かったはずであった。
そうサムスピ零には無かった。
しかし彼らの持つ武器は零SP用に調整された武器であった。

絶命奥義 柳生新陰流秘伝 無二羅天がうめちんを真四つに切り裂く。

奈良もすでに猿舞でうめちんの背後を取っていた。

「ONZKくん、いらない事をしてくれたね。」

「奈良さんが、なかなか動かないしさぁ〜、俺あせっちゃたよ。」

「次からは躊躇しないよ。ありがとう、ONZKくん。」

通信機からコール音が響く。YUKI社員からであった。

「奈良くん、どういう事だい?しっかりして貰わないと困るよ。
 いくら此方のプログラムを変えて規制しても、アナタが攻撃しなければ
 どうしようもありませんからね。
 今回は保留しておきますが、次は無いと思って下さいね。
 色々と不穏な動きが見えてきました。気を引きしめてお願いしますよ。」

「ハ、ハイ。心得ておきます。」

「それとうめちんの武器ですが、そこにいるシクルゥに持たせて下さい。
 もう一人に幻十郎使いに届けれように設定しましたから。
 流石にペンシルロケットというのもあんまりでしたから(笑)
 サムライは斬り合ってこそのサムライですからね。」

そして通信が切れる。
そうだった。もう後には引けない道に入り込んでいた。
引き返す事など出来ない羅刹道。ここに来る者、全てを斬る。
そう心に誓いシクルゥに梅鶯毒を持たせた。

「わおおおおぉぉ〜〜〜〜」

元の主への弔い為に吠えたのだろうか。
少ししてからシクルゥが走り出した。


この一部始終をトモノが見ていた。あわよくばうめちんに乗じて本部の乗っ取りを考えてきた。
まさか、こちらに無の境地を仕掛けてくるとは。
こちらから仕掛ければ、まず勝ち目はない。境地に奈良とONZKのコンビに未知の零SP武器。
兎に角、本部を押さえてプログラム変更を止めない限りは勝ち目がない。

やはり仲間を捜してだし現状を打破するか?
もしくは・・・


05番 うめちん 本部にてONZKの断末奥義で死亡

YUKIの計らいにより梅鶯毒は文具売り場へ移行。
トモノは本部のからくりを知る。

書いてて思ったけど・・・アホだな俺。

277 名前: 長文ウザイ 投稿日: 2004/04/30(金) 18:30
すいません、リスト以外の人を増やしちゃいました。
それ以上にしつこく連続書き込みでスマン

278 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 18:32
新キャライラネ

279 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 19:09
ageんなよ。

280 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 19:14
奈良とONZKは次のターゲットにはやしとJEOを選んだ。
奈良「やぁJEO君、はやし君。ここで会うとはね」
JEO「奈良さん・・・それにONZK・・・!!」
はやし「この人がONZK・・・」
ONZK「俺たちはYUKI側についた。正直君たちみたいのが零をダメにしたと思ってね。次のターゲットに選んだ。」
JEO「次のターゲットって・・・誰か殺したんですか?」
奈良「まずは手始めにうめちんをね。たまたま出会ってさ。彼は十分場を荒らした。もう用なしと思ってね」

はやしとJEOは二人から間合いを離した。
そしてはやしはJEOに提案した
はやし「JEO・・・烙印だ。」
JEO「そんなことわかってますよ」
はやし「いや・・・烙印のあと、引きすらずに相手を逆方向に投げろ」
JEO「は?なに言ってるんですか?それじゃダメージは与えられませんよ」
はやし「いいから俺を信用してくれ。今だけでイイから」
JEO「わかりました・・・もしそれで勝てなかったら・・・地獄で呪いますから。」

ONZK「さて、覚悟はいいか?」
ONZKがじりじりと近づく。うしろでは奈良が爆炎龍の構えをしている。

はやし「いまだJEO!!」
JEO「うひっ」
JEOが高速で滑り込み、そしてONZKをつかんだ」
ONZK「なっしかし烙印では殺せないぞ!!」

そのときJEOはつかむだけで逆方向にONZKをつきとばした

はやし「OK。よくやったJEO。あとは任せろ」

正面からはやしがとび蹴りをしつつ飛んできた。そのまま背後に周る。
はやし「ふっふっふん!!」

軽いパンチのあと、肘うち、膝蹴り、掌底と次々に流れるように連続にONZKに叩き込む
JEO「これは・・・」
奈良「デュオロンだと・・・?ばかな!!!」
5ループほどくらいONZKは倒れた。
奈良「くそ!!」
そういいながら奈良はやけくそになりはやしに向かって飛び込む。
はやし「シュッブラックアウッ」
奈良「な・・・」
奈良はとうぜんはやしの火を繰り出す攻撃をガードした。
しかしなぜかガードができない」
奈良「なぜだ・・・」
炎で燃え上がった奈良をはやしは冷静に軽いパンチで拾い。また火を繰り出した。
奈良「ガアアアアア、YUKIさん・・・境地を・・・」
そうつぶやきながら奈良の意識は深い闇へと落ちていった。そして二度と目覚めなかった

281 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 19:31
   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/  ( ´・ω・)(    ) うんこくさい
  ||   (    )|(  ● )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/  (n´・ω・)n   ) でもうんこついてない
  ||   (ソ  丿|ヽ ● )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

   _____
  ||// ∧_∧|∧_∧
  ||/ r(    (n´・ω・`n) うんこついてないのにうんこくさい
  ||  ヽ  ● )|(     )
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'

282 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 20:01
274-276はGJ。
280は・・・・ちょっと違うよね?

283 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 20:04
絶対ここサムゼロ学園の人多いよね

284 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 20:06
YUKI社員であり馴染みの青六と秘密の取り交わしをし、
しぐるどを倒し首尾良く罪人殺を手に入れた赤靴。
むつべとようかんも朝になれば冷たい関係になっている事だろう。

「これだからやめらんねぇな」

思わず笑みが浮かぶ。
人の寝首を掻く事が、これほど快感であろうとは。

がさり

しかしその心の快哉が隙を生んだ。
他者の接近を音がするほど近くまで気付かなかったのだ。

「ボッゴラアァッッ!」

振り向くとそこにはだいずの姿があった。
武器であるはずのフェレットも、ちょろちょろ付いてきている。

「……ちょうど良かった、一人で心細かったんですよ。
 最初の場所まで行きたいのです。
 宜しければ、しばらく御一緒願えませんか?」

心中の動揺を悟られないようそう言って、さりげない、警戒心を生まない
するりとした動作で懐からサングラスを取り出す。
これをかけてしまいさえすれば勝てるのだ。

「グルルルル」

だいずがその場に佇むのを見て、赤靴は素早くサングラスをかける。
反応しただいずが唸り声をあげて間合いを詰めた。

カッ!

赤靴はサングラスを通して迫るだいずを見た。
だいずの視線も真っ直ぐ赤靴を見ていた。
今まさに、だいずの背中に篝火が取付くところだ。

ゴキャッ!

勝った!
と思った瞬間には、だいずの拳が深々と赤靴の下顎を捉えていた。

「ごふっ!」

赤靴の視界が歪む。
サングラスが効かなかったのか?
思考を巡らせる間もなく、足元をスライディングが襲った。
跳ねた体を両腕で木に吹き飛ばされる。

「ぐふっ!」

背中を木にしたたかに打ちつけ、一瞬息が止まる。
その跳ね返りに必殺の天道が赤靴を襲った。

「ゴラゴラゴラァッ!」

赤靴は薄れる意識の中で、この天道は外れる…そう思った。
それは願望であったかもしれない。

「チェエストォォォッーーー!」

だいずの天道命中率は、驚異的な数値である。
次の瞬間、頭上から頭蓋骨を割らんほどの衝撃が有り、
赤靴の意識はこの世の物では無くなっていた。
そのまま赤靴は地面に叩き付けられ、鈍い音を立てて
肉片が砕け散った。

「ヴァーッハッハッハッハッ!」

だいずは大声でひとしきり笑い立てると、
そのまま何処かへ飛び去っていった。
既に炎邪に支配されているだいずには、
篝火の憑依など何ら効果が無かったのだ。

YUKI社員、青六と結託し暗躍を続ける赤靴であったが、
期せずしてその命を失う事となった。

【出席番号1・赤靴 死亡】

285 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 21:14
>>280
奈良&ONZK参戦だけでも微妙なのに、これ以上他のゲーム混ぜんなっーつの

286 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 22:18
GG板の二の舞だな。見事にクソスレ化が進んでいるなw

287 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 23:47
もうだめぽ。

288 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 23:49
もう無理ぽ。

289 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/04/30(金) 23:50
もうぬるぽ。

290 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 00:21
KAD様はどーなったんだ??
KADはショタうけいーんだぞ

291 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 00:33
ともあれ280はやめといた方が良いと思う。話としても唐突杉

292 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 00:51
1.他ゲー禁止の意見多数、流れもそんな感じ。
2. 奈良とONZKの目的は参加者の抹殺ではない。
ルール無視の上筋的にもおかしいのでスルーでいいかと。

293 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 00:59
以前「今回はいいけど他ゲーは駄目だよやめようね」
って皆で結論出したのにこの低落か。最悪だな、>>280は。

294 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 01:04
赤靴のサングラスって別にかける必要はないんじゃないの?
ただ単にかけると篝火が見えるってだけなんじゃ?

別に赤靴が死ぬ事についてはどーでもいいんだけどそこだけ気になった

295 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 01:49
トリックスターが次々殺されるな・・・

296 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 02:04
そういうスレだからなー。

297 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 02:05
誰か残りのプレイヤーと武器所持状況まとめてくれ。

298 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 02:32
「シクルゥ?」
 ばんちょは現在3人で身を潜めている廃屋で珍しい来訪者に目を丸めていた。
 その来訪者がくわえている物にばんちょは目が行った。
「梅鶯毒?」
 文具売り場の武器がペンシルロケットだから、これを持っていたのはうめちんだろう。
 しかし、うめちんは?
 いや、それよりもなぜシクルゥがこれを持っているのだ?
 そもそもシクルゥは誰の武器だったのだろうか?
 疑問が次から次へと生まれる。
「どうした?ばんちょ」
 よんすんが物音を聞きつけ玄関に来た。
「シクルゥ?どうしたのこいつ?」
「わかんね」
 ばんちょも理解が出来ずに首を振った。
「でも、梅鶯毒を持ってるから文具に渡しておいたらいいか」
「シクルゥはどうする?」
「そりゃ、勿論俺が貰うに決まってるやろ」
「はいはい」

43番:文具売り場 梅鶯毒を手に入れる。
38番:ばんちょ シクルゥを手に入れる。

299 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 02:34
個人的に赤靴を殺しちまったのはいささかもったいない気がするな。
場荒らしスキルのある奴ってもう居ないべ?

かろうじてばんちょが場荒らしスキル持ってるけど
彼の場合自己破滅型の狂人的場荒らしじゃなくて
自己保身を前提とした上での場荒らしだからな。

赤靴は確かに侍を早期に見切ったみたいだけど、
顔の広さや別ゲーでもわかるようにプレイヤースキルかなり高いし
人間性がアレなモンで敵側の駒としては優秀だと思ったんだが。



まあ、済んだことだ。言ってもしょーがないがな。
ちょっと思ったんで書かせて貰った。

300 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 02:49
ピンポンパーン!
 本日も24時に大きな音が島全体に響く。
「今日は誰が死んだかな〜?!
 詳しい状況はわからなくてもこれを知ってるだけで
 状況把握はしやすいからよく聞いておけよ〜。
 おっと、そうそう昨日やっぱり39番 B.2は死んでたみたいだから
 教えておくぞ〜。
 ああ、それと本日新たな乱入者が3人増えたからな〜。
 3人の名前はプチてんし、アカシロ、KADだ。
 もうこれ以上は乱入者は増えないからこいつらだけは覚えておけよ〜。
 えっと今日死んだ奴は
 47番:ユウ
 10番:mhata
 42番:ふせますた
 お、今日参加したKADがもう死んじゃってるぞ〜。
 05番:うめちん
 01番:赤靴
 以上7人だ〜。
 昨日に比べたら伸びが悪いな〜。
 諸君頑張って殺し合ってくれないと、駄目だからな〜」
 それじゃあ、諸君!本日も殺し合いを楽しんでくれ〜!」
ピンポンパン。

301 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 03:05
ピンポンパーン!
「おっと、すまんすまん。
 さっき言った死亡者だが
 24番の死狂怒がいたの言い忘れていた。
 それだけだからな〜」
ピンポンパン。

302 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 03:11
死亡者 33名
20番:kon 社員に手投げナイフで刺され死亡
32番:鳥フル ふせますたに生首投げられて死亡
30番:時の扉 うめちん昇竜で撃墜され死亡
15番:気分屋気侭 とれとれえもん。に殴り飛ばされたあと、岩場の岩に頭を強打し失血死
13番:神無月みちる はやしに背後から斬られ死亡
08番:FAG 小川の白百合にて死亡
11番:小川 飯綱=むつべの狙撃により死亡
21番:サイケM 影騙しで騙され背後から斬られ死亡
28番:大自然の処罰者 JEOの烙印を食らって死亡
17番:切り餅マン 八相発破が暴発した隙に麦わらの撫子で死亡
50番:レイヴン シュート・ザ・ムーンで月面に吹き飛ばされ死亡
18番:曲者 燃やされて死亡
34番:ドン・だもぽ 斬鉄を弾かれ椿を喰らい死亡
25番:ジョニー 河豚毒で斬られて死亡
03番:utero だいずにJAB>遠ABを決められて死亡
19番:黒澤ショコラちゃん JEOに烙印されHKの腕の中で息を引き取る
09番:MGA mhataのヘルハウンドにて死亡
40番:飛翔兎 mhataに首を切断され死亡
26番:ZEL 麦わらに背後から斬られ死亡
16番:ギムネま HKの夢想残光霞を食らい、死亡
35番:NEO 赤靴に操られたB.2に刺され死亡
39番:B.2 赤靴に切り刻まれ死亡
44番:麦わら エイに境地で殺される
06番:エイ ばんちょに遠ABで真っ二つにされる
04番:ウチヤマ ふせますたの待ち伏せにあい死亡
23番:塩澤 負傷中にふせますたの襲撃を受け死亡
47番:ユウ ふせますたに斬られ死亡
10番:mhata YUKI社員にナイフで刺され死亡
42番:ふせますた シンに真モズ落としを決められ死亡
特別参加:KAD うめちんに三連殺を決められ死亡
24番:死狂怒 赤靴に切り裂かれ死亡
05番:うめちん 本部にてONZKの断末奥義で死亡
01番:赤靴 だいずに天道を決めれ死亡


装備が変わっている者
とれとれえもん。[南無阿弥陀仏、チュンリーの腕輪]
はやし[夕顔、牡丹]
JEO[剥き出しの骨、チチウシ]
しぐるど[罪人殺、沖縄行き航空チケット、前転モズ、白百合]
ばんちょ[大和守 虎鉄・助広、撫子、慶寅、ママハハ、シクルゥ]
猫[セーラー服、ブリジットのヨーヨー]
HK[自作・無銘、錫杖と霊符]
飯綱=むつべ[秘道・弓張月、河豚毒、椿]
ひで[霧雨]
シン[無銘・忍者刀、水邪様コスプレセット、屡堵羅の環、大祓禍神閑丸]
文具売り場[ペンシルロケット、梅鶯毒]


同盟状況
・とれとれえもん、ひで
・ばんちょ、よんすん、文具売り場
・飯綱=むつべ、ようかんマン
・JEO、はやし
・カイヌマ、元住T.O

303 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 03:26
生存者リスト(19名)
02:飯綱=むつべ
07:HK
12:かいぬま
14:キース
22:JEO
27:シン
29:だいず
31:トモノ
33:とれとれえもん。
36:猫
37:はやし
38:ばんちょ
43:文具売り場
45:元住T.O
46:闇キ皇
48:ようかんマン
49:よんすん
特別参加:プチてんし
特別参加:アカシロ

必要無い気もするが一応。

304 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 03:32
リストまとめ乙。

あと>>299に同意。
敵役を悉く早々に退場させてしまったのはちょっと勿体無かったかもね。
田舎者なんで誰々贔屓って事は無いけど

305 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 03:34
41:ひで 

追加で20人か。
間違えた、失礼。

306 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 07:16
「少しやる事が出来た。」
はやしはJEOにそう切り出す。

それは先程の放送だった。
科が死んだ。
あのつかみ所が無く、常に飄々とした余裕を漂わせているあの男が。
俄には信じられなかった。自らの耳を何度も疑った。

そして事実を受け入れた時、悲しみがはやしを襲った。
赤靴は口も態度も悪かったが、確かに自分の仲間、そして中心人物だった。
今までの思い出が蘇る。
─許せねえ。
はやしは悲しみを怒りで塗り潰す。今は悲嘆に暮れる場合ではない。
唇が切れる程に歯噛みをする。

撫子を入手することは確かに重要だ。
生存する為には仇討ちよりもこちらを優先すべきだろう。
だが、理屈では割り切れない。
そして林は切り出す。


「少しやる事が出来た。」
だが、JEOの回答は予想していなかった物だった。
「わかってますよ。科さんを殺った奴を潰しに行くつもりでしょう?
 俺も行きますよ。俺だって結構頭に来てるんですよねー。」

科は以前にJEOに注意しろと言っていた。
だが、この池沼が演技でこんなことを出来るとは思えない。

─見てるか科?お前の「仲間」は俺だけじゃねえみたいだ。
 地獄で待ってろ。喜ぶかは知らねえが、落とし前は付けてやるよ。

はやしは天を仰ぐと煙草に火を付け、煙を吐き出した。

307 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 07:36
「やっぱり行くのか。少し残念だが仕方ないのかもな。」
「すいませんカイヌマさん。」
元住は帽子を被り直し、カイヌマに背を向ける。

発端はやはりあの放送だった。
科さんが死んだ。いや、殺された。
またお得意のタチの悪い冗談なのだろうか?
だが、この放送は彼の仕組んだ物ではない。
事実を伝えるだけの物なのだ。


元住はこのゲームに乗る気など無かった。
身体は大きく、見た目もいかついが彼は平和を誰よりも望んでいた。
だが、仲間の死は見過ごせなかった。
知らずと涙が零れ、手を握り締める。握り締めた手から血が滴る。

それは怒りだった。
彼は久々に怒っている自分を感じた。
そして意を決すると、カイヌマに切り出す。

「少し話があるんですが」
カイヌマは全て理解しているかのような表情だった。
彼にも解っていたのだ。自分が仲間の仇討ちに行こうとすることが。
「やっぱり行くのか。少し残念だが仕方ないのかもな。」
「すいませんカイヌマさん。」
元住は帽子を被り直し、カイヌマに背を向ける。
歩き去る背にカイヌマが言葉をかける。
「全てが終わったら、戻ってきなよ。
 それで、また一緒に頑張ろうぜ。」
元住は振り向くと軽く微笑んで、
「それは出来ません。俺は人を殺してしまいますから。
 そうしたら俺にはもう、カイヌマさんと一緒に頑張る資格はありませんよ。」
と言い残し、木々の間へと消えていった。

穏和な元住の目に殺意が宿る。
そして、彼に呼応するかのように或那の鎖に轟々と炎が灯る。

308 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 09:58
プチ天使はKADの仇を討つべく森を歩いていた。
プチ天使「ん?あああああああああああああ」

プチ天使は落とし穴に気づかずそのまま落ちていった。」

プチ天使「チクショウ・・・こんなところで・・グフッ」

プチ天使はそのまま気絶した。

生存不明:プチ天使

309 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 10:06
アカシロはプチ天使を探していた。
KADの死を聞き一人暴走し、自分とはぐれた彼を探すために。

アカシロ「おーいどこだー」

「・・・誰か知らないがちょうどいいところに獲物がいたね」
アカシロ「変な髭がいる!!」

それは最強の雲飛として謳われるトモノだった。もちろん顔を知らないアカシロは誰かわからない。
アカシロ「こんな髭には負けない!!」
アカシロは携帯していたナイフを取り出す。
トモノ「髭・・・?」
髭という言葉に反応して穏やかな顔をしていたトモノの表情が変わる

トモノ「お前、髭、馬鹿にした。おれ、ゆるさない」
トモノは一気に踏み込みアカシロの懐に入る
アカシロ「な・・・」
アカシロは刹那の出来事に声を失う
トモノ「許さん・・・」

トモノは髭をさすりながらアカシロに刀を突き立てる
アカシロ「ひぃ・・・」
トモノ「死ぬか?」
アカシロ「お、お願いだ、死ぬのはいやだ・・・助け・・」

ブシュッ

アカシロの首は落ち葉の上に落ちた

特別:アカシロ 死亡

310 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 10:08
>>299
荒らし能力ならはやしとかようかんがまだいるな。ストーリー的にもうこいつらを暴れさせるのはムリだけど

311 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 11:45
>>299
YUKI社員=青六=裏切り者
になってるんだからこいつを荒らし役にすれば問題ない気も。
発狂したとか、内部の事情で荒らすとか、結構上手く使えるとオモタ。

312 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 12:55
なんで今更一人死んだだけで仇討ちモードになるんだろう?

313 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 13:28
赤靴が殺されたっていったって
殺されたのが無党派のだいずなんだから
それ程燃える展開でもないんだが。

314 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 15:09
「な・・・・・・なんてこった・・・」
 ようかんマンはそう吐き出すのが精一杯だった。
 しぐるどの、遺体とは言えない程ズタズタにされた身体を見下ろす。
 放送を聞いた後に駆けつけても、間に合うはずがない。
 そうわかっていても、ようかんマンは走ってこずにはいられなかった。

 脳裏に、赤靴の言っていた言葉が頭をよぎる。
「まさか・・・」
「残念だ」
 声にようかんマンは思わず硬直する。
「――むつべっ!てめぇがやったのか!?」
 闇に叫びが響き渡る。
「・・・静かにしろ」
「これが静かに――」
「これ以上余計な客を迎えたくはない。足元を見てみろ」
「何?」
 ようかんマンはとっさに言われるがまま視線を落としたが、先刻昇った三日月のほのかな光の中では何も判別できない。
「何も――」
「足跡だ。大きめの革靴の足跡が北へ続いている」
「なんだって!?」
 ようかんマンの背筋に冷たいものが走った。
 大きめの革靴・・・まさか・・・
 ・・・いや、しぐるどにも警告して行っただけかもしれない・・・
「ここでしぐるどと争った形跡がある。途中に血が3滴落ちた痕もあった。おそらく犯人だ」
 むつべの言葉はようかんマンのはかない望みをあっさり打ち砕いた。
「犯人は森から出ている。しばらくは問題ないだろうが、いつ戻ってくるとも限らん」
「・・・・・・・・・」
「そこの茂みに椿が置いてある。丸腰よりはマシだろう」
「・・・・・・・・・」
「ようかん?聞いているか?」
 足跡をトレースできるということは――
 赤靴がその前に立ち寄った場所もいずれ割り出される――
「・・・・・・むつべ・・・話がある」
「しぐるどの敵討ちなら却下だ。わざわざ地の利を放棄して――」
「いや、そうじゃない。
 ・・・・・・実は・・・」
「それも却下だ。今はな」
「むつべ!聞いて――」
「まずは死者を弔ってやらねばならんだろう」
 すぅ、とむつべが姿を現す。
「生者の事はその後だ。手伝え」


飯綱=むつべ 白百合、沖縄行き航空チケット獲得
ようかんマン 椿獲得
(赤靴@>>271 前転モズ、罪人殺獲得)

315 名前: 補足 投稿日: 2004/05/01(土) 15:11
飯綱=むつべ 椿譲渡

316 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 16:38
なんか妙にむつべかっこいいよね

317 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 16:56
>>312
冷静じゃない奴が増えるのは、場が動くという意味で期待したい

318 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 17:33
その頃、YUKI社員 青六は本部で自分が使う得物を選ぶために地下倉庫に入った。
ここには奈良とONZKのコンビに渡された得物も保管されていたのだ。

青六「さてと、どれにしますか・・・」
   「ガダマーの宝珠、ミ・ゴウの玉串、紅鋼怨獄丸、鬼十字・四法印・・・どれも参加者には渡されていない特別な物・・・」
   「しかし、紅鋼怨獄丸は他のとは違う・・・刀に呑まれればたちまち鬼となるか」
   「・・・ここは我旺の鬼十字・四法印にしますか」

   だが、青六が鬼十字・四法印を取ろうとしたとき、足元にあった王虎の石柱に気がつかずに、コケた。
   その拍子に、隣にあった紅鋼怨獄丸を手にとってしまった。

319 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 22:20
展開期待sage!w

320 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/01(土) 22:44
KAD死ぬの早すぎ

321 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 00:03
「ん?なんや、新しく参加した奴がおるんか。」
そういってばんちょはシクルゥを見た。
「とするとこのシクルゥはKADのやったって訳か。KADも若いのに可愛そうに…って言っても俺KADの事よく覚えとらんしな…」
と一人で呟いていた。
シクルゥはママハハとジャレ合っている。
その光景を見てばんちょはこう言った。
「平和だなぁ。」

322 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 00:26
ばんちょがシクルゥを撫でながらこう言う。
「お前はKADが主人だったのか?なら代わりに俺が主人になったる。KADもそれを望んでるんとちゃうか?あいつが知ってるん俺とえもん。位やし。えもん。よりは俺の方がしっかりしてるしな。」
そう言うとシクルゥはばんちょを無理矢理背中に乗せ走りだした。
「どこ行くんだ!?」
と言う声が聞こえたが、シクルゥは止まらず走っていく。
そしていつの間にか追加組が呼ばれた部屋の前にいた。建物の前には見たことのある顔が倒れていたが、シクルゥが構わず走って行ったので気にしなかった。
部屋の中に入ってみると…

323 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 00:37
死体が一つ。見たことのない顔だった。
シクルゥはその死体に唸っている。
その死体の近くに銃が落ちてあった。
「おぉ、俺ってホントラッキーだな。」
とその銃を拾い上げた瞬間、
「あれ、ばんちょさんじゃありませんか。」
振り向くとそこにはYUKI社員がいた。
「ここは立入禁止ですよ。勝手に入られては困ります。」
ばんちょは
「それは悪かったな。んじゃ元んとこに戻らせてもらうわ。」
と言いながらその場を立ち去ろうとした瞬間、YUKI社員が剣を抜き、
「このまま逃がすと思ってますか?」と言う。

324 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 00:47
(マズイ、こっちには良い武器が…)
ばんちょは焦っていた。
(どうせここにある死体もこいつがやったのだろう。銃があっても勝てないと言う事か…)
しかし、このままで立ち下がるばんちょではない。
シクルゥに乗って相手に向かっていく。
「ふ、あなた程の力を持つ人がデタラメに突進とは…」
とガード体勢に入る。
しかしばんちょはそのまま通り過ぎていく。
「しまった!?」
唯一擦り抜けできる技であるが、あまり使われていないことに忘れていたのである。
そのままばんちょは逃げて…
「お前は…そうか…そういうことだったのか。」
と。

325 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 00:50
もといた所に戻って来たばんちょは、ほくそ笑んだ。
勝負の神は俺の味方についたと確信したのである。

ばんちょ 銃Get

326 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 00:57
> ヽ|・∀・|ノ 我の冥福を祈れ
ワロタ

327 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 08:52
ばんちょとKADの関係は何?
てかばんちょはKAD知ってるの?

328 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 09:19
それより、青六って誰なんですか。

329 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 10:48
ばんちょを斬り損ねたUKI社員 青六は(まあ、いいだろう)と思った。
(紅鋼怨獄丸の試し切りはばんちょでもなくてもできる・・・)
「それに他の武器も試し切りもしたいしな」
青六は結局、4つの武器の持ち出していた。
「防御不可の銃を持っていかれたのはやっかいだが、なにせ三九六の銃だから、怒ってないと弾は出ない」
青六は悠々と歩進めた。

330 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 15:34
だから青六って誰よ。

331 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 20:15
>>327
ばんちょとKADは面識あるよ
スレをよんでみ

332 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 22:14
「うぉぉおぉおおお〜!!!」
とれとれえもん。は叫びながら走っていた。
これだけ叫んでいながらも誰にも見つからないとは…
ある意味可愛そうである。
しかし爆進中のえもん。の前に大きな穴があった。
「ん?なんやねんこれ?」
えもん。は中を覗き込むと見たことのない人が倒れている。
「うわわわわわ…また死体だ…」

実はこの穴はプチ天使が落ちた穴だった。
彼はかろうじて生きていたのだ。
しかし、それをえもん。は勝手に死体だと解釈した。
そして、「かわいそうだから墓でも立ててやるか…それくらいしか俺にはできないやろうし。」
そう言って穴に土をいれふさぎ始めた。
途中でグフッという音が聞こえた気もしたが気にせず埋めてしまった。
「南無さん。成仏してくれよ、ほんまに。」
と言って、穴だった場所に木の枝を刺した。

「よぉし、次は南だ!!南に向かうぞ!!」
と言いつつやはり北に向かって走り出した。

プチ天使、とれとれえもん。によって生き埋め。まぁ死亡として扱う。

333 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/02(日) 22:17
ひどいなw
特別参加者全滅&333age

334 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/03(月) 10:24
とれとれさん・・イイ。

335 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/03(月) 10:48
>>334
え、これ良いの?
ひどすぎだろw
しかしこのスレも寂れたな。

336 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/03(月) 15:48
闘劇前だしな

337 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/04(火) 00:01
話がつながってないぞ。
爆走中のとれとれはひでと合流してるはずなのに合流前に戻ってる。
これってアリなのか?

338 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/04(火) 00:13
流れ無視もまた無視で

339 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/04(火) 02:25
爆走→死体埋める→再び爆走→ひでと合流ってことでいいんじゃね?
あと、とれとれがガイラの影響受けてるからか、死体を弔うのにちょっと感心。

340 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/04(火) 04:51
時空列がめちゃくちゃ。
とれとれとひでが出会ったのは初日、プチ天使が登場したのが二日目。
最低限その辺りは守ろうぜ。

341 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/04(火) 08:40
誰かまとめてくれ

342 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/05(水) 21:21
ウチヤマ死んでる・・(´・ω・`)

343 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/05(水) 23:30
でぐちがいない(´・ω・`)

344 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/06(木) 12:34
とりあえずひでの運命は決まったな(・∀・)

345 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/08(土) 02:30
 その頃でぐちは、出場者の大多数が欠席という前代未聞の状況の中、優勝を飾っていた。
「こんなんで勝ってもなぁ・・・空しさしか残らん」
 当日予選に殺到した他ゲープレイヤーの慶寅は、彼の正確無比な反撃に、成すすべもなく沈められていった。
 うつろに笑いながら、片手でトロフィーを弄ぶ。
「・・・・しかし」
 その表面の笑みも消える。
「皆、どこへ行ってしまったんだろう・・・・・・」


どれみふぁでぐち ウチヤマ他が不在のため闘劇優勝

346 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/08(土) 02:33
ワロタw

347 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/08(土) 03:33
>>345
そこで
「おまえら(ry」
ですよ。

348 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/10(月) 00:38
KAD岡山で優勝

349 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/10(月) 11:33
そうですか

350 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/10(月) 13:38
そうですね

351 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/10(月) 20:48
┃            ....┃
┠┬┐┌┬┬┬┬┐  ┃      ┏ NEXT ┓
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┐┃       ┃  __  ┃ 
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃       ┃ヽ|・∀・|ノ┃
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃..      ┃ |__| ┃
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃      ┃  | |  ┃
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃       ┗━━━━┛
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃   
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃      これは無いだろ
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃         Λ_Λ . . . .: : : 
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃        /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . :: 
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃       / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .::
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃       / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . 
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┤┃  ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄
┗┷┷┷┷┷┷┷┷┷┛

352 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/12(水) 10:22
・・・・・・・・・

353 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/12(水) 23:06
つーかストーリーどーなってんの?

354 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/13(木) 13:20
もう飽きたんじゃないの?

355 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/14(金) 00:08
保守あげ

356 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/16(日) 21:08
保守age
てか最初からするか?
今度は闘劇結果を元に。

357 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/16(日) 22:53
このスレ良かったのでやり直すなら。

1 生めそ (腐れ外道) : 
2 ヨウ (徳川 慶寅)   :
3 へたれ浪漫侍(覇王丸)  :            
4 ATC(レラ)        : シクルゥ
5 時の扉(水邪)       :    
6 黒澤 ※当日枠       : 
7 よんすん(千両 狂死郎)  : 世話女房       
8 プーロ         :
9 ナデシコ (徳川 慶寅)  :       
10 H(徳川 慶寅)       :     
11 にょろ (水邪)      :     
12 陳彦        :
13 毒アンテナ(雲飛)   :            
14 川原 繰上げ    :        
15 ドン・ばんちょ (徳川 慶寅) :  パピー          
16 FAG (半蔵)     :
17 クロダ(徳川 慶寅)   :    
18 麦わら(徳川 慶寅)   :       
19 どれみふぁでぐち (シャルロット) :                 
20 ドン・だもぽ(覇王丸)  :   名刀・河豚毒     
21 トビ (ガルフォード)  :            
22 キース (外道)       :      
23 ドラもん (徳川 慶寅) :               
24 ジョニー (徳川 慶寅)  :            
25 神邪 ※繰上げ       :   
26 マーク (雲飛)       :     
27 ドン・山@奈良       :      
28 如月  ※当日枠      :
29 ジョウ (徳川 慶寅)   :    
30                
31 DRN-ダラン- (羅刹丸)  :      
32 Dune (雲飛)     :
33 うめちん (幻十郎)   :
34 猪鹿課長 (幻十郎)    :    
35 まったりうるお (腐れ外道) :              
36 ウチヤマ (水邪)    :   屡堵羅の環
37 ちゃーりーO2 (リムルル) :               
38 ZEL ※繰上げ        :   
39 たろう (徳川 慶寅)   :       
40 あぷあぷ (レラ)     : 
41 塩澤 (緋雨 閑丸)    :  大祓禍神閑丸  場合によっては朱雀?  
42 ウォーズ ※当日枠    :          
43 シン (半蔵)       :      
44 谷 (徳川 慶寅)     :    
45 釦 ボタン       :   
46 文具売場 (幻十郎)    :        
47 神無月みちる (ミナ)  :        
48 カイヌマ (シャルロット) :     
49 トモノ (雲飛)   :  天閃燕巧
50 わたくん (徳川 慶寅) :     
51 NEO ※繰上げ       :   
52 ごろたん (水邪)     :    
53 JEO (外道)       : 剥き出しの骨
54 トレトレエモン。 (ガイラ) :           
55 顧駿         :
56 ミニット (雲飛)   :
57 飯綱=むつべ (ミナ)   :  鎮聖八浄
58 ひで (閑丸)      :
59 ギムネま! ※当日枠   :
60 ドン・サイケM (首斬り破沙羅): 罪人殺    
61 R-MOON (レラ)     :
62 utero (風間 蒼月)    :  青龍  
63 令 (徳川 慶寅)    : 

個人的に出て欲しい枠
KAD しぐるど はやし

とりあえず7本刀を誰に任せるか。
陳彦、ジョウ、令が上位3寅。割と評判のいい令氏に撫子がいいかと。
補完よろ。

358 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/16(日) 23:11
↑に書かれている人全員参加で話を進めて行こう。
個人的には壱氏もいれて、なりきりスレでのKAD氏VS壱氏が気になるんで。手を組ませてみても面白そうだし。

359 名前: 357 投稿日: 2004/05/16(日) 23:22
とりあえず前の参加者中からの追加は抜粋の方がほうがいいと思うので意見募集。
意見がまとまったあたりで始めませう。

360 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 03:27
345までの分は終わり?
つーか、前のが中途半端で終わったら
今度も中途半端で終わりそう。

361 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 07:59
ジャンプの打ち切りみたいなのでいいから
誰かオチをつけて欲しいね。

362 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 12:27
とれとれえもんが地震丸で島を破壊…
全員死亡

363 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 12:59
素手リセット

364 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 13:14
十兵衛使いいねえー

365 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 14:43
そこでアイヌリセットですよ

366 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 15:33
ばんちょが銃撃ちまくって全員射殺で船奪ってシクルゥとともに脱出END

367 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 16:02
キングクリムゾン発動でいきなり後日談。
勝者はようかんマン。

368 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 20:05
345 の続き

青六:「くく、さて、次はどうしてくれようか……」

狭い部屋の中で、モニターを前に青六はほくそ笑んでいた。

ギィ…

あまりの熱中ぶりに、背後の扉が開いたのも気付かなかった。

上司:「青六君、何してるんだい?」

慌てて振り向く青六。素早く手はモニターの電源に伸びる。
しかしモニターを覗き込みながら、上司の手が青六を掴んだ。

上司:「あ〜、システムは悪くないけど、設定が中途半端だね。
    これは駄目だわ」

萎縮してしまい、何も言い出せない青六。

上司:「でもまぁ、発送としては面白いから、ちゃんと設定やり直して
    再起動してみたらどうだい? 今回のプレイデータは消しちゃってさ」

青六:「えっ?」

問答無用で電源を切られると思っていた青六は呆気に取られていた。
モニターの前で固まる青六を前に上司の手が伸び、キーボードを叩いた。

new game ?

OK←
NO

カチッ

上司:「さあ、面白い作品を作ってくれよ」

そう言って立ち去る上司を、青六はただただ無言で見送るだけだった。

369 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 20:33
もしこのままやり直すなら、今度はルールをきちんと作って欲しいな。
また他ゲー乱入で支離滅裂になるとかは願い下げ。
それとできれば出てくると同時に死んでるキャラも減らして欲しい。

370 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 21:36
とりあえず闘劇をベース(つまり最初は生めそvsヨウ)にするかバラバラでいくか決めよう。
闘劇だと幅が出ない気がするけど。

基本ルール
・蘇生不可(重要)
・他ゲー禁止(重要)
・〜使い、という理由で〜の技は使えない。武器効果。
・特に意味の無いような死に方はさせない。

371 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 22:15
闘劇ベースだと、優勝者までわかってて面白くないし、バラバラに一票。

あと、最初の投げナイフで死ぬ役にKADorはやしキボンヌ

372 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 22:49
炎邪使いがいない…(´・ω・`)

373 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 22:52
>>371
ぇ、KADは壱と合わせてほしいんだが…
まぁそれは職人さんに任せよう。
てなわけでやり直しに決定?

374 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 23:19
>>372
最初の50人に追加ってことだからだいず氏とかいるんじゃない?

375 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/17(月) 23:34
っていうか


もうやんなくていいよ

376 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 01:42
KADと壱のレラヲタ対決は今現在考えれる対戦の中で至高の極みだな・・・
ネタ氏 お宅度 なりきり度 の三絡みが巧妙に絡み合うトライアングル
これまじで実現しないかなぁ 究極VS至高だよ まじ

377 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 02:04
なにが気になるって>>357のリストの30の空欄。
これなら64まで作ってどこかから二人追加してもいいのでは?
それとこの時期だから無印でやるかSPでやるかも決めたほうがいいかも。



俺もバラバラに一票。

378 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 02:38
クソスレ上げんな

379 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 04:32
>>378
お前は一つの物事を最後までやり遂げた事があるか?
ヴォケ!!

380 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 11:14
>>376
死んでください…

381 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 11:43
俺も正直終わりで良い。
もうやめとこうぜ。

382 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 16:01
つか、興味の無い谷津はスレから去ればいいだけの事。

383 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 16:10
人の名前勝手に使うスレッドだから興味ないとかそれ以前の問題だろ。

まじで気分悪いから。

384 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 17:03
禿胴。
勝手に出されて勝手に惨殺された日にゃ、目覚めが悪くて仕方ない。

385 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 17:22
おまえら心が狭いな 何ムキになってんの?
たかがゲームで  おき楽に小説書こうぜ

386 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 17:29
じゃあ間を取って名無しでやろう。出てくる奴全部名無しねwwwwwwwwwwwwwwwwww

387 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 17:46
サムスピキャラでやれば
なんで俺が殺されにゃならんねん

388 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 23:29
そういうセリフは自分の名前を書いてからにして下さい。
どうせ無名の香具師が粋がってるだけだろうけど

389 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/18(火) 23:55
こういうのって最初だけですよね…

390 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/19(水) 00:06
>>388
叩かれるから嫌ですよ( ^,_ゝ^)ニコッ

391 名前:(ReraXLYE) 投稿日: 2004/05/19(水) 00:21
参戦するのは構わないけど、

俺 ネ タ し か な い で す よ ?

392 名前: KAD (KsDuZC0Q) 投稿日: 2004/05/19(水) 01:43
俺も壱氏と同じです。
前回もそうだったし…

393 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/19(水) 06:16
そもそもここはネタスレなわけで。

394 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/19(水) 18:54
>>391-392
お前ら実は仲いいだろ?

395 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/19(水) 21:59
ばんちょは一話で殺そうよ

396 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/19(水) 23:18
と思ったら実は黒幕で最終話で復活。 >ぱんちょ

397 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/20(木) 19:37
さぁいまこそ盛り上げようではないか!!

398 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/20(木) 22:31
無理

399 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/21(金) 01:18
オープニングで

Don Bancho is dead...

からはじまるのな。
んでラスボスが生きていたばんちょ。

400 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/21(金) 19:42
アイ ウィルビー バック

401 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/23(日) 04:13
ククク おまいらが何故2Dゲームにはまってしまうのか?


所詮 上司のいいなり、心の中じゃ罵詈雑言 毎日同じことの延長
無気力・非生産・自堕落
どうしてそうなのか?
ずばり言おう おまいらは大金を手にした事がないからだ
金を掴んでないから毎日がリアルじゃねんだよ
届かないゴールにうんざりしてるんだ
毎日色々な物を「見」はするだろうが 全部ショーウィンドウの向こう側だ
おまいらには届かない・・・その買えないストレスがおまいらから覇気を吸い取る

人生変えろ!! 勝て!! 勝って変えてみせろ

402 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/23(日) 09:58
見事なまでに最初の一文とそれ以降の文章との繋がりが皆無だw

403 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/05/30(日) 16:34
一日一埋め

404 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/12(土) 04:25


405 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/12(土) 12:39
膿め

406 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/12(土) 12:56
一日一埋めじゃ再来年までかかるぞ

407 名前: (spcRYDIA) 投稿日: 2004/06/12(土) 15:03
じゃあ埋めついでにここでtest

408 名前: (spcRYDIA) 投稿日: 2004/06/12(土) 15:04
おk
やっぱこれか

409 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/14(月) 00:10
ume

410 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/15(火) 22:49
ume

411 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/17(木) 20:17
埋め

412 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/17(木) 20:23
熟め

413 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/17(木) 21:23
このスレ、まだ半分以上残ってるのに埋めきれるのか?
できるもんなら再利用ネタがあるといいんだが

414 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/18(金) 15:02
鵜目

415 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/06/30(水) 21:43
埋め

416 名前: (NsnY2XD2) 投稿日: 2004/07/02(金) 18:50
うめー

417 名前: (UNWcHcks) 投稿日: 2004/07/02(金) 18:52
ほう、こうなるのか。

418 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/07/13(火) 02:26
うめ

419 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/07/17(土) 23:09
埋め

420 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/07/18(日) 18:47
埋め

421 名前: 名無し侍 投稿日: 2004/07/19(月) 16:43



422 名前: 黒子@管理人 投稿日: 2004/08/03(火) 04:28
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